JP7291061B2 - 分析システムおよび分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製品を生産する工場における製造現場の作業ロス等を分析するシステムに関する。
本発明の背景技術として、特開2013-162310号公報(特許文献1)に記載の技術がある。この公報には、「各製造工程のロスコストの算出において、各製造工程の実績コストと生産実績情報、及び各種ロスと損失費用との関係を示した「製造ロス定義パラメータ」を設定し、この製造ロス定義パラメータに基づいて、実績コスト中にどのくらいのロスコストが生じているかを自動的に計算できるよう構成した製造工程のロスコスト分析システムを提供する。」と記載されている。
特開2013-162310号公報
制御盤などの社会インフラシステム製品は、複数の制御盤と各種ユニットとで構成されており、顧客の注文に合わせた製品構成を設計して、製造及び試験を行い、出荷する個別受注設計品である。これらの製品は多品種少量で生産されており、製品毎に必要な設備及び部品などが異なる。このため、製品を製造する順序、作業者のスキル、又は設備の能力などによって、段取り又は部品待ち等の停滞時間が大きくなるなどの作業ロスが発生するといった問題が発生している。これらの製品では作業の繰り返し性が低いため、作業ロスが発生する要因の特定が難しく、作業改善策の検討は熟練者の経験やその時々の事例調査などによるものが大きかった。したがって、生産性を低下させる作業ロスの要因を早期に特定し、対策を立案することが重要となる。
これに対し、特許文献1には、各作業ロスと損失費用の関係を定義し、製造ロスコストを算出して、コストの高い作業ロスを優先付けする方法が記載されている。しかし、これらの方法は、繰り返し性の高い製品・部品の製造工程などに対して、作業ロスに対応するコストを定義するものであり、多品種少量生産のような繰り返し性が低い製品・部品の作業に対しては、ロスの定義及び評価が難しいといった問題があった。
そこで、本発明は、繰り返し性が低い製品・部品の作業に対しても、作業ロスの発生要因を特定するための作業ロス分析システムを提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一つを解決するために、本発明は、演算部と、記憶部と、入出力部と、を有する分析システムであって、前記記憶部は、生産物を生産するための活動の稼働時間に関する実績情報と、前記稼働時間に基づいて前記生産物を生産する活動が異常かを判定するための閾値情報と、を保持し、前記実績情報は、前記生産物を生産する活動を行う人を識別する情報、前記生産物を生産する活動に使用される設備を識別する情報、前記生産物を識別する情報、並びに、前記生産物を生産する活動における前記人及び前記設備の稼働状況を識別する情報を含み、前記演算部は、前記実績情報から抽出された事例ごとに、稼働時間と非稼働時間とを判定し、前記事例ごとの稼働時間と前記閾値情報とに基づいて、前記事例ごとに異常を判定し、異常と判定された事例の前記稼働時間を異常と判定されなかった事例の前記稼働時間と対比させる情報を前記入出力部に出力し、前記実績情報に基づいて、分析の対象の事例と、前記分析の対象の事例と対比される参照事例と、の間で、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度を計算し、前記記憶部は、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度の各々の重みを示す情報を保持し、前記演算部は、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度に前記重みを付して合成することによって総合的な類似度を計算し、前記総合的な類似度が高い順に複数の前記参照事例を出力するための情報を前記入出力部に出力することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、多品種少量製品を生産する工場においても、一定期間における稼働率が低い異常状態と、稼働率が高い優良状態の生産実績を抽出し、これら期間の生産に関わった作業者や設備、製品・部品や設備などの稼働状態の差異を比較することで、作業ロスの発生要因を効率的に抽出することが可能となる。この結果、これら稼働状態の差異が大きいポイントに対して優先的に作業の改善策を検討できるようになり、設備稼働率の向上やスループットの増大に向けた改善活動を支援可能となる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例における処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例のシステム構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する生産実績情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する生産実績詳細情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する異常/優良判定閾値情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する類似度評価係数情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する時系列稼働時間情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する異常/優良事例判定情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する生産状況類似度評価情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが保持する生産状況類似度詳細情報の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが表示する入力画面の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが実行する時系列の各設備の稼働/非稼働時間の判定および集計処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが抽出する生産状況の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが抽出する生産状況の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが事例間の類似度を評価する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例の作業ロス分析システムが正規化した生産状況の説明図である。 本発明の実施例の作業ロス分析システム10が出力する画面の例を示す説明図である。
