JP7312648B2 - 粘着剤組成物 - Google Patents
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Description
また、例えば、特許文献2には、太陽電池モジュール用バックシートの接着剤層を形成するための接着剤として、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が1.5~6.0である不飽和二重結合含有重合体を含むものが開示されている。
なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。
また、本明細書において、「(メタ)アクリル酸」は、「アクリル酸及び/又はメタクリル酸」を意味し、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレート及び/又はメタクリレート」を意味する。
本発明の第一の粘着剤組成物(以下、「粘着剤組成物(1)」とも称する。)は、下記一般式(1)で表される構造単位を有する重合体(A)と、架橋剤(B)及び/又は硬化触媒(C)とを含み、上記重合体(A)は、重量平均分子量が10000以上であり、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が5.0以下であることを特徴とする。
<重合体(A)>
本発明において使用する重合体(A)は、上記一般式(1)で表される構造単位(以下、「構造単位(a1)」とも称する。)を有し、重量平均分子量が10000以上であり、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が5.0以下である。
上記一般式(1)において、R2及びR3は、同一又は異なって、水素原子又は有機基を表す。
R2又はR3で表される有機基としては、例えば、炭素数1~20の鎖状又は環状の1価の炭化水素基、及び、上記炭化水素基を構成する原子の少なくとも一部を、ハロゲン原子、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子に置換したもの等が挙げられる。
上記脂肪族炭化水素基としては、アルキル基等の飽和炭化水素基、アルケニル基等の不飽和炭化水素基が挙げられ、好ましくは飽和炭化水素基が挙げられる。
上記脂肪族炭化水素基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、tert-ブチル基、sec-ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、2-メチルペンチル基、3-メチルペンチル基、2,2-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル基、ヘプチル基、2-メチルヘキシル基、3-メチルヘキシル基、2,2-ジメチルペンチル基、2,3-ジメチルペンチル基、2,4-ジメチルペンチル基、3-エチルペンチル基、2,2,3-トリメチルブチル基、オクチル基、メチルヘプチル基、ジメチルヘキシル基、2-エチルヘキシル基、3-エチルヘキシル基、トリメチルペンチル基、3-エチル-2-メチルペンチル基、2-エチル-3-メチルペンチル基、2,2,3,3-テトラメチルブチル基、ノニル基、メチルオクチル基、3,7-ジメチルオクチル基、ジメチルヘプチル基、3-エチルヘプチル基、4-エチルヘプチル基、トリメチルヘキシル基、3,3-ジエチルペンチル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基等のアルキル基;ビニル基、n-プロペニル基、イソプロペニル基、1-ブテニル基、2-ブテニル基、1-ペンテニル基、2-ペンテニル基、2-メチル-1-ブテニル基、2-メチル-2-ブテニル基、3-メチル-1-ブテニル基、1-ヘキセニル基、2-ヘキセニル基、1-ヘプテニル基、2-ヘプテニル基、1-オクテニル基又2-オクテニル基等のアルケニル基;等が挙げられる。
上記脂環式炭化水素基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロドデシル基等のシクロアルキル基が挙げられる。
上記芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基、ビフェニレル基、メトキシフェニル基、トリクロロフェニル基、エチルフェニル基、トリル基、キシリル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素基が挙げられる。
上記ハロゲン原子としては、塩素、臭素、又はフッ素が好ましく、フッ素がより好ましい。
R4で表される有機基としては、例えば、上述したR2及びR3で表される有機基と同じものを挙げることができる。なかでも、R4は、炭素数1~11の鎖状又は環状の炭化水素基であることが好ましく、炭素数1~10のアルキル基、炭素数3~10のシクロアルキル基、炭素数6~11の芳香族炭化水素基であることがより好ましく、炭素数1~3のアルキル基であることが更に好ましい。
