JP7311516B2 - ファスナー供給ヘッド - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、“ファスナー供給ヘッド”を発明の名称とし、2017年12月20日に出願した米国特許出願第15/849,638号の優先権を主張する出願である。
本発明は、供給ホッパーからファスナー装着装置のヘッドへ供給する装置に関する。
自動装着式ファスナーは溶接を行わずにパネルに装着可能である。自動装着式ファスナーの実例の場合、ピアス/クリンチスタッド、ボルト、ボルトスタッド、ピアス/クリンチナット、およびこの種の他の雌ファスナーを有する。自動装着式ファスナーは雄ファスナーの場合ネジを刻んだ、あるいはネジを刻まない軸部や、雌ファスナーの場合にはネジを刻んだ、あるいはネジを刻まないボアなどのファスナー部を有する。自動貫通式ファスナーの場合、パネルに開口を貫通形成するバレル部を有する。自動締め付け式ファスナーは、パネルに予め形成された開口を直接取り囲む金属を変形させ、これに締め付ける。
自動装着式ファスナーは多数の製品の大量生産において使用されている。多くの場合、自動装着式ファスナーは自動式装着ヘッドから高速かつ連続的に装着することができる。自動システムを使用してファスナーを自動装着ヘッド内にファスナーを送り込む。例えば、“ブローフィーダー(blow feeder)”と呼ぶことができる一部の既存自動送り込みシステムの場合、加圧空気を使用してファスナーを漏斗状ホッパーからシュートを介して装着ヘッドに進める。
一部の生産方式の場合、ワイヤ、テープや接着剤などの接続手段を使用してファスナーを一緒に“ストリング”するか(接合)し、ファスナーを装着装置に送り込むことが知られており、またこれが有利である。一般的に、ファスナーストリップをリールによって供給機構に供給する。個々のファスナーを共通の向きに接合する。装着装置が接続手段をせん断し、ファスナーストリップからファスナーの一つを解放し、このファスナーをパネルに接合する。
別な公知ファスナー供給システムでは、数トンの力を発生できるダイプレスにファスナーを供給する。下向き工程で、パンチがファスナーストリップからファスナーを分離し、このファスナーをパネルに押し込む。ダイがパネルを支持するとともに、これを変形させ、ファスナーをパネルに確実に係合させ、パネルを保持する。上向き工程で、供給機構が次のファスナーをパンチの下に送り込み、次の位置での装着の準備を行う。
別な既存装着装置の場合、未接続の個別のファスナーをホッパーからシュートを介して装着ヘッドに供給する。なお、このシュートはファスナーの形状に一致する横断面を有しているため、ファスナーが転落することはない。このようなファスナーの場合、加圧空気によってシュート内に進める。このようなシステムにおいては、ファスナーを所定の装着方向に供給ヘッドに供給する。一つのファスナーを装着ヘッドの一サイクル毎にシュートに進める。シートが長尺の場合、ファスナーのホッパーから装着ヘッドの移転は、装着プロセスにおける速度決定工程である。装着装置がファスナーの送り込みに対して待機する必要があるため、一分当たり所定のサイクル数で装着ヘッドを操作することが不可能な場合がある。
本発明は、ファスナーを供給ホッパーから装着ヘッドに進めるファスナー供給ヘッドに関する。この供給ヘッドは全体としてシュート、シュートの後退位置と供給位置との間で移動可能なキャリッジ、およびキャリッジに旋回自在に取り付けた第1および第2の対向爪部を有する。このシュートはシュート入り口に隣接する上流側ゾーン、およびシュート出口に隣接する下流側ゾーンを有し、かつ供給軸線にそって供給路を形成する。この供給路がファスナーを支持し、かつシュート入り口からファスナーをファスナー装着ヘッドに接続されたシュート出口に案内する。
キャリッジはシュート上の後退位置と供給位置との間で移動可能である。このキャリッジについては、一つのファスナーが上流側ゾーン内のファスナー列から下流側ゾーン内のファスナー列に巡回するのが好ましい。このさい、供給位置から後退位置まで後退させ、上流側ゾーン内の先頭のファスナーを爪に当接させ、そしてキャリッジが供給位置に達するまで先頭のファスナーを爪とともに駆動する。上流側ゾーン内の先頭のファスナーが下流側ゾーンに進むと、シュート出口に近い下流側ゾーン内のファスナーがシュートから進み出し、装着ヘッドに入る。
爪部が開くのは、キャリッジが供給位置から後退位置に移動した時である。キャリッジが後退位置に達した時に、上流側列における先頭ファスナーおよび次の上流側ファスナーの中間で爪部が閉じる。
第1および第2の対向反動バーについは、キャリッジに着脱自在に取り付ける。第1および第2爪部のそれぞれと第1および第2反動バー(reaction bars)のそれぞれとの間に爪バネを設け、各爪部をシュートの方にバイアスする。シュートの対向側部に爪部を対称的に設けるとともに、供給軸線の対向側で爪部が接触する。
