JP7308101B2 - 貨幣処理装置 - Google Patents

貨幣処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7308101B2
JP7308101B2 JP2019154150A JP2019154150A JP7308101B2 JP 7308101 B2 JP7308101 B2 JP 7308101B2 JP 2019154150 A JP2019154150 A JP 2019154150A JP 2019154150 A JP2019154150 A JP 2019154150A JP 7308101 B2 JP7308101 B2 JP 7308101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
replenishment
replenishment process
money
processing
coins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019154150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021033717A (ja
Inventor
楊 陳
敬重 中川
正仁 川口
リン チョウ
佐 中元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2019154150A priority Critical patent/JP7308101B2/ja
Priority to PCT/JP2020/030683 priority patent/WO2021039399A1/ja
Priority to EP20859603.1A priority patent/EP4024354A4/en
Publication of JP2021033717A publication Critical patent/JP2021033717A/ja
Priority to US17/679,088 priority patent/US11948418B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7308101B2 publication Critical patent/JP7308101B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/20Controlling or monitoring the operation of devices; Data handling
    • G07D11/24Managing the stock of valuable papers
    • G07D11/245Replenishment
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D3/00Sorting a mixed bulk of coins into denominations
    • G07D3/14Apparatus driven under control of coin-sensing elements
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D3/00Sorting a mixed bulk of coins into denominations
    • G07D3/16Sorting a mixed bulk of coins into denominations in combination with coin-counting
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D2211/00Paper-money handling devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

この発明は、貨幣を処理する貨幣処理装置に関する。
従来、脱着可能に設けられたカセットを備える貨幣処理装置が利用されている。例えば、カセットは、貨幣処理装置に貨幣を補充するために利用される。補充処理では、カセットから繰り出された貨幣が、貨幣処理装置の収納部に収納される。
例えば、貨幣処理装置は入金処理を行って入金された貨幣を収納部に収納する。また、貨幣処理装置は、収納部に収納した貨幣を利用して出金処理を行う。出金処理では、利用者が出金を指示した貨幣が収納部から繰り出されて装置外へ排出される。収納部の貨幣が不足すると貨幣処理装置は出金処理を行うことができなくなる。このため、収納部の貨幣が不足する前に貨幣の補充処理を行う必要がある。例えば、特許文献1には、収納部の貨幣量が所定量以下になると補充処理を自動的に実行する貨幣処理装置が開示されている。
特許5841897号公報
しかしながら、上記従来技術では、補充処理によって他の貨幣処理の実行が制限されるという問題があった。貨幣処理装置は、補充処理を実行している間、入金処理及び出金処理を行えない。例えば、店舗で客と取引する際、貨幣を入出金するために利用する貨幣処理装置で補充処理が長時間行われると、客を待たせることになってしまう。
本発明は、上記従来技術による課題に鑑みてなされたもので、貨幣の補充処理の処理時間を変更することができる貨幣処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、貨幣の出金処理を行う貨幣処理装置であって、脱着可能に設けられ、補充用の貨幣を収納する収納カセットと、出金用の貨幣を収納する複数の収納部と、前記収納カセットから貨幣を繰り出して前記収納部へ補充する補充処理の処理時間の指定を受け付けて、指定された処理時間に基づいて、前記補充処理を実行するように制御する制御部とを備え、指定された前記処理時間が経過すると、前記収納部への貨幣の補充を終えていなくても処理途中で前記補充処理を終了することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、指定された処理時間に基づいて補充処理を開始した後に、補充量の変更指示を受け付けた場合には、該指示に基づいて前記補充処理の処理時間を変更する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記補充処理の実行中に終了の指示を受けた場合には、該指示に基づいて前記補充処理を終了する