JP7318464B2 - 化粧材 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧材に関する。
建材、家具、家電製品等において、使用する部材の表面を加飾したい場合には、化粧材が一般的に用いられている。
これら化粧材には、意匠性を高めるために、天然木の木目模様、トラバーチン等の石の模様、タイル模様、レンガ模様等の装飾層が形成される場合がある。
また、上述した化粧材の意匠性をより高めるために、特許文献1~3等のように立体感を付与した化粧材が開発されている。
特許文献1及び2には、全面に形成した艶消層上に、部分的に透明樹脂層を形成した化粧材が開示されている。
特許文献3には、基材シート上に、光輝性着色層、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に有し、光輝性着色層がエンボス加工により賦型された凹凸模様を有する化粧材が開示されている。
特開平2-103141号公報 特開2001-138469号公報 特開2012-192743号公報
特許文献1及び2の化粧材は、透明樹脂層を有する箇所と、それ以外の箇所との艶差が不十分であり、立体感に乏しいという問題があった。
特許文献3の化粧材は、模様ごとにエンボス板を変更する必要であり、コストがかかるという問題があった。また、この化粧材は、凹凸形状を下地の絵柄と同調させることが困難であり、高度な意匠性を付与しにくいという問題があった。
本発明は、立体感に優れた化粧材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、以下の[1]~[5]を提供する。
[1]少なくとも基材を有する化粧材であって、前記化粧材は、平面内に、第一領域と前記第一領域に隣接する第二領域とが配置されてなる部分を有し、前記化粧材の厚み方向において、前記第二領域は前記第一領域よりも標高が高く、前記第二領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上の少なくとも一部に光輝性インキ層を有してなり、前記光輝性インキ層は、バインダー樹脂及び光輝性顔料を含み、前記第二領域における前記光輝性顔料の単位面積当たりの濃度に関して、前記第一領域との境界近傍の箇所の濃度をDa、前記第一領域との境界近傍以外の箇所の濃度をDbと定義した際に、Db<Daの関係を満たす、化粧材。
[2]前記第二領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上に、前記光輝性インキ層及び第二硬化物層をこの順に有してなる、上記[1]に記載の化粧材。
[3]前記第一領域の表面が粗面化されてなる、上記[1]又は[2]に記載の化粧材。
[4]前記第一領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上に第一装飾層を有してなる、上記[1]~[3]の何れかに記載の化粧材。
[5]前記第一領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上に、第一装飾層及び第一硬化物層をこの順に有してなる、上記[1]~[3]の何れかに記載の化粧材。
本発明の化粧材は立体感を優れたものとすることができ、意匠性を極めて良好にすることができる。
本発明の化粧材の一実施形態を示す断面図である。 本発明の化粧材のその他の実施形態を示す断面図である。 図1の化粧材の平面図である。 本発明の化粧材の製造方法の一工程を示す断面図である。 本発明の化粧材の製造方法の一工程を示す断面図である。 本発明の化粧材の製造方法の一工程を示す断面図である。 本発明の化粧材のその他の実施形態を示す断面図である。
[化粧材]
本発明の化粧材は、少なくとも基材を有し、化粧材の平面内に第一領域と前記第一領域に隣接する第二領域とが配置されてなる部分を有し、化粧材の厚み方向において、前記第二領域は前記第一領域よりも標高が高く、前記第二領域に該当する箇所の化粧材は、前記基材上の少なくとも一部に光輝性インキ層を有してなり、前記光輝性インキ層は、バインダー樹脂及び光輝性顔料を含み、前記第二領域における前記光輝性顔料の単位面積当たりの濃度に関して、前記第一領域との境界近傍の箇所の濃度をDa、前記第一領域との境界近傍以外の箇所の濃度をDbと定義した際に、Db<Daの関係を満たすものである。
図1、2及び7は、本発明の化粧材100の実施形態を示す断面図であり、図3は図1の化粧材100の平面図である。
図1、2及び7の化粧材100は、基材10を有している。また、図1、2及び7の化粧材100は、平面内に、第一領域R1と、第一領域に隣接する第二領域R2とが配置されてなる部分を有している。
また、図1、2及び7の化粧材100は、化粧材の厚み方向において、第二領域R2の標高が第一領域R1の標高よりも高くなっている。図1、2及び7では、符号hが第一領域R1と第二領域との標高差を示している。
また、図1、2及び7の化粧材100は、第二領域に該当する箇所において、基材10上の少なくとも一部に光輝性インキ層21を有している。図1~3及び7において、光輝性インキ層21のうち、符号21aは第一領域との境界近傍の箇所の光輝性インキ層を示し、符号21bは第一領域との境界近傍以外の箇所の光輝性インキ層を示している。
本明細書において「平面内」とは、本発明の化粧材の基材を基準とした光輝性インキ層を有する側の平面内(図1、2及び7の化粧材を、基材を基準として光輝性インキ層側から視認したxy面内)を意味する。また、本明細書において「平面視」とは、本発明の化粧材を、基材を基準として光輝性インキ層を有する側から垂直に視認することを意味する。
<基材>
基材としては、特に制限はなく、所望の性能に応じて適宜選択すればよく、取扱性の観点から紙基材、繊維基材、樹脂基材等が好ましく挙げられる。
これらの中でも、硬化性樹脂を含浸することにより優れた機械的物性等を付与し得る紙基材及び繊維基材がより好ましく、紙基材が更に好ましい。
紙基材としては、例えばクラフト紙、チタン紙、リンター紙、樹脂含浸紙、薄葉紙及び和紙等が挙げられる。
繊維基材としては、ガラス繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機繊維で構成される繊維基材、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の各種合成樹脂の有機繊維で構成される繊維基材、またこれらの複合体等の基材が挙げられる。また、繊維基材は、不織布であってもよいし、織布であってもよい。
