JP7289191B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、包装用容器に関する。
特許文献1には、カップ状の容器本体に対し、食品等の内容物を充填した後、容器本体の上部開口をカバー部材によって塞ぐことで製造される包装用容器が開示されている。また、カバー部材には、内容物を取り出すための貫通孔と、この貫通孔を開閉自在に塞ぐ蓋部とを備えている。
特開2014-061932号公報
ところで、このような包装用容器においては、蓋部を開いた後、包装用容器を傾けることで、内容物を貫通孔から取り出すようになっている。しかしながら、包装容器を傾けても、内容物同士が目詰まりを起こしてしまい、なかなか内容物をスムーズに取り出せないという課題があった。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、内容物を取り出しやすくすることが可能な、包装用容器を提供することを目的とする。
本発明に係る包装用容器は、内容物を収容するカップ状の容器本体と、前記容器本体の上部開口を塞ぐカバー部材と、を備え、前記容器本体は、長軸及びこれと直交する短軸を有する底壁部と、前記底壁部の周縁から延びる側壁部であって、前記長軸方向に延び、対向する一対の第1面及び第2面、及び前記短軸方向に延び、対向する一対の第3面及び第4面を有する側壁部と、を備え、前記第1面及び第2面の少なくとも一方は、前記底壁部から離れるにしたがって、互いに離間するように傾斜しており、前記第1面の傾斜角度と前記第2面の傾斜角度とが相違しており、前記第1面は、周方向の中央付近が外側に凸となるように形成されており、前記カバー部材は、貫通孔と、当該貫通孔を開閉自在に塞ぐ蓋部と、を備えており、前記貫通孔及び蓋部は、前記長軸方向の中央付近に配置されている。
この構成によれば、長軸方向に延びる第1面と第2面とが底壁部から離れるにしたがって互いに離間するように傾斜しているため、包装用容器を傾けたときに、内容物をいずれかの面に沿ってカバー部材側へ誘導しやすくなる。したがって、内容物を取り出し易くすることができる。
ここで、第1面及び第2面の傾斜角度をともに大きくすると、底壁部を水平面に設置して、包装用容器を起立させたときのバランスが悪くなり、包装用容器が倒れやすくなるおそれがある。これに対して、容器本体の肉厚を大きくしてバランスの低下を抑制することも考えられるが、コストが高くなるおそれがある。そこで、本発明においては、第1面及び第2面の傾斜角度を相違させ、いずれか一方の面の傾斜角度を大きくすることで、肉厚を大きくすることなく、起立時のバランスの悪化を防止することができ、且つ内容物を取り出しやすくすることができる。
また、第1面及び第2面は、底壁部にいくにしたがって近接するため、容器本体の側壁部の外形が底壁部にいくにしたがって小さくなる。したがって、包装用容器を握りやすくすることができる。
さらに、第1面及び第2面の傾斜角度が相違するため、これらの面を区別しやすくなり、カバー部材を取り付ける際に、向きを誤って取り付けるのを防止することができる。
上記包装用容器において、前記蓋部は、前記第2面側においてヒンジによって開閉自在に取り付けることができ、前記第1面の傾斜角度を、前記第2面の傾斜角度よりも大きくすることができる。
この構成によれば、ヒンジが第2面側に設けられているため、蓋部を開いたときには、包装用容器の上端を第1面側に傾けて内容物を取り出すことになる。このとき、手のひらを第2面に接し、親指以外の4本の指を第1面に接するようにして、包装用容器を握ることになるが、第1面の傾斜角度が大きいと、指を沿わせやすくなるため、包装用容器が手で握りやすくなる。また、第1面の傾斜角度が大きいため、内容物をより取り出しやすくすることができる。
上記包装用容器において、第1面及び第2面の傾斜角度は特には限定されないが、例えば、前記底壁部から垂直に延びる方向からの前記第1面の傾斜角度を、1.5~4.5度とし、前記垂直に延びる方向からの前記第2面の傾斜角度を、0~3度とすることができる。
本発明に係る包装用容器によれば、内容物を取り出しやすくすることができる。
