JP6275832B2 - オーラルケア器具用のヘッド - Google Patents

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Description

本開示は、オーラルケア器具用のヘッドに関し、詳細には、異なる長さの繊維を有する少なくとも1つの毛束を有するこうしたヘッドに関する。
手動式及び電動式歯ブラシのようなオーラルケア器具用の多数の繊維からなる毛束は、当該技術分野では周知のものである。一般的にこうした毛束は、使用者の口腔内に挿入されることを意図したヘッドの取り付け面に取り付けられている。通常はヘッドにグリップハンドルが取り付けられ、ブラッシングの際にはこのハンドルを使用者が握る。ヘッドは、ハンドルに永久的に連結されているか、又はハンドルに繰り返し着脱することができるものとなっている。
1個の毛束を形成する繊維は、ほぼ同じ寸法及び特性をしばしば有することが知られている。これらのタイプの毛束を有する歯ブラシは、歯の外側の頬側面は適切に磨くことができるが、歯肉縁、歯間部分、舌側面、及び口腔の他の届きにくい場所から歯垢及び食べかすを適切に取り除くのにはそれほど適していない。
2つの異なるタイプの繊維からなる、いわゆるタフトインタフトという毛束も当該技術分野において知られている。一般的に、各タイプの繊維は繊維群として配置され、内側の繊維群が外側の繊維群によってほぼ同軸的に包囲されることによって、毛束を形成する。例えば、ブリッスル面を有し、多数の繊維からなる毛束がそこから繊維の方向に延びる歯ブラシヘッドが知られている。各毛束は、下端から上端にかけて先細でない断面を有する短い繊維と、下端から上端にかけて先細の長い繊維からなるものである。
当該技術分野において知られるタフトインタフト、特に毛束の中心領域により長い繊維が配置されたものは、歯間の磨き特性が大幅に低い。
本開示の目的の1つは、特に歯の歯間及び歯肉縁領域に対して高い磨き特性を与えるオーラルケア器具用のヘッドを提供することにある。こうしたヘッドを有するオーラルケア器具を提供することも本開示の目的である。
一態様に基づけば、オーラルケア器具用のヘッドであって、
−取り付け面と、
−取り付け面から延びる少なくとも1つの毛束と、を備え、
−毛束が、第1の繊維の群と少なくとも第2の繊維の群とを含み、第1の繊維の群が、前記第2の繊維の群によって包囲され、
−第1の群の繊維が第1の長さを有し、第2の群の繊維が第2の長さを有し、第1の長さが第2の長さと異なっており、
−第1の長さと第2の長さとの間の長さの差が約1.1mm〜約1.9mmである、オーラルケア器具用のヘッドが提供される。
一態様によれば、そのようなヘッドを備えたオーラルケア器具が提供される。
本発明を、以下に異なる実施形態及び図面を参照しながらより詳細に説明する。
オーラルケア器具の例示的な一実施形態の斜視図を示す。 図1のオーラルケア器具の側面図を示す。 図1のオーラルケア器具の平面図を示す。 図1のオーラルケア器具の毛束の斜視図である。 図4の毛束の第1の群の繊維の斜視図を示す。 図4の毛束の第2の群の繊維の斜視図を示す。 図4の毛束の第1及び/又は第2の群の繊維の別の実施形態の側面図を示す。 本開示の一実施形態に基づくオーラルケア器具のブラッシングの結果を比較例の実施形態のブラッシングの結果と比較した図を示す。
本開示に基づくオーラルケア器具用のヘッドは、ヘッドの取り付け面から延びる少なくとも1つの毛束を有するものである。毛束は、第1の長さを有する第1の繊維の群と、第1の長さとは異なる第2の長さを有する第2の繊維の群とを含む。本開示との関連では、繊維の長さは、ヘッドの取り付け表面に固定された繊維の下端から繊維の自由端/可動端までで測定される繊維が延在する長さによって定義される。第1の繊維の群は、第2の繊維の群によって包囲され、同軸的に包囲されてもよい。
別の言い方をすれば、毛束は、長さにおいて異なり、それぞれの群に配置された2種類の分離した/単一の、又は隔離された繊維で構成される。本開示との関連では、「繊維の群」とは、ほぼ同じ長さを有する少なくとも5本の単繊維を意味する。いくつかの実施形態では、より短い長さを有する繊維の群は、より大きい長さを有する他の群の繊維の数の少なくとも3倍の繊維を含む。
