JP7300825B2 - シャワーシステム - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年 5月23日、岡山市がウェブサイトに掲載
特許法第30条第2項適用 平成30年 6月20~21日、積水ホームテクノ株式会社が、コンベックス岡山中展示場において開催された介護サービス博覧会中四国に出品
特許法第30条第2項適用 平成30年 9月10日、公益財団法人テクノエイド協会がウェブサイトに掲載
特許法第30条第2項適用 平成30年10月10~12日、積水ホームテクノ株式会社及びアロン化成株式会社が、東京ビッグサイトにおいて開催された国際福祉機器展に出品
特許法第30条第2項適用 平成30年10月10日、株式会社豊通オールライフ及び株式会社ウェルファンが、東京ビッグサイトにおいて開催された国際福祉機器展にて配布されたカタログに掲載
特許法第30条第2項適用 平成30年10月24~26日、積水ホームテクノ株式会社及びアロン化成株式会社が、インテックス大阪において開催されたCareTEX関西2018に出品、及び展示会ウェブサイトに掲載
特許法第30条第2項適用 平成30年11月 1日、積水ホームテクノ株式会社がウェブサイトに掲載
特許法第30条第2項適用 平成30年11月15~17日、アロン化成株式会社が西日本総合展示場新館において開催された第20回西日本国際福祉機器展に出品
特許法第30条第2項適用 平成30年11月 1日、積水ホームテクノ株式会社が佐藤医院指定居宅介護支援事務所に出荷
特許法第30条第2項適用 平成30年11月12日、積水ホームテクノ株式会社がヒューマンネットワークに出荷
特許法第30条第2項適用 平成30年11月26日、積水ホームテクノ株式会社が株式会社テクノテンタルに出荷
特許法第30条第2項適用 平成30年11月29日、積水ホームテクノ株式会社が株式会社LIXIL榎戸工場に出荷
本発明は、シャワーシステムに関する。
従来、使用者が座った状態でシャワーを浴びることができるシャワーユニット付きの椅子が知られる。例えば特許文献1には、浴用椅子とシャワー装置とが着脱可能なシャワーユニット付き椅子が開示されている。
特開2004-223060号公報
特許文献1記載のシャワーユニット付き椅子では、椅子の背もたれを取り外してシャワー装置を取り付ける構造であり、シャワー装置の付け外しの手間が大きかった。
本発明の一態様によれば、背もたれ部を有する椅子と、前記背もたれ部に設置されるシャワー装置とを備え、前記シャワー装置は、外部から水を供給可能な本体と、前記本体から延び、前記本体から供給される水を吐出するノズルをそれぞれ有する第1アーム及び第2アームと、前記本体と前記背もたれ部とを接続する取付部材と、を有し、前記取付部材は、前記背もたれ部に固定される基台部と、前記本体に固定され上下方向に延びる支持バーと、前記支持バーを前記基台部に固定するボルトと、を有し、前記本体は、第1アーム接続部と第2アーム接続部とを有し、前記第1アーム及び前記第2アームは、前記第1アーム接続部及び前記第2アーム接続部にそれぞれ回転可能に接続され、前記支持バーは前記基台部に対して取り外し可能であり、前記基台部は、厚さ方向に重ね合わされる2枚の板金部材を有し、前記2枚の板金部材の間に前記支持バーを保持する、シャワーシステムが提供される。
本発明の他の一態様によれば、背もたれ部を有する椅子と、前記背もたれ部に設置されるシャワー装置とを備え、前記シャワー装置は、外部から水を供給可能な本体と、前記本体から延び、前記本体から供給される水を吐出するノズルをそれぞれ有する第1アーム及び第2アームと、前記本体と前記背もたれ部とを接続する取付部材と、を有し、前記取付部材は、前記背もたれ部に固定される基台部と、前記本体に固定され上下方向に延びる支持バーと、前記支持バーを前記基台部に固定するボルトと、を有し、前記本体は、第1アーム接続部と第2アーム接続部とを有し、前記第1アーム及び前記第2アームは、前記第1アーム接続部及び前記第2アーム接続部にそれぞれ回転可能に接続され、前記支持バーは前記基台部に対して取り外し可能であり、前記基台部は、厚さ方向に重ね合わされる2枚の板金部材を有し、前記2枚の板金部材によって前記背もたれ部の一部を挟み込むクランプ部を有する、シャワーシステムが提供される。
この構成によれば、ボルトを緩めることにより、基台部から支持バーを取り外すことができる。すなわち、椅子から背もたれ部14を取り外すことなく、本体を椅子から取り外すことができる。したがって、上記構成によれば、椅子に対して簡便にシャワー装置の本体を付け外し可能である。
前記基台部は、上側に開口し前記支持バーが挿入される受け部を有する構成としてもよい。この構成によれば、支持バーを抜き差しするだけで、椅子から本体を簡便に着脱することができる。
前記受け部は、上下に開口する貫通孔である構成としてもよい。この構成によれば、本体の高さの調整範囲が広くなるので、体格の異なる使用者も共通の設備でシャワーを浴びることができる。
前記基台部は、厚さ方向に重ね合わされる2枚の板金部材を有し、前記2枚の板金部材の間に前記支持バーを保持する構成としてもよい。この構成によれば、2枚の板金部材を重ね合わせるシンプルな構造により基台部を構成でき、軽量であり、製造も容易なシャワー装置を備えるシャワーシステムとすることができる。
前記基台部は、厚さ方向に重ね合わされる2枚の板金部材を有し、前記2枚の板金部材によって前記背もたれ部の一部を挟み込むクランプ部を有する構成としてもよい。この構成によれば、2枚の板金部材を重ね合わせるシンプルな構成により背もたれ部への固定構造を実現でき、軽量であり、製造も容易なシャワー装置を備えるシャワーシステムとすることができる。
