JP7316546B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、画像形成装置の内部を冷却するために、画像形成装置本体の通気路(開口部)にファンを設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、画像形成装置本体の通気路にファンの他にフィルタを設置する技術や、画像形成装置の内部の温度を検知する温度検知センサ(温度検知手段)を設置する技術も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、特許文献2には、風路の内側と外側との圧力差に基づいたフィルタの変形量を検知することで、フィルタの目詰まりを検知する装置が開示されている。
従来の画像形成装置は、フィルタが目詰まりしてしまったり、通気口の近傍に壁面などの障害物があったりするなどして、通気路における通気(吸気、又は、排気)を充分におこなえなくなってしまうことがあった。そして、そのような状態で印刷動作を続けてしまうと、通気による充分な冷却がおこなえず、画像形成装置の内部温度が上昇して、異常画像などの不具合が生じてしまうことになる。
これに対して、特許文献2の技術を応用して、フィルタの目詰まりを検知する検知装置を設ける方策も考えられる。しかし、そのような場合、検知装置を設けることによって、画像形成装置が高コスト化、大型化してしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が高コスト化、大型化することなく、画像形成装置本体の通気路における通気不良を検知することにある。
この発明における画像形成装置は、画像形成装置本体の通気路に設置されて、前記画像形成装置本体に対して吸気又は排気するためのファンと、前記画像形成装置本体の内部の温度を検知する温度検知センサと、前記通気路に設置されたフィルタと、を備え、前記温度検知センサによって検知された温度が第1所定温度より高くなったときに前記ファンの駆動を継続したまま次の印刷動作が停止されるように制御して、前記温度検知センサによって検知された温度が前記第1所定温度よりも低い第2所定温度より低くなった後に当該次の印刷動作がおこなわれるように制御する制御モードが実行され、
前記制御モードが開始されてから終了するまでの実行時間が所定時間よりも長くなった状態が時間検出手段によって検出されたときに、前記通気路において通気不良が生じているものと判断し、前記制御モードの実行時間が前記所定時間よりも長くなった状態が前記時間検出手段によって検出されて、前記通気路において通気不良が生じているものと制御部で判断された場合に、新品又は清掃後の前記フィルタの使用が開始されてから所定の時間が経過していないときには前記通気路の通気口が障害物で塞がれている可能性がある旨を表示部に表示して、前記所定の時間が経過しているときには前記フィルタの交換又は清掃が必要である旨を前記表示部に表示するものである。
本発明によれば、装置が高コスト化、大型化することなく、画像形成装置本体の通気路における通気不良を検知することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 画像形成装置を示す概略斜視図である。 通気路を示す概略図である。 連続通紙時における温度検知センサの検知温度の変化の一例を示すグラフである。 冷却モード時の制御を示すフローチャートである。 通気路の通気口が障害物で塞がれた状態を示す図である。 変形例1において、連続通紙時における温度検知センサの検知温度の変化の一例を示すグラフである。 変形例1における、冷却モード時の制御を示すフローチャートである。 変形例2における、通気路を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、2は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム2上に照射する露光部(書込み部)、9は感光体ドラム2上に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、を示す。
また、12は用紙等のシートPが収納された給紙部(給紙カセット)、16は感光体ドラム2と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、30は画像形成装置本体100の内部の温度を検知する温度検知センサ、を示す。
感光体ドラム2の周囲には、帯電チャージャ4、現像装置5、クリーニング装置3などが配設されていて、これらの部材2~5によって作像部1(図3参照)が構成されている。
また、図2に示すように、画像形成装置100の上方の外装部には表示部としての表示パネル80が設けられ、画像形成装置100の側方の外装部には通気口40aが設けられている。表示パネル80は、画像形成装置100に関する種々の情報が表示される表示部として機能する。また、通気口40aは、画像形成装置本体100の内部を冷却するために装置外から通気路40(図3参照)に空気を取り入れるための開口である。通気口40aには、ルーバーが着脱可能に設置されてる。