以下、本発明を実現する方法を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例における処理の一例を示すフローチャートである。図2は、本発明の実施例のシステム構成を示す機能ブロック図である。
図2において、作業ロス分析システム10は、サーバまたは端末などのPC、および当該PCに実装されるソフトウェアを含む装置であり、入出力部100、記憶部200および演算部300を備えている。
入出力部100は、演算部300の処理で必要なデータを取得し、処理結果を表示するためのものであり、例えばキーボードおよびマウスなどの入力装置、外部と通信する通信装置、ディスク型記憶媒体の記録再生装置、ならびに、CRTまたは液晶モニタなどの出力装置等を有して構成される。
記憶部200は、演算部300の処理で使用する入力情報210と処理結果を格納する出力情報220とを備えており、ハードディスクドライブまたはメモリ等の記憶装置で構成される。
入力情報210は、生産実績情報211、生産実績詳細情報212、異常/優良判定閾値情報213および類似度評価係数情報214を含んでおり、これらの情報を以下に説明する。
図3は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する生産実績情報211の説明図である。
生産実績情報211は、製造現場で実際に作業した実績を管理するための情報であり、例えば図3に示すように、加工ID301、日付302、作業者ID303、設備304、製品305、数量306、開始時刻307および終了時刻308の情報から成る。図3の生産実績情報211において、例えば加工ID301の値「1001」に対応する日付302~終了時刻308の値は、日付「6/3」に作業者「A01」が、設備「M01」で製品「P01」を「2(台)」加工したという実績を示しており、その時の作業が「08:00」から「08:30」の時間帯に実施されたことを示している。
図4は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する生産実績詳細情報212の説明図である。
生産実績詳細情報212は、生産実績情報211に対して、各加工時間帯における設備操作ログなどの詳細を管理するための情報であり、例えば図4に示すように、加工ID401、稼働状況402、稼働区分403及び稼働時間404の情報から成る。図4の生産実績詳細情報212において、例えば加工ID401の値「1001」に対応する稼働状況402~稼働時間404の値は、稼働状況が「加工」、「段取」、「確認」といった作業をそれぞれ「0.2h」、「0.1h」、「0.2h」実施したことを示している。
また、この例では、各稼状況に対して「正味」または「付帯」といった稼働区分を設けているが、これは、製品の生産において直接付加価値を生んでいる作業を「正味(時間)」、それ以外の準備などの作業を「付帯(時間)」と定義しているものである。これら稼区分の利用方法については後述する。
図4の例では、稼働状況「加工」の稼働区分は「正味」であり、がある。また、稼働状況「段取」、「確認」および「異常停止」の稼働区分は「付帯」である。また、図4では省略されているが、例えば稼働状況として「非稼働」があり、それに対応する稼働区分は「待ち」であってもよい(図7参照)。「加工」は製品またはその部品を加工する状況を示し、「段取」は加工のための準備をする状況を示し、「確認」は加工の結果を確認する状況を示す。また、異常停止は設備の故障等によって作業が停止している状況を示す。また、「待ち」に対応する「非稼働」は、作業員および設備は稼働可能な状態であるが、対象の製品等を(例えばそれに対する前工程の作業が終わるのを)待っているために作業が行われていない状況を示す。
この例では作業員及び設備が稼働している状況をさらに「正味」と「付帯」に分類し、そのほかに「非稼働」の状況が定義されているが、それらのうち「正味」のみを稼働している状況と定義し(すなわちその時間を稼働時間として計数し)、「付帯」を非稼働に分類しても(すなわち付帯作業の時間を非稼働時間として計数しても)よい。
図5は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する異常/優良判定閾値情報213の説明図である。
異常/優良判定閾値情報213は、日々の製造現場の生産実績に対し、正味作業の稼働率などが低い(作業ロスが大きい)異常状態か、正味作業の稼働率などが高い(作業ロスが小さい)優良状態かを判定するための閾値を保管する情報であり、例えば図5に示すように、設備501、区分502、正味稼働率503および範囲504の情報から成る。図5の異常/優良判定閾値情報213において、例えば設備501の値「M01」に対応する区分502~範囲504の値は、設備「M01」において、正味稼働率が「50%」以下の状態であれば「異常」と判定され、正味稼働率が「70%」以上の状態であれば「優良」と判定されることを示している。
図6は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する類似度評価係数情報214の説明図である。
類似度評価係数情報214は、前述の異常状態または優良状態に対して、そのときの生産状況が類似している他日付の事例を評価する際に用いる情報であり、例えば図6に示すように、生産状況601および重み係数602の情報から成る。図6の類似度評価係数情報214は、各異常状態または優良状態と他事例とを比較する際、例えば「作業者」や「設備」の類似度の重みは「1」とし、「製品」および「稼働状況」の類似度の重みは「0.5」として扱うことを示している。なお、本実施例では、類似度が大きいほど、異常または優良事例と類似しているものとする。これら類似度の評価方法については後述する。
なお、本実施例では、ある1日の、ある設備を使用した、製品等を生産するための活動(例えば加工、段取作業、製品等を待つことなど)に関する情報を、一つの事例としている。ただし、これは一例であり、1日の代わりに1シフトなど、任意の所定の期間を採用してもよい。
