JP7303997B2 - 印刷装置、印刷処理プログラム、及び、印刷処理方法 - Google Patents

印刷装置、印刷処理プログラム、及び、印刷処理方法 Download PDF

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本発明は、印刷ジョブに基づく印刷を行う印刷装置、印刷処理プログラム、及び、印刷処理方法に関する。
従来、コンピュータネットワークに接続された複数のクライアントから供給された印刷データを、プリンタ装置で印刷処理する印刷システムがある。
このような印刷システムでは、複数のクライアントから同時に印刷データが供給された場合に、緊急に処理を必要とする印刷データについては待ち時間なく印刷処理を行えることが望まれる。
上記に対応し、特許文献1には、複数のクライアントから同時に印刷データが供給された場合に、優先順位が高いことを示すコマンドが付された印刷データを、他の印刷データよりも優先的に処理する技術が開示されている。
特開平11-134139号公報
ところで、印刷装置においては、インクやトナーやシート等の消耗品が時々刻々と消費されるため、それら消耗品が不足気味となっている状態があり得る。この状態で、複数の外部機器から順次印刷ジョブを受信したとき、上記消耗品の量が、先行して受信した印刷ジョブを実行するのには足りないが、その後に受信した印刷ジョブを実行するのには足りる場合があり得る。
この場合、そのままでは、消耗品が補充されて先行の印刷ジョブが実行完了しない限り、後続の印刷ジョブを実行できない。したがって、2つの印刷ジョブの順番を入れ替え、後続の印刷ジョブを先に実行することができれば便利である。
しかしながら、上記従来技術では、上記消耗品の量の変動については特に配慮されておらず、仮に前述のように優先度を高く設定した印刷ジョブであっても、印刷装置にある消耗品の量が当該印刷ジョブの実行に足りなければ実行できないという問題があった。さらに、その消耗品の量が、その後の印刷ジョブの実行に足りていたとしても、その印刷ジョブについても実行できないという問題があった。
本発明の目的は、変動する消耗品の量に対応しつつ複数の印刷ジョブを能率よく処理できる、印刷装置、印刷処理プログラム、及び印刷処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、シートに印刷を行う印刷部と、複数の印刷ジョブを順次受信する第1インタフェースと、前記複数の印刷ジョブに対しそれぞれ関連づけられ、各印刷ジョブの実行時に消費する消耗品の量を示す消費量指標をそれぞれ含む、複数の付帯コマンドを順次受信する、前記第1インタフェースとは異なる第2インタフェースと、制御部と、を有する印刷装置であって、前記制御部は、前記印刷装置における前記消耗品の残量又は消費量を取得する取得処理と、前記第2インタフェースにより受信された前記複数の付帯コマンドそれぞれに含まれる前記消費量指標から、各付帯コマンドに対応する前記印刷ジョブの実行時における前記消耗品の必要量をそれぞれ算出する算出処理と、各印刷ジョブごとに、前記算出処理で算出した前記消耗品の必要量を、前記取得処理での取得結果に対応した前記消耗品の残量と比較する比較処理と、前記比較処理での比較結果に基づき、前記第2インタフェースにより先行して受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第1付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第1偏差が、所定のしきい値以上であるか否かを判断し、前記第1偏差が前記しきい値以上であると判断されない場合には、前記第1付帯コマンドよりも後に受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第2付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第2偏差が、前記しきい値以上であるか否かを判断し、前記第2偏差が前記しきい値以上であると判断された場合には、前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブに基づく印刷を前記印刷部に実行させる、印刷処理と、を実行することを特徴とする。
本願発明の印刷装置は、印刷部と、第1インタフェースと、第2インタフェースと、制御部と、を有する。第1インタフェースにより、複数の印刷ジョブが順次受信される。各印刷ジョブにはそれぞれ付帯コマンドが関連付けられており、複数の印刷ジョブにそれぞれ対応する複数の付帯コマンドが、第2インタフェースにより順次受信される。各付帯コマンドには消費量指標が含まれている。消費量指標には、当該付帯コマンドが関連付けられた印刷ジョブを実行する時に消費するであろう、消耗品の量が示されている。
制御部は、取得処理、算出処理、及び比較処理を実行する。取得処理では、印刷装置における消耗品の残量又は消費量が取得される。算出処理では、上記第2インタフェースにより受信された各付帯コマンドの上記消費量指標を用いて、当該付帯コマンドに対応する印刷ジョブを実行する際の消耗品の必要量が算出される。
そして、比較処理において、その算出された消耗品の必要量と、前述の取得結果に基づく上記消耗品の残量とが、比較される。例えば印刷装置における上記消耗品の残量が上記消耗品の必要量を大きく上回っていれば、当該必要量に対応する印刷ジョブを印刷装置において実行可能とみなすことができるためである。
制御部は、上記に基づき、まず、上記消耗品の残量が、先行して受信された第1付帯コマンドに係わる上記消耗品の必要量を所定量だけ上回っているかどうかを判断する。具体的には、上記消耗品の残量から上記第1付帯コマンドに係わる上記消耗品の必要量を差し引いた第1偏差が、所定のしきい値以上であるか否かが判断される。しきい値以上でなかった場合には、印刷装置内の消耗品の量が、先行して受信された第1付帯コマンドに対応する印刷ジョブを実行するには不十分であり、当該印刷ジョブを実行不可能であるとみなされる。
その場合、制御部は次に、上記消耗品の残量が、後から受信された第2付帯コマンドに係わる上記消耗品の必要量を所定量だけ上回っているかどうかを判断する。具体的には、上記消耗品の残量から上記第2付帯コマンドに係わる上記消耗品の必要量を差し引いた第2偏差が、所定のしきい値以上であるか否かが判断される。そして、しきい値以上であった場合には、印刷装置内の消耗品の量が、第1付帯コマンドの後に受信された第2付帯コマンドに対応する印刷ジョブを実行するには十分であり、当該印刷ジョブを実行可能であるとみなされる。これにより、その後の印刷処理において、印刷部によって、上記第2付帯コマンドに対応した印刷ジョブに基づく印刷が実行される。
