JP7290053B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は画像形成装置に関するものである。
従来、収容室等に収容されている現像剤の一部を排出する現像装置における当該現像剤の排出の改良に関する技術としては、例えば以下の特許文献1、2に記載されたものが知られている。
特許文献1には、現像装置における現像剤補給室の始端部に現像剤排出口を設け、かつ現像剤排出時に現像剤付着室と現像剤攪拌室における現像剤を循環させる攪拌スクリューを逆転できるように構成した画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、現像容器に収容された二成分現像剤を搬送して循環させる現像剤搬送手段と、現像容器に設けられ二成分現像剤を排出する排出口を備える現像装置において、トナー消費量が所定の閾値を越えたときや現像容器内の二成分現像剤の劣化度が所定の閾値を越えたときに、その超えないときに比べて前記現像剤搬送手段の速度を速くするようにした画像形成装置が記載されている。
特開平04-037774号公報 特開2012-163628号公報
この発明は、収容室に収容されている二成分現像剤の一部を排出口から溢れ出させて排出する現像装置において発生する当該排出口での排出不良を解消することができる画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の画像形成装置は、請求項1に記載されている通り、
搬送路が設けられた収容室に収容されているトナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を前記搬送路内で回転する搬送手段により現像ロールを通過させるよう搬送するとともに、前記搬送手段により搬送されている二成分現像剤の一部を前記搬送路に設けた排出口から溢れ出させて前記収容室の外に排出する現像装置を備え、
前記搬送手段を現像時の回転方向とは逆の方向になりかつ現像時の回転速度よりも速い速度になるよう高速で逆回転させるという第1の動作が実行される時期を有し、
前記第1の動作は、前記二成分現像剤におけるトナーの消費量が閾値を下回るときに実行されるものである。
この発明(A2)の画像形成装置は、上記発明A1の画像形成装置において、前記第1の動作の実行した後に、前記搬送手段を現像時の回転方向と同じ方向になりかつ現像時の回転速度よりも速い速度になるよう高速で正回転させるという第2の動作が実行される時期を有するものである。
この発明(A3)の画像形成装置は、上記発明A2の画像形成装置において、前記第2の動作の実行時間が、前記第1の動作の実行時間よりも長いものである。
この発明(A4)の画像形成装置は、上記発明A1からA3のいずれかの画像形成装置において、前記現像装置は、前記搬送手段として複数の搬送手段を備え、前記複数の搬送手段が重力方向に沿う上下方向に分けて配置されて前記二成分現像剤を前記上下方向において循環させるよう搬送する縦型搬送式の現像装置であるものである
上記発明A1の画像形成装置によれば、収容室に収容されている二成分現像剤の一部を排出口から溢れ出させて排出する現像装置において発生する当該排出口での排出不良をより的確に解消又は予防することができる。
上記発明A2によれば、第1の動作を実行した後に第2の動作を実行しない場合に比べて、排出口での排出不良をより確実に解消することができる。
上記発明A3によれば、第2の動作の実行時間が第1の動作の実行時間よりも短い場合に比べて、排出口での排出不良を効率よく解消することができる。
上記発明A4によれば、縦型搬送式の現像装置において発生する排出口での排出不良を解消することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示す概要図である。 図1の画像形成装置における現像装置の構成を示す概略断面図である。 図2の現像装置の一部を示す一部断面概要図である。 図2の現像装置の他の一部(排出口を含む部分)を示す概略端面図である。 (A)は図2の現像装置における排出口が設けられた筐体部分を示す概略斜視図、(B)は排出口が設けられた搬送路と搬送手段の構成を示す概略端面図である。 現像装置の現像時の搬送路における現像剤の状態を示す一部断面概要図である。 (A)は画像形成装置における現像装置に関する制御系の構成を示すブロック図、(B)は現像装置の動作の一例を示すフローチャート図である。 現像装置で第1の動作が実行されたときの搬送手段および現像剤の状態を示す概略端面図である。 現像装置で第2の動作が実行されたときの搬送手段および現像剤の状態を示す一部断面概要図である。 (A)は第1の動作が実行されたときの排出口付近における搬送手段および現像剤の状態を示す概略端面図、(B)は第2の動作が実行されたときの排出口付近における搬送手段および現像剤の状態を示す概略端面図である。 (A)は現像装置に関係する動作を行ったときの測定の結果1を示すグラフ図、(B)はその別の動作を行ったときの測定の結果2を示すグラフ図である。 現像装置に関係する動作を行ったときの測定の結果3を示すグラフ図である。 現像装置に関係する動作を行ったときの測定の結果4を示すグラフ図である。 (A)は現像装置に関係する動作を行ったときの測定の結果5を示すグラフ図、(B)はその別の動作を行ったときの測定の結果6を示すグラフ図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1には、実施の形態1に係る画像形成装置1の構成が概念的に示されている。
<画像形成装置>
画像形成装置1は、電子写真方式等の画像形成方式を利用して、現像剤としてのトナーで構成される画像を記録媒体の一例である用紙9に形成する装置である。この画像形成装置1は、例えば、情報端末機、画像読取装置等の外部機器から入力される文字、図形、表、写真等の画像情報に対応した画像の形成を行うプリンタとして構成されている。
