JP7319445B1 - 飲料、及び飲料の塩味を改善する方法 - Google Patents

飲料、及び飲料の塩味を改善する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナトリウムとアラニンとを含む飲料であって、アラニンによる塩味の増強効果が抑制された飲料を提供する。【解決手段】ナトリウムと、アラニンと、グリシンと、を含む飲料であって、前記ナトリウムの含有量が25~120mg/100mLであり、前記アラニンの含有量が25~180mg/100mLであり、前記グリシンの含有量が12~200mg/100mLである、前記飲料。【選択図】 なし

Description

特許法第30条第2項適用 2022年10月20日にhttps://confit.atlas.jp/guide/event/jsaas2022/proceedings/listにて公開
本発明は、新規な飲料、及び飲料の塩味を改善する方法に関する。
近年、夏場の熱中症対策、冬場の風邪予防や乾燥対策、スポーツ時における脱水症状の予防等、年間を通して水分補給の重要性が広く認識されている。水分補給を期待する飲料としては、ナトリウムを含むものが多く存在している。
一方、アミノ酸の一種であるアラニンは、様々な栄養機能を有し、人体において脳や筋肉に送られるエネルギーである糖の材料となるほか、肝臓の保護、アルコールの代謝等にも役立つことが知られている。
そこで、アラニンの栄養機能を付加することを目的として、水分補給を期待する飲料に、さらにアラニンを添加した飲料のニーズが存在している。しかしながら、アラニンだけでなく、グリシンやグルタミン酸等のアミノ酸は、塩味増強効果を有することが知られている(特許文献1)。
特開2019-62778号公報
水分補給と栄養機能を期待して、ナトリウムを含む飲料にアラニンを添加した場合、塩味が増強されるだけでなく、飲みにくさが現れることがわかった。
本発明は、ナトリウムとアラニンとを含む飲料であって、アラニンによる塩味の増強効果が抑制された飲料を提供することを課題とする。かかる課題のもと、本発明者らが鋭意検討した結果、ナトリウムとアラニンとを含む飲料について、さらにグリシンを所定量含有させることで、アラニンによる塩味の増強効果を抑制でき、また、飲みやすさが向上することを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、ナトリウムとアラニンとを含む飲料であって、アラニンによる塩味の増強効果が抑制され、飲みやすい飲料を提供する。また、本発明は、飲料の塩味を改善する方法を提供する。
本発明によれば、以下の飲料等を提供できる。
1.ナトリウムと、アラニンと、グリシンと、を含む飲料であって、
前記ナトリウムの含有量が25~120mg/100mLであり、
前記アラニンの含有量が25~180mg/100mLであり、
前記グリシンの含有量が12~200mg/100mLである、前記飲料。
2.前記ナトリウムの含有量と、前記アラニンの含有量とが、下記式(1)を満たす、1記載の飲料。
0.50≦[前記アラニンの含有量]/[前記ナトリウムの含有量]≦10.0・・・(1)
3.前記ナトリウムの含有量と、前記グリシンの含有量とが、下記式(2)を満たす、1又は2記載の飲料。
0.20≦[前記グリシンの含有量]/[前記ナトリウムの含有量]≦6.0・・・(2)
4.前記アラニンの含有量と、前記グリシンの含有量とが、下記式(3)を満たす、1~3のいずれか記載の飲料。
0.20≦[前記グリシンの含有量]/[前記アラニンの含有量]≦2.5・・・(3)
5.前記ナトリウムが、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、二硫化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギニン酸ナトリウム、グルコヘプタン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、カゼインナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、及びその混合物からなる群より選択される1以上の形態で含まれている、1~4のいずれか記載の飲料。
6.水分補給に適したものである、1~5のいずれか記載の飲料。
7.容器詰め飲料である、1~6のいずれか記載の飲料。
8.ナトリウムと、アラニンと、を含む飲料に、グリシンを含有させる、飲料の塩味を改善する方法。
本発明によれば、ナトリウムとアラニンとを含む飲料であって、アラニンによる塩味の増強効果が抑制され、飲みやすい飲料を提供することができる。また、本発明によれば、飲料の塩味を改善する方法を提供することができる。
以下、本発明の飲料等の実施形態について説明する。
本明細書中において、一の特徴についての好ましい態様を、他の一又はそれより多い特徴の好ましい態様と任意に組み合わせることができる。
また、本明細書中において、数値範囲を示す「X~Y」の記載は、「X以上、Y以下」であることを意味し、各パラメータについて、下限値と上限値を任意に組み合わせて数値範囲とすることができる。
[飲料]
本発明の一態様に係る飲料(以下、本発明の飲料ともいう。)は、ナトリウムと、アラニンと、グリシンと、を含む飲料であって、ナトリウムの含有量が25~120mg/100mLであり、アラニンの含有量が25~180mg/100mLであり、グリシンの含有量が12~200mg/100mLである。
