JP7213415B2 - 送風装置 - Google Patents

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本発明は、壁面に設けた換気口に配設される型の送風装置であり、内部にファンを取付けたファンモーターを有し、室内側にベルマウスが配置される送風装置に関するものである。
従来、この種の送風装置として、送風装置を枠体に固定し、この枠体を壁面に設けられた凹部に設置することで、室内の空気を効率よく室外に送風する送風装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この送風装置によって、室内空気の排気を行う。
以下、従来の送風装置について、図5、図6を参照しながら説明する。
図5に示すように、従来の送風装置101は、角筒型の枠体にモータ(図示せず)、ファン102等を組み付けて構成され、さらにファン102の周りにベルマウス103を有して構成されている。このような従来の送風装置101においては、ファン102の翼の正圧面により昇圧された空気が翼の外周となる翼端から流出し、翼端渦が生じることにより送風性能が低下し、騒音が発生することが知られている。送風性能の低下および騒音発生の原因となる翼端渦の影響を抑制するために、ファン102の形状あるいは図6に示すようにベルマウス103とファン102の隙間104(クリアランス)を適宜変更することが一般的に知られている。
特開2007-040198号公報
しかしながら、従来の送風装置101では、ファン102よりも上流側で発生する騒音には効果があるが、ファン102の下流側でファン102の回転によって送風された室内空気が効率よく室外に排出される構成を備えていないため、騒音が発生していた。すなわち、ファン102の下流ではモータを固定する支柱が存在しており、ファン102の回転によって送風された室内空気が支柱に衝突し干渉することで、送風気流の乱れが生じる。これにより、送風効率の低下および騒音が発生するという課題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、送風性能の低下を抑制しつつ、騒音の発生を抑制する送風装置を提供することを目的とする。
そして、本発明の一態様に係る送風装置は、角筒内面を有する枠体と、固定部材と、モータと、ハブと、複数の羽根と、ベルマウスと、を備える。固定部材は、枠体に固定されている。モータは、固定部材に固定され回転軸を備える。ハブは、回転軸に固定され、固定部材に対向する側に設けられている。複数の羽根は、ハブの周囲から立設するように設けられている。ベルマウスは、複数の羽根の外周に配置される。固定部材はモータを取り付けるモータ固定部と枠体に連結される複数の支持部から構成されている。そして、複数の支持部として、枠体の角筒内面のうち、対向する一対の面のそれぞれに選択的に、互いに隣接する一対の支持部が設けられており、隣接する一対の支持部のそれぞれにおいて、隣接する一対の支持部は、複数の羽根の回転による旋回成分を備えた送風気流に対して沿うように形成された側面を有し、側面は、回転軸に対して傾斜している。隣接する一対の支持部のうち、羽根の回転方向の上流側にある支持部は、羽根の外周側の位置において、羽根の回転方向の下流側にある支持部よりも、回転軸に対して傾きが大きく形成されている。
本発明によれば、送風効率低下を抑制しつつ、騒音の発生を抑制することが可能な送風装置を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気扇の斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る換気扇の軸流羽根車を取り外した時の斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る固定部材周りの断面図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る換気扇の軸流羽根車を取り外した時の正面図である。 図5は、従来の送風装置の概略図である。 図6は、従来の送風装置のファン近傍の概略図である。
本発明に係る送風装置は、枠体と、固定部材と、モータと、ハブと、複数の羽根と、ベルマウスと、を備える。固定部材は、枠体に固定されている。モータは、固定部材に固定され回転軸を備える。ハブは、回転軸に固定され、固定部材の反対側に設けられている。複数の羽根は、ハブの周囲から立設するように設けられている。ベルマウスは、複数の羽根の外周に配置される。固定部材はモータを取り付けるモータ固定部と枠体に連結される支持部から構成されている。そして、支持部は、羽根の回転による旋回成分を備えた送風気流に対して沿うように形成された側面を有し、側面は、回転軸に対して傾斜している。