なお、上記構造単位(a1)として2種以上含む場合は、上記含有割合は、その2種以上の合計含有割合である。
上記他の重合性単量体としては、例えば、電子不足二重結合を有する重合性単量体が挙げられ、これらは製造する重合体の目的、用途に応じて適宜選択することができる。
(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3-ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4-ヒドロキシブチル、カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸4-ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチル等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸オクタフルオロペンチル、(メタ)アクリル酸ヘプタドデカフルオロデシル、(メタ)アクリル酸パーフロロオクチルエチル等のハロゲン含有(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸(3,4-エポキシシクロヘキシル)メチル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸(3-エチルオキセタン-3-イル)メチル等の環状エーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N-イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N-メチロール(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸N,N’-ジメチルアミノエチル、N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド、2-イソプロペニル-2-オキサゾリン等の窒素原子含有重合性単量体類;
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の多官能性重合性単量体類;
2-(メタ)アクロイルオキシエチルイソシアネート、(メタ)アクロイルイソシアネート等のイソシアネート基含有重合性単量体類;
4-(メタ)アクリロイルオキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、1-(メタ)アクリロイル-4-シアノ-4-(メタ)アクリロイルアミノ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン等の紫外線安定性重合性単量体類;
メチレンブチロラクトン、メチルメチレンブチロラクトン等の重合性環状ラクトン単量体類;(メタ)アクリロニトリル;無水マレイン酸;
1,4-ジオキサスピロ[4,5]デカ-2-イルメタアクリル酸、(メタ)アクリロイルモルホリン、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4-(メタ)アクリロイルオキシメチル-2-メチル-2-エチル-1,3-ジオキソラン、4-(メタ)アクリロイルオキシメチル-2-メチル-2-イソブチル-1,3-ジオキソラン、4-(メタ)アクリロイルオキシメチル-2-メチル-2-シクロヘキシル-1,3-ジオキソラン、4-(メタ)アクリロイルオキシメチル-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン、アルコキシ化フェニルフェノール(メタ)アクリレート;等が挙げられる。
なお、上記構造単位(a2)として2種以上含む場合は、上記含有割合は、その2種以上の合計含有割合である。
上記炭化水素基としては、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記炭化水素基は、上記炭化水素基を構成する原子の少なくとも一部が、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子に置換されていてもよいし、上記炭化水素基を構成する水素原子の一つ以上が、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;水酸基;アルコキシ基等の置換基で置換されていてもよい。
なかでも、R5及びR6で表される炭化水素基は、炭素数1~6のアルキル基、シクロアルキル基、ハロアルキル基、芳香族炭化水素基であることがより好ましく、炭素数1~6のアルキル基、シクロアルキル基であることが更に好ましく、炭素数1~6のアルキル基であることが更により好ましく、メチル基、エチル基であることが特に好ましい。
