JP7305960B2 - 超純水製造装置の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は超純水製造装置の運転方法に関し、特にシリカ濃度を常に低く保つことが可能な超純水製造装置の運転方法に関する。
従来、半導体等の電子産業分野で用いられている超純水は、前処理システム、一次純水装置及び一次純水を処理するサブシステムで構成される超純水製造装置で原水を処理することにより製造されている。
このような超純水製造装置は、図1に示すように前処理装置2、一次純水装置3及びサブシステム(二次純水装置)4から構成され、この超純水製造装置1で、原水(工業用水、市水、井水等)Wを処理することにより超純水W3が製造される。図1おいて各システムの役割は以下の通りである。
凝集、加圧浮上(沈殿)、濾過(膜濾過)装置などを有する前処理装置2では、原水W中の懸濁物質やコロイド物質の除去を行う。また、この過程では高分子系有機物、疎水性有機物などの除去も可能である。
一次純水装置3は、前処理水W1のタンク5とポンプ6と紫外線(UV)酸化装置7と再生式イオン交換装置(混床式又は4床5塔式など)8と膜式脱気装置9とを有する。この一次純水装置3で前処理水W1中の大半の電解質、微粒子、生菌等の除去を行うとともに有機物を分解する。
サブシステム4は、前述した一次純水装置3で製造された一次純水W2を貯留するサブタンク11とこのサブタンク11から図示しないポンプを介して送給される一次純水W2を処理する紫外線酸化装置12と白金族金属触媒樹脂塔13と膜式脱気装置14と非再生型混床式イオン交換装置15と膜濾過装置としての限外濾過(UF)膜16とで構成される。このサブシステム4では、紫外線酸化装置12により一次純水W2中に含まれる微量の有機物(TOC成分)を紫外線により酸化分解し、この紫外線の照射により生じた過酸化水素を白金族金属触媒樹脂塔13で分解し、その後段の膜式脱気装置14で混入しているDO(溶存酸素)などの溶存ガスを除去する。続いて非再生型混床式イオン交換装置15で処理することで残留した炭酸イオン、有機酸類、アニオン性物質、さらには金属イオンやカチオン性物質をイオン交換によって除去する。そして、限外濾過(UF)膜16で微粒子を除去して超純水(二次純水)W3とし、これをユースポイント(POU)17に供給して、未使用の超純水はサブタンク11に還流する。
このような超純水製造装置1において、限外濾過(UF)膜16の入口における超純水W3中の元素の組成は、図2に示すようにシリカと金属と炭素系素材とが含まれているが、限外濾過(UF)膜16の出口においては、金属はほとんど除去され、シリカと炭素系素材が残存していることが知られている(非特許文献1)。
UPW Micro 2015 Tanaka et.al.
しかしながら、近年、超純水W3に要求される水質は厳しくなる一途であり、超純水(限外濾過(UF)膜16の出口水)の微粒子を削減する必要があるが、そのためには、限外濾過(UF)膜16の入口における超純水W3中におけるシリカ濃度を常に低く保つことが望まれる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、シリカ濃度を常に低く保つことが可能な超純水製造装置の運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、一次純水装置とサブシステムとを備え、前記サブシステムが、紫外線酸化装置、膜式脱気装置、非再生式イオン交換装置及び膜式ろ過装置を有する超純水製造装置において、前記一次純水装置及び前記サブシステムに被処理水を連続して通水して超純水を製造する超純水製造装置の運転方法であって、前記一次純水装置で処理した一次純水を前記非再生式イオン交換装置で処理した場合に該非再生式イオン交換装置の処理水中のシリカ濃度が所定値以上となるまでに要する時間をあらかじめ予測しておき、該予測された時間に基づいて前記非再生式イオン交換装置の交換を行う、超純水製造装置の運転方法を提供する(発明1)。
かかる発明(発明1)によれば、非再生式イオン交換装置からシリカが破過する前に非再生式イオン交換装置を交換することにより、シリカ濃度が低い超純水を製造することができ、これにより微粒子数の少ない超純水を安定的に供給することができる。
上記発明(発明1)においては、前記一次純水装置が、紫外線(UV)酸化装置と再生式イオン交換装置と膜式脱気装置とを有することが好ましい(発明2)。
かかる発明(発明2)によれば、一次純水装置の再生式イオン交換装置は、長期間の使用によりシリカが漏洩して一次純水中に含まれるシリカが増大し、これが超純水中の微粒子の要因となりやすい。そこで、この一次純水装置で処理した一次純水を非再生式イオン交換装置で処理した場合にシリカが所定量以上となるまでに要する時間をあらかじめ予測しておき、該予測時間に基づいて非再生式イオン交換装置を交換することにより、シリカ濃度が低い超純水を製造することができるので、微粒子数の少ない超純水を安定的にユースポイントに供給することができる。