前記支持バーは、前記支持バーが延びる方向に並ぶ複数の位置決め孔を有し、前記位置決め孔に対して位置決めピンを抜き差し可能な位置決め機構を有する構成としてもよい。この構成によれば、ボルトを締め込む前に、位置決めピンによって支持バーの上下の動きを仮固定できる。したがって、設置者は、本体を手で支持することなく、ボルトを締め込むことができる。これにより、椅子への本体の付け外しがより容易になる。
前記取付部材は、複数の前記支持バーと、それぞれの前記支持バーを前記基台部に固定する複数の前記ボルトと、を有する構成としてもよい。この構成によれば、椅子の上方に、本体を安定に支持できるシャワーシステムとすることができる。
本発明のシャワーシステムによれば、椅子に対して簡便にシャワー装置を付け外し可能である。
図1は、実施形態のシャワーシステムを正面側から見た斜視図である。 図2は、実施形態のシャワーシステムを背面側から見た斜視図である。 図3は、基台部の斜視図である。 図4は、基台部の第1板金部材を示す斜視図である。 図5は、基台部の第2板金部材を示す斜視図である。 図6は、取付部材の動作説明図であって、背もたれ部の背面を示す斜視図である。 図7は、取付部材の動作説明図であって、シャワーシステムの側面図である。 図8は、取付部材の動作説明図であって、背もたれ部の背面を示す斜視図である。 図9は、取付部材の動作説明図であって、位置決め機構の動作を示す図である。 図10は、取付部材の動作説明図であって、シャワーシステムの側面図である。 図11は、取付部材の動作説明図であって、位置決め機構の動作を示す図である。 図12は、取付部材の動作説明図であって、背もたれ部の背面を示す斜視図である。 図13は、使用状態のシャワーシステムを示す斜視図である。
以下、本発明に係るシャワーシステムの一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のシャワーシステム1は、椅子11と、シャワー装置41と、を備えている。本実施形態のシャワーシステム1は、図13に示すように、椅子11に腰掛けた使用者に対してシャワー装置41から水を吐出し、シャワーを浴びることができるシステムである。
なお、本明細書における水は、温度が高い、低いによらない一般的な水のことを意味し、常温の水、及びシャワー等に用いられる温度の湯等を含む意味である。
椅子11には、公知の椅子を用いることができる。椅子11は、浴室等でも使用可能なように、耐水性を有することが好ましい。例えば、椅子11は、脚部12と、座部13と、背もたれ部14と、肘掛け15と、を備えている。
以下では、椅子11に座る使用者にとっての左右方向(第1方向)X、前後方向(第2方向)Yを基準にして説明する。左右方向Xは、水平面に沿う方向である。前後方向Yは、水平面に沿い、かつ左右方向Xに直交する方向である。左右方向Xの一方側が右側X1であり、左右方向Xの他方側が左側X2である。前後方向Yの一方側が前方Y1であり、前後方向Yの他方側が後方Y2である。
座部13は、一対の座板17と、一対の座板17を連結する連結部材18と、を備えている。
座板17は、厚さ方向が上下方向Zとなる板状に形成されている。座板17は、上下方向Zから見た平面視で矩形状である。一対の座板17は、左右方向Xに互いに間隔を空けて並ぶ。
連結部材18は、前後方向Yから見たときに、上方が開口するU字状である。連結部材18は、前後方向Yに延び、一対の座板17を下方から支持する。連結部材18は、一対の座板17の下面同士を連結する。連結部材18は、例えば樹脂により形成される。一対の座板17は、連結部材18よりも軟らかい材質であってもよい。
脚部12は、座部13を支持するフレーム25の一部である。フレーム25は、前脚フレーム26と、前脚フレーム26にヒンジ29を介して連結される2本の後脚21とを備える。脚部12は、前脚フレーム26におけるヒンジ29よりも下方の部分と、一対の後脚21とからなる。
前脚フレーム26は、アルミニウム、ステンレス等の硬質の管材がU字状に折り曲げられた部材である。前脚フレーム26は、左右方向Xに互いに間隔を空けて配置された一対の支持片27と、一対の支持片27の上部同士を接合する連結片28と、を有する。
支持片27は、下方に向かうに従って前方Y1に向かうように傾斜している。各支持片27は、長手方向の中間部で、ヒンジ29(一方のヒンジ29は不図示)により後脚21の上端部に連結されている。各支持片27の下端部には、樹脂製のキャップ32が取付けられている。一対の支持片27は、ヒンジ29よりも下側の位置において、連結部材30により互いに連結されている。連結部材30は、棒状に形成され、左右方向Xに延びている。
連結片28は、左右方向Xに延びる棒状である。なお、支持片27と連結片28を異なる材質の部品としてもよい。例えば、支持片27を金属管からなる構成とし、連結片28を硬質樹脂からなる構成としてもよい。
後脚21は、アルミニウム、ステンレス等の管材で形成され、ほぼ真っ直ぐな棒状である。後脚21は、下方に向かうに従って後方Y2に向かうように傾斜している。一対の後脚21は、左右方向Xに互いに間隔を空けて配置されている。一対の後脚21は、左右方向Xに延びる棒状の連結部材23により互いに連結されている。各後脚21の下端部には、樹脂製のキャップ22が取付けられている。
後脚21は、ヒンジ29を回転軸として、支持片27に対して左右方向Xに沿う軸線周りに回転可能である。なお、後脚21と支持片27との角度は、所定の角度以上には開かないように、ヒンジ29または他の規制部材により規制される。