第1の長さと第2の長さとの長さの差は、約1.1mm〜約1.9mm、場合により約1.3mm〜約1.7mm、更に場合によっては約1.5mmである。このような長さの差により、より長い繊維が歯間のすき間に効果的に入り込むことができ、より短い繊維が歯の頬側、舌側、及び咬合面を適切に磨くことができる。実質的に平坦な表面及び歯間のすき間の両方の歯垢及び他の残りかすをより効果的に除去することができるオーラルケア器具用のヘッドが提供される。長い繊維の群と短い繊維の群とは互いに相乗的に働く。試験結果により、長い繊維の群と短い繊維の群との間の長さの差が、歯間への入り込み及び全体的な磨き性能にとって重要であることが示された。この長さの差が小さすぎる場合には、充分な歯垢除去を与えるだけの十分な深さにまで長い毛束が歯間部分の中に入り込めない場合がある。しかしながら、長さの差が大きすぎると、短い繊維が、歯の頬側、舌側、及び咬合面に接触して磨くことが妨げられうる。
約1.5mmの長さの差が、長い繊維による高い歯間の磨き特性、及び短い繊維による歯の頬側、舌側、及び咬合面の良好な磨き性能の両方を与えることが期せずして見出された。実質的な長さの差がない繊維からなる毛束では、繊維の歯間への入り込みがほとんど見られなかった。1mmよりも短い長さの差では歯間の磨き性能が低かったのに対して、約2.5mmの長さの差では、短い繊維が歯の頬側、舌側、及び咬合面とほとんど接触しないことが示された。
いくつかの実施形態では、取り付け面から繊維の上端の自由端までで測定した短い繊維の長さは、約8mm〜約12mm、場合により約11mmとすることができる。
いくつかの実施形態では、第1の群の繊維の第1の長さは、第2の群の繊維の第2の長さよりも大きくてよい。別の言い方をすれば、長い繊維が短い繊維によって包囲されることになる。これにより、長い繊維を、長い繊維に高い安定性を与えることができる短い繊維によって支持することができ、これにより高い磨き性能を得ることができる。毛束に力が加えられる場合、短い繊維の群は、長い繊維の群の対抗力として機能することができ、長い繊維の群の曲げ剛性がより高くなる。別の言い方をすれば、第2の短い繊維の群は、第1の長い繊維の群の支持構造として機能することができる。したがって、通常の、又は細い繊維を毛束の内側部分に使用することで、ブラッシング動作の際に狭い歯間のすき間に届いて、十分な接触圧で磨くことができる。
毛束の各繊維は、長手方向軸と、長手方向軸に垂直な平面内に延びる断面積とを有する。いくつかの実施形態では、この断面積はほぼ円形の形状を有してよく、より長い長さを有する第1の群の繊維は、第2の群の繊維の直径よりも小さい直径を有することができる。前記より長い繊維の比較的小さい直径は、前記繊維が歯間のすき間及び他の届きにくい部分に入り込むことを更に容易にしうる。より大きな直径を有する第2の群のより短い繊維は、より直径の小さい繊維と比較して高い曲げ剛性を有することから、第2の繊維の群は、第1の群の繊維に比較的高い対抗力を与えることができる。したがって、第2の短い繊維の群は、第1の群のより長い繊維に、ブラッシング動作の際に向上した安定性及び高い曲げ剛性を与えることができる。向上した安定性/曲げ剛性により、より長い繊維は、歯を効果的に磨き、歯間部分に繊維を入り込ませるのに十分な接触圧を伝達することができる。更に、このような比較的長くて細い繊維は、ブラッシングの際に歯肉に刺すような感覚/不快感をほとんど生じることのない穏やかな磨き動作を与えることができる。充分な安定性/曲げ剛性、並びに刺すような感覚をほとんど生じることのない穏やかな磨き効果による、良好な歯間への入り込み及び磨き特性を与える一方で、より短い繊維が歯の頬側、舌側、及び咬合面を適切に磨くことができるオーラルケア器具用のヘッドが提供される。
例えば、より大きな長さを有する第1の群の繊維の直径を約0.15mm〜約0.16mm、場合により約0.1524mm(6mil)とし、より小さい長さを有する第2の群の繊維の直径を約0.17mm〜約0.18mm、場合により約0.1778mm(7mil)とすることができる。
