JP7292031B2 - 歯間ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、ノンワイヤーの歯間ブラシに関するものである。
従来、歯間ブラシは、主として歯ブラシでは清掃が困難な歯と歯の間の隙間を清掃するための補助清掃用具として使用されるものであり、金属ワイヤーを軸材としたワイヤータイプの歯間ブラシと、合成樹脂材を軸材としたノンワイヤータイプの歯間ブラシとがある。金属ワイヤータイプの歯間ブラシは、歯間の刷掃力や使用者の清掃実感が良好である。一方で、ノンワイヤータイプの歯間ブラシ(例えば、特許文献1)は、金属ワイヤータイプの歯間ブラシよりも歯肉や歯に対する当たり心地が良好である。
一般に、ノンワイヤータイプの歯間ブラシのヘッド部は、軸芯となる一次成形品の先端側から二次側の樹脂材料を射出成形する方法で製造される。二次側の成形時に、保持ピンで一次成形品を金型内に固定することで、二次側の射出圧による一次側の位置ずれを抑制することができるが、二次成形品に保持ピンの跡が複数形成されてしまう。そのため、従来のノンワイヤータイプの歯間ブラシでは、保持ピンによってブラシ部に清掃片を形成することのできない領域があり、金属ワイヤーを備えた歯間ブラシよりも著しく歯間の刷掃力が低く、清掃実感も低いという課題があった。
特開2017-762号公報 特開2017-570号公報 特開2016-87362号公報
上記の課題を解決するため、歯間ブラシにおける多数の軟質性の清掃片どうしの間に軸方向に交差する方向に長い凹部が複数形成された構成が開示されている。これにより、硬質樹脂部材の外周面を覆っている軟質樹脂部材に多数の突起片を形成することができ、清掃性が向上する。さらに、清掃時の食物残渣が凹部内に入り込むため、歯間の清掃性が向上する。しかしながら、清掃片どうしの間に配置可能な突起片には限界があり、金属ワイヤータイプの歯間ブラシに比べると、清掃性が十分あるとは言えない。
また、射出成形の際に保持ピンを用いると保持ピンの跡がついてしまうため、保持ピンを用いなくても二次側の射出圧による一次側の位置ずれを抑制することが可能な構成とすることが望まれている。
本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、歯肉や歯に対する当たり心地が良好でありながら刷掃力に優れ、清掃実感が高く、軸曲がりのない歯間ブラシを提供することを目的とする。
本発明における一形態の歯間ブラシは、一方向に長さを有するとともに軸回りにブラシ部を有するヘッド部と、前記ヘッド部の中心軸に沿う方向における一端側に接続されるハンドル部と、を備え、前記ヘッド部は、軸方向に延在する軸本体と、前記軸本体の先端に設けられる頭部と、を有する硬質樹脂部材と、前記硬質樹脂部材の外周面を被覆する軟質樹脂部材と、を有しており、前記頭部の最大径は、前記軸本体の前記先端の径よりも大きい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記頭部は、軸回りに等間隔に配置された複数の凹部、または複数の凸部、あるいは、前記中心軸に対して対称に配置された複数の凹部および複数の凸部、を有し、前記凹部および前記凸部は前記軸方向に延在している構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記凹部および前記凸部は、軸方向の先端側に前記中心軸に垂直な第1面を有している構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記中心軸の方向から見て、前記頭部本体の外周面に対する前記複数の凸部の接触長さの総和の比が、0.2~0.7の範囲内である構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記中心軸に交差する方向において、前記凸部の高さが、0.05mm~0.5mmの範囲内であり、前記凸部の断面積が、0.01mm~0.3mmの範囲内である構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記凸部および前記凹部の前記軸方向の長さが、0.1mm~1.0mmの範囲内である構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記頭部は、前記複数の凸部または/かつ前記複数の凹部が存在しない前方部と、前記複数の凸部または/かつ前記複数の凹部が存在する後方部と、を前記軸方向に有し、前記前方部の前記軸方向の長さが、0.3mm~1.5mmの範囲内である構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記中心軸に沿う断面形状において、前記複数の凸部の前記軸方向の後端側は、前記中心軸上の点を曲率中心として曲面状に窄まり、前記軸本体に繋がる構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記ヘッド部のうち前記軟質樹脂部材によって被覆される領域において、前記軟質樹脂部材から露出する前記硬質樹脂部材の面積は、1つあたり0.10mm以下である構成としてもよい。
