JP3106179B2 - 冷却空気導入排出装置 - Google Patents

冷却空気導入排出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のエンジ
ンの前方に配されたラジエータやコンデンサに冷却空気
を導入するファンの導風効果を高めるために用いられる
シュラウドを持つものにあって、ファンの排風の改善を
図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車にあっては居住空間を最大
級に広げるためにエンジンルームが小さくなると共に、
加えてエアコン用のコンデンサ、コンプレッサ、パワー
ステアリング用コンプレッサ、ABSなどの種々の補機
類が搭載されてきている。このため、ファンとその背後
にあるエンジンや補機との間のスペースは小さくなる傾
向にある。コンデンサ、ラジエータは、本来的な機能と
して当該機器を冷却させるために、ファンを有してい
る。このファンを回転させることで、空気の流れを作り
出して放熱させるものであるが、一般に車両の先端から
吸引し、コンデンサ、ラジエータを通り、ファンの背後
からエンジンルーム内に排風している。
【0003】このファンの効率の向上のために、被冷却
機器から該ファンまでの間にシュラウドが設けられてお
り、排風は整流されて直ぐに吹出し、エンジン等の機器
に向かって排出している。このシュラウドの下流端がフ
ァンのどの程度までかぶっているかをシュラウド10の
ファン6に対する「かぶり率」といい、図11に示すよ
うに、K=Y/X×100で表される。図12a,b
は、かぶり率の高いファンと低いファンの排出風を比較
したもので、かぶり率が高いファン6では、ファン外周
部の空気の乱れが少なく、シュラウド10に覆われてい
るため、正圧面から負圧面への空気のまわり込みも少な
い。またファン6からの排風はシュラウド10により半
径方向への拡がりを妨げられるため真っすぐに後方へ向
かう傾向がある。かぶり率が60%から70%以下(従
来例図12bに示す。)であれば、図10の二点鎖線で
示すようにファンとエンジン等の機器間の距離に影響は
受けない。これはファンの排風がファン半径方向へ拡散
するためである(図12b参照)。
【0004】しかし、かぶり率が高い(80%以上)の
場合には、図12aの示すようにファン外周部での空気
の乱れが少なくなり、騒音の低下、ファンの効率の改善
等の利点を持っているが、図10に示すように、ファン
とエンジン等の機器の間の距離による影響が大きくな
る。これは、ファンの排風がかぶり率が低い場合に比べ
半径方向が拡がりにくく、後方へ直線的に排出される傾
向が強いためである(図12a参照)。排風がエンジン
等の機器(全面的な障害物)に衝突すると、エネルギー
ロスが生じ、排風効率が低下する。特に種々のファンに
つき調査した結果によると、隙間の距離が200mm程度
以下では図10に示す実線のように風量がダウンする欠
点が顕著に現れていた。
【0005】また、羽根6bの外周が円筒状のリング6
cにより連結された、いわゆるリングファン6´にあっ
ては二種類のかぶり率があり、第1にリング6cが羽根
6bのどの程度までかぶっているかをリング6cの羽根
6bに対するかぶり率という。図14はその例を示し、
リング6cの羽根6bに対するかぶり率K2=Y/X×
100で表される。
【0006】さらに第2にシュラウド10によるリング
ファン6´に対するかぶり率があり、図13はその例を
示し、このかぶり率K1=Y/X×100で表される。
この二つのかぶり率にあっても、前述したシュラウドに
対するかぶり率と同様な傾向を示し、0004で示した
ような欠点を持っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この対策として、本出
願人はシュラウドを備えたファンに対するかぶり率の高
い冷却空気導入排出装置にあって、ファンの後方に障害
物がある場合に風向変更板を設けて、排風を外方へ拡が
る方向に排出させるようにしたものを提案した。これに
より、排風の効率が向上したが、風向変更板により変更
された方向に新たなる部分的な障害物があったり、また
ファンが複数個設けられ、これに対応して複数風向変更
板が設けられる場合に隣り合う風向変更板からの排風が