この構成によって、支持部が送風気流に沿った向きに傾斜しているため、複数の羽根が回転することで発生した送風気流が、羽根の下流側に設けられた支持部と接触する接触面積を低減することができる。よって、送風気流が支持部を通過するときに生じる乱れを抑制することができるので、送風効率の低下を抑制することができる。また、乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
また、本発明に係る送風装置において、固定部材は複数の支持部を備える。そして、隣接する一対の支持部のうち、羽根の回転方向の上流側にある支持部は、羽根の外周側の位置において、羽根の回転方向の下流側にある支持部よりも、回転軸に対して傾きが大きくなるように形成されていてもよい。
この構成によって、隣接する一対の支持部について、それぞれの支持部の傾きをそれぞれの支持部を通過する送風気流に沿うようにすることができるので、送風気流とそれぞれの支持部とが接触する接触面積を低減することができる。よって、それぞれの支持部を通過するときにそれぞれの支持部で生じる乱れを抑制することができるので、送風効率の低下を抑制することができる。また、乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
また、本発明に係る送風装置において、隣接する一対の支持部のうち、羽根の回転方向の上流側にある支持部は、モータ固定部から枠体に向かうにつれて回転軸に対して傾きが大きくなるように形成されていてもよい。
一対の上流側の支持部のうち羽根の回転方向の上流側にある支持部を通過する送風気流は、モータ固定部から枠体に向かうにつれて、旋回方向成分の割合が大きくなる。この構成によれば、旋回方向成分の割合が大きい送風気流に沿う支持部を配置することができる。つまり、羽根の回転方向の上流側にある支持部と送風気流とが接触する接触面積を低減することができる。よって、上流側にある支持部を通過するときに生じる乱れを抑制することができるので、送風効率の低下を抑制することができる。また、乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
また、本発明に係る送風装置は、隣接する一対の支持部のうち、羽根の回転方向の下流側にある支持部は、モータ固定部から枠体に向かうにつれて回転軸に対して傾きが小さくなるように形成されていてもよい。
一対の支持部のうち羽根の回転方向の下流側にある支持部を通過する送風気流は、モータ固定部から枠体に向かうにつれて、旋回方向成分の割合が小さくなる。この構成によれば、旋回方向成分の割合が小さい送風気流に沿う支持部を配置することができる。つまり、羽根の回転方向の下流側にある支持部と送風気流とが接触する接触面積を低減することができる。よって、下流側にある支持部を通過するときに生じる乱れを抑制することができるので、送風効率の低下を抑制することができる。また、乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
以下、送風装置の一例として換気扇を用いて、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の番号を付している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る換気扇1について、図1、図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気扇1の斜視図を示したものである。図2は、本発明の実施の形態1に係る換気扇1の軸流羽根車3を取り外した時の斜視図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態の換気扇1は、角筒型の枠体2の筒内面から4本の支持部26が配置されている。換気扇1は、枠体2と、固定部材24と、モータ11と、軸流羽根車3と、ベルマウス4と、を備えている。固定部材24は、枠体2に固定されている。モータ11は、固定部材24に固定され、回転軸12を備える。軸流羽根車3は、モータ11の回転軸12に固定されている。ベルマウス4は、軸流羽根車3の外周に配置されている。 図1に示すように、枠体2には角筒型の前パネル5が固定されている。前パネル5は、換気扇1の外郭として設けられている。前パネル5の中央には、円筒状の風路が形成されている。また、前パネル5は、軸流羽根車3の外周側を覆うように配置されている。すなわち、前パネル5の円筒内に軸流羽根車3が収まるように配置されている。