本発明における一形態の歯間ブラシにおいて、前記ヘッド部は、前記軟質樹脂部材からなるブラシ部を有しており、前記ブラシ部は、柔軟性を有する清掃片を多数有し、前記清掃片の密度が、300本/cm~600本/cmの範囲内である構成としてもよい。
本発明によれば、歯肉や歯に対する当たり心地が良好でありながら刷掃力に優れ、清掃実感が高く、軸曲がりのない歯間ブラシを提供することができる。
図1は、一実施形態における歯間ブラシ100の構成を示す斜視図である。 図2は、一実施形態におけるヘッド部12の構成を示す斜視図である。 図3(a)は、一実施形態におけるヘッド部12の側面図である、(b)は、一実施形態におけるヘッド部12を先端側から見たときの平面図である、(c)は、一実施形態におけるヘッド部12の後端側から見た平面図である。 図4は、一実施形態におけるヘッド部12の構成を示す断面図である。 図5は、一実施形態におけるヘッド部12の先端部の構成を示す部分拡大断面図である。 図6は、硬質樹脂部材14の構成を示す斜視図である。 図7は、硬質樹脂部材14の構成を示す側面図である。 図8は、図7の矢印M方向から見た平面図である。 図9は、変形例1の先端部の構成を示す斜視図である。 図10は、変形例2の先端部の形状を示す斜視図である。 図11は、変形例3の先端部の形状を示す平面図である。 図12は、変形例4の先端部の形状を示す側面図である。
[一実施形態]
以下、本発明の一実施形態の歯間ブラシについて説明する。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、一実施形態における歯間ブラシ100の構成を示す斜視図である。図2は、一実施形態におけるヘッド部12の構成を示す斜視図である。図3(a)は、一実施形態におけるヘッド部12の側面図である。図3(b)は、一実施形態におけるヘッド部12を先端側から見たときの平面図である。図3(c)は、一実施形態におけるヘッド部12の後端側から見た平面図である。図4は、一実施形態におけるヘッド部12の構成を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の歯間ブラシ100は、歯と歯の間の隙間を清掃するブラシ部11を有するヘッド部12と、使用時に持ち手となるハンドル部13と、を備えて構成されている。ヘッド部12のうちブラシ部11は、歯と歯の隙間に挿入される部分であり、軸方向に所定の長さで延在し、その軸回りにブラシ部11が形成されている。このようなヘッド部12の軸方向一端側がハンドル部13にほぼ垂直に接続されており、全体的に略L字形状を呈した歯間ブラシ100となっている。本実施形態の歯間ブラシ100は、インサート成形を用いて製造されており、ヘッド部12とハンドル部13とが溶着されて一体的に構成されている。
(ヘッド部)
ヘッド部12は、図2および図3に示すように、一次側の硬質樹脂部材14と、硬質樹脂部材14の少なくとも一部を被覆する二次側の軟質樹脂部材15と、を備えて構成されている。硬質樹脂部材14は、全体的に円柱形状を呈し、先端側に向かってやや先細のテーパー形状とされている。
硬質樹脂部材14としては、例えば、ポリプロピレン樹脂などが挙げられる。本実施形態では、タルクやフィラーなどは混入していない。
軟質樹脂部材15の材料としては、例えば、エラストマー樹脂などが挙げられる。なお、硬質樹脂部材14および軟質樹脂部材15の材料としては上述したものに限らない。
硬質樹脂部材14は、図4に示すように、ヘッド部12の先端12a側から順に軸方向に並ぶ第1部分R1および第2部分R2を有している。軟質樹脂部材15は、硬質樹脂部材14のうち第1部分R1の軸回り全体を被覆した状態で、硬質樹脂部材14と一体的に成形されている。すなわち本実施形態では、硬質樹脂部材14のうち、第1部分R1が軟質樹脂部材15によって被覆されているのに対して、第2部分R2には軟質樹脂部材15は設けられていない。
ヘッド部12は、歯と歯の隙間に挿入されるブラシ部11を有している。ブラシ部11は、硬質樹脂部材14の第1部分R1に被覆された軟質樹脂部材15によって構成される部分であり、柔軟性を有する清掃片11Aが多数形成されている。具体的には、互いに等しい数の清掃片11Aが軸方向に等間隔で一列に配置された清掃片列G1,G2をそれぞれ4列ずつ有しており、各清掃片列G1,G2がヘッド部12の軸Oの回りに交互に配置されてブラシ部11が構成されている。