本発明の飲料は、上記の構成とすることにより、ナトリウムによる水分補給と、アラニンによる栄養機能とを共に期待でき、さらにアラニンによる塩味の増強効果が抑制され、飲みやすい飲料とすることができる。
(ナトリウム)
本発明の飲料は、ナトリウムを含む。ナトリウムは、生体内において、水分を保持しながら細胞外液量や循環血液の量を維持し、血圧を調節している。効果的に体内に水分補給するには、一定量のナトリウムイオンを摂取するとよいことが知られており、特に熱中症対策等に有効である。
ナトリウムは、遊離のナトリウムイオンであっても、飲料分野で一般的に使用される塩の形態であってもよい。これらは一種又は二種以上を用いることができる。
ナトリウムは、例えば、ナトリウム塩の形態で飲料に添加することができる。
ナトリウム塩としては、飲用可能なナトリウム塩であれば特に限定されないが、例えば、塩化物、水酸化物、リンゴ酸との塩、クエン酸との塩、リン酸との塩、炭酸との塩、硫化物、重炭酸との塩、アルギン酸との塩、アルギニン酸との塩、グルコヘプタン酸との塩、グルコン酸との塩、グルタミン酸との塩、酒石酸との塩、アスパラギン酸との塩、乳酸との塩、カゼインとの塩、アスコルビン酸との塩、安息香酸との塩等が挙げられる。これらは一種又は二種以上を用いることができる。
塩化物としては、例えば塩化ナトリウムが挙げられる。
クエン酸との塩としては、クエン酸二ナトリウム、クエン酸三ナトリウム等が挙げられる。
ナトリウムは、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、二硫化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギニン酸ナトリウム、グルコヘプタン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、カゼインナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、及びその混合物からなる群より選択される1以上の形態で含まれていることが好ましく、塩化ナトリウム又はクエン酸三ナトリウムの形態で含まれることがより好ましい。ナトリウムが2以上の形態で含まれる場合、ナトリウムの含有量は、それらの合計を意味する。
本発明の飲料は、飲料全体を基準として、ナトリウムの含有量が25~120mg/100mLである。これにより、飲料を摂取した場合に効果的な水分補給を期待することができる。
ナトリウムの含有量は、飲料全体を基準として、下限値は、例えば、26mg/100mL、28mg/100mL、30mg/100mL、32mg/100mL等であってもよく、上限値は、例えば、118mg/100mL、115mg/100mL、112mg/100mL、110mg/100mL、108mg/100mL等であってもよい。
ナトリウムの含有量の範囲は、飲料全体を基準として、例えば、26~118mg/100mL、28~115mg/100mL、30~112mg/100mL、32~110mg/100mL、32~108mg/100mL等であってもよい。
ナトリウムの含有量は、原子吸光光度計を用いて分析することができる。また、ナトリウム塩として配合した場合には、ナトリウム元素の含有量として算出することができる。
(アラニン)
本発明の飲料は、アラニンを含む。本明細書において、アラニンとは、食品添加物として使用が認められているDL-アラニン又はL-アラニンをいう。アラニンは、遊離のアラニンであっても、飲料分野で一般的に使用される塩の形態(ナトリウム塩、カリウム塩等)であってもよい。これらは一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の飲料は、飲料全体を基準として、アラニンの含有量が25~180mg/100mLである。これにより、飲料を摂取した場合にアラニンの栄養機能を期待することができる。
アラニンの含有量は、飲料全体を基準として、下限値は、例えば、26mg/100mL、28mg/100mL、30mg/100mL等であってもよく、上限値は、例えば、170mg/100mL、160mg/100mL、155mg/100mL等であってもよい。
アラニンの含有量の範囲は、飲料全体を基準として、例えば、26~170mg/100mL、28~160mg/100mL、30~155mg/100mL等であってもよい。
アラニンの含有量は、アミノ酸分析計により分析することができる。
(グリシン)
本発明の飲料は、グリシンを含む。グリシンは、遊離のグリシンであっても、飲料分野で一般的に使用される塩の形態(ナトリウム塩、カリウム塩等)であってもよい。これらは一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の飲料は、飲料全体を基準として、グリシンの含有量が12~200mg/100mLである。これにより、アラニンによる塩味の増強効果を抑制することができ、ナトリウムとアラニンを含む飲料の飲みやすさを向上することができる。
グリシンの含有量は、飲料全体を基準として、下限値は、例えば、15mg/100mL、18mg/100mL、20mg/100mL等であってもよく、上限値は、例えば、180mg/100mL、170mg/100mL、160mg/100mL、150mg/100mL、140mg/100mL、130mg/100mL、120mg/100mL、110mg/100mL、100mg/100mL等であってもよい。
グリシンの含有量の範囲は、飲料全体を基準として、例えば、15~180mg/100mL、18~170mg/100mL、20~160mg/100mL等であってもよい。
グリシンの含有量は、アミノ酸分析計により分析することができる。