図1を参照して、画像形成装置100における、通常の画像形成時の印刷動作について説明する。
まず、パソコン等の入力装置から画像形成装置100の露光部7に画像情報が送信されると、露光部7からその画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム2の表面に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム2は、矢印方向(時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム2の表面は、帯電チャージャ4との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム2上には、帯電電位(-900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム2の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、露光光Lが照射された部分の電位が潜像電位(0~-100V程度である。)となって、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、静電潜像が形成された感光体ドラム2の表面は、現像装置5との対向位置に達する。そして、現像装置5から感光体ドラム2上にトナーが供給されて、感光体ドラム2上の潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム2の表面は、転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に達する。そして、転写ローラ9との転写ニップ部で、電源部から転写ローラ9に転写バイアス(トナーの極性とは異なる極性のバイアスである。)が印可されることによって、レジストローラ16により搬送されたシートP上に、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が転写される(転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム2の表面は、クリーニング装置3との対向位置に達する。そして、この位置で、クリーニングブレードによって感光体ドラム2上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、クリーニング装置3内に回収される(クリーニング工程である。)。
こうして、感光体ドラム2上における一連の作像プロセスが終了する。
一方、感光体ドラム2と転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、給紙部12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給紙ローラ15によって、搬送経路に向けて給送される。
その後、シートPは、レジストローラ16の位置に達する。そして、レジストローラ16の位置に達したシートPは、感光体ドラム2上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ニップ部(転写ローラ9と感光体ドラム2との当接位置である。)に向けて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、転写ニップ部(転写ローラ9)の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着されたシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体100から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセス(印刷動作)が完了する。
以下、本実施の形態において特徴的な、画像形成装置100の構成・動作について詳述する。
図3に示すように、画像形成装置100には、画像形成装置本体100の内部を冷却するための通気路40が設けられている。
具体的に、本実施の形態において、通気路40は、吸気口として機能する通気口40a(図2、図3参照)から装置内に取り込んだ空気を排気口40bから作像部1に向けて排気するものである。これにより、画像形成装置本体100の内部が冷却されて、装置内が高温に達することによって生じる種々の不具合(例えば、露光部7やPSUやモータなどの過昇温による誤作動などである。)が軽減される。特に、本実施の形態では、通気路40の排気口40bが作像部1に向けられていて、作像部1が積極的に空冷されるため、現像装置5内のトナーが高温によって凝集したり作像部1を構成する部材が熱劣化したりすることによって異常画像が生じる不具合などが軽減されることになる。
なお、通気路40は、一端側に通気口40aが形成されて他端側に排気口40bが形成されたダクトであって、図3の白矢印方向に空気を流動させるものである。