各繊維の群及び毛束全体は、長手方向軸と、長手方向軸に垂直な平面内に延びる断面積とを有しうる。第1の群及び/又は第2の群の断面積は、円形又は非円形の形状を有することができる。例えば、断面積の形状は、長円形、正方形、長方形、三角形の断面形状を有するか、又は平らに潰れた長辺を有する長楕円体であってもよいが、他の形状も考えられうる。異なる繊維の群が異なる断面を有することで、毛束全体の様々な形状/断面を実現することができる。
いくつかの実施形態では、毛束全体は、約2.8mm〜約3.2mm、場合により約3mmの直径を有するほぼ円形の断面形状を有することができる。これに代えるか又はこれに加えて、第1の繊維の群の断面積は、約0.8mm〜約1.2mm、場合により約1mmの直径を有するほぼ円形の形状を有することができる。このような毛束の寸法は、良好な歯間への入り込み特性、並びに効果的な頬側、舌側、及び咬合面の磨き性能の両方を与えることができる。
いくつかの実施形態では、より大きな長さの繊維は、尖った先端を有する先細の繊維とすることができる。先細の繊維は、2本の歯の間の部分ばかりでなく、ブラッシングの際に歯肉ポケットに最適に入り込むことができ、高い磨き特性を与えることができる。いくつかの実施形態では、先細の繊維は、取り付け面の上に約10mm〜16mm、場合により約12.5mmだけ延びた全体の長さ、及び、フィラメントの先端から測定して約5mm〜約10mmの先細の部分を有することができる。尖った先端は、針状であってよく、枝分かれ又は羽根状の端部を有してもよい。先細状部分は、化学的及び/又は機械的な先細形成プロセスによって形成することができる。
これに加えるか又はこれに代えて、第1の群の繊維と第2の群の繊維とは、以下の特性、すなわち曲げ剛性、材料、テクスチャー、断面形状、色、及びこれらの組み合わせの少なくとも1つにおいて更に互いに異なってもよい。繊維は、捲縮、切欠き、ディンプル加工、フロック加工されてもよく、又は例えば一連のリブを有してもよい。テクスチャー加工された繊維は、歯の磨き効果を高める傾向を有しうる。繊維は円形又は非円形の断面を有してもよく、詳細には、繊維は、菱形若しくは十字形の断面、三角形若しくは長円形の断面形状、又は平らに潰れた長辺を有する長楕円形として述べることができる断面を有することができる。更に、繊維はその自由端において旗状に形成されて(flagged)も、又は中空であってもよい。繊維は、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まない熱可塑性エラストマー材料(TPE)で、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないナイロンで、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないポリブチレンテレフタレート(PBT)で、又は外表面が着色されたナイロンインジケータ材料で形成することができる。ナイロンインジケータ材料の着色は、繊維が長時間にわたって使用されて繊維が摩耗した程度を示すにしたがって徐々に摩耗する。
これに加えるか又はこれに代えて、少なくとも1つの毛束がヘッドの取り付け面に対して傾けられてもよい。別の言い方をすれば、少なくとも1つの毛束を、毛束がそこから延びるヘッドの取り付け面の部分に対して角度αに向けることができる。毛束は、それを通じて毛束がヘッドに固定されるヘッドの取り付け面の接線となるか又は取り付け面と同一平面上となる仮想線に対して角度をなすことができる。少なくとも1つの毛束は、ヘッドの長手方向の長さにほぼ平行であるか、かつ/又はこれに対して直交する、すなわちヘッドの幅にわたる方向に角度αで向けることができる。少なくとも1つの傾いた毛束は、毛束の傾きによってより長い繊維が歯の間の小さいすき間に滑り込んで歯間部分を磨くことが促進される一方で、より短い繊維が、歯の頬側、舌側、及び咬合面を磨くことができるので、特に歯間部分に対して、高い磨き特性を与えることができる。より大きい/長い長さの繊維は、狭いすき間に確実に届くことができるだけでなく、歯の間のすき間に入り込んで、歯垢及び他の残りかすをより効果的に除去することができる。
