JP7314464B2 - 鉄骨柱梁接合構造 - Google Patents

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本発明は、鉄骨柱梁接合構造に関する。
梁端部が鉄骨柱に接合される鉄骨梁において、梁端部よりも曲げ耐力が小さい塑性化部(塑性化領域)を鉄骨柱から離れた位置に設ける鉄骨柱梁接合構造が知られている(例えば、特許文献1~4参照)。
特許文献1~4に開示された鉄骨柱梁接合構造では、地震時に、鉄骨梁の梁端部ではなく、鉄骨柱から離れた位置に設けられた塑性化部に塑性ヒンジを発生させることで、鉄骨梁の変形性能を高めている。
特開平10-220061号公報 特開2000-309980号公報 特開2011-052462号公報 特開2017-214717号公報
しかしながら、特許文献1~4に開示された鉄骨柱梁接合構造では、地震時に、鉄骨梁の梁端部に塑性ヒンジが発生しないように、梁端部にハンチや補強板等の補強部材を溶接して曲げ耐力を確保するため、施工に手間がかかる。
本発明は、上記の事実を考慮し、鉄骨梁の梁端部の施工性を向上することを目的とする。
第1態様に係る鉄骨柱梁接合構造は、鉄骨柱と、前記鉄骨柱に梁端部が接合されるとともに、前記鉄骨柱から離れた位置に前記梁端部よりも曲げ耐力が小さい塑性化部が設けられた鉄骨梁と、前記鉄骨柱と前記塑性化部との間に設けられ、前記鉄骨柱から張り出すダイアフラム及び前記梁端部のフランジ部に重ねられた状態でそれぞれボルト接合されるスプライスプレートと、を備える。
第1態様に係る鉄骨柱梁接合構造によれば、鉄骨梁の梁端部は、鉄骨柱に接合される。また、鉄骨梁には、鉄骨柱から離れた位置に、梁端部よりも曲げ耐力が小さい塑性化部が設けられる。これにより、地震時に、梁端部ではなく、塑性化部に塑性ヒンジが発生し易くなる。
また、鉄骨柱と塑性化部との間には、スプライスプレートが設けられる。このスプライスプレートは、鉄骨柱から張り出すダイアフラム及び鉄骨梁の梁端部のフランジ部に重ねられた状態でそれぞれボルト接合される。このスプライスプレートによって、鉄骨梁の梁端部の曲げ耐力が確保される。したがって、地震時に、梁端部でなく、塑性化部に塑性ヒンジをより確実に発生させることができる。
さらに、スプライスプレートは、前述したように、鉄骨柱から張り出すダイアフラム及び鉄骨梁のフランジ部にそれぞれボルト接合される。したがって、本発明では、鉄骨柱のダイアフラム及び鉄骨梁のフランジ部にスプライスプレートをそれぞれ溶接する場合と比較して、鉄骨梁の梁端部の施工性が向上する。
このように本発明では、鉄骨梁の梁端部の施工性を向上することができる。
第2態様に係る鉄骨柱梁接合構造は、第1態様に係る鉄骨柱梁接合構造において、前記塑性化部の梁成は、前記梁端部の梁成よりも低い。
第2態様に係る鉄骨柱梁接合構造によれば、鉄骨梁の塑性化部の梁成は、鉄骨梁の梁端部の梁成よりも低い。これにより、塑性化部の曲げ耐力を、梁端部の曲げ耐力よりも容易に小さくすることができる。
第3態様に係る鉄骨柱梁接合構造は、第1態様又は第2態様に係る鉄骨柱梁接合構造において、前記スプライスプレートは、前記塑性化部側から前記鉄骨柱側へ向かうに従って幅が広くなる拡幅部を有する。
第3態様に係る鉄骨柱梁接合構造によれば、スプライスプレートは、塑性化部側から鉄骨柱側へ向かうに従って幅が広くなる拡幅部を有する。これにより、地震時には、鉄骨梁の梁端部からスプライスプレートの拡幅部を介して鉄骨柱に曲げモーメントが効率的に伝達される。つまり、スプライスプレートに拡幅部を設けることにより、鉄骨梁の梁端部の曲げ応力を効率的に伝達することができる。したがって、地震時に、梁端部でなく、塑性化部に塑性ヒンジをより確実に発生させることができる。
以上説明したように、本発明に係る鉄骨柱梁接合構造によれば、鉄骨梁の梁端部の施工性を向上することができる。
一実施形態に係る鉄骨柱梁接合構造が適用された鉄骨柱及び鉄骨梁を示す立面図である。 図1に示される鉄骨柱及び鉄骨梁を示す平面図である。 図1に示される鉄骨梁の曲げ耐力と、地震時に鉄骨梁に作用する曲げモーメントとを示すグラフである。 一実施形態に係る鉄骨柱梁接合構造の変形例が適用された鉄骨柱及び鉄骨梁を示す立面図である。 一実施形態に係る鉄骨柱梁接合構造の変形例が適用された鉄骨柱及び鉄骨梁を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態について説明する。図1及び図2には、本実施形態に係る鉄骨柱梁接合構造が適用された鉄骨柱10及び鉄骨梁20が示されている。
(鉄骨柱)
