JP7316818B2 - 波形データ取得モジュールおよび試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体試験装置に関する。
近年、さまざまな電子機器に利用される半導体デバイスの種類は、非常に多岐にわたっている。半導体デバイスとしては、(i)DRAM(Dynamic Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのメモリデバイスや、(ii)CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)、マイクロコントローラなどのプロセッサ、あるいは(iii)デジタル/アナログ混載デバイス、SoC(System On Chip)などの多機能デバイスが例示される。これらの半導体デバイスを試験するために、半導体試験装置(以下、単に試験装置ともいう)が利用される。
半導体デバイスの試験項目は、主としてファンクション試験、パラメトリック試験、DC(直流)試験に大別される。ファンクション試験では、DUT(被試験デバイス)が設計通りに正常に動作するか否かが判定され、不良箇所が特定される。パラメトリック試験は主としてRFデバイスなどに対して行われるものであり、DUTの性能を表す評価値(出力パワーや歪み)が取得される。DC試験では、DUTのリーク電流測定、動作電流(電源電流)測定、耐圧などが測定される。
半導体デバイスに流れる電源電流は、半導体デバイスの動作と直結しているため、電源電流波形には、半導体デバイスの状態を解析する上で有益な情報が多く含まれている。また電源電圧は、電源電流の変動に応じて変動するため、電源電圧波形にもデバイスの解析に有益な情報が含まれている。
ところが従来の半導体試験装置は、ファンクション試験とDC試験を並行して行う機能をサポートしていなかった。したがってユーザは、その必要がある場合には、半導体試験装置とは別に、オシロスコープなどのハードウェアを追加し、半導体試験装置を走らせながら、それと並行して、電源電圧波形などを測定する必要があった。また、オシロスコープなどを用いる場合、波形を取り込める時間に制約が生じ、ファンクション試験の開始から終了までの長時間にわたり、波形を取り込むことはできなかった。
本発明は係る課題に鑑みてされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、長期間にわたり電源電流や電源電圧などのアナログ信号を測定可能な試験装置あるいは波形データ取得モジュールの提供にある。また目的の別のひとつは、多くのデータを効率的に収集可能な試験装置の提供にある。
本発明のある態様の波形データ取得モジュールは、複数チャンネルの電気信号の波形を取り込む波形データ取得モジュールであって、複数チャンネルのキャプチャユニットと、モジュールインタフェースと、を備える。各キャプチャユニットは、対応するチャンネルの電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、第1メモリおよび第2メモリと、第1メモリおよび第2メモリの一方にデジタル信号を連続して書き込み、メモリフルになるとモジュールインタフェースを介して外部の上位コントローラにメモリフルであることを通知するとともに、書き込み先のメモリを他方に切り替えるメモリコントローラと、を含む。
本発明のさらに別の態様は、試験装置である。この装置は、上位コントローラと、それぞれが、複数チャンネルの電気信号の波形を取り込むよう構成される、複数の波形データ取得モジュールと、複数のファンクション試験モジュールと、を備える。各波形データ取得モジュールは、複数チャンネルのキャプチャユニットと、モジュールインタフェースと、を備える。各キャプチャユニットは、対応するチャンネルの電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、デジタル信号を格納するメモリと、を含む。上位コントローラは、モジュールインタフェースに対して、複数チャンネルを同時に対象として指定するリード命令を発行し、モジュールインタフェースは、指定された複数のチャンネルを順に選択し、選択したチャンネルのキャプチャユニットのメモリからデータを読み出して上位コントローラに出力する。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、長時間にわたる膨大なデータを取得できる。またある態様によれば、多くのデータを効率的に収集できる。
実施の形態に係る試験装置のブロック図である。 波形データ取得モジュールのブロック図である。 メモリコントローラおよび第1メモリ、第2メモリの構成例を示すブロック図である。 メモリアクセスの書き込みに関するタイムチャートである。 データの読み出しに関するタイムチャートである。 メモリのオーバーフローの検出を説明するタイムチャートである。 上位コントローラおよび波形データ取得モジュールのブロック図である。 上位コントローラと波形データ取得モジュールの間のデータアクセスを説明するシーケンス図である。 直接割り込みのパケット生成に関するブロック図である。 図9のパケット生成部の動作を説明する図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、波形データ取得モジュールに関する。波形データモジュールは、複数チャンネルの電気信号の波形を取り込み可能に構成される。波形データ取得モジュールは、複数チャンネルのキャプチャユニットと、モジュールインタフェースと、を備える。各キャプチャユニットは、対応するチャンネルの電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、第1メモリおよび第2メモリと、第1メモリおよび第2メモリの一方にデジタル信号を連続して書き込み、メモリフルになるとモジュールインタフェースを介して外部の上位コントローラにメモリフルであることを通知するとともに、書き込み先のメモリを他方に切り替えるメモリコントローラと、を含む。