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記収納部に補充する貨幣として合計金額が一取引で釣銭として出金される可能性のある金額と等しい複数金種の貨幣の組み合わせが指定された最小限補充処理の実行指示を受け付けた場合には、前記最小限補充処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記補充処理が終了するまでに要する時間を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、先に指定された前記処理時間で前記補充処理を終了するか継続して行うかの選択を受け付けて、終了が選択された場合に前記補充処理を終了し、継続が選択された場合には前記補充処理を継続することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記補充処理の継続が選択された場合、前記制御部は、新たに処理時間の指定を受け付けて、先に指定された前記処理時間、前記補充処理を実行した後、さらに、新たに指定された前記処理時間、前記補充処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記補充処理の継続が選択された場合、前記制御部は、先に指定された前記処理時間、前記補充処理を実行した後、さらに、先に指定された前記処理時間、前記補充処理を実行することを特徴とする。
本発明に係る貨幣処理装置は、補充処理の処理時間の指定を受け付けて、指定された処理時間に基づいて、補充処理を実行する。利用者は、補充処理の処理時間を変更することにより、周囲の状況に応じた補充処理作業を行うことができる。
図1は、本実施形態に係る貨幣処理装置が補充処理を行うときの処理の流れを示すフローチャートである。 図2は、硬貨処理装置の内部構造概略を示す断面模式図である。 図3は、硬貨処理装置で行われる入金処理、出金処理及び補充処理を説明するための模式図である。 図4は、硬貨処理装置の機能構成概略を示すブロック図である。 図5は、操作表示部に表示される報知画面の例を示す図である。 図6は、最小限補充処理が必要な状況で補充処理を開始したときに表示される画面例を示す図である。 図7は、補充処理の実行時に操作表示部に表示される別の画面例を示す図である。 図8は、補充ボタンを押して補充処理を開始した際に操作表示部に表示される画面例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る貨幣処理装置について説明する。貨幣処理装置は、紙幣と硬貨の少なくともいずれか一方を処理することができる。貨幣処理装置は、様々な場所で様々な用途に利用することができるが、本実施形態では、貨幣処理装置が店舗に設置され、客との取引時に精算処理に利用される場合を例に説明する。
本実施形態に係る貨幣処理装置の概要を説明する。貨幣処理装置は、店舗のチェックアウトカウンターに設置され、客から受けた貨幣の入金処理、及び客へ返す釣銭の出金処理に利用される。貨幣処理装置は、装置内の収納部で貨幣が不足すると、該収納部に貨幣を補充する補充処理を実行する。貨幣処理装置の利用者は、補充処理が開始される前に補充量を指定することができる。例えば、利用者は、補充処理の処理時間を指定することによって補充量を指定することができる。また、補充処理で処理される貨幣枚数を指定することによって補充量を指定することもできる。例えば、補充処理で補充される特定の金種の貨幣の枚数を指定して補充処理の処理時間を変更することができる。補充量を指定することにより、貨幣処理装置が実行する補充処理の処理時間を変更することができる。また、利用者は、補充処理の開始後に補充量を変更することができる。さらに、利用者は、補充処理の実行中に強制終了の操作を行って補充処理を途中で終了させることができる。これにより、補充処理開始後に補充処理の処理時間を変更することもできる。
図1は、本実施形態に係る貨幣処理装置が補充処理を行うときの処理の流れを示すフローチャートである。貨幣処理装置は、装置内の収納部に収納されている貨幣の量を監視している。収納部の貨幣は出金処理に利用される。収納部の貨幣が減少して貨幣の補充処理が必要になった場合に図1に示す処理が開始される。貨幣処理装置の利用者は、補充処理を開始する前に、補充量を指定することができる(ステップS1)。貨幣処理装置は、利用者が指定した補充量に基づいて補充処理を開始して(ステップS2)、補充量に到達するまで処理を続ける(ステップS3;No)。
利用者は、補充量を、補充処理の処理時間によって指定することができる。例えば、利用者が、補充処理の処理時間を3分と指定した場合、貨幣処理装置は、指定された3分が経過するまで補充処理を実行する。指定時間が経過すると、収納部への硬貨の補充が完了していなくても、貨幣処理装置は補充処理を終了する。例えば、収納部に100枚の貨幣を補充する補充処理を開始して、30枚の硬貨を補充したところで指定時間の3分が経過すると、貨幣処理装置は、残り70枚の貨幣を補充せずに途中で補充処理を終了する。
また、利用者は、補充量を、補充処理で処理される貨幣の枚数によって指定することができる。補充用の貨幣を収納する補充貨幣用収納部から、出金用の貨幣を収納する収納部に貨幣を補充する場合、利用者は、補充貨幣用収納部から繰り出される貨幣の枚数、又は収納部に補充される貨幣の枚数を指定することができる。例えば、利用者が、収納部に補充される貨幣の枚数を10枚と指定した場合、貨幣処理装置は、収納部に10枚の硬貨が補充されるまで補充処理を実行する。例えば、収納部に100枚の貨幣を補充する必要がある場合でも、貨幣処理装置は、10枚の硬貨を補充して補充処理を終了する。
利用者は、補充する貨幣の金種を指定することもできる。例えば、利用者が、収納部に補充される貨幣の金種及び枚数を指定した場合、貨幣処理装置は、収納部に、指定された金種の貨幣が指定された枚数補充されるまで補充処理を実行する。補充貨幣用の収納部から繰り出された貨幣が補充処理の対象外の金種であった場合、貨幣処理装置では、該貨幣を元の収納部に戻す設定とすることもできるし、該貨幣を収納可能な収納部があれば該収納部へ収納する設定とすることもできるが詳細は後述する。
利用者は、途中で補充処理を強制終了することができる(ステップS4;Yes)。例えば、補充処理開始後に貨幣処理装置で入金処理を行う必要が生じた場合、利用者は、強制終了の指示操作を行って補充処理を途中で終了し、入金処理を実行することができる。