本願発明においては、印刷装置内の消耗品の量が、先に付帯コマンドを受信した印刷ジョブの実行に足りなくても、後から付帯コマンドを受信した印刷ジョブの実行に足りる場合には、順番を入れ替える形で後続の付帯コマンドに係わる印刷ジョブを先に実行する。この結果、受信した複数の印刷ジョブを、印刷処理における消耗品の量の変動に対応しつつ、能率よく処理することができる。
本発明によれば、変動する消耗品の量に対応しつつ、複数の印刷ジョブを能率よく処理することができる。
本発明の一実施形態による印刷システムに備えられる、PC及び複合機の構成を示すブロック図である。 ネットワークを介する通信形態を表す説明図である。 SNMPプロトコルを用いた通信を説明する機能ブロック図である。 先行コマンドの構成の一例を表す説明図である。 複数のPCから送信された先行コマンドが順次受信される挙動を表す説明図である。 先行コマンドに含まれる消費量指標に応じて、各PCに対し、印刷ジョブ保留通知又は印刷ジョブ送信要求を送信する挙動を表す説明図である。 印刷ジョブ送信要求を送信した複数のPCから、印刷ジョブが順次受信される挙動を表す説明図である。 複合機のCPUによって実行される制御手順を表すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る印刷システム1を図1に示す。
<印刷システムの概要>
印刷システム1は、複数、この例では3台の端末10A,10B,10Cと、印刷装置の一例としての複合機50と、を備えている。なお、端末10A,10B,10Cは、例えばパソコン、スマートフォン、等の外部情報端末であり、以下適宜、単に「PC10A,10B,10C」と称する。また、これらPC10A,10B,10Cは、この例では互いに同一の構成であり、これらを区別しない場合は、以下、単に「PC10」と総称する。各図の図示においても同様である。
PC10は、印刷ジョブを生成し、複合機50に印刷ジョブを送信する。複合機50は、シートに画像を形成するプリント機能、原稿を読み取りスキャンデータを生成するスキャナ機能等を有する。複合機50は、PC10から送信される上記印刷ジョブに応じてシートに画像を形成する印刷処理を実行する。なお、以下適宜、シートに画像を形成することを「印刷」と称する。
PC10A,10B,10Cと複合機50とはネットワーク40を介して接続されており、印刷ジョブはネットワーク40を介してPC10A,10B,10Cから複合機50へ送信される。なお、ネットワーク40は、具体的には、例えばLANである。なお、印刷システム1は、上述の例に限らず、PC10及び複合機50がネットワーク40を介して不図示の情報管理サーバに接続され、当該情報管理サーバを介して印刷ジョブを送受信する構成であってもよい。
次に、PC10及び複合機50の詳細構成について、上記図1を用いて説明する。
<PC10A,10B,10Cの全体構成>
PC10A,10B,10Cは、CPU12と、メモリ14と、ディスプレイI/F15と、LCD16と、入力I/F18と、ネットワークI/F20A,20Bと、USB I/F21と、を備えている。これらの構成要素は、バス22を介して互いに通信可能である。
<CPU12>
CPU12は、メモリ14内のアプリケーションプログラム26、プリンタドライバ28、及びオペレーティングシステム32に従って処理を実行する。なお、オペレーティングシステムを以下適宜、「OS」と略称する。各図の図示においても同様である。アプリケーションプログラム26は、例えば文書作成プログラム等であり、作成されたデータは複合機50にて印刷可能に構成されている。
プリンタドライバ28は、複合機50のデバイスドライバであり、複合機50に応じた印刷ジョブを作成する。OS32は、アプリケーションプログラム26及びプリンタドライバ28に利用される基本的な機能を提供するプログラムである。
なお、以下適宜、アプリケーションプログラム26等を実行するCPU12のことを、単にプログラム名で記載する。その場合、例えば、「アプリケーションプログラム26が」という記載は、「アプリケーションプログラム26を実行するCPU12が」ということを意味する。後述する、プリンタプログラム59においても同様である。
<メモリ14>
メモリ14は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、CPU12が備えるバッファ、等が組み合わされて構成されている。
メモリ14には、設定情報29が記憶されている。設定情報29は、例えばプリンタドライバ28がPC10にインストールされた際に作成される。設定情報29には印刷ポート情報等が含まれる。印刷ポート情報には、複合機50を特定する識別情報、複合機50との接続形態の情報、及び通信に使用されるプロトコルの情報、等が含まれる。
メモリ14は、データ記憶領域34を備える。データ記憶領域34は、アプリケーションプログラム26等の実行に必要なデータ等を記憶する領域である。また、メモリ14には、PC10をSNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャとして機能させるためのSNMPマネージャプログラム27が記憶されており、PC10はSNMPマネージャとして機能する。
なお、メモリ14は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。
インターネット上のサーバ等からダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体である。しかし、この信号媒体は、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。後述する複合機50のメモリ58についても同様である。
<LCD16及び入力I/F18>
LCD16は、PC10の各種情報を表示する。LCD16は、ディスプレイI/F15を介してバス22に接続され、ディスプレイI/F15を介して表示データを取得する。
入力I/F18は、キーボード、マウス等を含み、ユーザ操作を入力するためのインタフェースである。なお、入力I/F18は、LCD16の表示画面に重畳されたタッチセンサでも良い。
<ネットワークI/F20及びUSB I/F21>