(ナトリウムとアラニンの含有量比)
一実施形態において、本発明の飲料は、ナトリウムの含有量と、アラニンの含有量とが、下記式(1)を満たす。
0.50≦[アラニンの含有量]/[ナトリウムの含有量]≦10.0・・・(1)
ナトリウムとアラニンの含有量比([アラニンの含有量]/[ナトリウムの含有量])は、下限値は、例えば、0.50、0.55、0.60、0.65等であってもよく、上限値は、例えば、10.0、8.5、7.5、6.5、5.5、4.5、4.0、3.5等であってもよい。
ナトリウムとアラニンの含有量比は、例えば、0.50以上8.5以下、0.55以上7.5以下、0.55以上6.5以下、0.60以上5.5以下、0.60以上4.5以下、0.65以上4.0以下、0.65以上3.5以下等であってもよい。
(ナトリウムとグリシンの含有量比)
一実施形態において、本発明の飲料は、ナトリウムの含有量と、グリシンの含有量とが、下記式(2)を満たす。
0.20≦[グリシンの含有量]/[ナトリウムの含有量]≦6.0・・・(2)
ナトリウムとグリシンの含有量比([グリシンの含有量]/[ナトリウムの含有量])は、下限値は、例えば、0.20、0.23、0.25、0.28、0.30、0.33、0.35、0.40等であってもよく、上限値は、例えば、6.0、5.8、5.5、5.3、5.0、4.5、4.0等であってもよい。
ナトリウムとグリシンの含有量比は、例えば、0.20以上5.8以下、0.23以上5.5以下、0.25以上5.5以下、0.28以上5.3以下、0.30以上5.3以下、0.33以上5.0以下、0.35以上4.5以下等であってもよい。
(アラニンとグリシンの含有量比)
一実施形態において、本発明の飲料は、アラニンの含有量と、グリシンの含有量とが、下記式(3)を満たす。
0.20≦[グリシンの含有量]/[アラニンの含有量]≦3.5・・・(3)
アラニンとグリシンの含有量比([グリシンの含有量]/[アラニンの含有量])は、下限値は、例えば、0.10、0.12、0.15、0.18、0.20、0.22、0.25、0.30等であってもよく、上限値は、例えば、5.0、4.5、4.2、4.0、3.8、3.5、3.2、3.0、2.8、2.5、2.2、2.0等であってもよい。
アラニンとグリシンの含有量比は、例えば、0.10以上5.0以下、0.12以上4.5以下、0.15以上4.2以下、0.18以上4.0以下、0.20以上3.8以下、0.20以上3.5以下、0.20以上3.0以下、0.22以上2.8以下、0.25以上2.5以下、0.30以上2.0以下等であってもよい。
(その他の成分)
本発明の飲料は、本発明の効果を損なわないことを条件として、以上説明した成分のほか、飲料に常用される成分を任意に含んでいてもよい。飲料に常用される任意成分としては、酸化防止剤、乳化剤、保存料、pH調整剤、品質安定剤、香料、色素、エステル、有機酸及びその塩類、無機酸及びその塩類、調味料、甘味料、酸味料、ガム、油、ビタミン、アミノ酸、果汁、果物エキス、野菜エキス、花エキス、糖類、乳、茶、茶エキス等が挙げられる。これらの任意成分は、一種を含んでいてもよく、二種以上を含んでいてもよい。
本発明の飲料は、水分補給に適したものであることが好ましい。水分補給に適したものとしては、例えば、ハイポトニック飲料、アイソトニック飲料等が挙げられるが、水分補給を期待することができる飲料であればこれらに限定されない。
本発明の飲料は、炭酸飲料であってもよく、非炭酸飲料であってもよい。
炭酸飲料としては、強化(enhanced)発泡性飲料、コーラ、レモン-ライムフレーバーの発泡性飲料、オレンジフレーバーの発泡性飲料、グレープフレーバーの発泡性飲料、イチゴフレーバーの発泡性飲料、パイナップルフレーバーの発泡性飲料、ジンジャーエール、ソフトドリンク、及びルートビア等が挙げられるが、これらに限定されない。
非炭酸飲料としては、果実ジュース、果実フレーバーのジュース、ジュース飲料、ネクター、野菜ジュース、野菜フレーバーのジュース、スポーツドリンク、エネルギードリンク、強化飲料水、ビタミン強化水、ニアウォーター飲料(例えば、天然又は合成香味料を含む水)、ココナッツ水、茶タイプの飲料(例えば、紅茶、緑茶、ウーロン茶、白茶、黄茶、黒茶、花茶、茶外茶(例えば、麦茶、ルイボス茶、ハーブティ))、コーヒー、ココアドリンク、乳成分を含有する飲料(例えば、乳飲料、乳成分を含有するコーヒー、カフェオレ、ミルクティ、フルーツミルク飲料)、穀類抽出物を含有する飲料、スムージー、ゼリー飲料、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の飲料は、容器に充填した形態、すなわち容器詰め飲料であってもよい。
本発明において、容器は、透明であってもよく、半透明であってもよく、不透明であってもよい。充填される容量は特に限定されない。
容器の具体例としては、これらに限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)容器(例えば、ペットボトル等)、缶、アルミパウチ、紙容器、プラスチックカップ、ビン等が挙げられ、好ましくは、PET容器である。
[飲料の塩味を改善する方法]
本発明の一態様に係る飲料の塩味を改善する方法は、ナトリウムと、アラニンと、を含む飲料に、グリシンを含有させることを特徴とする。ナトリウム、アラニン、グリシン、及びこれらの含有量については、本発明の飲料について説明した特徴を適用できる。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例で用いた各原料は以下の通りである。
