JP7309053B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本開示は、ベルマウスと、当該ベルマウスを取付可能なファンケーシングとを有する空気調和機に関する。
特許文献1には、円形の吸入口を有するファンケーシングと、ファンケーシングに取り付けられたベルマウスとを有する空気調和機が開示されている。特許文献1の空気調和機では、ベルマウスの外周側に設けられた爪が、ファンケーシングの吸入口側に沿って均等に円形に配置された切欠きに着脱可能に取り付けられている。
特開2011-106700号公報
空気調和機では、ベルマウスを通過する空気の剥離による騒音を抑制するために、ベルマウスの内周側の流入口の一部の形状が大きくなるように変形される場合がある。流入口の一部の形状が変形された場合、特許文献1の空気調和機では、ベルマウスの外周側に設けられた爪は、ベルマウスの中心とベルマウスの外周との距離の最大距離の位置を基準として円形に配置される。したがって、ベルマウスの流入口の周方向において、ベルマウスの外周側とベルマウスの内周側との間隔が拡がる箇所が発生し、ベルマウスの小型化を図るのが困難であった。
本開示は、上述の課題を解決するものであり、ベルマウスの騒音を抑制するとともに、ベルマウスの小型化を図ることが可能な空気調和機を提供することを目的とする。
本開示の空気調和機は、吸入口と吹出口とを有し、前記吸入口から前記吹出口に向けて空気を吹き出すファンを収容するファンケーシングと、前記ファンケーシングに取り付けられ、前記吸入口に前記空気を誘導する環状のベルマウスとを備え、前記ベルマウスは、前記空気が流入する上流側開口部の内径が、前記空気を前記吸入口に誘導する下流側開口部の内径よりも大きい拡管壁と、前記拡管壁の外周側に設けられた外郭壁と、前記下流側開口部の側の前記外郭壁に設けられ、前記ファンケーシングに着脱可能に取り付けられるフックとを有し、前記上流側開口部の周縁部は、前記下流側開口部の中心軸からの距離が最小となる極小部と、前記下流側開口部の前記中心軸からの距離が最大となる極大部とを有し、前記フックは、前記上流側開口部から見た場合において、前記中心軸から前記極大部の方向に離れた位置を中心とした仮想円弧線に沿って複数配置されており、前記仮想円弧線の半径は、前記中心軸と前記極大部との間の距離よりも短い
本開示では、ベルマウスに設けられたフックは、中心軸から極大部の方向に離れた位置を中心とした仮想円弧線に沿って複数配置されているため、拡管壁と外郭壁との間隔の拡がりを抑制できる。したがって、本開示では、ベルマウスの騒音を抑制するとともに、ベルマウスの小型化を図ることが可能となる。
実施の形態の空気調和機の一例を概略的に示した斜視図である。 図1の空気調和機から下部意匠パネルを取り外した状態を示した正面図である。 図2の領域Aの拡大図である。 図2の空気調和機からベルマウスとファンケーシングを取り外した状態を示した分解斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスの正面図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスをファンケーシングに取り付けた状態を示した正面図である。 図6のX-X断面図である。 図7の領域Bの拡大図である。 従来のベルマウスの正面図である。 従来のベルマウスを、従来のファンケーシングに取り付けた状態を示した正面図である。 図10のY-Y断面図である。 図11の領域Cの拡大図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスをファンケーシングに取り付ける前の状態を示した斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスを正面側から見た斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスを裏面側から見た斜視図である。 図15の領域Dのフックを拡大して示した斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るファンケーシングを正面側から見た斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るファンケーシングを裏面側から見た斜視図である。 図18の領域Eの係留穴を拡大して示した斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスをファンケーシングに係留する方法を概略的に示した斜視図である。 実施の形態の空気調和機に係るベルマウスの正面図である。 図21の領域Fの拡大図である。