いくつかの実施形態では、ヘッドは少なくとも2つの毛束を有してよく、少なくとも1つの毛束がヘッドの遠位端に向かう方向に傾けられ、少なくとも1つの毛束がヘッドの近位端に向かう方向に傾けられてもよい。「ヘッドの近位端」なる用語は、ヘッドに取り付けることができるハンドルに近い方のヘッドの端部のことを意味し、「ヘッドの遠位端」なる用語は、ヘッドの近位端の反対側となるヘッドの端部、すなわちヘッドの自由端のことを意味するものとする。別の言い方をすれば、少なくとも1つの毛束がヘッドの長手方向の長さに対して前方に角度をなしてよく、少なくとも1つの毛束がヘッドの長手方向の長さに対して後方に角度をなしてよい。毛束の傾きによって、長い繊維が傾きの方向に歯間部分/すき間内により簡単に滑り込むことが促されうるため、互いに反対方向に傾けられた少なくとも2つの毛束を有するヘッドが、互いに反対方向にヘッドが動かされる際の磨き特性を高めることができる。ヘッドが歯の表面上でその長手方向の長さに沿って動かされる場合、少なくとも2つの毛束のより長い繊維を、前方及び後方へのブラッシング動作においてそれぞれ歯間のすき間に入り込ませることができる。
いくつかの実施形態では、ヘッドは少なくとも2列の毛束、場合により少なくとも3列の毛束を有してよく、各列がヘッドの長手方向の長さにほぼ沿って配置され、各列の毛束がほぼ同じ方向に向かって傾けられ、整列されてもよい。毛束は、ヘッドの長手方向の長さに平行な方向、すなわちヘッドの長さに沿った方向に、又はヘッドに直交する方向、すなわちヘッドの幅を横切る方向に、又はヘッドの長さと幅との間の途中の方向に傾けることができる。このような毛束の配列は、ヘッドの磨き効率をよりいっそう高めうる。
いくつかの実施形態では、少なくとも第1の列の毛束がヘッドの近位端に向かう方向に傾けられ、少なくとも第2の列の毛束がヘッドの遠位端に向かう方向に傾けられてもよい。場合により、少なくとも2つの列が交互に配置されてもよく、これにより、ヘッドの側面斜視図においていわゆる十字型の毛束パターンを形成してもよい。このような毛束のパターンは、磨き特性を更に高めうる。オーラルケア器具のヘッドがその長手方向の長さに沿った前方への運動で動かされる場合には、ヘッドの遠位端に向かう方向に傾けられたより長い繊維の群が、つつき、旋回し、滑る運動を行うことによって、前方から歯間部分に入り込むことができる。ヘッドが後方への運動、すなわち、前方への運動と反対の方向に動かされる場合には、ヘッドの近位端に向かう方向に傾けられたより長い繊維の群が、つつき、旋回し、滑る運動を行うことによって、後方から歯間部分に入り込むことができる。したがって、十字型の毛束パターンは、より長い繊維の群が、歯の頬側、舌側、及び咬合面に沿った毎回の前方及び後方へのブラッシングストロークによって歯間部分に入り込むことを可能とするものである。
場合により、1つの列内の毛束間の距離/間隔は、歯の幅に合わせる/一致させることができる。これにより、より長い繊維が複数の歯間部分/歯間のすき間に同時に入り込むことができる。歯列の幅が、顎の位置によって、また、人によって異なりうることから、ある列内の毛束の間の距離/間隔は、約3mm〜約6mmの範囲とすることができる。
以下で「傾斜角度」とも呼ぶ、毛束とヘッドの取り付け面との間の角度αは、約45°〜約89°、場合によっては約60°〜約85°、更に場合によっては約65°〜約83°、尚更に場合によっては約70°〜約80°、尚更に場合によっては約72°〜約78°、尚更に場合によっては約74°、約75°、又は約76°とすることができる。
実験によって、約65°〜約80°、場合により約70°〜約80°の傾斜角度αを有する繊維が、歯間のすき間により入りやすいことが示されている。約80°よりも大きい傾斜角度αを有する繊維は、運動の方向から逸れてしまうか又は歯の上を滑ってしまうために歯間に入り込みにくいことが示されている。
いくつかの実施形態では、傾斜角度αは、約74°〜約76°、場合により約74°又は約75°とすることができる。約74°〜約76°、場合により約74°又は約75°の傾斜角度αを有する繊維は、オーラルケア器具のヘッドの磨き性能を更に高めうることが期せずして見出された。実験により、こうした繊維は歯間のすき間によりいっそう入り込みやすいことが示された。