本発明の一実施形態に係る包装用容器の正面図である。 図1の右側面図である。 図1の平面図である。 容器本体の正面図である。 図4のA-A線断面図である。 図5のB-B線断面図である。 図4の平面図である。 図4の底面図である。 容器本体の向きの検査を示す平面図である。 蓋部を開いた状態のカバー部材の平面図である。 容器本体にカバー部材を取り付けた状態を示す断面図である。 図1の包装用容器の製造方法を示す正面図である。 図1の包装用容器の使用方法を示す図である。 図1の包装用容器の使用方法を示す図である。
以下、本発明に係る包装用容器の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下では、説明の便宜上、図1~図4に示す方向にしたがって説明を行うが、本発明に係る包装用容器は、この方向に限定されることなく、規定することができる。
<1.包装用容器の概要>
図1は包装用容器の正面図、図2は図1の右側面図、図3は図1の平面図である。図1~図3に示すように、この包装用容器は、粒状の食品等の内容物を収容するカップ状の容器本体1と、この容器本体1の上部開口を塞ぐカバー部材2と、を備えている。以下、これらの部材について、詳細に説明する。
<1-1.容器本体>
図4は容器本体の正面図、図5は図4のA-A線断面図、図6は図5のB-B線断面図、図7は図4の平面図、図8は図4の底面図である。図4~図8に示すように、容器本体1は、楕円状の底壁部11と、この底壁部11の周縁から上方に延びる側壁部12と、を有しており、これらが樹脂材料により一体的に形成されている。図8に示すように、底壁部11は、長手方向に延びる第1辺111及び第2辺112と、短手方向に延びる第3辺113及び第4辺114とを備え、これらが組み合わされることで、長軸及びこれと直交する短軸を有する楕円状の外形を形成している。第1辺111は前側に位置し、第2辺112は後側に位置している。そして、これら第1辺111及び第2辺112は互いに対向し、外側に凸の円弧状に形成されている。一方、第3辺113は右側に位置し、第4辺114は左側に位置している。そして、これら第3辺113及び第4辺114は互いに対向し、外側に凸の円弧状に形成されている。なお、短軸は5~30mmが好ましく、10~30mmがさらに好ましく、15~25mmが特に好ましい。一方、長軸は20~60mmが好ましく、30~50mmがさらに好ましく、35~45mmが特に好ましい。また、包装用容器全体の高さは、例えば、50~150mmが好ましく、55~120mmがさらに好ましく、70~100mmが特に好ましい。
図8に示すように、側壁部12は、底壁部11の第1辺111、第2辺112、第3辺113、及び第4辺114からそれぞれ延びる第1面121、第2面122、第3面123、及び第4面124を有している。これら第1~第4面121~124は、第1辺~第4辺111~114の形状と対応するように、それぞれ、周方向の中央付近が外側に凸となるように湾曲している。但し、側壁部12において、底壁部11との連結部分125は、断面円弧状に形成されている。すなわち、外側に凸となるような円弧状に面取りがなされている。また、側壁部12の上部開口120から下方に向かって所定の長さに亘っては、肉厚の薄い薄肉部(上端部)126が全周に亘って形成されている。そして、この薄肉部126に、上述したカバー部材2が取付けられるようになっている。なお、以下では、説明の便宜上、側壁部12において、薄肉部126よりも下方の部分を本体部127と称することがある。
図5に示すように、側壁部12の第1面121と第2面122とは概ね同じ厚みであるが、底壁部11からの第1面121の傾斜角度が第2面122よりも大きくなっている。すなわち、第1面121及び第2面122は、上方にいくにしたがって、互いに離れるように底壁部11から傾斜しているが、第1面121は、第2面122よりもより傾斜している。例えば、第1面121の鉛直方向からの傾斜角度αは、1.5~4.5度、第2面122の鉛直方向からの傾斜角度βは0~3度とすることができ、第1面121の傾斜角度αが、第2面122の傾斜角度βの1.1~5倍とすることができる。一例として、第1面121の傾斜角度αを3度、第2面122の傾斜角度βを1.5度とすることができる。