本実施形態における柔軟性を有する清掃片11Aの配置密度は、300本/cm~600本/cmの範囲内である。
図3(a)、(c)に示すように、清掃片列G1,G2は、各々の清掃片11A,11Bが軸回りで隣り合わないように、軸方向に位置をずらして配置されている。これにより、軸方向および軸回りで隣り合う一対の清掃片11A,11Aおよび11B,11Bによって囲まれた隙間18に、歯垢等を入り込ませてかき出すことができる。
狭い歯間にブラシ部11を挿入させるため、ヘッド部12の直径は適宜変更が可能である。例えば、0.3~1.5mmの範囲内である構成としてもよい。
また、歯肉を傷つけてしまうのを避けるために、ヘッド部12の先端12aは、軟質樹脂部材15によって完全に被覆されていることが好ましい。これにより、歯間挿入時に、ヘッド部12の先端12aが歯ぐきに当たったとしても痛みがなく傷も付きにくい。
ヘッド部12の基端12b側は、ハンドル部13に接続されるインサート部16となっている。インサート部16は、図1に示したハンドル部13内に挿入される部分であって、図4に示した硬質樹脂部材14のうち第2部分R2に対応する基端部143と、軟質樹脂部材15の第2部分R2側の端縁部15bとからなる。本実施形態では、ヘッド部12がハンドル部13に取り付けられた状態において、インサート部16の全体が、図1に示したハンドル部13の挿入穴部13a内に挿入されており、軟質樹脂部材15の端縁部15bおよび軟質樹脂部材15から露出した第2部分R2がハンドル部13によって覆われている。
インサート部16には、図3(a),(c)に示すように、インサート成形時におけるハンドル部13との溶着性を高めるための溝部17が複数設けられている。溝部17は、インサート部16を構成する硬質樹脂部材14のうち、軟質樹脂部材15から露出した基端部143(図6)に設けられており、ヘッド部12の端面12cから先端12a側に向けて軸方向に沿って延在している。
溝部17は、図3(c)に示すように、硬質樹脂部材14の軸回りに少なくとも2つ形成されており、本実施形態では4つの溝部17が形成されている。これら4つの溝部17は、硬質樹脂部材14の軸回りに等間隔に配置されており、各溝部17の長さ方向一端側が硬質樹脂部材14の端面14cに開口している。図3(c)に示すように、溝部17の軸方向に直交する断面形状は略半円形状であるが、これに限られず、例えば、三角形、正方形あるいは長方形であってもよい。
溝部17の数は、2つ以上8つ以下が好ましく、軸Oを中心として対称性のある配置が好ましい。複数の溝部17を設けることにより、インサート成形時に、ハンドル部13を形成するための硬質樹脂が各溝部17内に入り込み、ハンドル部13に対してヘッド部12が抜けにくくなる。また、複数の溝部17の配置が対称的でない場合は、インサート成形時における硬質樹脂の流れに異方性が出て、金型内でヘッド部12の位置が曲がってしまうおそれがある。このため、各溝部17の配置は、軸方向から見て対称的であることが好ましい。
溝部17の数、軸方向長さ、幅寸法、深さ、断面視形状、平面視形状等は、適宜変更が可能である。
なお、ヘッド部12のうち、インサート部16の形状は円柱形状に限られず、例えば、三角柱、四角柱でも構わない。ただし、インサート部16の後端部に返しや出っ張りがあると、インサート成形時の樹脂の流れに異方性が出てしまい、金型内でヘッド部12の位置が曲がってしまうおそれがあることから、本実施形態のような円柱形状とすることが好ましい。円柱形状とすることで、インサート成形時にインサート部16の周囲に樹脂が回り込みやすくなるため、ヘッド部12が金型内で曲がらず、歩留まりの向上が期待できる。
(ハンドル部)
ハンドル部13は、図1に示すように、一方向に長さを有する把持部13Aと、把持部13Aの一端側から延出する延出部13Bと、延出部13Bの把持部13Aとは反対側の端部からほぼ垂直な方向に延出するヘッド保持部13Cと、ヘッド保持部13Cと把持部13Aとの接続部分に形成された湾曲部13Dと、を有している。
把持部13Aは、円柱形状をなし、一方向に所定の長さで延在する部分である。把持部13Aは、使用者が握る部分であるため、使用者の手の幅程度の長さを有するとともに握りやすい直径で形成されている。なお、本実施形態では、円柱形状としたがこれに限られず、適宜変更が可能である。
ハンドル部13の把持部13Aには、少なくとも延在方向の中央部分を含む所定の領域に、凹凸形状のすべり止め部13Eが形成されている。すべり止め部13Eは、把持部13Aの軸回り全体に形成されている。なお、すべり止め部13Eの形成範囲や凹凸形状は適宜変更が可能である。