R7及びR7’で表される上記炭化水素基は、上記炭化水素基を構成する原子の少なくとも一部が、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子に置換されていてもよいし、上記炭化水素基を構成する水素原子の一つ以上が、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;水酸基;アルコキシ基等の置換基で置換されていてもよい。
なかでも、上記重合体(A)は、グループトランスファー重合で得られた場合に分子量分布が制御されている点で、主鎖に、上記一般式(3)で表されるシリルケテンアセタール由来の末端基を有することが好ましい。
なかでも、上記Xは、重合体の末端基を統一できる点では水素原子であることが好ましく、重合体に機能を付与しやすい点ではプロパルギル基であることが好ましく、重合体の安定性を高める点ではアルキル基であることが好ましい。
上記重合体(A)の重量平均分子量は、粘着剤としての保持力をより発現させるため、50000以上であることが好ましく、100000以上であることがより好ましく、150000以上であることが更に好ましい。
上記ガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)を用いて、-100℃から10℃/分で100℃まで昇温した際のベースラインの変化を測定することで求めることができる。
上記不溶分とは、重合体に含まれるゲル成分であり、好ましくは酢酸エチル、トルエン又はテトラヒドロフランに対して不溶な成分であり、25℃での溶解度が、酢酸エチル、トルエン又はテトラヒドロフラン100gに対して0.5g以下、好ましくは0.1g以下である。
上記不溶分の量は、上記重合体の濃度が約33質量%となるように、酢酸エチル、トルエン又はテトラヒドロフランを加え、室温で充分に攪拌した後、孔径4μmのフィルターに通し、そのフィルター上に残った不溶分の乾燥後の質量を(b)とし、初期の重合体の質量を(a)とした場合に、(b)/(a)×100より求めることができる。
なお、図1に、GPC法により測定して得られる微分分子量分布曲線の概略図と、上記T、L0、L1を示す。
上記GPCの測定条件は、後述する実施例に記載の方法と同様である。
上記重合体(A)を製造する方法としては、上述した構成を有する重合体(A)を製造することができる方法であれば、特に限定されないが、上記重合体(A)を効率良く製造することができる点で、上述したビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を含む単量体成分をグループトランスファー重合することにより製造する方法が好ましい。グループトランスファー重合を行うことにより、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類の(メタ)アクリロイル基のみを重合反応させた重合体を効率良く製造することができる。また、この方法によれば、得られる重合体に含まれるゲル成分(不溶分)の量を低く抑えることができる。
このようなグループトランスファー重合を用いることにより、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類の重合反応を、室温等の、制御が比較的容易な温度範囲で行うことができる。また、反応系内の水分量を厳密に制御する必要もなく、上記重合反応を行うことができる。更に、上記重合を用いれば、不純物の生成が少なく、高転化率でビニルエーテル基を残存させたままビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル重合体を製造することができる。
上記重合体(A)の製造方法は、上述したビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を含む単量体成分を、炭素-炭素二重結合を有するシラン化合物、及び、触媒の存在下でグループトランスファー重合する工程を含むことが好ましい。
また、上記炭素-炭素二重結合を有するシラン化合物、触媒、及び、単量体成分は、それぞれ、使用する全量を一度に添加してもよいし、少量ずつ連続的に添加してもよいし、数回に分けて添加してもよい。
なかでも、重合反応がより一層効率良く進行し得る点で、上記溶媒としては、芳香族炭化水素系溶媒、脂肪族炭化水素系溶媒、ケトン系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、及びニトリル系溶媒からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましく、芳香族炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒であることがより好ましい。
上記溶媒は、1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記酸素濃度は、ポーラロ方式溶存酸素計により測定することができる。