これに合わせて、底壁部11の第1辺111及び第2辺の曲率半径は相違しており、例えば、第1辺111の曲率半径を第2辺112の曲率半径よりも小さくすることができる。第1辺111の曲率半径は、例えば、34~42mm(具体的には、例えば、39mm)とすることができ、第2辺112の曲率半径は、36~45mm(具体的には、例えば、41mm)とすることができる。なお、第3辺113及び第4辺114の曲率半径は、同じにすることができ、例えば、4~12mmとすることができ、6.5~9とすることが好ましい。
次に、薄肉部126について説明する。図4に示すように、薄肉部126の上下方向の中間部には周方向の全周に亘って延びる溝(係合部)128が形成されており、この溝128に、後述するカバー部材2に形成された突条(被係合部)225が嵌まるようになっている。また、薄肉部126において、溝128よりも上方には、第3面123から第1面121及び第2面122に亘って、切り欠き129が形成されている。この切り欠き129は、第3面123全体を切り欠き、さらに第1面121及び第2面122にやや延びるように形成されている。切り欠き129の第1面121及び第2面122に対応する部分の形状は対称となっている。そのため、図4に示すように、前側から容器本体1を見ると、切り欠き129を介して、容器本体1の後側を視認できるようになっている。これにより、例えば、図9に示すように、容器本体1の前側(一方側)から切り欠き129に向かって、レーザ5を照射すると、レーザ5は容器本体1に接触することなく、切り欠き129を通り抜けて容器本体1の後側(他方側)に配置された受光器3に受光されるようになっている。
なお、切り欠き129の大きさは、照射されるレーザ5の位置ずれを考慮して決定することができる。例えば、図4に示すように、側面視で前側から容器本体1を見たとき、薄肉部126の右端からの長さXが5mm以上、容器本体1の上端からの長さYが2mm以上とすることができる。これにより、レーザ5が目標となる位置からずれたとしても、切り欠き129を確実に通過させることができる。
その一方で、レーザ5による向きの確認を確実に行うために、側面視において、容器本体1を前側から見たとき、切り欠き129の面積が、薄肉部126において、溝128よりも上方の面積の50%未満とすることが好ましく、30%未満とすることがさらに好ましく、10%未満とすることが特に好ましい。これは、例えば、切り欠き129の面積が50%以上であれば、容器本体1の向きが誤っていても、レーザ5が切り欠き129を通過する可能性があり、向きの正誤の判定を正確に行えないからである。
また、図示を省略するが、容器本体1の第1面121には、商品の名称、ロゴなどの商品を示すマークが形成されており、このマークは、射出成形の成形型に凹凸を施すことで、形成される。
<1-2.カバー部材>
次に、カバー部材2について、図10及び図11も参照しつつ説明する。図10は蓋部を開いた状態のカバー部材の平面図、図11は容器本体にカバー部材を取り付けた状態を示す断面図である。
図1,図3、図10及び図11に示すように、カバー部材2は、容器本体1の薄肉部126を覆う筒状の周壁部21と、この周壁部21の上部を覆う天面部22と、を有しており、これらが樹脂材料により一体的に形成されている。カバー部材2が容器本体1に取付けられたとき、図11に示すように、周壁部21は、容器本体1の薄肉部126の下端から上方に向かって延び、薄肉部126よりもやや上方まで延びるように形成されている。また、周壁部21の上端から天面部22に亘っては、外側に凸となるような断面円弧状に形成されている。そして、周壁部21が、容器本体1の薄肉部126に取付けられたとき、図1及び図2に示すように、周壁部21の外面と容器本体1の本体部127の外面とが概ね面一になるように、周壁部21の厚みが設定されている。
