JP7287876B2

JP7287876B2 - コネクタ

Info

Publication number: JP7287876B2
Application number: JP2019188633A
Authority: JP
Inventors: 洋介赤木; 真吾浜田
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 2019-10-15
Filing date: 2019-10-15
Publication date: 2023-06-06
Anticipated expiration: 2039-10-15
Also published as: JP2021064526A

Description

本発明は、取付部材の取付孔に固定されるコネクタに関する。

この種の従来例のコネクタ１００は、図１０～図１２に示すように、第１ハウジング１１１を有する第１コネクタ１１０と、レバー兼車体係止部材１３０及び第１ハウジング１１１に嵌合可能な第２ハウジング１２２を有する第２コネクタ１２０とを備えている。

第１ハウジング１１１の両側面には、カムピン１１３がそれぞれ設けられている。第２ハウジング１２２の両側面には回転支持ピン１２３とカム溝１２４がそれぞれ設けられている。第２ハウジング１２２は、一対の回転支持ピン１２３によってレバー兼車体係止部材１３０に回転自在に支持されている。レバー兼車体係止部材１３０の外周面には、フランジ部１３１とフランジ部１３１に間隔を置いた位置に配置された複数の弾性係止部１３２が設けられている。

また、第１ハウジング１１１には、複数の第１端子（図示せず）が収容されている。各第１端子に接続された第１電線Ｗ１が外部に引き出されている。第２ハウジングには、複数の第２端子（図示せず）が収容されている。各第２端子に接続された第２電線Ｗ２が外部に引き出されている。

次に、ハウジング嵌合作業とコネクタの車体パネル固定作業を説明する。先ず、図１０に示すように、第１ハウジング１１１のカムピン１１３を第２ハウジング１２２のカム溝１２４に挿入し、第１ハウジング１１１と第２ハウジング１２２とを引き込み開始位置にセットする。

次に、図１１のＲ矢印方向にレバー兼車体係止部材１３０を回転すると、カムピン１１３とカム溝１２４によって第１ハウジング１１１と第２ハウジング１２２間に引き込み力が作用し、第１ハウジング１１１と第２ハウジング１２２が嵌合される。つまり、レバー兼車体係止部材１３０を回転操作することで、カムピン１１３とカム溝１２４によって低操作力によって第１ハウジング１１１と第２ハウジング１２２を嵌合できる。

次に、図１２に示すように、レバー兼車体係止部材１３０を車体パネル１４０の取付孔１４１に挿入する。フランジ部１３１が車体パネル１４０の取付孔の周縁に当接する位置まで挿入すると、フランジ部１３１と弾性復帰変形した弾性係止部１３２で車体パネル１４０の取付孔１４１の周縁を挟持する。これで、作業が完了する。

特開２００９－１９３６７０号公報

しかしながら、前記従来例では、第１ハウジング１１１と第２ハウジング１２２を嵌合するハウジング嵌合作業と、ハウジング嵌合作業の後に、ハウジング嵌合されたコネクタを車体パネル１４０の取付孔１４１内に挿入する車体パネル固定作業とを別々に行う。そのため、作業性が悪い。

そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、車体パネルに固定されるコネクタにあって、ハウジング嵌合作業とコネクタの車体パネル固定作業の作業性が向上するコネクタを提供することを目的とする。

本発明は、車体パネルの取付孔に配置される第１ハウジングと、前記第１ハウジングに回転開始位置と回転完了位置の間で回転自在に支持されたレバーと、前記レバーに設けられ、回転開始位置では前記車体パネルに対向配置される操作部と、前記第１ハウジングに嵌合可能な第２ハウジングと、前記レバーの回転によって前記第１ハウジングと前記第２ハウジングの間に引き込み力が作用し、前記第１ハウジングと前記第２ハウジングを嵌合させるハウジング引き込み手段と、前記第１ハウジングを前記車体パネルに取り付けるパネル取付手段とを備え、前記レバーが回転開始位置とされた状態で前記車体パネルの前記取付孔に配置された前記第１ハウジングに、前記第２ハウジングを嵌合する過程で、前記第２ハウジングから前記第１ハウジングに作用する嵌合力が前記車体パネルを介して前記操作部に作用し、前記レバーが回転開始位置から回転完了位置に回転して前記ハウジング引き込み手段によって前記第１ハウジングと前記第２ハウジングが嵌合すると共に、前記ハウジング引き込み手段の引き込みによって前記車体パネルの前記取付孔を移動した前記第１ハウジングが前記パネル取付手段によって前記車体パネルに取り付けされることを特徴とするコネクタである。