図1及び図2に示すように、椅子11の上端部に背板36が配置されている。背板36は、上下方向Zから見たときに、後方Y2に向かって凸となるように湾曲している。背板36は、前脚フレーム26の連結片28に、図示しないボルト等により固定されている。
背もたれ部14は、背板36と、連結片28と、一対の支持片27におけるヒンジ29よりも上方の部分とにより構成される。座部13は、背もたれ部14よりも前方Y1に配置されている。
肘掛け15は、本実施形態では椅子11に一対備えられている。肘掛け15は、前後方向Yに延びている。一対の肘掛け15は、左右方向Xに互いに間隔を空けて並ぶ。各々の肘掛け15の後端部は、支持片27におけるヒンジ29よりも上方の部分に、回転可能に連結されている。肘掛け15は、左右方向Xに沿う軸線周りに回転可能である。
肘掛け15は、図1に示す状態から上側へ回転可能である一方、図1に示す状態から下方への回転は規制されている。
椅子11は、図1に示す展開状態から折り畳み可能である。具体的には、前脚フレーム26に対し、一対の後脚21を回転させてほぼ平行に配置する。一対の肘掛け15の前端部を上方に移動させ、一対の肘掛け15を一対の支持片27に対してほぼ平行に配置する。以上の操作により、椅子11を折り畳み状態とすることができる。なお、シャワーシステム1に用いる椅子11は、折り畳み機能を備えない椅子であっても、肘掛け15を備えない椅子であってもよい。
シャワー装置41は、図1及び図2に示すように、本体42と、第1アーム43Aと、第2アーム43Bと、取付部材45と、を備えている。
本体42は、左右方向Xの両端部に位置する第1アーム接続部42A及び第2アーム接続部42Bと、本体42の背面に位置する接続部44と、下端部に位置する取付部材接続部42Cと、を備える。本体42は、内部に水の流路を有する。流路は、接続部44から第1アーム接続部42A及び第2アーム接続部42Bにそれぞれ延びる。
第1アーム接続部42Aには、第1アーム43Aが、回転可能に連結される。第1アーム接続部42Aを介して、本体42の流路と、第1アーム43A内の水の流路とが接続される。第2アーム接続部42Bには、第2アーム43Bが回転可能に接続される。第2アーム接続部42Bを介して、本体42の流路と、第2アーム43B内の水の流路とが接続される。
図2に示すように、接続部44は、図示しない給水ホースが着脱可能に接続されるコネクタである。接続部44は、本体42の背面中央部に設けられる。接続部44は、本体42の内部に設けられる流路と、図示しない給水ホースとを接続する。本体42には、接続部44を介して給水ホースから水が供給される。接続部44から供給された水は、本体42の流路を通じて第1アーム43A及び第2アーム43Bに供給される。
第1アーム43Aと第2アーム43Bは、本体42を左右方向Xに挟む。第1アーム43Aは本体42の右側X1に配置され、第2アーム43Bは本体42の左側X2に配置されている。第1アーム43Aと第2アーム43Bは、それぞれの基端部同士の間隔が使用者の肩幅程度である。
シャワー装置41において、第1アーム43Aの構成と第2アーム43Bの構成は、第1アーム43Aと第2アーム43Bとの間に左右方向Xに直交するように規定される基準面に対して面対称である。以下では、主に第1アーム43Aの構成について詳細に説明することとし、第2アーム43Bの構成についての説明を部分的に省略する場合がある。例えば、第1アーム43Aの第1前腕部46Aと、第2アーム43Bの第2前腕部46Bとは、互いに面対称となる構成である。
図1及び図2に示すように、第1アーム43Aは、第1前腕部46Aと、第1エルボ部材47Aと、第1上腕部48Aとが長さ方向に順に連結された構成を有する。本実施形態では、第1アーム43Aは、第1エルボ部材47Aの位置で鈍角に折れたL字形状である。第1アーム43Aの屈曲角度は、特に限定されないが、例えば110°~150°の範囲である。
第1上腕部48Aは、本体42から前方Y1へ延びる。第1上腕部48Aは、内部に水の流路48aを有する管状部材である。第1上腕部48Aは、本実施形態の場合、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂等の比較的硬質の材料の材料で形成される。
第1上腕部48Aは、基端側に連結部65Aを有する。連結部65Aは、本体42に回転可能に連結される。この構成により、第1アーム43Aは、連結部65Aの回転軸J1を中心として回転可能である。すなわち、第1アーム43Aは、図1及び図2に示す使用状態の姿勢から、跳ね上げまたは押し下げによる姿勢の変更が可能である。
第1上腕部48Aは、第1上腕部48Aの壁部を貫通する複数のノズル51A、52Aを有する。ノズル51A及びノズル52Aは、第1上腕部48Aが延びる方向に並んで配置される。
第1エルボ部材47Aは、内部に水の流路を有する円筒部材である。第1エルボ部材47Aは、側面視で湾曲した形状である。第1エルボ部材47Aは、図1及び図2に示す設置状態において、前方Y1と上方との間の方向に向かって凸となるように配置されている。第1エルボ部材47Aの後端部は、第1上腕部48Aの前端部に連結される。第1エルボ部材47A内の水の流路は、第1上腕部48Aの水の流路に繋がる。
第1エルボ部材47Aは、第1上腕部48Aに対して、第1上腕部48Aの長手方向(前後方向Y)に沿って延びる中心軸周りに回転可能である。すなわち、第1アーム43Aは、第1上腕部48Aに対して、第1エルボ部材47A及び第1前腕部46Aを左右方向Xに振って動かすことができる。
