JP6729330B2 - 製造工期予測装置、製造工期予測方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
図1は、製造工期予測装置100の機能的な構成の一例を示す図である。製造工期予測装置100のハードウェアは、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種インターフェースを備えた公知の情報処理装置を用いることにより実現することができるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。尚、専用のハードウェアなどで製造工期予測装置100を構成してもよい。以下、本実施形態では、鉄鋼業における製造工場(例えば厚板製造工場)で製造される鉄鋼製品の製造工期を予測する場合を例に挙げて説明する。
製造実績データ取得部111は、製造実績データを外部から取得して記憶する。例えば、製造実績データ取得部111は、ユーザによるユーザインターフェースの入力操作に従って製造実績データを取得したり、リムーバル記憶媒体に記憶された製造実績データを読み出したり、外部装置から通信回線を介して製造実績データを受信したりすることによって、製造実績データを取得することができる。
図2において、製造実績データ200は、複数の製造工程での処理を受けて製造される製品別の製造実績を示すデータであり、製品番号(製造No.)と、製造仕様と、通過有無実績と、実績製造工期とを含む。
製品番号は、製品を識別する番号である。
製造仕様は、製品の属性を示すものである。例えば、製品番号(製品No.)が「0001」の製品の製造仕様は、製品(鋼板)の板厚が30mmであり、製品の板幅が600mmであり、製品の重量が3.5tonであり、製品の製造方法(製法)がAであり、製品を製造する際の切断方法がaとなる。ここでは、板厚、板幅、重量、製法、および切断方法が製造仕様である場合を例に挙げて示しているが、製造仕様の内容は、製品によって異なるものである。
ここで、製造工程を通過する製品は、製品そのものに限られず、当該製品の原料、および当該製品が完成する前の途中段階にある半製品も含むものである。また、製品が製造工程を通過するとは、当該製造工程において、当該製品に対して、当該製造工程でなされるべき処理が実行されることをいう。
尚、製造工程の数が「10」である場合を例に挙げて示しているが、製造工程の数は「10」に限定されるものではない。また、以下の説明では、「製造工程」を必要に応じて「工程」と略称する。
製造実績データ取得部111は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種インターフェースを用いることにより実現することができる。
通過工程パターン別発生率予測ロジック作成部112は、製造実績データ200に含まれる製造仕様と通過有無実績とを用いて、通過工程パターン別発生率予測ロジックを作成する。通過工程パターン別発生率予測ロジックは、注文に含まれる製造仕様を入力として、当該注文の通過工程パターン別の発生率(発生確率)を出力する予測ロジックである。
ランダムに選択した製造実績データの組合せの1つと、ランダムに選択した製造仕様の組合せの1つの組を用いて決定木を作成することを、製造実績データの組合せと製造仕様の組合せの複数の組のそれぞれについて行う。
通過工程パターン別発生率予測ロジック作成部112は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種インターフェースを用いることにより実現することができる。
通過工程パターン別発生率予測ロジック格納部113は、通過工程パターン別発生率予測ロジック作成部112で作成された通過工程パターン別発生率予測ロジック300を格納する。通過工程パターン別発生率予測ロジック格納部113は、例えば、HDDを用いることにより実現することができる。
通過工程パターン別製造工期分布作成部114は、製造実績データ200(通過有無実績および実績製造工期)を用いて、通過工程パターン別製造工期分布を算出する。
本実施形態では、特許文献1に記載された技術を用いて、通過工程パターン別製造工期分布を算出する。以下に、通過工程パターン別製造工期分布を算出する方法の一例の概要を説明する。尚、通過工程パターン別製造工期分布を算出する方法の詳細は、特許文献1に記載されており、特許文献1の記載を参照することにより実現することができる。
ここで、平均μk^は、通過工程パターンkにおいて通過したことが示されている工程jの工期分布の平均μjの和を表す。また、分散vk^は、通過工程パターンkにおいて通過したことが示されている工程jの工期分布の分散vjの和を表す。