上記発明(発明1)においては、前記一次純水装置が、逆浸透膜(RO膜)分離装置と電気脱イオン装置とを有することが好ましい(発明3)。
かかる発明(発明3)によれば、超純水製造装置の一次純水装置として逆浸透膜(RO膜)分離装置と電気脱イオン装置とを有するものを用いることにより、シリカ濃度が低い一次純水(純水)を安定的にサブシステムに供給することができる。そして、この一次純水装置で処理した一次純水を非再生式イオン交換装置で処理した場合にシリカが所定量以上となる増加時間をあらかじめ予測しておき、非再生式イオン交換装置からシリカが漏洩する前に非再生式イオン交換装置を交換することにより、シリカ濃度が低い超純水を製造することができるので、微粒子数の少ない超純水を安定的にユースポイントに供給することができる。
上記発明(発明1~3)においては、得られる超純水のシリカ濃度を0.2μg/L以下とすることができる(発明4)。また、上記発明(発明1~4)においては、得られる超純水の50nm以上の微粒子数を500個/L以下とすることができる(発明5)。
かかる発明(発明4,5)によれば、前記一次純水装置で処理した一次純水を非再生式イオン交換装置で処理した場合にシリカが所定量以上に増加する時間をあらかじめ予測しておき、この予測時間に基づき非再生式イオン交換装置の交換を行うことにより、シリカ濃度を0.2μg/L以下にまで低減することができる。これにより50nm以上の微粒子数が500個/L以下の超純水を安定的に製造することができる。
本発明によれば、超純水製造装置の一次純水装置で処理した一次純水をサブシステムの非再生式イオン交換装置で処理した場合にシリカが所定量以上に増加する時間をあらかじめ予測しておき、この予測時間に基づき非再生式イオン交換装置の交換を行うので、微粒子数の少ない超純水を安定的にユースポイントに供給することができる。
本発明の一実施形態による超純水製造装置の運転方法を適用可能な超純水製造装置を用いた超純水製造装置を示すフロー図である。 図1に示す超純水製造装置における限外濾過(UF)膜の入口と出口における超純水W中の元素の組成を示すグラフである。 イオン交換樹脂のシリカの吸着量と吸着されているシリカの構造の差異を示すNMRチャートである。 イオン交換樹脂の架橋度によるシリカの吸着量と吸着されているシリカの構造の差異を示すNMRチャートである。 イオン交換樹脂の再生の前後におけるイオン交換樹脂におけるシリカの吸着量と吸着されているシリカの構造の差異を示すNMRチャートである。
本発明は、シリカの特性に基づくイオン交換樹脂に吸着したシリカの挙動を本発明者らが見出し、これに基づき到達したものである。以下、シリカの特性とイオン交換樹脂に吸着したシリカの挙動について説明する。
(シリカの特性)
シリカ(SiO)には、下記化学式群に示すように4個の水酸基に結合したケイ素(Q)、3個の水酸基と中性酸素1原子に結合したケイ素(Q)、2個の水酸基と中性酸素2原子に結合したケイ素(Q)、1個の水酸基と中性酸素3原子に結合したケイ素(Q)及び中性酸素4原子に結合したケイ素(Q)との5種類が存在する。これらのシリカ(SiO)は、シリカの重合の進行とともにQからQへと移行していく。
Figure 0007305960000001
(イオン交換樹脂のシリカの吸着量とシリカの構造)
まず、本発明者らがイオン交換樹脂におけるSi(OH) の吸着量(濃度)と、Q~Qの5種類のシリカの存在量をNMRで解析した結果を図3に示す。図3から明らかなとおり、シリカはイオン交換樹脂への吸着量が増えるにともない、Q構造のケイ素のピーク強度が上がっていることがわかる。このことからイオン交換樹脂におけるイオン交換反応は平衡反応であるため、イオン交換樹脂中に重合したシリカが増えると、平衡反応によりイオン交換樹脂から漏洩してくる重合シリカが増えることが推測できる。
(イオン交換樹脂の架橋度によるシリカの吸着量と構造)
次に本発明者らは、架橋度が異なる4種類のイオン交換樹脂(イオン交換樹脂の架橋度が高い方から順にイオン交換樹脂A、B、C、D)を用意し、所定のシリカ吸着量におけるそれぞれのイオン交換樹脂におけるQ~Qの5種類のシリカの存在割合をNMRで解析した結果を図4に示す。図4から明らかなとおり、シリカはイオン交換樹脂の架橋度が低くなるほど、シリカのピークがブロード化していることから、シリカの重合体が複雑化しており、イオン交換樹脂に柔軟性があると吸着した部分同士で重合が進むことがわかる。
(イオン交換樹脂の再生の前後によるシリカの吸着量と構造)