ここで、図3に示すように、通気路40には、ファン41やフィルタ42が設置されている。また、画像形成装置100には、温度検知センサ30(温度検知手段)が設置されている。
ファン41は、画像形成装置本体1に対して吸気するための吸気ファン(画像形成装置本体1の外部から内部に向けて吸気するためのファン)であって、通気路40に図3の矢印方向の空気の流れを形成するためのものである。本実施の形態において、ファン41は、画像形成装置100のメインスイッチが投入されている間は常に駆動されている。すなわち、メインスイッチのオン・オフに連動して、ファン41がオン・オフされることになる。
フィルタ42は、画像形成装置100の外部から内部に空気のみを取り込み、装置内に粉塵などの異物が入り込まないように捕集するものである。フィルタ42は、通気口40aとファン41との間に、着脱可能(交換可能)に設置されている。フィルタ42を設けることで、画像形成装置100のシート搬送路に異物が付着してシートPの搬送不良が生じる不具合や、感光体ドラム2に異物が付着して異常画像が生じる不具合などが軽減されることになる。
温度検知センサ30は、画像形成装置本体100の内部の温度を検知するものである。特に、本実施の形態では、温度検知センサ30が作像部1の近傍に設置されているため、後述する「冷却モード」を実行することによって作像部1の不具合を軽減する効果が効率的に発揮されることになる。
ここで、本実施の形態では、温度検知センサ30によって検知された温度Kが第1所定温度Aより高くなったときに、ファン41の駆動を継続したまま(装置内への吸気冷却をおこなったまま)、次の印刷動作が停止されるように制御して(次の印刷動作が不可能になるように制御して)、温度検知センサ30によって検知された温度Kが第2所定温度B(第1所定温度Aよりも低い温度である。)より低くなった後に、上述した次の印刷動作がおこなわれるように(可能になるように)制御する「制御モード」が実行される。以下、このような制御モードを、適宜に「冷却モード」と呼ぶ。
なお、第1所定温度Aは、その温度Aを超えて印刷動作を続けると、異常画像などの過昇温による不具合が生じてしまう可能性があるものとして設定される温度である。また、第2所定温度Bは、その温度Bまで装置内が冷却されれば、印刷動作を再開しても異常画像などの不具合が生じないものとして設定される温度である。
具体的に、本実施の形態において、「冷却モード(制御モード)」は、連続印刷動作時において、温度検知センサ30によって検知された温度Kが第1所定温度Aより高くなったときにファン41の駆動を継続したまま連続印刷動作を中断して、温度検知センサ30によって検知された温度Kが第2所定温度Bより低くなった後に連続印刷動作を再開するものである。
なお、連続印刷時には、その印刷枚数が多くなるほど、画像形成装置100が連続して稼働する時間も長くなるので、内部の温度上昇が生じやすい。これに対して、1枚のシートPのみに印刷をおこなう場合には、画像形成装置100の内部の温度上昇は生じにくい。しかし、設置環境などの影響によって、1枚のシートPのみを印刷する場合にも、温度検知センサ30の検知温度Kが所定第1温度Aを超える可能性もある。そのため、そのような場合に、印刷動作がおこなわれる前に温度検知センサ30の検知温度Kが所定第1温度Aを超えた場合には、検知温度Kが所定第2温度Bを下回るまで、その印刷動作が一時的に中断されることになる。
このような冷却モード(制御モード)を実行することで、装置内の温度が高くなり過ぎた状態で印刷動作がおこなわれることがないため、高温による異常画像などの不具合の発生を軽減することができる。特に、本実施の形態では、作像部1の近傍の温度を温度検知センサ30によって検知して、その検知結果に基づいて冷却モードを実行しているため、作像部1が過昇温することによる異常画像などの不具合を応答性よく効率的に軽減することができる。
ここで、本実施の形態では、「冷却モード(制御モード)」が開始されてから終了するまでの実行時間T(冷却モードに要する時間)が所定時間Cよりも長くなった状態が時間検出手段としてのタイマー81によって検出されたときに、通気路40において通気不良が生じているものと判断している。
詳しくは、冷却モードの実行時間Tが所定時間Cよりも長くなった状態がタイマー81(時間検出手段)によって検出されて、通気路40において通気不良が生じているものと制御部90で判断されたときに、通気路40において通気不良が生じている旨を表示部としての表示パネル80(図2、図3参照)に表示している。
このように通気路40において通気不良が生じる要因としては、図6に示すように通気口40aが壁面などの障害物200で塞がれている場合や、経時でフィルタ42が捕集物によって目詰まりしてしまった場合などがある。いずれの場合にも、通気路40での吸気が充分におこなわれなくなって、冷却効率が低下することになる。
そのような通気不良のない正常状態で連続印刷がおこなわれると、温度検知センサ30によって検知される温度Kは、図4のグラフMに示すように、第1所定温度A(41℃程度である。)と第2所定温度B(38℃程度である。)との間で上昇と下降とを繰り返すように変化する。すなわち、必要に応じて冷却モードが繰り返されることになる。そして、その1回の冷却モードの実行時間T(t2-t1)はほぼ一定時間(8分程度である。)になる。
