JP7286927B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、湯水混合水栓に関する。
従来、湯水の混合量および吐水量を調節して吐水口から湯水を吐出する湯水混合水栓において金属製の筒状の外郭部材に樹脂製の内部流路部材が挿入された構造が知られている。
また、金属製の外郭部材に樹脂製の内部流路部材が挿入された構造を有する湯水混合水栓には、混合された湯水をカランおよびシャワーへ供給するためにそれぞれ流路を切り替える2つの開口が軸方向に並んで形成されたバルブ部材を備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002-228040号公報
ところで、筒状の外郭部材に樹脂製の内部流路部材が挿入された構造においては、外郭部材と内部流路部材との間に流路の一部が形成されるため、外郭部材を鉛などの有害金属を含有する合金で形成した場合に、全世界的に厳格化傾向にある溶出規制に適応できないおそれがある。
そこで、本発明者らは、樹脂製の内部流路部材で流路を完結させることによって、外郭部材からの金属成分の溶出を抑制する構造を考案した。しかしながら、内部流路部材で流路を完結させる場合、上記した従来の湯水混合水栓のようにバルブ部材の軸方向に並んで2つの開口が形成されていると、2つのうちいずれか一方の開口から供給される湯水が外郭部材に接しないように湯水をたとえば迂回させるような流路が別途必要となるため、内部流路部材が大径となり水栓全体が大型化するおそれがある。また、流路も複雑化するため、コストが増加するおそれがある。
実施形態の一態様は、大型化を抑えることができるとともに、コスト増加を抑えることができる湯水混合水栓を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る湯水混合水栓は、外郭を形成する金属製の筒状の外郭部材と、前記外郭部材に挿入され、内部に流路を有する樹脂製の内部流路部材とを備え、前記内部流路部材は、それぞれの供給源から供給される水および湯を混合する湯水混合部と、前記湯水混合部で混合された湯水の流量を調整する流量調整部と、第1吐水口に連通する第1開口および第2吐水口に連通する第2開口を有する本体とを備え、前記流量調整部は、開口部を有するとともに該開口部を所定の回動軸まわりに回動させる切替弁を備え、前記第1開口および前記第2開口は、前記開口部に対して共に連通可能な位置に配置されることを特徴とする。
かかる構成によれば、開口部が第1開口および第2開口のそれぞれと連通可能であるため、開口部から第1開口および第2開口へ湯水を直接供給することができ、内部流路部材で流路を完結させる場合に、外郭部材の内周面に接しない流路を別途形成する必要がなくなり、内部流路部材が大径となることがないため、水栓全体の大型化を抑えることができる。また、内部流路部材の流路が複雑化することもないため、製造にかかるコスト増加を抑えることができる。
また、前記開口部を回動させる操作部をさらに備え、前記開口部は、前記回動軸まわりに延びた1つの開口であることを特徴とする。
かかる構成によれば、開口部が回動軸まわりに延びた開口であるため、第1開口および第2開口のいずれか一方または両方に対して、1つの開口の回動によって開口部が連通可能となる。また、開口部を回動させる操作部の回動角度(操作量)が小さくなり、操作性を向上させることができる。
実施形態の一態様によれば、大型化を抑えることができるとともに、コスト増加を抑えることができる。
図1は、湯水混合水栓の斜視図である。 図2は、湯水混合水栓の正面図である。 図3は、図2におけるIII-III断面図である。 図4Aは、流路の説明図(その1)である。 図4Bは、流路の説明図(その2)である。 図5は、切替弁ユニットの斜視図である。 図6は、切替弁の分解斜視図である。 図7は、切替弁による吐水口の切り替え動作の説明図である。 図8は、切替弁の変形例の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する湯水混合水栓の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<湯水混合水栓1の全体構成>
まず、図1~図3を参照して湯水混合水栓1の全体構成について説明する。図1は、湯水混合水栓1の斜視図である。図2は、湯水混合水栓1の正面図である。図3は、図2におけるIII-III断面図である。なお、図1~図3には、説明の便宜上、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。直交座標系は、他の図にも図示している場合がある。
直交座標系は、X軸の正方向を「左方」と規定し、X軸の負方向を「右方」と規定し、Y軸の正方向を「前方」と規定し、Y軸の負方向を「後方」と規定している。また、直交座標系は、Z軸の正方向を「上方」と規定し、Z軸の負方向を「下方」と規定している。このため、以下の説明では、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
図1~図3に示すように、湯水混合水栓1は、外郭部材2と、温度調整ハンドル3と、流量調整ハンドル4と、内部流路ユニット5と、吐水管6と、ハンドシャワー(不図示)とを備える。湯水混合水栓1は、吐水管6またはハンドシャワーから、水および湯を混合した混合水、または水を吐水する。