本発明によれば、第１ハウジングを車体パネルに待ち受け状態とし、第２ハウジングを第１ハウジングに嵌合するだけで、ハウジング嵌合作業とコネクタの車体パネル固定作業が行うことができる。以上より、車体パネルに固定されるコネクタにあって、ハウジング嵌合作業とコネクタの車体パネル固定作業の作業性が向上する。

本発明の一実施形態を示し、コネクタの分解斜視図である。本発明の一実施形態を示し、第１コネクタの分解斜視図である。本発明の一実施形態を示し、第１コネクタの側面図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）は図３のＡ－Ａ線断面図、（ｂ）は（ａ）のＢ部拡大図である。本発明の一実施形態を示し、第１ハウジングが車体パネルに仮取り付けされた側面図である。本発明の一実施形態を示し、第１ハウジングに第２ハウジングを嵌合する手前の状態を示す側面図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）は第１ハウジングに第２ハウジングを嵌合する過程で、第２ハウジングの押圧突起がレバーのロック突起に当接した状態を示す側面図、（ｂ）は（ａ）のＣ－Ｃ線断面図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）は第１ハウジングに第２ハウジングを嵌合する過程で、第２ハウジングの押圧突起がレバーのロック突起を解除位置に変位させた状態を示す側面図、（ｂ）は（ａ）のＤ－Ｄ線断面図である。本発明の一実施形態を示し、第１ハウジングと第２ハウジング間が嵌合完了し、第１ハウジングが車体パネルに取り付けされた側面図である。従来例を示し、第１ハウジングと第２ハウジングとを嵌合開始位置にセットした状態のコネクタの斜視図である。従来例を示し、第１ハウジングと第２ハウジングとを嵌合開始位置にセットし、レバー兼車体取付部材を回転する過程を示すコネクタの斜視図である。従来例を示し、ハウジングが嵌合したコネクタを車体パネルの取付孔に取り付ける過程を説明するコネクタの斜視図である。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

図１～図９は本発明の一実施形態を示す。車体パネル１は、一方の室２と他方の室３を仕切っている（図５～図９参照）。車体パネル１には、双方の室２、３を貫通する取付孔４が設けられている。この取付孔４にコネクタ１０が取り付けされる。

図１及び図２に示すように、コネクタ１０は、第１コネクタ１１と第２コネクタ４０とを備えている。第１コネクタ１１は、第１ハウジング１２と、第１ハウジング１２に回転自在に支持されたレバー３０とを有する。

第１ハウジング１２は、上面壁１３と下面壁１４と一対の側面壁１５と後面壁１６を有し、概略四角形状である。第１ハウジング１２内の後部には、多数のオス端子（図示せず）が収容されている。各オス端子に接続された第１電線（図示せず）が後面壁１６より外部に引き出されている。第１ハウジング１２内の前部空間は、相手ハウジング嵌合室１７に形成されている。相手ハウジング嵌合室１７の前面が開口している。この開口より第２ハウジング４１が嵌合される。相手ハウジング嵌合室１７には、各オス端子（図示せず）の相手接触部（図示せず）が突出している。