しかし、通気不良のある異常状態で連続印刷がおこなわれると、温度検知センサ30によって検知される温度Kは、図4のグラフNに示すように変化する。すなわち、1回の冷却モードの実行時間T(第1所定温度Aから第2所定温度Bに変化するのに要する時間(t2´-t1´))がとても長い時間(46分程度である。)になってしまい、その冷却効率が大きく低下してしまう。そのため、冷却モードが正常に機能しなくなって、過昇温(冷却不良)による異常画像などの不具合が生じやすくなる。
このようなことから、冷却モードが開始されてから終了するまで(温度検知センサ30の検知温度Kが第1所定温度Aに達してから第2所定温度Bに低下するまで)の時間(t1-t2)が所定時間C(上述した正常時の8分より長い時間であって、10分程度である。)を超えたときに、通気不良が生じているものと判断している。
このような制御をおこなうことで、フィルタ42が目詰まりしてしまったり、通気口40aの近傍に壁面などの障害物200があったりするなどして、通気路40における通気(吸気)を充分におこなえなくなってしまっても、そのような状態を精度良く検知することができる。そのため、画像形成装置の100内部温度が上昇した状態のまま印刷動作をおこなうことにより生じる異常画像などの不具合を軽減することができる。また、このような制御は、通気不良を検知するための特別な検知装置を設けることなく比較的容易に実行できるため、画像形成装置100が高コスト化、大型化してしまうこともない。
また、通気路40における通気不良を検知したときに、その情報をいち早く表示パネル80に表示(報知)しているため、通気口40aの近傍の障害物200を取り除いたり、画像形成装置100自体を障害物200から遠ざけたり、フィルタ42の交換や清掃などのメンテナンスをおこなったりして、適切な対応を最適なタイミングでおこなうことができる。
ここで、本実施の形態において、冷却モード(制御モード)の実行時間Tが所定時間Cよりも長くなった状態がタイマー81(時間検出手段)によって検出されて、通気路40において通気不良が生じているものと制御部90で判断されたときに、フィルタ42の交換又は清掃が必要である旨を表示パネル80(表示部)に表示することもできる。
具体的に、新品(又は、清掃後)のフィルタ42の使用が開始されてから長時間が経過していない場合には、フィルタ42の目詰まりによる通気路40の通気不良は考えにくく、通気口40aが障害物200で塞がれている可能性が高いため、表示パネル80には「装置側方の通気口が障害物で塞がれている可能性がありますので、障害物を除去するか、装置を障害物から離すか、してください」なる旨の表示をおこなう。また、新品(又は、清掃後)のフィルタ42の使用が開始されてから長時間が経過していて、それまで通気路40の通気不良が検知されていない場合には、通気口40aが障害物200で塞がれている可能性は低く、フィルタ42の目詰まりによる通気路40の通気不良が考えられるため、表示パネル80には「フィルタが目詰まりしている可能性がありますので、次の手順に従ってフィルタのメンテナンスをおこなってください」なる旨の表示をおこなう。なお、フィルタ42の使用時間は、タイマー81による時間計測でおこなうことができる。
このように、表示パネル80に具体的な作業レベルの表示をおこなうことで、通気路40の通気不良が生じたときに、さらに適切な対応を最適なタイミングでおこなうことができる。
以下、図5のフローチャートを用いて、まとめとして、上述した冷却モード(制御モード)をおこなうときの制御フローについて説明する。
画像形成装置100のメインスイッチが投入された状態では、ファン41は常に駆動していて、温度検知センサ30による内部温度Kの検知が常におこなわれている。そして、その内部温度Kが第1所定温度Aに達していないかが判別される(ステップS1)。その結果、内部温度Kが第1所定温度Aに達しているものと判別された場合には、連続印刷を中断して冷却モードを開始する(ステップS2)。これと同時に、タイマー81による計測(冷却モードの実行時間Tの計測である。)を開始する(ステップS3)。
そして、冷却モードが開始されてから、内部温度Kが第2所定温度Bにまで低下したかが判別される(ステップS4)。その結果、内部温度Kが第2所定温度Bまで低下したものと判別された場合には、冷却モードを終了するとともに、ステップS3で開始したタイマー81による計測を終了する(ステップS5)。
そして、ステップS5で計測した計測時間T(冷却モードの実行時間)が所定時間C以下であるかが判別される(ステップS6)。その結果、計測時間Tが所定時間C以下であるものと判別された場合には、通気路40の通気不良は生じていないものとして、中断していた連続印刷を再開する(ステップS7)。
これに対して、ステップS6で、計測時間Tが所定時間C以下でないものと判別された場合には、通気路40の通気不良が生じているものとして、その旨を表示パネル80に表示(異常報知)して(ステップS8)、本フローを終了する。そして、通気路40の通気不良が解消されるまで、画像形成装置100での印刷動作は中断する。