延出部13Bは、把持部13Aの延在方向に交差する方向へわずかに傾斜した状態で延在しており、把持部13A側からヘッド保持部13Cにかけて漸次細く形成されている。延出部13Bの断面形状は、特に問わない。
ここで、歯間ブラシ100のうち、延出部13Bのヘッド保持部13C側を正面100aとし、ヘッド保持部13Cとは反対側を背面100bとしたとき、上述したハンドル部13の延出部13Bは、把持部13A側よりもヘッド保持部13C側の方が背面100b側へ傾いていることから、これによって延出部13Bと把持部13Aとの間に湾曲部13Dが形成されている。ハンドル部13の途中に湾曲部13Dがあることにより、ヘッド部12のブラシ部11を歯列の隙間に挿入しやすい形状とされ、歯間ブラシ100を口腔内に挿入した際にヘッド部12側の操作性を高めることができる。
次に、ヘッド部12の構成について詳述する。
図5は、一実施形態におけるヘッド部12の先端部の構成を示す部分拡大断面図である。図6は、硬質樹脂部材14の構成を示す斜視図である。図7は、硬質樹脂部材14の構成を示す側面図である。図8は、図7の矢印M方向から見た平面図である。
図4および図5に示したように、ヘッド部12は、硬質樹脂部材14と当該硬質樹脂部材14の外周面を部分的に覆う軟質樹脂部材15とにより構成されている。
硬質樹脂部材14は、図6に示すように、軸方向に延在する軸本体141と、軸本体141の先端に設けられる頭部142と、軸本体141の基端に設けられる基端部143と、を有する。硬質樹脂部材14のうち基端部143の直径が最も大きく、基端部143よりも小さい径を有する軸本体141の周囲には、基端部143の端面143bが露出している。
軸本体141は、図7に示すように、頭部142に向かって径が小さくなるテーパー部141Jと、軸方向に沿う径が一定とされた円柱部141Kと、を有し、これらのうち、テーパー部141J側には、図5に示すように、当該テーパー部141Jを被覆する軟質樹脂部材15によってブラシ部11が形成される。また、円柱部141Kは、当該円柱部141Kを被覆する軟質樹脂部材15の端縁部15b(図4)とともに上述したインサート部16としてハンドル部13内へ挿入される。
図5~図8に示すように、頭部142は、頭部本体7と、複数の突起(凸部)8とを有している。
頭部本体7は、図5および図6に示すように球状形状をなし、その外周面7aに複数の突起8が設けられている。本実施形態では、4つの突起8が設けられているが、突起8の数は適宜変更が可能である。これら4つの突起8は、中心軸Oの軸回りに等間隔に配置され、中心軸Oを中心として対称的な配置となっている。
図5に示すように、頭部142には、その軸方向において、突起8が一つも存在しない前方部142Aと、複数の突起8が存在する後方部142Bとがあり、頭部本体7のうち軸方向中央よりも後方の軸本体141側にのみ複数の突起8が存在する。
突起8は、図5に示すように、頭部本体7の外周面7aから径方向外側へ所定の高さHで突出し、軸方向に沿って延在している。突起8の高さHは、先端側が最も高く、軸本体141側へ向かうにしたがって漸次低くなっており、後端側は軸本体141の外周面141bに接続する勾配を有する。具体的には、中心軸Oに沿う断面形状において、複数の突起8の軸方向の後端側は、中心軸O上の点を曲率中心として曲面状に窄まり、軸本体141に繋がる。
各突起8の先端側には中心軸Oに垂直な第1面8aがあり、各突起8それぞれにおける各第1面8aの軸方向での位置が互いに一致していることが好ましい。各突起8は、上記第1面8aを含む、軸方向に交差する断面形状が略半円形状とされているが、本実施形態の形状に限られない。これら複数の突起8は、周縁の一部が金型の内面に点で接触する。そのため、硬質樹脂部材14の周囲に軟質樹脂部材15を射出成形する際に、金型と突起8との隙間に射出材料が入り込んで被覆されるとともに、硬質樹脂部材14が金型内でずれるのを防止し、保持ピン代わりとして機能する。
図6に示すように、頭部142には、軸回りで隣り合う突起8どうしの間に流路(凹部)9が形成されている。本実施形態では4つの流路9が形成されており、各流路9が突起8の延在方向に沿って軸方向に延在している。流路9は、一対の突起8,8とこれらの間に露出する頭部本体7の外周面7aの一部とによって囲まれた空間に形成される。各流路9は、硬質樹脂部材14を軟質樹脂部材15で被覆する二次成形時において、硬質樹脂部材14を金型内に挿入させた際に、金型と硬質樹脂部材14との間に形成される前方空間K1(図5)と後方空間K2(図5)とを連通し、金型内に射出された二次材料を流動させるための流路として機能する。
以下に、頭部142の寸法について、図5~図8を参照して詳述する。