キャリッジについては、スライド機構によってシュートに着脱自在に取り付ける。シュートは第1および第2の対向側壁を有し、各側壁は細長いボディスロット(body slot)を有する。各側壁もボディスロットに平行な細長いヘッドスロット(head slot)を有する。
各爪部は一端にヒンジを有するとともに、他端に、それぞれボディスロットおよびヘッドスロットを介してシュート側壁の一つに、そして供給路に延入するボディ割り出し尖端部(body indexing tine)およびヘッド割り出し尖端部(head indexing tine)を有する。各尖端部は角度のついた後退面取り部(retraction chamfer)および角度のついた接触面を有する。これら尖端部はファスナーの中心軸線にそって離間位置においてファスナーに接触する。尖端部については、等しく離間するため、先頭ファスナーを上流側ゾーンから下流側ゾーンに駆動している間、爪部によって先頭ファスナーが実質的に回転することはない。
供給ヘッドは往復動カム、キャリッジ上の連動カムフォロア、および通常はキャリッジを供給位置へ向けてバイアスをかける前進バネを有する。このカムが後退行程時にキャリッジを後退位置に向けて駆動するとともに、キャリッジが供給行程で供給位置に向かって移動する。一つの好適な実施態様では、前進バネが螺旋状の圧縮バネを有し、カムフォロアが供給軸線に垂直なキャリッジに着脱自在に取り付けた円筒形ピンを有する。
一つの好適な実施態様では、ファスナー供給ヘッドはキャリッジに取り付けた手動後退機構を有する。この手動後退機構は後退シャフト、およびシュートに固定したアンカーブロックを有する。前進バネについては、シャフトを取り囲み、アンカーブロックに着座する。
ファスナー供給ヘッドによってファスナーを供給方向に進めるさいには、まず最初に、キャリッジが後退位置に達するまで前進バネのバイアス力に逆らって後退シャフトを後退させてから、後退シャフトを解放し、前進バネのバイアス力を相殺する。
一つの好適な実施態様では、キャリッジはカムとカムフォロアとの接触時にカムとキャリッジとが接触することを防止するカムレリーフ(cam relief)部分を有する。カムについては、キャリッジのカムレリーフ部分のカムフォロアに接触するのが好ましい。
キャリッジについては、スライド機構によってシュートに接続するのが好ましい。一つの好ましい実施態様では、スライド機構はシュートに同軸的に接続したベアリングレールを有する。このスライド機構については、ベアリングレールに係合するスライドブロックを有していてもよい。
一つの好ましい実施態様では、ファスナー供給ヘッドの場合、装着ヘッドの一行程毎に一つのファスナーをシュート内で待機しているファスナー列から機械的に進める。なお、供給ヘッドの場合、装着ヘッドの一行程毎に複数の所定数のファスナーを進めるように構成することも可能である。
試験を行い、本発明の供給ヘッドは従来の空気圧供給装置よりもサイクル速度が速くなることが確認した。例えば、サイズがM8のファスナーを稼働中の装着ヘッドに供給する比較対象条件下で稼働する空気圧供給装置の信頼性のある、持続最大供給速度は約25ppmである。試験した結果、本発明の実施例の持続最大供給速度は37ppm以上であった。本発明のその他の作用効果は、本発明の開示から明瞭である。
本発明の好適な実施態様に従ってファスナー供給ヘッドに連結した装着ヘッドを有するファスナー装着装置を示す斜視図である。 図3の2-2線にそって取った横断面図である。 図1に示すファスナー装着装置の正面図である。 図1に示すファスナー装着装置の上平面図である。 図1に示すファスナー供給ヘッドを示す図であって、キャリッジハウジングを取り外した状態を示す部分斜視図である。 別な実施態様にかかわるファスナー供給ヘッドを示す図であって、キャリッジハウジングを取り外した状態を示す部分斜視図である。 図1に示すファスナー供給ヘッドのキャリッジおよびシュートの展開斜視図である。 図1に示すファスナー供給ヘッドの往復動作および供給サイクルを示す概略図である。 図5Aに示す実施態様に従って爪部に係合した一連のファスナーの上平面図である。 図5Bに示す実施態様に従って爪部に係合した一連のファスナーの上平面図である。 図5Aに示す実施態様に従って爪部に係合した一連のファスナーの底面図である。 図1に示す装置を使用して装着できる自動装着式ボールスタッドファスナーの側面図である。 図5Aに示す実施態様に係る第1爪部および螺旋圧縮バネを示す斜視図である。 図5Bに示す実施態様に係る第1爪部および螺旋圧縮バネを示す斜視図である。