第1エルボ部材47Aは、例えば、エラストマー、軟質ウレタン、ゴム等の比較的軟質の材料で形成される。第1エルボ部材47Aは、硬質の樹脂または金属により形成してもよい。第1エルボ部材47Aの内周面に、防水用のシート(フィルム)を配置してもよい。第1エルボ部材47Aを、軟質ウレタンフォーム等の発泡材により形成する場合には、第1エルボ部材47Aの外面に発泡倍率が低いスキン層が形成される。このスキン層により、水漏れを防止してもよい。
第1前腕部46Aは、内部に水の流路を有する管状部材である。第1前腕部46Aは、第1エルボ部材47Aの前端部に連結される。第1前腕部46A内の水の流路は、第1エルボ部材47A内の水の流路に繋がる。
第1前腕部46Aは、第1エルボ部材47Aの前端部から、前方Y1に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜して延びる。第1前腕部46Aは、第1上腕部48Aと同様に、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂等の比較的硬質の材料からなる。したがって第1アーム43Aでは、第1前腕部46A及び第1上腕部48Aよりも、第1エルボ部材47Aが柔らかく、変形させやすい。
第1前腕部46Aは、第1エルボ部材47Aに対して、第1前腕部46Aの長手方向に沿って延びる中心軸J3周りに回転可能である。すなわち、第1アーム43Aは、第1前腕部46Aを、第1上腕部48Aに対する相対位置を固定したまま、中心軸J3周りに回転させることができる。これにより、第1上腕部48Aの位置を固定した状態で、後述する第1前腕部46Aのノズル53A~56Aの使用者に対する配置角度を調整できる。この構成によれば、体格の異なる使用者の身体に対してより確実に水を吐出できる。
第1前腕部46Aは、第1前腕部46Aの壁部を貫通する複数のノズル53A~56Aを有する。各ノズル53A~56Aは、第1前腕部46A内の流路に繋がる。各ノズル53A~56Aは、流路に供給された水を外部に吐出する。
3つのノズル53A、54A、55Aは、第1前腕部46Aの側面に、上側からこの順に並んで配置される。本実施形態の場合、ノズル53Aと、ノズル54Aと、ノズル55Aは、第1前腕部46Aの延びる方向に沿ってほぼ等間隔に配置される。ノズル53A~55Aの相互の間隔は、適宜変更可能である。ノズル56Aは、第1前腕部46Aの先端に位置する。ノズル56Aを備えることにより、使用者の脚部へも水を吐出できる。
第2アーム43Bは、図1及び図2に示すように、第2前腕部46Bと、第2エルボ部材47Bと、第2上腕部48Bとを備える。第2アーム43Bは、第2上腕部48Bの後端部に設けられる連結部65Bを介して本体42に連結される。第2アーム43Bは、本体42に対して、連結部65Bの回転軸J2を中心として回転可能である。また、第2エルボ部材47Bは、第2上腕部48Bに対して、第2上腕部48Bの中心軸周りに回転可能である。第2前腕部46Bは、第2エルボ部材47Bに対して、第2前腕部46Bの長手方向に沿って延びる中心軸J4周りに回転可能である。
第2アーム43Bの第2前腕部46B、第2エルボ部材47B、及び第2上腕部48Bは、第1アーム43Aの第1前腕部46A、第1エルボ部材47A、及び第1上腕部48Aとそれぞれ面対称に構成される。
第2アーム43Bの第2上腕部48Bは、ノズル51B、52Bを有する。第2前腕部46Bは、ノズル53B、54B、55B、56Bを有する。第2アーム43Bの各ノズル51B~56Bは、第1アーム43Aの各ノズル51A~56Aと面対称に構成される。
取付部材45は、図2及び図3に示すように、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bと、基台部81と、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bと、第1位置決め機構85A及び第2位置決め機構85Bと、を有する。
第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、本実施形態の場合、アルミニウム、ステンレス等からなる金属パイプである。第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、それぞれ上下方向Zに延びる。第1支持バー71Aの上端部及び第2支持バー71Bの上端部は、本体42の取付部材接続部42Cに固定される。
第1支持バー71Aは、第1支持バー71Aが延びる方向に沿って並ぶ複数の位置決め孔72Aを有する。複数の位置決め孔72Aは、第1支持バー71Aの左側X2を向く側面に設けられる。第2支持バー71Bは、第2支持バー71Bの右側X1を向く側面に、第2支持バー71Bが延びる方向に沿って並ぶ複数の位置決め孔72Bを有する。第1支持バー71Aの複数の位置決め孔72Aと、第2支持バー71Bの複数の位置決め孔72Bは、左右方向Xにおいて互いに対向する(図2及び図9参照)。
第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、それぞれの上端部の近傍に、第1ストッパー75A及び第2ストッパー75Bを有する。第1ストッパー75A及び第2ストッパー75Bは、後述する基台部81の第1受け部84A及び第2受け部84Bの上端に引っ掛かる突起部である。第1ストッパー75A及び第2ストッパー75Bを備えることにより、シャワー装置41を最も低い位置に配置したときでも、本体42と背もたれ部14との接触を防止できる。
