JP7305471B2 - シャッター - Google Patents

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Description

本発明は、シャッターに係り、詳しくは、火災時等に、自動閉鎖装置の作動あるいは手動閉鎖装置の操作によってブレーキを解放することによって自重降下するシャッターカーテンを備えた防火シャッターに関するものである。
防火シャッターは、火災時に建物内に区画を形成して火災の延焼を防止するために設置される。防火シャッターは、開口部全開状態では開閉機のブレーキによってシャッターカーテンの自重降下が規制されているが、感知器が火災を検知すると、防災盤からの信号に基づいて前記ブレーキを解放することで、シャッターカーテンを全閉状態まで自重降下させて区画を形成する。
物流倉庫等において、防火シャッターを仕切り壁として全閉状態で運用する場合があるが、メンテナンス等の必要性から通常時は全閉状態にあるシャッターを、年間1~2回程度開放させたいという要望がある。
その場合、手動式開閉機を備えた手動式防火シャッター装置が設置されている場合には、開閉機の入力軸を手動で操作することで全閉状態のシャッターカーテンを開放させることになるが、例えば、特に倉庫内の開口部は大きいため、手動でシャッターカーテンを巻き上げるにはかなりの時間を要することになる。
そこで、電動開閉機を用いてシャッターカーテンを電動駆動させることが考えられるが、電動開閉機を商用電源で電動駆動させるためには、電動開閉機を電動駆動するための商用電源の敷設工事が必要となり、敷設工事には多大の費用や手間が発生することから、年間1~2回程度の開放のために商用電源を敷設することは経済的ではない。電動開閉機を駆動可能な大きさの電力を商用電源から供給するためには、それなりの太さの電線を敷設する必要があり、このことは、敷設工事の作業性や敷設コストに悪影響を及ぼす。
特許文献1には、シャッター開閉機の電源として発電機を用いることが記載されているが、通常時の電源(第1電源)である商用電源と、非常時の電源(第2電源)としての発電機とを切り替える電源切替方法を開示するものであり、通常時にはシャッター開閉機の電源として商用電源を用いることが前提となっている。
特開2018-35560
本発明は、設置コストを抑えつつ、防火シャッターのシャッターカーテンの電動開放を可能とするシャッターを提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
躯体に設置した左右のガイドレールと、
左右のガイドレール間の開口部を開閉するシャッターカーテンと、
シャッター制御盤を備えた電動開閉機と、
前記電動開閉機よりも小さい電力で動作可能な制御装置と、
前記電動開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置と、
シャッターカーテン降下時に障害物を検知して障害物検知信号を生成する障害物検知手段と、
手動閉鎖装置と、
商用電源と前記制御装置とを電気的に接続する第1配線と、
商用電源とは異なる臨時電源と電気的に接続可能な接続部と、
前記電動開閉機と前記接続部とを電気的に接続する第2配線と、
を含み、
前記制御装置は、前記第1配線を介して前記商用電源から常時供給される第1電力で動作し、火災検知信号の入力あるいは前記手動閉鎖装置からの操作に応じて前記自動閉鎖装置を作動させてシャッターカーテンを自重降下させ、障害物検知信号の入力に応じてブレーキ復帰信号を生成してブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させ、
前記電動開閉機と前記商用電源とを電気的に接続する配線は設けられておらず、前記電動開閉機は、前記臨時電源を含むいかなる電源にも電気的に接続されていない第1状態と、前記第2配線を介して前記臨時電源に接続され、臨時電源接続時に当該臨時電源から供給される第2電力で動作可能な第2状態と、を備えている、
シャッター、である。
制御装置は、前記電動開閉機よりも小さい電力で動作可能である。すなわち、第1配線を通って制御装置に供給される第1電力は、第2配線を通って電動開閉機に供給される第2電力よりも遥かに小さくてよい。言い換えると、第2配線は第1配線に比べて大きな電力(少なくとも電動開閉機を駆動可能な電力)を供給可能な電線であり、一方、第1配線は、前記制御装置を動作可能な程度の電力を供給する電線であればよく、電動開閉機を駆動可能な程度の電力を供給することはできない。第1配線は第2配線よりも細い電線でよい。また、1つの態様では、第1配線は単相100Vの電源を供給できればよく、第2配線は三相200Vの電源を供給する必要がある。商用電源を制御装置に電気的に接続する第1配線の敷設コストは比較的小さい。
本実施形態では、前記電動開閉機と前記商用電源とを電気的に接続する配線(第2配線に相当する物理的構成を備える)は設けられておらず、商用電源と電動開閉機を電気的に接続する敷設コストは発生しない。
1つの態様では、前記第1配線は、前記電動開閉機を経由せずに、前記商用電源と前記制御装置とを電気的に接続している。
1つの態様では、前記制御装置は、小容量のバッテリを備えており、停電時であっても、前記バッテリの電力を用いて、自動閉鎖装置に信号を出力可能となっている。制御装置に搭載されたバッテリは、前記第1配線を介して前記商用電源から常時供給される第1電力によって充電されている。