樹脂基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、三酢酸セルロース及びポリカーボネート等の樹脂から選ばれる1種以上から形成されてなるものが挙げられる。
基材の厚さは、特に制限はなく、所望の性能に応じて適宜選択すればよく、機械的物性の確保、取扱性の観点から通常10~150μm程度、好ましくは20~120μm、更に好ましくは30~100μmである。また、基材として紙基材を用いる場合、これと同様の観点から、その坪量は、通常20~150g/m程度、好ましくは30~100g/mである。
基材が、紙基材及び繊維基材等の液体浸透性を有する基材の場合、これらの基材は硬化性樹脂を含浸してなるものが好ましい。かかる構成により、化粧材の機械的強度が向上する。
硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂を用いることができ、取り扱い性の観点から熱硬化性樹脂が好ましい。
基材に含浸させる硬化性樹脂としては、化粧材の質感をより高めるとともに、化粧材の機械的強度の向上を図る観点から、メラミン樹脂、尿素樹脂、メラミン-尿素樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、ケイ素樹脂及びポリシロキサン樹脂等が好ましく、中でもメラミン樹脂、尿素樹脂、メラミン-尿素樹脂、グアナミン樹脂及びスルホンアミド樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましい。また、熱硬化性樹脂の中でもメラミン樹脂、メラミン-尿素樹脂及びフェノール樹脂が好ましく、特にメラミン樹脂が好ましい。
液体浸透性を有する基材中に熱硬化性樹脂を含浸する手段としては、未硬化の熱硬化性樹脂の組成物を用意し、該組成物を該基材中に含浸させる手段が挙げられる(例えば、後述の工程(4)。)。
含浸した該組成物は、適宜の時点において、加熱して架橋反応、重合反応等の反応により硬化させることで、熱硬化性樹脂の硬化物となる(例えば、後述の工程(6)。)。
なお、本明細書において、単に「熱硬化性樹脂」と称する場合は、熱硬化性樹脂の未硬化物を硬化させてなる硬化物を意味する。電離放射線硬化性樹脂等の他の硬化性樹脂についても同様である。
また、本明細書において、硬化性樹脂組成物、熱硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化性樹脂組成物と称する場合は、特に断りのない限り、未硬化であることを意味する。
基材は、化粧材を構成する他の層との層間密着性の向上、被着材との接着性の強化等のために、その片面又は両面に、酸化法、凹凸化法等の物理的表面処理、又は化学的表面処理等の表面処理を施したり、プライマー層を形成したりしたものであってもよい。
酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン-紫外線処理法等が挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が、表面処理の効果及び操作性等の面から好ましく用いられる。
基材は表面が粗面化されたものであってもよい。表面が粗面化された基材としては、例えば、プラスチックフィルムに対してサンドブラスト等の物理的処理を施したもの、プラスチックフィルムに対してケミカルエッチング等の化学的処理を施したもの、プラスチックフィルム上の全面にマット層を形成したもの等が挙げられる。
<領域>
本発明の化粧材は、平面内に、第一領域と、第一領域に隣接する第二領域とが配置されてなる部分を有するものである。本発明の化粧材は、第一領域は凹んで視認され、第二領域は浮かび上がって視認されるため、両領域のコントラストにより立体感に優れたものとして視認される。
《第二領域》
第二領域は、化粧材の厚み方向において第一領域よりも標高が高い。
第二領域の標高が第一領域よりも低い場合には、化粧材の立体感を良好にすることができない。
第二領域と第一領域との標高差(図1及び図2の符号h)は、0.1~20μmであることが好ましく、0.3~10μmであることがより好ましく、0.5~5μmであることがさらに好ましい。
標高差を0.1μm以上とすることにより、第一領域と第二領域との凹凸のコントラストを明瞭にしやすくできる。また、標高差を20μm以下とすることにより、表面を擦った際に応力が第二領域に集中することを抑制し、第二領域の部分的な欠落などを抑制しやすくできる。
第一領域及び第二領域の標高差は、例えば、第一領域と第二領域との境界を断面写真で観察することにより算出できる。なお、化粧材の面内には、第一領域と第二領域との境界が複数存在するため、前記標高差は、20箇所の境界の標高差の平均として算出することが好ましい。
-光輝性インキ層-
第二領域に該当する箇所の化粧材は、基材上の少なくとも一部に光輝性インキ層を有する。また、光輝性インキ層は、バインダー樹脂及び光輝性顔料を含む。また、本発明の化粧材は、第二領域における光輝性顔料の単位面積当たりの濃度に関して、第一領域との境界近傍の箇所の濃度をDa、第一領域との境界近傍以外の箇所の濃度をDbと定義した際に、Db<Daの関係を満たすように構成されてなるものである。
以下、光輝性インキ層を上記の構成とする技術的意義を説明する。
光輝性インキ層中の光輝性顔料の単位面積当たりの濃度が高いほど光沢が高くなる。また、人は、光沢が高い領域を標高が高いと感じ、光沢が低い領域を標高が低いと感じる。このため、第一領域と第二領域との光沢差を大きくすれば、立体感が良好になる傾向がある。
しかし、本発明者らは、光輝性インキ層中の光輝性顔料の濃度を高め、第二領域全体の光沢を高くしても、所望する立体感を必ずしも得られないという問題を見出した。特に、光輝性インキ層上に第二硬化物層を形成した場合には、前述した問題が顕著に生じた。
そこで、本発明者らは鋭意研究した結果、第二領域における光輝性顔料の単位面積当たりの濃度がDb<Daの関係を満たすように構成することにより、立体感を極めて良好にし得ることを見出した。
第二領域の光輝性顔料の濃度がDb<Daの関係を満たす化粧材が極めて優れた立体感を付与し得る理由は、マッハ効果によるものと推察される。マッハ効果とは、濃淡の異なる領域が接触している場合に、暗い方の領域の境界付近はより暗く、明るい方の領域の境界付近はより明るく強調されて見える、錯視の一種である。