また、出力情報220は、時系列稼働時間情報221、異常/優良事例判定情報222、生産状況類似度評価情報223、生産状況類似度詳細情報224から成り、それぞれの情報について以下に説明する。
図7は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する時系列稼働時間情報221の説明図である。
時系列稼働時間情報221は、各設備におけるある一定期間の稼働状況、時間を管理するための情報であり、例えば図7に示すように、事例ID701、日付702、設備703、稼働状況704、稼働区分705および合計時間706の情報から成る。図7の時系列稼働時間情報221において、事例IDの値「C001」に対応する日付702~合計時間706の値は、日付「6/3」において、設備「M01の稼働状況が「加工」であった時間の合計が「3h」(3時間)、稼働状況が「段取」であった時間の合計が「3h」、稼働状況が「確認」であった時間の合計が「4h」であり、稼働状況「加工」、「段取」および「確認」の稼働区分がそれぞれ「正味」、「付帯」及び「付帯」であることを示している。
図8は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する異常/優良事例判定情報222の説明図である。
異常/優良事例判定情報222は、各設備におけるある一定時間の稼働状況に基づいて、各事例が異常状態か、優良状態かを判定した結果を管理するための情報であり、例えば図8に示すように、事例ID801、区分802および正味稼働率803の情報から成る。図8の異常/優良事例判定情報222において、例えば事例ID801の値「C001」に対応する区分802及び正味稼働率803の値は、当該事例「C001」に対応する日付「6/3」(図7参照)における、対応する設備「M01」(図7参照)の正味作業の稼働率が「30%」であり、これは「異常」状態であることを示している。正味稼働率の算出方法および異常、優良の判定方法については後述する。
図9は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する生産状況類似度評価情報223の説明図である。
生産状況類似度評価情報223は、上記の処理で異常または優良と判定された事例と他事例との生産状況の類似度を評価した結果を管理するための情報であり、例えば図9に示すように、元事例ID901、参照事例ID902、総合類似度903、作業者類似度904、設備類似度905、製品類似度906および稼働状況類似度907の情報から成る。
図9に示す生産状況類似度評価情報223の最初の行の総合類似度903~稼働状況類似度907の値は、事例ID「C001」に対応する日付「6/3」における設備「M01」の生産状況を、事例ID「C100」に対応する日付における、事例ID「C100」に対応する設備の生産状況と比較したときの類似度を示している。具体的には、この例は、総合類似度903が「2.71」であり、作業者類似度904、設備類似度905、製品類似度906及び稼働状況類似度907が、それぞれ、「0.93」、「1」、「0.93」及び「0.63」であったことを示している。
同様に、図9に示す生産状況類似度評価情報223の2行目は、元事例ID「C001」の事例における生産状況と参照事例ID「C101」の事例における生産状況を比較した際の類似度を示している。この例において総合類似度は「2.44」であり、前述の「C100」と比較して、生産状況の類似度が低いことを示している。これらの生産状況類似度の評価方法については後述する。
図10は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が保持する生産状況類似度詳細情報224の説明図である。
生産状況類似度詳細情報224は、上記の生産状況類似度評価情報223の算出根拠となる情報を管理するための情報であり、例えば図10に示すように、元事例ID1001、参照事例ID1002、生産状況1003、事例項目1004、元事例値1005および参照事例値1006の情報から成る。図10に示す生産状況類似度詳細情報224は、例えば、元事例ID「C001」と参照事例ID「C100」を「作業者」の観点で比較した場合、作業者「A01」および作業者「A02」の従事時間が、事例「C001」ではそれぞれ「9h」および「1h」であったのに対し、事例「C100」ではそれぞれ「9.5h」および「0.5h」であったことを示している。
再び図2を参照する。演算部300は、入出力部100または記憶部200の入力情報210から、演算に必要なデータを取得し、記憶部200の出力情報220へ処理結果を出力するためのものであり、実際に演算処理を行う演算処理部320と、演算処理部320における演算処理のワークエリアとなるメモリ部310とで構成される。
メモリ部310は、入出力部100または記憶部200の入力情報210から取得したデータ、または演算処理部320で処理した結果を一時的に保持するためのものである。
演算処理部320は、データ取得部321、時系列稼働時間算定部322、異常/優良事例判定部323、生産状況抽出部324、生産状況類似度評価部325および表示制御部326によって構成される。
データ取得部321は、入出力部100からユーザが入力したエリア利用計画の期間、および計画条件の情報に基づき、演算処理部320の処理で必要となる情報を入力情報210から取得して、メモリ部310に格納する。時系列稼働時間算定部322は、生産実績情報211および生産実績詳細情報212から、時系列にわたって各設備の一定期間における稼働/非稼働を判定し、稼働状況別に時間を集計する。異常/優良事例判定部323は、各設備・期間における稼働時間、および異常/優良判定閾値情報213に基づいて、異常状態か優良状態かを判定する。
生産状況抽出部324は、当該異常/優良事例に関わった作業者、設備、製品および稼働状況などの生産状況を抽出する。生産状況類似度評価部325は、当該生産状況に基づき、当該異常/優良事例間の類似度を評価する。表示制御部326は、上記の各処理部で算定、評価した結果を、それぞれ時系列稼働時間情報221、異常/優良事例判定情報222、生産状況類似度評価情報223および生産状況類似度詳細情報224に格納し、入出力部100に表示する。