1つの態様では、前記第2配線は、前記躯体あるいは前記ガイドレールを介して、前記躯体の下方部位あるいは前記ガイドレールの下方部位まで延びており、前記第2配線は、前記下方部位において前記接続部を備えている。
典型的には、シャッターは、前記臨時電源を用いてシャッターカーテンの開操作を行う電動開放操作部を備えている。
1つの態様では、前記接続部と前記電動開放操作部を備えた電源接続装置を備え、
前記第2配線は、前記電動開閉機と前記電源接続装置の前記接続部を電気的に接続している。
電動開放操作部は、前記臨時電源が接続される前の状態で、シャッターに備わっている場合と、前記臨時電源が接続される前の状態のシャッターに備わっていない場合ある。
後者の場合は、臨時電源を用いる時に電動開放操作部が用意される場合であって、より具体的には、接続部とコンセント(発電機等)の間のコードに電動開放操作部が設けてあり、臨時電源が接続される場合に電動開放操作部が用意される態様、あるいは、電源接続装置に前記接続部とは別のコネクタが設けてあり、臨時電源を用いる場合に電動開放操作部を前記コネクタに接続する態様等が挙げられる。
1つの態様では、電動開放操作部からの信号線は、電動開閉機(シャッター制御盤)に電気的に接続されている。
1つの態様では、電動開放操作部から信号線は、制御装置に電気的に接続されており、制御装置を経由して、電動開閉機(シャッター制御盤)に電気的に接続されている。
シャッターは、さらに、シャッターカーテンの閉操作を行う電動閉鎖操作部を備えていてもよく、さらに、停止操作部を備えていてもよい。
1つの態様では、前記臨時電源は、発電機、電源コンセント、バッテリのいずれか1つである。
典型的には、前記臨時電源としての発電機は可搬式発電機である。
1つの態様では、電源コンセントと接続部を接続する臨時電線をコードリールを備え、前記接続部と前記コードリール本体を接続する第1臨時電線と、前記コードリールから引き出されて前記電源コンセントに接続される第2臨時電線とからなる。
1つの態様では、前記臨時電源としてのバッテリは、シャッターを開閉可能な電力を供給可能なバッテリを備えた移動体、例えば電気自動車等であってもよい。
1つの態様では、シャッターにおいて、前記電動開閉機は、通常時には前記臨時電源及び前記商用電源を含むいかなる電源にも接続されておらず、開口部を開放する時に、前記接続部に前記臨時電源を接続することで、前記電動開放操作部から開操作によってシャッターカーテンを電動上昇させるように構成されている。
1つの態様では、シャッターにおいて、前記電動開閉機は、通常時には前記臨時電源及び前記商用電源を含むいかなる電源にも接続されておらず、開口部を開放する時に、前記臨時電源と、前記臨時電源を用いてシャッターカーテンの開操作を行う電動開放操作部と、を用意し、前記接続部に前記臨時電源を接続することで、前記電動開放操作部から開操作によってシャッターカーテンを電動上昇させるように構成されている。
すなわち、臨時電源は、通常のシャッター装置の使用状態では、前記接続部に接続されておらず、開閉機に対して電力を供給可能な状態に無い電源であり、シャッターの電動駆動が必要となった時にのみ一時的に前記接続部に接続される電源である。
1つの態様では、前記シャッター装置は、通常時は開口部全閉状態あるいは開口部全開状態で使用されており、通常時において、いかなる電源(商用電源やバッテリを含む)も前記開閉機に電力供給可能な状態に無い。
1つの態様では、前記シャッター装置は、倉庫ないし工場内の仕切り壁を構成しており、通常時は開口部全閉状態で使用されている。
なお、電源接続装置に、前記電動開放操作部(例えば、開スイッチ)に加えて、電動閉鎖操作部(例えば、閉スイッチ)を設けることで、シャッターカーテンの電動降下を可能としてもよい。
本発明において、シャッターカーテン降下時に障害物を検知して障害物検知信号を生成する障害物検知手段は有線式(例えば、コードリール方式)、無線式(例えば、赤外線や電波を用いる方式)のいずれのタイプでもよい。
1つの態様では、火災検知信号、前記手動閉鎖装置からの手動閉鎖信号、障害物検知信号は、前記制御装置に入力され、これらの信号を受信した制御部は、自動閉鎖装置(ブレーキ解放機構、ブレーキ復帰機構を備える)に所定の信号を送信する。
より具体的には、制御装置(危害防止連動中継器)は、火災時には、煙感知器の検知に基づく防災盤からの信号(例えばDC24V)に基づいて作動信号(ブレーキ解放信号)を自動閉鎖装置に出力することで、自動閉鎖装置(ブレーキ解放機構)を作動させて手動開閉機のブレーキを解放し、シャッターカーテンを自重降下させて火災の延焼を防止し、シャッターカーテンの降下中に障害物を検知した場合には、障害物検知手段からの信号に基づいて、ブレーキ復帰信号を自動閉鎖装置に出力することで、自動閉鎖装置(ブレーキ復帰機構)を作動させて手動開閉機のブレーキを復帰してシャッターカーテンの降下を停止させる。障害物除去後には、制御装置4から自動閉鎖装置5に起動信号(DC24)が通電され、電動開閉機Mのブレーキが解放され、シャッターカーテン1は自重降下を再開する。