・グリシン:昭和電工株式会社製
・アラニン:株式会社武蔵野化学研究所製「DL-アラニン」
・ロイシン、イソロイシン、バリン:味の素株式会社製
・果糖ブドウ糖液糖:加藤化学株式会社製
・香料(グレープフレーバー、グレープフルーツフレーバー、レモンフレーバー):ジボダンジャパン株式会社製
・乳化香料:三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製
・焙煎大麦、ブレンド茶原料:株式会社小谷穀粉製
なお、塩化ナトリウム(塩化Na)、クエン酸三ナトリウム(クエン酸Na)、塩化カリウム、乳酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、スクラロース、アセスルファムカリウム、ブドウ果皮色素、食塩、カラメルは、商業的に入手可能な一般的なものを使用した。水としては、RO水を使用した。
・比較例1~8
[試験用飲料の調製]
表1に示す組成で4種の水溶液(A1液、B1液、C1液、及びD1液)をそれぞれ調製した。これら4種の水溶液を表2に示す組成にしたがって混合して、試験用飲料を調製した。
Figure 0007319445000001
[官能評価]
調製した試験用飲料を、3名の熟練したパネラーにて、「塩味の強さ」について官能評価を行った。「塩味の強さ」は0~6点の範囲で、1点刻みで7段階にて点数を付け、3名の平均点の小数点以下1桁目を四捨五入して算出した。
官能評価に際しては、評点を1点上げ下げするにはどの程度「塩味の強さ」が変化すればよいのかをパネラー間で共通になるようにした。
結果を表2に示す。
Figure 0007319445000002
表2からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンの含有量が多いほど、塩味が増強された。
・比較例9~15
表3に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例1とともに表3に示す。
Figure 0007319445000003
表3からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、グリシンの含有量が多いほど、塩味が増強された。
・実施例1~3
表4に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例1及び4とともに表4に示す。
Figure 0007319445000004
表4からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例4と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・実施例4~7
表5に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例1及び5とともに表5に示す。
Figure 0007319445000005
表5からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例5と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・実施例8~9
表6に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例1及び6とともに表6に示す。
Figure 0007319445000006
表6からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例6と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・実施例10~11
表7に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例1及び7とともに表7に示す。
Figure 0007319445000007
表7からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例7と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制されていた。
・比較例16~23
表8に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例1とともに表8に示す。
Figure 0007319445000008
表8からわかるように、比較例16~23では、塩味の増強が抑制されていることは確認できなかった。
・比較例24~31
[試験用飲料の調製]
表9に示す組成で4種の水溶液(A2液、B2液、C2液、及びD2液)をそれぞれ調製した。表9からわかるように、A2は水である。
Figure 0007319445000009
表10に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を表10に示す。
Figure 0007319445000010
表10からわかるように、ナトリウム含有量を増やすほど、塩味が強くなった。
・比較例32、33
表11に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例25とともに表11に示す。
Figure 0007319445000011
表11からわかるように、ナトリウム含有量が11mg/100mLである場合、アラニンを加えても塩味の強さに変化はなく、さらにグリシンを加えても塩味の強さに変化はなかった。