上記水分量は、カールフィッシャー水分測定法により測定することができる。
反応時間は、特に制限されないが、10分~48時間が好ましく、30分~36時間がより好ましく、1~24時間が更に好ましい。
また上記重合における雰囲気中の酸素濃度は、10000ppm以下であることが好ましく、1000ppm以下であることがより好ましく、100ppm以下であることが更に好ましい。
上記アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール等が挙げられる。
上記酸としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸や、酢酸、安息香酸等の有機酸が挙げられる。
水、アルコール又は酸の使用量としては特に制限されないが、使用する炭素-炭素二重結合を有するシラン化合物1molに対し、好ましくは1~1000mol、より好ましくは1~100mol、更に好ましくは1~10molである。
上記求電子剤の使用量としては、特に限定されないが、使用するシリルケテンアセタール1molに対し、好ましくは0.5~1.5mol、より好ましくは0.6~1.3mol、更に好ましくは0.8~1.2molである。
上記各単量体の含有量は、所望の含有割合範囲の構造単位を有する重合体が得られるよう、適宜設定するとよい。
で表されるシリルケテンアセタール、下記一般式(8):
で表されるビニルシラン化合物、及び、下記一般式(9):
で表されるアリルシラン化合物の1種又は2種以上が好ましく挙げられる。
上記R5及びR6としては、上述した一般式(3)、(4)、(5)中のR5及びR6とそれぞれ同じものが挙げられる。
上記R7及びR7’としては、上述した一般式(3)、(4)、(5)中のR7及びR7’とそれぞれ同じものが挙げられる。
R8、R9及びR10で表される有機基としては、上述した有機基と同じものが挙げられるが、なかでも、炭素数1~12の炭化水素基、アルコキシ基であることが好ましく、炭素数1~6の炭化水素基、アルコキシ基であることがより好ましく、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、フェニル基、メトキシ基、エトキシ基であることが更に好ましい。
これらの中でも、入手容易である点や合成容易な点、また安定性の点から、メチル(トリメチルシリル)ジメチルケテンアセタール、メチル(トリイソプロピルシリル)ジメチルケテンアセタール、エチル(トリメチルシリル)ジメチルケテンアセタールが好ましい。
上記シリルケテンアセタールは、1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なかでも、上記触媒としては、上記ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類の重合をより一層効率良く行うことができる点で、有機リン化合物、N-ヘテロ環カルベン、フッ素イオン含有化合物、環状アミン化合物、及び、アンモニウム塩化合物からなる群より選択される少なくとも一種が好ましい。これらの特定の触媒を使用する場合、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類において、ビニルエーテル基のカチオン重合やビニルエーテルの分解が起こりにくく、(メタ)アクリロイル基のみをより一層効率良く重合させることができる。
なお、本明細書において、「固形分総量」とは、硬化物を形成する成分(硬化物の形成時に揮発する溶媒等や硬化触媒を除く成分)の総量を意味する。
本発明において使用する架橋剤としては、上記重合体(A)を架橋しうる化合物であれば、特に限定されないが、なかでも、重合体中のビニルエーテル基と速やかに架橋反応を起こすことができる点で、ビニルエーテル化合物、環状エーテル化合物、アクリル酸エステル、カルボン酸化合物、マレイミド化合物、及び、チオールからなる群より選択される少なくとも一種が好ましく、ビニルエーテル化合物、環状エーテル化合物、チオールがより好ましく、ビニルエーテル化合物、環状エーテル化合物が更に好ましい。架橋剤は、1種のみ使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明において使用する硬化触媒としては、特に限定されないが、好ましくは、カチオン硬化触媒、及び、ラジカル硬化触媒からなる群より選択される少なくとも一種を挙げることができる。なかでも、ビニルエーテル基の架橋反応が速やかに進行するというである点で、カチオン硬化触媒が好ましい。
カチオン硬化触媒、ラジカル硬化触媒のどちらの場合も、粘着剤の実施形態に応じて、熱潜在性又は光潜在性のものを用いることもできる。これらの触媒は、1種のみ使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