基台部81は、図3から図5に示すように、厚さ方向に重ね合わされる第1板金部材81aと、第2板金部材81bとを有する。第1板金部材81aは、第1板金部材81aを厚さ方向に貫通する複数の貫通孔91aを有する。第2板金部材81bは、第2板金部材81bを厚さ方向に貫通する複数の貫通孔91bを有する。貫通孔91a、91bは、第1板金部材81aと第2板金部材81bとを重ね合わせた状態で、互いに重なる。第1板金部材81aと第2板金部材81bは、貫通孔91a、91bに挿入される図示しないボルトにより締結され一体化される。
第1板金部材81aは、図4に示すように、左右対称な形状を有する。第1板金部材81aは、いずれも平板状の立板部181、連結部182A、182B、立板部183A、184B、天板部184A、184B、及び前側クランプ板部185A、185Bを有する。
立板部181は、前後方向Yに直交する面を有し、左右方向Xに延びる。立板部181の左右方向Xの両端から連結部182A、182Bが前方Y1へ延びる。連結部182Aの前端から立板部183Aが右側X1へ延びる。連結部182Bの前端から立板部183Bが左側X2へ延びる。
立板部183Aの右側部分の下端から、天板部184Aが前方Y1へ延びる。天板部184Aの前端から、前側クランプ板部185Aが前方斜め下方向へ延びる。立板部183Bの左側部分の下端から、天板部184Bが前方Y1へ延びる。天板部184Bの前端から、前側クランプ板部185Bが前方斜め下方向へ延びる。
第2板金部材81bは、図5に示すように、左右対称な形状を有する。第2板金部材81bは、いずれも平板状の立板部281、連結部282A、282B、立板部283A、283B、連結部284A、284B、後側クランプ板部285A、285B、及び底板部286A、286Bを有する。
立板部281は、前後方向Yに直交する面を有し、左右方向Xに延びる。立板部281の左右方向Xの両端から連結部282A、282Bが前方Y1へ延びる。連結部282Aの前端から立板部283Aが右側X1へ延びる。連結部282Bの前端から立板部283Bが左側X2へ延びる。
立板部283Aの下端から、連結部284Aが前方Y1へ延びる。連結部284Aの前端から、後側クランプ板部285Aが前方斜め下方向へ延びる。後側クランプ板部285Aの右側部分の下端から、底板部286Aが前方Y1へ延びる。
立板部283Bの右側端部の下端から、連結部284Bが前方Y1へ延びる。連結部284Bの前端から、後側クランプ板部285Bが前方斜め下側へ延びる。後側クランプ板部285Bの左側部分の下端から底板部286Aが前方Y1へ延びる。
基台部81は、図3に示すように、全体として左右対称の形状を有する。基台部81は、第1板金部材81aの中央の立板部181の両側に、上下方向に延びる断面四角形状の貫通孔からなる第1受け部84A及び第2受け部84Bを有する。基台部81は、左右方向の両端部に、前方斜め下側に向かって開口する第1クランプ部90A及び第2クランプ部90Bを有する。
第1受け部84Aは、第1板金部材81aの連結部182A及び立板部183Aと、第2板金部材81bの立板部281及び連結部282Aとに囲まれる領域である。第2受け部84Bは、第1板金部材81aの連結部182B及び立板部183Bと、第2板金部材81bの立板部281及び連結部282Bとに囲まれる領域である。第1受け部84Aには上側から第1支持バー71Aが挿入される。第2受け部84Bには上側から第2支持バー71Bが挿入される。
第2板金部材81bは、図3及び図5に示すように、立板部281の右側X1の端部近傍に、基台部81の後面から第1受け部84A内及び第2受け部84Bに開口する2つのねじ孔91cを有する。
図2に示すように、第1受け部84A内に開口するねじ孔91cに、第1ボルト82Aが締め込まれる。第1ボルト82Aは、第1受け部84Aに挿入される第1支持バー71Aを基台部81に対して固定する。
第2受け部84B内に開口するねじ孔91cに、第2ボルト82Bが締め込まれる。第2ボルト82Bは、第2受け部84Bに挿入される第2支持バー71Bを基台部81に対して固定する。
本実施形態では、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bは、頭部にノブを有するノブボルトである。
第1クランプ部90Aは、前側クランプ板部185A及び後側クランプ板部285Aと、天板部184A及び底板部286Aと、を有する。第2クランプ部90Bは、前側クランプ板部185B及び後側クランプ板部285Bと、天板部184B及び底板部286Bと、を有する。
第1位置決め機構85A及び第2位置決め機構85Bは、立板部281の前面下部に配置される。第1位置決め機構85Aと、第2位置決め機構85Bは、左右方向Xに沿って並ぶ。第1位置決め機構85A及び第2位置決め機構85Bは、第1受け部84A及び第2受け部84Bの下側の開口よりも下側に位置する。
第1位置決め機構85Aは、立板部281の右側X1の下部に配置される。第1位置決め機構85Aは、左右方向Xに延びる第1位置決めピン92Aと、第1位置決めピン92Aの左側X2の端部を保持する保持部材93Aと、保持部材93Aの下面から下側へ延びる操作部94Aと、を有する。
第2位置決め機構85Bは、立板部281の左側X2の下部に配置される。第2位置決め機構85Bは、左右方向Xに延びる第2位置決めピン92Bと、第2位置決めピン92Bの右側X1の端部を保持する保持部材93Bと、保持部材93Bの下面から下側へ延びる操作部94Bと、を有する。
第1位置決め機構85A及び第2位置決め機構85Bは、それぞれ、操作部94A及び操作部94Bの操作により、独立に左右方向Xにスライド可能である。