(4)式に示す評価関数Jは、通過工程パターンの種類の数Kの項の和で表現される。また、(4)式において、右辺第1項と第4項のNk^と、右辺第2項と第3項の積算(Σ(ti)2、Σti)は、製造実績データ200を集計することにより計算することができる。
図4は、以上のようにして計算された工程別製造工期分布400の一例を示す図である。ここでは、Nelder=Meanの滑降シンプレックス法を用いて最適化計算を行った。尚、図4において、標準偏差σjは、分散vjの平方根(=√vj)で表される。
図5は、通過工程パターン別製造工期分布を導出する方法の一例を説明する図である。
通過工程パターン別製造工期分布作成部114は、以上のようにして求めた工程別製造工期分布を基にして、通過工程パターン別製造工期分布の平均μk^と標準偏差σk^を算出し(図5の変換前の値501の欄を参照)、平均がμk^であり分散がvk^(=σk^2)である対数正規分布のパラメータμk^´、σk^´(=√vk^´)を導出する(図5の変換後の値502の欄を参照)。
通過工程パターン別製造工期分布格納部115は、通過工程パターン別製造工期分布作成部114で作成された通過パターン別の製造工期分布(図5に一例を示す)を格納する。通過工程パターン別製造工期分布格納部115は、例えば、HDDを用いることにより実現することができる。
注文データ取得部116は、注文データを外部から取得して記憶する。例えば、注文データ取得部116は、ユーザによるユーザインターフェースの入力操作に従って注文データを取得したり、リムーバブル記憶媒体に記憶された注文データを読み出したり、外部装置から通信回線を介して注文データを受信したりすることによって、注文データを取得することができる。
図6において、注文データ600は、注文番号(注文No.)と、製造仕様とを含む。
注文番号は、注文を識別する番号である。
製造仕様は、製品の属性を示すものであり、図2に示した製造実績データ200における製造仕様と同じ属性(項目)を有している。図6に示す各製造仕様の内容は前述した通りであるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
注文データ取得部116は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種インターフェースを用いることにより実現することができる。
通過工程パターン別発生率予測部117は、注文データ600に含まれている製造仕様を、通過工程パターン別発生率予測ロジック格納部113に格納されている通過工程パターン別発生率予測ロジック300(図3を参照)に入力して、注文データ600に含まれる各注文のそれぞれについて、通過工程パターン別発生率rateqkを求める(図3の発生率の予測値の欄を参照)。ここで、記号qは注文データのインデックス、kは通過工程パターンのインデックスである。
通過工程パターン別発生率予測部117は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種インターフェースを用いることにより実現することができる。
注文別製造工期分布予測部118は、通過工程パターン別製造工期分布格納部115に格納されている通過工程パターン別製造工期分布(図5の503)PΔ(tΔ|k)と、通過工程パターン別発生率予測部117で求められた各注文の通過工程パターン別発生率rateqkとを用いて、注文別製造工期分布を以下の(8)式にて算出する。ここで、注文別製造工期分布とは、注文番号(注文No.)がqの注文の製造工期がtΔである確率を表すテーブルである。尚、(4)式に示したように(8)式においてKは、通過工程パターンの種類の数である。図7は、注文別製造工期分布700の一例を示す図である。図7の各欄に示されている値が、(8)式の左辺(PΔ(tΔ|q))の値となる。
目標荷揃達成率設定部119は、目標荷揃達成率を設定する。目標荷揃達成率とは、製品の注文量に対する、納期までに荷揃う(出荷できる)当該製品の量の割合の目標値である。本実施形態では、製品を鉄鋼製品としているので、例えば、製品の注文の重量に対する、納期までに荷揃う当該製品の重量の割合で目標荷揃達成率を定めることができる。目標荷揃達成率の値は、ユーザの希望に応じて定められるものである。本実施形態では、目標荷揃達成率設定部119は、ユーザによるユーザインターフェースの操作に基づいて、目標荷揃達成率の値を識別し、当該目標荷揃達成率の値を記憶することにより、目標荷揃達成率を設定する。
目標荷揃達成率設定部119は、例えば、CPU、ROM、およびRAMを用いることにより実現することができる。