上面壁１３と下面壁１４の後部には、第１係止突起１８がそれぞれ設けられている。２箇所の第１係止突起１８は、ハウジング嵌合・離脱方向Ｇに対し同じ位置に配置されている。第１係止突起１８は、図５に示す仮取付位置にあって、第１ハウジング１２のｇ１矢印方向への移動を阻止している。尚、ハウジング嵌合・離脱方向Ｇは、第１ハウジング１２と第２ハウジング４０間が嵌合したり、嵌合したハウジング同士が離脱したりする方向である。

上面壁１３の前部には、第２係止突起１９が設けられている。第２係止突起１９は、図９に示す本取付位置にあって、第１ハウジング１２のｇ１矢印方向への移動を阻止している。

下面壁１４の前部には、レバー規制突起２０が設けられている。レバー規制突起２０は、回転開始位置から回転されたレバー３０が回転完了位置を超えて回転しないように回転を阻止する（図９参照）。

一対の側面壁１５には、ハウジング嵌合・離脱方向Ｇに沿って延びる突起進入溝２１とピン進入溝２２がそれぞれ設けられている。各突起進入溝２１と各ピン進入溝２２は、各側面壁１５の前端にそれぞれ開口している。一対の側面壁１５には、回転支持ピン２３がそれぞれ設けられている。

レバー３０は、間隔を置いて平行に配置された一対のアーム部３１と、一対のアーム部３１の基端部同士を連結する操作部３２とを有する。各アーム部３１の中央部には、回転支持孔３６が設けられている。一対の回転支持孔３６に第１ハウジング１２の回転支持ピン２３が挿入されている。レバー３０は、回転支持ピン２３を中心として第１ハウジング１２に回転自在に支持されている。

レバー３０は、図５に示す第１ハウジング１２の仮取付位置では、回転開始位置（図３、図５の位置）に位置する。回転開始位置に位置するレバー３０の操作部３２は、車体パネル１に当接状態で対向配置している。操作部３２は、図５に示す第１ハウジング１２の仮取付位置では、第１ハウジング１２のｇ２矢印方向への移動を阻止している。つまり、回転開始位置に位置するレバー３０の操作部３２と第１ハウジング１２の第１係止突起１８は、第１ハウジング１２の仮取付位置で、第１ハウジング１２を車体パネル１の取付孔４に仮取り付けするパネル仮取付手段Ｍ１（図５等参照）を構成している。

レバー３０は、図９に示す第１ハウジング１２の本取付位置では、回転完了位置（図９の位置）に位置する。回転完了位置に位置するレバー３０は、その操作部３２の近傍端面３１ａが車体パネル１に当接し、第１ハウジング１２のｇ２矢印方向への移動を阻止している。つまり、回転完了位置に位置するレバー３０の操作部３２と第１ハウジング１２の第２係止突起１９は、第１ハウジング１２の本取付位置で、第１ハウジング１２を車体パネル１の取付孔４に取り付けするパネル取付手段Ｍ２（図９参照）を構成している。

各アーム部３１の先端側（操作部３２の支持箇所とは反対側）には、弾性アーム３３によって弾性変位するロック突起３４がそれぞれ設けられている（図２、図４参照）。各ロック突起３４は、四角形状である。レバー３０の回転開始位置では、一対のロック突起３４が第１ハウジング１２の突起進入溝２１に入り込む（図４参照）。突起進入溝２１とロック突起３４は、回転開始位置のレバー３０の回転を阻止し、レバー３０を回転開始位置に保持するレバー保持手段Ｍ３（図４参照）を構成している。

各アーム部３１の先端側には、カム溝３５がそれぞれ設けられている。各カム溝３５は、各アーム部３１の先端面に開口している。レバー３０の回転開始位置では、各カム溝３５の開口が各ピン進入溝２２の開口と同一位置に位置する（図３参照）。つまり、第２ハウジング４１が第１ハウジング１２に嵌合する過程で、第２ハウジング４１のカムピン４４がカム溝３５に進入するのを待ち受ける位置に位置する（図８参照）。カム溝３５とカムピン４４は、第１ハウジング１２と第２ハウジング４１を引き込んで嵌合させるハウジング引き込み手段Ｍ４（図６～図９参照）を構成している。