メモリフルの通知を受けた上位コントローラは、そのメモリからデータを読み出すことができる。この波形データ取得モジュールによれば、2個のメモリに交互に波形データを格納することで、時間的な制約なく、膨大な波形データを取り込み続けることができる。
モジュールインタフェースは、上位コントローラからのリード命令に応答して、メモリコントローラに対して、ローカルのリード命令を供給してもよい。メモリコントローラは、ローカルのリード命令に応答して、第1メモリおよび第2メモリのうち、メモリフルである一方のデータを、モジュールインタフェースを介して上位コントローラに出力してもよい。
上位コントローラからのリード命令は、複数のチャンネルを同時に対象として指定することができてもよい。モジュールインタフェースは、指定された複数のチャンネルを順に選択し、選択したチャンネルのメモリコントローラにローカルのリード命令を供給してもよい。これにより、上位コントローラは、複数チャンネル分のデータを短時間で効率的に収集できる。
メモリコントローラは、第1メモリがメモリフルになるとアサートされ、第1メモリからすべてのデータが読み出されるとネゲートされる第1メモリフルフラグと、第2メモリがメモリフルになるとアサートされ、第2メモリからすべてのデータが読み出されるとネゲートされる第2メモリフルフラグと、を生成してもよい。
メモリコントローラは、第1メモリフルフラグがネゲートされると、次回の読み出し先を第2メモリとし、第2メモリフルフラグがネゲートされると、次回の読み出し先を第1メモリとしてもよい。
モジュールインタフェースは、複数チャンネルのメモリフルフラグをパケット化して、上位コントローラに送信してもよい。これにより、従来の割り込みよりも高速に、上位コントローラに通知することができる。
メモリコントローラは、第1メモリフルフラグと、第2メモリフルフラグが同時にアサートされると、メモリオーバーフローフラグをアサートしてもよい。
モジュールインタフェースは、複数チャンネルのメモリオーバーフローフラグをパケット化して、上位コントローラに送信してもよい。これにより、別のデータによって上書きされて壊れたデータを、上位コントローラに知らせることができる。上位コントローラは、壊れたデータを破棄してもよい。またパケットで送信することで、従来の割り込みよりも高速に、上位コントローラに通知することができる。
モジュールインタフェースは、複数チャンネルの波形測定完了フラグをパケット化して、上位コントローラに送信してもよい。これにより、従来の割り込みよりも高速に、上位コントローラに通知することができる。
本発明の別の態様は、試験装置である。この試験装置は、複数の波形データ取得モジュールと、上位コントローラと、を備える。
一実施の形態には試験装置が開示される。試験装置は、上位コントローラと、それぞれが、複数チャンネルの電気信号の波形を取り込むよう構成される、複数の波形データ取得モジュールと、複数のファンクション試験モジュールと、を備える。各波形データ取得モジュールは、複数チャンネルのキャプチャユニットと、モジュールインタフェースと、を備える。各キャプチャユニットは、対応するチャンネルの電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、デジタル信号を格納するメモリと、を含む。上位コントローラは、モジュールインタフェースに対して、複数チャンネルを同時に対象として指定するリード命令を発行し、モジュールインタフェースは、指定された複数のチャンネルを順に選択し、選択したチャンネルのキャプチャユニットのメモリからデータを読み出して上位コントローラに出力する。この構成によれば、多チャンネル分の多くのデータを効率的に収集できる。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(試験システム全体について)
図1は、実施の形態に係る試験装置100のブロック図である。この試験装置100は、複数のDUT(被試験デバイス)2それぞれについて、ファンクション試験を実行しながら、それと並行してDUT2の電気的状態を示す電気信号の波形をキャプチャする。試験装置100がキャプチャするDUT2の電気信号の種類は特に限定されないが、たとえば電源電圧や電源電流などが例示される。
一般的に、DUT2のファンクション試験には、非常に長い時間を要する。試験装置100は、ファンクション試験の開始から終了までの長い時間全体にわたり(あるいはその一部分について)、電気信号の波形を取り込み続ける機能を備える。以下、試験装置100がキャプチャする電源電圧や電源電流を、電源信号と総称する。
試験装置100は、上位コントローラ110、バススイッチ120、複数のファンクション試験モジュール130_1~130_N、複数の波形データ取得モジュール140_1~140_Nを備える。
上位コントローラ110は、試験装置100全体を統括的に制御するコントローラであり、後述するようにCPU(Central Processing Unit)、メモリ、CPUが実行するプログラムなどで構成される。ファンクション試験モジュール130_1~130_Mおよび波形データ取得モジュール140_1~140_Mは、バススイッチ120を介して上位コントローラ110と接続される。上位コントローラ110は、ファンクション試験モジュール130および波形データ取得モジュール140に対して、指令を与え、あるいはそれらからデータを読み出す。上位コントローラ110は、波形データ取得モジュール140が測定した複数チャンネル分の膨大なデータ(ビッグデータ)を収集する。