ネットワークI/F20A,20Bは、それぞれ、例えば不図示のLANレセプタクル及び無線LANの送受信部等を有する。ネットワークI/F20A,20Bは、有線LAN及び無線LAN等のネットワーク40を介したTCP/IPプロトコルを用いた通信を行う、内部的なインタフェース、例えばポートである。上記内部的なインタフェースに代えて、同等の機能を果たす端子等の物理的なインタフェースによって構成してもよい。なお、以下適宜、これら2つのネットワークI/F20A,20Bを区別しない場合は、単に「ネットワークI/F20」と総称する。
USB I/F21は、USBレセプタクルを有し、例えばUSB2.0等のUSB規格に従った通信を行う物理的なインタフェース、例えばUSB端子である。
<複合機50の全体構成>
複合機50は、第1インタフェースの一例としてのネットワークI/F51Aと、第2インタフェースの一例としてのとしてのネットワークI/F51Bと、制御部の一例としてのCPU52と、を備える。また複合機50は、ディスプレイI/F53と、LCD54と、入力I/F55と、USB I/F57と、メモリ58と、印刷部63と、スキャナ部64と、を備えている。これらの構成要素は、バス56を介して互いに通信可能である。
<CPU52>
CPU52は、メモリ58内のプリンタプログラム59に従って処理を実行する。プリンタプログラム59は、複合機50を統括的に制御するプログラムである。またプリンタプログラム59は、例えば後述の図8のフローチャートに示す各処理を実行するための、印刷処理プログラムが含まれる。プリンタプログラム59は、印刷部制御モジュール60を含む複数のモジュールにより構成されている。印刷部制御モジュール60は、主に印刷ジョブに従って、印刷部63を制御する機能を有する。
<メモリ58>
メモリ58は、RAM、ROM、NVRAM等が組み合わされて構成されている。
メモリ58には、複合機50をSNMPエージェントとして機能させるためのSNMPエージェントプログラム65が記憶されており、複合機50はSNMPエージェントとして機能する。またメモリ58には、Webサーバとして機能させるためのプログラムである不図示のEWS(Embedded Web Server)プログラムが記憶されており、複合機50はWebサーバとしても機能する。
またメモリ58は、データ記憶領域62を備える。データ記憶領域62は、プリンタプログラム59の実行に必要なデータ等を記憶する領域である。
さらにメモリ58には、MIB(Management information base)61が記憶されている。MIB61は、メモリ58内の各種記憶領域へのデータアクセスに関するインタフェースとしての機能を有する。例えば、MIB61に対して、あるデータの取得要求が来た場合には、MIB61は、該当するデータが保存された記憶領域から当該データを取得して、取得要求の送信元へと出力する。また例えば、MIB61に対して、あるデータの設定要求が来た場合には、MIB61は、該当する記憶領域に対し受け取った当該データを書き込む。
<ネットワークI/F51及びUSB I/F57>
ネットワークI/F51A,51Bは、それぞれ、例えば不図示のLANレセプタクル及び無線LANの送受信部等を有する。ネットワークI/F51A,51Bは、有線LAN及び無線LAN等のネットワーク40を介したTCP/IPプロトコルを用いた通信を行う、内部的なインタフェース、例えばポートである。上記内部的なインタフェースに代えて、同等の機能を果たす端子等の物理的なインタフェースによって構成してもよい。なお、以下適宜、これら2つのネットワークI/F51A,51Bを区別しない場合は、単に「ネットワークI/F51」と総称する。ネットワークI/F51は、ネットワーク40を通じ、PC10のネットワークI/F20と通信可能となっている。
USB I/F57は、USBレセプタクルを有し、例えばUSB2.0等のUSB規格に従った通信を行う物理的なインタフェース、例えばUSB端子である。
<印刷部63及びスキャナ部64>
印刷部63は、不図示のヘッド、複数のノズル、及びノズルを覆うキャップ等を有している。ヘッドにはノズルが取り付けられており、不図示のインクカートリッジから供給されるインクがノズルからシートに向けて吐出され、シートに画像が形成され印刷が行われる。複合機50が待機状態である時にはノズルがキャップに覆われた状態である。これにより、インクの不要な乾燥が抑制される。印刷待機状態では、キャップが移動され、ヘッドのノズルが露出される。
また印刷部63には、消耗品センサSEが設けられる。消耗品センサSEは、消耗品の一例としての上記インクや上記シートの残量を公知の手法により検出し、対応する残量情報を出力する。なお、上記消耗品の残量に代え、消耗品センサSEが消耗品の消費量を公知の手法により検出し、対応する消費量情報を出力してもよい。
スキャナ部64は、例えばイメージセンサ等を有し、原稿に印刷された画像を読み取ってスキャンデータを生成する。
<LCD54及び入力I/F55>
LCD54は、ディスプレイI/F53を介してバス56に接続されている。LCD54は、ディスプレイI/F53を介して表示データを取得し、複合機50の各種情報を表示する。
入力I/F55は、ユーザ操作を入力するためのインタフェースであり、適宜の操作ボタン等を有する。
<PC10と複合機50との通信>
次に、図2を用いて、PC10と複合機50とでネットワーク40を介して行われる通信について説明する。
<論理的インタフェース>
PC10は、論理的なインタフェースとして、Port9100 I/F71Aと、LPR I/F72Aと、IPP I/F73Aと、SNMP I/F74Aと、を備えている。複合機50は、論理的なインタフェースとして、Port9100 I/F71B、LPR I/F72B、IPP I/F73B、及びSNMP I/F74Bを備えている。
<印刷ジョブ用のインタフェース>
Port9100 I/F71Aは、Port9100プロトコルによってPort9100 I/F71Bと通信を行う。LPR I/F72Aは、LPRプロトコルによってLPR I/F72Bと通信を行う。IPP I/F73Aは、IPPプロトコルによってIPP I/F73Bと通信を行う。これらPort9100 I/F71A,71Bと、LPR I/F72A,72Bと、IPP I/F73A,73Bとは、印刷ジョブの送受信が行われるインタフェースである。PC10の上記ネットワークI/F20Aは、複合機50の上記ネットワークI/F51Aと接続されており、上記の各通信は、ネットワークI/F20A,51Aを介して行われる。
Port9100 I/F71A、LPR I/F72A、及びIPP I/F73Aと、プリンタドライバ28とのデータの送受は、プリンタドライバ28の依頼に基づき、OS32によって行われる。
<先行コマンド及び先行コマンド用のインタフェース>