本発明の好ましい実施態様に係るファスナー供給ヘッドを添付図面に全体として参照符号10で示す。図示し、かつ以下に説明する実施態様では、このファスナー供給ヘッド10によってファスナー装着装置のファスナー装着ヘッド12にファスナー17を供給する。図1、図2および図6を参照して説明すると、ファスナー供給ヘッド10はシュート入り口34に近接する上流側ゾーン、シュート出口27に近接する下流側ゾーン、および供給軸線50を備えた供給路39を有するシュート36を有する。シュート36がファスナー17を支持するとともに、シュート入り口34から、ファスナー装着ヘッド12に接続したシュート出口27にファスナー17を案内する。このファスナー供給ヘッド10を使用して、ピアス/クリンチスタッド、ボルト、ボールスタッドなどやピアス/クリンチナット、この種の他の雌型ファスナーを始めとする自動装着式ファスナーを供給することができる。図2、図8A、図9および図10に想像線で示す実施態様では、ファスナー17は自動装着式ボールスタッド91である。
図1に示す好適な実施態様の場合、図5Aおよび図6を参照して説明すると、キャリッジ25は供給軸線50にそってシュート36に可動自在に取り付ける。図5Aに示す好適な実施態様では、キャリッジ25はリニア軸受33を介してシュート36に可動自在に取り付ける。第1および第2の爪部15、16については、隠れている爪部を示すためにキャリッジハウジング92を外した図5Aおよび図5Bに示すように、キャリッジ25に旋回自在に取り付ける。図5Aおよび図5Bにおいて、キャリッジハウジング92をリニア軸受ボールキャリッジブロック90に取り付ける位置に4つのボルト99を示す。
爪部15、16は他方の鏡像である構成を有し、この理解の下で説明を行う。キャリッジ25は、後退位置97と供給位置96との間で供給軸線50にそって往復動する。ここで供給軸線50にそって往復動するさい、キャリッジはシュート出口27からの距離が最大のときに“後退位置”97にあり、そしてシュート出口27の距離が最小のときに“供給位置”にある。キャリッジ25が後退位置97から供給位置96に向かって移動する場合、この移動方向が供給方向31になる。逆に、キャリッジ25が供給位置96から後退位置97に向かって移動する場合、この移動方向が後退方向32になる。後退位置97と供給位置96との間の距離は、シュート36内の隣接ファスナー17の少なくとも中心間距離である。
一旦始動した後は、ファスナー29の列が上流側ゾーンおよび下流側ゾーンの両者を含むシュートの長さにそって配列する。キャリッジ25が後退位置97から供給位置96に移動すると、キャリッジ25が上流側ゾーン内の先頭ファスナーに当接し、これを供給方向31に駆動し、下流側ゾーンに供給する。なお、シュート36内の“先頭ファスナー”はシュート出口27に最も近い上流側ゾーン内のファスナーを指す。一旦先頭ファスナーが上流側ゾーンから下流側ゾーンに駆動された後は、上流側ゾーン内の次のファスナーが先頭ファスナーになる。キャリッジが巡回するため、上流側ゾーン内の各ファスナー17が順次ファスナー供給ヘッド10の1サイクル毎に先頭ファスナー26になる。なお、“上流側ゾーン”は、キャリッジ25が供給位置にあるときに、爪部15、16とシュート入り口31との間にあるシュートの部分を意味し、かつ“下流側ゾーン”は、キャリッジ25が供給位置にあるときに、爪部15、16とシュート出口27との間にあるシュートの部分を意味する。この文脈で、シュート36内の各ファスナー17はシュート出口27に面する下流側エッジ94およびシュート入り口34に面する上流側エッジ95を有する。
ファスナー17を進めるために、図7a~図7eに示すように、キャリッジ25の軸方向移動と同期して爪部15、16が周期的に開閉する。図7aおよび図7bに示す供給位置にあるキャリッジ25を参照して説明すると、キャリッジ25が供給位置から軸方向に後退位置に向かって移動するときに、供給軸線50に対して横断方向でかつ外向きにスライドすることによって爪部15、16がまず開く。以下に説明するように、爪部15、16の形状については、各ファスナー17の下流側エッジ94にそって外向きにスライドする形状になっている。爪部の後退面取り部72、73に接触する先頭ファスナー18が付与する開放力に応じて爪部15、16が開く。この開放力が各爪部の爪バネ22、23のバイアスに対抗する。爪部15、16が先頭ファスナー18にそってスライドし、先頭ファスナー18との接触を続けるが、先頭ファスナー18が爪間でスライドできる程度には開く。製造変動に対応するため、爪部15、16については、意図するファスナー17の直径よりも広く開き、かつ爪部15と16との間を通過するために必要な程度以上に広く開くようになっている。
キャリッジが後退位置に接近し、次に後退位置に達すると、爪部が図7cに示すように、先頭ファスナー18および上流側に隣接するファスナーの中間に位置するまで、ファスナーの上流側エッジ95にそって横断方向でかつ内向き方向にスライドすることによって爪部15、16が閉じ始める。図7Cのキャリッジ25の位置が後退位置を表す。
図7A~図7Eは、ファスナー供給ヘッド10の往復動を示す概略図である。ファスナー17のサンプルについては、連続的にラベル“A”、“B”、“C”、…“H”で示す。図7Aに爪部15、16が閉じている供給位置96を示す。図7Aにおいて、ファスナーの下流側列はファスナー“A”、“B”および“C”を有し、ファスナーの上流側列は“D”~“G”を有し、そしてファスナー“D”が参照符号18でも示す先頭ファスナーである。