すなわち、第一領域と、光輝性インキ層を有する第二領域との間には、元々光沢差が存在する。ここで、Db<Daの関係を満たす場合、マッハ効果によって、第二領域内において、第一領域との境界近傍の箇所(21a)は、第一領域との境界近傍以外の箇所(21b)との対比により明るさが強調されることになる。よって、Db<Daの関係を満たすことにより、第一領域と第二領域との元々の光沢差を強調することができ、立体感を極めて優れたものとすることができる。
本発明の化粧材は、第二領域内において、第一領域との境界近傍以外の箇所の光輝性顔料の濃度をあえて低くすることにより、立体感を極めて優れたものとすることを可能としたものである。
第二領域における第一領域との境界近傍とは、第二領域のうち第一領域側の端部から0.1~10mmを意味し、好ましくは0.5~5.0mm、より好ましくは0.7~3.0mmである。なお、第二領域における第一領域との境界近傍は、概ね、光輝性インキ層の縁部に相当する。
第一領域との境界近傍を0.1mm以上とすることにより、第一領域との境界近傍を目視で識別しやすくすることができ、本発明の効果を発揮しやすくできる。また、第一領域との境界近傍を10mm以下とすることにより、光輝性顔料の使用量を抑制し、コストを低減できる。
なお、本明細書において、第一領域と第二領域とが隣接することは、第一領域と第二領域との間隔が0mmであることに限定されず、第一領域と第二領域との間隔が0.1mm未満の場合を含むものとする。
本発明の化粧材は、Db<Daの関係を満たす第二領域と、当該関係を満たす第二領域に隣接する第一領域との面積の合計が、化粧材の平面内の50%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、90%以上であることがさらに好ましい。
光輝性顔料としては、パール顔料及び金属鱗片から選ばれる一種以上を含むことが好ましい。パール顔料は、光輝性インキ層の光透過率が低下することを抑制しやすくできるため、光輝性インキ層の下に装飾層が存在する場合に、該装飾層の視認性を損ないにくい点で好適である。
パール顔料としては、例えば、白色パール顔料、干渉パール顔料、着色パール顔料等が挙げられる。
白色パール顔料は、雲母、アルミニウム、ガラス等の鱗片状の母体を、二酸化チタン等の無色高屈折率材料かなる被覆層で覆ったものであり、かつ被覆層の厚みが0.1~0.15μm程度と比較的小さいものであり、光のほぼすべての波長を反射するため、白色もしくは銀色に見える。
干渉パール顔料は、被覆層が二酸化チタン等の無色高屈折率材料であり、かつ被覆層の厚みが白色パール顔料よりも大きく、0.15μm超のものである。この厚みによって、反射光及び透過光が変化し、種々の干渉色を生じる。虹彩色パールと呼ばれる場合もある。
金属鱗片の材質としては、アルミニウム、金、銀、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロム、ステンレス等の金属や合金が挙げられる。
金属鱗片は、例えば、前記金属又は合金をプラスチックフィルム上に真空蒸着してなる金属薄膜をプラスチックフィルムから剥離し、剥離した金属薄膜を粉砕、撹拌して得られたもの;前記金属又は合金の粉末と溶剤とを混合し、媒体撹拌ミル、ボールミル、アトライター等で、該粉末を展延及び/又は粉砕して得られたもの;前述して得られたものの表面が樹脂コートされたもの;等が挙げられる。
光輝性顔料の平均粒子径は、光輝性の付与及び光輝性顔料の脱落抑制の観点から、1~500μmであることが好ましく、5~100μmであることがより好ましい。
同様の観点から、[光輝性顔料の平均粒子径/光輝性インキ層の厚み]の比は、0.01~15であることが好ましく、0.5~10であることがより好ましい。
光輝性インキ層中の光輝性顔料の含有量は、バインダー100質量部に対して、好ましくは10~90質量部、より好ましくは50~80質量部である。
光輝性顔料の含有量を10質量部以上とすることにより、第二領域の光沢を十分にしやすくできる。また、光輝性顔料の含有量を90質量部以下とすることにより、光輝性インキ層の下層に装飾層を有する場合に、絵柄の視認性が損なわれることを抑制できる。
同様の観点から、光輝性インキ層の厚みは、1~30μmであることが好ましく、5~20μmであることがより好ましい。
光輝性インキ層のバインダー樹脂は、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等が挙げられ、耐久性の観点から硬化性樹脂が好適である。
硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂及び電離放射線硬化性樹脂が挙げられる。光輝性インキ層の上下の層(基材、第二装飾層、第二硬化物層等)との密着性の観点からは、熱硬化性樹脂が好ましい。
光輝性インキ層の熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂及びアクリル樹脂等が挙げられる。これら熱硬化性樹脂は、各樹脂を構成するモノマー及び/又はプレポリマーと、必要に応じて添加する硬化剤等とを組成物を硬化して得られる。
光輝性インキ層の電離放射線硬化性樹脂としては、後述する第一硬化物層の電離放射線硬化性樹脂と同様のものを用いることができる。
光輝性インキ層は、例えば、基材上に任意のパターンで形成すればよい。該任意のパターンは、付与したい意匠によって異なる。例えば、該任意のパターンは、化粧材全体で木目模様を付与する場合には木肌模様(導管溝模様及び/又は節目模様以外の部分)とすることが好ましく、化粧材全体でトラバーチン等の石の模様を付与する場合には凹陥部以外の模様とすることが好ましく、化粧材全体でタイル模様又はレンガ模様を付与する場合にはタイル部分又はレンガ部分とすることが好ましい。
光輝性インキ層は、例えば光輝性インキ層を構成する材料を含む光輝性インキ層形成用インキを用いた印刷により形成することができる。
第二領域がDb<Daの関係を満たすようにする手段としては、例えば、第一領域との境界近傍の箇所と、それ以外の箇所とで、異なる光輝性インキ層形成用塗布液を用いる手段(手段1)、第一領域との境界近傍の箇所と、それ以外の箇所とで、印刷版の網点の密度を変更する手段(手段2)、第一領域との境界近傍のみに光輝性インキ層を形成する手段(手段3)が挙げられる。この中でも手段2は、複数の光輝性インキ層形成用塗布液を準備する必要がなく生産効率に優れ、かつ、光輝性を良好にし得る点で好ましい。