複数のDUT2は、複数のグループGP1~GPMにわけられる。ファンクション試験モジュール130_i(i=1~M)と波形データ取得モジュール140_iはペアをなしており、共通のグループGPiに割り当てられる。ファンクション試験モジュール130_iは、たとえば、割り当てられたグループGPi内の複数のDUT2それぞれに対して、データ(テストパターン)を与え、データを読み出して、期待値と比較することにより、DUT2の良否を判定する。DUT2の種類は限定されないが、マイコン(Microcontroller)、メモリ、CPU(Central Processing Unit)などが例示される。
波形データ取得モジュール140_iは、割り当てられたグループGP_i内の複数のDUT2それぞれの電源信号の波形をキャプチャする。波形データ取得モジュール140はそれぞれ、Nチャンネル(CH1~CHN)で構成される。1チャンネルは、1つのピンと対応付けられ、チャンネルごとに、1個の電気信号の波形をキャプチャすることができる。
1個のDUT2について、電源電圧と電源電流を測定する場合、Nチャンネルの波形データ取得モジュール140によって、N/2個のDUT2が割り当てられる。N=96の場合、48個のDUT2の電源電圧と電源電流の波形が取得される。
波形データ取得モジュール140に、試験開始から終了までにわたる電源信号の波形を完全に保存しようとすると、波形データ取得モジュール140に非常に大きな容量のメモリが必要となり、コストの観点から現実的ではない。そこで以下では、1個の波形データ取得モジュール140に搭載するメモリの容量を削減するためのアーキテクチャを説明する。
(波形データ取得モジュール)
図2は、波形データ取得モジュール140のブロック図である。上述のように、波形データ取得モジュール140は、複数チャンネルCH1~CHNの信号波形をキャプチャ可能に構成される。
波形データ取得モジュール140は、複数のチャンネルCH1~CHNに対応する複数のキャプチャユニット150_1~150_Nと、モジュールインタフェース180と、を備える。
複数のキャプチャユニット150_1~150_Nは同様に構成される。キャプチャユニット150は、A/Dコンバータ152、信号処理部154、第1メモリ156A、第2メモリ156B、メモリコントローラ160を備える。信号処理部154およびメモリコントローラ160は、FPGA(Field Programmable Gate Array)で構成してもよい。この場合においてメモリ156A,156Bは、FPGAに内蔵されるSRAMであってもよい。
A/Dコンバータ152は、所定のサンプリングレートで、キャプチャの対象である電源信号(アナログ信号)S1を、デジタル信号S2に変換する。サンプリングレートは、チャンネルごとに個別に設定可能である。
信号処理部154は、必要に応じて、デジタル信号S2に対して信号処理を施す。信号処理の内容は特に限定されないが、たとえばキャリブレーション処理が例示される。信号処理部154における信号処理後のデジタルデータS3は、メモリコントローラ160に入力される。
メモリコントローラ160には2個のメモリ156A,156Bが接続される。メモリ156A、156Bを、バンクA(BANKA),バンクB(BANKB)とも表記する。メモリ156A、156Bは、たとえば8kワード程度の安価なメモリを採用することができる。
メモリコントローラ160は、2個のメモリ156A,156Bを時分割で交互に使用する。具体的にはデジタルデータS3を2個のメモリ156A,156Bの一方156#(#=A,B)に書き込んでいき、メモリ156#がフルになると、デジタルデータS3の書き込み先を他方のメモリに切り替える。またメモリコントローラ160は、一方のメモリ156#がフルになったことを示すフラグMEMORY_FULL_#(#=A,B)をアサートする。
モジュールインタフェース180は、上位コントローラ110と複数のキャプチャユニット150_1~150_Nとのインタフェースである。
モジュールインタフェース180は、複数のチャンネルCH1~CHNそれぞれにおけるフラグMEMORY_FULL_#(#=A,B)を監視し、どのチャンネルのメモリがフルになっているかを、上位コントローラ110に通知する。
またモジュールインタフェース180は、キャプチャユニット150_1~150_Nにおいて発生するエラーを監視し、エラーの状態を上位コントローラ110に通知する。モジュールインタフェース180から上位コントローラ110への通知には後述の直接割り込みが使用される。
上位コントローラ110は、モジュールインタフェース180からの通知によって、どのチャンネルにおいてメモリ156がフルになっているかを知ることができる。上位コントローラ110は、フルになっているチャンネルを指定し、モジュールインタフェース180にリード命令を発行する。
本実施の形態において、1つのメモリ命令によって、任意の複数のチャンネルを同時に指定可能となっている。モジュールインタフェース180は、上位コントローラ110からリード命令を受けると、指定されたチャンネルに対して順番に、ローカルの読み出し命令LOCAL_READを与える。モジュールインタフェース180から、ローカルの読み出し命令LOCAL_READを受信したメモリコントローラ160は、フルになっているバンクからデータを読み出し、それを出力する。フルになっているバンクからのデータの読み出しが完了すると、そのバンクに関するメモリフルフラグMEMORY_FULL_#がネゲート(デアサート)される。