図7Bにキャリッジ25の後退動作を示す。初期の後退時、爪部15、16が開き、先頭ファスナー“D”上を横断方向にスライドする。この後退動作は、爪部の第1および第2のインデックス(割り出し)端部54、55が、これらの爪部が先頭ファスナー“D”と上流側隣接ファスナー“E”との間で閉じる位置に達するまで継続する。
図7Cは、後退位置を示す概略図である。なお、ファスナー17は、キャリッジが図7A、図7Bおよび図7Cに示す位置から移動している間は、シュート36内で移動しない。
図7Dは、キャリッジ25の初期の供給動作を示す図である。キャリッジ25が供給方向31に移動するときは爪部15、16が閉じた状態を維持することによって、先頭のファスナー“D”を下流側に駆動してこれを下流側ゾーンに進入させ、ファスナーの下流側列を供給方向31に進める。
図7Eは、供給動作の終了および図7Aで開始する往復サイクルの終了を示す図である。キャリッジ25が供給位置に戻り、ファスナー“A”がシュート出口27からファスナー装着ヘッド12へ出てゆく。この状態では、ファスナーの下流側列はファスナー“B”、“C”および“D”を有し、上流側列は“E”~“H”を有し、そしてファスナー“E”が先頭ファスナー18である。
図1および図6を参照して説明を続けると、第1反動バー20は2本のネジを使用して、キャリッジ25に着脱自在に取り付ける。なお、例えば第1反動バー20をキャリッジハウジング92内のスロットにスライドさせるか、反動バー20をキャリッジハウジング92に締め付けるか、あるいはクイックリリースピンを使用して反動バー20をキャリッジハウジング92に保持するなど任意の適当な機構によって第1反動バー20を着脱自在に取り付けてもよい。第2反動バー21は第1反動バー20に対向するキャリッジ25に取り付ける。ファスナー供給ヘッド10は、供給軸線50を含む(図1に示す向きにおいて垂直な)垂直平面に関して対称的である。説明を簡略にするために、ファスナー供給ヘッド10の反対側については図示を省略する。第2反動バー21(図1には示していない)は第1反動バー20の鏡像である。
爪バネについては、各爪部15、16と反動バー20、21との間に設け、通常はバイアスを印加してファスナー17に接触させる。図5Aおよび図8Aに示す実施態様では、爪バネ22、23は螺旋圧縮バネを有する。図5Bおよび図8Bに示す実施態様では、爪バネ22´、23´はトーションバネを有する。特に断らない限り、図1~図5A、図6および図8A~図11Aに示す実施態様(“圧縮バネ”実施態様)の説明は、図5B、8Bおよび11Bに示す実施態様(“トーションバネ”実施例)にも当てはまる。
なお、図8Bにおいて、爪バネ22´、23´の係合脚部117、118は実線で示す自由位置にあり、これら脚部には陰線で示すようにトーションを印加する。反動バー20、21は図8Bでは想像線で示す。装着時、係合脚部117、118は陰線で示す位置に巻き付け、反動バー20、21によって巻きとられた状態で保持する。
シュート36は対向側壁42、43を有し、これらが供給路39になる。図6を参照して説明すると、対向ボディスロット(opposed body slots)40、41はそれぞれ側壁42、43に延在する。また、シュート36はそれぞれ側壁42、43に延在する対向ヘッドスロット58、59を有する。この実施態様では、ヘッドスロット58、59はそれぞれボディスロット40、41に平行である。
各爪部15、16はそれぞれヒンジピン48、49を受け取るヒンジ式端部46、47、およびそれぞれヒンジ式ピン46、47に対向する割り出し端部54、55を有する。各ヒンジピン48、49はそれぞれ供給方向31に垂直なヒンジピン軸52、53を有する。
各爪部15、16はそれぞれ第1割り出し端部54、55に形成されたボディ割り出し尖端部56、57およびヘッド割り出し尖端部62、63を有する。ボディ割り出し尖端部56、57がそれぞれシュートのボディスロット40、41に延入し、そしてヘッド割り出し尖端部62、63がそれぞれシュートのヘッドスロット58、59内に延入する。ヘッド割り出し尖端部62、63はボディ割り出し尖端部56、57に平行で、これらから離間する。ファスナー供給ヘッド10は供給軸線50が通る垂直平面(図1に示す向きにおいて垂直である)を中心にして対称である。従って、爪部およびこれらのシュート36に対する関係は相互の鏡像である。第1爪部15および第2爪部16は供給軸線50に関して対称である。