図10に示すように、天面部22は、底壁部11と対応するように平面視楕円状に形成されており、中央に円形の貫通孔220が形成された本体部221と、この貫通孔220を開閉可能に本体部221に取付けられた矩形状の蓋部222と、を備えている。後述するように、この貫通孔220からは、容器本体1に収容された粒状の食品6が排出されるようになっている。また、本体部221の左右方向の中央には、平面視矩形状の凹部223が形成されており、この凹部223に、上述した貫通孔220が形成されている。凹部223は、本体部221の前端から後端に亘って延びており、凹部223の後端縁に、ヒンジ224を介して蓋部222が取付けられている。蓋部222は、凹部223と対応するように矩形状に形成されており、蓋部222を閉じたときには、凹部223に嵌まり、蓋部222の上面と本体部221の上面とが概ね面一になるように形成されている。
蓋部222の下面には、蓋部222を閉じたときに、貫通孔220の内壁面に係合する環状の突部228が形成されており、これによって蓋部222が本体部221に固定されるようになっている。また、図11に示すように、本体部221の内壁面には、周方向に延びる突条225が形成されており、この突条225が上述したように、容器本体1の薄肉部126の溝128に嵌まり、カバー部材2と容器本体1とが固定されるようになっている。さらに、本体部221の内壁面において、容器本体1の切り欠き129に対応する位置には、上下方向に延びるリブ(突部)226が形成されており、カバー部材2が容器本体1に取付けられたときに、このリブ226が切り欠き129の内部に嵌まるようになっている。このとき、カバー部材2の向きが容器本体1に対して正しい向きとは反対の向きに取付けられたときには、リブ226が容器本体1の第4面124の上端に当接し、それ以上、カバー部材2を容器本体1に対して押し込めないようになっている。
<2.包装用容器の製造方法>
次に、上記のように構成された包装用容器の製造方法について、図12を参照しつつ説明する。まず、容器本体1及びカバー部材2を、射出成形などによって予め作製しておく。次に、図12に示すように、容器本体1を搬送装置71に配置する。搬送装置71には、一列に並ぶ複数の支持部72が配置されており、これらが搬送装置71によって断続的に移動するようになっている。各支持部72には、容器本体1の下端部が嵌まるような平面視楕円状の凹部721が形成されており、凹部721は、長手方向が搬送方向を向くように形成されている。
そして、各支持部72の凹部721に容器本体1を設置した後、検査位置(1)において、容器本体1の前側から切り欠き129に向けてレーザ5を照射する。このとき、レーザ5が切り欠き129を通過し、容器本体1の後側に配置された受光器3にて受光されれば、容器本体1が正しい向きに設置されていると判断される。一方、レーザ5が容器本体1に照射され、受光器3で受光されない場合には、容器本体1が正しい向きに設置されていないと判断され、その旨が報知される。これにより、作業者は、搬送装置71を停止し、容器本体1を正しい向きに設置する。その後、支持部72が充填位置(2)に移動すると、容器本体1の上部開口120から粒状の食品が充填される。
こうして、容器本体1に食品が充填された後、支持部72が取付位置(3)に移動すると、手動または自動にて、カバー部材2を、容器本体1の上部開口120を塞ぐように取付ける。このとき、カバー部材2は、ヒンジ224が容器本体1の第2面122側に配置されるようにするが、向きが反対になっている場合には、上述したように、リブ226によってカバー部材2が容器本体1側に押し込むことができないため、正しい向きでないことを認識することができる。こうして、カバー部材2が取付けられると、包装用容器が完成する。その後、必要に応じて、包装用容器をフィルムなどで包装することができる。
<3.包装容器の使用方法>
上記のように構成された包装用容器は、次のように使用される。まず、図13に示すように、手のひらが第2面122に接し、親指以外の4本の指が第1面121に接するように包装用容器を手で握り、親指により前側から蓋部222を開く。続いて、図14に示すように、包装用容器を前側に傾け、貫通孔220から食品6を取り出す。そして、所望の数の食品6が取り出されれば、親指で、蓋部222を押して貫通孔220を閉じる。