利用者が指定した補充量に到達する前に(ステップS3;No)、強制終了されることもなく(ステップS4;No)、貨幣の補充が完了した場合(ステップS5;Yes)、補充処理は終了する。例えば、利用者が補充量を処理時間10分と指定して収納部に10枚の貨幣を補充する補充処理を開始し、補充処理開始から10分が経過するより前に収納部への貨幣10枚の補充が完了した場合、貨幣処理装置は補充処理を終了する。
利用者が指定した補充量に到達せず(ステップS3;No)、強制終了の指示もされなければ(ステップS4;No)、収納部への貨幣の補充が完了するまで補充処理が継続して行われる(ステップS5;No)。
収納部への貨幣の補充が完了する前に、利用者の指定した補充量に到達すると、貨幣処理装置は補充処理を終了する(ステップS3;Yes)。このとき利用者は、補充処理を本当に終了するか継続するかを選択することができる(ステップS6)。利用者が補充処理の継続を指示する操作を行った場合(ステップS6;Yes)、再びステップS1に戻って補充量を指定することにより、すなわち補充処理開始前に指定した補充量を変更することにより、補充処理を続けることができる。利用者が補充処理の終了を選択するか又は利用者が何の操作も行わずに所定時間が経過すると(ステップS6;No)、補充処理は終了する。なお、補充処理の途中で補充量の変更を受け付けることもできるが詳細は後述する。
図1では、補充処理時に補充量を指定する例を示しているが、補充量を指定するタイミングは特に限定されない。例えば、利用者が補充量を指定した初期設定を予め準備しておく。これにより、収納部に収納中の貨幣の枚数が所定枚数を下回ったときに、貨幣処理装置が初期設定で補充処理を自動的に開始する設定とすることができる。貨幣処理装置は、補充量が異なる複数種類の設定を記憶することができる。例えば、店舗の営業開始前に、利用者が、複数種類の設定の中から所望の補充量に対応する設定を選択しておく。これにより、営業開始後、収納部に収納中の貨幣の枚数が所定枚数を下回ったときに、貨幣処理装置が、先に選択された設定で補充処理を自動的に開始する設定とすることもできる。
このように、利用者は、貨幣処理装置で貨幣の補充処理を開始する前に、時間、貨幣枚数、又は金種別の貨幣枚数によって補充量を指定することができる。また、利用者は、補充処理開始後に、補充処理開始前に指定した補充量を変更することができる。さらに、利用者は、補充処理開始後に補充処理を強制終了することもできる。
貨幣処理装置は、指定された補充量に到達すると補充処理を終了する。また、貨幣処理装置は、強制終了の指示操作がされた場合には途中でも補充処理を終了する。利用者は、補充量を指定したり補充処理を途中で強制終了したりすることで、補充処理の処理時間を変更することができる。補充処理の実行中、貨幣処理装置は入金処理及び出金処理を行わないが、利用者は、補充処理の処理時間を変更して、補充処理の終了後に入金処理及び出金処理を実行することができる。
硬貨処理装置(貨幣処理装置)を例に補充量を指定して行う補充処理を具体的に説明する。補充量は、時間、硬貨枚数、又は特定金種の補充枚数によって指定することができるが、補充処理の処理内容は同様であるため、以下では時間を指定する場合を例に説明する。なお、補充量を枚数で指定する場合は、以下に説明する、指定時間に基づく判定処理が、硬貨の指定枚数に基づいて行われることになる。
図2は、硬貨処理装置(貨幣処理装置)100の内部構造概略を示す断面模式図である。硬貨処理装置100は、入金部110(110a~110c)、識別部120、搬送部130(130a~130e)、出金部140、複数の収納部150、及びカセット200を含む。
入金部110は、硬貨が投入される投入口110aと、投入口110aの硬貨を受けて上部搬送部130aの搬送路に繰り出す繰出部110bと、繰出部110bの硬貨を出金部140に排出するゲート110cとを含む。
搬送部130は、繰出部110bから繰り出された硬貨を搬送する上部搬送部130aと、収納部150及びカセット200から繰り出された硬貨を受けて繰出部110bへ搬送する下部搬送部130bとを含む。また、搬送部130は、上部搬送部130aの搬送路に接続された複数のシュート130c~130eを含む。シュート130cは、カセット200と搬送路とを接続している。シュート130dは、収納部150と搬送路とを一対一の関係で接続している。図2では1つのシュート130dを示しているが、シュート130dは各収納部150に対応して設けられている。シュート130eは、出金部140と搬送路とを接続している。
図3は、硬貨処理装置100で行われる入金処理、出金処理及び補充処理を説明するための模式図である。図3(a)は、入金処理を説明するための図である。図3(a)に矢印で示すように、入金処理時には、投入口110aに投入された硬貨が繰出部110bに落下する。繰出部110bは、多数枚の硬貨を収納して1枚ずつ繰り出すことができる。繰出部110bから繰り出された硬貨は、上部搬送部130aにより、搬送路に沿って1枚ずつ搬送される。搬送路を搬送される硬貨は、識別部120によって識別計数された後、シュート130dを落下して収納部150に金種別に収納される。図3(a)の矢印は1つの収納部150に硬貨を収納する例を示しているが、硬貨の収納先は硬貨の金種に応じて決定される。複数の収納部150に硬貨が金種別に収納される。また、図3(a)には示していないが、収納部150が満杯で硬貨を収納できない場合、この硬貨はシュート130cを落下してカセット200に収納される。
図3(b)は、出金処理を説明するための図である。図3(b)に矢印で示すように、出金処理時には、出金する硬貨が、収納部150から繰り出されて、下部搬送部130bの搬送路上に落下する。下部搬送部130bは、搬送路に受けた硬貨を、ゲート110cを開いた繰出部110bへ搬送する。繰出部110bへ落下した硬貨は、ゲート110cを通って出金部140へ排出される。図3(b)の矢印は1つの収納部150から硬貨を出金する例を示しているが、出金する硬貨に対応する収納部150から、出金する枚数分の硬貨が繰り出されて出金部140へ排出される。
補充処理は、硬貨処理装置100に対して脱着可能に設けられたカセット200を利用して行われる。カセット200は、硬貨を繰り出し可能に収納する収納カセットである。例えば、店舗の営業を開始する前に、1日の営業に必要な硬貨が予め収納カセットに収納されている。硬貨を金種別に収納する複数の収納部150に硬貨を補充できるように、カセット200には、複数の金種の硬貨が混合状態で収納されている。