上位コントローラ110が1回のリードで取得するデータは、波形データの1部分である。上位コントローラ110は、同じチャンネルの波形データの部分を繋ぎ合わせて、元の連続した波形データを復元する。
波形データ取得モジュール140によれば、2個のメモリ156A,156Bに交互に波形データを格納することで、時間的な制約なく、膨大な波形データを取り込み続けることができる。またメモリフルとなるたびに、上位コントローラ110に通知を送信することで、上位コントローラ110にデータの読み出しを促すことができる。
(メモリコントローラ)
図3は、メモリコントローラ160およびメモリ156A,156Bの構成例を示すブロック図である。この例において、メモリ156A,156Bは1ワード19ビットのデュアルポートメモリである。メモリ156A,156Bはそれぞれ8kワードの容量を有する。
各メモリ156は、ポートaのアドレス入力address_a[12:0]、ポートaのデータ入力data_a[18:0]、ポートaのライトイネーブルwren_a、ポートbのアドレス入力address_b[12:0]、ポートbのデータ入力data_b[18:0]、ポートbのライトイネーブルwren_bを有する。
メモリコントローラ160には、信号処理部154からのデジタルデータS3と、それと同期したライトイネーブル信号MEAS_MEMORY_WENが入力される。デジタルデータS3は、18ビットのデータCAL_DATA[17:0]である。ライトイネーブル信号MEAS_MEMORY_WENは、信号処理部154によって、CAL_DATA[17:0]が生成されるたびにアサートされる。
またメモリコントローラ160には、測定アドレスMEAS_ADDRESS[28:0]が入力される。測定アドレスMEAS_ADDRESS[28:0]は、測定開始からのサンプリング回数を示してもよい。
またメモリコントローラ160には、信号処理部154からのエラー信号OVER,OVR_STBYが入力される。エラー信号OVERは、信号処理部154での演算中にオーバーフローが発生したこと、あるいは測定データにオーバーフローがあることを示すフラグである。またエラー信号OVR_STYBは、A/Dコンバータ152による測定中にオーバーフローが発生したことを示すフラグである。
メモリコントローラ160は、メモリへのデータの書き込みに関して、ライトエンコーダ162、ライトセレクタ164、ライトカウンタ166、ステートマシン168を備える。
ライトエンコーダ162は、データCAL_DATA[17:0]、エラー信号OVER,OVR_STBYを受け、メモリ156A,156Bに書き込むべき19ビットのデータmem_data[18:0]を生成する。エラーが発生していないとき、データmem_data[18:0]は、元のデータCAL_DATA[17:0]またはそれを加工したデータを含んでおり、エラーが発生しているとき、データmem_data[18:0]は所定のコードを含む。
ライトセレクタ164は、測定アドレスMEAS_ADDRESS[28:0]と、測定メモリライトイネーブル信号MEAS_MEMORY_WENを受ける。MEAS_ADDRESS[28:0]は、イネーブル信号MEAS_MEMORY_WENのアサートごとにインクリメントされる。
ライトセレクタ164は、測定アドレスMEAS_ADDRESS[28:0]の下位14ビット目MEAS_ADDRESS[13]にもとづいて、書き込み先のメモリ(156A,156B)を選択する。具体的には、MEAS_ADDRESS[13]が0のとき、メモリ156Aが選択され、1のときメモリ156Bが選択される。ライトセレクタ164は、選択したメモリ156#のアドレス入力address_#[12:0]に、測定アドレスMEAS_ADDRESS[28:0]の下位13ビットMEAS_ADDRESS[13:0]を供給し、選択したメモリ156#のライトイネーブルwren_#に、ライトイネーブル信号MEAS_MEMORY_WENを供給する。
これにより、新たな測定データCAL_DATAが生成されるたびに、それが適切なメモリ(バンク)に書き込まれていく。
ライトカウンタ166は、ライトイネーブル信号MEAS_MEMORY_WENを監視し、書き込み回数をカウントする。このカウント値はステートマシン168に供給される。
ステートマシン168は、現在の書き込み先である一方のメモリ156#がフルになると、そのメモリがフルであることを示すフラグMEMORY_FULL_#をアサートする。
以上がメモリコントローラ160の書き込みに関する構成である。続いて読み出しに関する構成を説明する。メモリコントローラ160は、データの読み出しに関して、命令デコーダ170、リードカウンタ172、出力セレクタ174を備える。
命令デコーダ170は、モジュールインタフェース180からの制御信号(命令)を受け、それをデコードする。命令デコーダ170は、ローカルの読み出し命令LOCAL_READを受けると、フルになっている書き込み完了後のメモリ156#から、データを読み出す。リードカウンタ172は、読み出した回数をカウントする。リードカウンタ172のカウント値は、メモリ156#のアドレス信号MW:ADC_MEMORY_ADDRESS[12:0]として、メモリ156#のポートbのアドレス入力address_b[12:0]に供給される。これにより、メモリ156#の先頭のアドレスから最後のアドレスに向かって、1ワードずつデータが読み出されていく。出力セレクタ174は、メモリ156A,156Bのポートbの出力q_bのデータを受け、バンクセレクト信号BANL_SELに応じた一方を選択する。バンクセレクト信号BANL_SELは、現在フルになっているメモリ(つまり読み出すべきバンク)を指定するフラグであり、0のとき、メモリ156Aが選択され、1のとき、メモリ156Bが選択される。