画像形成装置1は、図1に示されるように、筐体10の内部空間に、電子写真方式等の画像形成方式によりトナー像を形成して用紙9に転写する像形成手段2と、像形成手段2に供給する用紙9を収容して送り出す給紙手段4と、像形成手段2で転写されたトナー像を用紙9に定着させる定着手段5等が配置されている。図1に示される一点鎖線は、筐体10の内部空間において用紙9が搬送される主な搬送経路である。また図1における符号15は、画像形成装置1における各動作を制御する制御手段を示す。
像形成手段2は、矢印で示す方向に回転する感光体の一例である感光ドラム21を有しており、その感光ドラム21の周囲に、感光ドラム21の周面の像形成領域を所要の電位に帯電させる帯電装置22、感光ドラム21の帯電された像形成領域に画像情報に基づいて露光を行って静電潜像を形成する露光装置23、感光ドラム21に形成された静電潜像を現像剤で現像してトナー像にする現像装置24と、感光ドラム21に形成されたトナー像を用紙9に転写させる転写装置25と、感光ドラム21の像形成領域を清掃する清掃装置26等が配置されて構成されている。
給紙手段4は、所望のサイズ、種類等からなる用紙9を積み重ねた状態で収容する図示しない収容体41や、その収容体41から用紙9を1枚ずつ像形成手段2における転写部にむけて送り出す送出装置42等を備えている。用紙9は、画像形成装置1内での搬送が可能でかつトナー像の転写および定着が可能な記録媒体であればよい。
定着手段5は、用紙9の図示しない導入口および排出口が設けられた筐体(ハウジング)50の内部に、図示しない加熱手段で加熱されつつ回転するロール形態、ベルト-ニップ形態等からなる加熱回転体51と、加熱回転体51に所要の圧力で接して定着ニップを形成するロール形態、ベルト-ニップ形態等からなる加圧回転体52等を備えて構成されている。
この画像形成装置1では、画像を形成する動作の要求の指令情報を受けると、まず像形成手段2において電子写真方式等の画像形成方式における公知の工程(帯電、露光、現像および転写の工程)が実行される。
すなわち、像形成手段2において、帯電、露光および現像の工程を経て感光ドラム21上に画像情報に対応したトナー像が形成され、しかる後、転写の工程にて感光ドラム21上のトナー像が給紙手段4から供給される用紙9の片面に対して転写される。転写後の感光ドラム21は清掃装置26で清掃される。
続いて、像形成手段2で転写されたトナー像を保持する用紙9が定着手段5における定着ニップに導入され、その定着ニップを通過するときに定着処理(加熱および加圧)されることによりトナー像が用紙9に定着させられる。また定着手段5での定着が終了した用紙9は、例えば筐体10の外部に設けられる排出収容部12に搬送されて収容される。
以上により、画像形成装置1による用紙9の片面に対する画像形成動作が終了する。
<現像装置>
次に、画像形成装置1における現像装置24の構成等について詳細に説明する。
現像装置24は、図1から図3等に示されるように、現像剤8を収容する収容室241と現像を行う現像用開口242を有する筐体240を有している。
また、現像装置24は、筐体240の内部に、現像用開口242の内側において収容室241にある現像剤8を保持して感光ドラム21と対向する現像域を通過させるよう回転して搬送する現像ロール243と、収容室241内の現像剤8を撹拌しながら現像ロール243を通過させるよう搬送する搬送手段244,245と、現像ロール243の保持される現像剤8の量(層厚)を規制する規制部材246等を備えている。
現像剤8としては、例えば非磁性トナーおよび磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。これ以降において単に現像剤8という場合も、二成分現像剤を指しているものとする。また、図3において紙面の左側を画像形成装置1の正面に近い手前側とし、また紙面の右側を画像形成装置1の正面から離れる奥側とする。
筐体240は、感光ドラム21の軸方向に沿って延びる横長の容器状の形状からなる構造物である。この筐体240は、複数の部材を互いに結合して所要の形状になるよう組み立てる構造になっている。
収容室241は、重力方向に沿う上下方向に2分割されて感光ドラム21の軸方向にほぼ沿って延びる2つの搬送路241a,241bが設けられている。2つの搬送路241a,241bは、両者を仕切る仕切壁241cで上下に区分されているとともに、その長手方向の端部又は端部より少し内側の位置に設けられた接続通路241d,241eでつながっている。これにより、搬送路241a,241bでは、現像剤8が接続通路241d,241eを通して一方の搬送路から他方の搬送路にそれぞれ受け渡されるようになっている。
また、2つの搬送路241a,241bは、現像ロール243に近い上側の搬送路241aが現像剤8を現像ロール243に供給する役割を担う供給搬送路として機能し、現像ロール243から離れた下側の搬送路241bが主に現像剤8を攪拌する役割を担う攪拌搬送路として機能するようなっている。
現像用開口242は、筐体240における上側の搬送路241aとほぼ同じ高さ位置で、感光ドラム21の軸方向に沿って延びる横長の長方形状からなる開口部として設けられている。また、現像用開口242は、2つの搬送路241a,241bと感光ドラム21の軸方向に沿う空間を介してそれぞれつながっている。
現像ロール243は、その周面の一部を現像用開口242から露出させた状態で回転するよう筐体240の内部に設置されている。
この現像ロール243は、感光ドラム21の静電潜像が形成された外周面と対向する現像域において回転するように支持される円筒状のスリーブ243aと、このスリーブ243aの円筒空間内に固定した状態で存在するように筐体240の側面部に設けられ、外周面に複数の磁極が間隔をあけて配置された磁石ロール243bとで構成されている。スリーブ243aは、非磁性材料(例えばステンレス、アルミニウム等)で形成されている。