・比較例34、35
表12に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例26とともに表12に示す。
Figure 0007319445000012
表12からわかるように、ナトリウム含有量が22mg/100mLである場合、アラニンを加えても塩味の強さに変化はなく、さらにグリシンを加えても塩味の強さに変化はなかった。
・実施例12、比較例36
表13に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例27とともに表13に示す。
Figure 0007319445000013
表13からわかるように、ナトリウム含有量が32mg/100mLである場合、アラニンを100mg/100mL含む比較例36は、アラニンを含まない比較例27と比較して、塩味が増強された。
これに対して、アラニンを100mg/100mL、グリシンを75mg/100mL含む実施例12は、比較例36と比較して、塩味の増強が抑制された。
・実施例13、比較例37
表14に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例28とともに表14に示す。
Figure 0007319445000014
表14からわかるように、ナトリウム含有量が54mg/100mLである場合、アラニンを100mg/100mL含む比較例37は、アラニンを含まない比較例28と比較して、塩味が増強された。
これに対して、アラニンを100mg/100mL、グリシンを75mg/100mL含む実施例13は、比較例37と比較して、塩味の増強が抑制された。
・実施例14、比較例38
表15に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例29とともに表15に示す。
Figure 0007319445000015
表15からわかるように、ナトリウム含有量が86mg/100mLである場合、アラニンを100mg/100mL含む比較例38は、アラニンを含まない比較例29と比較して、塩味が増強された。
これに対して、アラニンを100mg/100mL、グリシンを75mg/100mL含む実施例14は、比較例38と比較して、塩味の増強が抑制された。
・実施例15、比較例39
表16に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして評価した。結果を比較例30とともに表16に示す。
Figure 0007319445000016
表16からわかるように、ナトリウム含有量が108mg/100mLである場合、アラニンを100mg/100mL含む比較例39は、アラニンを含まない比較例30と比較して、塩味が増強された。
これに対して、アラニンを100mg/100mL、グリシンを75mg/100mL含む実施例15は、比較例39と比較して、塩味の増強が抑制された。
・比較例40~44、実施例16
[試験用飲料の調製]
表17に示す組成で6種の水溶液(A3液、B3液、C3液、D3液、E3液、及びF3液)をそれぞれ調製した。
Figure 0007319445000017
表18に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして塩味の強さを評価した。結果を表18に示す。
Figure 0007319445000018
表18からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンを100mg/100mL含むことにより、塩味が増強された。
アラニンに加えて、バリン、ロイシン、又はイソロイシンを20mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強は抑制されなかった。
これらに対して、アラニンに加えてグリシンを20mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・比較例45~47、実施例17
表19に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、実施例16と同様にして評価した。結果を比較例40及び41とともに表19に示す。
Figure 0007319445000019
表19からわかるように、アラニンに加えて、バリン、ロイシン、又はイソロイシンを30mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強は抑制されなかった。
これらに対して、アラニンに加えてグリシンを30mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・比較例48~50、実施例18
表20に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、実施例16と同様にして評価した。結果を比較例40及び41とともに表20に示す。
Figure 0007319445000020
表20からわかるように、アラニンに加えて、バリン、ロイシン、又はイソロイシンを50mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強は抑制されなかった。
これらに対して、アラニンに加えてグリシンを50mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・比較例51~53、実施例19