熱潜在性カチオン硬化触媒としては、特に限定されず、公知のものを用いることができる。これらは、光照射によっては実用的な量のカチオン活性種を発生し得ない化合物であり、カチオン活性種を発生する温度は、40℃~200℃が好ましく、60℃~180℃がより好ましく、80℃~150℃が更に好ましい。上記熱潜在性カチオン硬化触媒として、非イオン性の硬化触媒と、イオン性の硬化触媒が挙げられる。
光潜在性カチオン硬化触媒としては、特に限定されず、公知のものを用いることができ、非イオン性の硬化触媒とイオン性の硬化触媒が挙げられる。上記非イオン性の硬化触媒としては、例えば、ニトロベンジルエステル、スルホン酸誘導体、リン酸エステル、フェノールスルホン酸エステル、ジアゾナフトキノン、N-ヒドロキシイミドホスホナート等が挙げられる。上記イオン性の硬化触媒としては、例えば、ジフェニルヨードニウム、4-メトキシジフェニルヨードニウム、ビス(4-メチルフェニル)ヨードニウム、ビス(4-tert-ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム、ジフェニル-4-チオフェノキシフェニルスルホニウム、ビス〔4-(ジフェニルスルフォニオ)-フェニル〕スルフィド、ビス〔4-(ジ(4-(2-ヒドロキシエチル)フェニル)スルホニオ)-フェニル〕スルフィド、4-クロロフェニルジフェニルスルホニウム、トリフェニルスルホニウム、η5-2,4-(シクロペンタジェニル)〔1,2,3,4,5,6-η-(メチルエチル)ベンゼン〕-Fe(1+)等のカチオンと、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアルセネート、ヘキサフルオロアンチモネート、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート等のアニオンとの組み合わせからなる化合物が挙げられる。また、必要に応じてチオキサントン等の光増感剤を添加しても良い。
熱潜在性ラジカル硬化触媒としては、例えば、クメンハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t-ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート、t-アミルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート等の有機過酸化物;2,2’-アゾビス(イソブチロニトリル)、1,1’-アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、ジメチル2,2’-アゾビス(2-メチルプロピオネート)等のアゾ化合物;等が挙げられる。
上記光潜在性ラジカル硬化触媒としては、例えば、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-1フェニルプロパノン、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルホリノプロパノン、2-ベンジル-2-(ジメチルアミノ)-4’-モルホリノブチロフェノン等のアルキルフェノン類;2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ジフェニルホスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキサイド類;1-[4-(フェニルチオ)-2-(O-ベンゾイルオキシム)]-1,2-オクタンジオン、1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-1-(O-アセチルオキシム)エタノン等のオキシムエステル類;ベンゾイルぎ酸メチル等が挙げられる。
本発明の第二の粘着剤組成物(以下、「粘着剤組成物(2)」とも称する。)は、重合体(A)と、架橋剤(B)及び/又は硬化触媒(C)とを含む粘着剤組成物であって、上記重合体(A)は、上記一般式(2)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステルを含む単量体成分のグループトランスファー重合物であることを特徴とする。
このようなグループトランスファー重合物を含む粘着剤組成物もまた粘着性に優れる。
上記粘着剤組成物(2)において使用される架橋剤(B)としては、上記粘着剤組成物(1)において使用される架橋剤(B)と同様のものが挙げられる。
上記粘着剤組成物(2)において使用される硬化触媒(C)としては、上記粘着剤組成物(1)において使用される硬化触媒(C)と同様のものが挙げられる。
各成分の含有量は、上述した粘着剤組成物(1)において使用されるものとそれぞれ同じ量が挙げられる。
本明細書ではまた、上記粘着剤組成物(1)及び(2)を合わせて「本発明の粘着剤組成物」とも称する。