PC10は、印刷ジョブを複合機50に送信するのに先立って、付帯コマンドの一例としての先行コマンドを複合機50に送信する。先行コマンドは、複合機50に印刷処理の準備動作の実行を指示するものである。準備動作とは、具体的には、印刷部63のノズルを覆うキャップを移動させ、ノズルを露出させるアンキャップ動作等である。先行コマンドが送信されることにより、印刷ジョブの送信から最初の一枚目のシートが印刷されるまでの時間を短縮することができる。
SNMP I/F74A,74Bは、上記印刷ジョブに付帯する上記先行コマンドのやり取りと、MIB61に対する情報の要求及び応答のやり取りと、等を行うインタフェースである。SNMP I/F74Aは、SMNPプロトコルによってSNMP I/F74Bと通信を行う。PC10の上記ネットワークI/F20Bは、複合機50の上記ネットワークI/F51Bと接続されており、上記の通信は、上記ネットワークI/F20A,51Aと異なる上記ネットワークI/F20B,51Bを介し行われる。
SNMP I/F74Aとプリンタドライバ28とのデータの送受は、プリンタドライバ28によって行われる。
<SNMP I/F74Bにおける情報受信処理>
図3に示すように、複合機50は、上記印刷部制御モジュール60の実行等により機能的に実現される印刷制御部81を有し、印刷部63の動作は印刷制御部81によって制御される。
複合機50では、ネットワークI/F51B及びSNMP I/F74Bを介して受信する情報に応じ、上記CPU52により、上記印刷制御部81に対する指示の出力、MIB61を介した情報の書き込み、MIB61を介した情報の読み出し、等が行われる。
ネットワークI/F51Bを介しSNMP I/F74Bで受け付けられMIB61を介しメモリ58内の適宜の記憶領域へと書き込まれる情報としては、上記先行コマンド、EWS用の情報、及びTelnetの情報、等がある。なお、これらの情報は、受け付けた順番に、順次CPU52により処理される。よって、例えば複数のPC10の接続時に、接続された複数のPC10それぞれから複数の先行コマンドが順次受信された場合は、先行する先行コマンドの処理が終了するまで、後続の先行コマンドの処理は待機される。なお、これらの処理は、プリンタプログラム59をCPU52が実行すること等により実現される。
<実施形態の背景>
上記印刷システム1のように1台の複合機50に対し複数のPC10が接続され、それら複数のPC10からの印刷ジョブを複合機50が受信した場合には、通常、その受信した順に印刷ジョブが処理される。
ところが、複合機50では、前述したインクやシート等の消耗品が時々刻々と消費されるため、それら消耗品が不足気味となっている状態があり得る。この状態で、上記のように複数のPC10から順次印刷ジョブを受信したとき、上記消耗品の量が、先行して受信した印刷ジョブを実行するのには足りないが、その後に受信した印刷ジョブを実行するのには足りる場合があり得る。この場合、そのままでは、上記消耗品が補充されて先行の印刷ジョブが実行完了しない限り、後続の印刷ジョブを実行できない。したがって、上記2つの印刷ジョブの順番を入れ替え、後続の印刷ジョブを先に実行することができれば便利である。
<実施形態の手法の概要>
本実施形態は、上記に対応するために、上記先行コマンドに基づいて各印刷ジョブの実行に必要な消耗品の量を算出し、その算出した量と複合機50に残る当該消耗品の量との比較結果に応じて、印刷ジョブの実行順序を入れ替える。以下、一例として消耗品が上記インクである場合を例にとり、上記実施形態の手法の詳細を順を追って説明する。
<先行コマンド>
本実施形態における上記先行コマンドの構成の一例を図4に示す。
図4に示すように、本実施形態の先行コマンドは、ヘッダ部分、フッタ部分、及び、印刷ジョブとの対応付けを行うためのJOB ID以外に、JOB IDで対応付けられる上記印刷ジョブの実行時に消費するインクの量を示す、消費量指標が含まれている。消費量指標は、この例では、当該印刷ジョブの実行時における解像度情報、色情報、用紙タイプ情報、用紙サイズ情報、部数情報、両面情報、及び印字品質情報、が含まれている。
<インク必要量の算出>
上記消費量指標に含まれる上記解像度情報は、印刷ジョブに対し設定されている解像度の値を表す。上記用紙サイズ情報は、印刷ジョブの印刷対象として設定されている上記シートのサイズを表し、例えばA4サイズ、B5サイズ、A3サイズ、B4サイズ、等が設定されている。これら解像度及びシートのサイズにより、シート1ページに形成するドット数が複合機50のCPU52によって算出される。
用紙タイプ情報は、印刷ジョブの印刷対象として設定されている上記シートの種類を表し、例えば普通紙、光沢紙、等が設定されている。上記印字品質情報は、印刷ジョブの実行時における印字品質を表し、例えば普通モード、精密モード、等が設定されている。これらシートの種類及び印字品質により、CPU52によって、1ドットに対し消費するインクの液適量が算出される。
上記両面情報は、印刷ジョブの印刷時に、各シートに対する両面印刷の有無を表している。前述のようにして算出したドット数及び液適量により、シート1ページごとに必要なインクの量がCPU52によって算出され、その算出されたインクの量と当該印刷ジョブで指定されたページ数と上記両面印刷の有無とにより、当該印刷ジョブで作成される印刷物1部あたりに必要なインクの量がCPU52によって算出される。
上記部数情報は、印刷ジョブで作成される印刷物の部数を表し、色情報は、印刷ジョブで使用されるインクの色を表している。上記算出された印刷物1部あたりに必要なインクの量と、上記の部数とインクの色とに基づき、当該印刷ジョブの実行に必要なインクの色とインクの量がCPU52によって算出される。なお、以下適宜、この印刷ジョブの実行に必要なインクの量を「インク必要量」と称する。
<インク残量との比較>
前述したように、消耗品センサSEの検出結果に基づき、インクの残量情報又は消費量情報がCPU52において取得される。これらの情報に基づく複合機50におけるインクの残量が、前述のようにして先行コマンドに基づき算出された、印刷ジョブ実行時のインク必要量と比較される。上記インク残量が、印刷ジョブ実行時の上記インク必要量よりも十分に多い場合には、CPU52は当該印刷ジョブを実行可能と判断し、当該印刷ジョブの送信要求を、対応する先行コマンドの送信元のPC10へと送信する。上記インク残量が、印刷ジョブ実行時の上記インク必要量に対し十分に多くない場合には、CPU52は当該印刷ジョブを実行不可能と判断し、当該印刷ジョブの保留通知を、対応する先行コマンドの送信元のPC10へと送信する。
<具体例>