図5に示すように、突起8を含む頭部142の最大径D1は、軸本体141の先端141aの径D2よりも大きく、D1>D2の関係を満たす。例えば、頭部142の最大径D1は、0.3mm~1.5mmの範囲内が好ましく、0.5mm~1.0mmの範囲内がより好ましい。軸本体141の先端141aの径D2は、0.25mm~0.67mmの範囲内が好ましく、0.33mm~0.50mmの範囲内がより好ましい。また、D1/D2の値は、1.1~3.0の範囲内が好ましく、1.5~2.0の範囲内であることがより好ましい。
頭部142の中心軸の方向から見て、頭部本体7の外周面7aに対する複数の突起8の接触長さの総和の比が、0.2~0.7の範囲内であることが好ましく、0.3~0.5の範囲内であることがより好ましい。この範囲内とすることで、突起8を保持ピンの代わりとして、2次成形の際に1次成形体がずれるのを防ぐとともに、2次成形の際の射出材料の流動性を確保することができる。
図5および図8に示すように、突起8の高さHは、0.05mm~0.5mmの範囲内で設定されることが好ましく、0.1mm~0.3mmの範囲内で設定されることがより好ましい。また、軸方向に交差する方向における突起8の断面積は、0.01mm~0.30mmの範囲内であることが好ましく、0.03mm~0.20mmの範囲内であることがより好ましい。ここで、突起8の断面積には、第1面8aの面積も含まれる。突起8の断面積が0.01mmよりも小さい場合は、保持ピンの代わりとして機能しなくなり、押さえが利かなくなってしまう。また、突起8の断面積が0.30mmよりも大きい場合は、頭部142の最大径が大きくなって歯間への挿入性が低下してしまう。また、二次成形の際に射出材料の流動性が低下して、ヘッド部12に変形が生じてしまう。
図5に示すように、突起8の軸方向の長さL1は、0.1mm~1.0mmの範囲内であることが好ましく、0.3mm~0.7mmの範囲内であることがより好ましい。突起8の軸方向の長さL1が0.1mmよりも短い場合も、保持ピンの代わりとして機能しなくなり、押さえが利かなくなってしまう。また、突起8の軸方向の長さL1が1.0mmより長い場合も、頭部142の最大径が大きくなって歯間への挿入性が低下してしまうとともに、二次成形の際に射出成形の流動性が低下して、ヘッド部12に変形が生じてしまう。
頭部142のうち前方部142Aの軸方向の長さL2は、0.3mm~1.5mmの範囲内であることが好ましく、0.5mm~0.8mmの範囲内であることがより好ましい。前方部142Aの軸方向の長さL2が0.3mmよりも短い場合は、頭部142の先端から突起8が始まるので、射出された軟質樹脂材料の流動性が低下するとともに、頭部142が大きくなることでブラシ部11の歯間への挿入性が低下してしまう。また、前方部142Aの軸方向の長さL2が1.5mmより長い場合は、少なくとも先端から1mm以上離れた位置に突起8が存在するので、上記同様に、ブラシ部11の歯間への挿入性が低下してしまうとともに、二次成形の際に射出成形の流動性が低下して、ヘッド部12に変形が生じてしまう。
頭部142を被覆する軟質樹脂部材15のうち、各突起8を覆う部分が最も薄い肉厚となっており、その厚さtは、0.01mm~0.1mmの範囲内であることが好ましく、0.03mm~0.08mmであることがより好ましい。突起8を覆う軟質樹脂部材15の肉厚が薄いことにより、二次金型内で硬質樹脂部材14がブレにくくなり、保持ピン代わりとして抑えの効果を発揮することができる。
<歯間ブラシの製造方法>
次に、歯間ブラシ100の製造方法について述べる。ここでは、ヘッド部12の製造方法について詳述する。
ヘッド部12を形成する際には、まず、一次金型を用いて、ヘッド部12の軸芯となる硬質樹脂部材14を射出成形によって作製する。
次に、一次成形品である硬質樹脂部材14を二次金型内に配置し、軟質樹脂材料を射出することで、頭部142および軸本体141の第1部分R1を覆う軟質樹脂部材15を二色成形により作製する。
この際、硬質樹脂部材14の先端側から軟質樹脂材料を射出する。本実施形態では、一次成形品である硬質樹脂部材14の頭部142の軸回りに等間隔に配置された突起8によってこれらの間に形成される流路9も軸回りに等間隔に存在しており、ヘッド部12の先端側から二次材料を射出した際に、各流路9に均等に射出材料が分散されて流入する。これによって、硬質樹脂部材14の中心軸Oが金型キャビティ内の中心軸と一致した姿勢で二次成形を行うことができ、頭部142を含む軸本体141の外周面が軟質樹脂部材15によって被覆される。
このようにして、ヘッド部12を成形することができる。