操作部３２は、回転支持ピン２３からの距離が回転支持ピン２３からカム溝３５までの距離よりも十分な長さに設定されている。これにより、操作部３２の低回転力によって、カム溝３５とカムピン４４間に大きなハウジング引き込み力を作用させることができる。

第２コネクタ４０は、第１ハウジング１２に嵌合可能な第２ハウジング４１と、フランジ部４２とを有する。第２ハウジング４１は、第１ハウジング１２の相手ハウジング嵌合室１７に嵌合する寸法に形成されている。第２ハウジング４１の内部には、多数のメス端子（図示せず）が収容されている。各メス端子に接続された第２電線（図示せず）は、フランジ部４２側の面より外部に引き出されている。第２ハウジング４１の両側面には、押圧突起４３とカムピン４４がそれぞれ設けられている。押圧突起４３は、第２ハウジング４１を第１ハウジング１２に嵌合する過程で、ロック突起３４を突起進入溝２１より退出させるレバー解除手段を構成している。

次に、ハウジング嵌合作業とコネクタ１０の車体パネル固定作業を説明する。先ず、第１コネクタ１１を車体パネル１の取付孔４に挿入する。図５に示すように、レバー３０を回転開始位置とし、レバー３０の操作部３２と第１ハウジング１２の第１係止突起１８で車体パネル１を挟み込み、第１ハウジング１２を仮取付位置に配置する。つまり、第１コネクタ１１を車体パネル１の待ち受け状態にセットする。

次に、図６に示すように、他方の室３より第２ハウジング４１を第１ハウジング１２に嵌合するべく移動する。すると、図７に示すように、一対の押圧突起４３が一対の突起進入溝２１に挿入して各押圧突起４３が各ロック突起３４を押圧する。第２ハウジング４１の嵌合が進みと、図８に示すように、各ロック突起３４は、弾性アーム３３の弾性変形によって突起進入溝２１より退出し、レバー３０が回転可能状態とされる。

レバー３０が回転可能状態となると、第２ハウジング４１からの嵌合力が第１ハウジング１２及びレバー３０を介して車体パネル１に作用する。すると、車体パネル１からの反力を受けるレバー３０が回転完了位置側（図８のＲ矢印方向）に回転し、且つ、第２ハウジング４１が取付孔４内をｇ２矢印方向に移動する。

つまり、図７、図８に示すように、第２ハウジング４１の第１ハウジング１２への嵌合過程では、カムピン４４がカム溝３５に入り込む。そして、レバー３０の回転過程で、第１ハウジング１２と第２ハウジング４１間にカムピン４４とカム溝３５によって引き込み力を作用して第１ハウジング１２と第２ハウジング４１が嵌合される。これで、第１ハウジング１２の各第１端子（図示せず）と第２ハウジング４１の各第２端子（図示せず）が嵌合される。

レバー３０が回転完了位置まで回転されると、車体パネル１の取付孔４内を移動した第１ハウジング１２は、図９に示すように、第１ハウジング１２の第２係止突起１９を乗り越え、レバー規制突起２０に係止される。レバー規制突起２０に係止されたレバー３０の操作部３２の近傍端面３１ａと、第１ハウジング１２の第２係止突起１９とが車体パネル１を挟み込む。車体パネル１を挟み込む本係止位置で、第１ハウジング１２及びこれに嵌合する第２ハウジング４１が車体パネル１の取付孔４に取り付けされる。

以上説明したように、コネクタ１０は、第１ハウジング１２と、レバー３０と、レバー３０の操作部３２と、第２ハウジング４１と、ハウジング引き込み手段Ｍ４と、パネル取付手段Ｍ２とを備えている。そして、レバー３０が回転開始位置とされた状態で車体パネル１の取付孔４に配置された第１ハウジング１２に、第２ハウジング４１を嵌合する過程で、第２ハウジング４１から第１ハウジング１２に作用する嵌合力が車体パネル１を介して操作部３２に作用する。レバー３０が回転開始位置から回転完了位置に回転してハウジング引き込み手段Ｍ４によって第１ハウジング１２と第２ハウジング４１が嵌合する。と共に、ハウジング引き込み手段Ｍ４の引き込みによって車体パネル１の取付孔４を移動した第１ハウジング１２がパネル取付手段Ｍ２によって車体パネル１に取り付けされる。