またリードカウンタ172のカウント値は、ステートマシン168に供給される。ステートマシン168は、リードカウンタ172のカウント値を参照し、メモリ156#のすべてのアドレスからデータが読み出されると、フラグMEMORY_FULL_#をネゲートする。フラグMEMORY_FULL_#がネゲートされると、BANK_SELをトグルし、上位コントローラ110がデータを読み出すべきメモリを入れ替える。
ステートマシン168は、2つのフラグMEMORY_FULL_A,MEMORY_FULL_Bを監視し、両方が同時にアサートされると、メモリの読み出しに失敗したことを示すフラグMEMORY_OVER_FLOWをアサートする。フラグMEMORY_OVER_FLOWは、一方のバンクがフルの状態で、次のバンクもフルになったことを示す。これは、元のバンクに新たなデータが上書きされてデータが破壊されていることを示すエラー信号である。
続いてメモリアクセスの動作を説明する。図4は、メモリアクセスの書き込みに関するタイムチャートである。BANKの番号は、切り替え毎に1ずつインクリメントしており、奇数のバンク番号は、メモリ156Aが書き込み先であることを示し、偶数のバンク番号は、メモリ156Bが書き込み先であることを示す。
測定アドレスMEAS_ADDRESS[28:0]は、1ずつインクリメントする。測定アドレスの値が0x0~0x1FFFの間は、メモリ156Aにデータが書き込まれ、測定アドレスの値が0x2000~0x3FFFの間は、メモリ156Bにデータが書き込まれ、測定アドレスの値が0x4000~0x5FFFの間は、メモリ156Aにデータが書き込まれ、測定アドレスの値が0x6000~0x7FFFの間は、メモリ156Bにデータが書き込まれ、測定アドレスの値が0x8000~0x9FFFの間は、メモリ156Aにデータが書き込まれる。
フラグMEMORY_FULL_Aは、メモリ156Aのすべてのアドレス0x0~0x1FFFへのデータ書き込みが完了するとアサートされる。また上位コントローラ110によってすべてのアドレスのデータ読み出しが完了するとネゲートされる。この動作が、2つのメモリ156A,156Bで交互に繰り返される。
図5は、データの読み出しに関するタイムチャートである。フラグMEMORY_FULL_Aがアサートされると、上位コントローラ110に通知される。MEMORY_FULL_Aのアサートから、次のMEMORY_FULL_Bのアサートまでの間が、メモリ156Aに対するデータ読み出し期間となり、この期間の間に、上位コントローラ110は、リード命令を発生し、メモリ156Aからすべてのデータを読み出さなければならない。
上位コントローラ110が発生したリード命令に応答して、メモリ156Aのリードアクセスが発生し、8192回すなわち全アドレス0x0~0x1FFFの読み出しが完了すると、フラグMEMORY_FULL_Aはネゲートされる。この動作が、2つのメモリ156A,156Bで交互に繰り返される。
図6は、メモリのオーバーフローの検出を説明するタイムチャートである。この例では、メモリ156A(BANK1)への書き込みが完了し、フラグMEMORY_FULL_Aがアサートされる。その後、メモリ156B(BANK2)への書き込みが完了し、フラグMEMORY_FULL_Bがアサートされるまでが、BANK1に対するデータ読み出し期間となる。読み出し期間の間に発生したリード回数が8192回に満たないとき、すなわち読み出し期間の間に、フラグMEMORY_FULL_Aがネゲートされないと、オーバーフローを示すフラグMEMORY_OVER_FLOWがアサートされる。
(バスインタフェースについて)
以上がローカルのメモリアクセスに関する説明である。続いて、波形データ取得モジュール140と上位コントローラ110との間のインタフェースについて説明する。
図7は、上位コントローラ110および波形データ取得モジュール140のブロック図である。上位コントローラ110は、CPU112、バスインタフェース114、メモリ118を備える。バスインタフェース114は、PCI Express(登録商標)カードなどであり、DMA(Direct Memory Access)コントローラ116を有する。DMAコントローラ116は、CPU112からのメモリアクセス命令にもとづいて、波形データ取得モジュール140にアクセスし、読み出したデータをメモリ118に格納する(バースト伝送)。
モジュールインタフェース180は、複数のチャンネルCH1~CHNのうち、どのチャンネルのメモリがフルになっているかをバスインタフェース114を経由してCPU112に通知する。たとえば、CPU112は、複数のチャンネルCH1~CHNをいくつかのセットに分類して管理する。そして、同じセットに含まれるチャンネルのメモリがすべてフルになったことを検出すると、そのセットに含まれるすべてのチャンネルのメモリを対象とするリード命令(バースト伝送命令)を発生する。このリード命令に応答して、DMAコントローラ116は、モジュールインタフェース180に対して、リード命令を送信する。
モジュールインタフェース180はシーケンサ182を含む。シーケンサ182は、DMAコントローラ116からのリード命令READが指定する複数のチャンネルのキャプチャユニット150に対して、順にローカルのリード命令LOCAL_READを発生する。たとえば、DMAコントローラ116からのリード命令が、CH1~CH4を指定したリード命令である場合、シーケンサ182は、CH1~CH4に対して、順にローカルのリード命令を発生する。その結果、チャンネルごとのデータが順にバスインタフェース114に送信される。DMAコントローラ116は、各チャンネルのデータを、メモリ118の対応するアドレスに格納する。