続いて本発明者らは、シリカが吸着したイオン交換樹脂を1%NaOH溶液で再生し、再生の前後によるイオン交換樹脂のシリカの吸着量と構造をNMRで解析した結果を図5に示す。図5から明らかなとおり、NaOHによる再生により、Q~Q構造のシリカは、NaOHによる再生でイオン交換樹脂から容易に溶出するが、Q3構造のシリカはほとんど溶出しないことがわかる。
これらの結果から、イオン交換樹脂へのシリカの吸着量が増えると、Q3構造のシリカが増え、これは再生してもイオン交換樹脂に残存するので、シリカを溶出しやすくなることがわかる。これは二次純水装置4の非再生型混床式イオン交換装置15においても同様であり、イオン交換樹脂へのシリカの吸着量が増え、Q3構造のシリカが非再生型混床式イオン交換装置15から漏洩する前に交換すれば、シリカが重合せず超純水W3中の濃度を常に低く抑制することができる。
(超純水製造装置の運転方法)
次に、上述したようなシリカの特性とイオン交換樹脂に吸着したシリカの挙動に基づく、本発明の一実施形態による超純水製造装置の運転方法について、説明する。
本実施形態の方法を適用可能な超純水製造装置は、基本的には図1に示す超純水製造装置と同様に紫外線酸化装置、膜式脱気装置、イオン交換装置及び膜式ろ過装置を有するサブシステムであればよいので、図1を用いて説明する。
まず、所定の模擬前処理水W1を一次純水装置3で処理する。一次純水装置3は、前処理水W1中の大半の電解質、微粒子等を除去して一次純水(純水)W2を製造する。
この一次純水W2を、非再生型混床式イオン交換装置15を備えたサブシステム4で処理する。シリカはイオン交換樹脂に吸着すると重合して、非再生型混床式イオン交換装置15中のイオン交換基に対して1%以上吸着すると重合が活発化し、この重合したシリカが微粒子として漏洩する特性を有する。そこで、非再生型混床式イオン交換装置15の処理水中のシリカ濃度を測定し、シリカ濃度が所定量以上、例えば0.2μg/L以上となるまでに要する時間(T)を予測する。この予測は、基本的にはシリカ濃度が所定量以上となるまでの非再生型混床式イオン交換装置15による累積通水時間とすればよい。例えば、非再生型混床式イオン交換装置15のイオン交換樹脂に対する一次純水W2の処理流量を実際のサブシステム4の処理流量の数倍とすることで、測定された時間に当該倍率を積することで、短時間でシリカ濃度が所定量以上となるまでに要する時間を予測することができる。
そして、安全性を考慮してこのシリカ濃度が所定量以上となるまでに要する時間よりもわずかに短い時間を非再生型混床式イオン交換装置15の交換時間(T1)として設定すればよい。具体的には、シリカ濃度が所定量以上となる予測時間(T)が14ケ月であれば交換時間(T1)を12ケ月とするなどすればよい。
その後、実機としての超純水製造装置を運転する。すなわち、まず、原水Wを凝集、加圧浮上(沈殿)、濾過(膜濾過)装置などを有する前処理システム2で処理することにより、原水W中の懸濁物質やコロイド物質を除去して前処理水W1を得る。また、この過程では高分子系有機物、疎水性有機物などの除去も可能である。
次に、一次純水装置3は、前処理水W1中の大半の電解質、微粒子等を除去して一次純水(純水)W2を製造する。
そして、この一次純水W2は、サブシステム4に供給されて、紫外線酸化装置12により一次純水W2中に含まれる微量の有機物(TOC成分)を紫外線により酸化分解し、この紫外線の照射により生じた過酸化水素を白金族金属触媒樹脂塔13で分解し、その後段の膜式脱気装置14で混入しているDO(溶存酸素)などの溶存ガスを除去する。続いて非再生型混床式イオン交換装置15で処理することで残留した炭酸イオン、有機酸類、アニオン性物質、さらには金属イオンやカチオン性物質をイオン交換によって除去する。そして、限外濾過(UF)膜16で微粒子を除去して超純水W3とし、これをユースポイント(POU)17に供給して、未使用の超純水はサブタンク11に還流する。
そして、サブシステム4による超純水W3の累積供給時間が前述した非再生型混床式イオン交換装置15の交換時間(T1)に到達したら、非再生型混床式イオン交換装置15を交換する。このような本実施形態の超純水製造装置の運転方法によれば、シリカが重合した状態で吸着した非再生型混床式イオン交換装置15で一次純水W2を処理することがないので、超純水W3のシリカ濃度を安定的に低く保持することができる。その結果、図1に示すように限外濾過(UF)膜16の出口水中の微粒子はシリカに起因する割合が高いので、微粒子数が少ない超純水W3を安定的に供給することが可能となる。