図3(c)は、補充処理を説明するための図である。図3(c)に実線矢印で示すように、補充処理時には、カセット200から繰り出された硬貨が、下部搬送部130bの搬送路に落下する。下部搬送部130bは、搬送路に受けた硬貨を繰出部110bへ搬送する。繰出部110bは、下部搬送部130bから硬貨を受けて収納しながら、収納した硬貨を1枚ずつ上部搬送部130aの搬送路へ繰り出す。繰り出された硬貨は、識別部120によって識別計数される。硬貨は、識別結果に応じて、対応するシュート130dを落下して収納部150に収納される。図3(c)の実線矢印は1つの収納部150に硬貨を収納する例を示しているが、硬貨の収納先は硬貨の金種に応じて決定される。複数の収納部150に硬貨が金種別に収納される。
カセット30は、複数金種の硬貨を混合状態で収納している。このため、特定金種の硬貨を補充するときに、補充対象ではない金種の硬貨がカセット200から繰り出される可能性がある。硬貨処理装置100では、補充対象外の硬貨の処理方法を設定により変更することができる。具体的には、識別部120が識別した硬貨が補充対象外の金種であった場合、該硬貨を、図3(c)に破線矢印で示すように、シュート130cからカセット200に戻す設定とすることができる。また、補充対象外の金種の硬貨を、該硬貨の金種に対応する収納部150に収納可能である場合には、該収納部150に収納する設定とすることもできる。この場合、硬貨処理装置100は、収納部150に収納中の硬貨の枚数が所定枚数に到達するまでは、補充対象外の硬貨も、対応する収納部150へ収納して、所定枚数に到達した後は、補充対象外の硬貨をカセット200に戻す。例えば、各収納部150に収納中の硬貨の枚数が、各収納部150について予め釣銭準備金として設定された所定枚数に到達するまでは、補充対象外の硬貨も対応する収納部150へ収納して、所定枚数に到達した後は、硬貨をカセット200に戻すことができる。
図4は、硬貨処理装置100の機能構成概略を示すブロック図である。硬貨処理装置100は、図2に示した構成部の他に、制御部160、操作表示部170及び記憶部180を有する。
操作表示部170は、例えば、タッチパネル式の液晶表示装置である。操作表示部170は、硬貨処理に関する情報を入力するための操作部として機能する。また、操作表示部170は、硬貨処理に関する情報を表示する表示部として機能する。
記憶部180は、不揮発性の記憶装置である。硬貨処理装置100の動作に必要な各種情報が記憶部180に保存される。例えば、カセット200に収納されている硬貨の金種及び金種別枚数に関する情報が記憶部180に保存される。また、例えば、各収納部150に収納されている硬貨の金種及び金種別枚数の情報と、補充処理開始枚数及び補充枚数に関する情報とが記憶部180に保存される。
補充開始枚数は、補充処理の要否を判定するための閾値である。補充枚数は、補充処理時に収納部150に補充する硬貨の枚数である。例えば、収納部毎に補充開始枚数及び補充枚数が設定される。収納部150に収納された硬貨の枚数が減少して、この収納部150について設定された補充開始枚数になると、補充処理が必要であると判定されて、補充処理が開始される。そして、補充枚数として設定された枚数分の硬貨が、この収納部150に補充される。
記憶部180には、補充処理開始枚数及び補充枚数を変更するための情報も保存される。該情報に基づいて、補充処理を開始するタイミングと、補充する硬貨枚数の少なくともいずれか一方を変更できるようになっている。例えば、毎週水曜日に10円硬貨の入金枚数が多い場合、入金された10円硬貨で収納部150が満杯にならないように、すなわち収納部150に多くの10円硬貨を収納できるように、水曜日と他の曜日とで補充処理開始枚数及び補充枚数が異なるように設定することができる。具体的には、各日の補充処理時間及び補充枚数を指定した設定と、水曜日に10円硬貨の補充枚数を10%減ずる設定とを記憶部180に保存することにより、水曜日には10円硬貨の補充枚数を他の曜日の補充枚数の90%の枚数に変更することができる。
制御部160は、硬貨処理装置100の各部の機能及び動作を制御する。制御部160は、操作表示部170による情報の入力を受け付けて、受け付けた入力情報に基づいて、各種制御を行う。また、制御部160は、操作表示部170に情報を出力して表示する制御を行う。制御部160が、操作表示部170で行われた入力操作に基づいて、記憶部180に保存された各種情報を参照しながら各部を制御することにより、本実施形態に記載する硬貨処理装置100の機能及び動作が実現される。
次に、硬貨処理装置100の動作について説明する。硬貨処理装置100の制御部160は、各収納部150に収納されている硬貨の金種及び金種別枚数と、カセット200に収納されている硬貨の金種及び金種別枚数とを記憶部180で管理している。また、制御部160は、収納部毎に設定された補充開始枚数及び補充枚数を記憶部180で管理している。
硬貨処理装置100の各収納部150に、予め釣銭準備金として設定された枚数の硬貨を収納した状態で、店舗の営業が開始される。営業中、硬貨処理装置100で硬貨の入金処理及び出金処理が行われる。硬貨は釣銭として出金されることが多いため、営業中に、各収納部150に収納されている硬貨の枚数が減少する。
制御部160は、出金処理が行われる度に、各収納部150に収納されている硬貨の枚数が、各収納部150について設定された補充開始枚数以下になったか否かを判定する制御を行う。硬貨の収納枚数が補充開始枚数以下になると、制御部160は、補充処理が必要であるとの判定に基づき、これを硬貨処理装置100の利用者に報知する制御を行う。報知は、操作表示部170に情報を表示することによって行われる。
図5は、操作表示部170に表示される報知画面の例を示す図である。図5(a)に示すように、補充処理が必要になると、制御部160は、操作表示部170の画面上に、硬貨の補充が必要になったことを示す情報と、補充処理の処理時間(補充量)を指定するためのボタンとを表示する。このとき、図5(b)に示すように、画面上に、補充が必要と判定された硬貨の金種と、補充する硬貨枚数とを表示する設定とすることもできる。
図5に示す画面で、利用者がキャンセルボタンを押すと、制御部160は、補充処理を行わない。キャンセルボタンを押して補充処理が中止された後、利用者は、硬貨処理装置100で入金処理及び出金処理を実行することができる。利用者がキャンセル操作を行った場合、制御部160は、キャンセル操作から所定時間が経過した後に、補充処理がキャンセルされた収納部150の硬貨枚数を再度判定する。硬貨処理装置100では入金処理も行われるため、収納部150に硬貨が入金されて、収納枚数が補充開始枚数を超える可能性もある。再判定の結果、硬貨枚数が補充開始枚数を超えていれば、制御部160は、通常の監視状態に戻る。再判定の結果、硬貨枚数が補充開始枚数以下であれば、制御部160は、再び図5に示す報知画面を操作表示部170に表示する。なお、利用者によるキャンセル操作の後、制御部160が再判定を行うまでの時間は設定により変更できるようになっている。