本実施形態では、二次金型内に硬質樹脂部材14が配置された状態で、頭部142に設けられた複数の突起8と二次金型の内面との間には、硬質樹脂部材14の他の部分にくらべて非常に小さい隙間が形成される。そのため、各突起8は、二次金型の内面に対して常に接触した状態ではなく、上記隙間に射出材料が流れ込むことで、各突起8の表面が軟質樹脂部材15によって非常に薄い肉厚で被覆される。
また、本実施形態の突起8は、第1面8a側が最も高く、軸本体141側へ行くにしたがってその高さが低くなっていることから、突起8が金型の内面に接触する場合であっても、例えば、突起8における第1面8aの円弧状の周縁の一部が金型の内面に点接触する。そのため、突起8と金型内面との間の隙間に射出材料が入り込むことができ、突起8の表面を軟質樹脂部材15によって被覆することが可能である。
また、本実施形態では、保持ピン跡を肉眼では視認できないほど小さくすることも可能である。
一般的に、二次金型内に配置した一次成形が二次側の射出圧によって位置ずれするのを抑制するために、保持ピンを用いて一次成形品を二次金型内に固定する方法が採用されているが、保持ピン跡ができてしまうことが課題となっていた。
本実施形態では、一次成形品である硬質樹脂部材14の頭部142に、軸本体141よりも径方向外側に突出した複数の突起8を、軸回りに放射状に設けたことにより、各突起8を保持ピン代わりに抑えとして機能させることが可能である。
また、硬質樹脂部材14の軸回りに交互に存在する突起8および流路9によって、射出材料の流れが制御されて偏りが抑制される。このため、硬質樹脂部材14のブレやヘッド部12の変形が抑制され、硬質樹脂部材14の軸回りを覆う軟質樹脂部材15によって柔軟性のある清掃片11Aを多数形成することが可能となり、歯間清掃力の高い歯間ブラシ100を得ることができる。本実施形態では、清掃片11Aの密度が、300本/cm~600本/cmの範囲内である。清掃片11Aの柔軟性を活かして歯間清掃力を高めるには、前記密度が450/cm~550本/cmの範囲内が好ましい。
本実施形態では、頭部142は、軟質樹脂部材15によってすべて覆われている。軸本体141は、一部が軟質樹脂部材15から露出する部分があり、その露出面積は、1つあたり0.10mm以下である。つまり、頭部142に設けられた複数の突起8が保持ピン代わりとして機能することによって、ヘッド部12の軸本体141側を支持する保持ピンの数を大幅に減らすことができる。その結果、軟質樹脂部材15によって被覆される領域において、軟質樹脂部材15から露出する硬質樹脂部材14の面積を大きく減らすことができる。清掃片11Aの密度を前記範囲内にするには、前記露出面積を0.02mm以下にすることが好ましい。
また、硬質樹脂部材14の頭部142の先端側を球状にすることで、軟質樹脂材料を硬質樹脂部材14の先端側から流しても、硬質樹脂部材14の頭部142が大きく溶解せず、先端側における軟質樹脂部材15の所望の被覆厚みを保つことができるとともに、頭部142の形状を保つことができる。これにより、歯間へのブラシ部11の挿入性を向上させることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
表1に、サンプルとして用いた歯間ブラシの実施例1~10および比較例1の構成の詳細と評価について示す。
Figure 0007292031000001
<ブラシ部の変形のなさ>
まず、ブラシ部の変形のなさについて評価試験を行った。
実施例1~10および比較例1の歯間ブラシをそれぞれ5本ずつ用意し、5本の歯間ブラシの側面および上面画像において、清掃部突出片の最後列から先端側に向かって垂線を引き、清掃部の先端との位置関係を目視で測定した。ブラシの変形のなさを以下の基準に従って評価した。
☆:側面視および上面視いずれも垂線とブラシの先端が接しない。
◎:側面視と上面視のいずれか一方のみ垂線とブラシの先端が接する。
〇:側面視と上面視のいずれも垂線とブラシの先端が接する。
△:側面視と上面視のいずれも垂線からブラシの先端の50%未満がはみ出る。
×:側面視と上面視のいずれも垂線からブラシの先端の50%以上がはみ出る。
表1に示すように、実施例1~10は、比較例1に比べてブラシ部に変形がないことが示された。
<歯間への挿入しやすさ>
次に、歯間への挿入しやすさについて評価試験を行った。
10人のモニターが実施例1~10および比較例1の各歯間ブラシを使用し、歯間を清掃した際の歯間へのブラシ部の挿入性について、以下の基準で評価を行った。10人のモニターの平均評価を表1に示した。
5点:歯間挿入性が非常に良い。
4点:歯間挿入性がやや良い。
3点:歯間挿入性がどちらともいえない。
2点:歯間挿入性がやや悪い。
1点:歯間挿入性が非常に悪い。
10人のモニターの平均点が、4.2点以上を◎、3.0点以上4.2点未満を○、2.0以上3.0点未満を△、2.0点未満を×とした。
