JP2006174752A - ノニ含有飲料 - Google Patents
ノニ含有飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006174752A JP2006174752A JP2004370723A JP2004370723A JP2006174752A JP 2006174752 A JP2006174752 A JP 2006174752A JP 2004370723 A JP2004370723 A JP 2004370723A JP 2004370723 A JP2004370723 A JP 2004370723A JP 2006174752 A JP2006174752 A JP 2006174752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noni
- containing beverage
- morinda citrifolia
- morinda
- juice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
【課題】
ノニ果実特有の薬膳風味を適度に維持しつつ、ノニ含有飲料としての薬効感を有するノニ抽出飲料を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明のノニ含有飲料は、ノニ果汁液を希釈水で希釈したものに、糖類及びにがりを混合してなることを特徴とする。また、前記希釈水は、脱塩水を含むことで、ノニ果汁と相俟って、癌抑制、高脂血症血圧降下の顕著なノニ含有飲料となる。また、前記いずれかのノニ含有飲料として、混合する原料が天然物のみからなるものとすれば、長期間の摂取によっても安全性や安心感が高く、ノニをはじめとする原料による効能が、効率的に得られるものとなる。さらに、前記糖類は、蜂蜜のみであると、ノニの風味を変えることなく天然成分によるまろやかな甘味と相俟って飲みやすいものとなる。
ノニ果実特有の薬膳風味を適度に維持しつつ、ノニ含有飲料としての薬効感を有するノニ抽出飲料を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明のノニ含有飲料は、ノニ果汁液を希釈水で希釈したものに、糖類及びにがりを混合してなることを特徴とする。また、前記希釈水は、脱塩水を含むことで、ノニ果汁と相俟って、癌抑制、高脂血症血圧降下の顕著なノニ含有飲料となる。また、前記いずれかのノニ含有飲料として、混合する原料が天然物のみからなるものとすれば、長期間の摂取によっても安全性や安心感が高く、ノニをはじめとする原料による効能が、効率的に得られるものとなる。さらに、前記糖類は、蜂蜜のみであると、ノニの風味を変えることなく天然成分によるまろやかな甘味と相俟って飲みやすいものとなる。
Description
この発明は、ノニ(モリンダ・シトリフォリア、和名ヤエヤマアオキ)の抽出液を含有したノニ含有飲料に関する。
近年、現代人の慢性的なミネラル不足が謳われている。これは摂取食品中の植物中数値が、化学肥料の使用により減少していることに基づくと考えられる。また、不規則な生活や運動不足に基づく自然治癒力の低下によって、高血圧、高血糖、高脂肪血症といった生活習慣病が見られる。
このような栄養分不足やそれに基づく生活習慣病を改善するために、民間薬として知られているノニ(モリンダ・シトリフォリア、和名ヤエヤマアオキ)を用いた食品や飲料を摂取することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
このノニを直接摂取できるものとして従来、ノニ(ヤエヤマアオキ)の葉あるいは果実からの抽出液を原料として、これにパイナップルの抽出液と砂糖とを添加混合した健康保持用飲料食品が考えられる(例えば、特許文献2参照)。
しかし清涼飲料水として単に糖分を多量加えると、ノニ抽出液の不快臭だけでなく、ノニ果実が本来有する特有の風味や香りまでも消えてしまう。
他に従来、ノニの葉を乾燥させて得たノニ茶が存在するものの、ノニの熟生果汁による直接的な効能を得られるものではなかった(例えば、特許文献3参照)。
そしてこれら飲料はいずれも、ノニ果実特有の薬膳風味を適度に維持できるものではなく、また風味、香り等に基づくノニ含有飲料としての薬効感を有するとはいえなかった。
特開2004−81181号公報
特開2003−153667号公報
特開2003−289834号公報