1つの態様では、 前記電動開放操作部から開放信号は、前記制御装置を経由せずに前記電動開閉機の前記シャッター制御盤に送信されるようになっており、
前記電動開放操作部からの開放操作によって、自重降下中あるいは全閉状態のシャッターカーテンの開放が可能である。
また、制御装置4に内蔵されたバッテリを用いることで、障害物検知に基づく降下中のシャッターカーテンの停止や障害物除去後の再降下を行うことができる。
本明細書において、自動閉鎖装置には、ブレーキの解放・復帰手段としての作動部が含まれ得るものとし、前記作動部は、自動閉鎖装置本体に隣接又は一体化して設けても、あるいは、自動閉鎖装置本体と離間して設けてもよい。
1つの態様では、前記電源接続装置は、前記接続部及び前記電動開放操作部が設けられた筐体を備え、前記躯体の下方部位あるいは前記ガイドレールの下方部位に設けられる。
1つの態様では、前記筐体はいわゆる操作ボックスであり、前記電動開放操作部及び前記接続部は、操作ボックスとしての筐体内(例えば、筐体内の前面部)に設けてある。
1つの態様では、前記電動開放操作部と前記接続部は、前記電動開放操作部が上側、前記接続部が下側に位置して、上下に隣接して設けてある。
なお、電源接続装置において、前記接続部と前記電動開放操作部が、別個の筐体に設けられていてもよい。
なお、接続部と電動開放操作部は必ずしも近傍に設けなくてもよい。
1つの態様では、前記躯体の下方部位には、前記手動閉鎖装置が設けてあり、前記電源接続装置は、前記手動閉鎖装置に隣接して設けられる。
1つの態様では、手動閉鎖装置は、操作ボックスとしての筐体内に設けてある。
1つの態様では、手動閉鎖装置、電源接続装置がそれぞれ独立した筐体内に設けられるが、共通する筐体内に設けてあってもよい。
本発明が採用した他の技術手段は、
躯体に設置した左右のガイドレールと、
左右のガイドレール間の開口部を開閉するシャッターカーテンと、
シャッター制御盤を備えた電動開閉機と、
前記電動開閉機よりも小さい電力で動作可能な制御装置と、
前記電動開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置と、
シャッターカーテン降下時に障害物を検知して障害物検知信号を生成する障害物検知手段と、
手動閉鎖装置と、
火災検知信号の入力あるいは前記手動閉鎖装置からの操作に応じて前記自動閉鎖装置を作動させてシャッターカーテンを自重降下させ、障害物検知信号の入力に応じてブレーキ復帰信号を生成してブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させる制御装置と、
を備えたシャッターにおける電源供給方法であって、
商用電源と前記制御装置とが第1配線により電気的に接続されており、
商用電源とは異なる臨時電源と電気的に接続可能な接続部を備え、
前記電動開閉機は前記商用電源には接続されておらず、前記電動開閉機と前記接続部とが第2配線により電気的に接続されており、
前記制御装置は、前記第1配線を介して前記商用電源から常時供給される第1電力で動作し、
前記電動開閉機は、臨時電源が前記接続部に接続された時にのみ前記第2配線を介して前記臨時電源から供給される第2電力で動作するようにした。
本発明では、電源供給により動作する制御装置及び電動開閉機を備えたシャッターにおいて、商用電源からの電源線の敷設を低コストで行うことができる制御装置の電源を商用電源とし、商用電源からの電源線の敷設が高コストである電動開閉機を商用電源とは接続せずに、必要時(例えば、通常時は全閉状態で用いられるシャッター装置を電動で開放する時)にのみ臨時電源と接続するようにしたことで、商用電源を利用して電動開閉機を駆動させるための電気配線が不要となり、電源の敷設工事の費用を抑えることができ、もって、防火シャッターの設置コストを抑えることができる。
危害防止装置を備えた防火シャッター装置の概略正面図である。 臨時電源としてのコンセントを、臨時電線を介して臨時電源接続部に接続する構成を示す図である。 複数のシャッター装置が設置された倉庫の概略平面図である。
図1を参照しつつ、危害防止装置付き防火シャッターについて説明する。図中、要素間を繋ぐ実線は電線である。図1に示すように、シャッター装置は、左右のガイドレール2の間に形成された開口部を開閉するシャッターカーテン1と、開口部の上方に設けられ、シャッターカーテン1が巻き取られる巻取シャフト(図示せず)と、開口部上方において、開口幅方向の一側に寄った部位に設けられ、巻取シャフトと伝動連結されている電動開閉機Mと、手動閉鎖装置3と、制御装置(危害防止連動中継器)4と、自動閉鎖装置5と、火災感知器6aと、防災盤6bと、制御装置4に電力を供給する商用電源と、を備えている。
防火シャッターのシャッターカーテン1は、複数枚の開口幅方向に延びる長尺状のスラットを上下に連結して構成されており、下端には座板1Aが設けてある。座板1Aは、開口部幅方向に延びる長尺状の上座板(図示せず)と、上座板の下方側に上座板に対して相対的に上下動自在に吊持された長尺状の下座板(図示せず)とからなり、座板1Aは、障害物検知手段の一構成要素である座板スイッチを備えている。