注文別製造工期算出部120は、注文別製造工期分布予測部118で計算された注文別製造工期分布700(図7を参照)と、目標荷揃達成率設定部119により設定された目標荷揃達成率800(図8を参照)とを用いて、注文毎の製造工期tαを算出する。
本実施形態では、注文別製造工期算出部120は、以下の(9)式を満足する製造工期tαを、注文毎に算出する。
tΔ=μ+x×σ ・・・(10)
図9は、注文毎の製造工期である注文別製造工期900の一例を示す図である。図9の各欄に記載されている値が、注文毎の製造工期tαである。
注文別製造工期算出部120は、例えば、CPU、ROM、およびRAMを用いることにより実現することができる。
注文別製造工期出力部121は、注文別製造工期算出部120にて算出された注文別製造工期900の情報を出力する。具体的に説明すると、例えば、注文別製造工期出力部121は、注文別製造工期900の情報について、表示装置への表示、外部装置への送信、およびリムーバブル記憶媒体への記憶の少なくとも何れか1つを行う。注文別製造工期900の情報の出力は、ユーザによるユーザインターフェースの操作に基づいて行うようにてもよいし、予め設定されたタイミングで自動的に行うようにしてもよい。
注文別製造工期出力部121は、例えば、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種インターフェースを用いることにより実現することができる。
次に、図10のフローチャートを参照しながら、通過工程パターン別発生率予測ロジック300および通過工程パターン別製造工期分布PΔ(tΔ|k)を作成して格納する際の製造工期予測装置100を用いて行う製造工期予測方法の処理の一例を説明する。
次に、ステップS1004において、通過工程パターン別製造工期分布作成部114は、通過工程パターン別製造工期分布PΔ(tΔ|k)を算出する。前述したように、通過工程パターン別製造工期分布作成部114は、まず、製造実績データ200(通過有無実績および実績製造工期)を、(4)式、(5)式に与えて最適化計算を行うことにより、工程別製造工期分布400(平均μj、分散vj)を求める。そして、通過工程パターン別製造工期分布作成部114は、工程別製造工期分布400を基にして、通過工程パターン別製造工期分布の平均μk^と標準偏差σk^を算出し(図5の変換前の値501の欄を参照)、平均μk^と分散vk^を用いて表現される対数正規分布のパラメータμk^´、vk^´(=σk^´2)を用いて(図5の変換後の値502の欄を参照)、(6)式、(7)式の計算を行って、通過工程パターン別製造工期分布PΔ(tΔ|k)を算出する(図5の製造工期503の欄を参照)。
まず、ステップS1101において、注文データ取得部116は、注文データ600を取得するまで待機する。そして、注文データ600を取得すると、ステップS1102に進む。
次に、ステップS1105において、注文別製造工期算出部120は、ステップS1103で算出された注文別製造工期分布700と、ステップS1104で設定された目標荷揃達成率800とを用いて、(9)式を満足する製造工期tαを、注文毎に算出する(図9を参照)。
次に、本発明の実施例を説明する。
本実施例では、或る製鉄所の厚板品種を対象として、注文の製造仕様から当該注文の通過工程パターン別の発生率を予測するロジック(通過工程パターン別発生率予測ロジック)を、ランダムフォレストモデルを用いて構築した。通過工程パターン別発生率予測ロジックの構築のために、77,874枚の製品の製造履歴が格納された製造実績データ(学習データ)を用いた(決定木の数は100個)。
図12の上段は、前記学習データに対する評価結果を示し、中央の評価データ(調整前)は、前記評価データに対する評価結果を示す。「t95」の欄には、それぞれの製品に対して予測された製造工期t95の平均(Ave.)と標準偏差(σ)を示す。「treal」の欄には、それぞれの製品の実績製造工期trealの平均(Ave.)と標準偏差(σ)を示す。「t95≧treal」の欄には、予測された製造工期t95が実績製造工期treal以上となった割合(t95≧trealの割合)を示す。図12に示すように、評価データ(調整前)のt95≧trealの割合は狙い通り、目標荷揃達成率である95%に近い値(94.3%)となった。尚、図12において、製造工期の値は、ある基準仕様の注文の製造工期が1となるように、規格化されている。