<4.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ヒンジ224が第2面122側に設けられているため、蓋部222を開いたときには、上記のように、包装用容器の上端を前側に傾けて内容物を取り出すことになる。このとき、手のひらを第2面122に接し、親指以外の4本の指を第1面121に接するようにして、包装用容器を握るため、第1面121の傾斜角度αが大きいと、長さの短い薬指や小指を沿わせやすくなり、また容器が手から滑り落ちないよう、しっかりと保持できる。また、第2面122の傾斜角度βが小さいと、手のひらと容器壁面がフィットする。そのため、包装用容器を手で支えやすくなる。また、第1面121の傾斜角度αが大きいため、包装用容器を傾けたとき、内容物をより取り出しやすくすることができる。
なお、第1面121及び第2面122の傾斜角度をともに大きくすると、底壁部11を水平面に設置して、包装用容器を起立させたときのバランスが悪くなり、包装用容器が倒れやすくなるおそれがある。これに対して、容器本体1の肉厚を大きくしてバランスの低下を抑制することも考えられるが、コストが高くなるおそれがある。そこで、本実施形態においては、第2面122の傾斜角度を小さくすることで、肉厚を大きくすることなく、起立時のバランスの悪化を防止することができる。
また、第1面121の周方向の中央付近が外側に凸となるように湾曲しているため、第1面121において最も外側に突出する部分が上下方向に延びるように形成されている。そのため、図14に示すように包装用容器を傾けたとき、粒状の内容物6は、第1面121の中央付近で上下方向に一列に並びながら、カバー部材2の貫通孔220に向かうため、内容物6を取り出しやすいという利点もある。特に、内容物6が、オーバル(フットボール)型、オブロング(長楕円)型に形成されている場合に、上記の効果が高くなる。
さらに、第1面121及び第2面122の傾斜角度が相違するため、これらの面を区別しやすくなり、カバー部材2を取り付ける際に、向きを誤って取り付けるのを防止することができる。
(2)本実施形態では、成形型に凹凸を形成することで、第1面121にマークを形成しているが、例えば、成形型の凹凸が大きくなると、容器本体1を成形型から取り出すときの抜き勾配を大きくする必要がある。本実施形態では、マークを形成する第1面121の傾斜角度αを大きくすることで、第1面121の抜き勾配が大きくなり、成形型から確実に取り出すことができる。
(3)容器本体1の第3面123から第1面121及び第2面122に亘って切り欠き129が形成されているため、レーザ5を容器本体1に対し前側から照射したとき、切り欠き129を介してレーザ5を後側に通過させることができる。そして、レーザ5が後側の受光器3で受光されたときには、容器本体1が正しい向きに設置されていると判断することができる。これにより、容器本体1の向きの正誤を自動で判定することができ、容器本体1に対して正しい向きで、カバー部材2を正確に取り付けることができる。
なお、レーザで検査するまでもなく、切り欠き129の位置を視認することで、容器本体1の向きを確認することができる。したがって、人力によっても容器本体1の向きを容易に確認することができる。特に、切り欠き129は容器本体1の長手方向の端部に形成されているため、切り欠き129の位置を容易に視認することができる。また、切り欠き129を容器本体1の端部に形成することで、例えば、容器本体1を射出成形などで形成する場合には、樹脂の流れがよくすることができ、成形性がよいという利点もある。
また、カバー部材2が容器本体1に取り付けられたときには、切り欠き129がカバー部材2の周壁部21によって覆われるため、外部から切り欠き129が見えるのを防止することができる。これにより、包装用容器の見た目をよくすることができる。
