JP7304248B2 - 杭頭接続構造及び杭頭接続構造の施工方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施例1の杭頭接続構造を示す断面図である。図2は、実施例1の鉄筋籠を示す斜視図である。図3は、実施例1の接続枠材と内側引張鉄筋と外側引張鉄筋を示す分解斜視図である。図4及び図5は、実施例1の仮固定部材を説明する斜視図である。以下、図1~図5に基づいて、実施例1の杭頭接続構造の構成を説明する。
図2に示すように、鉄筋籠10は、コンクリート体30の外径と略同じ外径の補強リング11と、補強リング11に接続された外周筋としての主筋12と、主筋12に取り付けられたフープ筋(あばら筋)13と、を備える。
図3に示すように、接続部材20は、リング状の接続枠材21と、接続枠材21の内側に取り付けられた内側引張鉄筋22と、接続枠材21の外側に取り付けられる外側引張鉄筋23と、を備える。
場所打ちコンクリート杭1が構築される過程で、接続枠材21と補強リング11とが、仮固定部材25によって、仮固定される。場所打ちコンクリート杭1の杭頭とフーチング5とが接続された状態では、仮固定部材25は、撤去されている。
図6は、実施例1の鉄筋籠設置工程を説明する図である。図7は、実施例1の仮固定工程を説明する図である。図8は、実施例1のコンクリート打設工程を説明する図である。図9は、実施例1のはつり工程を説明する図である。図10は、実施例1の仮固定部材撤去工程を説明する図である。図11は、実施例1の外側引張鉄筋取付工程を説明する図である。図12は、実施例1の基礎部構築工程を説明する図である。以下、図6~図12に基づいて、実施例1の杭頭接続構造の施工方法を説明する。
図6に示すように、鉄筋籠設置工程では、例えばクレーンを使用して、地盤3に形成された掘削孔3aに鉄筋籠10を挿入して設置する。また、掘削孔3aに鉄筋籠10が設置された状態で、外側引張鉄筋23が取り付けられていない状態の接続部材20を、鉄筋籠10の内側に挿入して設置する。すなわち、内側引張鉄筋22を、主筋力骨11bと内側力骨11cとの間のスペースから挿入して、接続枠材21を、4つの支持ブラケット11dの上端に載置する。
図7に示すように、仮固定工程では、仮固定部材25によって、接続枠材21を補強リング11に仮固定する。
図8に示すように、コンクリート打設工程では、トレミー管91を、内側力骨11cの内側に挿入して、コンクリートを打設する。
図9に示すように、はつり工程では、スタンドパイプ(ケーシング)4を撤去して、根切りを行う。また、ワイヤーソー等の工具Gや静的破砕材を使用して、杭頭の余盛コンクリート32を接続枠材21の外周面が剥き出しになるように除去してはつり面35を形成する。この際、接続枠材21の内側には、小径コンクリート体31が形成される。
はつり面35とは、余盛コンクリート32が除去されたコンクリート体30の上面であり、接続枠材21の外側の面である。
図10に示すように、仮固定部材撤去工程では、仮固定部材25を撤去する。
図11に示すように、外側引張鉄筋取付工程では、接続枠材21の外側に、例えば溶接によって、外側引張鉄筋23を取り付ける。外側引張鉄筋23は、図12に示す基礎梁6の配筋6aの邪魔にならない位置に配置される。
図12に示すように、はつり面35上にフーチング5の下面が接合するように、フーチング5と基礎梁6を構築する。この際、接続枠材21と外側引張鉄筋23は、フーチング5に埋設される。また、根切りを行った部分に土砂3Aを埋め戻す。また、フーチング5の上に、柱7を構築する。以上の工程を経て、杭頭接続構造が施工される。
図13~図15は、杭頭接続構造とその施工方法の作用を説明する図である。以下、実施例1の杭頭接続構造とその施工方法の作用を説明する。
3a 掘削孔