ノニ果実特有の薬膳風味を適度に維持しつつ、ノニ含有飲料としての薬効感を有するノニ抽出飲料を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、下記(1)ないし(5)の手段を採用するものとしている。
(1)本発明のノニ含有飲料は、ノニ果汁液を希釈水で希釈したものに、糖類及びにがりを混合してなることを特徴とする。
このようなものであれば、にがりによって味のまろやかさと後味のよさ、キレとを両備することができる。またマグネシウム成分を効率的に摂取することができ、ひいては生活習慣病を予防しうるものとなる。
(2)前記希釈水は、脱塩水を含むものであると、ノニ果汁と相俟って、癌抑制、高脂血症血圧降下の顕著なノニ含有飲料となる。また、より豊富なミネラル成分を摂取できる。
(3)前記糖類は、蜂蜜のみであると、ノニの風味を変えることなく天然成分によるまろやかな甘味と相俟って飲みやすいものとなる。
(4)前記いずれかのノニ含有飲料として、混合する原料が天然物のみからなるものとすれば、長期間の摂取によっても安全性や安心感が高く、ノニをはじめとする原料による効能が、効率的に得られるものとなる。
(5)前記いずれか記載のノニ含有飲料を、ノニ果汁液が少なくとも20ml以上(好ましくは25ml以上)含まれるようにパッケージングしてなるものとすると、定期的な飲用によってノニの摂取効果が効率的に現れるものとなる。
ノニ果実特有の薬膳風味を適度に維持しつつ、ノニ含有飲料としての薬効感を有するノニ抽出飲料を提供することができる。
本発明のノニ含有飲料は少なくとも、熟成したノニ果実から搾汁して得たノニ果汁液と、これを希釈する希釈水と、糖類と、にがりとを混合してなる。
以下、この発明の構成を、実施例として示す具体例と共に詳細に説明する。
(果実の熟成)
ノニ果実は、熟成度によって硬さや果実色が変化する。即ち、結実直後は硬い緑色の未熟果実であり、結実から2週間程度経過すると黄白色の中塾果実となり、さらに5ないし7週間以上熟成させると柔らかい濃褐色の完熟果実となる。
ノニ果実は、熟成度によって硬さや果実色が変化する。即ち、結実直後は硬い緑色の未熟果実であり、結実から2週間程度経過すると黄白色の中塾果実となり、さらに5ないし7週間以上熟成させると柔らかい濃褐色の完熟果実となる。
本発明では結実から5ないし7週間以上、更に好ましくは9週間以上熟成させた完熟果実を使用する。完熟果実から果汁を搾取して得たノニ果汁液は、血圧上昇に関与するアンジオテンシン変換酵素の活性を強く抑制する効能が得られることから、少なくとも血圧降下作用の顕著なものとなる。またその抽出液は渋みを有すると共に、黒色に近い濃褐色であり、味覚と視覚の両面で薬効感を得られる。
果実の熟成は、暗冷環境下としてタンクに収容され密閉された上で、果実取得地(すなわち比較的低湿度、温暖かつ温度差の少ない気候の下)で行われる。
(果実の産地)
ノニ果実の産地は、日本の他、ハワイ、クックや南太平洋、中国、ポリネシア諸島等の東南アジア等、任意の場所が挙げられるが、中でも所定距離以上離れた地域のもの、更には船舶輸送が必要な地域のもの(ノニ含有飲料の摂取(供給)地を日本国とすれば、外国産のもの)が好ましい。これは、長距離の船舶輸送によって、緩やかな環境変化下で長期間の攪拌等が行われるためと考えられる。また産地の環境に関し、更に言えばフレンチポリネシア或いはタヒチであることが好ましい。フレンチポリネシア或いはタヒチの天然果実を用いることにより、養木から成熟までを火山性の肥えた土地で生育し、比較的低湿度、温暖かつ温度差の少ない気候下で熟成されたノニ果実による果汁を得る。またなんらの化学肥料、薬品、殺虫剤をも使用することのない、有機・無農薬栽培によって得た果実を用いる。
ノニ果実の産地は、日本の他、ハワイ、クックや南太平洋、中国、ポリネシア諸島等の東南アジア等、任意の場所が挙げられるが、中でも所定距離以上離れた地域のもの、更には船舶輸送が必要な地域のもの(ノニ含有飲料の摂取(供給)地を日本国とすれば、外国産のもの)が好ましい。これは、長距離の船舶輸送によって、緩やかな環境変化下で長期間の攪拌等が行われるためと考えられる。また産地の環境に関し、更に言えばフレンチポリネシア或いはタヒチであることが好ましい。フレンチポリネシア或いはタヒチの天然果実を用いることにより、養木から成熟までを火山性の肥えた土地で生育し、比較的低湿度、温暖かつ温度差の少ない気候下で熟成されたノニ果実による果汁を得る。またなんらの化学肥料、薬品、殺虫剤をも使用することのない、有機・無農薬栽培によって得た果実を用いる。
(熟成後の攪拌)