いくつかの実施形態では、毛束は、ホットタフティングプロセスによってヘッドに取り付けることができる。オーラルケア器具の一製造方法は以下の工程を含む。すなわち、第1の工程では、所望の量の繊維を与えることによって毛束を形成することができる。第2の工程では、毛束を、金型のキャビティ内に、ヘッドに取り付けられる繊維の端部がキャビティ内に延びるようにして置くことができる。このキャビティ内に延びていない繊維の反対側の端部は、端に丸みをつけてもよく、又は端に丸みをつけなくともよい。例えば、繊維が、尖った先端を有する先細の繊維である場合には、繊維の端に丸みがつけられなくともよい。第3の工程では、ヘッド、又はヘッド及びハンドルからなるオーラルケア器具本体を、金型のキャビティ内に延びる繊維の端部の周囲に射出成形プロセスによって形成することによって、毛束をヘッドに固定することができる。また、毛束は、ヘッドの第1の部分(いわゆる「シールプレート」)を、オーラルケア器具の残りの部分が形成される前に、金型のキャビティ内に延びる繊維の端部の周囲に射出成形プロセスによって形成することによって固定することもできる。射出形成プロセスを開始する前に、金型のキャビティ内に延びる繊維の端部を必要に応じて溶融又は融着して、繊維同士を融合した塊又は球として接合し、融合した塊又は球がキャビティ内に配置されるようにしてもよい。毛束は、オーラルケア器具の完成したヘッド上の毛束の所望の位置に対応した盲孔を有する金型バーによって、金型のキャビティ内に保持することができる。別の言い方をすれば、ホットタフティングプロセスによってヘッドに取り付けられた毛束は、その長さに沿って中央部にわたって二重にされなくともよく、アンカー/ステープルを用いることによってヘッドに取り付けられなくともよい。毛束は、アンカーを用いないタフティングプロセスによってヘッドに取り付けることもできる。
オーラルケア器具は、上記に述べた実施形態のいずれかに基づく、ハンドル及びヘッドからなる歯ブラシであってよい。ヘッドはハンドルから延び、ハンドルと繰り返し着脱することが可能なものであってよく、又はヘッドはハンドルに取り外しできないように連結されてもよい。歯ブラシは、電動歯ブラシ又は手動歯ブラシであってよい。
以下は、図面を参照した、本開示に基づく毛束の例示的な一実施形態を有するオーラルケア器具の例示的な一実施形態の非限定的な考察である。
図1〜3は、ハンドル12とハンドル12から長手方向に延びるヘッド14とからなる手動又は電動歯ブラシ10であってよい、オーラルケア器具10の一実施形態を示したものである。ヘッド14は、ハンドル12に近い近位端22と、ハンドル12から最も遠い、すなわち近位端22の反対側の遠位端24とを有している。ヘッド14は、長さ方向の長さ26と、長さ方向の長さ26にほぼ垂直な幅方向の長さ28とを有する、ほぼ楕円形の形状を有しうる。2種類の異なる毛束16、18を、ホットタフティングプロセスによってヘッド14に固定することができる。
毛束16、18は、ヘッド14の取り付け面20からほぼ直交するように延びてよく、すなわち、毛束16、18とヘッド14の取り付け面20との間に画定される角度αは約90°でよい。しかしながら、毛束16、18の少なくとも一方を取り付け面20に対して約45°〜約89°、場合により約60°〜約85°、更に場合により約65°〜約83°、尚更に場合により約70°〜約80°、尚更に場合により約72°〜約78°、尚更に場合により約74°、約75°、又は約76°の角度αだけ傾斜させることもできる。
本開示による毛束16の1つが図4に示されている。毛束16は、2つの異なる繊維34、36の群30、32を含み、内側の第1の群30が外側の第2の群32によって包囲されている。第1の群30は、その1本が図5に示される繊維34を含み、その1本が図6に示される第2の群の繊維36の長さ42と比較してより大きな長さ40を有している。第1の群30の繊維34と第2の群32の繊維36との間の長さの差38は、約1.5mmとすることができる。