前パネル5は、ベルマウス4と、平面部7と、を有する。前パネル5は、上流側開口13と上流側開口13よりも面積の小さい下流側開口14とを連結した筒形状である。ベルマウス4は、軸流羽根車3の外周に位置する筒内面に形成されている。また、平面部7は、上流側開口13の外周側に位置する。平面部7は、前パネル5のベルマウス4に沿う流れを乱さない程度に略平面形状となっている。
図2に示すように、ベルマウス4は、上流側開口13の外周に位置する平面部7から下流側開口14の外周に向けて連結する曲面で構成されている。また、ベルマウス4の他の形態として、ベルマウス4を軸流羽根車3の回転軸12方向に平行な面で切断した場合、上流側開口13の外周から下流側開口14の外周にむかって放物線を描くような曲面であってもよい。
また、図1に示すように、軸流羽根車3は、5枚の羽根8と、羽根8を取り付けるハブ9とで構成されている。なお、本実施の形態では、羽根8は5枚あるが、少なくとも2枚あればよい。
図1に示す構成によれば、モータ11により回転される軸流羽根車3は、図示された送風方向10の方向に室内空気を送風することができる。そして、ベルマウス4は、吸い込み側である上流側開口13から吹き出し側である下流側開口14に向かって室内空気を排気することができる。
図2に示すように、モータ11は、固定部材24の中心に取り付けられている。また、固定部材24は、モータ11を取り付けるモータ固定部25と、モータ固定部25を枠体2に連結させる4本の支持部26とで構成されている。モータ固定部25は、フランジ形状をしており、モータ11を固定している。モータ固定部25は、支持部26によって、枠体2と連結固定されている。なお、支持部26の一端は枠体2の角筒内面に固定され、支持部26の他端はモータ固定部25に固定されている。本実施の形態では、モータ固定部25は、4本の支持部26によって、枠体2に固定されている。支持部26は、枠体2の角筒内面のうち、対向する一対の面にそれぞれ2本ずつ連結されている。また、支持部26は、断面視略長方形の形状をした長片状の形状をしている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る固定部材24周りの断面図である。なお、図3は、図1のA-A線断面図である。
図3に示すように、軸流羽根車3の回転により生じる送風気流27は、羽根8の回転方向の速度成分を有しており、回転軸12に対して傾いた角度をもって送風されている。支持部26は、断面視略長方形の形状であり、送風気流27の向きに沿うような一対の側面28を備えている。すなわち、支持部26は、支持部26の断面における一対の側面28の延在方向29が回転軸12に対して傾くように設置されている。
支持部26の一対の側面28が送風気流27の向きに沿うように配置されることで、支持部26の一対の側面28が、回転軸12に平行となるように配置された場合よりも、送風気流27と支持部26とが接触する接触面積を低減することができる。これにより、送風気流27が支持部26を通過するときに生じる抵抗を小さくすることがきる。言い換えると、支持部26で生じる乱れを抑制することができる。よって、送風効率の低下を抑制することができる。また、乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
支持部26は、枠体2の角筒内面のうち、対向する一対の面にそれぞれ2本ずつ連結されている。そこで、送風気流27の向きに対する2本の支持部26の各傾斜について説明する。ここで、2本の支持部26のうち、羽根8の回転方向の上流側(図3における左側)に位置する支持部26を支持部26aとし、羽根8の回転方向の下流側(図3における右側)に位置する支持部26を支持部26bとする。なお、羽根8の回転方向の上流側と下流側とを区別する必要がある場合には、羽根8の回転方向の上流側の位置での説明では各符号に「a」を付与し、羽根8の回転方向の下流側の位置での説明では各符号に「b」を付与して説明する。
図3に示すように、羽根8の回転方向の上流側において、軸流羽根車3の回転により生じる送風気流27aは、回転軸12に対して傾いた角度をもって送風されている。支持部26aは、断面視略長方形の形状であり、回転軸12に対して傾いた角度θaを有する一対の側面28aを備える。ここで、角度θaは、支持部26aの断面における側面28aの延在方向29aが回転軸12に対して傾いた角度である。