衝突する結果となってエネルギーロスが生じて排風効率
の低下をきたしていた。
【0008】図9、図10図に基づいて詳述すると、コ
ンデンサ4及びラジエータ5は並設され、その後流に複
数のシュラウド10,10を持つファン6,6が配さ
れ、ファンの回転により冷却風が車両の前方から導入さ
れ、両熱交換器4,5を冷却しその排風は前記ファン
6,6の後流側に設けられた風向変更板13にて外方へ
拡がる方向に案内されるようになり、後方のエンジン7
に衝突することはなくなったがエンジンルーム1内の左
側に設けられたバッテリー12に外方へ拡げられた排風
がまともに当たるようになり、該排風の一部分にエネル
ギーロスが生じて排風効率の低下をきたす新たなる問題
が発生していた。
【0009】また、図示のように、2つのファン6,6
を有するものでは、2つの風向変更板13,13が設け
られているので、両者の隣接する部分では排風が衝突し
てエネルギーロスが生じて、排風効率の低下をきたして
いた。
【0010】そこでこの発明は、ファンの後方に設けた
風向変更板にて排風を外方へ拡げて排出される先に部分
的な障害物がある場合にも、それによる排風効率の低下
を防ぐことを目的とするものである。また複数個のファ
ンが設けられ、これに対応して複数個の風向変更板が存
在する場合に隣接する部位の排風の衝突を防ぐことを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷却空気
導入排出装置は、自動車のエンジンの前方部に配置され
た熱交換器の背後にあって、該熱交換器に冷却空気を導
入するファンを設けると共に、前記熱交換器からファン
まで空気通路を形成するシュラウドを持ちファンの後方
に障害物を有する冷却空気導入排出装置において、前記
ファンの後方に風向変更板を設け、該風向変更板は放射
方向の多数の固定羽根を持ち、この固定羽根は所定の取
付角と、ファン回転方向にずれ角を有するが、空気の排
出方向に部分的な障害物を有する場合には、該部分的な
障害物に送風を至らせないように固定羽根のずれ角を無
くしたことにある(請求項1)。
【0012】これにより、排風方向に部分的な障害物が
ある場合には、固定羽根のずれ角を無くすことからもろ
に当たることを回避して排風効率の向上させるものであ
る。
【0013】なお、風向変更板の固定羽根のずれ角が部
分的な障害物の近くにては有していないが、それから遠
ざかる方向では徐々にずれ角を有するようにしても良い
(請求項2)。
【0014】また、この発明に係る冷却空気導入排出装
置は、自動車のエンジンの前方部に配置された熱交換器
の背後にあって、該熱交換器に冷却空気を導入するファ
ンを複数設けると共に、前記熱交換器からファンまで空
気通路を形成するシュラウドを持ちファンの後方に障害
物を有する冷却空気導入排出装置において、前記複数の
ファンの後方にそれに対応して複数の風向変更板を設
け、該風向変更板は放射方向に多数の固定羽根を持ち、
この固定羽根は所定の取付角とファン回転方向にずれ角
を有するが、互いに隣接側付近の固定羽根のずれ角を無
くしたことにある(請求項3)。
【0015】これにより、複数の冷却空気導入用のファ
ンを有し、且つそれぞれに風向変更板の隣設する付近の
固定羽根のずれ角がないことから、隣設する部分での排
風の衝突は少なくなり、排風効率を向上させることがで
きる。
【0016】なお、風向変更板の固定羽根のずれ角が隣
接側付近の最も近い所では持たされていないが、それか
ら遠ざかる方向では徐々にずれ角を持たされているよう
にしても良い(請求項4)。
【0017】ファンは、外周にリングを設けたリングフ
ァンをも含み、リングファンを用いる場合には、リング
もしくはシュラウドの一方又は双方によりファンに対す
るかぶり率が定められるものである(請求項5)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面をもとに説明する。
【0019】図1及び2において、自動車のエンジンル
ーム1の断面図及び風向変更板13側から見た図が示さ
れている。自動車のエンジンルーム1は、前面が開口す
る空気取入口2となっており、更にその後方にエンジン
の冷却水を冷やすラジエータ5が設けられている。そし
てその後方に二つのファン6,6が設けられていると共