図1に示されるように、鉄骨柱10は、角形鋼管によって形成されている。この鉄骨柱10の柱梁仕口部10Sには、一対の上側ダイアフラム12及び下側ダイアフラム14が設けられている。なお、上側ダイアフラム12及び下側ダイアフラム14は、ダイアフラムの一例である。
一対の上側ダイアフラム12及び下側ダイアフラム14は、通しダイアフラム又は外ダイアフラムとされており、鉄骨柱10から外側へ張り出している。また、上側ダイアフラム12と下側ダイアフラム14とは、鉄骨柱10の材軸方向に互いに対向して配置されている。
鉄骨柱10から外側へ張り出す上側ダイアフラム12と下側ダイアフラム14との間には、ガセットプレート16が設けられている。ガセットプレート16は、上側ダイアフラム12及び下側ダイアフラム14に溶接等によってそれぞれ接合されるとともに、鉄骨柱10の側面に溶接等によって接合されている。
(鉄骨梁)
鉄骨梁20は、ドロップハンチ梁とされている。具体的には、鉄骨梁20の材軸方向両側の梁端部30の梁成H1が、当該鉄骨梁20の材軸方向の梁中間部40の梁成H2よりも高くされている。
鉄骨梁20の梁端部30は、H形鋼によって形成されている。この梁端部30は、一対の上側フランジ部32及び下側フランジ部34と、一対の上側フランジ部32と下側フランジ部34とを接続するウェブ部36とを有している。この梁端部30には、梁中間部40が接合されている。
なお、上側フランジ部32及び下側フランジ部34は、フランジ部の一例である。
鉄骨梁20の梁中間部40は、H形鋼によって形成されている。この梁中間部40は、一対の上側フランジ部42及び下側フランジ部44と、一対の上側フランジ部42と下側フランジ部44とを接続するウェブ部46とを有している。また、梁中間部40のウェブ部46の高さは、梁端部30のウェブ部36の高さよりも低くされている。これにより、梁中間部40の梁成H2が、梁端部30の梁成H1よりも低くされている。
梁端部30と梁中間部40とは、各々の上側フランジ部32,42が連続するように配置されている。この梁端部30と梁中間部40とは、リブプレート50を介して溶接されている。また、梁端部30のウェブ部36には、梁中間部40の下側フランジ部44と連続する補強リブ52が設けられている。この補強リブ52によって、梁端部30と梁中間部40との接合部が補強されている。なお、梁端部30と梁中間部40との接合部の補強構造は、適宜変更可能である。
ここで、前述したように、梁中間部40の梁成H2は、梁端部30の梁成H1よりも低くされている。これにより、梁中間部40の曲げ耐力が、梁端部30よりも小さくなっている。また、鉄骨梁20の梁端部30と梁中間部40との間には、段差部54が形成されている。
段差部54は、鉄骨梁20の下面側に形成されている。この段差部54において、鉄骨梁20の断面積が急激に小さくなっている。これにより、地震時に、段差部54よりも梁中間部40側の所定領域が、梁端部30よりも先に塑性化(塑性変形)し易くなっている。以下、この所定領域を、塑性化部60という。
ここで、塑性化部60について補足すると、図3には、鉄骨梁20の曲げ耐力Tと、地震時に鉄骨梁20に作用する曲げモーメントMとが示されている。
図3に示されるように、本実施形態では、梁端部30と梁中間部40との間の段差部54において、鉄骨梁20の曲げ耐力Tが急激に小さくなっている。これにより、段差部54よりも梁中間部40側の所定領域において、地震時に鉄骨梁20に作用する曲げモーメントMが、鉄骨梁20の曲げ耐力Tを超えている。この所定領域が、地震時に、梁端部30よりも先に塑性化し易い塑性化部60となる。
このように鉄骨梁20の塑性化部60は、鉄骨梁20の曲げ耐力T、及び地震時に鉄骨梁20に作用する曲げモーメントMを調整することにより、鉄骨柱10から離れた位置に設けられる。
(鉄骨柱梁接合構造)
鉄骨梁20の梁端部30は、鉄骨柱10の柱梁仕口部10Sに接合されている。具体的には、鉄骨梁20の梁端部30のウェブ部36は、鉄骨柱10のガセットプレート16と連続するように配置されている。このウェブ部36及びガセットプレート16には、接合プレート70が重ねられた状態でボルト72及び図示しないナットによって接合(ボルト接合)されている。
また、梁端部30の上側フランジ部32は、上側ダイアフラム12と連続するように配置されるとともに、梁端部30の下側フランジ部34は、下側ダイアフラム14と連続するように配置されている。
上側フランジ部32及び上側ダイアフラム12の上面には、上側拡幅スプライスプレート80が重ねられている。また、上側フランジ部32及び上側ダイアフラム12の下面には、スプライスプレート84が重ねられている。この上側拡幅スプライスプレート80とスプライスプレート84との間で、上側フランジ部32及び上側ダイアフラム12が挟み込まれている。