本実施形態に係る防火シャッターは、1つの態様では、通常時は開口部上方の天井裏内の巻取シャフト(図示せず)に巻装されて開口部を開放する収納姿勢にあり、開口部全開状態で火災が発生すると、火災感知器6aによって火災が感知され、防災盤6bからの火災検知信号に基づく自動閉鎖装置5の作動によって、シャッターカーテン1が、その幅方向両端部がガイドレール2の溝部に案内されながら自重降下し、シャッターカーテン1の最下端の座板1Aが着床して開口部を全閉する。
電動開閉機Mは、ブレーキ及びモータを備えた開閉機であり、電動開閉機Mの出力軸(図示せず)は、チェーンやスプロケット等の伝動要素を介して巻取シャフトと伝動連結されている。ブレーキが有効な状態では、開閉機の出力軸及び巻取シャフトの回転が規制されており、ブレーキが解放された状態では、開閉機の出力軸及び巻取シャフトの回転が可能となっている。電動開閉機Mのブレーキが解放された状態では、全開姿勢にあるシャッターカーテン1の自重降下が可能である。本実施形態では、臨時電源からの電力で電動開閉機Mを駆動することでシャッターカーテン1の電動開放が可能となっており、これについては後に詳述する。
本実施形態に係る防火シャッターの制御システムでは、制御装置(危害防止連動中継器)4を経由してシャッター制御が行われている。図1に示すように、商用電源と制御装置4は電線α1(電源線)によって電気的に接続されており、制御装置4と自動閉鎖装置5は電線α2(信号線)によって電気的に接続されており、防災盤6bと制御装置4は電線α3(信号線)によって電気的に接続されており、手動閉鎖装置3と制御装置4は電線α4(信号線)によって電気的に接続されており、コードリールCと制御装置4は電線α5(信号線)によって電気的に接続されている。
本実施形態に係る自動閉鎖装置5は、電動開閉機Mに隣接して設けられ、防災盤6bからの火災検知信号の入力あるいは手動閉鎖装置3からの手動閉鎖信号の入力によってシャッターカーテン1を自重降下させる。本実施形態では、火災検知信号、手動閉鎖信号は制御装置(危害防止連動中継器)4に入力され、火災検知信号あるいは手動閉鎖信号の入力に応じて、制御装置(危害防止連動中継器)4からブレーキ解放信号が自動閉鎖装置5に出力され、自動閉鎖装置(ブレーキ解放機構)5の作動によって電動開閉機Mのブレーキを解放して、シャッターカーテン1を自重降下させる。
シャッターカーテン1の最下端に設けた座板1Aは、座板スイッチを有しており、自重下降中のシャッターカーテン1の下方に障害物が存在する場合に、これを座板スイッチで検出し、障害物検知信号を信号線1Bによって制御装置(危害防止連動中継器)4に出力する。座板スイッチに接続される信号線1Bは、開口部上端に位置して取り付けられたコードリールC内に巻き取り方向への付勢力を保持して巻装される。
図1に示すように、防災盤6b、自動閉鎖装置5、有線式の障害物検知手段は、例えば天井裏に配設された制御装置(危害防止連動中継器)4にケーブル(電線α3、電線α2、電線α5)を介してそれぞれ電気的に接続されている。制御装置(危害防止連動中継器)4は、火災時に煙感知器6aの検知に基づく防災盤6bからの信号を受信すると、自動閉鎖装置5にブレーキ解放信号を送信して自動閉鎖装置(ブレーキ解放機構)5を作動させて電動開閉機Mのブレーキを解放してシャッターカーテン1を自重降下させる。一方、制御装置(危害防止連動中継器)4は、自重降下するシャッターカーテン1が障害物(例えば避難者)に接触して生成される障害物検知信号を受信すると、有線式の障害物検知によって、自動閉鎖装置5にブレーキ復帰信号を送信して自動閉鎖装置(ブレーキ復帰機構)5を作動させて、電動開閉機Mのブレーキを復帰させてシャッターカーテン1の自重降下を停止させる。
自動閉鎖装置5の作動について説明する。防災盤6bからの火災信号を制御装置(危害防止連動中継器)4が受信すると、制御装置4からの通電によって自動閉鎖装置(ブレーキ解放機構)5が作動して、電動開閉機Mのブレーキ部を解放させてシャッターを自重降下させて防火区画を形成する。自重降下するシャッターカーテン1の下端の座板1Aに障害物が当接した時には、座板スイッチから障害物検知信号が制御装置4に送信され、障害物検知信号を受信した制御装置4からの指令で、電動開閉機Mのブレーキが復帰する。
座板スイッチから検知信号が制御装置(危害防止連動中継器)4に送信されると、検知信号を受信した制御装置4から自動閉鎖装置5に所定時間、例えば、0.5秒から1秒程度、DC24Vが通電(ブレーキ復帰信号)されて、ブレーキ復帰機構が作動して、電動開閉機Mのブレーキが復帰する。障害物が除去されると、制御装置4は、障害物が除去されたことを、座板スイッチを介して検知する。障害物が除去されたことを検知した後、所定時間、例えば、10秒から20秒後に、制御装置4から自動閉鎖装置5に起動信号(DC24)が通電され、電動開閉機Mのブレーキが解放され、シャッターカーテン1は自重降下を再開する。
本実施形態に係る障害物検知手段は有線式であり、座板スイッチに接続される信号線1Bは、開口部上端に位置して取り付けられたコードリールC内に巻き取り方向への付勢力を保持して巻装されており、シャッターカーテン1の昇降駆動に伴って、信号線1BがコードリールCに巻き取られ、あるいは、繰り出されるようになっている。座板スイッチの具体的な構成としては、座板を上座板と下座板から構成して、上座板に対して下座板が上動することで上座板と下座板との間に設けたスイッチが入力されるもの、座板の下面にテープスイッチを設けたもの、座板を上座板と下座板から構成して、上座板に対して下座板が上動することで座板の端部に設けたリンク機構によってガイドレール内のテープスイッチが入力されるもの、等が例示される。また、障害物検知は無線方式であってもよい。