例えば、シリカ濃度を0.2μg/L以下、50nm以上の微粒子数が500個/L以下の超純水W3を安定的に供給することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明してきたが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、非再生型混床式イオン交換装置15の交換時間(T1)は、一次純水W2の水質により変動するので、一次純水装置3の構成が異なる場合には、当該異なる構成の一次純水装置による一次純水W2を用いて非再生型混床式イオン交換装置15の交換時間(T1)を設定すればよい。例えば、一次純水装置3としては、逆浸透膜(RO膜)分離装置と電気脱イオン装置とを有するものであっても適用可能である。さらに、非再生型混床式イオン交換装置15のシリカ濃度としては、非再生型混床式イオン交換装置15の出口水に限らず、その直後の限外濾過(UF)膜16の出口水のシリカ濃度を用いて、シリカ濃度が所定量以上となる予測時間(T)及び交換時間(T1)を予測してもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1に示す装置構成の超純水製造装置1を作製した。なお、サブシステム4の非再生型混床式イオン交換装置15として、通常の1/5の量のイオン交換樹脂を充填したものを用意し、一次純水W2を処理することで、促進条件下で超純水W3を製造した。このシリカの限外濾過(UF)膜16の入口水及び出口水(超純水W3)中のシリカ濃度を20日ごとに6回計測するとともに、出口水(超純水W3)中の50nm以上の微粒子数を微粒子計(KラミックKS 栗田工業(株)製品名)により測定した。結果を表1に示す。
Figure 0007305960000002
表1から明らかなとおり、限外濾過(UF)膜16の入口水(非再生型混床式イオン交換装置15処理水)のシリカ濃度が5回目(100日経過時点)で0.2μg/Lを超え、これに伴い超純水W3中の50nm以上の微粒子数が大幅に上昇した。非再生型混床式イオン交換装置15のイオン交換樹脂量は1/5であるので、400日、安全性を考慮して1年(365日)ごとに非再生型混床式イオン交換装置15を交換すれば、シリカ濃度が0.2μg/L以下で50nm以上の微粒子数が500個/L以下の超純水W3を安定的に供給できることがわかる。
1 超純水製造装置
2 前処理装置
3 一次純水装置(純水製造装置)
4 二次純水装置(サブシステム)
5 タンク
6 ポンプ
7 紫外線(UV)酸化装置
8 再生式イオン交換装置
9 膜式脱気装置
11 サブタンク
12 紫外線酸化装置
13 白金族金属触媒樹脂塔
14 膜式脱気装置
15 非再生型混床式イオン交換装置
16 限外濾過(UF)膜
W 原水
W1 前処理水
W2 一次純水(純水)
W3 超純水(二次純水)

Claims (5)

  1. 一次純水装置とサブシステムとを備え、前記サブシステムが、紫外線酸化装置、膜式脱気装置、非再生式イオン交換装置及び膜式ろ過装置を有する超純水製造装置において、前記一次純水装置及び前記サブシステムに被処理水を連続して通水して超純水を製造する超純水製造装置の運転方法であって、
    前記非再生式イオン交換装置中のイオン交換基に対してシリカが1%以上吸着すると重合が活発化し、この重合したシリカが微粒子として漏洩するというシリカの特性に基づき、前記非再生式イオン交換装置の処理水中のシリカ濃度が0.2μg/L以上となるまでに要する時間を予測することと、
    該予測された前記要する時間Tよりも短い時間を前記非再生式イオン交換装置の交換時間T1として設定し、前記交換時間T1で前記非再生式イオン交換装置の交換を行うことと、を含み、
    前記予測することにおいて、前記要する時間Tは、前記処理水中のシリカ濃度が0.2μg/L以上となるまでの前記非再生式イオン交換装置による累積通水時間であって、前記非再生式イオン交換装置のイオン交換樹脂に対する一次純水の処理流量、実際の前記サブシステムの処理流量の数倍と仮定し測定された時間に当該倍率を乗じることで求めた値である、超純水製造装置の運転方法。
  2. 前記一次純水装置が、紫外線(UV)酸化装置と再生式イオン交換装置と膜式脱気装置とを有する、請求項1に記載の超純水製造装置の運転方法。
  3. 前記一次純水装置が、逆浸透膜(RO膜)分離装置と電気脱イオン装置とを有する、請求項1に記載の超純水製造装置の運転方法。
  4. 得られる超純水のシリカ濃度が0.2μg/L以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の超純水製造装置の運転方法。
  5. 得られる超純水の50nm以上の微粒子数が500個/L以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の超純水製造装置の運転方法。
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