従って、車体パネル１の取付孔４に待ち受け状態とされた第１ハウジング１２に対し、第２ハウジング４１を嵌合するべく嵌合方向に移動する。すると、第１ハウジング１２と第２ハウジング４１間がハウジング引き込み手段Ｍ４によって低い嵌合力（押し込み力）で嵌合し、第２ハウジング４１に嵌合した第１ハウジング１２が車体パネル１にパネル取付手段Ｍ２によって取り付けされる。つまり、第１ハウジング１２を車体パネル１に待ち受け状態とし、第２ハウジング４１を第１ハウジング１２に嵌合する（押し込む）だけで、ハウジング嵌合作業とコネクタ１０の車体パネル固定作業が行うことができる。以上より、車体パネル１に固定されるコネクタ１０にあって、ハウジング嵌合作業とコネクタ１０の車体パネル固定作業の作業性が向上する。

換言すれば、第１ハウジング１２を車体パネル１に待ち受け状態とし、レバー３０ではなく第２ハウジング４１のみを操作し、しかも、第２ハウジング４１を嵌合方向に移動するという単純な操作によってコネクタ１０を車体パネル１に固定できる。

コネクタ１０は、レバー３０を回転開始位置に保持するレバー保持手段Ｍ３と、第２ハウジング４１を第１ハウジング１２に嵌合する過程で、レバー保持手段Ｍ３の保持を解除する押圧突起（レバー解除手段）４３とを有する。従って、第１ハウジング１２と第２ハウジング４１の嵌合が開始されるまでレバー３０を確実に回転開始位置に位置することができるため、嵌合作業性が良い。しかも、第２ハウジング４１の嵌合過程でレバー３０が解除されるため、レバー３０の解除作業を別途行う必要がない。

パネル仮取付手段Ｍ１は、第１ハウジング１２に設けられた第１係止突起１８と、回転開始位置に位置するレバー３０の操作部３２とを有する。従って、レバー３０を第１ハウジング１２のパネル仮取付手段Ｍ１に利用するため、構成の単純化になる。

パネル取付手段Ｍ２は、第１ハウジング１２に設けられた第２係止突起１９と、回転完了位置に位置するレバー３０である。従って、レバー３０を第１ハウジング１２のパネル仮取付手段Ｍ１に利用するため、構成の単純化になる。

レバー保持手段Ｍ３は、第１ハウジング１２に設けられた突起進入溝２１と、突起進入溝２１に挿入されてレバー３０の回転を阻止し、且つ、弾性アーム３３の撓み変形によって突起進入溝２１より退出可能なロック突起３４とを有する。レバー解除手段は、第２ハウジング４１に設けられ、第１ハウジング１２に嵌合する過程で、突起進入溝２１内に進入し、ロック突起３４を押圧してロック解除位置に変位させる押圧突起４３である。

従って、第２ハウジング４１の第１ハウジング１２への嵌合過程でレバー３０の解除が行われるため、レバー解除操作を別途行う必要がない。

ハウジング引き込み手段Ｍ４は、レバー３０に設けられたカム溝３５と、第２ハウジング４１に設けられたカムピン４４を有する。そして、第２ハウジング４１を第１ハウジング１２に嵌合する過程で、レバー３０の回転によって移動するカム溝３５がカムピン４４にハウジング引き込み力を作用せるものである。

従って、第２ハウジング４１を第１ハウジング１２に嵌合する過程で、図８に示すように、カムピン４４がカム溝３５の面を介してレバー３０を回転完了位置側に押圧するため、レバー３０の回転を補助する。