ガイドレール2の側方に位置する壁には手動閉鎖装置3が設けてある。手動閉鎖装置3は、シャッター装置の近傍の壁面において、操作し易い高さに設けた操作ボックスを備え、操作ボックスは蓋を備えており、蓋を開けることで露出する前面部の下方部位には、非常作動スイッチ30(蓋を開けずに押し操作可能)が設けてある。本実施形態に係る手動閉鎖装置3は電気式手動閉鎖装置であって、例えば、非常作動スイッチ30を押すことで、無電圧接点信号が生成されて、制御装置4からブレーキ解放信号を出力する。非常作動スイッチ30は、例えば、火災信号入力による制御作動に先立ってシャッターカーテン1を直ちに自重降下させたいような場合に用いられる。手動閉鎖装置3の前面部には、復旧ボタン(図示せず)が設けてあり、復旧ボタンを押し操作することで、制御装置4が火災モードから通常モードに復旧する。
制御装置(危害防止連動中継器)4には、商用電源からの電力が電線α1を通って常時供給されているが、通常時の商用電源とは別に停電時の制御動作を確保するために小容量のバッテリ(図示せず)が内蔵されている。バッテリは、商用電源から常時供給される電力を用いて充電されている。火災時に、停電で商用電源が遮断されるような緊急状態であっても、バッテリによって、火災検知信号に基づいて信号を出力して、自動閉鎖装置5を作動させて、シャッターカーテン1の自重降下を行えるようになっており、さらに、障害物検知に基づく自重降下中のシャッターカーテン1の停止、障害物除去後のシャッターカーテン1の再降下を行うことができる。
本実施形態に係る防火シャッター装置は、電動開閉機Mを備えるものでありながら、通常時には、電動開閉機Mはいかなる商用電源にも接続されておらず、また、電動開閉機Mを駆動可能な電力を供給できるようなバッテリを搭載していない。一般的な電動シャッターの開閉機は、通常、回路遮断器Brを介して商用電源が接続されており、商用電源から供給される電力によって駆動するようになっている。これに対して、本実施形態では、電動開閉機Mのシャッター制御盤6から延びる電線EW1´´が接続された回路遮断器Brの一次側には、商用電源は接続されておらず、電線EW1が接続されており、電線EW1は壁体(躯体)を介して下方部位まで延びており、電線EW1の端部には、接続部としてのコネクタC1が設けてある。コネクタC1には臨時電源が接続可能となっている。コネクタC1には、外部から臨時電線EW2の先端の接続部が接続可能となっており、臨時電線EW2の基端には臨時電源が接続される。
本実施形態に係るシャッター装置は、電動開放操作部(開スイッチ7A)と、接続部としてのコネクタC1と、を備えた筐体としての操作ボックスからなる電源接続装置7を備えている。本実施形態では、電動開放操作部(開スイッチ7A)と接続部(コネクタC1)は、開スイッチ7Aが上側、コネクタC1が下側に位置して、上下に隣接して設けてある。コネクタC1には臨時電源として例示する発電機Gが接続可能となっている。より具体的には、コネクタC1には、外部から臨時電線EW2の先端の接続部(コネクタC2)が接続可能となっており、臨時電線EW2の基端には臨時電源としての発電機Gが接続可能あるいは予め接続されている。本実施形態では、電源接続装置7の操作ボックスは、手動閉鎖装置3の操作ボックスに隣接して躯体(壁)に設けられる。
電動開閉機Mと、電源接続装置7の接続部(コネクタC1)は、電線EW1´、電線EW1によって電気的に接続されている。電動開閉機Mのシャッター制御盤6から延びる電線EW1´´が接続された回路遮断器Brの一次側には、商用電源は接続されておらず、電線EW1の第1端が接続されており、電線EW1は壁体(躯体)を介して下方部位まで延びており、電線EW1の第2端には、臨時電源との接続部としてのコネクタC1が設けてある。信号線である電線EW1´は、一端が電動開閉機Mのシャッター制御盤6に接続され、他端が電源接続装置7に電気的に接続されている。
1つの態様では、回路遮断器Brの一次側に接続された電線EW1は、ガイドレール2の側方の壁体内を通って、壁体の下方部位に埋設した電源接続装置7の操作ボックスまで延びており、電線EW1の第2端には電源接続装置7が電気的に接続されている。同様に、信号線である電線EW1´は、壁体内を通って延びている。電源接続装置7の操作ボックスには図示しない蓋が設けてあり、蓋を開けることで前面部70及び前面部70に設けた開スイッチ7A、コネクタC1が露出するようになっている。
上記例では、電動開閉機Mへ電力を供給する電線EW1、信号を供給する電線EW1´は壁体内を通るように設けてあるが、電線EW1、EW1´を、壁体の外面に沿って設けてもよい。また、電線EW1、EW1´を、ガイドレール2を介して開口部下方まで案内してもよい。より具体的には、電線は、ガイドレール2内を通って、または、ガイドレール2外面に沿って、ガイドレール2の下方部位まで延びており、下方部位において電線EW1の端部には外部から接続可能な接続部としてのコネクタC1が設けられる。コネクタC1はガイドレール2の外面に露出可能に設けてもよく、あるいは、ガイドレール2に電源接続装置が設けてある場合には、当該電源接続装置の前面において外部に露出可能に設けてもよい。あるいは、電線EW1は、壁体内あるいはガイドレール2内を通って、または、壁体外面あるいはガイドレール2の外面に沿って、ガイドレール2の下方部位あるいは壁体の下方部位(床面ないし床内を含む)まで延びており、電源接続装置の操作ボックス及びガイドレール2とは独立した壁体上ないし床面上あるいは床面内の部位において、外部から接続可能な接続部としてのコネクタC1を設けてもよい。