また、現像ロール243は、スリーブ243aが、その奥側の一端部における軸部に現像駆動装置29(図3)から必要な回転動力が伝達されることにより矢印で示す方向に回転するようになっている。また現像ロール243は、そのスリーブ243aに対して図示しない給電装置から現像用電圧が供給されて、現像時に感光ドラム21との間に現像電界を形成するようになっている。現像駆動装置29は、一般に現像装置24とは別体の装置(独立した駆動装置)として設けられるが、現像装置24と一体に設けられるものであっても構わない。
搬送手段244,245はいずれも、回転軸244a,245aの周面にそれぞれ連続する搬送羽根244b,245bを軸方向に沿って所要のピッチで螺旋状に巻き付けるような形態で形成したものであり、所謂スクリューオーガーと称されるものである。このうち搬送手段244は、上側の搬送路241a内で回転するよう筐体240の側面部に軸受を介して設けられている。また搬送手段245は、下側の搬送路241b内で回転するよう筐体240の側面部に軸受を介して設けられている。なお、図2における符号249は、現像ロール243で剥離された現像剤8を下側の搬送路241bに送り込むよう回転する送り込み搬送部材を示す。
また、搬送手段244,245は、現像ロール243のスリーブ243aを回転させる回転動力の一部が図示しないギヤ列等の駆動伝達機構292により分岐されて各回転軸244a,245aにそれぞれ伝達されることにより回転するようになっている。実施の形態1では、図2に示されるように、奥前側から見た場合、搬送手段244が現像剤8の搬送時に矢印A1で示す方向に回転し、搬送手段245が現像剤8の搬送時に矢印B1で示す方向に回転するよう構成されている。
規制部材246は、現像ロール243の軸方向に沿って延びる長さの長方形状の板材である。この規制部材246は、非磁性材料(例えばステンレス)を用いて形成されている。さらに、規制部材246は、その長手方向の一端部が現像ロール243のスリーブ243aの外周面と所要の隙間(規制隙間)をあけて向き合う状態になりかつスリーブ243aの軸方向に沿って延びて向き合う状態になるよう筐体240の上面部に支持部材を介して取り付けられている。
また、現像装置24は、図1等に示されるように、筐体240の収容室241内における現像剤8が現像により消費されて減るため補給手段6から現像剤8が補給されるようになっている。
補給手段6は、図1に示されるように、補給する現像剤8を収容するとともに筐体10の図示しない装着部に着脱可能に装着される現像剤容器60と、現像剤容器60にある現像剤8を現像装置24に対して所要の時期にかつ所要の量で補給するよう送り出す補給駆動装置65と、補給駆動装置65から送り出される現像剤8を現像装置24まで搬送する搬送管69とで構成されている。補給される現像剤8は、現像装置24が後述するトリクル方式を採用している関係でキャリアを少量含むトナーになる。
補給手段6を採用する現像装置24は、図3に示されるように、筐体240における上側の搬送路241aの手前側の端部240bにおいて補給手段6の搬送管69が接続されている。搬送管69は、その下端部が、筐体240の手前側の端部240bに設けられた補給受入管240cに結合されることで接続されている。図3における符号691は、搬送管69の補給駆動装置65側の下端部と接続させるための接続部である。
この現像装置24では、搬送管69を通して搬送された補給用の現像剤8を上側の搬送路241aのうち手前側の端部内に受け入れるようになっている。また現像装置24では、その受け入れた補給用の現像剤8を、搬送手段244の回転軸244aの手前側になる端部に狭いピッチで設けられた補給用搬送羽根244cにより手前側の接続通路241dに至るまで既存の現像剤8と混合させながら搬送するようになっている。
さらに、現像装置24は、筐体240の収容室241内に収容されている現像剤8の一部を排出口から溢れ出させて収容室241の外に排出させる所謂トリクル方式を採用している。
この現像装置24では、図3から図5等に示されるように、上側の搬送路241aの手前側端部の手前位置に現像剤8の一部を排出するトリクル方式用の排出口247を設けている。
排出口247は、図4や図5(B)に示されるように、筐体240の手前側の端部240bにおける上側の搬送路241a内にある搬送手段245の回転軸245aの中心C1より高い位置に存在するよう設けられている。また、排出口247は、図3に示されるように、補給用搬送羽根244cとは反対側であって手前側の接続通路241dよりも少し手前側の位置に存在するようにも設けられている。さらに、筐体240の手前側の端部240bにおける上側の搬送路241aは、搬送手段244の搬送羽根244bとの間の上部の隙間が、筐体240の上側の搬送路241aのうち現像ロール243と向き合う領域における搬送手段244の搬送羽根244bとの間の上部の隙間よりも狭い関係になっている。また、筐体240の排出口247の外側になる部位には、図4に示されるように、排出口247から排出される現像剤8を収容する収容器部240eが設けられている。なお、図5では収容器部240eの図示を省略している。
そして、この現像装置24は、画像形成動作時等の予め定めた駆動時期が到来すると、以下のように作動する。
まず現像装置24では、現像駆動装置29から回転動力が伝達されることにより、図2に示されるように、現像ロール243のスリーブ243aが現像用開口242に一部露出させた状態で矢印の方向に回転し始めるとともに、搬送手段244が上側の搬送路241a内で矢印A1の方向に回転し始め、搬送手段245が下側の搬送路241b内で矢印B1の方向に回転し始める。一方、現像ロール243のスリーブ243aには、図示しない給電装置から現像用電圧が供給される。
これにより、現像装置24における筐体240の上側の搬送路241aに収容されている現像剤8は、図6に示されるように、回転する搬送手段244の搬送力により現像ロール243を通過するよう矢印J1で示す方向(奥側から手前側にむけた方向)に攪拌されながら搬送される。図6中の二点鎖線は、現像剤8の搬送時における搬送路241a,241b内での現像剤8の剤面(の高さ)をそれぞれ示している。