本発明の粘着剤組成物の製造方法としては特に限定されず、例えば、上述した各成分を、各種の混合機や分散機を用いて混合分散することによって調製することができる。分散混合は、特に限定されず、公知の手法により行えばよい。また、通常行われる他の工程を更に含むものであってもよい。例えば、色材を含む場合、溶媒や分散剤等を用いて色材組成物を予め調製し、次いで、上述した各成分と混合してもよい。
本発明の粘着剤組成物の使用方法としては、例えば、上記粘着剤組成物を基材上に塗布し、塗布物を乾燥、加熱、又は活性エネルギー線を照射、あるいはこれらの組み合わせにより、塗布物を硬化させて粘着剤層を形成する方法等が挙げられる。
本発明の粘着剤組成物は、優れた粘着性を有する。本発明の粘着剤組成物は、優れた粘着性が必要とされる用途に好適に使用することができ、具体的には、例えば、粘着シート、粘着フィルム、粘着テープ、両面テープ、表面保護フィルム、表面保護テープ、マスキングテープ、太陽電池モジュール用バックシート等、広範囲において好適に使用することができる。
下記の製造例で得られた重合体の各種物性は以下のようにして測定した。
得られた重合体組成物を、テトラヒドロフランで溶解・希釈し、孔径0.45μmのフィルターで濾過したものを、下記ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)装置、及び条件で測定した。
装置:HLC-8020GPC(東ソー社製)
溶出溶媒:テトラヒドロフラン
標準物質:標準ポリスチレン(東ソー社製)
分離カラム:TSKgel SuperHM-M、TSKgel SuperH-RC(東ソー社製)
得られた重合体について、下記の条件で1H-NMR測定を行った。
装置:アジレント・テクノロジー社製核磁気共鳴装置(600MHz)
測定溶媒:重クロロホルム
サンプル調製:得られた重合体組成物の数mg~数十mgを測定溶媒に溶解した。
上記の重合体の分子量測定で得られた微分分子量分布曲線において、図1に示すように、最大値の点をTとし、上記微分分子量分布曲線上Tの5%高さの点を低分子量側からL0及びL1とした場合の、T-L0-L1で囲まれた三角形の面積(X)と、上記微分分子量分布曲線とL0-L1を結ぶ線で囲まれた部分の面積(Y)を求め、比(X/Y)の値を算出した。
(製造例1)重合体組成物A
500mLのフラスコに、アクリル酸2-(ビニロキシエトキシ)エチル(以下、「VEEA」と称する。)(4.5g、24mmol)、アクリル酸-n-ブチル(以下、「BA」と称する。)(35.4g、276mmol)、アクリル酸-2-エチルヘキシル(以下、「EHA」と称する。)(50.9g、276mmol)、アクリロイルモルホリン(以下、「ACMO」と称する。)(4.2g、24mmol)、脱水トルエン(150mL)、メチル(トリメチルシリル)ジメチルケテンアセタール(70mg、0.40mmol)を入れ、窒素気流下、0℃で攪拌しながらホスファゼン塩基P4-t-Bu(8.0mMトルエン溶液、0.20mmol)を加えた。室温で5時間攪拌した後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルショートカラムに通すことで触媒を除去した。得られた溶液の重合体濃度を濃縮・調整し、30%のVEEA-BA-EHA-ACMO共重合体を含む重合体組成物Aを得た。
得られた重合体組成物Aを1H-NMRで確認したところ、ビニルエーテル由来のピークを確認し、積分値からビニルエーテル基がすべて残存していることが分かった。一方、モノマーであるVEEAのピークは確認されなかった。得られた重合体の重量平均分子量は251200、数平均分子量は65900であり、分子量分布(Mw/Mn)は、3.81であった。重合体のX/Y値は1.07であった。
アクリル酸(以下、「AA」と称する。)(16.2g、0.22mol)、アクリル酸-ヒドロキシエチル(以下、「HEA」と称する。)(0.75g、6.5mmol)、BA(185g、1.4mol)、EHA(259g、1.4mol)、ACMO(18.2g、0.13mmol)、連鎖移動剤(n-ドデシルメルカプタン)(0.48g、モノマーの0.1%)をフラスコに秤量し、均一になるよう撹拌した。うち160gを取り分け、モノマー溶液Aとした。残る溶液に、重合開始剤(ABN-E)(0.29g、モノマーの0.01%)を加えて均一になるよう撹拌した。これをモノマー溶液Bとした。まず、温度計、撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却器および滴下ロートを備えた4つ口フラスコに、モノマー溶液A、酢酸エチル278g、重合開始剤(ABN-E、日本ファインケム社製)(0.15g、モノマーの0.01%)を加えて均一になるよう撹拌した。フラスコ内の溶液を昇温し、80~82℃に達したところで、モノマー溶液Bを90分かけて滴下した。さらに、滴下終了から90分後から、重合開始剤(ABN-E)(1.44g)を酢酸エチル43gに溶解した溶液を、30分おき5回に分けて滴下した。5回目の開始剤溶液の滴下終了から90分後に加熱をやめ、酢酸エチル72gを加えて希釈した。こうしてAA-HEA-BA-EHA-ACMO共重合体を含む重合体濃度50%の重合体組成物Bを得た。