臨時電源は、電動開閉機Mへ電力を供給する電線EW1に設けた接続部(コネクタC1)に接続可能な電源であり、かつ、通常のシャッター装置の使用状態では、前記接続部(コネクタC1)に接続されておらず、電動開閉機Mに対して電力を供給可能な状態に無い電源であり、シャッターの電動駆動が必要となった時にのみ一時的に前記接続部(コネクタC1)に接続される電源である。
本実施形態では、臨時電源として可搬式の発電機Gを用意し、発電機Gの出力側にコネクタC1に接続できるコネクタC2を備えた臨時電線EW2を設けて、電源接続装置7の操作ボックスの前面部70に露出するコネクタC1に発電機Gを接続可能となっている。発電機Gは、例えば、走行ローラを備えた可動式の発電機Gであり、通常時には、適所に格納されている。
このように、電動開放操作スイッチ7Aを備えた操作ボックス内に外部から臨時電源としての発電機Gが接続可能なコネクタC1を設けることで、シャッターの開スイッチ7Aと同じ箇所で発電機Gの接続を行うことができ、発電機Gの接続、開スイッチ7Aからの操作をスムーズに行うことができる。
発電機Gに代えて、壁体に露出した電源コンセントPを臨時電源として、臨時電線EW2´を用いて、電源コンセントPと電線EW1の端部のコネクタC1を接続してもよい。1つの態様では、図2に示すように、臨時電線EW2´は、第1臨時電線EW20と、コードリール(電工ドラム)CRから引き出し可能な第2臨時電線EW21と、を備えている。第1臨時電線EW20の長さ方向一端には、コネクタ(電源接続部)C1と接続可能な第1接続部C2が設けられ、他端には第2接続部C3が設けられている。第1臨時電線EW20の第2接続部C3がコードリールCRの本体のコンセントC4に接続可能となっており、コードリール本体から延びる第2臨時電線EW21の先端の第3接続部C5が電源コンセントPに接続される。電源コンセントPを臨時電源とする場合には、必要に応じて(例えば、開閉機が200Vで動作する場合であって、電源コンセントPの電圧が200Vでない場合)、適宜、変圧器を設けて電圧を変換する。
上述のように、本実施形態において、電動開閉機Mを駆動するための電力を供給する臨時電源は、コネクタC1に接続可能な可搬式発電機Gあるいは電源コンセントP、バッテリ(例えば、移動台車に搭載されたバッテリ)であるが、これらの臨時電源は通常時(本実施形態に係るシャッター装置は通常の使用状態では開口部全開状態あるいは開口部全閉状態にある)には、コネクタC1に接続されておらず、すなわち、これらの臨時電源と電動開閉機Mとは接続されていない。
本実施形態に係るシャッター装置は、1つの態様では、通常時は、シャッター全閉状態で使用され、通常時の使用状態では、コネクタC1には、可搬式発電機あるいは電源コンセントは接続されていない。メンテナンス等の理由からシャッターを開放させる必要が生じた場合には、例えば、臨時電源として発電機Gを用意して、発電機Gから延びる臨時電線EW2のコネクタC2をコネクタC1に接続することで、発電機Gを臨時電源として電動開閉機Mに電気を供給することで、電動開閉機Mが駆動可能となり、開スイッチ7Aを押すことでシャッターカーテン1が上昇する。
1つの態様では、開スイッチ7Aの押し切り動作(開スイッチ7Aの押し操作を継続している間だけシャッターカーテン1が上昇する)によってシャッターカーテン1を上昇させる。あるいは、押し切り動作ではなく自己保持回路を用いて、開スイッチ7Aの押圧パターンによって、停止操作を行ってもよく、例えば、開スイッチ7Aの1回目の押圧によって、シャッターカーテン1が上昇を開始し、2回目の押圧によって上昇中のシャッターカーテン1を停止させるようにしてもよい。
臨時電源からの電力を用いて一旦上昇させたシャッターカーテン1を降下させる場合には、手動閉鎖装置からの操作によってシャッターカーテン1を自重降下させることができ、シャッターカーテン1の自重降下中に、障害物検知が行われた場合には、制御装置4からの信号でシャッターカーテン1の降下を停止させ、障害物非検知状態となると、自重再降下手段により停止したシャッターカーテン1が再降下して全閉状態となる。本実施形態に係るシャッターは防火シャッターであり、防災盤6bからの火災信号を制御装置(危害防止連動中継器)4が受信すると、制御装置4からの通電によって自動閉鎖装置(ブレーキ解放機構)5が作動して、電動開閉機Mのブレーキ部を解放させてシャッターを自重降下させて防火区画を形成する。本実施形態において、電動開放操作スイッチ7Aからの開放信号は、コネクタC1とシャッター制御盤6とを電気的に接続する電線EW1´を通って、電動開閉機Mのシャッター制御盤6に送信される。電動開放操作スイッチ7Aからの開放信号は、制御装置4による制御とは独立しており、火災信号の有無にかかわらず、電動開放操作スイッチ7Aからの開放信号は有効であり、シャッターカーテン1の開放が可能である。