実施の形態1に係る空気調和機100について説明する。図1は、実施の形態の空気調和機100の一例を概略的に示した斜視図である。実施の形態では、空気調和機100の一例として、床置型の室内機を例示しているが、これに限定されるものではない。また、以下の説明における空気調和機100の各々の構成部材同士の位置関係、例えば上下、左右、前後等の位置関係は、原則として、空気調和機100を使用可能な状態に設置したときの位置関係とする。また、図1を含む以下の図面では各構成部材の寸法の関係及び形状が、実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面では、同一の部材若しくは部分又は同一の機能を有する部材若しくは部分には、同一の符号を付すか、又は符号を付すことを省略している。
空気調和機100は、前面が開口した箱体1と、開口した箱体1の上部を覆う上部意匠パネル2と、開口した箱体1の下部を覆う下部意匠パネル3とを有している。箱体1、上部意匠パネル2、及び下部意匠パネル3は、例えば、プラスチックとの熱可塑性樹脂を鋳型成型することにより形成される。上部意匠パネル2には、例えば、矩形形状の複数の通気穴を有する吹出グリル2aが形成されている。下部意匠パネル3には、例えば、矩形形状の複数の通気穴を有する吸入グリル3aが形成されている。空気調和機100は、下部意匠パネル3の吸入グリル3aから吸入された空気を、空気調和機100の内部で熱交換を行い、上部意匠パネル2の吹出グリル2aから吹き出すものである。
図2は、図1の空気調和機100から下部意匠パネル3を取り外した状態を示した正面図である。図3は、図2の領域Aの拡大図である。空気調和機100には、ファンガード5、ベルマウス10、及びファンケーシング20が収容されている。ファンガード5、ベルマウス10、及びファンケーシング20は、下部意匠パネル3の裏面に対面する位置に配置されている。ファンガード5は、ベルマウス10に着脱可能に取り付けられている。ファンガード5には、空気調和機100の使用者又は空気調和機100の保守点検作業者等の指がベルマウス10及びファンケーシング20に引き込まれるのを防止するものである。ファンガード5には、吸入グリル3aから通過した空気がベルマウス10及びに取り込まれるように、複数の円弧状のスリット穴5aが、同心円状に配置されている。なお、ファンガード5は、空気調和機100の用途に応じて、省略することもできる。
図4は、図2の空気調和機100からベルマウス10とファンケーシング20を取り外した状態を示した分解斜視図である。
ファンケーシング20は、ファン30を収容する筐体22と、筐体22に接続されたダクト24とを有している。ダクト24の上部末端には、吹出口24aが形成されている。吹出口24aは、例えば、矩形形状に形成できる。筐体22には、ベルマウス10を取り付けるための取付面26が形成されている。取付面26には、円形状に開口した吸入口26aが形成されている。なお、ファン30としては、限定しないが、多翼型シロッコファン又はターボファン等の遠心ファンが用いられる。
取付面26に吸入口26aを形成することにより、ファン30の回転により、ベルマウス10に誘引された空気がベルマウス10から吸入口26aに誘導され、吸入口26aを介して、ファンケーシング20の筐体22の内部に誘引される。また、ファン30の回転により、筐体22の内部に誘引された空気は、ダクト24を介して、ダクト24の上部末端に形成された吹出口24aから吹き出される。図示しないが、吹出口24aから吹き出された空気は、箱体1に収容された熱交換器で熱交換される。熱交換器で熱交換された空気は、上部意匠パネル2の吹出グリル2aから吹き出される。
次に、本開示のベルマウス10の構造について、図5~図8を用いて説明する。図5は、実施の形態の空気調和機100に係るベルマウス10の正面図である。図6は、実施の形態の空気調和機100に係るベルマウス10をファンケーシング20に取り付けた状態を示した正面図である。図7は、図6のX-X断面図である。図8は、図7の領域Bの拡大図である。