次に、図1に示すフローチャートに従い、図2の作業ロス分析システム10における各機能の動作を説明する。最初に、図11を参照して、ユーザによる情報の入力を説明する。
図11は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が表示する入力画面の説明図である。
図11に示す入力画面1100は、作業ロス分析システム10の入出力部100に含まれる出力装置によって表示される。ユーザは、入力画面1100を参照して、入出力部100に含まれる入力装置を使用して画面上の各部を操作することで、種々の情報を入力することができる。この例では、入力画面1100は、分析期間入力部1101、異常/優良判定閾値入力部1102、類似度評価係数入力部1104および実行ボタン1106を含む。
まず、ユーザは、過去の生産実績から製造現場における作業ロスを分析するため、例えば図11に示すような入力画面1100の分析期間入力部1101から、分析対象とする生産実績の期間を入力し、異常/優良判定閾値入力部1102および類似度評価係数入力部1104から、異常/優良判定閾値および類似度評価係数として使用する値を選択または入力し、実行ボタン1106をクリックすることで作業ロス分析システム10での処理を開始させることができる。
ここで、異常/優良判定閾値として、「マスタ登録値」を選択した場合は、図5に示すような異常/優良判定閾値情報213の値が使用される。ユーザは、登録値参照ボタン1103をクリックすることで、別画面にて当該情報を確認可能である。一方、「稼働率平均値との偏差」を選択した場合、ユーザは、異常または優良と判定する際の稼働率平均値からの偏差を入力する。図11に示す入力画面の例では、判定対象の稼働率が稼働率平均値の20%減またはそれ以下の場合(例として、稼働率平均値が50%であれば、判定対象の稼働率が40%以下である場合)は異常、10%増またはそれ以上の場合(例として、稼働率平均値が50%であれば、判定対象の稼働率が55%以上である場合)は優良と判定するよう設定したことを示している。
また、類似度評価係数として、「マスタ登録値」を選択した場合は、図6に示すような類似度評価係数情報214の値が使用される。ユーザは、登録値参照ボタン1105をクリックすることで、別画面にて当該情報を確認可能である。一方、「個別設定」を選択した場合、ユーザは、各事例の生産状況類似度を判定する際の各生産状況の重み係数を入力する。図11に示す入力画面の例では、作業者、設備、製品、稼働状況それぞれの重みを「1」とし、同等に評価することを示している。本実施例では、図11に示す分析期間が入力され、異常/優良判定閾値、類似度評価係数として「マスタ登録値」が選択された(すなわち、図6に示すような重みが設定された)場合を例として、以下説明する。
次に、データ取得部321は、ユーザが端末などの入出力部100から入力した分析期間、ならびに、異常/優良判定閾値および類似度評価係数の取得条件に基づき、入力情報210を取得してメモリ部310に格納する(S100)。本実施例では、入力情報210として、図3~図6に示す生産実績情報211、生産実績詳細情報212、異常/優良判定閾値情報213および類似度評価係数情報214を取得したとして、以下説明する。
そして、時系列稼働時間算定部322は、生産実績情報211、および生産実績詳細情報212から、時系列にわたって各設備の一定期間における稼働/非稼働を判定し、稼働状況別に時間を集計し、メモリ部310に格納する(S110)。本処理の詳細フローを図12に示し、以下説明する。
図12は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が実行する時系列の各設備の稼働/非稼働時間の判定および集計処理を示すフローチャートである。
まず、時系列稼働時間算定部322は、生産実績情報211から、設備・期間の組合せを抽出し、事例IDを生成する(S1100)。ここで、作業ロスの分析期間は、ある一定の纏まった日付、シフトまたは時間帯などから定義するものとする。本実施例では、日付ごとに作業ロスの分析事例を抽出し、事例間の比較を行うものとして、以下説明する。図3の生産実績情報211から、例えば、加工ID「1001」の実績では、日付が「6/3」、設備が「M01」であり、これらの組合せに対して、事例ID「C001」を生成する。
次に、時系列稼働時間算定部322は、抽出した事例に対し、生産実績情報211から最早作業実績を抽出する(S1101)。例えば、図3の生産実績情報211において、当該事例が示す日付「6/3」、設備「M01」の作業実績のうち、最も開始時刻が早いのは加工ID「1001」の「08:00」であり、当該実績データを抽出する。
そして、時系列稼働時間算定部322は、生産実績詳細情報212から、抽出した作業実績における稼働状況別の作業時間を事例別に集計する(S1102)。例えば、図4の生産実績詳細情報212において、加工ID「1001」の稼働状況「加工」に対し、稼働時間は「0.2h」である。同様に稼働状況「段取」、「確認」に対しても、それぞれの稼働時間「0.1h」、「0.2h」を抽出する。
その後、時系列稼働時間算定部322は、生産実績情報211から、同一設備・期間における実績データの有無を判定し(S1103)、存在する場合はS1104の処理へ、存在しない場合はS1105の処理へ進む。例えば、図3の生産実績情報211において、当該事例が示す日付「6/3」、設備「M01」の実績データは他に存在するため、S1104の処理へ進む。
次に、時系列稼働時間算定部322は、生産実績情報211から、次作業の実績データを抽出し、前作業との加工待ち時間を算出する(S1104)。例えば、図3の生産実績情報211において、加工ID「1001」の次に開始時刻が早い実績データは、加工ID「1002」の「08:30」であるため、当該実績データを抽出する。また、前処理で抽出した実績データである加工ID「1001」の終了時刻は「08:30」であり、次作業の開始と同時刻であるため、加工待ちは無し、と計算される。
以降、時系列稼働時間算定部322は、設備「M01」、日付「6/3」の全実績データに対して、S1102~S1104の処理を繰り返し、事例ID「C001」に対する稼働状況別の作業時間合計値を図8に示す通り集計する。