この状態で、上側拡幅スプライスプレート80、上側フランジ部32、及びスプライスプレート84が、ボルト86及びナット88によって接合されている。また、上側拡幅スプライスプレート80、上側ダイアフラム12、及びスプライスプレート84が、ボルト86及びナット88によって接合されている。
なお、スプライスプレート84は、梁端部30のウェブ部36を挟んだ両側にそれぞれ配置されている。
下側フランジ部34及び下側ダイアフラム14の下面には、下側拡幅スプライスプレート82が重ねられている。また、下側フランジ部34及び下側ダイアフラム14の上面には、スプライスプレート85が重ねられている。この下側拡幅スプライスプレート82とスプライスプレート85との間で、下側フランジ部34及び下側ダイアフラム14が挟み込まれている。
この状態で、下側拡幅スプライスプレート82、下側フランジ部34、及びスプライスプレート85が、ボルト86及びナット88によって接合されている。また、下側拡幅スプライスプレート82、下側ダイアフラム14、及びスプライスプレート85が、ボルト86及びナット88によって接合されている。
なお、スプライスプレート85は、梁端部30のウェブ部36を挟んだ両側にそれぞれ配置されている。また、上側拡幅スプライスプレート80及び下側拡幅スプライスプレート82は、スプライスプレートの一例である。また、上側拡幅スプライスプレート80及び下側拡幅スプライスプレート82は、同様の構成とされている。したがって、以下では、上側拡幅スプライスプレート80の構成について説明し、下側拡幅スプライスプレート82の説明は省略する。
図2に示されるように、上側拡幅スプライスプレート80は、鋼板等によって形成されており、平面視にて、鉄骨梁20の塑性化部60と鉄骨柱10との間に配置されている。この上側拡幅スプライスプレート80は、拡幅部80A及び一般部80Bを有している。
拡幅部80Aは、上側フランジ部32の上面に重ねられている。また、拡幅部80Aは、ボルト86及びナット88によって、上側フランジ部32及びスプライスプレート84と接合されている。この拡幅部80Aは、塑性化部60(図1参照)側の幅W2よりも鉄骨柱10側の幅W1が広い台形状に形成されている。つまり、拡幅部80Aの幅は、塑性化部60側から鉄骨柱10側へ向かうに従って広くなっている。なお、拡幅部80Aの塑性化部60側の幅W2は、上側フランジ部32の幅以上とされている。
拡幅部80Aの鉄骨柱10側には、一般部80Bが設けられている。一般部(定幅部)80Bは、幅が一定とされている。また、一般部80Bは、鉄骨柱10から張り出す上側ダイアフラム12の上面に重ねられている。この一般部80Bは、ボルト86及びナット88によって、上側ダイアフラム12及びスプライスプレート84と接合されている。
ここで、上側拡幅スプライスプレート80は、鉄骨柱10と梁端部30との接合部に生じる応力に対して、必要なボルト本数が配置できる程度の大きさ(幅)を有する必要がある。そこで、本実施形態では、拡幅部80Aによって、上側拡幅スプライスプレート80(一般部80B)の幅を確保している。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る鉄骨柱梁接合構造によれば、鉄骨梁20の梁端部30は、鉄骨柱10に接合されている。また、鉄骨梁20には、鉄骨柱10から離れた位置に、梁端部30よりも曲げ耐力が小さい塑性化部60が設けられている。これにより、地震時に、梁端部30ではなく、塑性化部60に塑性ヒンジが発生し易くなる。したがって、鉄骨梁20の変形性能を高めることができる。
また、鉄骨柱10と塑性化部60との間には、上側拡幅スプライスプレート80が設けられている。この上側拡幅スプライスプレート80は、鉄骨柱10から張り出す上側ダイアフラム12及び梁端部30の上側フランジ部32に重ねられた状態で、それぞれボルト接合される。この上側拡幅スプライスプレート80によって、梁端部30の曲げ耐力が確保される。したがって、地震時に、梁端部30でなく、塑性化部60に塑性ヒンジをより確実に発生させることができる。
さらに、上側拡幅スプライスプレート80は、前述したように、鉄骨柱10の上側ダイアフラム12及び梁端部30の上側フランジ部32にそれぞれボルト接合される。したがって、本実施形態では、上側ダイアフラム12及び上側フランジ部32に上側拡幅スプライスプレート80をそれぞれ溶接する場合と比較して、梁端部30の施工性が向上する。
このように本実施形態では、鉄骨梁20の変形性能を高めつつ、鉄骨梁20の梁端部30の施工性を向上することができる。