熟成後は、数週間ないし数ヶ月単位の長期間攪拌することで、味にまろみを加えることができる。実施例では、果汁を船によって長期間運搬することで、熟成後の攪拌が好適な環境下で効率的に行われる。
熟成後は、数週間ないし数ヶ月単位の長期間攪拌することで、味にまろみを加えることができる。実施例では、果汁を船によって長期間運搬することで、熟成後の攪拌が好適な環境下で効率的に行われる。
(希釈水による希釈)
希釈水の量すなわち希釈量は、ノニ果汁液の3倍以上である。常温、好ましくは熟成時と略等環境(熟成温度と等温度)下で希釈する。
希釈水の量すなわち希釈量は、ノニ果汁液の3倍以上である。常温、好ましくは熟成時と略等環境(熟成温度と等温度)下で希釈する。
希釈水は、その一部又は全部が海水であることが望ましい。更には、脱塩海水を少なくとも希釈水全体のうち半分以上、好ましくは8割重量以上含むことが好ましい。更に言えば、海水原水と脱塩海水の混合海水からなるものである。海水原水を少量入れたものとすると、味のカドがとれ、まろやかさが向上する。また脱塩海水に含まれるミネラルは比較的少ないものであるところ、海水原水の混合によって減少したミネラルを補充することができる。
更にこの海水の全部或いは一部に海洋深層水を用いると、ミネラルを中心とした微量元素を多く含有することとなるため、好ましい。これにより本発明のノニ含有飲料のみで栄養素が多く、栄養バランスの取れた完全食品とすることもできる。
実施例では、海洋深層水に含まれる有効成分が分解することの無いよう、取水当日(すなわち24時間以内)に、更に言えば取水から20時間以内に希釈を行うものとしている。
(にがりの混合)
上記希釈したノニ果汁液に、にがりを混合する。にがりを混合することで、味のまろやかさと、キレ或いは後口のよさを両備することができる。
上記希釈したノニ果汁液に、にがりを混合する。にがりを混合することで、味のまろやかさと、キレ或いは後口のよさを両備することができる。
(糖類の混合)
上記希釈してにがりを加えたノニ果汁液に、更に糖類を混合する。糖類は、果糖ブドウ糖液糖等任意のものを使用することができるが、果糖とブドウ糖の少なくともいずれかが糖類全体の30%以上を占め、かつ果糖がブドウ糖よりも多いことが好ましい。またノニ果汁液の風味を残すためには、糖類として果糖を主成分とする蜂蜜を使用すること、更に言えば果糖とブドウ糖の両方がそれぞれ糖類全体の30%以上を占める蜂蜜のみを使用することが好ましい。具体的には例えば、果糖35〜40%(例えば38%)程度、ブドウ糖30〜35(例えば31%)程度の蜂蜜のみを使用する。
上記希釈してにがりを加えたノニ果汁液に、更に糖類を混合する。糖類は、果糖ブドウ糖液糖等任意のものを使用することができるが、果糖とブドウ糖の少なくともいずれかが糖類全体の30%以上を占め、かつ果糖がブドウ糖よりも多いことが好ましい。またノニ果汁液の風味を残すためには、糖類として果糖を主成分とする蜂蜜を使用すること、更に言えば果糖とブドウ糖の両方がそれぞれ糖類全体の30%以上を占める蜂蜜のみを使用することが好ましい。具体的には例えば、果糖35〜40%(例えば38%)程度、ブドウ糖30〜35(例えば31%)程度の蜂蜜のみを使用する。
(混合する原料)
実施例のノニ含有飲料は、混合する原料が天然物のみからなり、化学合成品を含まないものとしてパッケージングされている。これにより、発がん性や催奇形性、アレルギー性などの毒性を除き、長期間の服用によっても安全性の高いものとなる。
実施例のノニ含有飲料は、混合する原料が天然物のみからなり、化学合成品を含まないものとしてパッケージングされている。これにより、発がん性や催奇形性、アレルギー性などの毒性を除き、長期間の服用によっても安全性の高いものとなる。
具体的には、化学合成食品添加物(製造の過程において、化学反応を用いて生成、分解、精製を行っている食品添加物)は含まず、それ以外の非化学合成食品のみを原料とする。すなわち、少なくともタール系色素、発色剤(亜硝酸ナトリウム等)、合成保存料のいずれの合成添加物をも含まない。更に言えば、天然添加物(製造の過程において、化学反応を伴わずに精製を行っている食品添加物)のみを使用すること、中でも食品から抽出される天然添加物のみを使用することが望ましい。実施例では例えば、食品衛生法における食品添加物のうち、既存添加物及び化学合成食品添加物を除く指定添加物に含まれるもののみを使用している。
なお、任意の合成添加物使用飲料や合成添加物使用食品に混合した上で摂取したり、混合したものをパッケージングしてもよい。この場合、本発明のノニ含有飲料に化学合成品が含まれていないため、化学物質が一日摂取許容量を超えないように容易にコントロールすることができる。