さらに、切り欠き129が溝128よりも上方に形成され、溝128に干渉しないため、溝128と突条225とをしっかりと係合させることができ、その結果、カバー部材2を容器本体1に対して強固に固定することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<5-1>
上記実施形態では、容器本体1の底壁部11を長軸及び短軸を有する楕円状に形成し、側壁部12の形状もこれに合わせて断面楕円状に形成しているが、これに限定されるものではない。すなわち、長軸及び短軸を有し、長軸方向に沿い、傾斜角度の異なる第1面121及び第2面122を有するような形状であればよい。例えば、長方形、一方向に長い多角形状など、種々の断面形状にすることができる。また、必ずしも薄肉部126を設ける必要はなく、カバー部材2を取り付けることができるように構成されていればよい。また、第1面121及び第2面122にはマークを必ずしも設けなくてもよい。
また、容器本体1の第1面121及び第2面122は、必ずしも外側に向かって湾曲していなくてもよく、外側に突出している部分の少なくとも一部が、断面が直線状の平坦な面で形成されていてもよい。例えば、第1面121から第4面124を含む側壁部12の断面を、六角形状等の多角形状にすることができる。また、第1面121と第2面122の形状が相違していてもよい。この点は、第3面123及び第4面124についても同様である。
<5-2>
カバー部材2の形状も特には限定されず、貫通孔220及び蓋部222が長軸方向の中心付近にあれば、ヒンジ224以外の手段で蓋部222が開閉するようになっていてもよい。また、貫通孔220及び蓋部222の形状は、上記実施形態以外の形状であってもよい。なお、ヒンジ224は傾斜角度の小さい面側に設けることが好ましい。
<5-3>
切り欠き129は必ずしも必要ではなく、設けなくてもよい。
<5-4>
上記実施形態では、本発明の被係合部としてカバー部材2の突条225を、係合部としての容器本体1の溝128にはめ込んでいるが、カバー部材2に溝を形成し、容器本体1に突条を形成してもよい。これ以外でもカバー部材2を容器本体1に固定できるように、本発明の係合部及び被係合部は種々の形態にすることができ、特には限定されない。
<5-5>
容器本体1に収容される内容物は、粒状以外の種々の食品にすることができる。また、食品以外の内容物であってもよい。
1 容器本体
11 底壁部
12 本体部
121 第1面
122 第2面
120 上部開口
2 カバー部材
220 貫通孔
222 蓋部
224 ヒンジ

Claims (3)

  1. 手のひらで握ることが可能で、内容物を収容するカップ状の容器本体と、
    前記容器本体の上部開口を塞ぐカバー部材と、
    を備え、
    前記容器本体は、
    長軸及びこれと直交する短軸を有する底壁部と、
    前記底壁部の周縁から延びる側壁部であって、前記長軸方向に延び、対向する一対の第1面及び第2面、及び前記短軸方向に延び、対向する一対の第3面及び第4面を有する側壁部と、
    を備え、
    前記第1面及び第2面は、前記底壁部から離れるにしたがって、互いに離間するように傾斜しており、前記第1面の傾斜角度と前記第2面の傾斜角度とが相違しており、
    前記第1面は、周方向の中央付近が外側に凸となるように形成されており、
    前記カバー部材は、1つの貫通孔と、当該貫通孔を開閉自在に塞ぐ蓋部と、を備えており、
    前記貫通孔及び蓋部は、前記長軸方向の中央付近に配置されており、
    前記底壁部を水平面に設置することで、起立することが可能な包装用容器。
  2. 前記蓋部は、前記第2面側においてヒンジによって開閉自在に取り付けられており、
    前記第1面の傾斜角度が、前記第2面の傾斜角度よりも大きい、請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記底壁部から垂直に延びる方向からの前記第1面の傾斜角度が、1.5~4.5度であり、
    前記垂直に延びる方向からの前記第2面の傾斜角度が、0~3度である、請求項2に記載の包装用容器。
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