より具体的には、火災信号の生成によるシャッター自重降下中であっても、あるいは、自重降下したシャッターが全閉姿勢となった後(火災モードから通常モードとなる前)であっても、シャッターカーテン1の開放が可能である。したがって、自重降下中や全閉状態のシャッターカーテン1を上昇させたい場合(例えば、避難者が通過する十分な開口を確保したい場合)には、制御装置4が火災モード中であっても、電動開放操作スイッチ7Aを押すことで、シャッターカーテン1を上昇させることができる。これに対して、従来の電動開閉操作部(開スイッチ、閉スイッチ、停止スイッチの3点押しボタンスイッチからなる)からの信号は、制御装置4が火災モード中は無効とされる。本実施形態では電動開放スイッチ7Aの押し切り動作によってシャッターカーテン1を開放させるものであることから、避難者が開口部を通過した後に、電動開放スイッチ7Aから手を離せば、電動開閉機Mの駆動が停止して、シャッターカーテン1は再降下する。また、自重降下するシャッターカーテン1の下端の座板1Aに障害物が当接した時には、座板スイッチから障害物検知信号が制御装置4に送信され、障害物検知信号を受信した制御装置4からの指令で、電動開閉機Mのブレーキが復帰する。
本実施形態では、シャッター装置の駆動手段である電動開閉機を商用電源と接続せずに、シャッターを開放させる時のみ発電機を簡単に接続できるようにしたことで、商用電源を利用するために商用電源と電動開閉機を接続する電気配線が不要となり、電源の敷設工事の費用を抑えることができる(特に、倉庫等の現場に複数台のシャッターを設置するような場合)。本実施形態では、発電機や電源コンセントがあれば、通常時は全閉状態で用いられるシャッター装置(電動開閉機が商用電源に接続されておらず、また、バッテリも搭載されていない)を電動で開放することができ、また、1つの可搬式の発電機を用いて複数のシャッター装置の電動開放も可能である。また、本実施形態に係るシャッター装置は、バッテリを搭載しており、商用電源に電気的に接続された制御装置(危害防止連動中継器)4を備えており、シャッターカーテン1の自重降下時に障害物検知が可能であり、かつ、障害物除去後の再降下が可能である。1つの態様では、制御装置4で電力を供給する電源は単相100Vでよく、制御装置4の動作に必要な電力は小さいので、電線α1の敷設は比較的容易であり、低コストである。
本実施形態では、電源接続装置7の前面部70には、開スイッチ7A、コネクタC1のみが設けてあるが、前面部70に閉スイッチ7Bを設けてもよい(図1下図)。1つの態様では、閉スイッチ7Bからの閉鎖は開スイッチ7Aと同様に押し切り動作である。また、開スイッチ7Aに加えて、あるいは、開スイッチ7A及び閉スイッチ7Bに加えて、停止スイッチ(図示せず)を設けてもよい。
図示の態様では、手動閉鎖装置3、電源接続装置7がそれぞれ独立した筐体内に設けられているが、共通する筐体内に設けてあってもよい。例えば、非常作動スイッチ、開スイッチ、閉スイッチ、停止スイッチが共通の筐体に設けてあり、非常作動スイッチ、開スイッチ、閉スイッチ、停止スイッチからの入力信号が制御装置4に送信されるようにしてもよい。この場合、開スイッチ、閉スイッチ、停止スイッチからの入力信号が制御装置4を経由して電動開閉機(シャッター制御盤6)Mに入力され、自己保持回路によって押し切り動作を行うことなく開閉操作が可能である。
図3は、複数のシャッター装置SD1~SD12が配置された倉庫の概略平面図である。倉庫は平面視方形状の外壁を備え、外壁の1つには3つの開口部(出入口)が形成されており、各開口を開閉するように、シャッター装置SD1、SD2、SD3が設置されている。シャッター装置SD1、SD2、SD3は管理併用の電動シャッターであり、図示の態様では、これらのシャッター装置SD1、SD2、SD3は全開状態にある。
倉庫内には、開口部に離隔対向して、荷揚げ用の段差部Fが設けてあり、段差部F近傍まで搬送車が進入可能となっている。倉庫内には長手方向、短手方向に延びる壁体が設けてあり、これらの壁体には複数の開口が形成されており、各開口にはシャッター装置SD4~SD12が設置されている。図示の態様では、シャッター装置SD4、SD5、SD6、SD7、SD11、SD12が全閉状態にあり、シャッター装置SD8、SD9、SD10が全開状態にある。すなわち、シャッター装置SD4、SD5、SD6、SD7、SD11、SD12が仕切り壁を形成しており、倉庫内空間が、3つの区画に仕切られている。このように、必要に応じて、シャッター装置を選択して開放姿勢、閉鎖姿勢とすることで、倉庫内に所望の区画を形成することができる。
シャッター装置SD4~SD12は、図1に示す防火シャッターから構成されている。シャッター装置SD4~SD12の電動開閉機Mは、いかなる商用電源にも接続されておらず、また、電動開閉機Mを駆動可能なバッテリも備えていない。シャッター装置SD4~SD12の各シャッター装置の各電動開閉機Mから延びる電線EW1は、壁体あるいはガイドレール2を介して下方部位にまで延びており、電線EW1の端部にはコネクタC1が設けてある。コネクタC1は、外部から発電機Gの接続部C2が接続可能となっている。