図5に示す画面で、利用者が、時間が表示されたボタンを押すと、制御部160は、補充処理を開始する。制御部160は、押されたボタンに対応する時間が経過すると、補充処理を終了する。図5に示す例では「1分」、「2分」、「3分」の3種類のボタンの中から補充処理の処理時間を選択することができる。例えば、利用者が「1分」と表示されたボタンを押すと、制御部160は、補充処理を開始して、1分後に補充処理を終了する。
利用者は、時間を制限せずに補充処理を実行することもできる。図5に示す画面で、利用者が「時間制限なし」と表示されたボタンを押すと、制御部160は、時間を制限せずに補充処理を実行する。この場合、収納部150への硬貨の補充を完了するまで補充処理が続けられる。
利用者は、処理時間を入力して補充処理を実行することもできる。図5に「4分」と表示されている数字部分には、利用者が任意の数字を入力できるようになっている。利用者が操作表示部170を操作して数字を入力して補充開始ボタンを押すと、制御部160は補充処理を開始して、利用者が入力した時間が経過すると補充処理を終了する。
図5に示す画面で、利用者がいずれのボタンも押さないまま所定時間が経過すると、制御部160は、自動的に補充処理を開始する。図5に示す例では、画面下部に表示されているように、画面表示後10秒が経過してもボタンの選択操作が行われない場合、補充処理が自動的に開始される。このとき、制御部160は、利用者による時間指定がないものとして、時間を制限せずに補充処理を実行する。
図5に示す画面で利用者がキャンセルボタンを押した場合を除いて、制御部160は、補充処理を開始する。なお、利用者が、予め初期設定として補充処理の処理時間を設定しておいて、初期設定に基づいて補充処理を開始する設定とすることもできる。この場合、補充処理の開始が必要になると、図5に示す画面は表示されず、自動的に補充処理が開始される。
補充処理を開始した制御部160は、最小限補充処理が必要な状況であるか否かを判定する。最小限補充処理とは、収納部150に補充する最小限の貨幣として予め設定された金種及び金種別枚数の硬貨を補充する処理である。
硬貨処理装置100が、客と取引する店舗で釣銭出金に利用されている場合、最小限補充処理で、一取引で釣銭として出金される可能性がある硬貨の補充が行われる。例えば、硬貨処理装置100が、日本の硬貨を出金する場合、最小限補充処理により、500円硬貨1枚、100円硬貨4枚、50円硬貨1枚、10円硬貨4枚、5円硬貨1枚、1円硬貨4枚の6金種15枚、合計999円分の硬貨が収納部150に補充される。すなわち、最小限補充処理では、収納部150から出金可能な複数の金種に基づいて、合計金額が一取引で釣銭硬貨として出金される可能性のある最大金額999円と等しく、かつ、合計枚数が最小となる組み合わせで、各金種の硬貨が補充される。ただし、最小限補充処理で補充する硬貨の金種及び枚数は、上記以外の金種及び枚数に設定することも可能である。例えば、上記の例において、50円硬貨を補充せず、10円硬貨を9枚補充する設定とすることもできる。また、例えば、店舗で行われる取り引きの最低金額が100円である場合は、合計金額を900円に設定することもできる。
通常、各収納部150の硬貨の収納枚数が減少して補充開始枚数に達すると硬貨の補充処理が行われるが、利用者が図5に示す画面でキャンセル操作を続けると、収納部150が空になる可能性もある。補充開始枚数より少ない貨幣枚数を、最小限補充処理の要否を判定する閾値枚数として予め設定しておけば、制御部160は、各収納部150の貨幣の収納枚数が該閾値枚数以下であるか否かを判定する。制御部160は、閾値枚数以下の収納部150がある場合に最小限補充処理が必要な状況であると判定する。
図6は、最小限補充処理が必要な状況で制御部160が補充処理を開始したときに、操作表示部170に表示される画面例である。利用者が、図5に示す画面にある「4分」を「15分」に変更して補充開始ボタンを押すと、図6(a)に示す画面が表示される。
図6(a)に示すように、画面上には、利用者が指定した時間を示す情報と、硬貨の補充処理を実行中であることを示す情報と、補充処理完了までの残り時間を示す情報と、補充処理の進捗状況を示す情報と、強制終了ボタンとが表示される。また、最小限補充処理が必要な状況であるため、最小限補充処理に関する情報が表示される。具体的には、最小限補充処理を行った場合に必要となる処理時間と、最小限補充処理ボタンとが表示される。なお、図6~図8の画面例は、補充処理の進捗状況を示す情報をプログレスバーで表示する例を示している。
図6(a)に示す画面で利用者が最小限補充処理ボタンを押した場合、制御部160は、それまで行っていた補充処理を中断して最小限補充処理を開始する。このとき、操作表示部170には、図6(b)に示す画面が表示される。画面上には、最小限補充処理を実行中であることを示す情報と、最小限補充処理が完了するまでの時間を示す情報と、最小限補充処理の進捗状況を示す情報と、強制終了ボタンとが表示される。
最小限補充処理が開始された後、利用者は、図6(b)に示す画面の強制終了ボタンを押して補充処理を強制的に終了することができる。利用者が強制終了ボタンを押さなければ、制御部160は、最小限補充処理を完了して、図6(c)に示す画面を操作表示部170に表示する。画面上には、最小限補充処理が完了したことを示す情報と、図6(a)に示す画面で最小限補充処理ボタンを押して中断した補充処理を再開するか否かを尋ねる情報と、補充再開ボタンと、終了ボタンとが表示される。利用者が、この画面で終了ボタンを押すと、制御部160は補充処理を終了する。利用者が補充再開ボタンを押した場合、制御部160は、最小限補充処理を行うために中断していた補充処理を再開する。
図6(a)に示す画面で、最小限補充処理ボタンを押さずに、利用者が指定した15分の処理時間が経過した場合、制御部160は、図6(d)に示す画面を操作表示部170に表示する。画面上には、指定時間を経過したために補充処理を終了することを示す情報と、補充処理を継続可能であることを示す情報と、継続ボタンと、終了ボタンとが表示される。