上述した本実施形態による手法の具体例を、図5~図7を用いて説明する。
<先行コマンドCa~Ccの順次受信>
図5は、上記PC10A,10B,10Cが、印刷ジョブA、印刷ジョブB、印刷ジョブCをそれぞれ保持しており、各印刷ジョブA~Cにそれぞれ対応する先行コマンドCa、先行コマンドCb、先行コマンドCcを複合機50へ送信した例を示している。特にこの例では、PC10Aからの上記先行コマンドCaがまず最初に送信され、その後にPC10Bからの上記先行コマンドCbが送信され、最後にPC10Cからの上記先行コマンドCcが送信されている。なお受信した先行コマンドCa~Ccは、前述のようにMIB61を介しメモリ58の上記記憶領域へと書き込まれて保持される。なお、図5においては、便宜的に、上記記憶領域に対し符号「58」を付して略示している。
この例では、印刷ジョブAの実行時の上記インク必要量は比較的大きく、PC10Aから送信された上記先行コマンドCaに含まれる上記消費量指標には、その大きな値のインク必要量が示されている。印刷ジョブB,Cの実行時の上記インク必要量は比較的小さく、PC10B,10Cから送信された上記先行コマンドCb,Ccにそれぞれ含まれる上記消費量指標には、その小さな値のインク必要量が示されている。
<印刷ジョブA~Cに対する保留通知又は送信要求の送信>
上記のように、先行コマンドCa~Ccを受信した複合機50のCPU52は、各先行コマンドCa,Cb,Ccにそれぞれ対応する印刷ジョブA,B,Cの上記インク必要量について、上記消耗品センサSEの検出結果に基づく上記インク残量との比較を行う。このときの比較は、上記先行コマンドCa~Ccの受信順に行われる。
図6(a)に示すように、上記受信済の先行コマンドCa~Ccのうち最初に受信した先行コマンドCaに関して、この例ではCPU52は、上記消費量指標に基づき、印刷ジョブAの大きなインク必要量に対して上記インク残量が十分に多くないと判定する。すなわち、この時点での複合機50におけるインク残量では印刷ジョブAは実行不可能であると判定される。なお、この判定を図6(a)では×印にて略示している。この結果、CPU52は、先行コマンドCaの送信元であるPC10Aに対し、印刷ジョブAの送信を一旦保留にする保留通知を送信する。
続いて、図6(b)に示すように、上記先行コマンドCaの次に受信した先行コマンドCbについて、この例ではCPU52は、上記消費量指標に基づき、印刷ジョブBの小さなインク必要量に対して上記インク残量が十分に多いと判定する。すなわち、この時点での複合機50におけるインク残量で印刷ジョブBを実行可能であると判定される。なお、この判定を図6(b)では○印にて略示している。この結果、CPU52は、先行コマンドCbの送信元であるPC10Bに対し、印刷ジョブBの送信要求を送信する。
さらに続いて、図6(c)に示すように、上記先行コマンドCbの次に受信した先行コマンドCcについて、この例ではCPU52は、上記消費量指標に基づき、印刷ジョブCの小さなインク必要量に対して上記インク残量が十分に多いと判定する。すなわち、この時点での複合機50におけるインク残量で印刷ジョブCを実行可能であると判定される。この判定を図6(c)では○印にて略示している。なお、このときの判定は、上記消耗品センサSEの検出結果に対応したインク残量から、この印刷ジョブCより先に実行される上記印刷ジョブBの上記インク必要量を差し引いた実質的なインク残量と、上記印刷ジョブCのインク必要量との比較により行われる。この判定の結果、CPU52は、先行コマンドCcの送信元であるPC10Cに対し、印刷ジョブCの送信要求を送信する。
<印刷ジョブの順次受信>
上述した、PC10A,PC10B,PC10Cそれぞれへの、ジョブ保留通知、ジョブ送信要求、ジョブ送信要求の順次送信の結果、図7に示すように、複合機50に対し、PC10Bからの印刷ジョブBの送信、PC10Cからの印刷ジョブCの送信が行われる。すなわち、複合機50のCPU52は、PC10Aからの印刷ジョブAを受信することなく、印刷ジョブB、印刷ジョブCの順でネットワークI/F51Aを介し順次受信し、結果としてこの順序で印刷ジョブB,Cを順次実行する。言い替えれば、先行コマンドCbの受信順は2番目であった印刷ジョブBが1番目に繰り上がって受信され、先行コマンドCcの受信順は3番目であった印刷ジョブCが2番目に繰り上がって受信されることで、上記印刷ジョブAよりも先に実行される。
<制御手順>
上記の手法を実現するために、複合機50のCPU52が実行する制御手順を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。この制御手順は、上記プリンタプログラム59に含まれる本実施形態による上記印刷処理プログラムにより実行され、その実行によって本実施形態による以下の印刷処理方法が実現される。
まずS10で、上記ネットワークI/F51Bを介し、PC10からの全先行コマンド、この例ではPC10A~Cからの先行コマンドCa~Ccがすべて受信される。なお、先行コマンドCa,Cb,Ccを区別しない場合は、以下適宜、単に「先行コマンドCa等」と総称する。また印刷ジョブA,B,Cを区別しない場合は、以下適宜、単に「印刷ジョブA等」と総称する。
その後、S20で、上記S10で取得された先行コマンドCa等に含まれる上記消費量指標に基づき、先行コマンドCa等に対応する印刷ジョブA等それぞれの上記インク必要量Pが、図4を用いて前述した手法により算出される。このS20が算出ステップの一例に相当し、S20で実行される処理が算出処理の一例に相当する。
そして、S30で、消耗品センサSEの検出した上記残量情報又は消費量情報に基づき、複合機50の印刷部63における上記インク残量が決定される。この時点で、後述のS70にて少なくとも1つの印刷ジョブA等が受信されている場合は、上記消耗品センサSEの検出結果に対応したインク残量から、上記少なくとも1つの印刷ジョブA等の上記インク必要量を差し引いた、実質的なインク残量Qが決定される。このS30が取得ステップの一例に相当し、S30で実行される処理が取得処理の一例に相当する。
その後、S40で、S30で決定したインク残量Qと、S20で算出したインク必要量Pとが比較され、インク残量Qからインク必要量Pを差し引いた偏差Q-Pが、予め定められたしきい値以上であるか否か、が判定される。このS40が比較ステップの一例に相当し、S40で実行される処理が比較処理の一例に相当する。
このしきい値は、消耗品情報又は消耗品関連情報に応じて、予め可変に設定されている。その技術的意義は以下の通りである。