に、ファン6,6の効率の向上のために前記ラジエータ
5からファン6までの間にシュラウド10,10が設け
られており、該シュラウド10,10にて空気通路1
1,11が形成されている。
【0020】ファン6は軸流ファンであり、例えばモー
タなどにより回転駆動させることにより回転軸に平行な
方向の空気流を発生させるものである。このため、ファ
ン6が回転されることで冷却空気が空気取入口2より導
入され、熱交換器4,5を冷却し、空気通路11を通っ
てエンジンルーム1内のエンジン7等の機器(全面的な
障害物)に向けて矢印のように排出させる。前記ファン
6,6の後方には、下記する風向変更板13が設けら
れ、これにより排出風は排出方向が外方へ拡がるように
変更され、スムーズに排出される。なお、ファン6は、
外周にリングが設けられたリングファンを用いても良
い。また図1にあって、12はバッテリーである。
【0021】図3において、ファン6はファンモータ6
aに外嵌される取付板18にてシュラウド10の後端に
配されている。そして風向変更板13,13は、中心に
ボス20を持ち、このボス20から9枚の固定羽根21
が放射方向に形成され、先端に補強リング22が取付ら
れている。この風向変更板13,13の固定羽根21に
は「ずれ角」が持たされている。このずれ角とは、図4
を参照して説明すると、回転中心POを原点としPOか
ら固定羽根21の根本部分の点P1を通る直線の角度の
基準線(位置角0度)とし、ファン回転方向を正方向と
する回転座標系を定義とすると固定羽根21の先端部分
の点P2を通る直線と前記基準線との角度をずれ角βと
表現する。
【0022】この例では、風向変更板13の固定羽根2
1は、全長にわたり近接する内径側の部分よりもファン
回転方向側にずれている。ファンによる排風の動きを図
5中に実線で示す。なお、図6は、回転方向から見た図
であるから、軸方向成分は表現されていない。ファンを
通過した直後の排風は、かぶり率が高いため、半径方向
の成分が少なく、主として軸方向及び回転方向の成分か
らなる。
【0023】その後、固定羽根21に衝突した排風は、
固定羽根21に沿って流れることになる。ここで固定羽
根21は、近接する内径側の部分よりファン回転方向側
にずれているため、固定羽根に衝突した排風は固定羽根
21に沿って半径方向に拡がる方向へ向かう。つまり半
径方向の速度成分が追加されることになる。図5中に実
線にてファン直後から固定羽根21に沿って流れる空気
の動きを示し、二点鎖線にて固定羽根により変更された
後の排風の全体的な流れを示す。
【0024】固定羽根21は、その全長のできるだけ多
くの部分において近接する内径側の部分より回転方向側
にずれていることにより、より大きな効果が得られる
が、発明者らの実験の結果、全長のおよそ40%以上で
あれば確実に効果があり、70%以上にわたると著しい
効果がある。またずれ角βを種々変えて他の条件と同一
としてファン風量を測定した結果、ずれ角が10度から
60度の範囲で風量が最大となる。
【0025】また固定羽根21は、取付角を有してい
る。即ち、取付角は、ファン回転軸を中心軸とするファ
ン進行方向に対して固定羽根21がなす角度γ(図5に
示す)を有している。固定羽根21の端の点Ptを原点
としてファン進行方向に平行な基準(0度)とし、ファ
ンの排風の下流側へ向かって正方向とする。この取付角
γは30度から70度の範囲が好ましく、ファン排風は
固定羽根に衝突し固定羽根に沿ってスムーズに流れるの
で、排風の半径方向への拡がり確かなものとすることに
なる。発明者らの実験の結果、取付角30〜70度の範
囲で風量は最大となる。
【0026】ファンの排風とエンジン等の機器などの全
面的な障害物との影響は、図10に示されるごとくであ
る。この図10は発明者らがファンの障害物としてファ
ン後方にファン排風の障害となる抵抗体を配し、ファン
からその抵抗体までの距離を変えてファン風量を調査し
た結果をグラフ化したものである。二点鎖線にて示す従
来のかぶり率の低いファンでは、抵抗体との隙間の距離
の影響は少ないが、ファン外周部との空気の乱れによる
エネルギーロスが大きいため全体に風量は少ない。
【0027】これに対し従来にかぶり率の高いファンで
は、図10に実線で示すように、隙間の距離が大きい場
合には風量が多いが、隙間の距離が約200mm以下では