この際、上側の搬送路241aでは、搬送中の現像剤8の一部が現像ロール243に吸着されて供給される。また現像ロール243に吸着されて保持された現像剤8は、規制部材246の通過時に通過量が規制されるが、規制部材246を通過した分の現像剤8が感光ドラム21と対向する現像域まで搬送されて現像工程に供される。さらに現像ロール243により搬送されて現像域を通過した後の現像剤8の一部は、現像ロール243から剥離されて下側の搬送路241bに戻される。
また上側の搬送路241a内において現像ロール243に吸着されず手前側の接続通路241dまで搬送された現像剤8は、その接続通路241dを通して下側の搬送路241bに落下するよう移動して受け渡される。
一方、筐体240の下側の搬送路241bに収容されている現像剤8は、上側の搬送路241aから接続通路241dを通して受け渡される現像剤8も含めて、図6に示されるように、回転する搬送手段245の搬送力により矢印K1で示す方向(手前側から奥側にむけた方向)に攪拌されながら搬送される。
また、下側の搬送路241b内で奥側の接続通路241eまで搬送された現像剤8は、搬送手段245の搬送力を受けて、その接続通路241eを通して上側の搬送路241aに送り込まれるようにして受け渡される。上側の搬送路241aに受け渡された現像剤8は、上述したように搬送手段244により矢印J1の方向に同様にして搬送される。
このようにして現像剤8は、現像ロール243に吸着される等の一部を除いて、上側の搬送路241aと下側の搬送路241bの間を図6中において反時計回りの向きに循環して移動するように搬送される。
また、現像装置24においては、筐体240の収容室241内にある現像剤8(実際にはトナー)が現像により消費されて減ると、そのトナーの減少を検出する情報に基づいて、補給手段6から現像剤8が補給される。
つまり、このときは、補給手段6における補給駆動装置65が駆動することにより、現像剤容器60内に収容されている補給用の現像剤8が、所要の量だけ搬送管69を通して筐体240の上側の搬送路241aにおける手前側の端部に送り込まれる。また、補給された現像剤8は、上側の搬送路241a内で既存の現像剤8と混合されながら補給用搬送羽根244cにより矢印J1と反対側の方向になる奥側に搬送されるが、その補給用搬送羽根244cの奥側の端部側に存在する手前側の接続通路241dを通過する際に自然落下して下側の搬送路241bに送り込まれる。
さらに、現像装置24においては、トリクル方式を採用しているので、例えば上側の搬送路241a内を搬送手段244により矢印J1の方向に搬送される現像剤8の収容面(剤面)が上昇すると、図4に例示されるように、その現像剤8のうちの一部(8d)が排出口247を乗り越えて溢れ出るように移動して収容室241の外に排出される。
このとき排出される現像剤8dは、主にキャリアであるが、トナーも含まれている。また、現像装置24では、トリクル方式の動作が行われることにより、その収容室241(特に上側の搬送路241a)内に収容されている現像剤8の収容量がほぼ一定の範囲内に保たれるようになっている。
<現像装置に関係する構成>
ところで、このトリクル方式を採用した現像装置24においては、例えば像密度が比較的低い潜像を連続して現像するようなことがあると、次の不具合がある。
すなわち、このような現像が行われた現像装置24の収容室241内では、収容されている現像剤8のトナーの消費量が比較的少なくなるので、新たな現像剤8の補給もされることがなくなり、現像剤8が現像ロール243に保持された後に戻されることも含めて収容室241内を何度も循環するように搬送され続けることになる。
この結果、このときの現像剤8は、その物性が次第に劣化して流動性が悪くなり、排出口247からも排出されにくくなる。
本発明者らの研究によれば、このような場合になったときの現像装置24の排出口247を観察すると、図5(B)に二点鎖線で例示されるように、排出口247の上方をむいた下面部247a上を中心にして現像剤8の一部(主にトナー)8tが堆積して溜まるように付着しており、これにより排出口247の一部が塞がれた状態(詰まった状態)になっていることが確認されている。また、現像装置24では、このように排出口247の一部に付着した現像剤8tが存在することにより、その排出口247からの現像剤8の排出がより一層正常に行われにくくなって排出口247の排出不良が更に悪化する傾向にあることも確認されている。
そこで、実施の形態1に係る画像形成装置1では、図7に示されるように、制御手段15により、現像装置24における搬送手段244,245を現像時の回転方向A1,B1とは逆の方向A2,B2になりかつ現像時の回転速度V1よりも速い速度V2になるよう高速で逆回転させるという第1の動作を実行し、また第1の動作を実行した後に、搬送手段244,245を現像時の回転方向A1,B1と同じ方向になりかつ現像時の回転速度V1よりも速い速度V3になるよう高速で正回転させるという第2の動作を実行する構成を採用している。
実施の形態1では、図7(A)に示されるように、制御手段15に現像装置24の収容室241に収容されている現像剤8におけるトナーの消費量を検出する検出手段16を接続し、また同図(B)に示されるように、制御手段15において検出手段16で検出されたトナーの消費量が閾値(境界となる値)を下回ると判断されたときに、制御手段15が現像駆動装置29の動作を制御して第1の動作を実行するように構成している。
制御手段15は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、記憶手段に格納した制御プログラムやデータ等に基づいて所要の制御動作を行うようになっている。
検出手段16は、現像装置24の現像剤8におけるトナーの消費量を検出するものであれば特に限定されるものではなく、実施の形態1では、画像形成動作で形成する画像(潜像)の像密度と連続して形成する場合のページ数(又は用紙9の枚数)の情報が得られる図示しない画像処理部で構成している。第1の動作を実行するときの閾値としては、例えば、1ページ分の像密度が4%以下である潜像の現像を連続して20000ページ分以上行う画像形成条件の場合に設定している。このような閾値の画像形成条件になる場合とは、トナーの消費量が第1の動作を行うべきときの閾値を下回るときに該当する。