一方、羽根8の回転方向の下流側において、軸流羽根車3の回転により生じる送風気流27bは、回転軸12に対して傾いた角度をもって送風されている。支持部26bは、断面視略長方形の形状であり、回転軸12に対して傾いた角度θbを有する一対の側面28bを備える。ここで、角度θbは、支持部26bの断面における側面28bの延在方向29bが回転軸12に対して傾いた角度である。なお、詳細は後述するが、角度θaと角度θbとは互いに異なる角度となっている。具体的には、角度θaは角度θbよりも大きい角度となっている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る換気扇1の軸流羽根車3を取り外したときの正面図を示したものである。
図4に示すように、複数ある支持部26のうち、隣接する支持部26a、26bを一対の支持部26とする。このときに、羽根8の外周位置での外周円周31において、羽根8の回転方向の上流側にある支持部26aは、羽根8の回転方向の下流側にある支持部26bよりも、回転軸12に対して傾きが大きくなっている。なお、隣接するとは、羽根8の外周位置での外周円周31上で支持部26同士の距離が小さいことを言う。言い換えると、支持部26aと支持部26bの外周円弧距離32abと、支持部26aと支持部26cの外周円弧距離32acを比較した場合、外周円弧距離32abの方が短いので、支持部26aと支持部26bを一対とする。同様に、支持部26cと26dは隣接する支持部26同士で一対とする。
図4に示すように、外周円周31においては、羽根8が回転し送風するときに、送風気流27に対して抵抗となる支持部26が無い区間である外周円弧距離32ac(支持部26cと支持部26aの間)の方が、気流に対して抵抗となる支持部26が無い区間である外周円弧距離32ab(支持部26aと支持部26bの間)よりも長い。よって、送風気流27が一対の支持部26aと支持部26bを通過するとき、支持部26aに接触する送風気流27aの方が支持部26bに接触する送風気流27bよりも旋回成分が大きい状態で接触する。つまり、羽根8の下流側においては、同じ外周円周31上であっても、送風気流27は、支持部26と接触することによって旋回成分が異なる。すなわち、支持部26aに接触する送風気流27aと、支持部26bに接触する送風気流27bとは、回転軸12に対して異なる角度を持っている。
例えば、外周円周31における軸方向速度成分を7m/sとしたときに、支持部26aの外周円周31における旋回方向速度成分は2.6m/s、支持部26bの外周円周31における旋回方向速度成分は2.3m/sの速度である。よって、送風気流27aの送風方向に沿って支持部26aを角度θaで傾斜させ、送風気流27aが支持部26aを通過する際の接触面積を低減している。また。送風気流27bの送風方向に沿って支持部26bを角度θbで傾斜させることで、送風気流27bが支持部26bを通過する際の接触面積を低減している。したがって、送風気流27が支持部26aと支持部26bで生じる抵抗を小さくすることができ、送風気流27の乱れも小さくすることができる。よって、送風効率の低下を抑制することができ、送風気流27の乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。また、羽根8の回転方向の下流側に位置する支持部26cと羽根8の回転方向の上流側に位置する支持部26dについても、支持部26aと支持部26bと同様に支持部26dの方が支持部26cよりも回転軸12に対して傾いて設置されている。これにより、支持部26aと支持部26bとが回転軸12に対して傾いて設置された場合と同様の効果が得られる。
図4に示すように、内周円弧距離33acの内周円周33における割合は、外周円弧距離32acの外周円周31における割合よりも小さくなっている。したがって、支持部26aにおける羽根8の内周側では、送風気流27aの旋回成分が回転軸12方向の流れと比べて相対的に小さくなっている。例えば、支持部26aにおける外周円周31の軸方向速度成分を7m/s、内周円周33の軸方向速度成分を3.5m/sとしたときに、外周円周31における旋回方向速度成分が2.6m/s、内周円周33における旋回方向速度成分が0.9m/sとなっている。つまり、支持部26aの内周側では、旋回方向速度成分が軸方向速度成分と比べて相対的に小さい割合となっている。よって、送風気流27aの傾きは、内周側では外周側よりもが回転軸12に対して傾いていない状態になっている。したがって、支持部26aが内周円周33側の送風気流27aの傾きに沿うように、支持部26aは、枠体2から固定部材24に向かうにつれて回転軸12に対して傾きが小さくなるように形成されている。言い換えると、支持部26aは、モータ固定部25から枠体2に向かうにつれて回転軸12に対して傾きが大きくなるように形成されている。この構成によって、送風気流27aが支持部26aを通過する際における接触面積を低減することができる。よって、送風効率の低下を抑制することができ、送風気流27の乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