そして、時系列稼働時間算定部322は、全ての生産実績情報211の実績データに対して、事例IDを生成して稼働時間を集計したかどうかを判定し(S1105)、まだ集計が完了していない実績データがある場合は、S1100の処理へ戻り、完了している場合は処理を終了する。例えば、図3に示す生産実績情報211において、設備「M01」、日付「6/12」の事例や、設備「M01」、日付「6/21」の事例など、設備数×日付分の事例IDを生成し、同様の処理を実行する。本実施例では、以上の処理を実行し、図7に示す事例別の時系列の稼働時間情報を生成したとして、以下説明する。
ここで、事例ID「C002」の稼働状況および稼働区分がそれぞれ「非稼働」および「待ち」となっているデータは、上記処理フローのS1104によって生成されたものである。図3の生産実績情報211において、当該事例における加工ID「1011」の終了時刻が「10:30」であり、その次の実績データである加工ID「1012」の開始時刻が「11:00」であることから、その間30分(0.5h)は設備が稼働していないため、加工待ちの非稼働時間として算出される。
次に、図1の処理フローに戻り、異常/優良事例判定部323は、各設備・期間における稼働時間、および異常/優良判定閾値情報213に基づいて、それぞれの事例が異常状態または優良状態のいずれに該当するかを判定し、メモリ部310に格納する(S120)。例えば、図7の時系列の稼働時間において、事例ID「C001」の合計稼働時間は10hで、そのうち稼働区分が「正味」である稼働時間は、稼働状況が「加工」である「3h」のみであるため、正味作業の稼働率は30%(=3h/10h)と計算される。さらに、図5の異常/優良判定閾値情報213から、設備「M01」に関しては、稼働率「50%以下」を異常状態と判定することを示しているため、当該事例は「異常」と判定される。
同様の処理を、全ての時系列の稼働時間に対して行うことで、図8に示す異常/優良事例の判定結果(すなわち区分802)、および正味稼働率803のデータが生成される。なお、図8において、事例ID「C102」では、区分が「通常」と判定されているが、これは図5の異常/優良判定閾値との比較の結果、異常/優良何れの状態にも該当しなかったことを示している。
なお、本実施例では異常/優良判定閾値情報213が、異常を判定するための閾値と、優良を判定するための閾値とを含み、それらに基づいて事例が優良/通常/異常のいずれであるかが判定される。しかし、これは一例であり、例えば異常/優良判定閾値情報213が異常か否かを判定する閾値のみを有し、それに基づいて事例が異常か否かの判定が行われてもよい。
その後、生産状況抽出部324は、各生産事例に関わった作業者や設備、製品、稼働状況などの生産状況を生産実績情報211、または生産実績詳細情報212から抽出し、メモリ部310に格納する(S130)。
図13及び図14は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が抽出する生産状況の説明図である。
図13および図14の例では、生産状況として、事例ID1301、生産状況1302、事例項目1303および事例値1304の組が抽出される。
例えば、図8に示す事例ID「C001」(設備「M01」、日付「6/3」)に対し、図3の生産実績情報211の加工ID「1001」では、作業者「A01」が製品「P01」の製造を「0.5h(30分)」実施していたため、図13の1~3行目に示すような当該作業者、当該設備、当該製品の事例項目、事例値のデータが生成される。
すなわち、1~3行目の事例ID1301はいずれも「C001」、生産状況1302はそれぞれ「作業者」、「設備」及び「製品」である。そして、「作業者」、「設備」及び「製品」に対応する事例項目1303はそれぞれ「A01」、「M01」および「P01」となる。事例値1304はいずれも「0.5h(30分)」となる。
さらに、図4の生産実績詳細情報212の加工ID「1001」では、稼働状況「加工」、「段取」、「確認」の稼働時間がそれぞれ「0.2h」、「0.1h」、「0.2h」であるため、図13の4~6行目に示すような当該稼働状況別の事例項目、事例値のデータが生成される。
すなわち、4~6行目の事例ID1301はいずれも「C001」、生産状況1302はいずれも「稼働状況」、事例項目1303はそれぞれ「加工」、「段取」及び「確認」である。そして、「加工」、「段取」及び「確認」に対応する事例値1304はそれぞれ「0.2h」、「0.1h」および「0.2h」となる。
以上の処理を図8に示す全ての事例に対して実施することで、図14に示すような生産状況が抽出される。
次に、生産状況類似度評価部325は、抽出した各事例の生産状況に基づいて、当該事例間の類似度を評価する(S140)。本処理の詳細フローを図15に示し、以下説明する。
図15は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が事例間の類似度を評価する処理を示すフローチャートである。
まず、生産状況類似度評価部325は、各事例における生産状況データの正規化を行う(S1500)。一般に、各事例における作業時間の合計は、日付または設備によって異なり、事例間の類似度評価の際に、日々の作業時間の大小が影響する場合がある。そこで、本実施例では、各事例の合計作業時間に対する、各生産状況の作業時間の割合を用いて類似度を評価する。図14の生産状況の抽出結果において、例えば「作業者」別の作業時間では、作業者「A01」の作業時間が「9h」、作業者「A02」の作業時間が「1h」であったことから、正規化された作業時間は、それぞれ「0.9」、「0.1」と算出される。以下、同様の処理を全ての事例IDおよび生産状況に対して実施すると、各項目に対して、0~1の範囲のデータが生成される。
なお、図15の例では、異常と判定された事例を分析の対象として、それと優良または通常と判定された事例との類似度を計算している。しかしこれは一例であり、例えば異常と判定された事例の間の類似度を計算してもよいし、優良又は通常と判定された事例の間の類似度を計算してもよい。
図16は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が抽出する正規化された生産状況の説明図である。
図16に示す生産状況のデータの項目は、事例値1304が正規化された事例値1601に置き換えられたことを除いて、図13及び図14と同様である。上記の例に示したように、作業者「A01」および「A02」の作業時間を正規化した値「0.9」および「0.1」が、図16の1、2行目に格納されている。同様に、他の項目に対しても、正規化された0~1の範囲の値が格納される。