ボディ割り出し尖端部56、57およびヘッド割り出し尖端部62、63については、ファスナー17がシュート36内で実質的に回転しないように、ファスナー17に対して相補的な長さを有するのが好ましい。実質的に回転しないとは、ファスナー17がどの方向にも約5度以上回転しないことを意味する。理論に固執するわけではないが、ファスナー17が図2に陰線で示す未回転向きにある状態で、ファスナー17の長手軸線113にそって存在する2つの離間位置においてファスナー17が当接することによってファスナー17がピッチ回転しないと考えられる。図示の実施態様では、ファスナー17は自動装着式ボールスタッド91であり、2つの離間位置はそれぞれバレル部分100およびボール部分114に存在する。ここでピッチ回転とは、供給軸線50に対して垂直、かつファスナー17の長手軸線113に対して垂直なピッチ軸線を中心とするファスナー17の回転を意味する。供給軸線50が通る垂直面(図1参照)に関してファスナー供給ヘッド10が左右対称であるためファスナー17のヨー回転(yaw rotation)およびロール回転が発生しない。ここでロール回転とは、供給軸線50を中心とするファスナー17の回転を意味し、またヨー回転とは、ファスナー17の長手軸線113を中心とするファスナー17の回転を意味する。
図8Aおよび図8Bに示す実施態様を参照して説明すると、各爪部はそれぞれヒンジ式端部46、47と割り出し端部54、55との間に延在する爪アーム64、65を有する。各爪アーム64、65はヒンジ式端部にヒンジ式ボア68、69を有し、それぞれヒンジピン48、49を受け取る。また、各爪部は爪バネ22、23の一部を受け取る爪バネ受け取り部66、67を有する。
図8Aに示す実施態様では、爪バネ受け取り部66、67は爪アーム64内に(陰線で示す)ボアのみを有する。爪バネ受け取り部66、67はそれぞれヒンジピン48、49を中心とする爪部15、16の全動作範囲にわたってバネ22、23の少なくとも一部を保持する。
図8Bに示す実施態様では、爪バネ受け取り部66´、67´は単に爪アーム64、66の壁部を有するだけである。爪バネ受け取り部66´、67´はバネ爪脚部115、116に当接し、バネ22´、23´から力を印加し、爪15´、16´をそれぞれ閉じた位置に向けてバイアスを印加する。ヒンジピン48、19はそれぞれバネ22´、23´のコイル式部分から突出する。
図9を参照して説明すると、各ボディ割り出し尖端部56、57および各ヘッド割り出し尖端部62、63はそれぞれ後退面取り部72、73および78、79を有し、これら面取り部はそれぞれ、爪アーム64、65が後退方向32に平行な時に、後退面取り部と後退方向との間にある面取り角度74、75および105、106で配向する。また、各ボディ割り出し尖端部56、57および各ヘッド割り出し尖端部62、63はそれぞれ供給接触面76、77および107、108を有し、それぞれ供給接触角度101、102、109、110で配向する。これら接触面は、ファスナーの供給接触面を介してボディ割り出し尖端部が発生する接触力103、104によって形成する。供給接触角度101は供給方向31から測定する。本発明では、2本の線の交差によって設定される2つの角度があるため、供給接触角度101、102、109、110とは、接触力103、104、111、112と供給方向31との間の最も小さい角度を意味する。
図9に示す実施態様の場合、発生する接触力103、104によって爪部15、16が爪バネ22、23のバイアスに逆らって回転する。このように、バネ22、23を取り外した場合には、キャリッジ25が供給位置と後退位置との間を巡回するときに、爪部15、16が開き、閉鎖位置に戻ることはない。
供給接触面76、77、107、108については、任意の好適な輪郭形状を取ることができ、例えば平坦形状でもよく、あるいはファスナーの接触面に対して相補的な形状でもよい。好適な実施態様では、供給接触面76、77、107、108の半径は、ファスナーの対応する半径に一致する。なお、ファスナーは供給軸線50上にセンタリングされるため、供給接触面の半径も供給軸線上にセンタリングされる。
後退面取り角度74、75、105および106が十分に小さいため、カム28およびカムフォロア24によって後退方向32にキャリッジ25を駆動すると、先頭ファスナーと接触し、先頭ファスナーおよび後退方向32の他の上流側ファスナーを駆動することなく、爪部15、16を開く力が発生する。一つの好適な実施態様では、後退面取り角度74、75、105および106はそれぞれ約20度である。
図8Aおよび図8Bに示す実施態様では、供給接触角度101、102、109、110については、発生する接触力103、104、111および112に対する反力がそれぞれバネ22、22´、23、23´を上回ることがないように設定する。従って、キャリッジ25を供給方向31に駆動すると、発生する接触力103、104、111、112によって先頭ファスナーおよび下流側列のファスナーを供給方向31に駆動するが、爪部15、16は開かない。