<変形例1>
変形例1では、冷却モード(制御モード)の実行時間Tが所定時間Cよりも長くなった状態がタイマー81(時間検出手段)によって所定回数連続して検出されたときに、通気路40において通気不良が生じているものと判断するようにしている。この点が、冷却モードの実行時間Tが所定時間Cよりも長くなった状態が1回でも検出された時点で、通気路40において通気不良が生じているものと判断する、本実施の形態のものとは異なる。
変形例1において、このような制御は、図7のグラフM1に示すように、1回の冷却モードの実行時間Tが毎回同程度にならない場合に有用である。具体的に、図7の例では、図6の状態から1回目の冷却モード時の途中で障害物200が取り除かれているため、1回目の冷却モードの途中まで異常時のグラフN1と同じ温度変化となっている。そのため、1回目の冷却モードの実行時間T(s3-s1)は通常よりも長い時間(11分程度である。)になっていて、2回目以降の冷却モードの実行時間T(s6-s4)は通常の時間(8分程度である。)になっている。このようなときに、冷却モードの実行時間Tが所定時間C(正常時の8分より長い時間であって、10分程度である。)を超えたときに通気不良が生じているものと判断してしまうと、実際には通気不良が解消されているにも関わらず、ユーザーに無駄なメンテナンスをおこなわせてしまうことになる。そのため、変形例1では、冷却モードの実行時間Tが所定時間Cを超えた状態が、所定回数(変形例1では2回である。)続けて検知されたときに、通気不良が生じているものと判断して異常報知をおこなっている。
図8は、具体的な制御例を示すフローチャートであるが、図5のステップS6の代わりに、計測時間Tが所定時間Cを超える冷却モードが2回連続しておこなわれたかが判別されるステップS10がおこなわれることになる。それ以外のフローは、先に説明した図5のものと同様である。
このような変形例1においても、本実施の形態のものと同様に、画像形成装置100が高コスト化、大型化することなく、通気路40における通気不良を検知することができる。
<変形例2>
変形例2における画像形成装置100は、図9に示すように、画像形成装置本体100に対して排気するためのファン41(画像形成装置本体100の内部から外部に向けて排気するための排気ファン)が用いられている点が、画像形成装置本体100に対して吸気するためのファン(吸気ファン)が用いられている本実施の形態のものと相違する。
図9に示すように、変形例2における通気路40は、吸気口40bから取り込んだ装置内の空気を、排気口として機能する通気口40aから装置外に排気するものである。これにより、画像形成装置100内の熱気が図9の白矢印方向に流動(排気)されて、画像形成装置本体100の内部が冷却されることになる。
ここで、変形例2においても、通気口40aとファン41との間にフィルタ42が設置されているが、このフィルタ42は、帯電チャージャ4で生じるオゾンや、定着装置20で生じる揮発性有機化合物(VOC)や、帯電チャージャ4や定着装置20で生じる微粒子(UFP)や異臭などを捕集するものが好ましい。このような複数種の捕集体を捕集するために、複数種のフィルタ(オゾンフィルタ、VOCフィルタ、静電フィルタ、脱臭フィルタなどである。)を通気路40に並設してもよい。そして、このようなフィルタ42を用いることで、オゾンやVOCやUFPや異臭などが装置外に排出されてしまう不具合を防止することができる。
そして、変形例2においても、温度検知センサ30による検知温度に基づいた冷却モードを実行して、その冷却モードの実行時間Tを計測して異常検知をおこなっている。これにより、変形例2においても、本実施の形態のものと同様に、画像形成装置100が高コスト化、大型化することなく、通気路40における通気不良を検知することができる。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置100は、画像形成装置本体100に対して吸気(又は、排気)するためのファン41が通気路40に設置されて、画像形成装置本体100の内部の温度を検知する温度検知センサ30が設置されている。また、温度検知センサ30によって検知された温度Tが第1所定温度Aより高くなったときにファン41の駆動を継続したまま次の印刷動作が停止されるように制御して、温度検知センサ30によって検知された温度が第1所定温度Aよりも低い第2所定温度Bより低くなった後に次の印刷動作がおこなわれるように制御する「冷却モード(制御モード)」が実行される。そして、冷却モードが開始されてから終了するまでの実行時間Tが所定時間Cよりも長くなった状態がタイマー81(時間検出手段)によって検出されたときに、通気路40において通気不良が生じているものと判断している。