すなわち、上記のように消耗品がインクである場合において、用紙として光沢紙が使用される場合や、印刷モードとして精密モードが選択される場合等においては、高い印字品質を確保する必要があり、インク不足やインク切れによる印字かすれ等は許されない。このような場合は、上記インク残量が上記インク必要量を確実に上回っている必要がある。そこで、消耗品関連情報として上記光沢紙の使用や精密モードの選択が適宜の手法で検知された場合には、上記のしきい値を比較的大きく設定することで、印刷ジョブA等の実行時の高い印字品質を確保できるようにする。一方、上記とは異なり、例えば普通紙に対して通常の用途で印刷される場合等においては、それほど高い印字品質は必要なく、仮に多少の印字かすれが生じる可能性があったとしてもインク切れが生じるギリギリまでインクを使い切るほうが好ましい。そこで、消耗品関連情報として上記普通紙の使用や通常用途であることが検知された場合には、上記のしきい値を比較的小さく設定することで、無駄のないインクの消費を実行できるようにする。なお、上記の例以外にも、消耗品であるインクの種類や属性等を表す消耗品情報を検知することで上記しきい値を適宜に大きくしたり小さくしたりすることも考えられる。
S40において、Q-P<しきい値であればNo判定される。この場合はS50に移行する。S50では、印刷ジョブA等の送信を保留にするための印刷ジョブ保留通知が、対応するPC10へと送信される。前述の例では、上記インク必要量Pが比較的大きい印刷ジョブAの場合が該当し、印刷ジョブAの保留通知が、対応するPC10Aへと送信される。この場合の上記先行コマンドCaが第1付帯コマンドの一例に相当し、印刷ジョブAに関し上記S30,S40で実行される処理における上記偏差Q-Pが第1偏差の一例に相当する。
S40において、Q-P≧しきい値であればYes判定される。この場合はS60に移行する。S60では、印刷ジョブA等の送信を要求するための印刷ジョブ送信要求が、対応するPC10へと送信される。前述の例では、上記インク必要量Pが比較的小さい印刷ジョブB,Cの場合が該当し、印刷ジョブB,Cの送信要求が、対応するPC10B,PC10Cへとそれぞれ送信される。この場合の印刷ジョブBに対応する先行コマンドCbが第2付帯コマンドの一例に相当し、印刷ジョブBに関し上記S30,S40で実行される処理における上記偏差Q-Pが第2偏差の一例に相当し、印刷ジョブBの送信要求の送信が送信処理の一例に相当する。
その後、S70では、上記S40での印刷ジョブ送信要求に対応してPC10から送信された印刷ジョブA等が受信され、これによって複合機50の印刷部63が当該印刷ジョブA等に基づく印刷を実行する。前述の例では、PC10B,PC10Cから送信された印刷ジョブB,Cがそれぞれ受信されて、印刷ジョブB,Cに対応する印刷が印刷部63によって実行される。この場合の印刷部63による印刷ジョブBに対応する印刷の実行が、印刷処理の一例に相当し、S70が印刷ステップの一例に相当する。
上記S50又はS70の後、S80では、上記S10で受信した全ての先行コマンドCa等のうち、この時点で未処理である次の順番の先行コマンドCa等が存在するか否か、が判定される。未処理の先行コマンドCa等が存在しYes判定の場合は上記S20に戻る。未処理の先行コマンドCa等が存在せずNo判定の場合は、このフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明した本実施形態の複合機5においては、図5、図6(a)等を用いて前述したように、まず、複合機50におけるインク残量Qが、先行して受信された先行コマンドCaに係わる印刷ジョブAのインク必要量Pを所定量だけ上回っているかどうかが判断される。具体的には、図8のS40で、上記インク残量Qから印刷ジョブAのインク必要量Pを差し引いた偏差Q-Pが、所定のしきい値以上であるか否かが判断される。しきい値以上でなかった場合には、複合機50内のインクの量が、先行コマンドCaに対応する印刷ジョブAを実行するには不十分であり、当該印刷ジョブAを実行不可能であるとみなされる。
そして次に、上記インク残量Qが、後から受信された先行コマンドCbに係わる印刷ジョブBのインク必要量Pを所定量だけ上回っているかどうかが判断される。具体的には、図8のS40→S50→S80→S20→S30を経た再度のS40で、上記インク残量Qから上記印刷ジョブBのインク必要量Pを差し引いた偏差Q-Pが、上記しきい値以上であるか否かが判断される。そして、しきい値以上であった場合には、複合機50内のインクの量が、先行コマンドCaの後に受信された先行コマンドCbに対応する印刷ジョブBを実行するには十分であり、当該印刷ジョブBを実行可能であるとみなされる。これにより、その後のS70において印刷部63によって上記印刷ジョブBに基づく印刷が実行される。
以上の結果、本実施形態によれば、複合機50内の消耗品の量が、先に先行コマンドCaを受信した印刷ジョブAの実行に足りなくても、後から先行コマンドCbを受信した印刷ジョブBの実行に足りる場合には、順番を入れ替える形で後続の先行コマンドCbに係わる印刷ジョブBを先に実行する。この結果、複数の印刷ジョブを、インクの量の変動に対応しつつ、能率よく処理することができる。
また、本実施形態では特に、ネットワークI/F51Aにより印刷ジョブA等を受信し、ネットワークI/F51Bにより各印刷ジョブA等に関連付けられた先行コマンドCa等を受信する。すなわち、印刷ジョブA等と先行コマンドCa等とが、互いに別のネットワークI/F51により受信される。
図8のS40での比較結果に基づき、先に受信した先行コマンドCaに係わる偏差Q-Pがしきい値以上でなく後に受信した先行コマンドCbに係わる偏差Q-Pがしきい値以上であった場合には、S60が実行される。すなわち、ネットワークI/F51Bにより先に受信された先行コマンドCaに対応する印刷ジョブAの送信要求は送信されず、その後に受信された先行コマンドCbに対応する印刷ジョブBの送信要求がS60で送信される。これにより、ネットワークI/F51Aでは、まず、先行コマンドCbに対応する印刷ジョブが受信される。そして、それ以降の不図示の適宜の順番で、詳細には、例えば先行コマンドCaに係わる上記偏差QーPがしきい値以上となるようにインクの補充が行われた後に、先行コマンドCaに対応する印刷ジョブAが受信される。すなわち、先行コマンドCa,Cbでの受信順序に対し順序が入れ替わる形で受信される。
本実施形態においては、印刷ジョブA等と先行コマンドCa等とが互いに別のネットワークI/F51A,51Bにより受信される構成であることを利用して、上記のように、印刷ジョブA等の受信順序を入れ替えることができる。この結果、ネットワークI/F51Aにより受信した順序に沿って、円滑に印刷ジョブA等に対応する印刷を行うことができる。