図6(d)に示す画面で、利用者が終了ボタンを押した場合、制御部160は補充処理を終了する。利用者が継続ボタンを押した場合、制御部160は、操作表示部170に再び図5に示す画面を表示する。利用者は、この画面上で処理時間を指定して補充処理を続けることができる。
図6(a)に示す画面で、最小限補充処理ボタンを押さずに補充処理を続けた結果、15分を経過する前に、収納部150への補充処理を完了した場合、制御部160は、図6(e)に示す画面を表示する。画面上には、補充処理を完了したことを示す情報と、終了ボタンとが表示される。図6(e)に示す画面で利用者が終了ボタンを押した場合、制御部160は補充処理を終了する。
図6(c)~(e)に示す画面で、利用者が、いずれのボタンも押さないまま所定時間が経過すると、制御部160は、自動的に補充処理を終了する。図6(c)~(e)に示す例では、画面下部に表示されているように、画面表示後5秒が経過してもボタンの選択操作が行われない場合に補充処理が終了する。
図7は、補充処理の実行時に操作表示部170に表示される別の画面例を示す図である。図7の例は、最小限補充処理が不要である場合を示している。このため、図7(a)に示す画面には最小限補充処理の情報は表示されない。利用者が、図5に示す画面で「3分」と表示されたボタンを押すと図7(a)に示す画面が表示される。画面上には、利用者が指定した時間を示す情報と、硬貨の補充処理を実行中であることを示す情報と、補充処理完了までの残り時間を示す情報と、補充処理の進捗状況を示す情報と、強制終了ボタンとが表示される。
利用者は、図7(a)に示す画面で強制終了ボタンを押して補充処理を強制的に終了することができる。強制終了ボタンが押されなければ、制御部160は、利用者が指定した3分が経過するまで補充処理を継続する。
補充処理を開始して3分が経過すると、制御部160は、操作表示部170に図7(b)に示す画面を表示する。画面上には、指定時間を経過したために補充処理を終了することを示す情報と、補充処理を継続可能であることを示す情報と、継続ボタンと、終了ボタンとが表示される。
図7(b)に示す画面で、利用者が終了ボタンを押した場合、制御部160は補充処理を終了する。利用者が継続ボタンを押した場合、制御部160は、操作表示部170に再び図5に示す画面を表示する。利用者は、この画面上で処理時間を指定して補充処理を続けることができる。
図7(b)に示す画面で、利用者が、いずれのボタンも押さないまま所定時間が経過すると、制御部160は、自動的に補充処理を終了する。図7(b)に示す例では、画面下部に表示されているように、画面表示後5秒が経過してもボタンの選択操作が行われない場合に補充処理が終了する。
補充処理を続ける間に、収納部150への補充処理を完了した場合、制御部160は、補充処理を自動的に開始した場合と同様に、図6(e)に示す終了画面を表示する。この画面で利用者が終了ボタンを押すか、又は画面表示後5秒が経過すると、制御部160は補充処理を終了する。
硬貨処理装置100では、収納部150の硬貨の収納枚数が補充開始枚数に達したか否かによらず、手動で補充処理を開始することも可能となっている。硬貨処理装置100で入金処理及び出金処理を行わない隙間の時間に、利用者が容易に補充処理を開始できるよう操作表示部170に、補充処理を開始するための補充ボタンが設けられている。利用者は、補充ボタンを押すことにより、補充処理を開始することができる。
利用者が、操作表示部170を操作して補充ボタンを押すと、制御部160は、予め設定された時間、補充処理を実行する。補充処理の処理時間は設定により変更することができる。
図8は、補充ボタンを押して補充処理を開始した際に操作表示部170に表示される画面例を示す図である。例えば、補充ボタンが押された際の補充処理の処理時間が1分間に設定されている場合に図8(a)に示す画面が表示される。画面上には、予め設定された指定時間を示す情報と、補充処理を実行中であることを示す情報と、補充処理完了までの残り時間を示す情報と、補充処理の進捗状況を示す情報とが表示される。また、画面上には、補充処理の処理時間を変更するためのボタンと、強制終了ボタンとが表示される。利用者が強制終了ボタンを押した場合、制御部160は補充処理を終了する。
利用者が、図8(a)に示す画面で「2分」と表示されたボタンを押した場合、制御部160は、実行中の補充処理の時間を1分から2分に変更する。利用者が、「3分」と表示されたボタンを押した場合、制御部160は、実行中の補充処理の時間を1分から3分に変更する。利用者が、「時間制限なし」と表示されたボタンを押した場合、制御部160は、実行中の補充処理の時間を1分から無制限に変更する。このように、補充処理を開始した後、途中で補充処理の時間(補充量)を変更することも可能となっている。
図8(a)に示す画面を表示して補充処理が開始された後、補充処理の時間を変更するボタンが押されないまま1分が経過すると、制御部160は、補充処理を終了して、図8(b)に示す画面を操作表示部170に表示する。画面上には、指定時間を経過したために補充処理を終了することを示す情報と、補充処理を継続可能であることを示す情報と、継続ボタンと、終了ボタンとが表示される。
図8(b)に示す画面で、利用者が終了ボタンを押した場合、制御部160は補充処理を終了する。利用者が継続ボタンを押した場合、制御部160は、再び1分の補充処理を開始して、操作表示部170に再び図8(a)に示す画面を表示する。
補充処理を続ける間に、収納部150への補充処理を完了した場合、制御部160は、補充処理を自動的に開始した場合と同様に、図6(e)に示す終了画面を表示する。この画面で利用者が終了ボタンを押すか、又は画面表示後5秒が経過すると、制御部160は手動による補充処理を終了する。
本実施形態では、手動で補充処理を開始する場合は、予め設定された時間、補充処理を実行する例を示したが、制御部160が自動で補充処理を開始する場合と同様に、補充処理の時間を選択する設定することもできる。この設定とした場合、利用者が隙間補充ボタンを押すと図5に示す画面が表示される。利用者は、この画面で補充処理の処理時間を指定して補充処理を行うことができる。
本実施形態では、手動で補充処理を開始した後、補充処理中に補充処理の処理時間を変更できる例を示したが、制御部160が自動で補充処理を開始する場合も同様に、補充処理中に処理時間を変更可能な設定とすることもできる。この設定とした場合、図6(a)、図6(b)、図7(a)に示す画面に、図8(a)と同様に、処理時間を変更するため複数のボタンが表示される。利用者は、ボタンを押すことによって処理時間を選択し、実行中の補充処理の処理時間を変更することができる。