(熱処理)
全てを混合した後、熱処理により殺菌する。熱処理条件は、60℃ないし80℃で、数十秒間ないし30分間という低温殺菌である。中でも熱処理時間は、30秒ないし2分の間で適宜調整することが望ましい。実施例として例えば80℃で1分間加熱する。
全てを混合した後、熱処理により殺菌する。熱処理条件は、60℃ないし80℃で、数十秒間ないし30分間という低温殺菌である。中でも熱処理時間は、30秒ないし2分の間で適宜調整することが望ましい。実施例として例えば80℃で1分間加熱する。
(パッケージング)
そしてこの熱処理後、常温に戻る前の高温の状態のまま、密閉容器へと充填する。すなわち、高温かつ密閉充填によって、瓶詰め等のパッケージングを行う。瓶詰めにする場合のパッケージング温度は、雑菌の繁殖を抑えるため、少なくとも40或いは50℃以上、好ましくは70ないし80℃程度である。熱処理から密閉までの時間として、抽出後、混合したものを、1時間以内(好ましくは1分以内)に容器詰めによって密封してなる。また実施例では、海洋深層水に含まれる有効成分が分解することの無いよう、取水当日、更に言えば取水から24時間以内に密封するものとしている。
そしてこの熱処理後、常温に戻る前の高温の状態のまま、密閉容器へと充填する。すなわち、高温かつ密閉充填によって、瓶詰め等のパッケージングを行う。瓶詰めにする場合のパッケージング温度は、雑菌の繁殖を抑えるため、少なくとも40或いは50℃以上、好ましくは70ないし80℃程度である。熱処理から密閉までの時間として、抽出後、混合したものを、1時間以内(好ましくは1分以内)に容器詰めによって密封してなる。また実施例では、海洋深層水に含まれる有効成分が分解することの無いよう、取水当日、更に言えば取水から24時間以内に密封するものとしている。
パッケージング量として、ノニ果汁液が少なくとも20ml以上、更には25ml以上含まれるようにパッケージング(収容容器へ取分け)してなることが好ましい。また、ノニ果汁液が多くとも100ml以下であればより飲みやすく、ノニの風味を認識しながら、長期間の定期的な飲用を比較的容易に行うことができる。実施例では天然物のみを混合してなるため、ノニの栄養分補強作用や生活習慣病改善作用は、長期間の服用によって、より効果的に表れる。
また飲料全体として、100mlないし150mlの容積の半透明容器に詰めることにより行うものである。具体的には例えば、100ml容積の有色透明容器たる着色ボトルに詰めると、一度に飲み干せる量となるとともに、味つきの飲料であるとの認識をもたらし、ひいては手軽に健康補助のできるものとなる。
(成分)
上記方法により得られた本発明のノニ含有飲料の構成成分は、例えばボトル化された100ml中、脱塩水66.9ないし70%、原水0.8%、にがり0.3%、蜂蜜7%、そしてノニ果汁液25%である。また、この中の蜂蜜は、例えば果糖38.2%、ブドウ糖31.3%である。
上記方法により得られた本発明のノニ含有飲料の構成成分は、例えばボトル化された100ml中、脱塩水66.9ないし70%、原水0.8%、にがり0.3%、蜂蜜7%、そしてノニ果汁液25%である。また、この中の蜂蜜は、例えば果糖38.2%、ブドウ糖31.3%である。
その有効成分には例えば、炭水化物、糖類、ビタミン類(C、B1、B2、B3、B6、B8、B12、E、PP)の他、ナトリウムNa、マグネシウムMg、カリウムK、カルシウムCa、クロムCr、鉄Fe、亜鉛Znが含まれ、更に微量の銅Cu、リンP、マンガンMn、極めて微量のセレンSe、モリブデンMo等が含まれる。
(全成分分析)
上記構成成分(100ml中、脱塩水66.9ないし70%、原水0.8%、にがり0.3%、蜂蜜7%、そしてノニ果汁液25%)の本発明のノニ含有飲料について、成分・生菌数の分析試験を行った。
上記構成成分(100ml中、脱塩水66.9ないし70%、原水0.8%、にがり0.3%、蜂蜜7%、そしてノニ果汁液25%)の本発明のノニ含有飲料について、成分・生菌数の分析試験を行った。
分析方法として、(イ)灰分、窒素及び脂肪については、定量分析による化学分析、(ロ)簡易アミノ酸については、特殊機器を用いた化学分析、(ハ)水分については、一般的な物理化学試験、(ニ)生菌数については、一般的な微生物試験を、それぞれ行った。具体的な分析方法及び分析結果は、以下の通りであった。
(アミノ酸分析)