従来のバースト伝送では、複数のチャンネルにまたがったデータ伝送は不可能であったが、モジュールインタフェース180にシーケンサ182を実装することで、複数のチャンネルを指定したバースト伝送が可能となる。
図8は、上位コントローラ110と波形データ取得モジュール140の間のデータアクセスを説明するシーケンス図である。はじめにCPU112によって、アクセスすべき波形データ取得モジュール140の番号と、チャンネル番号が指定される。アクセスすべき波形データ取得モジュール140の番号に応じて、バススイッチ120が切り替えられる。またチャンネル番号が波形データ取得モジュール140に送信される(S100)。
続いてDMAコントローラ116に起動指示が与えられる(S102)。DMAコントローラ116は、モジュールインタフェース180に対してリード命令を出力する(S104)。モジュールインタフェース180のシーケンサ182は、指定されたチャンネル(この例では全チャンネルCH1~CHN)に対して順に、ローカルのリード命令を発行する(S106)。各チャンネルのリード命令に応答して、データが上位コントローラ110のメモリ118に対してバースト伝送される(S108)。そして全チャンネルの伝送が完了すると、DMA終了の割り込みがバスインタフェース114からCPU112に出力される(S110)。
(直接割り込み)
続いて、波形データ取得モジュール140から上位コントローラ110への各種通知について説明する。波形データ取得モジュール140は、割り込みによって、メモリフルの通知、メモリのオーバーフローの通知および、波形測定が完了したことの通知を、上位コントローラ110に送信する。この割り込みには、レガシーの割り込み線を用いた通知を用いてもよいが、本実施の形態では、それとは異なる割り込み(以下、直接割り込みという)によって、これらの情報を上位コントローラ110に送信する。
直接割り込みでは、メモリフルに関する情報、メモリオーバーフローに関する情報、波形測定完了の通知が、パケット化され、上位コントローラ110に送信される。
図9は、直接割り込みのパケット生成に関するブロック図である。複数のチャンネルCH1~CHNは、12チャンネルごとに分割される。12チャンネルのセットを、1スプリットと称する。モジュールインタフェース180は、1スプリットごとに、割り込みパケットを生成するパケット生成部184を組む。チャンネル数Nが96チャンネルの場合、96/12=8個のパケット生成部184が設けられる。
パケット生成部184には、12チャンネル分のメモリフルフラグMEMORY_FULL_A,Bをまとめた割り込みデータMEMFUL_INT[11:0]、12チャンネル分の波形測定完了フラグADC_DONEをまとめた割り込みデータADDONE_INT[11:0]、12チャンネル分のメモリオーバーフローフラグMEMORY_OVER_FLOWをまとめた割り込みデータMEMOFL_INT[11:0]が入力される。MEMFUL_INT[i]は、チャンネルCHiにおける2個のフラグMEMORY_FULL_A,MEMORY_FULL_Bの論理和であってもよい。
パケット生成部184は、パケットデータSEND_TCM_STATUSと、ステータスフラグSBDTCM2Oを生成する。ステータスフラグSBDTCM2Oは、割り込みデータMEMFUL_INT[11:0]、ADDONE_INT[11:0]、MEMOFL_INT[11:0]のいずれかのビットに1が立つと、アサートされる。
上位コントローラ110のメモリ118には、割り込み専用のアドレスが用意されている。モジュールインタフェース180は、パケットデータSEND_TCM_STATUSを、その割り込み専用のアドレスに書き込む。上位コントローラ110のCPU112は、割り込み専用のアドレスを監視しており、割り込みを検出すると同時に、割り込み要因などを取得する。
割り込みデータMEMFUL_INT[11:0]、ADDONE_INT[11:0]、MEMOFL_INT[11:0]は全部で36ビット存在する。この36ビットをパケット化する際に、全ビットを含めると、パケットのサイズが大きくなり、パケットデータを複数に分割して送信する必要がある。そこでパケット生成部184は、メモリオーバーフローを示す割り込みデータMEMOFL_INT[11:0]については、全ビットをOR演算して1ビットにまとめて、パケットデータSEND_TCM_STATUSに含めることとした。
一方、割り込みパケットの送信ごとに、割り込みデータMEMFUL_INT[11:0],ADDONE_INT[11:0]を交互に、パケットデータSEND_TCM_STATUSに含めて送信することとしている。パケットデータSEND_TCM_STATUSは、現在、MEMFUL_INT[11:0],ADDONE_INT[11:0]のいずれを含んでいるかを示すフラグOUTPUT_STATUSを含む。1ビットのMEMOFLは、MEMFUL_INT[11:0]とともに送信される。
ステータスラッチ信号status_latchが発生する度に、出力ステータスOUTPUT_STATUSがトグルする。OUTPUT_STATUS=0は、MEMFUL_INTを通知する状態を、OUTPUT_STATUS=1は、ADDONE_INTを通知する状態を表す。