また、図4に示すように、内周円弧距離33abの内周円周33における割合は、外周円弧距離32abの外周円周31における割合よりも大きくなっている。したがって、支持部26bにおける羽根8の内周側では送風気流27bの旋回成分が回転軸12方向の流れと比べて相対的に大きくなっている。例えば、支持部26bにおける外周円周31の軸方向速度成分を7m/s、内周円周33の軸方向速度成分を3.5m/sとしたときに、外周円周31における旋回方向速度成分が2.3m/s、内周円周33における旋回方向速度成分が1.8m/sとなっている。つまり、支持部26bの内周側では、旋回方向速度成分が軸方向速度成分と比べて相対的に大きい割合となっている。よって、送風気流27bの傾きは、内周側では外周側よりもが回転軸12に対して傾いている状態になっている。したがって、支持部26bが送風気流27bの傾きに沿うように、支持部26bは、枠体2から固定部材24に向かうにつれて回転軸12に対して傾きが大きくなるように形成されている。言い換えると、支持部26bは、モータ固定部25から枠体2に向かうにつれて回転軸12に対して傾きが小さくなるように形成されている。この構成によって、送風気流27bが支持部26bを通過する際における接触面積を低減することができる。よって、送風効率の低下を抑制することができ、送風気流27の乱れを抑制することができるので、騒音の発生も抑制することができる。
なお、本実施の形態では、支持部26の断面は略長方形としたが、略楕円形状あるいは上流側を細くするような形状などでもよい。
本発明に係る送風装置及び換気扇は、家庭用や事務用などの、軸流ファンとベルマウス構造をもつ送風機としての活用が期待される技術として有用である。
1 換気扇
2 枠体
3 軸流羽根車
4 ベルマウス
5 前パネル
7 平面部
8 羽根
9 ハブ
10 送風方向
11 モータ
12 回転軸
13 上流側開口
14 下流側開口
24 固定部材
25 モータ固定部
26,26a,26b,26c,26d 支持部
27,27a,27b 送風気流
28,28a,28b 側面
29,29a,29b 延在方向
31 外周円周
33 内周円周
32ab,32ac 外周円弧距離
33ab,33ac 内周円弧距離
101 送風装置
102 ファン
103 ベルマウス

Claims (3)

  1. 角筒内面を有する枠体と、
    前記枠体に固定された固定部材と、
    前記固定部材に固定され回転軸を備えたモータと、
    前記回転軸に固定され、前記固定部材に対向する側に設けられたハブと、
    前記ハブの周囲から立設するように設けられた複数の羽根と、
    前記複数の羽根の外周に配置されるベルマウスと、を備え、
    前記固定部材は、前記モータを取り付けるモータ固定部と前記枠体に連結される複数の支持部から構成されており、
    複数の前記支持部として、前記枠体の前記角筒内面のうち、対向する一対の面のそれぞれに選択的に、互いに隣接する一対の前記支持部が設けられており、
    隣接する一対の前記支持部のそれぞれにおいて、隣接する一対の前記支持部は、前記複数の羽根の回転による旋回成分を備えた送風気流に対して沿うように形成された側面を有し、
    前記側面は、前記回転軸に対して傾斜しており、
    隣接する一対の前記支持部のうち、前記羽根の回転方向の上流側にある前記支持部は、前記羽根の外周側の位置において、前記羽根の回転方向の下流側にある前記支持部よりも、前記回転軸に対して傾きが大きく形成されていることを特徴とする送風装置。
  2. 隣接する一対の前記支持部のうち、前記羽根の回転方向の上流側にある前記支持部は、前記モータ固定部から前記枠体に向かうにつれて前記回転軸に対して傾きが大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項に記載の送風装置。
  3. 隣接する一対の前記支持部のうち、前記羽根の回転方向の下流側にある前記支持部は、前記モータ固定部から前記枠体に向かうにつれて前記回転軸に対して傾きが小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項に記載の送風装置。
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