JP6698878B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室外機に関するものである。
従来から、空気調和機の室外機の外装体前面には、ファンガードが設けられている。
このようなファンガードは、例えば、板金製の外装体端面に配置され、ファンガードの外周縁が外装体端面の内周縁よりも小さく形成されている。また、ファンガードは、縦列および横列に複数の細線材を配列し、細線材の両端部にファンガードを外装体端面に取り付けるための取付部を備える構成とされている(例えば、特許文献1)。
特開2014−129920号公報
ところで、空気調和機の室外機においては、ファンを回転させることによって騒音が発生する。このような騒音は、空気がファンガードを通過する際に発生するものであり、例えば、ファンとファンガードとの位置関係、およびファン形状とファンガードとの関係によって発生する騒音の大きさおよび音質等が異なる。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ファンとファンガードとの位置関係、およびファン形状とファンガードとの関係については考慮されていないため、十分な騒音低減効果が得られないという課題があった。
本発明は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、ファンを回転させた際に発生する騒音を低減することができる空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機の室外機は、内部がセパレータによって送風室および機械室に仕切られた本体と、前記送風室内に収容され、回転軸を中心に回転するプロペラファンと、前記プロペラファンにおける空気流れの下流側に設置されるグリルとを備える空気調和機の室外機であって、前記グリルは、前記プロペラファンに対向する前面部と、該前面部における前記セパレータ側の端部である第1グリル端で接続される第1グリル側面部と、前記第1グリル端とは反対側の端部である第2グリル端で接続される該第1グリル側面部とは反対側の第2グリル側面部とを少なくとも有し、前記プロペラファンは、外周端に向かうほど空気流れの下流側に傾斜する翼傾斜形状、および前記外周端が空気流れの上流側に湾曲する翼外周湾曲形状の少なくとも一方の形状が形成された複数の翼を有し、前記第1グリル側面部は、空気流れの下流側ほど前記回転軸方向に傾斜するように形成されており、前記プロペラファンの前記外周端および前記翼の後縁の交点である外周後縁端における接線と、前記回転軸とのなす角のうちの鋭角側の第1の角度は、前記第1グリル側面部と前記回転軸とのなす角のうちの鋭角側の第2の角度よりも小さく、かつ、前記第1の角度および前記第2の角度が90°よりも小さいものである。
以上のように、本発明によれば、プロペラファンに翼傾斜形状および翼外周湾曲形状の少なくとも一方の形状を形成するとともに、第1グリル側面部をプロペラファンから離すことにより、ファンを回転させた際に発生する騒音を低減することができる。
実施の形態1に係る室外機の外観の一例を示す斜視図である。 図1の室外機を上面側から見た際の内部を模式的に示す概略図である。 図2のプロペラファンの形状の一例を示す斜視図である。 図2の室外機における空気の流れについて説明するための概略図である。 空気が第1グリル側面部を通過する場合について説明するための概略図である。 実施の形態2に係る室外機を上面側から見た際の内部を模式的に示す概略図である。 実施の形態3に係る室外機を上面側から見た際の内部を模式的に示す概略図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機について説明する。
[室外機の構造]
図1は、本実施の形態1に係る室外機100の外観の一例を示す斜視図である。室外機100は、前面パネル1、側面パネル2および天面パネル3、ならびに、図示しない背面パネルおよび底面パネルによって本体の外郭が形成されている。前面パネル1には、送風用通路の開口部が形成され、開口部を覆うようにしてグリル4が設けられている。
図2は、図1の室外機100を上面側から見た際の内部を模式的に示す概略図である。なお、図2においては、説明が煩雑となるのを防ぐため、各パネルの図示を省略している。室外機100には、内部空間を機械室Kと送風室Sとに仕切るセパレータ5が設けられている。前面パネル1に設けられた開口部は、送風室Sの前面側に位置し、グリル4は、送風室Sの前面側に位置して開口部を覆うように配置される。室外機100の送風室Sには、プロペラファン10および熱交換器20等が収容されている。室外機100の機械室Kには、冷媒を圧縮して吐出する図示しない圧縮機等が収容されている。