MEMORY_FULL_CLR信号は、OUTPUT_STATUSのネガエッジごとにアサートされる。MEMORY_FULL_CLR信号のアサートに応答して、フリップフロップFF2の値(MEMORY_FULLのステータス)が確定し、後段のマルチプレクサMUXに出力される。またMEMORY_FULL_CLR信号のアサートに応答してフリップフロップFF1の値が0となり、MEMORY_FULLに関連する割り込み要因がクリアされる。
MEMORY_FULL_CLR信号は、フリップフロップFF5,FF6にも供給される。MEMORY_FULL_CLR信号のアサートに応答して、フリップフロップFF6の値(MEMORY_OVER_FLOWのステータス)が確定し、後段のマルチプレクサMUXに出力される。またMEMORY_FULL_CLR信号のアサートに応答してフリップフロップFF5の値が0となり、MEMORY_OVER_FLOWに関連する割り込み要因がクリアされる。
ADC_DONE_CLR信号は、OUTPUT_STATUSのポジエッジごとにアサートされる。ADC_DONE_CLR信号のアサートに応答して、フリップフロップFF4の値(ADC_DONEのステータス)が確定し、後段のマルチプレクサMUXに出力される。またADC_DONE_CLR信号のアサートに応答して、フリップフロップFF3の値がゼロとなり、ADC_DONEに関連する割り込み要因がクリアされる。
図10は、図9のパケット生成部184の動作を説明する図である。時刻tに、MEMFUL_INT[11:0]のいずれかのビットに1が立つと、対応するチャンネルのフリップフロップFF1に1が格納され、SBDTCM2O信号がハイとなる。続いて、SEND_TCM_STATUSパケットを送信するためのバスコマンドが生成され、status_latch信号がアサートされる。status_latch信号のネガエッジによって、出力ステータスがMEMORY_FULLに切り替わり、MEMORY_FULL_CLR信号がアサートされ、フリップフロップFF1(およびFF5)の値が0となり、MEMORY_FULLの割り込み要因がクリアされる。またフリップフロップFF2の出力が、フリップフロップFF5の出力とともにマルチプレクサMUXに入力され、SEND_TCM_STATUSパケットに格納される。
時刻tに、再びMEMFUL_INT[11:0]のいずれかのビットに1が立つと、対応するチャンネルのフリップフロップFF1に1が格納され、SBDTCM2O信号がハイとなる。続いて、SEND_TCM_STATUSパケットを送信するためのバスコマンドが生成され、status_latch信号がアサートされる。status_latch信号のネガエッジによって、出力ステータスがADC_DONEに切り替わり、ADC_DONE_CLR信号がアサートされる。ADC_DONE_CLR信号がアサートされると、FF4の出力がマルチプレクサMUXに入力され、SEND_TCM_STATUSパケットに格納され、送信される。ただし、このパケットには、送信すべき割り込み要因であるMEMORY_FULLに関する情報は含まれない。
ADC_DONE_CLR信号がアサートでは、フリップフロップFF1の値(すなわちMEMORY_FULLの割り込み要因)はクリアされないため、SBDTCM2O信号はハイを維持する。したがって、ふたたび、バスコマンドSEND_TCM_STATUSが生成され、status_latch信号がアサートされる。status_latch信号のネガエッジによって、出力ステータスがMEMORY_FULLに切り替わり、MEMORY_FULL信号がアサートされる。これにより、MEMORY_FULLに関する情報を含むパケットSEND_TCM_STATUSが生成され、送信される。またフリップフロップFF1がクリアされ、SBDTCM2O信号がローとなる。
時刻tに、MEMORY_FULL,MEMORY_OVER_FLOW,ADC_DONEのすべての割り込み要因が発生し、SBDTCM2O信号はハイとなる。それに続くバスコマンドSEND_TCM_STによって、ADC_DONEに関する割り込みが、上位コントローラ110に送信され、割り込み要因がクリアされる。
時刻tに、ADC_DONE[11:0]のいずれかのビットに1が立つと、対応するチャンネルのフリップフロップFF3に1が格納される。
続くバスコマンドSEND_TCM_STによって、MEMORY_FULLに関する割り込みが上位コントローラ110に送信され、割り込み要因がクリアされる。
この状態では、時刻tに発生した割り込み要因がまだ残っているため、SBDTCM2O信号はハイを維持している。そして次のバスコマンドSEND_TCM_STによって、ADC_DONEに関する割り込みが上位コントローラ110に送信され、割り込み要因がクリアされる。
以上が直接割り込みの説明である。続いて直接割り込みの利点を説明する。従来の割り込みでは、CPUは、割り込み信号を監視し、割り込みを検出すると、波形データ取得モジュール140にアクセスして割り込み要因を読み出す必要があったため、オーバーヘッドが大きかった。
これに対して本実施の形態では、直接割り込みを受けた上位コントローラ110のCPU112は、パケットSEND_TCM_STATUSの中身を見ることにより、どのチャンネルでどのような割り込み要因が発生したかを直接知ることができる。したがって従来の割り込みよりも高速な通知が可能となる。
(エラー検出)
図7を参照する。バスインタフェース114は、波形データ取得モジュール140にリード命令を発行してから所定時間内にデータを受け取れない場合、処理を打ち切り、CPU112にエラー割り込みをかける。