第1の動作における搬送手段244,245の逆回転させるときの高速の速度V2は、現像時の正回転における回転速度V1よりも所要の割合だけ(例えば1.3倍以上)速い速度に設定すればよい。
この逆回転時における高速の速度V2が現像時の正回転における回転速度V1と同じ速度である場合は、上側の搬送路241aのうち排出口247の前になる部分における現像剤8の剤面の高さを短時間で効率よく高めることできず、また排出口247に付着している現像剤8tを削り取ることが難しくなる。速度V2の上限値は、例えば、現像駆動装置29の回転速度に関する性能の上限特性で定まる。
ちなみに、搬送手段244,245の回転速度V1,V2(m/s)を回転数N(rpm)で設定する場合は、回転速度V=(π・D・N)/60という換算式で回転速度V1,V2を算出すればよい。式中のDは、搬送手段244,245の羽根部244b,245bの直径である。また、このときの回転数が搬送手段244,245の回転数Nでなく現像駆動装置29における電動モータの回転数Nmとした場合には、電動モータの回転数Nmから減速機構におけるギヤの減速割合:grを少なくした回転数(≒Nm×gr)が搬送手段244,245の回転数Nになる。実施の形態1では、例えば、gr=0.37という値を適用している。
また、第2の動作における搬送手段244,245の正回転させるときの高速の速度V3は、現像時の正回転における回転速度V1の1.2倍以上の速度に設定される。
この高速の速度V3が回転速度V1の1.2倍よりも遅い速度とした場合は、上側の搬送路241aのうち排出口247の前になる部分における現像剤8の内圧を効率よく高めることができなくなる。速度V3の上限値については、速度V2の上限値の場合と同様である。
実施の形態1では、第1の動作の実行時間T1について5~12秒(sec)の範囲内で設定している。この実行時間T1が5秒よりも少ない場合は、搬送手段244を高速で逆回転させても上側の搬送路241aにおける排出口247の前の部分での現像剤8の剤面を充分な高さになるまで高めることができないおそれがある。
一方、第1の動作の実行時間T2については20~60秒(sec)の範囲内で設定している。この実行時間T2が20秒よりも少ない場合は、搬送手段244を高速で正回転させても第1の動作で上側の搬送路241a内で偏在した状態にある現像剤8の剤面を所要の高さまで充分に均すことが難しくなる。第1の動作の実行時間Tbは、第1の動作の実行時間Taよりも長い時間に設定される。
現像駆動装置29は、例えば電動モータの回転方向を正回転および逆回転に切り替えることにより、現像装置24における搬送手段244,245をそれぞれ正回転および逆回転させるように構成されている。また、現像駆動装置29は、例えば電動モータの回転速度を現像時の回転速度V1に相当する速度と高速の速度V2,V3に相当する速度に切り替えることにより、搬送手段244,245を高速の速度V2,V3でそれぞれ高速で回転させるように構成されている。
さらに、現像駆動装置29は、例えば現像ロール243との間にワンウェイクラッチを介在させる等のワンウェイ伝達方式を採用している。これにより、現像駆動装置29は、第2の動作を実行するときには現像ロール243を高速で正回転させることになる一方で、第1の動作を実行するときには現像ロール243を回転させないようになっている。
そして、この画像形成装置1においては、以下に示すように第1の動作と第2の動作が実行されるときがある。
まず、制御手段15においては、図7(B)に示されるように、トナー消費量の検出手段16からの検出情報を入手して、現像装置24におけるトナー消費量が閾値以下になるまで判断が継続される(ステップS10:S10)。
続いて、制御手段15では、ステップS10においてトナー消費量が閾値以下になったと判断されると、第1の動作を実行するに先立って、画像形成動作が終了しているか否かが判断される(S11)。これにより、画像形成動作中には第1の動作および第2の動作を行わないようになっており、第1の動作および第2の動作を実行した場合において実行中の画像形成動作に何らかの支障をきたすおそれを回避している。
ステップS11において画像形成動作が終了していることが確認されると、制御手段15の制御により現像装置24において第1の動作が実行される(S12)。
すなわち、この場合は、制御手段15の制御により現像駆動装置29が第1の動作に対応する内容で作動し、これにより現像装置24における搬送手段244,245を高速の速度V2で逆回転させる。このとき逆回転する搬送手段244は、図8に示されるように矢印A2で示す方向に回転し、また逆回転する搬送手段245は矢印B2で示す方向に回転することになる。
この際、上側の搬送路241aでは、高速で逆回転する搬送手段244により、図9に示されるように、現像剤8が現像時の搬送方向J1とは逆の矢印J2で示す方向(手前側から奥側にむけた方向)に現像時の搬送速度よりも速い速度で搬送される。このとき現像ロール243は、現像用電圧の供給がされないが、回転もしていない。このため、その搬送手段244で現像時とは逆の方向J2に搬送される現像剤8の一部が現像ロール243に吸着されて搬送されることはない。
一方、下側の搬送路241bでは、高速で逆回転する搬送手段245により、図9に示されるように、現像剤8が現像時の搬送方向K1とは逆の矢印K2で示す方向(奥側から手前側にむけた方向)に現像時の搬送速度よりも速い速度で搬送される。
これにより、特に上側の搬送路241aでは、下側の搬送路241bにおいて搬送手段245にて矢印K2の方向に速い速度で搬送される現像剤8が手前側の接続通路241dを通して上側の搬送路241aに多く送り込まれるので、図9に二点鎖線で例示されるように、現像剤8が搬送路241aの手前側になる端部に一時的に相対的に多く存在するように搬送される。また、上側の搬送路241aにおいては、下側の搬送路241bから送り込まれる多くの現像剤8が搬送手段244にて矢印J2の方向に速い速度で搬送されるが、図9や図10(A)に例示されるように、その多くの現像剤8が手前側の接続通路241dから排出口247の前になる部分とその周辺により集積されて現像剤8の剤面(嵩)が上昇した状態になる。