-第二装飾層-
基材と光輝性インキ層との間には、第二装飾層を有していてもよい。また、光輝性インキ層が第二領域の一部のみに形成されている場合、基材上の光輝性インキ層を有さない箇所に第二装飾層を有していてもよい。
第二装飾層のパターンは、光輝性インキ層と同調するパターンが好ましい。光輝性インキ層に対する同調のさせ方は、第一領域との境界近傍の箇所のみに同調させてもよいし、第一領域との境界近傍以外の箇所のみに同調させてもよいし、全体を同調させてもよい。
第二装飾層は、例えば、着色剤及びバインダー樹脂を含む第二装飾層形成用インキを用いた印刷により形成することができる。第二装飾層の着色剤及びバインダー樹脂としては、後述する第一装飾層の着色剤及びバインダー樹脂で例示するものが挙げられる。
第二装飾層の厚みは、目的とする意匠性を考慮して、0.1~20μm程度の範囲で適宜調整することができる。
-第二硬化物層-
本発明の化粧材は、第二領域に該当する箇所において、基材上に光輝性インキ層及び第二硬化物層をこの順に有してなることが好ましい。
光輝性インキ層上に第二硬化物層を有することにより、光輝性インキ層の耐摩耗性を良好にすることができ、意匠性を長期に渡って維持できる点で好ましい。
なお、光輝性インキ層上に第二硬化物層を形成すると、化粧材の表面側から測定した光沢度が低下する傾向がある。この原因は、第二硬化物層の表面は完全な平滑ではなく少なからず凹凸が存在すること、及び、光輝性インキ層と第二硬化物層との界面の屈折率差により光が屈折することにより、拡散光が増加するためと考えられる。
しかしながら、上述したように、本発明の化粧材はDb<Daの関係を満たすことから、光輝性インキ層上に第二硬化物層を有する場合でもマッハ効果によって光沢のコントラストを強調することができ、立体感を良好にすることができる。
第二硬化物層は、硬化性樹脂含むことが好ましい。
第二硬化物層の硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂及び電離放射線硬化性樹脂が挙げられる。光輝性インキ層に対する密着性の観点からは、熱硬化性樹脂が好ましい。
第二硬化物層に用いる熱硬化性樹脂としては、光輝性インキ層の熱硬化性樹脂として例示したものと同様のものが挙げられる。また、当該熱硬化性樹脂としては、基材に含浸し得る熱硬化性樹脂として例示したものと同じものを好ましく例示することができ、メラミン樹脂が好ましいことも同じである。このような硬化性樹脂を用いることで、より質感の高い意匠性が得られるとともに、基材との密着性が向上し、より優れた機械的強度が得られる。
第二硬化物層の電離放射線硬化性樹脂としては、後述する第一硬化物層の電離放射線硬化性樹脂として例示されているものと同様のものが挙げられる。
第二硬化物層は、拡散を低減する観点から粒子を含まないことが好ましい。
第二硬化物層の厚みは1~50μmであることが好ましく、より好ましくは3~40μm、さらに好ましくは5~30μmである。
-表面形状-
第二領域の表面のカットオフ値0.8mmにおけるJIS B0601:1994の算術平均粗さRaは、2.0μm以下であることが好ましく、0.5~1.5μmであることがより好ましい。
《第一領域》
第一領域は、第二領域と比べて凹んで視認される領域である。
第一領域は、表面が粗面化されてなることが好ましい。第一領域の表面を粗面化することにより、第一領域が凹んで見えやすくなり、本発明の効果をより発揮しやすくできる。
第一領域の表面のカットオフ値0.8mmにおけるJIS B0601:1994の算術平均粗さRaは、1.0~5.0μmであることが好ましく、1.0~3.0μmであることがより好ましい。
第一領域のRaを1.0μm以上とすることにより、第一領域を凹んで見えやすくすることができる。また、第一領域のRaを5.0μm以下とすることにより、第一領域が白っぽく見えることを抑制し、意匠性を良好にしやすくできる。
第一領域のRaは、例えば、基材を粗面化すること、基材上に形成する層(後述する第一硬化物層等)を粗面化すること、などにより調整できる。
-第一装飾層-
本発明の化粧材は、第一領域に該当する箇所において、基材上に第一装飾層を有することが好ましい。
第一装飾層は、第一領域内に任意のパターンで形成すればよい。該任意のパターンは、化粧材全体で付与したい意匠によって異なる。
例えば、化粧材全体で付与する意匠が木材の模様の場合、第一装飾層は、導管、秋材及び節から選ばれる1種以上の模様を形成してなることが好ましい。言い換えると、第一領域は、木材の導管、秋材及び節から選ばれる1種以上の模様を形成してなることが好ましい。導管とは、水分の通路となる円筒形の細胞であり、微小な導管が配列することにより、人の目には該配列に沿って濃色の絵柄が形成されているようにみえる。秋材とは、夏から秋にかけて形成される目幅が狭く色の濃い部分のことである。なお、春から夏にかけてつくられる目幅の大きな部分は春材と称し、春材と秋材とが交互に繰り返されることで木材の年輪が形成される。節とは、幹に取り込まれた枝の痕跡であり、円形又は楕円形に近い形状をしており、周辺組織よりも濃い色を有している。
また、化粧材全体で付与する意匠がトラバーチン等の石の模様の場合、第一装飾層は凹陥部模様とすることが好ましい。言い換えると、第一領域は、石の凹陥部模様を形成してなることが好ましい。
また、化粧材全体で付与する意匠がタイル模様又はレンガ模様の場合、第一装飾層は目地模様とすることが好ましい。言い換えると、第一領域は、タイル又はレンガの目地模様を形成してなることが好ましい。
第一装飾層により付与する意匠を上記のようにすることにより、第一領域が窪んで見えやすくなり、視覚的な立体感をより良好なものとすることができる。
第一装飾層は、例えば、着色剤及びバインダー樹脂を含む第一装飾層形成用インキを用いた印刷により形成することができる。
第一装飾層の着色剤としては、例えば、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料、あるいは染料等が挙げられる。第一装飾層の着色剤は光輝性顔料を含まないことが好ましい。