表1に示すように、実施例1~10は、比較例1に比べて歯間へのブラシ部11の挿入しやすいことが示された。
<先端部の歯ぐきへの当たり心地>
10人のモニターが、実施例1~10および比較例1の各歯間ブラシを使用し、歯間を清掃した際に、各歯間ブラシの先端部の歯ぐきへの当たり心地について、以下の基準で評価を行った。10人のモニターの平均評価を表1に示した。
5点:「先端部の歯ぐきへの当たり心地」が非常に良い。
4点:「先端部の歯ぐきへの当たり心地」がやや良い。
3点:「先端部の歯ぐきへの当たり心地」がどちらともいえない。
2点:「先端部の歯ぐきへの当たり心地」がやや悪い。
1点:「先端部の歯ぐきへの当たり心地」が非常に悪い。
10人のモニターの平均点が、4.2点以上を「◎」、3.0点以上4.2点未満を「○」、2.0以上3.0点未満を「△」、2.0点未満を「×」とした。
表1に示すように、実施例1~10の歯ぐきへの当たり心地は、比較例1の歯ぐきへの当たり心地と同等であり、従来技術よりも軟質樹脂の厚みが薄い領域を持つ本発明の実施形態においても、歯ぐきへの当たり心地は損なわれないことが示された。
<清掃実感>
10人のモニターが、実施例1~10および比較例1の各歯間ブラシを使用し、歯間を清掃した際の清掃実感について、以下の基準で評価を行った。10人のモニターの平均評価を表1に示した。
5点:清掃実感が非常に良い。
4点:清掃実感がやや良い。
3点:清掃実感がどちらともいえない。
2点:清掃実感がやや悪い。
1点:清掃実感が非常に悪い。
10人のモニターの平均点が、4.2点以上を◎、3.0点以上4.2点未満を○、2.0以上3.0点未満を△、2.0点未満を×とした。
表1に示すように、実施例1~10は、比較例1に比べて清掃実感が高いことが示された。
実施例1~10のうち、実施例3の歯間ブラシは、全ての項目において高い評価が得られた。
また、各実施例のうち、実施例1~3および実施例6~10の歯ブラシは、頭部形状の最大径が小さいため、二次側成形時に圧力がかかりにくく、ブラシ部の変形がより抑えられた構成となっている。また、先端が小さいので、歯間への挿入性が特に良好である。
また、突起を有する各実施例のうち、実施例3,4および実施例6~10の歯ブラシは、突起の短軸方向の長さが短いため先端が小さく、歯間への挿入性が良好である。さらに、突起の断面積が小さいため、二次側成形時に圧力がかかりにくく、ブラシ部の変形が抑えられた構成となっている。
また、突起を有する各実施例のうち、実施例3~5および実施例7~10の歯ブラシは、突起の長軸方向の長さが短いため、歯間への挿入性が良好である。
また、各実施例のうち、実施例1~5および実施例7~10の歯ブラシは、先端部(頭部)の球状形状の軸方向の長さが長いため、二次側成形時に一次側樹脂が溶けにくく、頭部形状を維持することができる。このため、歯間への挿入性が良好である。
また、各実施例のうち、実施例1~7および実施例9,10の歯ブラシは、一次側樹脂の露出面積が小さく、ブラシ部における清掃片の密度が高い構成のため、良好な清掃実感が得られる。
また、各実施例のうち、実施例1~8および実施例10の歯ブラシは、隣り合う突起どうしの間に十分な大きさの流路が形成され、二次成形時にブラシ部の変形が抑えられた構成となっている。
また、実施例3~9の歯ブラシは、突起を有した構成となっているため、隣り合う突起どうしの間に流路が形成され、二次成形時にブラシ部の変形が抑えられた構成となっている。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
図9は、変形例1の先端部の構成を示す斜視図である。図10は、変形例2の先端部の形状を示す斜視図である。図11は、変形例3の先端部の形状を示す平面図である。図12は、変形例4の先端部の形状を示す側面図である。
ヘッド部12における頭部形状は、上述した形状に限られない。
例えば、図9に示す頭部61のように球状形状としてもいいし、図10に示す頭部62のように円柱形状としてもよい。この場合は、軸方向に沿って切り込み66を形成することでその内側を流路(凹部)9とすることができる。
また、図11に示す頭部68のように、頭部本体7の外周面7aに複数の突起(凸部)63が設けられた構成において、軸回りで隣り合う突起63どうしが互いの端部において軸回りに連続した形状としてもよい。軸回りで隣り合う突起63どうしの間に、射出材料の流路9が形成される。
さらに、図12に示す頭部69のように半球形状としてもよい。この場合、頭部69の頂部65を先端側に向けるとともに、平面67を軸本体141側に向けることが好ましい。