この結果、第1の動作が行われると、上側の搬送路241aでは、図10(A)に示されるように高速で矢印A2の方向に逆回転する搬送手段244により現像剤8が排出口247に対して掬い上げられるような状態で搬送されるので、その一部の現像剤8drが排出口247を乗り越えて排出されやすくなる。このとき排出される現像剤8drは、排出口247の一部247aに溜まるように付着した現像剤8tが存在していても、排出口247に隙間がある限り排出される。
したがって、画像形成装置1では、トナーの消費量が閾値を下回って現像剤8の流動性が悪くなるような場合になると現像装置24で第1の動作が実行されることにより、排出口247からの現像剤8drの排出が良好に行われるので、排出口247からの現像剤の排出不良が解消される。
また、本発明者らの研究によれば、排出口247の一部247aに付着した現像剤8tが存在している状態において第1の動作を行った場合には、図10(A)に例示されるように、その付着した現像剤8tのうち搬送路241aの内側に存在する部分8taが高速で逆回転する搬送手段244に搬送されて現像時によりも勢いよく移動する現像剤8により削り取られていることが確認されている。
この現像剤8による削り取りの作用が得られることによっても、画像形成装置1では、現像装置24において上記付着した現像剤8tの存在で生じていた排出口247の詰まり状態が緩和されて、その排出口247からの現像剤8drの排出が更に良好に行われるようになり、排出口247からの現像剤の排出不良がより一層解消される。
第1の動作が実行されている間は、制御手段15において、その実行時間が閾値のTa(本例では例えば5秒)を超えているか否かが確認され(S13)、その実行時間が閾値のTaを越えたと判断されたときに第1の動作が停止させられる(S14)。
これにより、制御手段15の制御によって現像駆動装置29の第1の動作に対応した作動が停止されるので、現像装置24において高速で逆回転していた搬送手段244,245が停止させられる。
続いて、制御手段15は、第1の動作が停止すると、現像装置24において第2の動作が実行される(S15)。
すなわち、この場合は、制御手段15の制御により現像駆動装置29が第2の動作に対応した内容で作動し、これにより現像装置24における搬送手段244,245を高速の速度V3で正回転させる。このとき正回転する搬送手段244は、図4等に示されるように現像時と同じ矢印A1の方向に回転し、また正回転する搬送手段245も現像時と同じ矢印B1の方向に回転する。
この際、上側の搬送路241aでは、高速で正回転する搬送手段244により、図6に示されるように、現像剤8が現像時の場合と同様に矢印J1の方向に搬送され、しかも搬送手段244が高速で回転しているため現像剤8が現像時の搬送速度よりも速い速度で搬送される。このとき現像ロール243は、現像駆動装置29の第1の動作に対応した内容で作動したときの回転動力が伝達されて高速で正回転する。
また、下側の搬送路241bでも、高速で正回転する搬送手段245により、図6に示されるように、現像剤8が現像時の場合と同様に矢印K1の方向に搬送され、しかも搬送手段245が高速で回転しているため現像剤8が現像時の搬送速度よりも速い速度で搬送される。
これにより、上側の搬送路241aでは、図9に二点鎖線で、図10(A)に破線でそれぞれ例示されるように、第1の動作が実行されたことで排出口247の前になる部分とその周辺に多く集積していた現像剤8(図9の二点鎖線で示す、搬送路241aにおける排出口247を囲む部分での現像剤8の剤面)が矢印J1で示す方向に搬送され始める。しかも、このときの搬送手段244が高速で回転しているため、その排出口247の前になる部分等に多く集積していた現像剤8も、搬送手段244の搬送羽根244bによる勢いのよい搬送力を受けて動かされるようになり、手前側の端部になる搬送路241a内における内圧が一時的に上昇た状態になる。また、手前側の端部になる搬送路241aの部分は、前述したように搬送手段244の搬送羽根244bとの隙間空間が相対的に狭い部分でもあるため、これによっても内圧が上昇した状態になりやすい。
この結果、第2の動作が行われると、上側の搬送路241aでは、図10(B)に示されるように高速で矢印A1の方向に正回転する搬送手段244により現像剤8が排出口247を勢いよく通過するような状態で搬送されるので、その一部の現像剤8dsが排出口247を乗り越えて排出されやすくなる。
また、第1の動作の実行により上側の搬送路241aで偏在していた現像剤8の剤面も、高速で正回転する搬送手段244に徐々に均されて現像時の面の状態(図6)に戻されるようなる。
またこのとき排出口247から排出される現像剤8dsは、内圧が上昇した搬送路241a内を勢いのある状態で移動するので、排出口247の一部247aに第1の動作で一部削り取られても付着している現像剤8dsが残存していても、その現像剤8dsを押し崩すようにして排出されるようになる。これにより、排出口247は、その一部に付着した現像剤8t等が存在して詰まっていた状態もほぼ解消されるようになり(図5(B))、排出口247からの現像剤の排出が正常な状態になる。
したがって、この画像形成装置1では、現像装置24で第1の動作に続けて第2の動作も実行されることにより、排出口247からの現像剤8dsの排出が更に良好に行われるので、排出口247からの現像剤の排出不良がより確実に解消される。また、画像形成装置1では、トナーの消費量が閾値を下回るときに第1の動作等が実行されるよう構成されていることにより、排出口247での現像剤の排出不良の発生が予防されることもある。