第一装飾層のバインダー樹脂としては特に制限はなく、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。
第一装飾層の厚みは、目的とする意匠性を考慮して、0.1~20μm程度の範囲で適宜調整することができる。
-第一硬化物層-
本発明の化粧材は、第一領域に該当する箇所において、基材上に第一装飾層及び第一硬化物層をこの順に有することが好ましい。
第一硬化物層は、硬化性樹脂組を含むことが好ましい。
また、第一領域を凹んで見えやすくする観点から、第一硬化物層はマット剤を含むことが好ましい。
また、後述する剥離フィルムを用いたプロセスで化粧材を製造する場合、第一硬化物層の表面は離型性に優れることが好ましい。このため、第一硬化物層は離型剤を含むことが好ましい。
第一硬化物層の硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂及び電離放射線硬化性樹脂が挙げられる。後述する剥離フィルムを用いたプロセスで化粧材を製造する場合、第一硬化物層は離型性に優れることが好ましく、かかる観点からは、電離放射線硬化性樹脂が好ましい。
第一硬化物層に用いる熱硬化性樹脂としては、光輝性インキ層の熱硬化性樹脂として例示したものと同様のものが挙げられる。
電離放射線硬化性樹脂は、電離放射線硬化性官能基を有する化合物(電離放射線硬化性化合物)を含む組成物を硬化してなるものである。電離放射線硬化性官能基とは、電離放射線の照射によって架橋硬化する基であり、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等のエチレン性二重結合を有する官能基等が好ましく挙げられる。また、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線などの電磁波、α線、イオン線などの荷電粒子線も含まれる。
電離放射線硬化性化合物としては、具体的には、電離放射線硬化性化合物として慣用されている重合性モノマー、重合性オリゴマーの中から適宜選択して用いることができる。
重合性モノマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好ましく、中でも多官能性(メタ)アクリレートモノマーが好ましい。ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。
多官能性(メタ)アクリレートモノマーとしては、分子中に2つ以上の電離放射線硬化性官能基を有し、かつ該官能基として少なくとも(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートモノマーが挙げられ、より質感の高い意匠性及びより優れた表面特性を得る観点から、アクリロイル基を有するアクリレートモノマーが好ましい。
より質感の高い意匠性及びより優れた表面特性を得る観点から、官能基数は好ましくは2以上であり、より好ましくは3以上、さらに好ましくは4以上であり、上限として好ましくは8以下、より好ましくは6以下である。これらの多官能性(メタ)アクリレートは、単独で、又は複数種を組み合わせて用いてもよい。
このような重合性モノマーとしては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAテトラエトキシジアクリレート、ビスフェノールAテトラプロポキシジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート等の二官能(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性トリ(メタ)アクリレート等の三官能以上の(メタ)アクリレート;が好ましく挙げられる。中でも、より質感の高い意匠性及びより優れた表面特性を得る観点から、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等のジペンタエリスリトール系重合性モノマーが好ましく、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートがより好ましく、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートとジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートとを併用することが特に好ましい。
重合性オリゴマーとしては、例えば、分子中に2つ以上の電離放射線硬化性官能基を有し、かつ該官能基として少なくとも(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートオリゴマーが挙げられる。例えば、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカーボネート(メタ)アクリレートオリゴマー、アクリル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカプロラクトンウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカプロラクトンジオールウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
より質感の高い意匠性及びより優れた表面特性を得る観点から、これらの重合性オリゴマーの官能基数は、好ましくは2以上であり、より好ましくは3以上であり、上限として好ましくは8以下、より好ましくは6以下である。
これらの重合性オリゴマーの重量平均分子量は、より質感の高い意匠性及びより優れた表面特性を得る観点から、500以上が好ましく、より好ましくは1,000以上であり、上限として好ましくは80,000以下、より好ましくは50,000以下である。本明細書において、重量平均分子量は、GPC分析によって測定され、かつ標準ポリスチレンで換算された平均分子量である。
マット剤としては、無機フィラー及び有機フィラーが挙げられ、第一領域の耐擦傷性を良好にする観点、及び第一領域の光沢を低くする観点から無機フィラーが好ましい。