本明細書では、爪部15、16に言及するさいの用語“閉じる”とは、対向割り出し端部54、55がファスナー供給ヘッド10のどの部品も永久変形させずに相互に向かってできるだけ移動することを意味する。閉じると、爪部15、16が硬い停止部に接触するため、これがさらに閉鎖に向かって回転することはない。例えば、爪部はシュート36の側壁42、43に接触することができる。この場合側壁が、さらに閉鎖に向かって回転することを防止する硬い停止部になる。爪部15、16の全動作範囲は閉鎖位置と完全開放位置との間に設定することができる。また、本明細における“開く”は“閉じる”の反対を意味する。爪部15、16の完全開放位置は、爪部が回転して閉鎖位置から離れ、硬い停止部に当接したときの爪部15、16の位置によって設定される。例えば、硬い停止部としては、確実な高さまで圧縮されたバネ22、23を使用することができる。別な実施例では、硬い停止部としては、反動バー20、21に接触する爪部15´、16´を使用することができる。
好適な実施態様では、キャリッジ25はファスナー装着ヘッド12の往復動部30に取り付けられるカム28が係合するカムフォロア24を有する。後退時、カム28がカムフォロア24に接触し、キャリッジ25を後退方向に移動させる。キャリッジ25の後退移動によって製品前進バネ35が圧縮し、このバネが通常供給方向31にあるキャリッジ25にバイアスを印加し、カムフォロア24とカム28との接触を維持する。カムフォロア24は供給軸線50に対して平行に移動する。カムがカムフォロア24の範囲から垂直に後退する場合には、カムフォロア24とカム28との接触が一時的に途切れる。
製品前進バネ35としてはコイルバネ19か、あるいは図2に示す適切な弾性部材などを使用することができる。手動の後退シャフト37をキャリッジ25に取り付け、コイルバネ19の螺旋軸38に対して同軸的に設けることができる。手動の後退シャフト37については、案内ボア51に設ける。このボア51は、シュート36に固着されたアンカーブロック60内に延在する。コイルバネ19は、アンカーブロック60の下流側61に接触する。ノブ70は、アンカーブロック60の上流側82において手動後退シャフト37の自由端部71に固着することができる。
好適な実施態様によるファスナー供給ヘッド10の場合、まずキャリッジ25が後退位置97に達し、爪部15、16が閉じるまでファスナー17を供給方向31に進めてから、ノブ70を解放し、これによって製品前進バネ35のバイアス力を相殺し、キャリッジ25を供給方向31に移動させることによってファスナー17を供給方向31に進める。キャリッジ25が供給方向31に移動している間は、爪部15、16は閉じた状態を維持し、これによって先頭ファスナーおよび下流側列のファスナー17を供給方向31に付勢する。
一つの実施態様では、カムフォロア24はキャリッジ25内のボア81を介してキャリッジ25に着脱自在に取り付けられる円筒形ピン80である。ピン80の向きは、供給方向31対して垂直で、かつファスナー装着ヘッド12の往復動部30の行程方向83に対して垂直である。
図6を参照して説明すると、キャリッジ25はさらにカム28とピン80以外のキャリッジ25の表面とが接触することを防止するカムレリーフ(cam relief)84を有することができる。このピン80は、一部がカムレリーフ84によって形成されるカムレリーフスペース86内に円筒形軸線85にそって外向きに突出嵌合する。図1に最良の形態を示すように、カム28はピン80の対向端部88に同時に係合する2つのカム表面87を有することができる。
図1および図5Aに示す実施態様では、シュート36にリニアベアリングレール89を着脱自在に取り付け、またキャリッジ25にリニアベアリングボールキャリッジブロック90を着脱自在に取り付ける。さらに、キャリッジ25にリニアスライダーベアリング93を着脱自在に取り付けることができる。リニアスライダーベアリング93は、リニアベアリングボールキャリッジブロック90と同様な外観を有することができるが、ボールベアリングの代わりに、摩擦低減素材や潤滑剤を使用して、リニアスライドベアリングの供給軸線50にそうスライドを容易にすることができる。
図11Aは、図1に示すファスナー供給ヘッド10から取り出した一つの爪部15および圧縮バネ22を示す底面斜視図である。ヘッド割り出し尖端部62はボディ割り出し尖端部56に平行である。この図からは、供給接触面76の真の形状を確認することはできない。割り出し端部54については、ヒンジボア68に対向する爪部15の端部に図示している。
図11Bは、図5Bに示す第2爪部16´およびトーションバネ23´を示す上面斜視図である。ヘッド割り出し尖端部63はボディ割り出し尖端部57に対して平行である。図示のトーションバネ23´は自由な状態にある。図11Bに示すように、バネ23´は約150度から約170度までの自由な位置にある。装着時、バネ23´は約300度まで巻きとられ、バネ反動バー係合脚部118は反動バー21によって所定位置に保持される。