また、本実施形態では特に、図8の上記S40で用いられる、消耗品情報又は消耗品関連情報に係わる所定のしきい値が可変に設定される。例えば、インク残量がインク必要量を確実に上回っている必要がある場合には、しきい値を比較的大きく設定して印刷ジョブA等の実行時の高い印字品質を確保することができる。また例えば、インク切れが生じるギリギリまでインクを使い切る場合には、しきい値を比較的小さく設定して無駄のないインクの消費を実行できる。このように、上記しきい値を可変に設定することで、ユーザの用途や使用態様に応じた最適なインクの消費態様を実行することができる。
また、本実施形態では特に、図4を用いて前述したように、解像度及びシートサイズによりシート1ページに形成するドット数が算出され、シート種類及び印字品質により1ドットに対し消費するインクの液適量が算出される。さらに、算出したドット数及び液適量によりシート1ページごとに必要なインクの量が算出され、算出したインクの量、及び、印刷ジョブA等で指定されたページ数により、印刷ジョブA等の実行に必要なインクの量が算出される。これにより、消耗品がインクである場合に、先行コマンドCaの消費量指標に含まれる印刷解像度、シートサイズ、シート種類、及び印字品質を用いることで、印刷ジョブA等の実行に必要なインクの量を高精度に算出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
すなわち、以上においては、消耗品としてインクを例にとって説明したが、これに限られない。例えば、前述のシートを上記消耗品として前述の手法を適用してもよい。この場合も上記同様の効果を得る。
また、上記においては、1台の複合機50を備えた印刷システム1を例示したが、これに限られず、複数台の複合機50が含まれる構成でも良く、その場合、少なくとも1台の複合機50において上記手法を適用することで、前述と同様の効果を得る。
また、前述した各インタフェースにおいて使用されるプロトコルは一例であり、プロトコルはそれらに限定されない。
また、上記では印刷装置の一例として複合機50を例示したが、これに限定されない。例えば、印刷機能だけを有するプリンタでも良い。また、印刷形式はインクジェット方式に限定されず、電子写真方式でも良い。電子写真方式の印刷装置の場合には、例えば、トナーを予め帯電させるための動作、定着器の温度を上昇させるための例えばヒータを加熱する動作等が準備動作となる。また、熱転写方式、感熱方式であっても良い。この場合、内蔵される例えばヒータ等の発熱体の温度を上昇させる動作等が準備動作となる。
なお、電子写真方式の場合、上記インクに代えてトナーを上記消耗品の一例として前述の手法を適用することができる。
なお、以上において、図2、図3等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
10A~C PC
50 複合機(印刷装置)
51A ネットワークI/F(第1インタフェース)
51B ネットワークI/F(第2インタフェース)
52 CPU(制御部)
61 MIB
63 印刷部
A 印刷ジョブ
B 印刷ジョブ
C 印刷ジョブ
Ca 先行コマンド(第1付帯コマンド、付帯コマンド)
Cb 先行コマンド(第2付帯コマンド、付帯コマンド)
Cc 先行コマンド(付帯コマンド)
P インク必要量(消耗品の必要量)
Q インク残量(消耗品の残量)
SE 消耗品センサ

Claims (5)

  1. シートに印刷を行う印刷部と、
    複数の印刷ジョブを順次受信する第1インタフェースと、
    前記複数の印刷ジョブに対しそれぞれ関連づけられ、各印刷ジョブの実行時に消費する消耗品の量を示す消費量指標をそれぞれ含む、複数の付帯コマンドを順次受信する、前記第1インタフェースとは異なる第2インタフェースと、
    制御部と、
    を有する印刷装置であって、
    前記制御部は、
    前記印刷装置における前記消耗品の残量又は消費量を取得する取得処理と、
    前記第2インタフェースにより受信された前記複数の付帯コマンドそれぞれに含まれる前記消費量指標から、各付帯コマンドに対応する前記印刷ジョブの実行時における前記消耗品の必要量をそれぞれ算出する算出処理と、
    各印刷ジョブごとに、前記算出処理で算出した前記消耗品の必要量を、前記取得処理での取得結果に対応した前記消耗品の残量と比較する比較処理と、
    前記比較処理での比較結果に基づき、前記第2インタフェースにより先行して受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第1付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第1偏差が、所定のしきい値以上であるか否かを判断し、前記第1偏差が前記しきい値以上であると判断されない場合には、前記第1付帯コマンドよりも後に受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第2付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第2偏差が、前記しきい値以上であるか否かを判断し、前記第2偏差が前記しきい値以上であると判断された場合には、前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブに基づく印刷を前記印刷部に実行させる、印刷処理と、
    を実行し、
    前記消耗品は、インクであり、
    前記消費量指標は、
    印刷解像度、シートサイズ、シート種類、及び印字品質を含み、
    前記制御部は、前記算出処理において、
    前記印刷解像度及び前記シートサイズによりシート1ページに形成するドット数を算出し、
    前記シート種類及び前記印字品質により1ドットに対し消費する前記インクの液適量を算出し、
    算出した前記ドット数及び前記液適量によりシート1ページごとに必要な前記インクの量を算出し、
    算出した前記インクの量、及び、前記印刷ジョブで指定されたページ数により、前記印刷ジョブの実行に必要な前記インクの量を算出する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記制御部は、さらに、
    前記比較処理での比較結果に基づき、前記第1偏差が前記しきい値以上であると判断されず、前記第2偏差が前記しきい値以上であると判断された場合には、前記第1付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブの送信要求を送信せずに前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブの送信要求を送信する、送信処理