隙間の距離の影響が大きくなり著しく風量が低下し、あ
る距離で従来のかぶり率の低いファンよりも風量が少な
くなる。これに対し、実線で示す本発明では、全体的に
風量が多いと共に隙間の距離の影響が少なく、従来のか
ぶり率の低いファンに逆転させることはない。
【0028】以上、段落番号0020,0025,00
26までに風向変更板13の基本的な構成、作用を説明
したが、本発明に係る部分として図6,図7に基づいて
説明する。
【0029】図6において、図1、図2に示す冷却空気
導入排出装置のファン6の後部に設けられた風向変更板
13の図上左側部位の風向変更板13の拡大図が示さ
れ、該風向変更板13の図上左側にバッテリーなどの部
分的な障害物12が設けられ、風向変更板13による排
風が衝突するようになるが、障害物12側の固定羽根2
1のイ,ロ,ハは、回転中心POを原点とし、このPO
から固定羽根の根本部分の点P1を通る直線の角度の基
準線(位置角0度)に対し、ずれ角を有していない。
【0030】したがって、排風は固定羽根21のイ,
ロ,ハの持つ取付角のみに影響され、部分的な障害物1
2へのみの送風がなくなりエネルギーロスを少なくする
ことができる。したがって、送風効率を向上させること
ができる。なお、この図6にあっては、固定羽根21の
イ,ロ,ハの全てずれ角を有していないが、ロについて
はずれ角0とし、イとハについては、多少ずれ角を付す
ることにしても良い。
【0031】図7において、図1、図2に示す冷却空気
導入排出装置のファン6,6の後方に設けられた風向変
更板13,13の拡大図が示され、該風向変更板13,
13の隣接する部分では、ずれ角を有すると排風が衝突
することになるので、その隣接する部分の右側の固定羽
根21のニ,ホ,ヘ及び左側の固定羽根21のト,チ,
リについては、該固定羽根21のニ,ホ,ヘ,ト,チ,
リは、回転中心POを原点とし、このPOから固定羽根
の根本部分の点を通る直線の角度の基準線(位置角0
度)に対し、ずれ角を有していない。
【0032】したがって、排風は固定羽根21のニ,
ホ,ヘ及びト,チ,リの持つ取付角のみ影響され、隣設
する送風同志の衝突が回避、又はゆるやかになりエネル
ギーロスを少なくすることができる。したがって、送風
効果を向上させることができる。なお、この図7にあっ
ては、固定羽根21のニ,ホ,ヘ及びト,チ,リの全て
ずれ角を有していないが、ホ及びチについてはずれ角を
0とし、ニ,ヘ,ト,リについては多少ずれ角を付する
ことにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ファン
後方に設けられた風向変更板により排風を外方へ拡げる
方向で排出するため、近年の自動車のように排風通路が
狭くなり、ファン背後にエンジン等全面的な障害物が間
近に配置されている場合でも、高かぶり率のファンのメ
リットを充分に享受でき、結果として大きな風量が得ら
れるが、風向変更板により外方へ拡げられ方向に新たな
る部分的な障害物があった場合には、風向変更板の一部
のずれ角をなくすことで送風方向の変更で対応して極力
エネルギーロスをなくすことができる(請求項1及び
2)。また、隣設してファンが配され、且つ風向変更板
も隣設して配される場合には、隣設する部分の風向変更
板の固定羽根の一部についてはずれ角をなくすことで排
風同志の干渉を排して極力エネルギーロスをなくすこと
ができ、送風効率を向上させることができる(請求項3
及び4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷却空気導入排出装置が設置された
状態のエンジンルームの平面図である。
【図2】同上の風向変更板側から見た図である。
【図3】同上の風向変更板がシュラウドに具体的に取付
られた断面図である。
【図4】風向板の一部を示し、固定羽根にある「ずれ角
β」を説明する図である。
【図5】風向変更板に設けられた固定羽根の図4A−線
の断面図を示し、「取付角γ」を説明する。
【図6】この発明の実施の形態にあって、風向変更板の
近くに部分的な障害物を有した場合の風向変更板説明図
である。
【図7】この発明の実施の形態にあって、風向変更板が
2つ有するもので、隣設する部位の固定羽根にずれ角を
有しない例で、風向変更板側から見た拡大図である。