(プロペラファン)
プロペラファン10は、熱交換器20に対して空気を供給するために設けられている。プロペラファン10は、外部から取り込んだ空気を熱交換器20に供給し、熱交換器20で熱交換された空気を、開口部を介して外部に排出する。
図3は、図2のプロペラファン10の形状の一例を示す斜視図である。図3に示すように、プロペラファン10は、回転軸RC上に設置されたボス11の周囲に複数の翼12が形成されている。翼12には、その外周端12aに向かうほど、空気の流れ方向における下流側に傾斜する翼傾斜形状が形成されている。また、翼12の外周端12aには、空気の流れ方向における上流側に局部的に湾曲する外周湾曲部12bを有する翼外周湾曲形状が形成されている。
(熱交換器)
説明は図2に戻り、熱交換器20は、例えば、フィンおよび伝熱管で構成されている。熱交換器20は、例えば、水平断面形状がL字状となるように形成され、側面パネル2および背面パネルに沿うように配置されている。熱交換器20は、プロペラファン10に対して空気の流れ方向の上流側に設けられ、プロペラファン10によって室外機100に取り込まれる空気と、伝熱管の内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う。
(グリル)
グリル4は、利用者等がプロペラファン10に接触するのを防止するためのファンガードである。グリル4は、室外機100の前面側、すなわちプロペラファン10に対して空気の流れ方向の下流側に設けられている。
グリル4は、例えば、プロペラファン10に対向する前面部4aと、前面部4aの端部で接続される側面部4bを少なくとも有し、複数のワイヤー40が縦方向および横方向に一定の間隔で交差するように、格子状に形成されている。具体的には、例えば、グリル4は、線径が2mm程度のワイヤー40を用い、横方向に隣り合うワイヤー40の間隔を10mm程度とするとともに、縦方向に隣り合うワイヤー40の間隔を50mm程度として、格子状に形成されている。
また、グリル4は、距離L1およびL2が「L1>L2」の関係となるように、送風室Sの前面側に配置される。距離L1は、グリル4の前面部4aにおけるセパレータ5側の端部である第1グリル端41aと、プロペラファン10の外周端12aとの本体の幅方向の最短距離を示す。また、距離L2は、グリル4の前面部4aにおける第1グリル端41aとは反対側(以下、「熱交換器20側」と適宜称する)の端部である第2グリル端41bと、プロペラファン10の外周端12aとの本体の幅方向の最短距離を示す。
[空気の流れ]
次に、上記構成を有する室外機100における空気の流れについて説明する。図4は、図2の室外機100における空気の流れについて説明するための概略図である。図4では、空気の流れを点線矢印によって示す。また、この図4では、プロペラファン10の軸方向を「AX」と称し、軸方向AXに垂直なプロペラファン10の径方向を「RD」と称する。
図4に示すように、室外機100に取り込まれた空気は、熱交換器20を通過して熱交換器20内を流れる冷媒と熱交換を行う。そして、熱交換を行った空気は、プロペラファン10の回転に従って、グリル4を通過して外部に排出される。ここで、室外機100において、プロペラファン10における翼12の外周端12aには、翼端渦Vと称する漏れ渦が発生する。この翼端渦Vは、室外機100を通過する空気の流れを阻害するものである。
翼端渦Vは、翼12における空気流れの下流側の圧力が上流側の圧力よりも高いことにより、翼12の外周端から下流側の空気が漏れ、漏れた空気が圧力の低い上流側に回り込むことによって発生するものである。なお、この例では、翼端渦Vがセパレータ5側に発生した様子を示しているが、この翼端渦Vは、セパレータ5側のみに発生するものではなく、熱交換器20側を含めたすべての外周端に発生する。ここでは、説明が煩雑となるのを防ぐため、セパレータ5側に発生する翼端渦V以外の図示を省略する。
本実施の形態1において、プロペラファン10には、翼傾斜形状および翼外周湾曲形状が形成されている。このように、翼傾斜形状がプロペラファン10の翼12に形成されていることにより、翼12の下流側の流れを翼12の内周側へ向かわせ、翼12の下流側から上流側に漏れる空気の流れを少なくすることができる。また、翼外周湾曲形状が翼12に形成されていることにより、翼12の下流側から上流側に漏れる空気の流れを滑らかに誘導することができる。そのため、外周端12aに発生する翼端渦Vを抑制して安定化させることができる。そして、翼端渦Vの発生が抑制されることにより、翼端渦Vによる渦変動が低減し、騒音が抑制される。
また、室外機100を通過する空気の流れを阻害していた翼端渦Vの発生が抑制されることにより、室外機100に取り込まれた空気のプロペラファン10の下流側への流れが促進される。