また第2の動作が実行されている間も、制御手段15において、その実行時間が閾値のTb(本例では例えば30秒)を超えているか否かが確認され(S16)、第2の動作の実行時間が閾値のTbを越えたと判断されたときに第2の動作が停止させられる(S17)。
これにより、制御手段15の制御によって現像駆動装置29の第2の動作のための作動が停止されるので、現像装置24において高速で正回転していた搬送手段244,245が停止させられる。
以下、この現像装置24に関して各種の動作を行ったときに測定して得られた結果について説明する。
はじめに、現像装置24における搬送手段244等を正回転させた場合と逆回転させた場合に、上側の搬送路241aにおける現像剤8の剤面高さを測定した結果1について、図11(A)に示す。
このときの現像剤8の剤面の高さは、ステンレス製の定規を用いて測定した。また、搬送手段244の正回転時の回転速度と逆回転時の回転速度は、同じ速度(実際には現像時の回転速度V1にほぼ相当するときの回転数:2267rpm)とした。また、このときの測定は、搬送路241aに同じ量の現像剤8を収容してその剤面をほぼ平らに均した初期の状態から、搬送手段244を120秒間回転させた後の剤面の高さを測定することで行った。
ちなみに、このときの排出口247の下辺部の搬送路241aの底部からの高さは14.5mmであった。また搬送手段244は、羽根部244bの直径(D)が24mmのものを使用した。
図11(A)に示される結果1から、現像装置24では、搬送手段244等を逆回転させることで排出口247の前の部分(位置)での現像剤8の剤面の高さを上昇させることがわかる。
また、現像装置24における搬送手段244を低速および高速でそれぞれ逆回転させた場合に、上側の搬送路241aにおける排出口247の前の部分での現像剤8の剤面高さの推移を測定した結果2について、図11(B)に示す。
このときの測定は、現像装置24の収容室241に計1200gの現像剤8を収容して排出口247の前の部分の初期における剤面高さを11mmとした状態から搬送手段244を各速度で逆回転させたときの結果を測定している。また、目標の剤面高さは、逆回転させたときに排出口247から現像剤8が良好に排出される目安になる剤面の高さ(19mm)とした。
図11(B)に示される結果2から、現像装置24では、搬送手段244を現像時に正回転するときの回転速度V1よりも遅い低速(829rpm)で逆回転させた場合には目標高さになるまで5秒程度要したのに対して、高速(2267rpm)で逆回転させた場合には1秒程度で目標高さになることがわかる。このときの高速とは、この測定時において採用したときの速度であって、現像時に正回転するときの回転速度(回転数)に相当するものである。
さらに、現像装置24において搬送手段244等を低速および高速で逆回転させた場合に、その筐体240の収容室241に収容されている現像剤8の収容量を測定した結果3について、図12に示す。
このときの測定は、現像装置24の収容室241に計1200gの現像剤8を初期の収容量として収容した状態で各速度(回転数)で逆回転させて所定の時間(初期の5秒とその後の10秒毎)が経過する時点ごとにおける現像剤8の収容量を測定することで行った。つまり、各経過時点における現像剤8の収容量は、その各経過時点における初期の収容量から排出口247のそれまでの排出量を差し引いた差分を求めたものになる。この際、現像ロール243は回転しておらず、その現像ロール243への現像剤8の吸着も行われないようにした。
図12に示される結果3から、低速(現像時の回転速度)で逆回転した場合は、その開始から60秒経過した後においても現像剤8の収容量が初期値とほとんど変わっておらず、これにより排出口247からの現像剤の排出がほぼ行われていないことが推測される。一方、高速で逆回転した場合は、開始5秒後から現像剤8の収容量が減り始め、60秒経過する時点に至るまでの間も現像剤8の収容量が減り続けており、これにより排出口247からの現像剤の排出が良好に行われていることがわかる。
このことから、現像装置24では、搬送手段244等を高速で逆回転させる動作を実行すると、排出口247から現像剤の排出が良好に行われることが判明した。
続いて、現像装置24において搬送手段244等を高速で正回転させた場合に、その筐体240の収容室241に収容されている現像剤8の収容量を測定した結果4について、図13に示す。
このときの測定は、現像装置24の収容室241に1150gの現像剤8と1200gの現像剤8とを初期の収容量としてそれぞれ収容した状態で搬送手段244等を高速(3067rpm)で正回転させて所定の時間(初期の5秒とその後の10秒毎)が経過する時点ごとにおける現像剤8の収容量を、図12に示す結果の試験の場合と同様にして測定することで行った。この際、現像ロール243も高速で正回転する。
図13に示される結果4から、搬送手段244等を高速で正回転させた場合は、現像剤8の初期の収容量の違いにかかわらず現像剤8の収容量が減り続けるので、排出口247からの現像剤の排出が良好に行われていることがわかる。またこの場合は、現像剤8の初期の収容量の違いにかかわらず、開始から20秒経過後に現像剤8の収容量が予め定めた正常範囲(1100g以下)の状態にほぼ到達することもわかる。
しかも、初期の収容量が多い場合の方は、それが少ない場合に比べると、現像剤8の収容量の減少する速度が相対的に速くなっていることから、排出口247からの現像剤の排出もより一層良好に行われることがわかる。
このことから、現像装置24では、搬送手段244等を高速で正回転させる動作を実行すると、排出口247から現像剤の排出が良好に行われることが判明した。また、現像装置24では、搬送路241a等に多くの現像剤8が収容されている場合の方が、その収容量が少ない場合に比べると、排出口247からの現像剤の排出がより一層良好に行われることも判明した。
また、現像装置24において搬送手段244等を高速で正回転させる場合に、その搬送手段244等を回転させるための駆動源である電動モータの回転速度(回転数)を増加させたときの上側の搬送路241aでの搬送手段244の回転や現像剤8の移動により発生する排出口247における内圧を測定した結果5について、図14(A)に示す。