また、図2に示されるように、上側拡幅スプライスプレート80は、塑性化部60側から鉄骨柱10側へ向かうに従って幅が広くなる拡幅部80Aを有している。これにより、地震時には、梁端部30から上側拡幅スプライスプレート80の拡幅部80Aを介して鉄骨柱10に曲げモーメントが効率的に伝達される。つまり、上側拡幅スプライスプレート80に拡幅部80Aを設けることにより、梁端部30の曲げ応力を効率的に伝達することができる。したがって、地震時に、梁端部30でなく、塑性化部60(図1参照)に塑性ヒンジをより確実に発生させることができる。
さらに、鉄骨梁20の梁中間部40の梁成H2は、梁端部30の梁成H1よりも低くされている。これにより、梁中間部40の塑性化部60の曲げ耐力を、梁端部30の曲げ耐力よりも容易に小さくすることができる。したがって、梁端部30の施工性がさらに向上する。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、鉄骨梁20の梁中間部40の梁成H2を梁端部30の梁成H1よりも低くすることで、梁中間部40に塑性化部60を設けたが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図4に示される変形例のように、鉄骨梁90の梁中間部90Mのウェブ部92に貫通孔94を形成することにより、梁中間部90Mに塑性化部96を設けても良い。
具体的には、鉄骨梁90では、梁端部90Eの梁成Hと梁中間部90Mの梁成Hとが同じとされている。つまり、鉄骨梁90の梁成Hは、一定とされている。この梁中間部90Mのウェブ部92に形成された貫通孔94によって、梁中間部90Mの曲げ耐力が梁端部90Eの曲げ耐力よりも小さくされている。つまり、貫通孔94が形成された鉄骨梁90の所定領域(断面欠損領域)が、塑性化部96とされている。
また、図5に示される変形例では、梁成が一定の鉄骨梁100において、梁中間部100Mの上側フランジ部102に複数の貫通孔104が形成されている。これらの貫通孔104によって、梁中間部100Mの曲げ耐力が梁端部100Eの曲げ耐力よりも小さくされている。つまり、貫通孔104が形成された鉄骨梁100の所定領域(断面欠損領域)が、塑性化部106とされている。なお、図示を省略するが、梁中間部100Mの下側フランジ部にも貫通孔を形成しても良い。
また、上記実施形態では、鉄骨柱10と鉄骨梁20とが、上側拡幅スプライスプレート80及び下側拡幅スプライスプレート82を介して接合されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、鉄骨柱10と梁端部30との接合部に生じる応力に対して、必要なボルト本数を配置できる程度の幅がスプライスプレートに確保されていれば、上側拡幅スプライスプレート80及び下側拡幅スプライスプレート82の少なくとも一方を、幅が一定のスプライスプレートに置換しても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 鉄骨柱
12 上側ダイアフラム(ダイアフラム)
14 下側ダイアフラム(ダイアフラム)
20 鉄骨梁
30 梁端部
32 上側フランジ部(フランジ部)
34 下側フランジ部(フランジ部)
60 塑性化部
80 上側拡幅スプライスプレート(スプライスプレート)
80A 拡幅部
82 下側拡幅スプライスプレート(スプライスプレート)
84 スプライスプレート(スプライスプレート)
90 鉄骨梁
90E 梁端部
96 塑性化部
100 鉄骨梁
100E 梁端部
102 上側フランジ部(フランジ部)
106 塑性化部
H1 梁成(梁端部の梁成)
H2 梁成(塑性化部の梁成)
W1 幅(拡幅部の幅)
W2 幅(拡幅部の幅)

Claims (1)

  1. 鉄骨柱と、
    前記鉄骨柱に梁端部が接合されるとともに、前記鉄骨柱から離れた位置に前記梁端部よりも曲げ耐力が小さい塑性化部が設けられた鉄骨梁と、
    前記鉄骨柱と前記塑性化部との間に設けられ、前記鉄骨柱から張り出す平面視にて矩形状のダイアフラム及び前記梁端部のフランジ部に重ねられた状態でそれぞれボルト接合されるスプライスプレートと、
    を備え、
    前記スプライスプレートは、
    前記塑性化部側から前記鉄骨柱側へ向かうに従って幅が広くなる拡幅部と、
    前記拡幅部の前記鉄骨柱側に設けられ、前記ダイアフラムにボルト接合される幅が一定の一般部と、
    を有し
    前記塑性化部は、前記梁端部の梁成よりも低くされるとともに、前記梁端部に溶接される、
    鉄骨柱梁接合構造。
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