なお、従来のベルマウス10Xの構造が図9~図12に示されている。図9~図12の従来のベルマウス10Xの図面は、それぞれ、図5~図8の本開示のベルマウス10の図面の比較例となっている。図9は、従来のベルマウス10Xの正面図である。図10は、従来のベルマウス10Xを、従来のファンケーシング20Xに取り付けた状態を示した正面図である。図11は、図10のY-Y断面図である。図12は、図11の領域Cの拡大図である。なお、図9~図12に従来の構造においては、本開示の構造と異なる部分にのみ符号を表示し、当該符号については、対応する本開示の構造の符号の末尾に「X」を付したものにしている。
本開示のベルマウス10は、ファンケーシング20に取り付けられ、ファンケーシング20の吸入口26aに空気を誘導するものである。ベルマウス10は、例えば環状に形成される。ベルマウス10は、ファンケーシング20の吸入口26aに空気を誘導するテーパ形状の風路を形成する拡管壁12を有している。拡管壁12は、空気が流入する環形状の上流側開口部12aと、空気をファンケーシング20の吸入口26aに誘導する環形状の下流側開口部12bとを有している。拡管壁12は、上流側開口部12aの内径が、空気を吸入口26aに誘導する下流側開口部12bの内径よりも大きくなるように形成されている。また、下流側開口部12bは、例えば、円形形状に形成することができる。なお、下流側開口部12bは、空気をファンケーシング20の吸入口26aに誘導できれば、用途等に応じて他の形状にしてもよい。
上流側開口部12aの周縁部は、中心軸O1と上流側開口部12aとの間の距離が、最小距離となる上流側開口部12aの周縁部の点又は領域である極小部12a1を有している。また、上流側開口部12aの周縁部は、中心軸O1からの距離が最大距離となる上流側開口部12aの周縁部の点又は領域である極大部12a2とを有している。図5では、中心軸O1と極小部12a1との間の距離が第1距離R1として点線矢印で示されており、中心軸O1を中心とし、第1距離R1を半径とした仮想円IC1が点線で示されている。また、図5では、中心軸O1と極大部12a2との間の距離が第2距離R2として実線矢印で示されている。なお、下流側開口部12bの中心軸O1は、下流側開口部12bの開口領域を法線方向に延びる直線である。例えば、下流側開口部12bが円形形状に形成された場合、下流側開口部12bの中心軸O1は、下流側開口部12bの円領域を法線方向に延びる直線であり、円の中心を通る。
また、上流側開口部12aの周縁部は、極小部12a1と極大部12a2との間を延びる2の曲線部13を有している。2の曲線部13は、極小部12a1から極大部12a2に時計回りに延びる第1曲線部13aと、極小部12a1から極大部12a2に反時計回りに延びる第2曲線部13bとからなる。2の曲線部13は、中心軸O1をから見て凸形状に形成されている。2の曲線部13は、下流側開口部12bの中心軸O1と上流側開口部12aとの間の距離が周方向に変化する領域を少なくとも一部に有している。
上流側開口部12aの周縁部は、例えば、第1距離R1を半径とした半円形状の第1円弧部と、第1円弧部に連なり、第1距離R1を短半径とし、第2距離R2を長半径とした半楕円形状の第2円弧部とからなる形状にできる。この場合、第1円弧部が上流側開口部12aの極小部12a1となり、第1円弧部おける長半径の位置が上流側開口部12aの極大部12a2となる。
上流側開口部12aの極大部12a2は、下部意匠パネル3の吸入グリル3aの方向に配置される。ベルマウス10においては、極大部12a2から極小部12a1に向かうにつれて、同一風量における騒音が大きくなる。また、ベルマウス10を通過する風量が大きくなるにつれて、騒音が大きくなる。したがって、上流側開口部12aの極大部12a2は、風量の多い下部意匠パネル3の吸入グリル3aの方向に配置することが好ましい。
一方、上流側開口部12aの極小部12a1は、風量の多い下部意匠パネル3の吸入グリル3aから離れる方向に配置する方が好ましい。図5で示すように、ベルマウス10における極小部12a1と極大部12a2との間の相対位置を、極小部12a1と極大部12a2との間の時計回り方向の中心角θで表す。中心角θを90度より大きく、かつ、270度より小さくすれば、極小部12a1が下部意匠パネル3の吸入グリル3aから離れる方向に配置されるため、ベルマウス10における騒音の発生を抑制できる。また、中心角θを180度とすれば、極小部12a1が下部意匠パネル3の吸入グリル3aから最も離れる方向に配置されるため、ベルマウス10における騒音の発生を更に抑制できる。なお、上の説明では、中心角θの方向を時計回りの方向としたが、中心角θの方向を反時計回りの方向とした場合でも同様の関係が成立する。