【図8】先に出願人が提案した発明の風向変更板を設け
た例で、二つの風向変更板を持ち該風向変更板側から見
た例である。
【図9】同上の先に出願人が提案した発明の風向変更板
を設けた例で、エンジンルームの平面図である。
【図10】ファンとエンジン等の機器(全面的な障害
物)と距離と風量との関係を示す特性線図である。
【図11】シュラウドの後端とファンとの関係における
かぶり率を説明する図である。
【図12】ファンとシュラウドの関係におけるかぶり率
と排風方向の関係を示し、aはかぶり率が高い場合、b
はかぶり率が低い場合を示す。
【図13】シュラウドのリングファンに対するかぶり率
を説明する図である。
【図14】リングファンにあって、リングの羽根に対す
るかぶり率を説明する図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 取入口 4 コンデンサ 5 ラジエータ 6 ファン 6´ ファン 6b 羽根 7 エンジン等の全面的な障害物 10 シュラウド 12 部分的な障害物 13 風向変更板 21 固定羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−247502(JP,A) 特開 昭51−102204(JP,A) 特開 平8−254119(JP,A) 実開 平3−6237(JP,U) 実開 昭59−186421(JP,U) 実開 昭58−165210(JP,U) 特表 昭61−502267(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/40 - 29/56 F01P 5/06 502

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジンの前方部に配置された
    熱交換器の背後にあって、該熱交換器に冷却空気を導入
    するファンを設けると共に、前記熱交換器からファンま
    で空気通路を形成するシュラウドを持ち、該シュラウド
    のファンに対するかぶり率が高く、ファンの後方に障害
    物を有する冷却空気導入排出装置において、 前記ファンの後方に風向変更板を設け、該風向変更板は
    放射方向の多数の固定羽根を持ち、この固定羽根は所定
    の取付角と、ファン回転方向にずれ角を有するが、空気
    の排出方向に部分的な障害物を有する場合には、該部分
    的な障害物に送風を至らせないように固定羽根のずれ角
    を無くしたことを特徴とする冷却空気導入排出装置。
  2. 【請求項2】 固定羽根のずれ角は、部分的な障害物の
    近くにては有してないが、それから遠ざかる方向では徐
    々にずれ角を有するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の冷却空気導入排出装置。
  3. 【請求項3】 自動車のエンジンの前方部に配置された
    熱交換器の背後にあって、該熱交換器に冷却空気を導入
    するファンを複数設けると共に、前記熱交換器からファ
    ンまで空気通路を形成するシュラウドを持ち、該シュラ
    ウドのファンに対するかぶり率が高く、ファンの後方に
    障害物を有する冷却空気導入排出装置において、 前記複数のファンの後方にそれに対応して複数の風向変
    更板を設け、該風向変更板は放射方向に多数の固定羽根
    を持ち、この固定羽根は所定の取付角とファン回転方向
    にずれ角を有するが、互いに隣接側付近の固定羽根のず
    れ角を無くしたことを特徴とする冷却空気導入排出装
    置。
  4. 【請求項4】 固定羽根のずれ角は、隣接側付近の最も
    近いものでは持たされていないが、それから遠ざかる方
    向では徐々にずれ角を有するようにしたことを特徴とす
    る請求項3記載の冷却空気導入排出装置。
  5. 【請求項5】 ファンは、外周にリングを設けたリング
    ファンをも含み、リングファンを用いる場合には、リン
    グもしくはシュラウドの一方又は双方によりファンに対
    するかぶり率が定められることを特徴とする請求項1
    3記載の冷却空気導入排出装置。
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