以上、キャリッジの一行程毎に一つのファスナーをファスナー装着装置に供給する構成の実施態様を参照してファスナー供給ヘッドを説明してきたが、本発明のファスナー供給ヘッドはキャリッジの行程を長く取ることによって所定の複数(N)のファスナーをファスナー装着装置に供給できるように構成することも可能である。この場合、キャリッジがさらに後退し、上流側ゾーン内の先頭ファスナーから見て“N番目”のファスナーの周囲に閉じる前に、爪部が開き、一つ以上のファスナー上に滑動することになる。
なお、本明細書で言及した範囲はいずれも便宜上のものであり、また簡潔を期すものであり、範囲を明示的に示す数値を包含するだけでなく、個々の数値や範囲内に含まれる範囲内数値などに関して個々の数値があたかも明示されているようにこれら数値を包含するように柔軟に解釈すべきである。さらに、数値を記述するために“約”や“ほぼ”を使用する場合、これは記載した値からの小さな変動(±10%以下)を含むものとする。
本明細書に開示した実施例を記述するさい、また特許請求の範囲に記載するさい、単数表現は、特に断らない限り、複数表現を含むものとする。
明細書全体を通して“一つの実施態様”、“別な実施態様”などに言及するさい、これは特定の実施態様に関連して記述する特定の要素(特徴、構造および/または特性など)は本明細書に記載した少なくとも一つの実施態様に包摂され、また他の実施例に存在してもよく、あるいは存在しなくともよいことを意味する。さらに、文脈上反対のことを明示しない限り、任意の実施例のための要素は任意の適切な方法で結合することできることを理解されたい。
いくつかの実施態様を詳細に説明してきたが、これらの実施態様には一部の変更を加えることが可能である。従って、以上の説明は非制限的なものと考えることができる。
10:ファスナー供給ヘッド
12:ファスナー装着ヘッド
15:第1爪部
16、16´:第2爪部
17、29:ファスナー
18、26:先頭ファスナー
19:コイルバネ
20:第1反動バー
21:第2反動バー
22、22´、23、23´:爪バネ
24:カムフォロア
25:キャリッジ
27:シュート出口
28:カム
31:供給方向
32:後退方向
33:リニア軸受
34:シュート入り口
35:製品前進バネ
36:シュート
37:後退シャフト
38:螺旋軸
39:供給路
40、41:対向ボディスロット
42、43:対向側壁
46、47:ヒンジ式端部
48、49:ヒンジピン
50:供給軸線
51:案内ボア
52、53:ヒンジピン軸
54、55:インデックス端部、割り出し端部
56、57:ボディ割り出し尖端部
58、59:ヘッドスロット
60:アンカーブロック
62、63:ヘッド割り出し尖端部
64、65:爪アーム、ヒンジ式ボア
66、66´、67、67´:爪バネ受け取り部
68:ヒンジボア
70:ノブ
71:自由端部
72、73、78、79:後退面取り部
74、75、105、106:面取り角度
76、77、107、108:供給接触面
80:ピン
81:ボア
82:上流側
83:行程方向
84:カムレリーフ
85:円筒形軸線
86:カムレリーフスペース
87:カム表面
89:リニアベアリングレール
90:リニアベアリングボールキャリッジブロック
91:自動装着式ボールスタッド
92:キャリッジハウジング
93:リニアスライダーベアリング
94:下流側エッジ
95:上流側エッジ
96:供給位置
97:後退位置
99:ボルト
100:バレル部分
101、102、109、110:供給接触角度
103、104、111、112:接触力
103、104:接触力
113:長手軸線
114:ボール部分
117、118:係合脚部

Claims (20)

  1. ファスナーを供給ホッパーから装着ヘッドに進めるファスナー供給ヘッドであって上流側ゾーンおよび下流側ゾーンをするシュートであって、これらファスナーを支持しかつシュート入り口から前装着ヘッドに接続されたシュート出口まで案内する供給軸線にそって形成した供給路を有する前記シュート、
    前記シュート上の後退位置と供給位置との間で移動可能なキャリッジ、および
    このキャリッジに旋回可能に取り付けた第1および第2の対向爪部を有するファスナー供給ヘッドにおいて、
    前記キャリッジ前記供給位置から前記後退位置に後退して前記上流側のファスナー列内の先頭ファスナーを前記第1および第2の対向爪部に当接させ前記キャリッジが前記供給位置に達するま前記第1および第2の対向爪部で前記先頭ファスナーを駆動する一連の手順を行うことで、所定数のファスナーを前記上流側のゾーンにあるファスナー列から前記下流側のゾーンのファスナー列に繰り返し移動することを特徴とするファスナー供給ヘッド。
  2. 前記キャリッジの前記供給位置から前記後退位置までの移動開始時に前記第1および第2の対向爪部が開き、そして前記キャリッジの前記後退位置への到達時に前記先頭ファスナーおよび第2の上流側ファスナーの中間で前記第1および第2の対向爪部が閉じる請求項1に記載のファスナー供給ヘッド。
  3. さらに、前記キャリッジに取り付けられた第1および第2の対向反動バー、および