表21に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、実施例16と同様にして評価した。結果を比較例40及び41とともに表21に示す。
Figure 0007319445000021
表21からわかるように、アラニンに加えて、バリン、ロイシン、又はイソロイシンを100mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強は抑制されなかった。
これらに対して、アラニンに加えてグリシンを100mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・比較例54~56、実施例20
表22に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、実施例16と同様にして評価した。結果を比較例40及び41とともに表22に示す。
Figure 0007319445000022
表22からわかるように、アラニンに加えて、バリン、ロイシン、又はイソロイシンを150mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強は抑制されなかった。
これらに対して、アラニンに加えてグリシンを150mg/100mL含有する場合、比較例41と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制された。
・実施例101~105、比較例101~102
[試験用グレープフレーバー発泡性飲料の調製]
表23に示す組成で原料を混合した後、カーボネーターにより3.2ガスボリュームになるように炭酸ガスを溶解させ、ベース飲料A100を調製した。
Figure 0007319445000023
表24に示す組成で3種の溶液(A101液、B101液、及びC101液)をそれぞれ調製した。各溶液は、原料を混合した後、ベース飲料A100でメスアップした。
Figure 0007319445000024
表25に示す配合にしたがって、各溶液を配合し、PET容器に充填し、容器詰め試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例1と同様にして塩味の強さを評価した。また、飲みやすさを以下の通り評価した。結果を表25に示す。
[飲みやすさの官能評価]
調製した試験用飲料を、3名の専門パネラーにて、「飲みやすさ」について官能評価を行った。「飲みやすさ」は1~5点の範囲で、1点刻みで5段階にて点数を付け、3名の平均点を整数になるように四捨五入して算出した。
官能評価に際しては、評点を1点上げ下げするにはどの程度「飲みやすさ」が変化すればよいのかをパネラー間で共通になるようにした。
Figure 0007319445000025
表25からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例102と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制され、グレープフレーバーの発泡性飲料の飲みやすさが向上した。
・実施例106~111、比較例103~104
[試験用スポーツドリンクの調製]
表26に示す組成で原料を混合し、ベース飲料B100を調製した。
Figure 0007319445000026
表27に示す組成で3種の溶液(A102液、B102液、及びC102液)をそれぞれ調製した。各溶液は、原料を混合した後、ベース飲料B100でメスアップした。A102液は、ベース飲料B100である。
Figure 0007319445000027
表28に示す配合にしたがって、各溶液を配合し、PET容器に充填し、容器詰め試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例101と同様にして飲みやすさを評価した。結果を表28に示す。
Figure 0007319445000028
表28からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例104と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制され、スポーツドリンクの飲みやすさが向上した。
・実施例112~117、比較例105~106
[試験用ゼロカロリー飲料の調製]
表29に示す組成で原料を混合し、ベース飲料C100を調製した。
Figure 0007319445000029
表30に示す組成で3種の溶液(A103液、B103液、及びC103液)をそれぞれ調製した。各溶液は、原料を混合した後、ベース飲料C100でメスアップした。A103液は、ベース飲料C100である。
Figure 0007319445000030
表31に示す配合にしたがって各溶液を配合し、PET容器に充填し、容器詰め試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例101と同様にして塩味の強さ及び飲みやすさを評価した。結果を表31に示す。
Figure 0007319445000031
表31からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例106と比較してアラニンによる塩味の増強が抑制され、ゼロカロリー飲料の飲みやすさが向上した。
・実施例118~122、比較例107~108
[試験用麦茶飲料の調製]