また、図8(a)に示す画面では補充処理の処理時間を延長する例を示したが、補充処理の処理時間を短縮する設定とすることもできる。例えば、図8(a)に示す画面に30秒のボタンを表示して、このボタンが押された場合には処理時間を1分から30秒に短縮する。画面上に、処理時間を延長するボタンと、処理時間を短縮するボタンとの両方を表示する設定とすることもできる。
本実施形態では、先に指定した補充量で補充処理を終えた後、図6(c)、図6(d)、図7(b)及び図8(b)の画面例に示すように、補充処理を続けるか否かを利用者に問う画面を表示する例を示したが、補充処理中に補充処理の継続要否を問う画面を表示してもよい。例えば1分の指定で補充処理を開始した後、50秒経過後に画面を表示して、利用者が補充処理の終了を選択すれば1分経過後に終了し、利用者が補充処理の継続を選択した場合には1分経過後も補充処理を継続する態様であってもよい。
上述したように、本実施形態に係る貨幣処理装置では、補充処理を開始する前に補充量を指定することができる。貨幣処理装置は、指定された補充量に基づいて補充処理を実行する。利用者は、補充処理の時間、又は補充処理で処理される貨幣枚数によって、補充量を指定することにより、貨幣処理装置が実行する補充処理の処理時間を変更することができる。
また、利用者は、補充処理の開始後に補充量を変更することができる。さらに、利用者は、補充処理の実行中に強制終了の操作を行って補充処理を途中で終了させることができる。これにより、利用者は、補充処理開始後に補充処理の処理時間を変更することもできる。補充処理の終了後、利用者は、貨幣処理装置で入金処理及び出金処理を含む他の貨幣処理を実行することができる。貨幣処理装置で行われる補充処理の処理時間を変更することにより、補充処理が長時間行われて、他の貨幣処理を行うことができないといった事態を回避することができる。
以上のように、本発明に係る貨幣処理装置は、貨幣の補充処理の処理時間を変更するために有用である。
100 硬貨処理装置(貨幣処理装置)
110 入金部
120 識別部
130 搬送部
140 出金部
150 収納部
160 制御部
170 操作表示部
180 記憶部
200 カセット

Claims (8)

  1. 貨幣の出金処理を行う貨幣処理装置であって、
    脱着可能に設けられ、補充用の貨幣を収納する収納カセットと、
    出金用の貨幣を収納する複数の収納部と、
    前記収納カセットから貨幣を繰り出して前記収納部へ補充する補充処理の処理時間の指定を受け付けて、指定された処理時間に基づいて、前記補充処理を実行するように制御する制御部と
    を備え
    指定された前記処理時間が経過すると、前記収納部への貨幣の補充を終えていなくても処理途中で前記補充処理を終了する
    ことを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記制御部は、指定された処理時間に基づいて補充処理を開始した後に、補充量の変更指示を受け付けた場合には、該指示に基づいて前記補充処理の処理時間を変更する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記補充処理の実行中に終了の指示を受けた場合には、該指示に基づいて前記補充処理を終了する制御を行うことを特徴とする請求項1~2のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記収納部に補充する貨幣として合計金額が一取引で釣銭として出金される可能性のある金額と等しい複数金種の貨幣の組み合わせが指定された最小限補充処理の実行指示を受け付けた場合には、前記最小限補充処理を実行することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記補充処理が終了するまでに要する時間を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記制御部は、先に指定された前記処理時間で前記補充処理を終了するか継続して行うかの選択を受け付けて、終了が選択された場合に前記補充処理を終了し、継続が選択された場合には前記補充処理を継続する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記補充処理の継続が選択された場合、前記制御部は、新たに処理時間の指定を受け付けて、先に指定された前記処理時間、前記補充処理を実行した後、さらに、新たに指定された前記処理時間、前記補充処理を実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
  8. 前記補充処理の継続が選択された場合、前記制御部は、先に指定された前記処理時間、前記補充処理を実行した後、さらに、先に指定された前記処理時間、前記補充処理を実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
JP2019154150A 2019-08-26 2019-08-26 貨幣処理装置 Active JP7308101B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019154150A JP7308101B2 (ja) 2019-08-26 2019-08-26 貨幣処理装置
PCT/JP2020/030683 WO2021039399A1 (ja) 2019-08-26 2020-08-12 貨幣処理装置
EP20859603.1A EP4024354A4 (en) 2019-08-26 2020-08-12 MONEY PROCESSING DEVICE
US17/679,088 US11948418B2 (en) 2019-08-26 2022-02-24 Money handling apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019154150A JP7308101B2 (ja) 2019-08-26 2019-08-26 貨幣処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021033717A JP2021033717A (ja) 2021-03-01
JP7308101B2 true JP7308101B2 (ja) 2023-07-13

Family