以上のように本実施形態では、注文の製造仕様を入力とし、当該注文の通過工程パターン別の発生率を出力とする通過工程パターン別発生率予測ロジック300を製造実績データ200に基づいて作成して格納する。また、通過工程パターン別製造工期分布を製造実績データ200に基づいて作成して格納する。その後、注文データ600に含まれる製造仕様を通過工程パターン別発生率予測ロジック300に入力し、注文データ600に含まれるそれぞれの注文の通過工程パターン別発生率rateqkを求める。そして、通過工程パターン別発生率rateqkと、通過工程パターン別製造工期分布PΔ(tΔ|k)とを用いて注文別製造工期分布700を算出し、注文別製造工期分布700と、目標荷揃達成率800とを用いて、注文毎の製造工期tαを算出する。このように本実施形態では、特許文献1、2の方法のように注文の品種を求めた後、品種別に通過工程パターン別の発生率ratelkを算出するのではなく、注文の製造仕様から、直接、当該注文の通過工程パターン別の発生率rateqkを算出する。従って、注文を品種でまとめる必要はないため、発生頻度の低い品種が存在する場合でも、通過工程パターン別の発生率の精度が落ちることを抑制することができ、このような注文であっても、その製造工期を高精度に算出することができる。
本実施形態では、製造実績データと製造仕様をランダムに選択して複数の決定木を作成する例を示した。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、製造仕様(決定木に使用する説明変数)は各決定木で同一として、ランダムに選択した製造実績データから、相互に異なる複数の決定木を作成するようにしても良い。
また、製造仕様(決定木に使用する説明変数)として、予め定められた全ての製造仕様を用いても良いし、前述したようにそれら全ての製造仕様の一部を選択しても良い。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
以下に、請求項と実施形態との対応関係の一例を説明する。尚、請求項の記載が実施形態の記載に限定されないことは、変形例等において説明した通りである。
製造実績データ取得手段(工程)は、例えば、製造実績データ取得部111(ステップS1001)により実現される。
通過工程パターン別発生率予測ロジック作成手段(工程)は、例えば、通過工程パターン別発生率予測ロジック作成部112(ステップS1002)により実現される。
通過工程パターン別製造工期分布作成手段(工程)は、例えば、通過工程パターン別製造工期分布作成部114(ステップS1004)により実現される。
通過工程パターン別発生率予測手段(工程)は、例えば、通過工程パターン別発生率予測部117(ステップS1102)により実現される。
注文別製造工期分布予測手段(工程)は、例えば、注文別製造工期分布予測部118(ステップS1103)により実現される。
注文別製造工期算出手段(工程)は、例えば、注文別製造工期算出部120(ステップS1105)により実現される。
Claims (6)
- 注文別の製造仕様を含む注文データから、該注文の製造工期を予測する製造工期予測装置であって、
複数の製造工程での処理を受けて製造される製品別の製造実績を示すデータであって、製品の製造仕様と、各製造工程の処理の有無の実績を示す情報である通過有無実績と、製品を製造するのに要した製造工期の実績を示す情報である実績製造工期と、を含む製造実績データを取得する製造実績データ取得手段と、
前記注文の製造仕様に基づいて該注文における通過工程パターン別発生率を導出するロジックである通過工程パターン別発生率予測ロジックを、前記製造実績データに含まれる、前記製品別の製造仕様および通過有無実績を用いて作成する通過工程パターン別発生率予測ロジック作成手段と、
前記製造実績データに含まれる、製品別の前記実績製造工期および前記通過有無実績を用いて、前記通過工程パターン別の製造工期の分布を作成する通過工程パターン別製造工期分布作成手段と、
前記注文データに含まれる注文の製造仕様と前記通過工程パターン別発生率予測ロジックとを用いて、該注文における前記通過工程パターン別発生率を予測する通過工程パターン別発生率予測手段と、
前記通過工程パターン別発生率予測手段で予測された前記注文における前記通過工程パターン別発生率と、前記通過工程パターン別の製造工期の分布とを用いて、該注文の製造工期の分布を予測する注文別製造工期分布予測手段と、
前記注文別製造工期分布予測手段で予測された前記注文の製造工期の分布と、該注文における製品の注文量に対する、納期までに荷揃う該製品の量の割合の目標値である目標荷揃達成率とを用いて、該注文の製造工期を算出する注文別製造工期算出手段と、
を有し、
前記通過工程パターン別発生率は、前記製造工程の処理の有無を示す値を所定の順番で並べた値である通過工程パターンのそれぞれの発生率であり、
前記通過工程パターン別発生率予測ロジックは、相互に異なる複数の予測ロジックと、該予測ロジックの予測結果を集計して前記通過工程パターンのそれぞれの発生率を算出する通過工程パターン別発生率集計部とを有し、