また全自動アミノ酸分析装置によるアミノ酸の種類についての分析結果は、以下の通りであり、全20種類のうち17種類もの天然アミノ酸が含まれる。天然物のみを原料とする飲料内に極めて多種の天然アミノ酸を含むことにより、効能が飛躍的に増加する。
また全自動アミノ酸分析装置によるアミノ酸の種類についての分析結果は、以下の通りであり、全20種類のうち17種類もの天然アミノ酸が含まれる。天然物のみを原料とする飲料内に極めて多種の天然アミノ酸を含むことにより、効能が飛躍的に増加する。
(ミネラル分析)
また、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムの含有量について、試料1と2の比較分析を行った。試料1は、本発明のノニ含有飲料として、ノニ果汁液へにがり、脱塩海水及び海水原水を混入してなる。試料2は比較例として、試料1と同量のノニ果汁液へ水道水のみを混入してなる。
また、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムの含有量について、試料1と2の比較分析を行った。試料1は、本発明のノニ含有飲料として、ノニ果汁液へにがり、脱塩海水及び海水原水を混入してなる。試料2は比較例として、試料1と同量のノニ果汁液へ水道水のみを混入してなる。
分析方法は以下の通り。先ず試料10.0gを石英ビーカーに秤取り、ホットプレートで加熱乾燥させ、乾燥後、電気炉で灰化(550℃)し、次に冷却後蒸留水約40mlと塩酸5mlとを加えて加温して溶解させる。この溶解液をろ過して100mlにメスアップして測定溶液Aを得る。
ナトリウムとカリウムは、原子吸光分析装置(SEIKO製、型式SPS1500VR)によって、マグネシウムとカルシウムはICP(Varian製、型式SpectrAA220)によってそれぞれ測定した。なお、いずれの元素も測定範囲を超えていたため、適宜希釈した。測定結果は以下の通りであり、海洋深層水及びにがりを用いた試料1のほうが、Na、K、Mg値が高く、中でもNa、Mg値が飛躍的に高いことが判明した。
更に上記試料1の測定溶液Aについて、含有するクロム、マンガン、セレン、モリブデンを原子吸光分析装置(SEIKO製、型式SPS1500VR)によって、リン、鉄、銅、亜鉛をICP(Varian製、型式SpectrAA220)によって、それぞれ測定した。測定結果は以下の通りであった。
表3、表4より、本発明のノニ含有飲料には、多種のミネラルが同時に含まれており、しかも一日摂取許容量を超えるものは無く安全性の高いバランスのとれたものであることがわかる。また表3より、にがりと海水(脱塩海水及び海水原水)を混入した試料1が、試料2と比べてナトリウム量及びマグネシウム量が3倍以上であると共に、カリウム量が1割以上増であることがわかる。このため試料1は、ノニの有効成分と相俟って、細胞内のカルシウムやナトリウム増加を防止して血液に溶けやすくし、もって循環器系臓器の働きを整える作用が顕著な傾向にあるといえる。
(ビタミン分析)
上記試料に含まれる各種ビタミンを微生物定量法によって分析した。分析結果を以下に示す。下記表5より、イノシトール等による脂肪やコレステロールへの薬理効果が期待できることが判る。
上記試料に含まれる各種ビタミンを微生物定量法によって分析した。分析結果を以下に示す。下記表5より、イノシトール等による脂肪やコレステロールへの薬理効果が期待できることが判る。
(風味)
30代〜50代、男女各10人の試験者の試飲による風味についてアンケートを行った。複数回答の結果、7割以上が「酸味、渋み、苦味、えぐみといった薬効感が得られる」とし、半数以上が「後味があっさりしている」とし、3割以上が「甘さが口に残る」とした。
30代〜50代、男女各10人の試験者の試飲による風味についてアンケートを行った。複数回答の結果、7割以上が「酸味、渋み、苦味、えぐみといった薬効感が得られる」とし、半数以上が「後味があっさりしている」とし、3割以上が「甘さが口に残る」とした。
(ノニの薬効)
ノニから摂取される果実、花、葉にはプロゼロニン酵素が含まれており、プロゼロニンは体内でゼロニンに変化する。このゼロニンによって自然治癒力が高まることが判明している。ひいては、ノニを用いた食品を摂取することで高血圧、高コレステロール、腫瘍、潰瘍、リューマチ、痛風、やけど、喘息、肝障害、うつ病などの症状を改善することができる。
ノニから摂取される果実、花、葉にはプロゼロニン酵素が含まれており、プロゼロニンは体内でゼロニンに変化する。このゼロニンによって自然治癒力が高まることが判明している。ひいては、ノニを用いた食品を摂取することで高血圧、高コレステロール、腫瘍、潰瘍、リューマチ、痛風、やけど、喘息、肝障害、うつ病などの症状を改善することができる。