    前記第1および第2の対向爪部のそれぞれと前記第1および第2の反動バーのそれぞれとの間に設けられ、前記第1および第2の対向爪部の各爪部を前記シュートに向けてバイアスをかけるバネを有する請求項2に記載のファスナー供給ヘッド。
  4. スライド機構によって前記キャリッジを移動自在に前記シュートに取り付け、そして前記シュートが、それぞれが細長いボディスロットを有する第1および第2の対向側壁を有する請求項3に記載のファスナー供給ヘッド。
  5. 各爪部が一端にヒンジを有し、そして他端に前記ボディスロットの一つを介して前記供給路に延入するボディ割り出し尖端部を有する請求項4に記載のファスナー供給ヘッド。
  6. 前記シュートの各側壁が前記ボディスロットに平行な細長いヘッドスロットを有し、そして前記第1および第2の対向爪部の各爪部が前記ヘッドスロットの一つを介して前記供給路内に延入するヘッド割り出し尖端部を有する請求項5に記載のファスナー供給ヘッド。
  7. 前記第1および第2の対向爪部の各爪部がヒンジボアを備えた爪アームおよび前記バネの一つの一部に係合する受け取り部を有する請求項6に記載のファスナー供給ヘッド。
  8. 各ボディ割り出し尖端部が角度の付いた後退面取り部および角度の付いた接触面を有する請求項7に記載のファスナー供給ヘッド。
  9. 往復動するカム、前記キャリッジ上の連動カムフォロア、および通常は前記キャリッジを前記供給位置にバイアスをかける前進バネを有し、前記往復動するカムが後退行程時に前記キャリッジを前記後退位置に向けて駆動し、そして供給行程時に、前記前進バネで製品にバイアス力をかけて前記供給位置に前記キャリッジを移動させる請求項2に記載のファスナー供給ヘッド。
  10. 動後退機構が後退シャフトおよび前記シュートに固定されたアンカーブロックを有し、前記前進バネがこの後退シャフトを取り囲み、かつ前記アンカーブロックに対して着座する請求項9に記載のファスナー供給ヘッド。
  11. 前記キャリッジが前記後退位置に達するまで、前記前進バネのバイアス力に逆らって前記後退シャフトを後退させてから、前記前進バネの前記バイアス力を相殺する前記後退シャフトを解放することによってファスナー供給方向に進める請求項10に記載のファスナー供給ヘッド。
  12. 前記連動カムフォロアが、前記供給軸線に垂直な前記キャリッジに着脱自在に取り付けられた円筒形ピンを有する請求項9に記載のファスナー供給ヘッド。
  13. 前記キャリッジが、前記カムの前記連動カムフォロアとの接触時に、前記カムと前記キャリッジとが接触することを防止するカムレリーフ部分を有する請求項12に記載のファスナー供給ヘッド。
  14. 前記カムが、前記キャリッジの前記カムレリーフ部分の前記連動カムフォロアに接触する請求項13に記載のファスナー供給ヘッド。
  15. 前記スライド機構が前記シュートに同軸的に接続されたベアリングレールを有する請求項4に記載のファスナー供給ヘッド。
  16. 前記スライド機構が前記ベアリングレールに係合するスライダーブロックを有する請求項15に記載のファスナー供給ヘッド。
  17. 前記第1および第2の対向爪部を前記シュートの対向端部に対称的に設けるとともに、この爪部が前記供給軸線の対向側部において前記ファスナーに接触する請求項2に記載のファスナー供給ヘッド。
  18. 前記第1および第2の対向爪部が複数の尖端部を有し、これら尖端部が前記ファスナーの中心軸線にそって離間位置にある前記ファスナーに接触する請求項17に記載のファスナー供給ヘッド。
  19. 前記の先頭ファスナーを前記上流側ゾーンから前記下流側ゾーンに駆動している間、前記第1および第2の対向爪部が前記の先頭ファスナーを実質的に回転させないように前記尖端部を等しく離間した請求項18に記載のファスナー供給ヘッド。
  20. a)ファスナー装着ヘッド、および下記b)を有するファスナー装着装置であって、
    b)供給ホッパーから前記ファスナー装着ヘッドへファスナーを進める供給ヘッドであって、下記i)~iii)を有する供給ヘッド、
    i)上流側ゾーン、下流側ゾーン、およびファスナーを支持しかつシュート入り口から前記ファスナー装着ヘッドに接続されたシュート出口まで案内する供給軸線にそって形成した供給路を有するシュート、
    ii)前記シュート上の後退位置と供給位置との間で移動可能なキャリッジ、および
    iii)このキャリッジに旋回可能に取り付けた第1および第2の対向爪部、
    前記キャリッジは前記供給位置から前記後退位置に後退して前記上流側のファスナー列内の先頭ファスナーを前記第1および第2の対向爪部に当接させ前記キャリッジが前記供給位置に達するま前記第1および第2の対向爪部で前記先頭ファスナーを駆動する一連の手順を行うことで、所定数のファスナーを前記上流側のゾーンにあるファスナー列から前記下流側のゾーンのファスナー列に繰り返し移動することを特徴とするファスナー装着装置。
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