次に、生産状況類似度評価部325は、S120で判定した各異常事例に対し、他の優良または通常事例との生産状況別の類似度を評価する(S1501)。本実施例において、生産状況別の類似度は各事例間の距離として算出するものとし、例えば以下の式に基づいて算出する。
Figure 0007291061000001
Figure 0007291061000002
上記の数式1において、添字iは類似度の評価元となる異常事例IDを示し、添字jは評価時の参照先となる優良事例IDまたは通常事例IDを示し、添字kは生産状況を示している。本実施例では、k=1が作業者、k=2が設備、k=3が製品、k=4が稼働状況であるとする。また、dijkは、生産状況kにおける異常事例iと優良または通常事例jとの類似度を示しており、yijkは生産状況kに関する当該事例間の距離を示している。
上記の数式1において、類似度dijkは0~1の値をとり、1に近いほど当該生産状況における類似度が高いことを表している。さらに、上記の数式2において、添字lは生産状況kにおける各事例項目を示しており、xiklは当該事例項目に関する異常事例iの事例値、xjklは優良または通常事例jの事例値を示している。
ここでは、図8において「異常」と判定された事例ID「C001」に対し、「優良」と判定された事例「C100」との類似度を評価する例を説明する。まず、これらの事例IDに対し、図16における各生産状況の事例値を取得する。この場合、iが事例ID「C001」、jが事例ID「C100」に対応する。
次に、生産状況k、事例項目lの組に対し、これらの事例値の差を取り二乗する。例えば、図16の生産状況「作業者」における事例項目「A01」の事例値xi1l、xj1lはそれぞれ、「0.9」、「0.95」であり、これらの差xi1l-xj1lを取ると0.05となり、二乗すると0.0025となる。以下、事例項目「A02」に対しても同様の処理を行い、数式2を適用することで、yij1は「0.07」と算出され、数式1を適用することで、作業者に関する類似度dij1は、「0.93」と算出される。以下、図16の生産状況「設備」、「製品」、「稼働状況」に対しても同様の処理を行うことで、類似度dij2、dij3、dij4は、それぞれ「1」、「0.93」、「0.63」と算出される。
そして、生産状況類似度評価部325は、前記で評価した生産状況別の類似度に対し、類似度評価係数情報214に基づいて、当該事例間の総合類似度を評価する(S1502)。本実施例では、上記のように評価した、作業者、設備、製品、稼働状況の4つの生産状況類似度に対し、図6の類似度評価係数情報214に示す重み係数を用いて、以下の式で算出する。
Figure 0007291061000003
上記の数式3において、添字i,j,kは上記数式1と同様であり、aは生産状況別の重み係数を示している。図6より、重み係数はそれぞれa=1、a=1、a=0.5、a=0.5であり、数式3を適用することで、異常事例ID「C001」と優良事例ID「C100」の総合類似度は、「2.71」と算出される。
その後、生産状況類似度評価部325は、当該異常事例に対し、全優良または通常事例との類似度評価を実施したかを判定し(S1503)、完了している場合はS1504の処理へ進み、完了していない場合は、次の優良または通常事例に対し、S1501、S1502の類似度評価を行う。
最後に、生産状況類似度評価部325は、全異常事例に対し、他事例との類似度評価を実施したかを判定し(S1504)、完了している場合は処理を終了し、完了していない場合は、次の異常事例に対してS1500~S1503の処理を実行する。本実施例では、以上の処理によって、図9に示す生産状況類似度の評価結果を算出したとして、以下説明する。
最後に、図1の処理フローに戻り、表示制御部326は、メモリ部310に格納されている当該時系列の稼時間集計結果、当該異常/優良事例の判定結果、当該生産状況の類似度評価結果、および類似度評価に使用した異常事例に対する優良または通常事例の各事例項目・事例値の情報を、それぞれ時系列稼働時間情報221、異常/優良事例判定情報222、生産状況類似度評価情報223、生産状況類似度詳細情報224へ格納して、入出力部100に表示する(S150)。
図17は、本発明の実施例の作業ロス分析システム10が出力する画面の例を示す説明図である。
本画面1700の上部には、図7の時系列稼働時間情報221に基づく、設備・日付別の稼働時間内訳1701が表示される。これは、黒色部分は稼動区分が「正味」、グレー色部分は「付帯」、白色部分は「待ち」である合計時間の値を積み上げたグラフになっている。これによって、時系列にわたって正味稼働率が低い異常状態の日付、および、正味稼働率が高い優良状態の日付を把握可能としており、作業ロスの分析対象の設備・日付を抽出することができる。
また、本画面上部には、設備や表示形式を選択するプルダウン1702、1703が設置されており、グラフ表示させる設備を切り替えること、および、表示形式を稼働時間の積み上げグラフから、1日の合計稼働時間に対する稼比率に切り替えることを可能としている。これによって、設備間での正味/付帯/待ち時間の違い、および、比率ベースでの稼働状況の違いを比較できるようになり、対策すべき設備、および、全体作業に対する付帯や待ち時間の顕著な事例を特定することも可能となる。
次に、本画面の中央部には、図8の異常/優良事例判定情報222に基づく、事例(設備・日付)別の異常、優良、通常状態とその時の正味稼働率とを含む異常/優良事例一覧1704が表示される。これによって、対策すべき異常状態の優先順位付けが可能となる。また、本画面には、類似度表示ボタン1705が表示されており、異常/優良事例一覧1704から一行選択して本ボタンを押下することで、当該事例に関わる類似度評価結果を出力することを可能としている。図17の画面例では、設備「M01」、日付「6/3」の異常事例が選択されており、当該事例に関わる類似度評価結果が図9に示す生産状況類似度評価情報223から取得され、各事例における正味稼働率(図8より取得)と合わせて、生産状況類似度一覧1706として表示されている。これによって、正味稼働率が高い優良事例(または通常事例)のうち、総合的な生産状況が類似している事例から順に作業ロスの分析が可能となり、多品種少量生産の製造現場においても、効率的に分析対象を絞り込むことができる。