第1位置決め機構85Aは、操作部94Aを左右に移動させることにより、第1位置決めピン92Aを、第1受け部84Aの下側の領域に対して進退させることができる。これにより、第1位置決めピン92Aを、第1支持バー71Aの位置決め孔72Aに抜き差し可能である。
第2位置決め機構85Bは、操作部94Bを左右に移動させることにより、第2位置決めピン92Bを、第2受け部84Bの下側の領域に対して進退させることができる。これにより、第2位置決めピン92Bを、第2支持バー71Bの位置決め孔72Bに抜き差し可能である。
本実施形態の場合、第1位置決め機構85Aは、第1位置決めピン92A及び保持部材93Aを右側X1へ押しつけるコイルばね等の弾性部材95Aを有する。第2位置決め機構85Bは、第2位置決めピン92Bを左側X2へ押しつけるコイルばね等の弾性部材95Bを有する。第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bは、上記の弾性部材によって、位置決め孔72A、72Bにそれぞれ挿入された状態で保持される。
次に、以上のように構成されたシャワーシステム1の設置方法について説明する。
シャワーシステム1を設置するには、設置者は、図6に示すように、椅子11の背もたれ部14に、基台部81を取り付ける。設置者は、基台部81の第1クランプ部90A及び第2クランプ部90Bを、背もたれ部14の連結片28に固定する。
第1クランプ部90Aは、図3及び図4に示した前側クランプ板部185Aと後側クランプ板部285Aとにより連結片28を前後方向Yに挟む。また第1クランプ部90Aは、天板部184Aと底板部286Aとにより、連結片28を上下方向Zに挟む。第1クランプ部90Aにおいて、前側クランプ板部185Aと後側クランプ板部285Aとは、図示しないボルトにより締結固定される。
第2クランプ部90Bの前側クランプ板部185B、後側クランプ板部285B、天板部184B、及び底板部286Bについても、第1クランプ部90Aと同様に、連結片28を前後方向Y及び上下方向Zにおいて挟む。第2クランプ部90Bにおいて、前側クランプ板部185Bと後側クランプ板部285Bとは、図示しないボルトにより締結固定される。
基台部81の設置後、設置者は、シャワー装置41を取り付けるために、図6に示すように、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bを緩める。
図7に示すように、シャワー装置41の本体42には、取付部材45の第1支持バー71A及び第2支持バー71Bが固定される。設置者は、シャワー装置41を支持しながら、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bの下端を、第1受け部84A及び第2受け部84Bへ上側から挿入する。
このとき、第1位置決め機構85Aの第1位置決めピン92Aは、弾性部材95Aにより第1受け部84Aの下部に進出した状態であり、第2位置決め機構85Bの第2位置決めピン92Bは、弾性部材95Bにより第2受け部84Bの下部に進出した状態である。そのため、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、それぞれの下端が第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bに突き当たる位置で下側へは移動できなくなる。
次に、設置者は、図8及び図9に示すように、第1位置決め機構85Aの操作部94Aと第2位置決め機構85Bの操作部94Bを、それぞれ内側へスライドさせる。これにより、第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bが、それぞれ第1受け部84A及び第2受け部84Bの下部から退出し、図10に示すように、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bが、さらに下側へ移動可能となる。
設置者は、本体42を所望の高さ位置に移動させる。図11に示すように、第1支持バー71Aの位置決め孔72A及び第2支持バー71Bの位置決め孔72Bが、第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bの正面に配置されると、第1位置決め機構85Aの弾性部材95A及び第2位置決め機構85Bの弾性部材95Bにより、第1位置決めピン92Aが位置決め孔72Aに挿入され、第2位置決めピン92Bが位置決め孔72Bに挿入される。
第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bによって基台部81に仮固定される。設置者が本体42から手を離しても、本体42が落下することはない。
設置者は、本体42の高さ位置を仮固定した後、図12に示すように、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bを締め込み、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bを基台部81に固定する。
以上により、シャワーシステム1の設置が完了する。
シャワーシステム1を用いてシャワーを浴びるには、図13に示すように、使用者Pは、背もたれ部14の前方Y1で椅子11に座る。シャワー装置41の第1アーム43Aは、使用者Pの背後から右肩の上側を通って前方へ延び、第1前腕部46Aが上側から下側へ回り込んで、使用者Pの右半身の前面と対向して配置される。第2アーム43Bは、使用者Pの背後から左肩の上側を通って前方へ延び、第2前腕部46Bが上側から下側へ回り込んで、使用者Pの左半身の前面と対向して配置される。