5 フーチング(基礎部の一例)
6 基礎梁(基礎部の一例)
10 鉄筋籠
11 補強リング
11c 内側力骨(開口の一例)
12 主筋(外周筋)
21 接続枠材
22 内側引張鉄筋
23 外側引張鉄筋
25 仮固定部材
30 コンクリート体
35 はつり面
Claims (7)
- 場所打ちコンクリート杭の杭頭と基礎部とを接続する杭頭接続構造であって、
地中に配置されるコンクリート体と、
前記コンクリート体の内部に配置される鉄筋籠と、
前記コンクリート体から上方に延在して前記基礎部に埋設される、前記鉄筋籠の外周筋より、前記場所打ちコンクリート杭の軸心側に配置される接続枠材と、
前記接続枠材の内側から下方に延在して前記コンクリート体に埋設される内側引張鉄筋と、
前記接続枠材の外側から上方に延在して前記基礎部に埋設される外側引張鉄筋と、を備え、
前記接続枠材の外側には、前記コンクリート体と前記基礎部に跨る鉄筋を有しないとともに、
前記外側引張鉄筋は、前記接続枠材の周方向で、前記内側引張鉄筋に依存しない位置に取り付けられる
ことを特徴とする、杭頭接続構造。 - 場所打ちコンクリート杭の杭頭と基礎部とを接続する杭頭接続構造であって、
地中に配置されるコンクリート体と、
前記コンクリート体の内部に配置される鉄筋籠と、
前記コンクリート体から上方に延在して前記基礎部に埋設される、前記鉄筋籠の外周筋より、前記場所打ちコンクリート杭の軸心側に配置される接続枠材と、
前記接続枠材の内側から下方に延在して前記コンクリート体に埋設される内側引張鉄筋と、
前記接続枠材の外側から上方に延在して前記基礎部に埋設される外側引張鉄筋と、を備え、
前記接続枠材の外側には、前記コンクリート体と前記基礎部に跨る鉄筋を有しないとともに、
前記鉄筋籠の上端には、前記コンクリート体の外径と略同じ外径の補強リングを備え、
前記補強リングと、前記接続枠材とは、接合されていない
ことを特徴とする、杭頭接続構造。 - 前記鉄筋籠の上端には、前記コンクリート体の外径と略同じ外径の補強リングを備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の杭頭接続構造。 - 前記補強リングと、前記接続枠材とは、接合されていない
ことを特徴とする、請求項3に記載の杭頭接続構造。 - 前記補強リングには、略中央に開口を備える
ことを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の杭頭接続構造。 - 場所打ちコンクリート杭の杭頭と基礎部とを接続する杭頭接続構造の施工方法であって、
鉄筋籠を掘削孔に挿入して設置する鉄筋籠設置工程と、
前記鉄筋籠の外周筋より、前記場所打ちコンクリート杭の軸心側に、前記鉄筋籠から上方に突出するように配置される接続枠材であって、前記接続枠材の内側から下方に延在する内側引張鉄筋が取り付けられた前記接続枠材を、前記鉄筋籠に仮固定する仮固定工程と、
前記掘削孔にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
前記接続枠材の外周が剥き出しになるように、前記杭頭の余盛コンクリートを除去してはつり面を形成するはつり工程と、
前記接続枠材の外側に、上方に延在する外側引張鉄筋を取り付ける外側引張鉄筋取付工程と、
前記はつり面に接合した前記基礎部を構築する基礎部構築工程と、を含む
ことを特徴とする、杭頭接続構造の施工方法。 - 前記仮固定工程では、前記接続枠材は、前記鉄筋籠の上端に取り付けられた補強リングに、仮固定部材によって仮固定され、
前記はつり工程の後に、前記仮固定部材を撤去する仮固定部材撤去工程を含む
ことを特徴とする、請求項6に記載の杭頭接続構造の施工方法。
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