    を実行し、
    前記送信処理で送信した前記送信要求に応じて送信された、前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブを、前記第1インタフェースで受信させ、
    前記印刷処理において、前記第1インタフェースで受信した、前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブに基づく印刷を、前記印刷部に実行させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、
    前記しきい値は、
    消耗品情報又は消耗品関連情報に応じて、可変に設定される
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. シートに印刷を行う印刷部と、
    複数の印刷ジョブを順次受信する第1インタフェースと、
    前記複数の印刷ジョブに対しそれぞれ関連づけられ、各印刷ジョブの実行時に消費する消耗品の量を示す消費量指標をそれぞれ含む、複数の付帯コマンドを順次受信する、前記第1インタフェースとは異なる第2インタフェースと、
    を有する印刷装置で実行可能な印刷処理プログラムであって、
    前記印刷処理プログラムは、
    前記印刷装置における前記消耗品の残量又は消費量を取得する取得処理と、
    前記第2インタフェースにより受信された前記複数の付帯コマンドそれぞれに含まれる前記消費量指標から、各付帯コマンドに対応する前記印刷ジョブの実行時における前記消耗品の必要量をそれぞれ算出する算出処理と、
    各印刷ジョブごとに、前記算出処理で算出した前記消耗品の必要量を、前記取得処理での取得結果に対応した前記消耗品の残量と比較する比較処理と、
    前記比較処理での比較結果に基づき、前記第2インタフェースにより先行して受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第1付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第1偏差が、所定のしきい値以上であるか否かを判断し、前記第1偏差が前記しきい値以上であると判断されない場合には、前記第1付帯コマンドよりも後に受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第2付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第2偏差が、前記しきい値以上であるか否かを判断し、前記第2偏差が前記しきい値以上であると判断された場合には、前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブに基づく印刷を前記印刷部に実行させる、印刷処理と、
    を前記印刷装置に実行させ
    前記消耗品は、インクであり、
    前記消費量指標は、
    印刷解像度、シートサイズ、シート種類、及び印字品質を含み、
    前記印刷処理プログラムは、前記算出処理において、前記印刷装置に、
    前記印刷解像度及び前記シートサイズによりシート1ページに形成するドット数を算出させ、
    前記シート種類及び前記印字品質により1ドットに対し消費する前記インクの液適量を算出させ、
    算出した前記ドット数及び前記液適量によりシート1ページごとに必要な前記インクの量を算出させ、
    算出した前記インクの量、及び、前記印刷ジョブで指定されたページ数により、前記印刷ジョブの実行に必要な前記インクの量を算出させる
    ことを特徴とする印刷処理プログラム。
  5. シートに印刷を行う印刷部と、
    複数の印刷ジョブを順次受信する第1インタフェースと、
    前記複数の印刷ジョブに対しそれぞれ関連づけられ、各印刷ジョブの実行時に消費する消耗品の量を示す消費量指標をそれぞれ含む、複数の付帯コマンドを順次受信する、前記第1インタフェースとは異なる第2インタフェースと、
    を有する印刷装置で実行される、印刷処理方法であって、
    前記印刷装置における前記消耗品の残量又は消費量を取得する取得ステップと、
    前記第2インタフェースにより受信された前記複数の付帯コマンドそれぞれに含まれる前記消費量指標から、各付帯コマンドに対応する前記印刷ジョブの実行時における前記消耗品の必要量をそれぞれ算出する算出ステップと、
    各印刷ジョブごとに、前記算出ステップで算出した前記消耗品の必要量を、前記取得ステップでの取得結果に対応した前記消耗品の残量と比較する比較ステップと、
    前記比較ステップの比較結果に基づき、前記第2インタフェースにより先行して受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第1付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第1偏差が、所定のしきい値以上であるか否かを判断し、前記第1偏差が前記しきい値以上であると判断されない場合には、前記第1付帯コマンドよりも後に受信された、前記複数の付帯コマンドに含まれる第2付帯コマンドに係わる前記消耗品の必要量を前記消耗品の残量から差し引いた第2偏差が、前記しきい値以上であるか否かを判断し、前記第2偏差が前記しきい値以上であると判断された場合には、前記第2付帯コマンドに対応した前記印刷ジョブに基づく印刷を、前記印刷部に実行させる、印刷ステップと、
    を実行し、
    前記消耗品は、インクであり、
    前記消費量指標は、
    印刷解像度、シートサイズ、シート種類、及び印字品質を含み、
    前記印刷処理方法は、前記算出ステップにおいて、
    前記印刷解像度及び前記シートサイズによりシート1ページに形成するドット数を算出し、
    前記シート種類及び前記印字品質により1ドットに対し消費する前記インクの液適量を算出し、
    算出した前記ドット数及び前記液適量によりシート1ページごとに必要な前記インクの量を算出し、
    算出した前記インクの量、及び、前記印刷ジョブで指定されたページ数により、前記印刷ジョブの実行に必要な前記インクの量を算出する
    ことを特徴とする印刷処理方法。
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