例えば、セパレータ5側において、室外機100の背面パネル側から取り込まれた空気STaは、軸方向AXと平行な方向に流れてプロペラファン10に吸い込まれ、プロペラファン10から排出される。このとき、プロペラファン10の下流側に排出された空気STaは、翼端渦Vが抑制されることにより、径方向RDの外側へ向きやすくなる。したがって、空気STaが外部に排出される際に、第1グリル側面部42aを通過する空気STaの風量は、翼端渦Vが抑制されない場合と比較して多くなる。
一方、熱交換器20側において、室外機100の側面パネル2側および背面パネル側から取り込まれた空気STbは、プロペラファン10に吸い込まれて排出される。このとき、プロペラファン10の下流側に排出された空気STbは、径方向RDの外側を含む広い空間から内側へ向かう流れとなり、急激に曲がって径方向RDの外側へ向くことができない。そのため、径方向RDの外側への空気の流れが少なくなる。したがって、空気STbが外部に排出される際に、第2グリル側面部42bを通過する空気STbの風量は、第1グリル側面部42aを通過する空気STaの風量と比較して少なくなる。
このように、グリル4における第1グリル側面部42aを通過する空気の方が、第2グリル側面部42bを通過する空気よりも風量が多い。そのため、距離L1およびL2が「L1>L2」の関係を満足するようにグリル4を配置することにより、本実施の形態1では、以下に示す効果を得ることができる。
上述した「L1>L2」の関係を満足することにより、通過風量の多い第1グリル側面部42aは、プロペラファン10から離れた位置に配置されることになる。これにより、プロペラファン10から排出された空気は、翼端渦Vによる阻害が低減された状態で径方向RDの外側に向かって流れ、第1グリル側面部42aを通過することができる。
また、第1グリル側面部42aがプロペラファン10から離れることにより、プロペラファン10から排出された空気は、風速が減少した状態で第1グリル側面部42aに到達する。そのため、外部に排出される空気に対する第1グリル側面部42aにおけるワイヤー40の通風抵抗による騒音を低減することができる。
なお、この例では、翼傾斜形状および翼外周湾曲形状の2つの形状をプロペラファン10に形成することにより、翼端渦Vの発生を抑制できるように説明したが、これはこの例に限られない。例えば、翼傾斜形状および翼外周湾曲形状のうち、少なくとも一方の形状をプロペラファン10に形成することによっても、翼端渦Vの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態1において、グリル4における第1グリル側面部42aは、例えば、空気の流れ方向の下流側ほど回転軸RC方向に傾斜するように形成すると好ましい。これは、空気が第1グリル側面部42aを通過する際の、ワイヤー40による通風抵抗を低減することができるためである。
図5は、空気が第1グリル側面部42aを通過する場合について説明するための概略図である。図5(a)は、第1グリル側面部42aが軸方向AXと平行な方向に形成された場合の、第1グリル側面部42aを上面側から見た模式図である。図5(b)は、第1グリル側面部42aが空気の流れ方向の下流側ほど回転軸RC方向に傾斜するように形成された場合の、第1グリル側面部42aを上面側から見た模式図である。図5(a)および図5(b)において、互いに隣接するワイヤー40の間隔dは同一である。
図5(a)に示すように第1グリル側面部42aが形成された場合、第1グリル側面部42aを通過する空気は、第1グリル側面部42aに対して斜めに通過する。そのため、空気が通過するワイヤー40間の距離dは、隣接するワイヤー40間の距離dよりも短くなる。
一方、図5(b)に示すように、第1グリル側面部42aが空気の流れ方向の下流側ほど回転軸RC方向に傾斜するように形成された場合には、図5(a)に示す場合と比較して、第1グリル側面部42aを通過する空気は、第1グリル側面部42aに対して垂直に近い角度で通過する。そのため、空気が通過するワイヤー40間の距離dは、図5(a)に示す距離dよりも長くなる。
このように、第1グリル側面部42aを、空気の流れ方向の下流側ほど回転軸RC方向に傾斜するように形成することにより、第1グリル側面部42aを通過する空気に対するワイヤー40間の距離を長くすることができる。そして、これによって通風抵抗を低減することができ、空気が第1グリル側面部42aを通過する際の騒音を低減することができる。