また、本画面には詳細表示ボタン1707が表示されており、生産状況類似度一覧1706から一行選択して本ボタンを押下することで、当該事例間に関わる図10の生産状況類似度詳細情報224の情報を類似度詳細欄1708に出力可能としている。これによって、異常事例と優良事例(または通常事例)との間で、生産状況別に類似度が高い/低い事例の仕分が可能となり、具体的な事例項目または事例値の比較結果を確認していくことで、作業ロスの原因分析を順次実施していくことができる。
以上の本発明の代表的な例をいくつか列挙すれば、次の通りである。
(1)分析システム(例えば作業ロス分析システム10)は、演算部(例えば演算部300)と、記憶部(例えば記憶部200)と、入出力部(例えば入出力部100)と、を有する。記憶部は、生産物(例えば製品またはその部品等)を生産するための活動の稼働時間に関する実績情報(例えば生産実績情報211および生産実績詳細情報212)と、稼働時間に基づいて生産物を生産する活動が異常かを判定するための閾値情報(例えば異常/優良判定閾値情報213のうち、異常の判定のための閾値)と、を保持する。演算部は、実績情報から抽出された事例ごとに、稼働時間と非稼働時間とを判定し(例えばS110)、事例ごとの稼働時間と閾値情報とに基づいて、事例ごとに異常を判定し(例えばS120)、異常と判定された事例の稼働時間を異常と判定されなかった事例の稼働時間と対比させる情報を入出力部に出力(例えばS150において判定結果を出力)する。
これによって、例えば、多品種少量製品を生産する工場においても、一定期間における稼働率が低い異常状態と、稼働率が高い優良状態の生産実績を抽出し、これら期間の生産に関わった作業者や設備、製品・部品や設備などの稼働状態の差異を比較することで、作業ロスの発生要因を効率的に抽出することが可能となる。この結果、これら稼働状態の差異が大きいポイントに対して優先的に作業の改善策を検討できるようになり、設備稼働率の向上やスループットの増大に向けた改善活動を支援可能となる。
(2)ここで、演算部は、実績情報から抽出された事例ごとに、生産物に価値を付加する活動の時間(例えば正味稼働時間)を稼働時間、それ以外の時間を非稼働時間として判定してもよい。
これによって、一定期間における稼働率が低い異常状態を抽出することができる。
(3)また、稼働時間は、生産物を加工する時間を含み、非稼働時間は、生産物を加工するための段取作業の時間、生産物の加工の結果を確認するための確認作業の時間、生産物を待つための待ち時間、及び、生産物を加工するための設備の異常による停止時間の少なくともいずれかを含み、閾値情報は、稼働時間と非稼働時間との合計に対する稼働時間の比率(例えば図5に示す異常/優良判定閾値情報213のうち、区分「異常」に対応する正味稼働率)を第1の閾値として含んでもよい。そして、演算部は、事例における稼働時間と非稼働時間との合計に対する稼働時間の比率が第1の閾値より低い場合に事例が異常であると判定してもよい。
これによって、一定期間における稼働率が低い異常状態を抽出することができる。
(4)また、閾値情報は、第1の閾値の比率より高い比率(例えば図5に示す異常/優良判定閾値情報213のうち、区分「優良」に対応する正味稼働率)を、稼働時間に基づいて生産物を生産する活動が優良かを判定するための第2の閾値として含んでもよい。そして、演算部は、事例における稼働時間と非稼働時間との合計に対する稼働時間の比率が前記第2の閾値より高い場合に事例が優良であると判定してもよい。
これによって、一定期間における稼働率が低い異常状態と対比される優良状態を抽出することができる。
(5)また、演算部は、実績情報に基づいて、分析の対象の事例(例えば「元事例」)と、分析の対象の事例と対比される参照事例と、の間の類似度を計算し(例えばS130、S140)、計算した類似度を示す情報を入出力部に出力(例えばS150において類似度の評価結果を出力)してもよい。
これによって、例えば異常と判定された事例と類似する事例でありながら異常ではないと判定された事例を探して、それを異常と判定された事例と比較することで、異常と判定された事例の改善を検討すること等が容易になる。
(6)また、実績情報は、生産物を生産する活動を行う人を識別する情報(例えば作業者ID303)、生産物を生産する活動に使用される設備を識別する情報(例えば設備304)、生産物を識別する情報(例えば製品305)、並びに、生産物を生産する活動における人及び設備の稼働状況を識別する情報(例えば稼働状況402)の少なくともいずれかを含んでもよい。そして、演算部は、分析の対象の事例と、参照事例と、の間で、人の類似度、設備の類似度、生産物の類似度及び稼働状況の類似度の少なくともいずれかを計算してもよい。
これによって、適切に事例間の類似度を計算することができる。
(7)また、記憶部は、人の類似度、設備の類似度、生産物の類似度及び稼働状況の各々の重みを示す情報(例えば類似度評価係数情報214)を保持てもよい。そして、演算部は、人の類似度、設備の類似度、生産物の類似度及び稼働状況の少なくともいずれかに重みを付して合成することによって総合的な類似度を計算し(例えば数式1~3)、総合的な類似度が高い順に複数の参照事例を出力する(例えば図17の生産状況類似度一覧のような出力をする)ための情報を入出力部に出力してもよい。
これによって、事例間の総合的な類似度を適切に計算して、その結果を表示することができる。
(8)また、稼働状況を識別する情報は、生産物の加工が行われている状況(例えば「加工」)、生産物の加工のための段取作業が行われている状況(例えば「段取」)、生産物の加工の結果を確認するための確認作業が行われている状況(例えば「確認」)、生産物を待っている状況(例えば「非稼働」及び「待ち」)、及び、設備の異常によって活動が停止している状況(例えば「異常停止」)の少なくともいずれかを識別する情報であってもよい。
これによって、異常かどうかの判断のもとになる正味稼働率を適切に計算することができる。
(9)また、分析の対象の事例は、閾値情報に基づいて異常と判定された事例であり、参照事例は、閾値情報に基づいて異常と判定されなかった1以上の事例であってもよい。
これによって、異常ではないと判定された事例を異常と判定された事例と比較して、異常と判定された事例の改善を検討すること等が容易になる。
(10)また、演算部は、所定の期間(例えば図7に示すように1日でもよいし、一つのシフトの時間等でもよい)に一つの設備を使用して行われた活動に関する情報を一つの事例として抽出してもよい。