焙煎大麦20gあたり、95℃のRO水を300g用いて、40分間抽出を行った。この抽出液をステンレスメッシュ(80メッシュ)で粗濾過した後、25℃に冷却し、ステンレスメッシュ(300メッシュ)で濾過した。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を実施し、沈殿物を取り除き、この麦茶抽出液をベース飲料D100とした。
表32に示す組成で3種の溶液(A104液、B104液、及びC104液)をそれぞれ調製した。各溶液はベース飲料D100に原料を混合した後、アスコルビン酸を300ppm添加し、重曹を添加してpH6.4に調整し、RO水で2Lにメスアップした。各液について、137℃、30秒のUHT殺菌の後、30℃に冷却し、ペットボトルに無菌環境で充填し、プラスチックキャップにて巻き締めて密封した。
Figure 0007319445000032
表33に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例101と同様にして塩味の強さ及び飲みやすさを評価した。結果を表33に示す。
Figure 0007319445000033
表33からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例108と比較して塩味が抑制され、麦茶飲料の飲みやすさが向上した。
なお、比較例107と比較例108を比較すると、アラニンによる塩味の増強効果が見られないが、これは、麦茶に含まれる多様な成分が影響を及ぼした可能性がある。そのような成分の存在下においても、グリシンによる塩味の抑制効果と飲料の飲みやすさの向上効果を確認することができた。
・実施例123~127、比較例109~110
[試験用ブレンド茶飲料の調製]
ブレンド茶原料25gあたり、85℃のRO水を375g用いて、40分間抽出を行った。この抽出液をステンレスメッシュ(80メッシュ)で粗濾過した後、25℃に冷却し、ステンレスメッシュ(300メッシュ)で濾過した。その後、3000rpm、5分間の遠心分離を実施し、沈殿物を取り除いた。このブレンド茶抽出液をベース飲料E100とした。
表34に示す組成で3種の溶液(A105液、B105液、及びC105液)をそれぞれ調製した。各溶液はベース飲料E100に原料を混合した後、アスコルビン酸を300ppm添加し、重曹を添加してpH6.4に調整し、RO水で2Lにメスアップした。各液について、137℃、30秒のUHT殺菌の後30℃に冷却し、ペットボトルに無菌環境で充填し、プラスチックキャップにて巻き締めて密封した。
Figure 0007319445000034
表35に示す配合にしたがって、試験用飲料を調製した。調製した試験用飲料について、比較例101と同様にして塩味の強さ及び飲みやすさを評価した。結果を表35に示す。
Figure 0007319445000035
表35からわかるように、ナトリウム含有量を一定とした場合、アラニンに加えてグリシンを一定量含有することにより、比較例110と比較して塩味が抑制され、ブレンド茶飲料の飲みやすさが向上した。
なお、比較例109と比較例110を比較すると、アラニンによる塩味の増強効果が見られないが、これは、ブレンド茶に含まれる多様な成分が影響を及ぼした可能性がある。そのような成分の存在下においても、グリシンによる塩味の抑制効果と飲料の飲みやすさの向上効果を確認することができた。

Claims (8)

  1. ナトリウムと、アラニンと、グリシンと、を含む飲料であって、
    前記アラニンは、DL-アラニン及びL-アラニンからなる群から選択される1以上であり、
    前記ナトリウムの含有量が25~120mg/100mLであり、
    前記アラニンの含有量が25~180mg/100mLであり、
    前記グリシンの含有量が12~200mg/100mLである、前記飲料。
  2. 前記ナトリウムの含有量と、前記アラニンの含有量とが、下記式(1)を満たす、請求項1記載の飲料。
    0.50≦[前記アラニンの含有量]/[前記ナトリウムの含有量]≦10.0・・・(1)
  3. 前記ナトリウムの含有量と、前記グリシンの含有量とが、下記式(2)を満たす、請求項1又は2記載の飲料。
    0.20≦[前記グリシンの含有量]/[前記ナトリウムの含有量]≦6.0・・・(2)
  4. 前記アラニンの含有量と、前記グリシンの含有量とが、下記式(3)を満たす、請求項1又は2記載の飲料。
    0.20≦[前記グリシンの含有量]/[前記アラニンの含有量]≦3.5・・・(3)
  5. 前記ナトリウムが、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、二硫化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギニン酸ナトリウム、グルコヘプタン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、カゼインナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、及びその混合物からなる群より選択される1以上の形態で含まれている、請求項1又は2記載の飲料。
  6. 水分補給に適したものである、請求項1又は2記載の飲料。
  7. 容器詰め飲料である、請求項1又は2記載の飲料。
  8. ナトリウムと、アラニンと、を含む飲料に、グリシンを含有させる、飲料の塩味を改善する方法であって、
    前記アラニンは、DL-アラニン及びL-アラニンからなる群から選択される1以上である、前記方法
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