使用者Pは、第1アーム43A及び第2アーム43Bに設けられた複数のノズル51A~56A及びノズル51B~56Bから吐出される水Wを浴び、シャワーを浴びる。
使用者Pは、第1上腕部48A及び第2上腕部48Bのノズル51A、51B及びノズル52A、52Bにより、主に背中と肩口にシャワーを浴びることができる。使用者Pは、第1前腕部46A及び第2前腕部46Bのノズル53A~55A、53B~55Bにより、両腕と上半身の前面側に全体的にシャワーを浴びることができる。使用者Pは、第1前腕部46A及び第2前腕部46Bのノズル56A、56Bにより、大腿部を含む下半身にシャワーを浴びることができる。
以上説明したように、本実施形態のシャワーシステム1では、シャワー装置41を椅子11に固定する取付部材45が、背もたれ部14に固定される基台部81と、本体42に固定され上下方向に延びる第1支持バー71A及び第2支持バー71Bと、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bを基台部81に固定する第1ボルト82A及び第2ボルト82Bとを有する。この構成によれば、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bを緩めることにより、基台部81から第1支持バー71A及び第2支持バー71Bを取り外すことができる。すなわち、椅子11から背もたれ部14を取り外すことなく、本体42を椅子11から取り外すことができる。したがって、本実施形態のシャワーシステム1によれば、椅子11に対して簡便にシャワー装置41を付け外し可能である。
本実施形態のシャワーシステム1では、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bは、頭部にノブを有するノブボルトである。この構成によれば、使用者は、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bを、使用者の手で締めたり緩めたりすることができる。したがって、シャワー装置41の取付け、取外しに特別な道具を必要とせず、シャワー装置41の本体42を簡単に着脱できる。
本実施形態のシャワーシステム1では、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、基台部81において上側に開口する第1受け部84A及び第2受け部84Bにそれぞれ挿入される。この構成によれば、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bを抜き差しするだけで、椅子11から本体42を簡便に着脱することができる。
また本実施形態では、第1受け部84A及び第2受け部84Bは、基台部81を上下に貫通する貫通孔である。これにより、本体42の高さの調整範囲が広くなるので、体格の異なる使用者も共通の設備でシャワーを浴びることができる。
本実施形態のシャワーシステム1では、基台部81は、厚さ方向に重ね合わされる第1板金部材81aと第2板金部材81bとを有し、第1板金部材81aと第2板金部材81bとの間に第1支持バー71A及び第2支持バー71Bを保持する。この構成によれば、2枚の板金部材を重ね合わせるシンプルな構造により基台部81を構成でき、軽量であり、製造も容易なシャワー装置41を備えるシャワーシステム1とすることができる。
本実施形態のシャワーシステム1では、基台部81は、第1板金部材81aと第2板金部材82bとによって背もたれ部14の一部を挟み込む第1クランプ部90A及び第2クランプ部90Bを有する。この構成によれば、2枚の板金部材を重ね合わせるシンプルな構成により背もたれ部14への固定構造を実現でき、軽量であり、製造も容易なシャワー装置41を備えるシャワーシステム1とすることができる。
本実施形態のシャワーシステム1は、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bは、第1支持バー71A及び第2支持バー71Bが延びる方向に並ぶ複数の位置決め孔72A、72Bを有し、位置決め孔72A、72Bに対して第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bを抜き差し可能な第1位置決め機構85A及び第2位置決め機構85Bを有する。この構成によれば、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bを締め込む前に、第1位置決めピン92A及び第2位置決めピン92Bによって第1支持バー71A及び第2支持バー71Bの上下の動きを仮固定できる。したがって、設置者は本体42を手で支持することなく、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bを締め込むことができる。これにより、椅子11への本体42の付け外しがより容易になる。
本実施形態のシャワーシステム1では、取付部材45は、複数の支持バー71A、71Bと、それぞれの支持バー71A、71Bを基台部81に固定する複数のボルト82A、82Bと、を有する。この構成によれば、椅子11の上方に、本体42を安定に支持できるシャワーシステム1とすることができる。
本実施形態のシャワー装置41及びシャワーシステム1では、第1アーム43Aは、第1上腕部48Aと第1前腕部46Aとを接続する第1エルボ部材47Aを有し、第1上腕部48A及び第1前腕部46Aは、第1エルボ部材47Aに対して、それぞれの軸周りに回転可能である。第2アーム43Bは、第2上腕部48Bと第2前腕部46Bとを接続する第2エルボ部材47Bを有し、第2上腕部48B及び第2前腕部46Bは、第2エルボ部材47Bに対して、それぞれの軸周りに回転可能である。