頭部形状についてはさまざまなバリエーションが考えられ、上述した変形例以外の形状も採用することができる。例えば、軸方向に交差する断面形状が楕円形状を呈する頭部としてもよい。この場合、長軸方向における2つの頂部が突起として機能し、短軸方向両側に形成される金型との間の隙間が流路として機能する。
7…頭部本体、7a,14a,142b…外周面、8,63…突起(凸部)、8a…第1面、9…流路(凹部)、11…ブラシ部、11A…清掃片、12…ヘッド部、12a,141a…先端、13…ハンドル部、14…硬質樹脂部材、15…軟質樹脂部材、61,62,68,69,142…頭部、100…歯間ブラシ、141…軸本体、142A…前方部、142B…後方部、D1…頭部の最大径、D2…軸本体の前端側の径、H…高さ、O…中心軸

Claims (11)

  1. 一方向に長さを有するとともに軸回りにブラシ部を有するヘッド部と、
    前記ヘッド部の中心軸に沿う方向における一端側に接続されるハンドル部と、を備え、
    前記ヘッド部は、
    軸方向に延在する軸本体と、前記軸本体の先端に設けられる頭部と、を有する硬質樹脂部材と、
    前記硬質樹脂部材の外周面を被覆する軟質樹脂部材と、を有しており、
    前記頭部の最大径は、前記軸本体の前記先端の径よりも大きく、
    前記頭部は、軸回りに等間隔に配置された複数の凹部、および複数の凸部、
    あるいは、前記中心軸に対して対称に配置された複数の凹部および複数の凸部、を有し、
    前記凹部および前記凸部は前記軸方向に延在し、
    前記凸部は、軸方向の先端側に前記中心軸に垂直な第1面を有しており、
    前記中心軸を通り軸方向に延びる面を切断面とする前記凸部の断面、前記中心軸に垂直な面に対して側面視で非対称の形状である、
    歯間ブラシ。
  2. 前記頭部は、
    軸回りに等間隔に配置された複数の前記凹部、および複数の前記凸部、を有し、
    前記複数の凹部、および前記複数の凸部は、前記中心軸に対して対称に配置される、
    請求項1に記載の歯間ブラシ。
  3. 前記中心軸の方向から見て、前記頭部本体の外周面に対する前記複数の凸部の接触長さの総和の比が、0.2~0.7の範囲内である、
    請求項1または2に記載の歯間ブラシ。
  4. 前記中心軸に交差する方向において、
    前記凸部の高さが、0.05mm~0.5mmの範囲内であり、
    前記凸部の断面積が、0.01mm~0.3mmの範囲内である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  5. 前記凸部および前記凹部の前記軸方向の長さが、0.1mm~1.0mmの範囲内である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  6. 前記頭部は、前記複数の凸部または/かつ前記複数の凹部が存在しない前方部と、前記複数の凸部または/かつ前記複数の凹部が存在する後方部と、を前記軸方向に有し、前記前方部の前記軸方向の長さが、0.3mm~1.5mmの範囲内である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  7. 前記中心軸に沿う断面形状において、
    前記複数の凸部の高さは、軸方向の先端側が最も高く、前記軸本体側へ向かうにしたがって漸次低くなり、前記軸本体に繋がる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  8. 前記中心軸に沿う断面形状において、
    前記複数の凸部の前記軸方向の後端側は、前記中心軸上の点を曲率中心として曲面状に窄まり、前記軸本体に繋がる、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  9. 前記ヘッド部のうち前記軟質樹脂部材によって被覆される領域において、
    前記軟質樹脂部材から露出する前記硬質樹脂部材の面積は、1つあたり0.10mm以下である、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  10. 前記ヘッド部は、前記軟質樹脂部材からなるブラシ部を有しており、
    前記ブラシ部は、柔軟性を有する清掃片を多数有し、
    前記清掃片の密度が、300本/cm~600本/cmの範囲内である、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  11. 前記頭部は、前記ブラシ部よりも軸方向の先端側に位置する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
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