また、本開示のベルマウス10は、拡管壁12の外周側に設けられた外郭壁14を有している。拡管壁12の上流側開口部12aの側に位置する外郭壁14の末端は上流側開口部12aの周縁部と連なっている。
従来のベルマウス10Xにおいては、拡管壁12Xの上流側開口部12aXは、下流側開口部12bXの中心軸O1Xと同軸に円形形状に形成されている。本開示のベルマウス10においては、拡管壁12の上流側開口部12aの周縁部は、中心軸O1からの距離が最大距離となる極大部12a2を有している。本開示のベルマウス10において、拡管壁12の上流側開口部12aが極大部12a2を有することによる効果を、拡管壁12Xの上流側開口部12aXが円形形状に形成された従来のベルマウス10Xと比較して以下に説明する。
図7では、上流側開口部12aの極大部12a2と中心軸O1とを通る断面線による拡管壁12の断面が示されている。図11及び図12に示された従来のベルマウス10Xの拡管壁12Xの断面と比較すると、上流側開口部12aの極大部12a2における拡管壁12の断面の長さは、従来のベルマウス10Xの拡管壁12Xの断面の長さより大きくなっている。すなわち、上流側開口部12aの極大部12a2における拡管壁12の表面積は、従来のベルマウス10Xの拡管壁12Xの表面積よりも大きい。したがって、上流側開口部12aの極大部12a2における拡管壁12では、従来のベルマウス10Xの拡管壁12Xよりも、ベルマウス10に誘引された空気の剥離が抑制される。したがって、本開示のベルマウス10では、拡管壁12の上流側開口部12aが極大部12a2を有することにより、極大部12a2における拡管壁12における空気の剥離を抑制できるため、空気の剥離による騒音を抑制することができる。
次に、ベルマウス10をファンケーシング20に取り付ける構造及び方法について、図13~図20を用いて説明する。図14は、実施の形態の空気調和機100に係るベルマウス10を正面側から見た斜視図である。図15は、実施の形態の空気調和機100に係るベルマウス10を裏面側から見た斜視図である。図16は、図15の領域Dのフック16を拡大して示した斜視図である。図17は、実施の形態の空気調和機100に係るファンケーシング20を正面側から見た斜視図である。図18は、実施の形態の空気調和機100に係るファンケーシング20を裏面側から見た斜視図である。図19は、図18の領域Eの係留穴28を拡大して示した斜視図である。図20は、実施の形態の空気調和機100に係るベルマウス10をファンケーシング20に係留する方法を概略的に示した斜視図である。図20では、ベルマウス10をファンケーシング20に取り付ける際の回転方向が矢印で示されている。
ベルマウス10の下流側に位置する外郭壁14の先端には、ベルマウス10をファンケーシング20に取り付けるためのフック16が設けられている。フック16は、フック16をファンケーシング20に係留させる爪16aと、L字形状の壁として形成されたアーム16bとを有している。アーム16bは、外郭壁14に連なる第1アーム16b1と、第1アーム16b1の先端から屈曲して延び、先端に爪16aが配置された第2アーム16b2とを有する。また、アーム16bは、第1アーム16b1と外郭壁14に連なり、第1アーム16b1を補強するリブ16b3を有する。フック16は、外郭壁14に一体形成されている。また、外郭壁14の第1アーム16b1の接続位置には、外郭壁14を貫通し、爪16aが目視できるように形成された窓16cが設けられている。
また、ファンケーシング20の吸入口26aの外周側に位置するファンケーシング20の取付面26には、係留穴28が形成されている。係留穴28は、矩形形状又は円弧形状の穴として形成される。また、係留穴28には、窪み29aを有し、フック16の爪16aを窪み29aに案内する案内壁29が設けられている。
係留穴28にフック16を通過させて係留させることにより、ベルマウス10は、ファンケーシング20に着脱可能に取り付けることが可能となる。ベルマウス10をファンケーシング20に取り付ける際は、フック16を係留穴28に挿入し、図20で示した矢印方向にベルマウス10を回転させることにより、爪16aを案内壁29の窪み29aに移動させて係留させる。また、ベルマウス10が図20で示した矢印方向と逆方向に回転して、ベルマウス10がファンケーシング20から脱離するのを抑制するため、ベルマウス10はファンケーシング20にネジ留め等により締結される。なお、フック16及び係留穴28の数は、限定しないが、少なくとも3つ設ければ、ベルマウス10をファンケーシング20に安定して係留させることができる。