これによって、分析の対象となる事例を適切に抽出することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10 作業ロス分析システム
100 入出力部
200 記憶部
210 入力情報
220 出力情報
300 演算部
310 メモリ部
320 演算処理部

Claims (8)

  1. 演算部と、記憶部と、入出力部と、を有する分析システムであって、
    前記記憶部は、生産物を生産するための活動の稼働時間に関する実績情報と、前記稼働時間に基づいて前記生産物を生産する活動が異常かを判定するための閾値情報と、を保持し、
    前記実績情報は、前記生産物を生産する活動を行う人を識別する情報、前記生産物を生産する活動に使用される設備を識別する情報、前記生産物を識別する情報、並びに、前記生産物を生産する活動における前記人及び前記設備の稼働状況を識別する情報を含み、
    前記演算部は、
    前記実績情報から抽出された事例ごとに、稼働時間と非稼働時間とを判定し、
    前記事例ごとの稼働時間と前記閾値情報とに基づいて、前記事例ごとに異常を判定し、
    異常と判定された事例の前記稼働時間を異常と判定されなかった事例の前記稼働時間と対比させる情報を前記入出力部に出力し、
    前記実績情報に基づいて、分析の対象の事例と、前記分析の対象の事例と対比される参照事例と、の間で、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度を計算し、
    前記記憶部は、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度の各々の重みを示す情報を保持し、
    前記演算部は、
    前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度に前記重みを付して合成することによって総合的な類似度を計算し、
    前記総合的な類似度が高い順に複数の前記参照事例を出力するための情報を前記入出力部に出力することを特徴とする分析システム。
  2. 請求項1に記載の分析システムであって、
    前記演算部は、前記実績情報から抽出された事例ごとに、前記生産物に価値を付加する活動の時間を前記稼働時間、それ以外の時間を非稼働時間として判定することを特徴とする分析システム。
  3. 請求項2に記載の分析システムであって、
    前記稼働時間は、前記生産物を加工する時間を含み、
    前記非稼働時間は、前記生産物を加工するための段取作業の時間、前記生産物の加工の結果を確認するための確認作業の時間、前記生産物を待つための待ち時間、及び、前記生産物を加工するための設備の異常による停止時間の少なくともいずれかを含み、
    前記閾値情報は、前記稼働時間と前記非稼働時間との合計に対する前記稼働時間の比率を第1の閾値として含み、
    前記演算部は、前記事例における前記稼働時間と前記非稼働時間との合計に対する前記稼働時間の比率が前記第1の閾値より低い場合に前記事例が異常であると判定することを特徴とする分析システム。
  4. 請求項3に記載の分析システムであって、
    前記閾値情報は、前記第1の閾値の比率より高い比率を、前記稼働時間に基づいて前記生産物を生産する活動が優良かを判定するための第2の閾値として含み、
    前記演算部は、前記事例における前記稼働時間と前記非稼働時間との合計に対する前記稼働時間の比率が前記第2の閾値より高い場合に前記事例が優良であると判定することを特徴とする分析システム。
  5. 請求項1に記載の分析システムであって、
    前記稼働状況を識別する情報は、前記生産物の加工が行われている状況、前記生産物の加工のための段取作業が行われている状況、前記生産物の加工の結果を確認するための確認作業が行われている状況、前記生産物を待っている状況、及び、前記設備の異常によって活動が停止している状況の少なくともいずれかを識別する情報であることを特徴とする分析システム。
  6. 請求項1に記載の分析システムであって、
    前記分析の対象の事例は、前記閾値情報に基づいて異常と判定された事例であり、
    前記参照事例は、前記閾値情報に基づいて異常と判定されなかった1以上の事例であることを特徴とする分析システム。
  7. 請求項1に記載の分析システムであって、
    前記演算部は、所定の期間に一つの設備を使用して行われた活動に関する情報を一つの事例として抽出することを特徴とする分析システム。
  8. 演算部と、記憶部と、入出力部と、を有する分析システムが実行する分析方法であって、
    前記記憶部は、生産物を生産するための活動の稼働時間に関する実績情報と、前記稼働時間に基づいて前記生産物を生産する活動が異常かを判定するための閾値情報と、を保持し、
    前記実績情報は、前記生産物を生産する活動を行う人を識別する情報、前記生産物を生産する活動に使用される設備を識別する情報、前記生産物を識別する情報、並びに、前記生産物を生産する活動における前記人及び前記設備の稼働状況を識別する情報を含み、
    前記分析方法は、
    前記演算部が、前記実績情報から抽出された事例ごとに、稼働時間と非稼働時間とを判定する手順と、
    前記演算部が、前記事例ごとの稼働時間と前記閾値情報とに基づいて、前記事例ごとに異常を判定する手順と、
    前記演算部が、異常と判定された事例の前記稼働時間を異常と判定されなかった事例の前記稼働時間と対比させる情報を前記入出力部に出力する手順と、
    前記演算部が、前記実績情報に基づいて、分析の対象の事例と、前記分析の対象の事例と対比される参照事例と、の間で、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度を計算する手順と、を含み、
    前記記憶部は、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度の各々の重みを示す情報を保持し、
    前記分析方法は、さらに、
    前記演算部が、前記人の類似度、前記設備の類似度、前記生産物の類似度及び前記稼働状況の類似度に前記重みを付して合成することによって総合的な類似度を計算する手順と、
    前記演算部が、前記総合的な類似度が高い順に複数の前記参照事例を出力するための情報を前記入出力部に出力する手順と、を含むことを特徴とする分析方法。
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