以上のように、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機は、内部がセパレータ5によって送風室Sおよび機械室Kに仕切られた本体と、送風室S内に収容され、回転軸RCを中心に回転するプロペラファン10と、プロペラファン10における空気流れの下流側に設置されるグリル4とを備えたものである。グリル4は、プロペラファン10に対向する前面部4aと、前面部4aにおけるセパレータ5側の端部である第1グリル端41aで接続される第1グリル側面部42aと、第1グリル端41aとは反対側の端部である第2グリル端41bで接続される第1グリル側面部42aとは反対側の第2グリル側面部42bとを少なくとも有している。プロペラファン10は、外周端12aに向かうほど空気流れの下流側に傾斜する翼傾斜形状、および外周端12aが空気流れの上流側に湾曲する翼外周湾曲形状の少なくとも一方の形状が形成された複数の翼12を有している。また、第1グリル端41aとプロペラファン10の外周端12aとの本体の幅方向の最短距離が第2グリル端41bとプロペラファン10の外周端12aとの本体の幅方向の最短距離よりも長い。
このように、プロペラファン10に翼傾斜形状および翼外周湾曲形状の少なくとも一方の形状を形成するとともに、第1グリル側面部42aをプロペラファン10から離すことにより、プロペラファン10から排出された空気が第1グリル側面部42aから排出される。そして、ファンを回転させた際に発生する騒音を低減することができる。
実施の形態2.
次に、本実施の形態2に係る空気調和機の室外機ついて説明する。本実施の形態2に係る空気調和機の室外機は、プロペラファンの外周端に関する角度と、グリルにおける第1グリル側面部に関する角度との関係を規定する点で、上述した実施の形態1と相違している。なお、以下の説明において、上述した実施の形態1と共通する箇所には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6は、本実施の形態2に係る室外機100を上面側から見た際の内部を模式的に示す概略図である。なお、図6においては、図2と同様に、説明が煩雑となるのを防ぐため、各パネルの図示を省略している。
本実施の形態2において、グリル4の第1グリル側面部42aは、空気の流れ方向の下流側ほど回転軸RC方向に傾斜するように形成されている。
ここで、プロペラファン10における翼12の外周端12aと翼12の後縁12cとの交点である外周後縁端12dにおける後縁12cの接線12eと、回転軸RCとのなす角のうち、鋭角側の角度をαとする。また、グリル4のセパレータ5側における第1グリル側面部42aと回転軸RCとのなす角のうち、鋭角側の角度をβとする。このとき、プロペラファン10およびグリル4は、角度αおよびβが「α<β<90°」の関係を満足するように形成されている。なお、角度αが本発明における「第1の角度」に対応し、角度βが本発明における「第2の角度」に対応する。
このように、角度αおよびβが「α<β」の関係を満足するように、プロペラファン10およびグリル4を形成することにより、接線12eに対して略垂直に吹き出されるプロペラファン10の外周端12a近傍の空気STaは、第1グリル側面部42aに対してより垂直に近い状態で第1グリル側面部42aを通過することができる。また、空気STaが通過する第1グリル側面部42aの面積を確保することができる。これに対して、角度αおよびβが「α>β」となった場合には、第1グリル側面部42aの面積を確保することができない。なお、図6に示す例では、例えば、角度αが40°であり、角度βが45°である場合を示す。
さらに、角度βを「β<90°」とするのは、物理的な制約のためである。例えば、角度βを「β<90°」とすると、グリル4の形状を定義できない、あるいは、第1グリル側面部42aの傾斜部分が前面部4aよりも前面側に突出してしまう。そのため、本実施の形態2では、角度βが「β<90°」となるように規定している。
さらにまた、角度αおよびβが「α<β<90°」の関係を満足するようにすることにより、第1グリル側面部42aを通過する空気STaに対する隣接するワイヤー40間の距離を長くすることができる。そして、これにより、実施の形態1において図5を用いて説明したように、通風抵抗を低減することができ、空気STaが第1グリル側面部42aを通過する際の騒音をより低減することができる。
以上のように、本実施の形態2に係る空気調和機の室外機100は、プロペラファン10の外周端12aおよび翼12の後縁12cの交点である外周後縁端12dにおける接線12eと、回転軸RCとのなす角のうちの鋭角側の角度αは、第1グリル側面部42aと回転軸RCとのなす角のうちの鋭角側の角度βよりも小さく、かつ、角度αおよびβが90°よりも小さい。これにより、空気が第1グリル側面部42aを通過する際の通風抵抗を低減することができるため、騒音をより低減することができる。
実施の形態3.