特に、ノニ果実には抗癌作用をもつダムナカンタールが含まれ、これによって癌細胞の浸潤や転移までも抑えられる。またノニ果実によって、免疫細胞であるT細胞及びマクロファージの働きが活性化されるため、癌の発病時期を遅らせることができる。
(相乗作用)
特にノニ果汁、にがり及び海洋深層水の相乗効果として、多量の亜鉛が体内への吸収率のよい状態で含有される。これにより、老化や癌の原因と考えられる活性酸素の抑制酵素を活発化させることができる。また、インシュリンの分泌を安定させると共にインシュリンに似た作用を起こすことで、ヘモグロビン値を上昇させる。もって、血糖値を下げたり肥満を予防したりすることができ、免疫力を維持し、さらに感染症から身を守るなどの役割も担うものとなる。
特にノニ果汁、にがり及び海洋深層水の相乗効果として、多量の亜鉛が体内への吸収率のよい状態で含有される。これにより、老化や癌の原因と考えられる活性酸素の抑制酵素を活発化させることができる。また、インシュリンの分泌を安定させると共にインシュリンに似た作用を起こすことで、ヘモグロビン値を上昇させる。もって、血糖値を下げたり肥満を予防したりすることができ、免疫力を維持し、さらに感染症から身を守るなどの役割も担うものとなる。
さらにノニの味を残すことで薬効感を官能させうると共に、適度な希釈率と適度な量のパッケージングによって、定期的に摂取することができるものとなる。日常的に摂取することで、ノニの摂取に対する意識化及び無意識下での定着を図ることができる。これにより、精神安定を図ることができ、うつ病を予防しうる。
そして、海洋深層水の所定環境下での配合によって、亜鉛及びその他多種の微量栄養素を錯体として含むものとなる。
また全ての配合剤が天然素材食品からなることで、定期的或いは多量に摂取しても副作用がない。このことはまた精神的な安心感を与えることもできる。
本発明のノニ含有飲料は、清涼飲料水、健康補助食品、薬効剤として用いられる他、調味剤或いは天然食品添加剤等として、種々の摂取手段と共に用いられる。また固化、粉末化等の形態としてなりうる。
Claims (5)
- ノニ果汁液を希釈水で希釈したものに、糖類及びにがりを混合してなることを特徴とするノニ含有飲料。
- 希釈水は、脱塩水を含む請求項1記載のノニ含有飲料。
- 糖類は、蜂蜜のみである請求項1または2記載のノニ含有飲料。
- 混合する原料が天然物のみからなる請求項1、2または3記載のノニ含有飲料。
- ノニ果汁液が少なくとも20ml以上含まれるようにパッケージングしてなる請求項1、2、3または4記載のノニ含有飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004370723A JP2006174752A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | ノニ含有飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004370723A JP2006174752A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | ノニ含有飲料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006174752A true JP2006174752A (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=36729410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004370723A Withdrawn JP2006174752A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | ノニ含有飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006174752A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105475793A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-04-13 | 成都汇安捷伦科技有限公司 | 一种健康饮料 |