無機フィラーとしては、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニア等の酸化物;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩;硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の硫酸塩;ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸等のケイ酸塩等の無機材料からなる粒子が挙げられる。中でも、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の酸化物が好ましく、特にシリカが好ましい。
マット剤の平均粒径は、好ましくは0.3~20μm、より好ましくは0.5~10μmである。マット剤の平均粒子径は、レーザー回折散乱法により測定される値である。
マット剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、好ましくは1~50質量部、より好ましくは10~40質量部、更に好ましくは20~35質量部である。マット剤の含有量が上記範囲内であると、効率的にマット剤の添加効果が得られる。
離型剤としては、フッ素系離型剤、シリコーン系離型剤等が挙げられ、より質感の高い意匠性を得る観点から、シリコーン系離型剤が好ましい。
シリコーン系離型剤としては、ポリシロキサン構造を基本構造とするものが挙げられ、中でもその側鎖及び末端の少なくともいずれかに有機基が導入された変性シリコーンオイルが好ましく、両末端に有機基が導入された変性シリコーンオイルがより好ましい。有機基としては、より質感の高い意匠性を得る観点から、(メタ)アクリル基、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、カルビノール基、フェノール基、カルボキシル基等の反応性官能基、ポリエーテル基、アラルキル基、フロロアルキル基、アルキル基、脂肪酸アミド基、フェニル基等の非反応性基官能基等が好ましく挙げられる。中でも反応性官能基が好ましく、特に(メタ)アクリル基が好ましい、すなわち特に(メタ)アクリル変性シリコーンオイルが好ましい。また、これらの有機基は窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキル基等の置換基を有していてもよい。
離型剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1~5質量部、より好ましくは0.5~3質量部、更に好ましくは1~2質量部である。離型剤の含有量が上記範囲内であると、効率的に離型剤の添加効果が得られる。
第一硬化物層の厚みは、特に制限されないが、通常0.1~20μm程度であり、より容易に質感の高い意匠性を得る観点から、好ましくは0.5~10μm、より好ましくは1~5μmである。
<プライマー層>
本発明の化粧材は、各層の密着性向上のため、各層間にプライマー層を設けることができる。
プライマー層を形成する樹脂材料としては、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂等が挙げられる。また、プライマー層の厚さは、優れた密着性を効率よく得る観点から、通常0.1~15μm程度、好ましくは1~10μmである。
<被着材>
本発明の化粧材は、基材の裏面(基材の光輝性インキ層を有する側とは反対側の面)に被着材を積層して一体化したものであってもよい。
被着材は、例えば、木材単板、木材合板、パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)、集成材等の木質板;石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板;珪酸カルシウム板、石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空押出セメント板等のセメント板;パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント板;陶器、磁器、土器、硝子、琺瑯等のセラミックス板;鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗布鋼板、アルミニウム板、銅板等の金属板;ポリオレフィン樹脂板、アクリル樹脂板、ABS板、ポリカーボネート板等の熱可塑性樹脂板;フェノール樹脂板、尿素樹脂板、不飽和ポリエステル樹脂板、ポリウレタン樹脂板、エポキシ樹脂板、メラミン樹脂板等の熱硬化型樹脂板;フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の樹脂を、硝子繊維不織布、布帛、紙、その他の各種繊維質基材に含浸硬化して複合化したいわゆるFRP板等が挙げられ、これらを単独で用いてもよく、これらの2種以上を積層した複合基板として用いてもよい。
基材と各種被着材との積層方法としては特に限定されるものではなく、例えば接着剤によりシートを被着材に貼着する方法等を採用することができる。接着剤は、被着材の種類等に応じて公知の接着剤から適宜選択すれば良い。例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、アイオノマー等のほか、ブタジエン-アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等が挙げられる。
<用途>
本発明の化粧材は、そのままで、又は所定の成形加工等を施して各種用途に用いることができる。例えば、各種素材の平板、曲面板等の板材、シート(又はフィルム)等の基体に積層し、内外装用建材、例えば家具や台所製品のキャビネット、各種カウンター及び机等に用いられる天板、ドア等の住宅用建材に用いることが可能である。
<製造方法>
本発明の化粧材は、例えば、基材上の一部に、光輝性インキ層形成用インキを印刷して第二領域を形成することにより製造することができる(基材上の第二領域の残部は第一領域となる。)が、第一領域と第二領域との標高差を大きくする観点から、後述する剥離フィルムを用いたプロセスで製造することが好ましい。
[化粧材の製造方法]
本発明の化粧材の製造方法は、下記(1)~(8)の工程を有するものである。
(1)基材を準備する工程。
(2)前記基材上の第二領域を形成する箇所の少なくとも一部に、バインダー樹脂及び光輝性顔料を含む光輝性インキ層を形成する工程。前記光輝性インキ層は、第二領域の縁部の光輝性顔料の単位面積当たりの濃度が、第二領域の縁部以外の箇所の光輝性顔料の単位面積当たりの濃度よりも高くなるように構成する。