ID=74676539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019154150A Active JP7308101B2 (ja) 2019-08-26 2019-08-26 貨幣処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11948418B2 (ja)
EP (1) EP4024354A4 (ja)
JP (1) JP7308101B2 (ja)
WO (1) WO2021039399A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023133938A (ja) * 2022-03-14 2023-09-27 グローリー株式会社 硬貨収納方法および硬貨収納装置
JP2023146459A (ja) * 2022-03-29 2023-10-12 グローリー株式会社 貨幣処理方法、及び、貨幣処理システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109679A (ja) 2017-12-18 2019-07-04 ローレルバンクマシン株式会社 貨幣処理装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841897B2 (ja) 1975-10-01 1983-09-16 株式会社日立製作所 ハイガスチユウノチツソサンカブツノ シヨリホウホウ
JP2532668B2 (ja) * 1989-07-12 1996-09-11 沖電気工業株式会社 入出金装置
JPH07249144A (ja) * 1994-03-14 1995-09-26 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨入出金機
JPH07334732A (ja) * 1994-06-08 1995-12-22 Omron Corp 媒体補充装置および取引処理装置
US20090229949A1 (en) * 2008-03-14 2009-09-17 Glory Ltd., A Corporation Of Japan Verification system and banknote-and-coin handling system
JP5841897B2 (ja) 2012-05-15 2016-01-13 ローレル機械株式会社 貨幣処理装置
US10380517B2 (en) * 2013-12-19 2019-08-13 Ncr Corporation Event notification
AU2015408938B2 (en) * 2015-09-14 2019-05-16 Glory Ltd. Money handling apparatus
US10169947B1 (en) * 2017-10-10 2019-01-01 Innovative Technology Limited Transaction device and a method of currency item replenishment in a transaction device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109679A (ja) 2017-12-18 2019-07-04 ローレルバンクマシン株式会社 貨幣処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220180687A1 (en) 2022-06-09
US11948418B2 (en) 2024-04-02
JP2021033717A (ja) 2021-03-01
WO2021039399A1 (ja) 2021-03-04
EP4024354A4 (en) 2023-09-13
EP4024354A1 (en) 2022-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10762738B2 (en) Cash management system, cashier device, and cash management method
JP6706078B2 (ja) 貨幣管理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法
EP2680213A1 (en) Cash handling system, cash calculator, cash in-out device, and cash handling method
EP3786908A1 (en) Money handling apparatus
JP7308101B2 (ja) 貨幣処理装置
JP7368183B2 (ja) 貨幣入出金装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法
AU2015408938A1 (en) Money processing system
JP7402109B2 (ja) 管理装置及び貨幣処理システム
JP5098437B2 (ja) 商品販売データ処理システム
JP4379022B2 (ja) 自動取引装置
JP4498758B2 (ja) 自動釣銭機
JP6717069B2 (ja) 金銭処理装置
JP2023146459A (ja) 貨幣処理方法、及び、貨幣処理システム
JPH10198835A (ja) 硬貨収納払出し装置
JP6630076B2 (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理方法
JP6770607B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2020190824A (ja) 硬貨処理装置及び硬貨処理方法
JPH07249144A (ja) 硬貨入出金機
JP6669629B2 (ja) 硬貨処理装置
JP7293721B2 (ja) 金銭処理装置
JP2024111485A (ja) 硬貨処理装置の制御方法および硬貨処理装置
JP3953701B2 (ja) 現金自動取引装置
JP2509529B2 (ja) 現金自動取引装置における現金補充方法
JP2022110962A (ja) 貨幣処理方法及び貨幣処理システム
JP3721278B2 (ja) 硬貨支払装置および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7308101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150