図21は、実施の形態の空気調和機100に係るベルマウス10の正面図である。図22は、図21の領域Fの拡大図である。
また、フック16及び係留穴28は、上流側開口部12aから見た場合において、中心軸O1から上流側開口部12aの極大部12a2の方向に離れた位置を中心O2とした仮想円弧線IC2に沿って複数配置されている。また、フック16及び係留穴28は、仮想円弧線IC2の半径R3が、中心軸O1と極大部12a2との間の第2距離R2よりも短くなるように配置されている。この構成によれば、上流側開口部12aの長軸方向におけるフック16及び係留穴28の配置位置が、上流側開口部12aから離間しないように調整できるため、ベルマウス10の小型化を促進することができる。
例えば、フック16及び係留穴28が、中心軸O1を中心として第2距離R2の位置に円形状に均等に配置された場合を考える。この場合、例えば、上流側開口部12aの極小部12a1の近傍では、フック16及び係留穴28は第2距離R2の位置に配置されるため、極小部12a1の位置から間隔をあけて配置されることになる。一方、フック16及び係留穴28が仮想円弧線IC2に沿って配置された場合、第2距離R2より短い半径R3の位置に円弧形状に均等に配置されるため、拡管壁12と外郭壁14との間隔の拡がりを抑制できる。したがって、本開示のベルマウス10では、極大部12a2を有することにより騒音を抑制できるとともに、フック16及び係留穴28が仮想円弧線IC2に沿って複数配置されることにより小型化を図ることができる。
なお、本開示の内容は、上述の実施の形態に限らず、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態の構成は、室内機以外の空気調和機100、例えば、室外機、及び一体型の空気調和機100にも適用可能である。また、本開示の内容は、空気調和機100のみならず、ベルマウス10とファンケーシング20を有する他の冷凍サイクル装置等にも適用可能である。
1 箱体、2 上部意匠パネル、2a 吹出グリル、3 下部意匠パネル、3a 吸入グリル、5 ファンガード、5a スリット穴、10 ベルマウス、10X ベルマウス、12、12X 拡管壁、12a、12aX 上流側開口部、12b、12bX 下流側開口部、14 外郭壁、16 フック、16a 爪、16b アーム、16b1 第1アーム、16b2 第2アーム、16b3 リブ、20、20X ファンケーシング、22 筐体、24 ダクト、24a 吹出口、26 取付面、26a 吸入口、28 係留穴、29 案内壁、29a 窪み、30 ファン、100 空気調和機。

Claims (2)

  1. 吸入口と吹出口とを有し、前記吸入口から前記吹出口に向けて空気を吹き出すファンを収容するファンケーシングと、
    前記ファンケーシングに取り付けられ、前記吸入口に前記空気を誘導する環状のベルマウスと
    を備え、
    前記ベルマウスは、
    前記空気が流入する上流側開口部の内径が、前記空気を前記吸入口に誘導する下流側開口部の内径よりも大きい拡管壁と、
    前記拡管壁の外周側に設けられた外郭壁と、
    前記下流側開口部の側の前記外郭壁に設けられ、前記ファンケーシングに着脱可能に取り付けられるフックと
    を有し、
    前記上流側開口部の周縁部は、
    前記下流側開口部の中心軸からの距離が最小となる極小部と、
    前記下流側開口部の前記中心軸からの距離が最大となる極大部と
    を有し、
    前記フックは、
    前記上流側開口部から見た場合において、
    前記中心軸から前記極大部の方向に離れた位置を中心とした仮想円弧線に沿って複数配置されており、
    前記仮想円弧線の半径は、
    前記中心軸と前記極大部との間の距離よりも短い
    空気調和機。
  2. 前記上流側開口部の前記周縁部は、
    半円形状の第1円弧部と、
    前記第1円弧部に連なり、前記第1円弧部の半径よりも大きい長半径を有する半楕円形状の第2円弧部と
    からなり、
    前記極小部は、前記第1円弧部として形成され
    前記極大部は、前記第2円弧部の前記長半径の位置に設けられている
    請求項に記載の空気調和機。
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