毛束16の各センサ34、36は、長手方向軸66、69と、長手方向軸66、69にほぼ垂直な平面内に延びる断面積67、70とを有している。各繊維34、36の断面積67、70はほぼ円形の形状を有してよく、第1の群30の繊維34の直径68を、第2の群32の繊維36の直径71よりも小さくすることができる。第1の群30の繊維34の直径68を、約0.15mm〜約0.16mm、場合により約0.1524mm(6mil)とし、第2の群32の繊維36の直径71を、約0.17mm〜約0.18mm、場合により約0.1778mm(7mil)とすることができる。第2の群32の繊維36は、ブラッシング動作の際に第1の群30の繊維34に対抗力を与えることによって前記繊維34に高い安定性/曲げ剛性を与えることができ、これにより、第1の群30の繊維34が歯と接触する際に高い接触圧を生じることができる。高い接触圧は、より長い繊維34を歯間のすき間により容易に入り込ませることができ、繊維34の比較的細い寸法により、柔らかなブラッシング感覚が与えられる。第1の群30の繊維34は、図7に示されるような尖った先端72を有する先細の繊維とするか、又は端が丸められた先端を有するほぼ円柱状の繊維とすることができる(図5参照)。
毛束16は、長手方向軸44と、長手方向軸44に垂直な平面内に延びる断面積46とを有している。断面積46は、約2.8mm〜約3.2mm、場合により約3mmの直径48を有するほぼ円形の形状を有してよい。第1の繊維34の群30は、約0.8mm〜約1.2mm、場合により約1mmの直径52を有するほぼ円形の形状を有する断面積50を有しうる。
毛束16は、ヘッド14の幅方向の長さ28にほぼ平行に整列された列54に配置することができる。4本の毛束16の列54と、毛束18を含む4本の列56とを交互に配することができる。毛束18は、約1.7mmの直径を有するほぼ円形の断面形状を有することができる。毛束18は、約0.1778mm(7mil)の直径を有するほぼ円形の断面形状を有する繊維を含んでもよい。毛束18の繊維は、第2の群32の繊維36の長さ42と等しい長さを有することができる。
ヘッド14の遠位端24の爪先領域(すなわちハンドル12から最も遠い部分)において、4本の毛束18をヘッド14の取り付け面20に取り付けることができる。更に、1本の毛束18を、ヘッド14の遠位端24に最も近い列54と列56との間に配置することができる。
毛束16及び毛束18の繊維は、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まない熱可塑性エラストマー材料(TPE)で、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないナイロンで、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないポリブチレンテレフタレート(PBT)で、又は外表面が着色されたナイロンインジケータ材料で形成することができる。毛束16の第1の群30の繊維34は、第2の群32の繊維36とは異なる材料で形成することができる。
比較実験
ロボット試験:
本開示に基づくオーラルケア器具用のヘッド(本開示の例示的実施形態1、図1〜6参照)と、比較例に基づくオーラルケア器具用のヘッド(比較例1)とを、義歯(タイポドント)上の歯垢代用物の除去効率について比較した。
本開示の例示的実施形態1:
毛束のパターン:図1〜3を参照
ヘッド12の長さ方向の長さ37.5mm
毛束16(図4〜6参照):
毛束16の断面形状:円形
毛束16の直径48:3mm
第1の群30の繊維34の長さ40:12.5mm
第1の群30の繊維34の断面形状:円形
第1の群30の繊維34の直径68:0.1524mm(6mil)
第1の群30の直径52:1mm
第2の群32の繊維36の長さ42:11mm
第2の群32の繊維36の断面形状:円形
第2の群32の繊維36の直径71:0.1778mm(7mil)
毛束18:
毛束18の断面形状:円形
毛束18の直径58:1.7mm
繊維の長さ:11mm
繊維の断面形状:円形
繊維の直径:0.1778mm(7mil)
全繊維の材料:ナイロンPA6.12
比較例1:
ヘッドの長さ方向の長さ:37.5mm
毛束のパターン:以下の数の毛束を含む10本の列:
第1列(ヘッドの近位端)2本の毛束
第2列3本の毛束
第3列3本の毛束
第4列4本の毛束
第5列4本の毛束
第6列4本の毛束
第7列4本の毛束
第8列3本の毛束
第9列2本の毛束
第10列(ヘッドの遠位端)1本の毛束
毛束の断面形状:円形
毛束の直径:1.7mm
毛束の繊維の断面形状:円形
毛束の繊維の直径:0.1778mm(7mil)
毛束の繊維の長さ:11mm
全繊維の材料:ナイロンPA6.12