CN105495208A (zh) * | 2015-12-14 | 2016-04-20 | 魏世平 | 一种有机诺丽健康饮料及其制备方法 |
KR20210120451A (ko) * | 2020-03-26 | 2021-10-07 | 주식회사 보다더 | 비타민 c와 이온화칼슘을 이용한 노니 발효음료 및 이의 제조방법 |
-
2004
- 2004-12-22 JP JP2004370723A patent/JP2006174752A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105495208A (zh) * | 2015-12-14 | 2016-04-20 | 魏世平 | 一种有机诺丽健康饮料及其制备方法 |
CN105475793A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-04-13 | 成都汇安捷伦科技有限公司 | 一种健康饮料 |
KR20210120451A (ko) * | 2020-03-26 | 2021-10-07 | 주식회사 보다더 | 비타민 c와 이온화칼슘을 이용한 노니 발효음료 및 이의 제조방법 |
KR102414872B1 (ko) * | 2020-03-26 | 2022-06-30 | 천지엔 영농조합법인 | 비타민 c와 이온화칼슘을 이용한 노니 발효음료 및 이의 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100906289B1 (ko) | 메밀을 포함하는 액상커피의 제조방법 | |
KR20140004421A (ko) | 기능성 김치 및 이의 제조방법 | |
JP2005296000A (ja) | 海藻を含む新規健康飲食品 | |
KR100759222B1 (ko) | 홍삼식초 음료수의 제조방법 | |
KR100728723B1 (ko) | 송이버섯 음료 및 이의 제조방법 | |
KR101676435B1 (ko) | 기능성 장류의 제조방법 및 그로부터 제조된 보관안정성이 확보된 장류 | |
JP2008054543A (ja) | 酢卵飲料食品の製造方法及びその製造方法によって得られた酢卵飲料食品 | |
CN110419655A (zh) | 一种山楂汁饮料及其生产工艺 | |
KR102660496B1 (ko) | 방풍나물을 첨가한 굴국 식품 제조방법 및 굴국 식품 | |
Sethi et al. | Processing of fruits and vegetables for value addition | |
CN102429025A (zh) | 一种水果牛奶及其制造方法 | |
KR101257489B1 (ko) | 오디 추출물 함유 음료의 제조 방법 | |
JP2006174752A (ja) | ノニ含有飲料 | |
KR20160020746A (ko) | 생홍고추를 이용한 토마토김치 및 그 제조방법 | |
KR102065396B1 (ko) | 미네랄 성분을 함유하는 음료의 제조방법 | |
US10376554B1 (en) | Composition and method for treating a hangover | |
KR20110113709A (ko) | 바나듐이 함유된 생선회 음료 조성물의 제조방법 및 이에 따라 제조된 바나듐이 함유된 생선회 음료 조성물 | |
CN101861976A (zh) | 一种桂花保健饮料 | |
CN105901444B (zh) | 一种青梅保健饮料及其制造方法 | |
US11202758B1 (en) | Composition and method for treating a hangover | |
KR100848706B1 (ko) | 허브를 함유한 니어워터 음료 | |
RU2482698C1 (ru) | Состав для приготовления безалкогольного желейного напитка | |
KR20090040879A (ko) | 야콘과 전해 알칼리성 이온수를 이용한 건강기능음료의 제조방법 | |
KR20060100300A (ko) | 녹차가 첨가된 음료 | |
KR101619974B1 (ko) | 백화고를 이용한 발효음료의 제조 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |