JP7275730B2 - プリンタ - Google Patents

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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Description

本開示は、プリンタに関する。
下記特許文献1には、セキュアプリントを実行する際に、印刷データを全てイメージデータに展開した後、展開後のイメージデータに基づいて印刷を完了させるのに必要な資源が揃っていることを確認した上で画像の印刷を開始する技術が開示されている。
特開2012-91523号公報
上記特許文献1に記載の技術の場合、印刷データのデータ量が大きくなるほど、あるいは印刷データが複雑であるほど、イメージデータへの展開に時間を要する。そのため、印刷を完了させるのに必要な資源が揃っていない場合にエラーを報知しようとしても、印刷データのデータ量が大きい場合には、エラーを報知するタイミングが遅くなる。
本開示の一局面は、プリンタの状態がコンテンツの印刷完了に必要な条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを、従来よりも迅速に判断可能なプリンタを提供することにある。
本開示の一局面におけるプリンタは、第1取得部と、第2取得部と、第1判断部と、第1報知部と、第2判断部と、ラスタライズ部と、印刷実行部と、を備える。第1取得部は、印刷対象となるコンテンツを表す非ラスターデータに対してプリフライトを実行して、コンテンツの印刷完了に必要な条件に関する第1情報を取得する。第2取得部は、プリンタの状態に関する第2情報を取得する。第1判断部は、第1情報及び第2情報に基づき、プリンタの状態が条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを判断する。第1報知部は、第1判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合にエラーを報知する。第2判断部は、第1判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合に、印刷再開指示を受け付けたか否かを判断する。ラスタライズ部は、非ラスターデータをラスタライズしてラスターデータを生成する。印刷実行部は、ラスタライズ部によって生成されたラスターデータに基づいてコンテンツを印刷する。ラスタライズ部は、第1判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合には、第2判断部によって印刷再開指示を受け付けたと判断されるのを待たずに、非ラスターデータのラスタライズを開始するように構成される。印刷実行部は、第1判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合には、第2判断部によって印刷再開指示を受け付けたと判断されるのを待って、コンテンツの印刷を開始するように構成されている。
このように構成されたプリンタによれば、プリンタの状態がコンテンツの印刷完了に必要な条件を満たさない状態にある場合には、印刷再開指示を受け付けるのを待って、コンテンツの印刷を開始する。したがって、プリンタの状態が条件を満たさない状態にあってもコンテンツの印刷を開始する技術とは異なり、印刷の途中で印刷が中断するのを抑制することができる。
コンテンツの印刷完了に必要な条件を取得する際には、印刷対象となるコンテンツを表す非ラスターデータに対してプリフライトを実行して条件を取得する。そのため、非ラスターデータをラスタライズしてから条件を取得する技術に比べ、迅速に条件を取得することができる。したがって、迅速に条件を取得できる分だけ、プリンタの状態が条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを迅速に判断でき、FPOT(First Print Output Time)の短縮を図ることができる。
また、プリンタの状態が条件を満たさない状態にある場合には、印刷再開指示を受け付けるのを待たずに、非ラスターデータのラスタライズを開始する。したがって、印刷再開指示を受け付けるのを待って非ラスターデータのラスタライズを開始する場合に比べ、ラスタライズの開始時期及び終了時期を早めることができ、FPOTの短縮を図ることができる。
なお、上記プリンタは、以下のような構成を採用し得る。
例えば、第1情報は、コンテンツの印刷完了に必要と推定される消耗品の使用量を示す情報であってもよい。第2情報は、プリンタにおける消耗品の残量を示す情報であってもよい。
このように構成されたプリンタの場合、プリンタにおける消耗品の残量(以下、単に「残量」ともいう。)がコンテンツの印刷完了に必要と推定される消耗品の使用量(以下、単に「使用量」ともいう。)を満たさない状態にある場合には、残量が使用量を満たす状態に変更されるのを待って、コンテンツの印刷を開始する。したがって、残量が不足していてもコンテンツの印刷を開始する技術とは異なり、印刷の途中で印刷が中断するのを抑制することができる。
使用量を取得する際には、非ラスターデータに対してプリフライトを実行して使用量を取得する。そのため、非ラスターデータをラスタライズしてから使用量を取得する技術に比べ、迅速に使用量を取得することができる。したがって、迅速に使用量を取得できる分だけ、残量が使用量を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを迅速に判断でき、FPOTの短縮を図ることができる。
また、残量が使用量を満たさない状態にある場合には、残量が使用量を満たす状態に変更されるのを待たずに、非ラスターデータのラスタライズを開始する。したがって、残量が使用量を満たす状態に変更されるのを待って非ラスターデータのラスタライズを開始する場合に比べ、ラスタライズの開始時期及び終了時期を早めることができ、FPOTの短縮を図ることができる。
また、例えば、プリンタは、第3取得部と、第3判断部と、第2報知部と、第4判断部と、を備えてもよい。第3取得部は、第1判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断され、且つ、ラスタライズ部がラスターデータの少なくとも一部を生成している場合には、当該ラスターデータ又は当該ラスターデータから得られた情報を参照してコンテンツの印刷完了に必要な条件に関する第3情報を取得する。第3判断部は、第3情報及び第2情報に基づき、プリンタの状態が条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを判断する。第2報知部は、第3判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合にエラーを報知する。第4判断部は、第3判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合に、印刷再開指示を受け付けたか否かを判断する。印刷実行部は、第3判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断された場合には、第4判断部によって印刷再開指示を受け付けたと判断されるのを待って、コンテンツの印刷を開始するように構成されていてもよい。
このように構成されたプリンタの場合、第1判断部によってプリンタの状態が条件を満たさない状態にあると判断され、且つ、ラスターデータの少なくとも一部を生成している場合には、当該ラスターデータ又は当該ラスターデータから得られた情報を参照してコンテンツの印刷完了に必要な条件を取得する。これにより、プリフライトを実行した場合よりも正確な条件を取得し得る。したがって、プリンタの状態が条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを、より正確に判断することができる。
また、例えば、第3情報は、コンテンツの印刷完了に必要と推定される消耗品の使用量を示す情報であってもよい。
このように構成されたプリンタの場合、残量が使用量を満たす状態に変更されたと判断され、且つ、ラスターデータの少なくとも一部を生成している場合には、当該ラスターデータ又は当該ラスターデータから得られた情報を参照して使用量を取得する。これにより、プリフライトを実行した場合よりも正確な使用量を取得し得る。したがって、残量が使用量を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを、より正確に判断することができる。
また、例えば、ラスタライズ部は、コンテンツに含まれるページの印刷順に従って、ラスタライズを実行するように構成されていてもよい。
このように構成されたプリンタの場合、コンテンツに含まれるページの印刷順に従って、ラスタライズが実行される。したがって、FPOTの短縮を図ることができる。
また、例えば、ラスタライズ部は、コンテンツに含まれるページのラスタライズに要する時間を予測し、その予想時間が大となるページほど先にラスタライズが実行される順序で、ラスタライズを実行するように構成されていてもよい。
このように構成されたプリンタの場合、ラスタライズに時間を要すると予想されるページが優先的にラスタライズされる。したがって、ラスタライズに時間を要すると予想されるページが印刷順の途中に含まれていても、そのようなページのラスタライズを先行して実施しておくことができるので、そのようなページの排出までに要する時間の短縮を図ることができる。
図1は複合機の構成を示すブロック図である。 図2は印刷処理のフローチャートである。
次に、上述のプリンタについて、例示的な実施形態を挙げて説明する。
[複合機の構成]
以下に例示するのは、図1に示すように、本開示のプリンタの一例としての構成を備えた複合機1である。複合機1は、制御部11、操作部12、表示部13、印刷部14、ステイプル部15、読取部16及び通信部17等を備える。制御部11は、CPU111、ROM112、RAM113及びNVRAM(Non Volatile RAM)114等を備える。CPU111は、ROM112やRAM113に記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行し、これにより、複合機1の各部が制御される。
操作部12は、タッチパネル及び各種スイッチ類等を備える。表示部13は、液晶ディスプレイ及び各種ランプ類等を備える。操作部12が備えるタッチパネルは、表示部13が備える液晶ディスプレイの表面に重ねて配置されている。液晶ディスプレイには、タッチパネルでの操作に必要なボタン類の画像などが表示され、そのような画像に対するタッチ操作が行われたことを、タッチパネルで検出可能に構成されている。また、液晶ディスプレイには、複合機1に関する情報が表示される。
印刷部14は、本実施形態の場合、シート状の被記録媒体に対してインクジェット方式で画像を形成可能に構成されている。ただし、印刷部14は、インクジェット方式以外の周知の記録方式(例えば、電子写真方式等。)で画像を形成可能に構成されていてもよい。
ステイプル部15は、印刷部14において画像が形成された被記録媒体に対し、ステイプルとめを実施する装置である。
読取部16は、一方向に配列された読取素子を有する一次元イメージセンサーを備える。読取部16は、イメージセンサーの読取素子の配列方向(主走査方向)に直交する方向(副走査方向)へイメージセンサーを移動させて、透明な原稿台の上に載置された原稿の画像を読み取り可能に構成されている。また、読取部16は、ADF(Automatic Document Feeder;自動原稿送り装置)によって搬送される原稿の画像を読み取り可能に構成されている。
通信部17は、有線LAN又は無線LAN規格に準拠した通信インターフェース装置によって構成される。複合機1は、通信部17を介して、有線LAN又は無線LANに対応した機器と通信することができる。
なお、複合機1は、図1に示した構成以外にも様々な構成を備えているが、本開示の要部に関連しない構成については、図示及び説明を省略する。
[印刷処理]
複合機1は、セキュアプリント機能を備える。セキュアプリント機能は、他の機器から複合機1へ印刷データが伝送された場合でも、それだけでは印刷を開始せず、ユーザーが複合機1の操作部12でパスワード等を入力した場合に、印刷を開始する機能である。このようなセキュアプリント機能を利用すれば、ユーザーが複合機1の前で印刷物が出力されるのを見守ることができる。したがって、他の機器から印刷データが伝送された場合に直ちに印刷を開始するプリンタとは異なり、印刷物の内容を他人に見られてしまうのを抑制することができる。
ただし、印刷を開始してから完了するまでの間に、印刷に必要な消耗品が不足するようなことがあると、印刷が中断してしまう。この場合、ユーザーが複合機1から離れた場所にある消耗品を取りに行くと、その間に、既に印刷済みとなっている印刷物の一部について、その内容を他人に見られてしまうおそれがある。
そこで、以下に説明する印刷処理においては、印刷に必要な消耗品が不足するような事態に陥らないかどうかを、印刷の開始前に推定する。その推定の結果、印刷に必要な消耗品が不足するおそれがある場合には、印刷を開始する前にエラーを報知して、ユーザーに消耗品の補充を促す。以下、上述のような印刷処理について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
図2に示す処理を開始すると、複合機1は、セキュアプリントの印刷指示を受け付けたか否かを判断する(S101)。S101において、セキュアプリントの印刷指示を受け付けていないと判断された場合は(S101:NO)、S101へと戻る。これにより、複合機1は、セキュアプリントの印刷指示を受け付けるまで待機する。この状態において、ユーザーが複合機1の操作部12でパスワード等を入力すれば、複合機1に対してセキュアプリントの印刷指示を与えることができる。なお、この待機中に、複合機1は、他の機能に関する指示を受け付けることもできる。ただし、他の機能に関する指示を受け付けた場合に実行される処理は、本開示の要部とは関連しない事項なので、図2においては図示を省略する。
S101において、セキュアプリントの印刷指示を受け付けたと判断された場合(S101:YES)、複合機1は、プリフライトを実施する(S103)。S103で実施されるプリフライトは、印刷対象となるコンテンツを表す非ラスターデータの中に含まれる情報に基づき、非ラスターデータが表すコンテンツの印刷を適切に実行可能か否かを検査する処理である。本実施形態の場合、非ラスターデータとしてはPDFデータを想定している。PDFは「Portable Document Format」の略称である。プリフライトは、ラスタライズ処理の開始から完了までに要するほどの時間をかけない範囲内で実行される。そのため、ラスタライズ処理に比べると短時間で完了する。
続いて、複合機1は、プリフライトの結果に基づき、消耗品の使用量を推定する(S105)。S105で推定される消耗品の使用量は、コンテンツの印刷を適切に実行するために必要な消耗品の使用量である。消耗品としては、例えば、コンテンツの印刷時に使用する被記録媒体(例えば用紙。)の数、カラー又はモノクロ等のカラー設定と当該カラー設定に応じたトナー又はインクの使用量、ステイプルとめが設定されている場合のステイプル使用量、発色を良くするために画像の印刷前に印刷される前処理剤の使用量、コーティングのために画像の印刷後に印刷される後処理剤の使用量等を挙げることができる。
これら消耗品の使用量は、厳密な値を特定できる場合もあれば、厳密な値を特定できない場合もある。例えば、コンテンツの印刷時に使用する被記録媒体の数等は、コンテンツのページ数に基づいて厳密な値を特定できる。一方、トナー又はインクの使用量等は、コンテンツの内容に応じて使用量が変わり得るので、実際の使用量を厳密に特定することは難しい。ただし、トナー又はインクの場合は、その使用量が最大となるようなコンテンツを想定して、実際の使用量よりも多めの使用量を推定すればよい。
続いて、複合機1は、複合機1における消耗品の残量を取得する(S107)。消耗品の残量は、各消耗品の残量を検出するために設けられたセンサーや、消耗品を使用する毎にカウントされるカウンターから取得することができる。続いて、複合機1は、消耗品の残量が消耗品の使用量を下回るか否かを判断する(S109)。S109において、消耗品の残量が消耗品の使用量を下回らないと判断された場合は(S109:NO)、印刷の途中で消耗品が不足することはない。そこで、この場合は、ラスタライズ処理を実施して(S111)、印刷を実行する(S113)。印刷を終えたら、図2に示す印刷処理を終了する。
一方、S109において、消耗品の残量が消耗品の使用量を下回ると判断された場合は(S109:YES)、印刷の途中で消耗品が不足する可能性がある。そこで、この場合は、不足している消耗品に関する情報を報知する(S121)。続いて、複合機1は、ラスタライズ処理を実施する(S123)。S123によって開始されるラスタライズ処理は、図2に示す印刷処理と並行してバックグラウンド処理として実行される。そのため、S121による報知とS123で開始されるラスタライズ処理は並行して実行される。
通常、ユーザーは、S121によって報知された情報を見て、不足している消耗品を補充するための補充作業を実施する。ユーザーが補充作業を実施している間に、複合機1では、S123で開始したラスタライズ処理が進行する。したがって、ユーザーが補充作業を行っている期間も有効に活用してラスタライズ処理を進めることができる。ラスタライズ処理では、例えば、印刷対象となるコンテンツに含まれるページの印刷順に従ってラスタライズを実行する。この場合、印刷順の早いページが先にラスタライズされるので、FPOTの短縮を図ることができる。
あるいは、ラスタライズ処理では、例えば、コンテンツに含まれるページそれぞれのラスタライズに要する時間を予測し、その予想時間が大となるページほど先にラスタライズが実行される順序で、ラスタライズを実行してもよい。ここで予測されるラスタライズに要する時間は、厳密な時間を予測しなくてもよく、例えば、各ページに含まれる描画オブジェクトの種類や量に基づき、予想時間を複数段階(例えば、大、中、小の3段階。)で予測すればよい。
この場合、ラスタライズに時間を要すると予想されるページが優先的にラスタライズされる。したがって、ラスタライズに時間を要すると予想されるページが印刷順の途中に含まれていても、そのようなページのラスタライズを先行して実施しておくことができるので、そのようなページの排出までに要する時間の短縮を図ることができる。
続いて、複合機1は、消耗品使用量を推定する(S125)。S125では、S123で実行されたラスタライズ処理がある程度まで進行するか完了することによってラスターデータの少なくとも一部が生成されていれば、そのラスターデータ又は当該ラスターデータから得られた情報を参照して消耗品使用量が推定される。S125では、例えば、印刷オブジェクト全体を展開し終わった後のラスターデータ自体(すなわち、ラスタライズ済みのページ全体。)を参照して消耗品使用量を推定してもよい。あるいは、例えば、個々の印刷オブジェクト(画像、パス、文字など。)をラスター化した際にオブジェクト単位のドット情報を、ラスターデータから得られた情報としてデータベース化して、ラスターデータとは別管理するように構成し、そのラスターデータから得られた情報を参照して消耗品使用量を推定してもよい。つまり、S125では、ラスターデータを直接参照してもよいし、ラスターデータから得られた情報を参照してもよい。これにより、S105では正確には推定できなかった消耗品使用量を、より正確に推定することができる。あるいは、S105で推定した消耗品使用量が、適正に推定されていたか否かを検証することができる。
続いて、複合機1は、印刷再開指示を受け付けたか否かを判断する(S127)。S127において、印刷再開指示を受け付けていないと判断された場合は(S127:NO)、S127へと戻る。これにより、複合機1は、印刷再開指示を受け付けるまで待機する。この状態において、ユーザーが複合機1の操作部12で印刷再開するための所定の操作を行えば、複合機1に対して印刷再開指示を与えることができる。
S127において、印刷再開指示を受け付けたと判断された場合(S127:YES)、複合機1は、消耗品の残量が消耗品の使用量を下回るか否かを判断する(S129)。S129において、消耗品の残量が消耗品の使用量を下回ると判断された場合は(S129:YES)、印刷の途中で消耗品が不足する可能性がある。そこで、この場合は、不足している消耗品に関する情報を報知して(S131)、S127へと戻る。一方、S129において、消耗品の残量が消耗品の使用量を下回らないと判断された場合は(S129:NO)、印刷の途中で消耗品が不足することはない。そこで、この場合は、印刷を実行する(S113)。印刷を終えたら、図2に示す印刷処理を終了する。
なお、上記実施形態では、S103及びS105を実行するCPU111が本開示でいう第1取得部の一例に相当する。S107を実行するCPU111が本開示でいう第2取得部の一例に相当する。S109を実行するCPU111が本開示でいう第1判断部の一例に相当する。S121を実行するCPU111が本開示でいう第1報知部の一例に相当する。S127を実行するCPU111が本開示でいう第2判断部の一例に相当する。S123を実行するCPU111が本開示でいうラスタライズ部の一例に相当する。S113を実行するCPU111が本開示でいう印刷実行部の一例に相当する。S125を実行するCPU111が本開示でいう第3取得部の一例に相当する。S129を実行するCPU111が本開示でいう第3判断部に相当する。S131を実行するCPU111が本開示でいう第2報知部に相当する。S129の後にS127を実行するCPU111が本開示でいう第4判断部の一例に相当する。
[効果]
上記複合機1によれば、複合機1の状態(例えば複合機1の消耗品の残量。)がコンテンツの印刷完了に必要な条件を満たさない状態にある場合には、S109及びS129により、複合機1の状態が条件を満たす状態に変更されるのを待って、コンテンツの印刷を開始する。したがって、複合機1の状態が条件を満たさない状態にあってもコンテンツの印刷を開始する技術とは異なり、印刷の途中で印刷が中断するのを抑制することができる。
また、S105においてコンテンツの印刷完了に必要な条件を取得する際には、S103において印刷対象となるコンテンツを表す非ラスターデータに対してプリフライトを実行して条件を取得する。そのため、非ラスターデータをラスタライズしてから条件を取得する技術に比べ、迅速に条件を取得することができる。したがって、迅速に条件を取得できる分だけ、複合機1の状態が条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを迅速に判断でき、FPOTの短縮を図ることができる。
また、複合機1の状態が条件を満たさない状態にある場合には(S109:NO)、複合機1の状態が条件を満たす状態に変更されるのを待たずに、S123によって非ラスターデータのラスタライズを開始する。したがって、複合機1の状態が条件を満たす状態に変更されるのを待って非ラスターデータのラスタライズを開始する場合に比べ、ラスタライズの開始時期及び終了時期を早めることができ、FPOTの短縮を図ることができる。
また、上記複合機1の場合、複合機1の状態が条件を満たさない状態にある場合に(S109:YES)、S123を実行することによってラスターデータの少なくとも一部を生成している場合には、S125では当該ラスターデータ又は当該ラスターデータから得られた情報を参照してコンテンツの印刷完了に必要な条件を取得する。これにより、プリフライトを実行した場合よりも正確な条件を取得し得る。したがって、複合機1の状態が条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを、より正確に判断することができる。
[他の実施形態]
以上、複合機1について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態は本開示の一態様として例示されるものにすぎない。すなわち、本開示は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、非ラスターデータの例としてPDFデータを挙げたが、PDF以外の形式で作成された非ラスターデータであってもよい。
また、上記実施形態では、S123の後、S125で消耗品の使用量を改めて推定していたが、S105で推定した消耗品の使用量をS129で使用してもよい。その場合は、S125を省略することができる。
また、上記実施形態では、本開示のプリンタの一例として複合機1を例示したが、本開示のプリンタは、スキャナ機能等を備えていない単機能のプリンタとして構成されていてもよい。
なお、上述した複合機1の他、複合機1を構成要素とするシステム、複合機1における印刷処理をコンピュータに実行させるためのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
以上の他、上記各実施形態における一つの構成要素によって実現していた機能を、複数の構成要素によって実現するように構成してもよい。また、複数の構成要素によって実現していた機能を一つの構成要素によって実現するように構成してもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…複合機、11…制御部、12…操作部、13…表示部、14…印刷部、15…ステイプル部、16…読取部、17…通信部、111…CPU、112…ROM、113…RAM、114…NVRAM。

Claims (5)

  1. プリンタであって、
    印刷対象となるコンテンツを表す非ラスターデータに対してプリフライトを実行して、前記コンテンツの印刷完了に必要な条件に関する第1情報を取得する第1取得部と、
    前記プリンタの状態に関する第2情報を取得する第2取得部と、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づき、前記プリンタの状態が前記条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを判断する第1判断部と、
    前記第1判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合にエラーを報知する第1報知部と、
    前記第1判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合に、印刷再開指示を受け付けたか否かを判断する第2判断部と、
    前記非ラスターデータをラスタライズしてラスターデータを生成するラスタライズ部と、
    前記ラスタライズ部によって生成された前記ラスターデータに基づいて前記コンテンツを印刷する印刷実行部と、
    前記第1判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断され、且つ、前記ラスタライズ部が前記ラスターデータの少なくとも一部を生成している場合には、当該ラスターデータ又は当該ラスターデータから得られた情報を参照して前記コンテンツの印刷完了に必要な条件に関する第3情報を取得する第3取得部と、
    前記第3情報及び前記第2情報に基づき、前記プリンタの状態が前記条件を満たす状態にあるか満たさない状態にあるかを判断する第3判断部と、
    前記第3判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合にエラーを報知する第2報知部と、
    前記第3判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合に、印刷再開指示を受け付けたか否かを判断する第4判断部と、
    を備え、
    前記ラスタライズ部は、前記第1判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合には、前記第2判断部によって印刷再開指示を受け付けたと判断されるのを待たずに、前記非ラスターデータのラスタライズを開始するように構成され、
    前記印刷実行部は、前記第1判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合には、前記第2判断部によって印刷再開指示を受け付けたと判断されるのを待って、前記コンテンツの印刷を開始するように構成されており、
    前記印刷実行部は、前記第3判断部によって前記プリンタの状態が前記条件を満たさない状態にあると判断された場合には、前記第4判断部によって印刷再開指示を受け付けたと判断されるのを待って、前記コンテンツの印刷を開始するように構成されている
    プリンタ。
  2. 請求項に記載のプリンタであって、
    前記第3情報は、前記コンテンツの印刷完了に必要と推定される消耗品の使用量を示す情報である
    プリンタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプリンタであって、
    前記第1情報は、前記コンテンツの印刷完了に必要と推定される消耗品の使用量を示す情報であり、
    前記第2情報は、前記プリンタにおける前記消耗品の残量を示す情報である
    プリンタ。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のプリンタであって、
    前記ラスタライズ部は、前記コンテンツに含まれるページの印刷順に従って、ラスタライズを実行するように構成されている
    プリンタ。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のプリンタであって、
    前記ラスタライズ部は、前記コンテンツに含まれるページのラスタライズに要する時間を予測し、その予想時間が大となるページほど先にラスタライズが実行される順序で、ラスタライズを実行するように構成されている
    プリンタ。
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