以下の条件下でロボットシステムKUKA 3を用いてブラッシング試験を行った(表1参照)。
Figure 0006275832
図8は、例示的実施形態1(14)及び比較例1(64)の歯垢代用物除去量を、それぞれ歯の表面全体(66)、頬側面(68)、舌側面(70)、舌側及び頬側面(72)、咬合面(74)、歯肉線(76)、及び歯間面(78)についてパーセント(%)で示したものである。
図8は、例示的実施形態1(14)が、比較例1(64)と比較して、歯の表面全体(66)、頬側面(68)、舌側面(70)、舌側及び頬側面(72)、咬合面(74)、歯肉線(76)、及び歯間面(78)について、大幅に向上した歯垢除去特性を与えることを明らかに示すものである。
官能試験:
更に、官能試験によって、比較例(比較例2)に基づくオーラルケア器具と比較して、本開示に基づくオーラルケア器具(例示的実施形態1及び2)の性能上の利点が示された。官能試験は、訓練及び経験を積んだ官能試験員が、規定の基準と比較して、オーラルケア器具の効果を評価するものである。官能試験(すなわち、歯磨き粉を使用せずに行った異なる毛束形状の官能評価)を、訓練及び経験を積んだ5人の官能試験員により、以下の基準、すなわち、歯間磨き性、口内における全体的知覚、毛束パターンの固さ及び安定性について行った。例示的実施形態1及び2、並びに比較例2の評価を以下のようにして行った。
上記に述べた本開示の例示的実施形態1:
官能評価:
−全体の磨き性は極めて良好であった。
−歯間磨き性の知覚は過半数の試験員で極めて良好であった。
−ブラシは、安定したブリッスル領域を有する極めて効率的な器具として知覚された。
−より高い圧力を加えたところ、例示的実施形態1は依然、安定しており、ブリッスルが逸れることがなく、良好な歯間磨き性の知覚が得られた。
−調整は完全であった。
4本の列を互いに隣接して配置した以外は、上記に述べたものと同様の本開示の例示的実施形態2:
官能評価:
−ブラシは非常に柔らかく、歯肉に優しい。
−上段の毛束が歯間に入り込み、また、十分に柔軟であるので下段の毛束が歯との多くのブリッスル接触を有する。
−歯間への入り込み性は高い。
−調整は完全であった。
比較例2:
異なる長さの繊維を含む毛束のパターン(内側の群のより長い繊維と外側の群のより短い繊維):それぞれが3本の毛束を有する4本の列を互いに隣接して配置した。
毛束の断面形状:円形
毛束の直径:3mm
内側の群の繊維の長さ:13.5mm
内側の群の直径:1mm
内側の群の繊維の断面形状:円形
内側の群の繊維の直径:0.1778mm(7mil)
外側の群の繊維の長さ:11mm
外側の群の繊維の断面形状:円形
外側の群の繊維の直径:0.1778mm(7mil)
全繊維の材料:ナイロンPA6.12
官能評価:
−ブリッスルは、特に円を描くブラッシング運動を用いた場合に歯肉をわずかに突くような感じである。
−接触のほとんどが上段のブリッスルのみとのものであるために、全体的にブリッスルの接触は多くない。
−ブリッスルの内側の群が長すぎる。
官能試験の結果は、繊維の接触のほとんどがより長い繊維とのみ生じるため、約2.5mmの繊維の長さの差によって全体の繊維との接触が少なくなることを明らかに示している。更に、約2.5mmの繊維の長さの差によって、わずかに突くような知覚が生じる。これに対して、約1.5mmの長さの差では、柔らかく、歯肉に優しい知覚と、より長い繊維による良好な歯間への入り込みの両方が得られる。更に、より長い繊維が十分に柔らかいためにより短い繊維が歯と十分に接触することができる。
本開示との関連では、「ほぼ」なる語は、理論上は正確な一致又は挙動を示すことが期待されるが、実際にはわずかに正確ではないものとなりうる要素又は機構の構成のことを指す。したがって、この語は、定量的な値、測定値、又は他の関連する表現が、問題とされる対象物の基本的機能に変化をもたらすことなく、記載される基準から異なりうる程度を示すものである。
本明細書に開示される寸法及び値は、記載される正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載される値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものである。

Claims (13)