(3)前記基材上の第一領域を形成する箇所に、表面が離型性を有する第一領域形成層を形成する工程。
(4)工程(1)~(3)を経て得られた積層体(積層体A)を硬化性樹脂組成物に含浸し、前記積層体Aの光輝性インキ層及び第一領域形成層を有する側の全面に、未硬化の硬化性樹脂組成物層を形成してなる積層体Bを得る工程。
(5)前記積層体Bの前記未硬化の硬化性樹脂組成物層側に剥離フィルムを配置してなる、積層体Cを得る工程。
(6)前記積層体Cの両面を鏡面板で挟んだ状態で熱プレスし、前記未硬化の硬化性樹脂組成物層を硬化してなる第二硬化物層を形成する工程。
(7)前記鏡面板の間から前記積層体Cを取り出す工程。
(8)前記積層体Cから前記剥離フィルムを剥離除去する際に、前記剥離フィルムとともに前記第二硬化物層のうち第一領域形成層上の第二硬化物層を除去し、凹状の第一領域を形成するとともに、前記第一領域形成層を有さない箇所に形成した前記第二硬化物層が残存してなる凸状の第二領域を形成する工程。
工程(1)は、基材10を準備する工程である。
工程(2)及び(3)は、何れの工程が先でも構わない。さらに、工程(2)及び(3)は、互いの工程が入り組んでも構わない。例えば、工程(2)の完了前に工程(3)を行い、その後、工程(2)の残りの工程を行ってもよい。
工程(2)は、基材10上の第二領域を形成する箇所の少なくとも一部に、バインダー樹脂及び光輝性顔料を含む光輝性インキ層21を形成する工程である。工程(2)において、光輝性インキ層21は、第二領域の縁部の光輝性顔料の単位面積当たりの濃度が、第二領域の縁部以外の箇所の光輝性顔料の単位面積当たりの濃度よりも高くなるように構成する。光輝性インキ層の縁部は、概ね、第一領域との境界近傍の箇所に相当する。
工程(2)は、第二装飾層を形成する工程を含むことが好ましい。第二装飾層は、光輝性インキ層のパターンに同調するように、光輝性インキ層を形成する前に基材上に形成することが好ましい。
工程(3)は、基材10上の第一領域を形成する箇所に、表面が離型性を有する第一領域形成層30を形成する工程である。基材10上に、表面が離型性を有する第一領域形成層30を形成した箇所が、本発明の製造方法により得られた化粧材の第一領域に相当する箇所となり、残部が第二領域に相当する箇所となる。
表面が離型性を有する第一領域形成層30は、例えば、第一硬化物層30の単層、あるいは、第一装飾層31上に第一硬化物層30を積層した多層構成が挙げられる。なお、第一硬化物層の硬化性樹脂組成物はこの段階で硬化させることが好ましい。
工程(1)~(3)を経て得られた積層体(積層体A)は、基材10上の第二領域を形成する箇所の少なくとも一部に光輝性インキ層21を有し、基材10上の第一領域を形成する箇所に、表面が離型性を有する第一領域形成層30を有している(図4参照)。
工程(4)は、積層体A(71)を硬化性樹脂組成物に含浸し、積層体Aの光輝性インキ層及び第一領域形成層を有する側の全面に、未硬化の硬化性樹脂組成物層22aを形成してなる積層体B(72)を得る工程である(図5参照)。
基材として、紙基材及び繊維基材等の液体浸透性を有する基材を用いた場合、工程(4)において、基材の中に硬化性樹脂組成物が含浸する。
工程(5)は、積層体Bの未硬化の硬化性樹脂組成物層22a側に剥離フィルム80を配置してなる、積層体C(73)を得る工程である(図6参照)。
剥離フィルム80は、後述の工程(6)において、未硬化の硬化性樹脂組成物層22aを硬化した第二硬化物層のうち、表面が離型性を有する第一領域形成層上の第二硬化物層を除去する役割を有する。すなわち、剥離フィルムと第二硬化物層との接着力をA1、第二硬化物層と、該硬化物層の基材側に位置する層(第一領域の場合は第一領域形成層30、第二領域の場合は光輝性インキ層21)との接着力をA2とした際に、第一領域ではA1>A2、第二領域ではA1<A2、の関係を満たすものであれば、剥離フィルム80の材質等は特に限定されない。
剥離フィルム80としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂;アクリル樹脂;等の各種樹脂のシートの単層、あるいは、これら樹脂シート上に樹脂層を形成したものが挙げられる。
化粧材が補強層を有する場合、工程(5)において、積層体Bの基材側に補強層60を配置することが好ましい。
工程(6)は、積層体C(73)の両面を鏡面板で挟んだ状態で、積層体C(73)を熱プレスし、未硬化の硬化性樹脂組成物層22aを硬化してなる第二硬化物層22を形成する工程である。
工程(6)の最中に、基材中に含浸した硬化性樹脂組成物も硬化させることができる。
熱プレスの条件は、使用する熱硬化性樹脂の種類に応じて適宜調整すればよく、特に制限はないが、通常100~200℃の温度条件で、圧力は0.1~9.8MPa、時間は10秒から120分間である。
工程(7)は、鏡面板の間から積層体Cを取り出す工程である。
工程(8)は、積層体Cから剥離フィルム80を剥離除去する際に、剥離フィルム80とともに第二硬化物層のうち第一領域形成層30上の第二硬化物層を除去し、凹状の第一領域R1を形成するとともに、第一領域形成層を有さない箇所に形成した第二硬化物層22が残存してなる凸状の第二領域R2を形成する工程である(図2参照)。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。なお、「部」は特に断りのない限り質量基準である。
1.評価
<立体感>
各実施例及び比較例で得られた化粧材について、蛍光灯の照明下で、成人20人に、立体感を有するか否かについて目視評価をさせた。
A:立体感の高い意匠性を有すると答えた人が18人以上であった。
B:立体感の高い意匠性を有すると答えた人が11~17人であった。
C:立体感の高い意匠性を有すると答えた人が5~10人であった。
D:立体感の高い意匠性を有すると答えた人が5人以下であった。
2.化粧材の作製
[実施例1]
基材(建材用チタン紙原紙、KJ特殊紙株式会社製の商品名「PM-67P」、坪量:80g/m、厚さ:100μm)上の一部に、下記処方の光輝性インキ層形成用インキをグラビア印刷し、乾燥し、厚み1μmの光輝性インキ層(第二領域の光輝性顔料の密度がDb<Daの関係を満たすように形成してなる光輝性インキ層)を形成した。光輝性インキ層のパターンは、タイル模様のタイル部分とした。また、グラビア印刷版は、タイルの縁部近傍の網点密度を50%、縁部以外の箇所の網点密度を30%として、タイルの幅が20~50mm(そのうち縁部が3.0mm)、タイルの目地の幅が2.0mmのものとした。なお、「タイルの幅が20~50mm」とは、最小値が20mmであり最大値が50mmの幅の異なるタイルが混在しているとの意味である。