これにより、画像形成装置100が高コスト化、大型化することなく、画像形成装置本体100の通気路40における通気不良を検知することができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置100に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では通気路40にフィルタ42が設置された画像形成装置100に対して本発明を適用したが、通気路にフィルタが設置されていない画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。ただし、そのような場合、通気路の通気不良は、フィルタの目詰まりによるものは生じ得ないので、通気口が障害物で塞がれたことによるものとなる。
また、本実施の形態において、ファン41は、画像形成装置100のメインスイッチが投入されている間は常に駆動されるように制御した。しかし、ファンの駆動制御はこれに限定されることなく、例えば、印刷動作に連動してファンをオン・オフ制御することもできるし、機内温度が低い場合には低騒音モードとしてファンの駆動を停止するように制御することもできる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において、「作像部の近傍」とは、作像部に近い位置はもちろんのこと、作像部に接する位置や、作像部の内部も含まれるものと定義する。したがって、「作像部の近傍」には、感光体ドラムに近い位置又は接する位置、現像装置に近い位置又は接する位置、クリーニング装置に近い位置又は接する位置、プロセスカートリッジに近い位置又は接する位置、プロセスカートリッジの内部、なども含まれることになる。
また、上述した「近い位置」とは、対象物の温度変化が反映される位置、すなわち、対象物の温度が変化したときに温度の絶対値は異なるとしても同じように温度が変化する位置であるものと定義する。
1 作像部、
30 温度検知センサ(温度検知手段)、
40 通気路(冷却経路)、
40a 通気口、
41 ファン(冷却ファン)、
42 フィルタ、
80 表示パネル(表示部)、
81 タイマー(時間検出手段)、
90 制御部、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)。
特許第5161539号公報 特開2012-110862号公報

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体の通気路に設置されて、前記画像形成装置本体に対して吸気又は排気するためのファンと、
    前記画像形成装置本体の内部の温度を検知する温度検知センサと、
    前記通気路に設置されたフィルタと、
    を備え、
    前記温度検知センサによって検知された温度が第1所定温度より高くなったときに前記ファンの駆動を継続したまま次の印刷動作が停止されるように制御して、前記温度検知センサによって検知された温度が前記第1所定温度よりも低い第2所定温度より低くなった後に当該次の印刷動作がおこなわれるように制御する制御モードが実行され、
    前記制御モードが開始されてから終了するまでの実行時間が所定時間よりも長くなった状態が時間検出手段によって検出されたときに、前記通気路において通気不良が生じているものと判断し、
    前記制御モードの実行時間が前記所定時間よりも長くなった状態が前記時間検出手段によって検出されて、前記通気路において通気不良が生じているものと制御部で判断された場合に、新品又は清掃後の前記フィルタの使用が開始されてから所定の時間が経過していないときには前記通気路の通気口が障害物で塞がれている可能性がある旨を表示部に表示して、前記所定の時間が経過しているときには前記フィルタの交換又は清掃が必要である旨を前記表示部に表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御モードは、連続印刷動作時において、前記温度検知センサによって検知された温度が前記第1所定温度より高くなったときに前記ファンの駆動を継続したまま当該連続印刷動作を中断して、前記温度検知センサによって検知された温度が前記第2所定温度より低くなった後に当該連続印刷動作を再開することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御モードの実行時間が前記所定時間よりも長くなった状態が前記時間検出手段によって所定回数連続して検出されたときに、前記通気路において通気不良が生じているものと判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御モードの実行時間が前記所定時間よりも長くなった状態が前記時間検出手段によって検出されて、前記通気路において通気不良が生じているものと制御部で判断されたときに、前記通気路において通気不良が生じている旨を表示部に表示することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記温度検知センサは、作像部の近傍に設置されたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の画像形成装置
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