  1. オーラルケア器具(10)用のヘッド(14)であって、
    取り付け面(20)と、
    前記取り付け面(20)から延びる少なくとも1つの毛束(16)と、を備え、
    前記毛束(16)が、第1の繊維(34)の群(30)と少なくとも第2の繊維(36)の群(32)とを含み、前記第1の繊維(34)の群(30)が、前記第2の繊維(36)の群(32)によって包囲され、
    前記第1の群(30)の繊維(34)が第1の長さ(40)を有し、前記第2の群(32)の繊維(36)が第2の長さ(42)を有し、前記第1の長さ(40)が前記第2の長さ(42)と異なっており、前記第1の長さ(40)と前記第2の長さ(42)との間の長さの差(38)が約1.1mm〜約1.9mmであり、
    前記第1の群(30)の繊維(34)の前記第1の長さ(40)が、前記第2の群(32)の繊維(36)の前記第2の長さ(42)よりも大き
    第2の毛束(18)が前記取り付け面(20)から延び、前記第2の毛束(18)の繊維は、前記第2の群(32)の繊維(36)の前記長さ(42)と等しい長さを有する、オーラルケア器具(10)用のヘッド(14)。
  2. 前記長さの差(38)が、約1.3mm〜約1.7mmである、請求項1に記載のヘッド(14)。
  3. 前記毛束(16)の各繊維(34、36)が、長手方向軸(66、69)、及び前記長手方向軸(66、69)に垂直な平面内に延びる断面積(67、70)を有し、前記断面積(67、70)がほぼ円形の形状を有し、前記第1の群(30)の繊維(34)が、前記第2の群(32)の繊維(36)の直径(71)よりも小さい直径(68)を有する、請求項1又は2に記載のヘッド(14)。
  4. 前記第1の群(30)の繊維(34)の前記直径(68)が、約0.15mm〜約0.16mmである、請求項3に記載のヘッド(14)。
  5. 前記第2の群(32)の繊維(36)の前記直径(71)が、約0.17mm〜約0.18mmである、請求項3又は4に記載のヘッド(14)。
  6. 前記毛束(16)が、長手方向軸(44)、及び前記長手方向軸(44)に垂直な平面内に延びる断面積(46)を有し、前記断面積(46)が、約2.8mm〜約3.2mmの直径(48)を有するほぼ円形の形状を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  7. 前記第1の繊維(34)の群(30)が、長手方向軸(44)、及び前記長手方向軸(44)に垂直な平面内に延びる断面積(50)を有し、前記第1の繊維(34)の群(30)の前記断面積(50)が、約0.8mm〜約1.2mmの直径(52)を有するほぼ円形の形状を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  8. より大きな長さの前記繊維(34、36)が、尖った先端(72)を有する先細の繊維である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  9. 前記第1の群(30)の繊維(34)と前記第2の群(32)の繊維(36)とが、以下の特性:曲げ剛性、材料、テクスチャー、断面形状、色、及びこれらの組み合わせの少なくとも1つにおいて更に互いに異なる、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  10. 前記毛束(16)が、前記ヘッド(14)の前記取り付け面(20)に対して傾斜している、請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  11. 前記毛束(16)と前記ヘッド(14)の前記取り付け面(20)との間に画定される角度(α)が、約45°〜約89°である、請求項10に記載のヘッド(14)。
  12. 前記少なくとも1つの毛束(16)が、ホットタフティングプロセスによって前記ヘッド(14)に取り付けられる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のヘッド(14)を備える、オーラルケア器具(10)。
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