メンテナンス等の理由から、シャッター装置SD4~SD12の開閉動作が必要となった場合には、所望のシャッター装置のコネクタC1に発電機Gの接続部C2を接続し、発電機Gを臨時電源として電動開閉機Mに電気を供給することで、電動開閉機Mが駆動可能となる。シャッター装置SD4、SD5、SD6、SD7、SD11、SD12については、開スイッチ7Aを押すことでシャッターカーテン1を上昇させる。シャッター装置SD8、SD9、SD10について、手動閉鎖装置3からの操作や疑似火災信号の入力でシャッターカーテン1を自重下降させる。また、一旦開放したシャッターカーテン1を再度閉鎖姿勢とする場合には、手動閉鎖装置3からの操作や疑似火災信号の入力でシャッターカーテン1を自重下降させ、一旦閉鎖したシャッターカーテン1を再度開放姿勢とする場合には、所望のシャッター装置のコネクタC1に発電機Gの接続部C2を接続し、開スイッチ7Aを押すことで、発電機Gを臨時電源としてシャッターカーテン1を電動開放する。図3には、臨時電源としての発電機Gに加えて、コネクタC1を、コードリールCRを備えた電線を用いて臨時電源としての電源コンセントPに接続する場合を示している。コネクタC1と電源コンセントPとを接続する臨時電線EW2´は、コネクタC1と前記コードリール本体を接続する第1臨時電線EW20と、前記コードリールから引き出されて電源コンセントPに接続される第2臨時電線EW21とからなる(図2参照)。図3では、臨時電源として発電機G、電源コンセントPを例示したが、発電機Gや電源コンセントPに代えて、例えば、移動台車に載せたバッテリを臨時電源として用いてもよい。
1 シャッターカーテン
2 ガイドレール
3 手動閉鎖装置
4 制御装置(危害防止連動中継器)
5 自動閉鎖装置
7 電源接続装置
7A 電動開放操作部(開スイッチ)
M 電動開閉機
G 発電機
C1 接続部(コネクタ)
C2 接続部(コネクタ)
EW1 電線(電源線、第2配線)
EW1´ 電線(信号線)
EW1´´ 電線(電源線)
EW2 臨時電線
α1 電線(電源線、第1配線)

Claims (4)

  1. 躯体に設置した左右のガイドレールと、
    左右のガイドレール間の開口部を開閉するシャッターカーテンと、
    シャッター制御盤を備えた電動開閉機と、
    前記電動開閉機よりも小さい電力で動作可能であり、小容量バッテリを備えている制御装置と、
    前記電動開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置と、
    シャッターカーテン降下時に障害物を検知して障害物検知信号を生成する障害物検知手段と、
    手動閉鎖装置と、
    商用電源と前記制御装置とを電気的に接続する第1配線と、
    商用電源とは異なる臨時電源と電気的に接続可能な接続部と、
    前記電動開閉機と前記接続部とを電気的に接続する第2配線と、
    前記臨時電源を用いて前記電動開閉機を駆動してシャッターカーテンの開操作を行う電動開放操作部と、
    を含み、
    前記制御装置は、前記第1配線を介して前記商用電源から常時供給される第1電力、あるいは、停電時には前記第1電力で充電された前記小容量バッテリの電力で動作し、火災検知信号の入力あるいは前記手動閉鎖装置からの操作に応じて前記自動閉鎖装置を作動させてシャッターカーテンを自重降下させ、障害物検知信号の入力に応じてブレーキ復帰信号を生成してブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させ、障害物が除去されたことを前記障害物検知手段を介して検知すると、所定時間後に前記自動閉鎖装置を作動させてシャッターカーテンを再自重降下させ、
    前記電動開閉機と前記商用電源とを電気的に接続する配線は設けられておらず、前記電動開閉機は、前記臨時電源を含むいかなる電源にも電気的に接続されていない第1状態と、前記第2配線を介して前記臨時電源に接続され、臨時電源接続時に当該臨時電源から供給される第2電力で動作可能な第2状態と、を備えている、
    シャッター。
  2. 前記電動開放操作部は、臨時電源を用いてシャッターカーテンの開操作を押し切り動作で行うものであり、
    前記電動開放操作部から開放信号は、前記制御装置を経由せずに前記電動開閉機の前記シャッター制御盤に送信されることで、前記電動開放操作部からの開放信号は前記制御装置による制御とは独立しており、火災時に、前記電動開放操作部からの押し切り動作によって前記電動開閉機を駆動することで、自重降下中あるいは全閉状態のシャッターカーテンの開放が可能であり、前記電動開放操作部から手を離すと、前記電動開閉機の駆動が停止して、シャッターカーテンが再自重降下するようになっている、
    請求項1に記載のシャッター。
  3. 前記第2配線は、前記躯体あるいは前記ガイドレールを介して、前記躯体の下方部位あるいは前記ガイドレールの下方部位まで延びており、前記第2配線は、前記下方部位において前記接続部を備えている、
    請求項1、2いずれか1項に記載のシャッター。
  4. 前記臨時電源は、発電機、電源コンセント、バッテリのいずれか1つである、
    請求項1~いずれか1項に記載のシャッター。
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