前記予測ロジックは、前記注文の製造仕様に基づいて、該注文における前記通過工程パターンを導出するロジックであり、
前記通過工程パターン別発生率予測ロジック作成手段は、前記製造実績データから選択された一部の製品の製造実績データと、予め定められた全ての製造仕様または該全ての製造仕様から選択された一部の製造仕様との組として相互に異なる複数の組のそれぞれを用いて、前記複数の予測ロジックそれぞれを作成し、
前記通過工程パターン別発生率集計部は、前記通過工程パターンの発生率として、前記複数の予測ロジックのうち、前記注文データに含まれる注文の製造仕様に基づいて該通過工程パターンを予測結果として導出した前記予測ロジックの数の割合を導出することを特徴とする製造工期予測装置。 - 前記通過工程パターン別発生率予測ロジック作成手段は、前記製造実績データから一部の製品の製造実績データをランダムに選択することを特徴とする請求項1に記載の製造工期予測装置。
- 前記通過工程パターン別発生率予測ロジック作成手段は、前記予め定められた全ての製造仕様から一部の製造仕様をランダムに選択することを特徴とする請求項1または2に記載の製造工期予測装置。
- 前記予測ロジックは、前記製造仕様を説明変数とし、前記通過工程パターンまたは前記製造工程の処理の有無を示す値を目的変数とする決定木を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の製造工期予測装置。
- 注文別の製造仕様を含む注文データから、該注文の製造工期を予測する製造工期予測方法であって、
複数の製造工程での処理を受けて製造される製品別の製造実績を示すデータであって、製品の製造仕様と、各製造工程の処理の有無の実績を示す情報である通過有無実績と、製品を製造するのに要した製造工期の実績を示す情報である実績製造工期と、を含む製造実績データを取得する製造実績データ取得工程と、
前記注文の製造仕様に基づいて該注文における通過工程パターン別発生率を導出するロジックである通過工程パターン別発生率予測ロジックを、前記製造実績データに含まれる、前記製品別の製造仕様および通過有無実績を用いて作成する通過工程パターン別発生率予測ロジック作成工程と、
前記製造実績データに含まれる、製品別の前記実績製造工期および前記通過有無実績を用いて、前記通過工程パターン別の製造工期の分布を作成する通過工程パターン別製造工期分布作成工程と、
前記注文データに含まれる注文の製造仕様と前記通過工程パターン別発生率予測ロジックとを用いて、該注文における前記通過工程パターン別発生率を予測する通過工程パターン別発生率予測工程と、
前記通過工程パターン別発生率予測工程で予測された前記注文における前記通過工程パターン別発生率と、前記通過工程パターン別の製造工期の分布とを用いて、該注文の製造工期の分布を予測する注文別製造工期分布予測工程と、
前記注文別製造工期分布予測工程で予測された前記注文の製造工期の分布と、該注文における製品の注文量に対する、納期までに荷揃う該製品の量の割合の目標値である目標荷揃達成率とを用いて、該注文の製造工期を算出する注文別製造工期算出工程と、
を有し、
前記通過工程パターン別発生率は、前記製造工程の処理の有無を示す値を所定の順番で並べた値である通過工程パターンのそれぞれの発生率であり、
前記通過工程パターン別発生率予測ロジックは、相互に異なる複数の予測ロジックと、該予測ロジックの予測結果を集計して前記通過工程パターンのそれぞれの発生率を算出する通過工程パターン別発生率集計部とを有し、
前記予測ロジックは、前記注文の製造仕様に基づいて、該注文における前記通過工程パターンを導出するロジックであり、
前記通過工程パターン別発生率予測ロジック作成工程は、前記製造実績データから選択された一部の製品の製造実績データと、予め定められた全ての製造仕様または該全ての製造仕様から選択された一部の製造仕様との組として相互に異なる複数の組のそれぞれを用いて、前記複数の予測ロジックそれぞれを作成し、
前記通過工程パターン別発生率集計部は、前記通過工程パターンの発生率として、前記複数の予測ロジックのうち、前記注文データに含まれる注文の製造仕様に基づいて該通過工程パターンを予測結果として導出した前記予測ロジックの数の割合を導出することを特徴とする製造工期予測方法。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の製造工期予測装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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