得られた重合体の重量平均分子量は208000、数平均分子量は44000であり、分子量分布(Mw/Mn)は、4.73であった。
粘着剤組成物の調製
表1に示す配合となるように、上記で得られた重合体組成物A又はB、架橋剤、硬化触媒を混合し、粘着剤組成物を調製した。なお、表中の各配合量は、固形分換算量である。また、架橋剤、硬化触媒は、下記のものを使用した。
(架橋剤)
A:1,4-シクロヘキサンジメタノール ジビニルエーテル(アルドリッチ社製)
B:コロネートL55E(固形分55%、ポリイソシアネート化合物、日本ポリウレタン社製)
C:TETRAD-C(多官能エポキシ化合物、三菱ガス化学社製)
(硬化触媒)
硬化触媒として、FX-TP-BC-PC-AD-57103(カチオン硬化触媒、日本触媒社製)を使用した。
基材としてAl蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ25μm)を用い、得られた粘着剤組成物を、乾燥後の厚さが25μmとなるように上記基材の片面に塗布した後、80℃で3分間乾燥を行った。その後、粘着剤表面に離型紙(サンエー化研株式会社製、商品名K-80HS)を貼着して保護した後、表1に示す所定の温度、時間にて養生し、粘着フィルム(粘着製品)を得た。この粘着フィルムを所定の大きさに切断して、試験片を作製した。なお、離型紙は各種測定試験を実施する際に引き剥がした。
温度23℃、相対湿度65%の雰囲気下で、JIS G 4305に規定されるSUS板に、2kgのゴムローラを1往復させて、上記粘着フィルムを貼着した。貼付面積は25mm×25mmであった。このサンプルを25分間放置した後、80℃の恒温機に入れて、鉛直に吊り下げた。20分間経過した後、粘着フィルムに9.8Nの重りを掛けた。負荷は、1.568N/cm2であった。荷重を掛けて、SUS板から粘着フィルムが落下するまでの時間、又は、24時間(1440分)後のズレ距離を測定した。
評価サンプルとして上記粘着フィルムを用意し、JIS Z-0237に規定されているJ.Dow法に基づいて温度が23℃、相対湿度が65%の雰囲気中でボールタック試験を行ない、斜面で停止したボール番号を調べ、タック性を評価した(ボールタックテスター、上島製作所製)。すなわち、30℃の傾斜板に、上記粘着シート上の滑走距離が10cmになるように裁断し、塗布面が表側になるようにして粘着シートを載置し、上記表面に大きさの異なる鋼球(直径1/32インチから32/32インチまでの、1/32インチずつ直径が異なる32個の鋼球。小さい順に1から32までの番号が振られている。)を転がして、停止するか否かにより粘着力を測定した。より番号の大きい鋼球が停止する方が、タック性が大きいと評価する。
比較例1は、ビニルエーテル基含有重合体に対し、架橋剤と硬化触媒を含まず調製した粘着剤である。全く架橋が進行せず、粘着性を示さなかったものと考えられる。
比較例2~5は、ビニルエーテル基を含まない重合体に対し、一般的に用いられる架橋剤を添加して調製した粘着剤である。80℃1時間の硬化条件で調製したサンプルは、ほとんど粘着性を発現しなかった。40℃72時間の硬化条件で調製したサンプルは、ある程度の保持力を示したが、実施例ほど強くはなく、タック力も弱かった。
Claims (3)
- 下記一般式(1)で表される構造単位を有する重合体(A)と、架橋剤(B)及び/又は硬化触媒(C)とを含む粘着剤組成物であって、
該重合体(A)は、重量平均分子量が150000以上であり、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が5.0以下であり、
該架橋剤(B)は、ビニルエーテル化合物、環状エーテル化合物、アクリル酸エステル、カルボン酸化合物、マレイミド化合物、及び、チオールからなる群より選択される少なくとも一種である
ことを特徴とする粘着剤組成物。
- 重合体(A)と、架橋剤(B)及び/又は硬化触媒(C)とを含む粘着剤組成物であって、
該重合体(A)は、下記一般式(2)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を含む単量体成分のグループトランスファー重合物であり、
該重合体(A)の重量平均分子量が150000以上であり、
該架橋剤(B)は、ビニルエーテル化合物、環状エーテル化合物、アクリル酸エステル、カルボン酸化合物、マレイミド化合物、及び、チオールからなる群より選択される少なくとも一種である
ことを特徴とする粘着剤組成物。
- 前記硬化触媒(C)は、カチオン硬化触媒、及び、ラジカル硬化触媒からなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
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