この測定では、排出口247における内圧を圧力測定器(オムロン製:表示付き圧力センサE8Y)を用いて実測した。また、内圧を測定した場所は、搬送路241aにおける排出口247の位置とした。
図14(A)に示される結果5からは、電動モータの回転速度(回転数)を増加させて搬送手段244等をより高速で正回転させると、上側の搬送路241aにおける現像剤8の内圧が上昇することがわかる。
このことから、現像装置24では、搬送手段244等をより高速で正回転させる動作を実行すると、排出口247付近にある現像剤8の内圧が上昇して、その現像剤8の一部を排出口247から排出させることができ、しかも、内圧が上昇した現像剤8により排出口247に付着している現像剤8の塊を押し崩すことも可能になることを推測される。
最後に、現像装置24において搬送手段244等を正回転させる場合に、収容室241に収容する現像剤8の収容量を変更したときの排出口247からの現像剤8の排出量を測定した結果6について、図14(B)に示す。
この測定では、搬送手段244等を高速である3067rpmの回転数で正回転させた。現像剤8の排出量は、排出口247から実際に排出される量を測定した。
図14(B)に示される結果6からは、現像剤8の収容量を900gよりも少ない量にした場合には排出口247からの現像剤8の排出がほとんど行われず、また現像剤8の収容量を1150gにした場合にも排出口247からの現像剤8の過剰な排出がされないことがわかる。なお、排出口247からの現像剤8の過剰な排出とは、0.1g/min以上の排出量になる場合をいう。
[変形例]
この発明は、実施の形態1で例示した内容に何ら限定されるものではなく、各請求項に記載した各発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することが可能である。このため、この発明は以下に例示するような変形例も含むものである。
実施の形態1では、第1の動作を実行した後に第2の動作を行う構成例を示したが、第2の動作を行わず第1の動作のみを行うように構成してもよい。
第1の動作のみを行うように構成した場合でも、排出口247からの現像剤の排出が良好に行われて排出口247における排出不良が解消される。このような効果が得られて有効である点は、例えば図12に示す測定結果に照らしても明らかである。
また、実施の形態1では、現像剤8におけるトナーの消費量を検出する検出手段16として他にも例えば、現像装置24の搬送路241aに収容されている現像剤8のトナーの濃度を検出することができるトナー濃度センサを用いて構成してもよい。この場合は、例えば、トナー濃度センサで検出されるトナー濃度が画像形成のページ数に対する変化量が相対的に少ない場合を閾値として設定することができる。
さらに、実施の形態1では、複数の搬送手段244,245が重力方向に沿う上下方向に分けて配置されて現像剤8をその上下方向において循環させるよう搬送する縦型搬送式の現像装置24を適用した場合を例示した。しかし、この発明を適用することができる現像装置は、縦型搬送式以外の搬送式(例えば横型搬送式)の現像装置であってもよい。縦型搬送式以外の搬送式の現像装置は、複数の搬送手段が重力方向と交差する方向(代表例はほぼ直交する水平方向であるが、斜めに交差する方向も含む)に分けて配置されて現像剤8をその交差する方向において循環させるよう搬送する搬送式の現像装置である。
この他、この発明を適用する画像形成装置は、二成分現像剤による現像を行うとともにトリクル方式を採用する現像装置を備え、その現像装置における搬送手段について上記第1の動作や上記第1の動作および第2の動作を実行することが可能な画像形成装置であればよく、その形式、種類、画像形成方式等については特に限定されない。このため、複数の現像装置を備えた画像形成装置であっても何ら差し支えない。
1 …画像形成装置
8 …現像剤(二成分現像剤の一例)
24…現像装置(現像装置又は縦型搬送式の現像装置の一例)
241…収容室(収容室の一例)
241a,241b…搬送路(搬送路の一例)
243…現像ロール
244,245…搬送手段
247…排出口(排出口の一例)
A1,B1…現像時の回転方向
A2,B2…現像時の回転方向とは逆の回転方向

Claims (4)

  1. 搬送路が設けられた収容室に収容されているトナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を前記搬送路内で回転する搬送手段により現像ロールを通過させるよう搬送するとともに、前記搬送手段により搬送されている二成分現像剤の一部を前記搬送路に設けた排出口から溢れ出させて前記収容室の外に排出する現像装置を備え、
    前記搬送手段を現像時の回転方向とは逆の方向になりかつ現像時の回転速度よりも速い速度になるよう高速で逆回転させるという第1の動作が実行される時期を有し、
    前記第1の動作は、前記二成分現像剤におけるトナーの消費量が閾値を下回るときに実行される画像形成装置。
  2. 前記第1の動作を実行した後に、前記搬送手段を現像時の回転方向と同じ方向になりかつ現像時の回転速度よりも速い速度になるよう高速で正回転させるという第2の動作が実行される時期を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の動作の実行時間が、前記第1の動作の実行時間よりも長い請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像装置は、前記搬送手段として複数の搬送手段を備え、前記複数の搬送手段が重力方向に沿う上下方向に分けて配置されて前記二成分現像剤を前記上下方向において循環させるよう搬送する縦型搬送式の現像装置である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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