モジュールインタフェース180は、ローカルのリード命令を発行した後に、所定の時間内にキャプチャユニット150からデータが出力されない場合、処理を打ち切る。モジュールインタフェース180が処理を打ち切ると、上位コントローラ110のバスインタフェース114にもデータは伝送されなくなる。結果として、バスインタフェース114が所定時間内にデータを受け取れなくなるため、CPU112にエラー割り込みがかかる。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
DUT 2
100 試験装置
110 上位コントローラ
112 CPU
114 バスインタフェース
116 DMAコントローラ
118 メモリ
120 バススイッチ
130 ファンクション試験モジュール
140 波形データ取得モジュール
150 キャプチャユニット
152 A/Dコンバータ
154 信号処理部
156A,156B メモリ
160 メモリコントローラ
162 ライトエンコーダ
164 ライトセレクタ
166 ライトカウンタ
168 ステートマシン
170 命令デコーダ
172 リードカウンタ
174 出力セレクタ
180 モジュールインタフェース
182 シーケンサ
184 パケット生成部

Claims (7)

  1. 複数チャンネルの電気信号の波形を取り込む波形データ取得モジュールであって、
    複数チャンネルのキャプチャユニットと、
    モジュールインタフェースと、
    を備え、
    各キャプチャユニットは、
    対応するチャンネルの電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
    第1メモリおよび第2メモリと、
    前記第1メモリおよび前記第2メモリの一方に前記デジタル信号を連続して書き込み、メモリフルになると前記モジュールインタフェースを介して外部の上位コントローラにメモリフルであることを通知するとともに、書き込み先のメモリを他方に切り替えるメモリコントローラと、
    を含み、
    前記モジュールインタフェースは、前記上位コントローラからのリード命令に応答して、前記メモリコントローラに対して、ローカルのリード命令を供給し、
    前記メモリコントローラは、前記ローカルのリード命令に応答して、前記第1メモリおよび前記第2メモリのうち、メモリフルである一方のデータを、前記モジュールインタフェースを介して前記上位コントローラに出力し、
    前記上位コントローラからのリード命令は、複数のチャンネルを同時に対象として指定することができ、
    前記モジュールインタフェースは、指定された複数のチャンネルを順に選択し、選択したチャンネルの前記メモリコントローラに前記ローカルのリード命令を供給することを特徴とする波形データ取得モジュール。
  2. 前記メモリコントローラは、
    前記第1メモリがメモリフルになるとアサートされ、前記第1メモリからすべてのデータが読み出されるとネゲートされる第1メモリフルフラグと、
    前記第2メモリがメモリフルになるとアサートされ、前記第2メモリからすべてのデータが読み出されるとネゲートされる第2メモリフルフラグと、
    を生成することを特徴とする請求項1に記載の波形データ取得モジュール。
  3. 前記メモリコントローラは、前記第1メモリフルフラグがネゲートされると、次回の読み出し先を第2メモリとし、前記第2メモリフルフラグがネゲートされると、次回の読み出し先を第1メモリとすることを特徴とする請求項2に記載の波形データ取得モジュール。
  4. 前記メモリコントローラは、前記第1メモリフルフラグと、前記第2メモリフルフラグが同時にアサートされると、メモリオーバーフローフラグをアサートすることを特徴とする請求項2または3に記載の波形データ取得モジュール。
  5. 前記モジュールインタフェースは、前記複数チャンネルの波形測定完了フラグをひとつにパケット化して、前記上位コントローラに送信することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の波形データ取得モジュール。
  6. 上位コントローラと、
    複数の波形データ取得モジュールであって、各波形データ取得モジュールは、請求項1からのいずれかに記載されるものである複数の波形データ取得モジュールと、
    を備えることを特徴とする試験装置。
  7. 上位コントローラと、
    それぞれが、複数チャンネルの電気信号の波形を取り込むよう構成される、複数の波形データ取得モジュールと、
    複数のファンクション試験モジュールと、
    を備え、
    各波形データ取得モジュールは、
    複数チャンネルのキャプチャユニットと、
    モジュールインタフェースと、
    を備え、
    各キャプチャユニットは、
    対応するチャンネルの電気信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
    前記デジタル信号を格納するメモリと、
    前記メモリに前記デジタル信号を書き込み、ローカルのリード命令に応答して前記メモリからデータを読み出すメモリコントローラと、
    を含み、
    前記上位コントローラは、前記モジュールインタフェースに対して、複数チャンネルを同時に対象として指定するリード命令を発行し、
    前記モジュールインタフェースは、前記リード命令により指定された複数のチャンネルを順に選択し、選択したチャンネルの前記キャプチャユニットの前記メモリに対して前記ローカルのリード命令を発行することにより、当該メモリからデータを読み出して前記上位コントローラに出力することを特徴とする試験装置。
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