この構成によれば、使用者の前面側に配置される第1前腕部46A及び第2前腕部46Bを、使用者が自在に動かせるため、使用者自身が水のかかる位置を容易に調整でき、快適にシャワーを浴びることができる。また、体格の異なる使用者にも容易に対応できる。
本実施形態では、第1アーム43A及び第2アーム43Bは、本体42に対して上側及び下側の少なくとも一方に回動可能である。この構成によれば、シャワー装置41を使用しないときに、第1アーム43A及び第2アーム43Bを、跳ね上げまたは押し下げることで、本体42の前方Y1へ突出しない位置に収納できる。本実施形態によれば、非使用時に第1アーム43A及び第2アーム43Bが邪魔になりにくいシャワーシステム1が提供される。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
第1ボルト82A及び第2ボルト82Bは、ノブボルトでなくてもよい。例えば、第1ボルト82A及び第2ボルト82Bは、六角ボルトなどであってもよく、ボルトの頭部に手操作が可能なレバーを備える構成であってもよい。
第1位置決め機構85A及び第2位置決め機構85Bの弾性部材95A、95Bを備えず、操作部94A、94Bを手動操作する構成としてもよい。
第1前腕部46A、第1エルボ部材47A、及び第1上腕部48Aは、接着等により相互に接合されてもよい。第2前腕部46B、第2エルボ部材47B、及び第2上腕部48Bは、接着等により相互に接合されてもよい。
第1エルボ部材47A及び第2エルボ部材47Bは、変形容易な部材でなくてもよい。
1…シャワーシステム
11…椅子
14…背もたれ部
41…シャワー装置
42…本体
43A…第1アーム
43B…第2アーム
45…取付部材
51A,51B,52A,53A,53B,54A,55A,56A…ノズル
71A,71B…支持バー
72A,72B…位置決め孔
81…基台部
81a,81b…板金部材
82A,82B…ボルト
84A,84B…受け部
85A,85B…位置決め機構
90A,90B…クランプ部
92A,92B…位置決めピン
W…水
X…左右方向
Y…前後方向
Z…上下方向

Claims (7)

  1. 背もたれ部を有する椅子と、前記背もたれ部に設置されるシャワー装置とを備え、
    前記シャワー装置は、外部から水を供給可能な本体と、前記本体から延び、前記本体から供給される水を吐出するノズルをそれぞれ有する第1アーム及び第2アームと、前記本体と前記背もたれ部とを接続する取付部材と、を有し、
    前記取付部材は、
    前記背もたれ部に固定される基台部と、
    前記本体に固定され上下方向に延びる支持バーと、
    前記支持バーを前記基台部に固定するボルトと、
    を有し、
    前記本体は、第1アーム接続部と第2アーム接続部とを有し、
    前記第1アーム及び前記第2アームは、前記第1アーム接続部及び前記第2アーム接続部にそれぞれ回転可能に接続され、
    前記支持バーは前記基台部に対して取り外し可能であり、
    前記基台部は、厚さ方向に重ね合わされる2枚の板金部材を有し、前記2枚の板金部材の間に前記支持バーを保持する、
    シャワーシステム。
  2. 背もたれ部を有する椅子と、前記背もたれ部に設置されるシャワー装置とを備え、
    前記シャワー装置は、外部から水を供給可能な本体と、前記本体から延び、前記本体から供給される水を吐出するノズルをそれぞれ有する第1アーム及び第2アームと、前記本体と前記背もたれ部とを接続する取付部材と、を有し、
    前記取付部材は、
    前記背もたれ部に固定される基台部と、
    前記本体に固定され上下方向に延びる支持バーと、
    前記支持バーを前記基台部に固定するボルトと、
    を有し、
    前記本体は、第1アーム接続部と第2アーム接続部とを有し、
    前記第1アーム及び前記第2アームは、前記第1アーム接続部及び前記第2アーム接続部にそれぞれ回転可能に接続され、
    前記支持バーは前記基台部に対して取り外し可能であり、
    前記基台部は、厚さ方向に重ね合わされる2枚の板金部材を有し、前記2枚の板金部材によって前記背もたれ部の一部を挟み込むクランプ部を有する、
    シャワーシステム。
  3. 前記基台部は、前記2枚の板金部材によって前記背もたれ部の一部を挟み込むクランプ部を有する、
    請求項1に記載のシャワーシステム。
  4. 前記基台部は、上側に開口し前記支持バーが挿入される受け部を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のシャワーシステム。
  5. 前記受け部は、上下に開口する貫通孔である、
    請求項に記載のシャワーシステム。
  6. 前記支持バーは、前記支持バーが延びる方向に並ぶ複数の位置決め孔を有し、
    前記位置決め孔に対して位置決めピンを抜き差し可能な位置決め機構を有する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のシャワーシステム。
  7. 前記取付部材は、複数の前記支持バーと、それぞれの前記支持バーを前記基台部に固定する複数の前記ボルトと、を有する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のシャワーシステム。
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