次に、本実施の形態3に係る空気調和機の室外機ついて説明する。本実施の形態3に係る空気調和機の室外機は、グリルにおける第2グリル側面部を回転軸に平行にする点で、上述した実施の形態1および2と相違している。なお、以下の説明において、上述した実施の形態1および2と共通する箇所には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7は、本実施の形態3に係る室外機100を上面側から見た際の内部を模式的に示す概略図である。なお、図7においては、図2と同様に、説明が煩雑となるのを防ぐため、各パネルの図示を省略している。
本実施の形態3において、グリル4の第2グリル側面部42bは、回転軸RCに対して平行となるように形成されている。このとき、プロペラファン10から排出された空気STbは、径方向RDの外側を含めた広い空間から内側へ向かう流れとなり、急激に曲がって径方向RDの外側へ向くことができないため、径方向RDの外側への空気の流れが少なくなる。そのため、プロペラファン10から排出された空気STbは、グリル4の前面部4aを垂直に近い状態で通過する。
ここで、本実施の形態3では、第2グリル側面部42bが回転軸RCに対して平行に形成されているため、グリル4の前面部4aの領域を、第2グリル側面部42bを傾斜させ得た場合と比較して、広くすることができる。これにより、空気STbがグリル4の前面部4aを通過する際の通風抵抗を低減することができ、通過の際の騒音をより低減することができる。
以上のように、本実施の形態3に係る空気調和機の室外機100は、グリル4における第2グリル側面部42bが回転軸RCに対して平行となるように形成されている。これにより、グリル4における前面部4aの領域を広くすることができるため、空気が前面部4aを通過する際の通風抵抗を低減することができ、騒音をより低減することができる。
以上、本発明の実施の形態1〜3について説明したが、本発明は、上述した本発明の実施の形態1〜3に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述した例では、ワイヤー40を格子状に組み合わせてグリル4を形成しているが、これに限られず、例えば樹脂材料を用いてグリル4を形成してもよい。
1 前面パネル、2 側面パネル、3 天面パネル、4 グリル、4a 前面部、4b 側面部、5 セパレータ、10 プロペラファン、11 ボス、12 翼、12a 外周端、12b 外周湾曲部、12c 後縁、12d 外周後縁端、12e 接線、20 熱交換器、40 ワイヤー、41a 第1グリル端、41b 第2グリル端、42a 第1グリル側面部、42b 第2グリル側面部、100 室外機。

Claims (3)

  1. 内部がセパレータによって送風室および機械室に仕切られた本体と、
    前記送風室内に収容され、回転軸を中心に回転するプロペラファンと、
    前記プロペラファンにおける空気流れの下流側に設置されるグリルと
    を備える空気調和機の室外機であって、
    前記グリルは、
    前記プロペラファンに対向する前面部と、
    該前面部における前記セパレータ側の端部である第1グリル端で接続される第1グリル側面部と、
    前記第1グリル端とは反対側の端部である第2グリル端で接続される該第1グリル側面部とは反対側の第2グリル側面部と
    を少なくとも有し、
    前記プロペラファンは、外周端に向かうほど空気流れの下流側に傾斜する翼傾斜形状、および前記外周端が空気流れの上流側に湾曲する翼外周湾曲形状の少なくとも一方の形状が形成された複数の翼を有し、
    前記第1グリル側面部は、空気流れの下流側ほど前記回転軸方向に傾斜するように形成されており、
    前記プロペラファンの前記外周端および前記翼の後縁の交点である外周後縁端における接線と、前記回転軸とのなす角のうちの鋭角側の第1の角度は、前記第1グリル側面部と前記回転軸とのなす角のうちの鋭角側の第2の角度よりも小さく、かつ、前記第1の角度および前記第2の角度が90°よりも小さい
    空気調和機の室外機。
  2. 前記第1グリル端と前記プロペラファンの外周端との前記本体の幅方向の最短距離が前記第2グリル端と前記プロペラファンの外周端との前記本体の幅方向の最短距離よりも長い
    請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記第2グリル側面部は、前記回転軸に対して平行となるように形成されている
    請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
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