尚、この実施形態では、レバー３０にカム溝３５を設け、第２ハウジング４１にカムピン４４を設けたが、レバー３０にカムピン４４を設け、第２ハウジング４１にカム溝３５を設けても良い。

１車体パネル
４取付孔
１０コネクタ
１２第１ハウジング
１８第１係止突起
１９第２係止突起
２１突起進入溝
３０レバー
３２操作部
３３弾性アーム
３４ロック突起
３５カム溝
４１第２ハウジング
４３押圧突起（レバー解除手段）
４４カムピン
Ｍ１パネル仮取付手段
Ｍ２パネル取付手段
Ｍ３レバー保持手段
Ｍ４ハウジング引き込み手段

Claims

車体パネルの取付孔に配置される第１ハウジングと、
前記第１ハウジングに回転開始位置と回転完了位置の間で回転自在に支持されたレバーと、
前記レバーに設けられ、回転開始位置では前記車体パネルに対向配置される操作部と、
前記第１ハウジングに嵌合可能な第２ハウジングと、
前記レバーの回転によって前記第１ハウジングと前記第２ハウジングの間に引き込み力が作用し、前記第１ハウジングと前記第２ハウジングを嵌合させるハウジング引き込み手段と、
前記第１ハウジングを前記車体パネルに取り付けるパネル取付手段とを備え、
前記レバーが回転開始位置とされた状態で前記車体パネルの前記取付孔に配置された前記第１ハウジングに、前記第２ハウジングを嵌合する過程で、前記第２ハウジングから前記第１ハウジングに作用する嵌合力が前記車体パネルを介して前記操作部に作用し、前記レバーが回転開始位置から回転完了位置に回転して前記ハウジング引き込み手段によって前記第１ハウジングと前記第２ハウジングが嵌合すると共に、前記ハウジング引き込み手段の引き込みによって前記車体パネルの前記取付孔内を移動した前記第１ハウジングが前記パネル取付手段によって前記車体パネルに取り付けされることを特徴とするコネクタ。
請求項１記載のコネクタであって、
前記レバーを回転開始位置に保持するレバー保持手段と、
前記第２ハウジングを前記第１ハウジングに嵌合する過程で、前記レバー保持手段の保持を解除するレバー解除手段とを備えたことを特徴とするコネクタ。
請求項２記載のコネクタであって、
前記レバー保持手段は、前記第１ハウジングに設けられ、前記第１ハウジングの嵌合・離脱方向に沿って設けられた突起進入溝と、前記突起進入溝に挿入されて前記レバーの回転を阻止し、且つ、弾性アームの撓み変形によって前記突起進入溝より退出可能なロック突起とを有し、
前記レバー解除手段は、前記第２ハウジングに設けられ、前記第１ハウジングに嵌合する過程で、前記突起進入溝内に進入し、前記ロック突起をロック解除位置に変位させる押圧突起を有することを特徴とするコネクタ。
請求項１～請求項３のいずれかに記載のコネクタであって、
前記車体パネルに前記第１ハウジングを仮に取り付けるパネル仮取付手段を有し、
前記パネル仮取付手段は、前記第１ハウジングに設けられた第１係止突起と、回転開始位置に位置する前記レバーであることを特徴とするコネクタ。
請求項１～請求項４のいずれかに記載のコネクタであって、
前記パネル取付手段は、前記第１ハウジングに設けられた第２係止突起と、回転完了位置に位置する前記レバーであることを特徴とするコネクタ。
請求項１～請求項５のいずれかに記載のコネクタであって、
前記ハウジング引き込み手段は、前記レバーに設けられたカム溝と、前記第２ハウジング側に設けられたカムピンを有し、前記第２ハウジングを前記第１ハウジングに嵌合する過程で、前記カムピンが前記カム溝に入り込み、前記レバーの回転によって移動する前記カム溝が前記カムピンにハウジング引き込み力を作用させることを特徴とするコネクタ。