次いで、基材の光輝性インキ層を形成した以外の箇所(≒タイプ模様の目地部分)に、下記の第一硬化物層形成用の硬化性樹脂組成物を印刷し、電子線(加圧電圧:165KeV、3Mrad(30kGy))を照射して硬化させて、厚み2μmの第一硬化物層(表面が離型性を有する第一領域形成層)を形成してなる積層体Aを得た。
次いで、積層体Aを下記の第二硬化物層形成用の硬化性樹脂組成物に含浸し、乾燥させてなる積層体Bを得た(乾燥時の硬化樹脂組成物の量が80g/mとなるように含浸)。
次いで、積層体Bの基材とは反対側の面(未硬化の第二硬化物層を有する側の面)上に、下記の剥離フィルムを積層し、積層体Bの基材側の面に、補強層(クラフト紙にフェノール樹脂からなる液体状の未硬化樹脂組成物に含浸させて得られた坪量245g/mのフェノール樹脂含浸コア紙(太田産業株式会社製、太田コア)を3枚重ねたもの)を積層してなる積層体Cを得た。
次いで、積層体Cの両面を鏡面板で挟み(補強層側に鏡面板、剥離フィルム側にエンボス板を配置)、熱プレス機を用いて、成形温度:150℃、成形圧力:100kg/cmで10分間、加熱加圧成形を行った。成形後、2枚の鏡面板の間から積層体Cを取り出し、積層体Cから剥離用フィルムを剥離することにより、実施例1の化粧材を得た。
なお、積層体Cから剥離フィルムを剥離除去する際に、剥離フィルムとともに第二硬化物層のうち第一硬化物層(第一領域形成層)上の第二硬化物層が除去され、凹状の第一領域が形成された。また、光輝性インキ層上に第二硬化物層が残存してなる第二領域が形成された。
実施例1の化粧材は、第二領域の標高が第一領域の標高よりも1.0μm高いものであった。
<光輝性インキ層形成用塗布液>
・パール顔料 35質量部
(ホワイトパール、粒径25μm)
・アクリル樹脂 65質量部
・希釈溶剤 適量
<第一硬化物層形成用の硬化性樹脂組成物>
以下の各成分を、プロセスホモジナイザー(株式会社エスエムテー製、「PH91」)を用いて、回転数:2000rpmで1時間撹拌して樹脂組成物を得た。
・電離放射線硬化性樹脂(ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとの混合物、東亞合成株式会社製の商品名「アロニックスM400」) 60質量部
・シリコーン系離型剤(両末端メタクリロイルオキシアルキル変性オルガノポリシロキサン、信越化学株式会社製の商品名「X-22-164B」) 0.9質量部
・シランカップリング処理シリカ 18質量部
(平均粒子径3.0μm)
・メチルエチルケトン 40質量部
<第二硬化物層形成用の硬化性樹脂組成物>
・メラミンホルムアルデヒド樹脂 60質量部
・水 35質量部
・イソプロピルアルコール 5質量
<剥離フィルムの作製>
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡株式会社製の商品名「コスモシャイン A4610」)の易接着面に、下記の電離放射線硬化性樹脂組成物を塗布し、電子線(加圧電圧:165KeV、5Mrad(50kGy))を照射して硬化し、厚さ5μmの硬化物層を形成し、剥離フィルムを得た。
<<電離放射線硬化性樹脂組成物>>
・電離放射線硬化性樹脂(トリメチロールプロパントリアクリレートのエチレンボトムオキシド変性物、東亞合成株式会社製の商品名「アロニックスM350」) 100質量部
・シリコーン系離型剤(両末端メタクリロイルオキシアルキル変性オルガノポリシロキサン、信越化学株式会社製の商品名「X-22-164B」) 2質量部
・酢酸エチル 50質量部
[比較例1]
グラビア印刷版として、タイルの縁部近傍の線数及び縁部以外の箇所の網点密度が何れも50%であるものを用い、Db<Daの関係を満たさないように光輝性インキ層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の化粧材を得た。
Figure 0007318464000001
表1に示すように、実施例の化粧材は、立体感を極めて良好にし得ることを確認できる。
本発明の化粧材は、立体感に優れ、意匠性を極めて良好にすることができる点で有用である。
10:基材
20:第二領域形成層
21:光輝性インキ層
22:第二硬化物層
22a:硬化性樹脂組成物層
30:第一領域形成層
31:第一装飾層
32:第一硬化物層
60:補強層
71:積層体A
72:積層体B
73:積層体C
80:剥離フィルム
100:化粧材

Claims (5)

  1. 少なくとも基材を有する化粧材であって、
    前記化粧材は、平面内に、第一領域と前記第一領域に隣接する第二領域とが配置されてなる部分を有し、
    前記化粧材の厚み方向において、前記第二領域は前記第一領域よりも標高が高く、
    前記第二領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上の少なくとも一部に光輝性インキ層を有してなり、
    前記光輝性インキ層は、バインダー樹脂及び光輝性顔料を含み、
    前記第二領域における前記光輝性顔料の単位面積当たりの濃度に関して、前記第一領域との境界近傍の箇所の濃度をDa、前記第一領域との境界近傍以外の箇所の濃度をDbと定義した際に、Db<Daの関係を満たす、
    化粧材。
  2. 前記第二領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上に、前記光輝性インキ層及び第二硬化物層をこの順に有してなる、請求項1に記載の化粧材。
  3. 前記第一領域の表面が粗面化されてなる、請求項1又は2に記載の化粧材。
  4. 前記第一領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上に第一装飾層を有してなる、請求項1~3の何れか1項に記載の化粧材。
  5. 前記第一領域に該当する箇所の前記化粧材は、前記基材上に、第一装飾層及び第一硬化物層をこの順に有してなる、請求項1~3の何れか1項に記載の化粧材。
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