外郭部材2は、円筒状であり、水栓本体の外郭を形成し、左右方向に延設される。外郭部材2は、金属製の部材で構成される。外郭部材2は、左右方向に直交する断面が円形の内周面2aを有する。外郭部材2の軸方向は、左右方向に一致する。なお、外郭部材2の外形は、円筒状に限らず、たとえば、矩形状でもよい。
外郭部材2には、後述する内部流路ユニット5が挿入される。外郭部材2には、下方から吐水管6を内部流路ユニット5に取り付けるための挿入孔が左右方向における中央付近に形成される。外郭部材2には、後方からハンドシャワーのシャワーホース7を内部流路ユニット5に取り付けるための挿入孔が左右方向における中央付近に形成される。
外郭部材2の左右いずれか一方の端部(たとえば、左端部)には、後方から給湯管8が取り付けられる。外郭部材2の左右いずれか他方の端部(たとえば、右端部)には、後方から給水管9が取り付けられる。
また、外郭部材2の左右いずれか一方の端部(たとえば、左端部)には、温度調整ハンドル3が取り付けられる。また、外郭部材2の左右いずれか他方の端部(たとえば、右端部)には、流量調整ハンドル4が取り付けられる。
温度調整ハンドル3は、外郭部材2に対して左右方向の軸(外郭部材2の中心軸)まわりに回動可能に取り付けられる。温度調整ハンドル3は、回動位置に応じて吐水管6またはハンドシャワーから吐水される流体の種類を、水または混合水に切り替える。具体的には、温度調整ハンドル3は、水に湯を混合するか否かを切り替える。温度調整ハンドル3は、吐水管6またはハンドシャワーから混合水を吐水する場合に、回動位置に応じて混合水の温度を設定する。
流量調整ハンドル4は、外郭部材2に対して左右方向の軸まわりに回動可能に取り付けられる。流量調整ハンドル4は、回動位置に応じて、水または混合水の吐水先を、吐水管6またはハンドシャワーに切り替える。流量調整ハンドル4は、回動位置に応じて、吐水管6またはハンドシャワーから吐水される水または混合水の流量を調整する。
<内部流路ユニット5>
次に、図3~図5を参照して内部流路ユニット5について説明する。図4Aおよび図4Bは、流路Rの説明図である。なお、図4Bは、図4AにおけるA部拡大図である。図4Bには、水導入流路Rbの第2流路Rb2を示している。図5は、内部流路ユニット5の斜視図である。
内部流路ユニット5は、給水管9から供給される水を、外郭部材2の内周面2aと、内部流路ユニット5の外周面(後述する内部流路部材50の本体51の外周面51a)との間を通さずに流すユニットである。すなわち、内部流路ユニット5は、内部で流路Rを完結させたユニットである。図3に示すように、内部流路ユニット5は、内部流路部材50と、温度調整機構(湯水混合部60)と、流量調整機構(流量調整部70)とを備える。
内部流路部材50は、本体51と、蓋体52と、シール部材53とを備える。本体51は、樹脂製の部材であり、外郭部材2の内周面2aにあわせて、円筒状に形成される。なお、本体51は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などのような強度の高い樹脂で形成されることが好ましい。本体51の内部には、温度調整機構である湯水混合部60と、流量調整機構である流量調整部70とが設けられる。
蓋体52は、本体51の外周面51aに取り付けられる。なお、蓋体52は、高強度が好ましい本体51とは異なり、強度の弱い樹脂で形成されてもよい。シール部材53は、軟質の樹脂製であり、環状に形成され、本体51と蓋体52との間に設けられる。
湯水混合部60は、それぞれの供給源から供給される水と湯とを混合する。湯水混合部60は、感温ばね61と、バイアスばね62と、弁体63と、ライナ64と、スピンドル65とを備える。
感温ばね61は、左右方向の中央側に設けられた第1支持ケース66に収容される。感温ばね61は、温度に応じてばね定数が変化するばねであり、たとえば、形状記憶合金によって構成される。感温ばね61は、後述する弁体63を左右いずれか一方(左方)に向けて付勢する。
バイアスばね62は、第1支持ケース66よりも左方に設けられた第2支持ケース67に収容される。バイアスばね62は、後述する吐水流路Rc(図4A参照)に設けられる。バイアスばね62は、温度に対してばね定数がほぼ一定のばねである。バイアスばね62は、弁体63を左右いずれか他方(右方)に向けて付勢する。
弁体63は、第1支持ケース66と第2支持ケース67との間に設けられる。弁体63は、左右方向に摺動可能となるように、隔離壁68を介して本体51に支持される。隔離壁68は、後述する湯導入流路Raと水導入流路Rbとを左右方向において隔離する。弁体63には、左右方向に貫通する貫通孔(不図示)が形成される。
弁体63は、感温ばね61の付勢力とバイアスばね62の付勢力とに応じて左右方向に移動し、湯導入流路Raと吐水流路Rcとの連通状態を調整する。具体的には、弁体63は、感温ばね61の付勢力がバイアスばね62の付勢力よりも大きい場合には、左方に移動する。弁体63が左方に移動し、第1支持ケース66に当接すると、湯導入流路Raと吐水流路Rcとの連通が遮断され、湯が吐水流路Rcに流入しなくなる。
また、弁体63は、バイアスばね62の付勢力が感温ばね61の付勢力よりも大きい場合には、右方に移動する。たとえば、弁体63が第1支持ケース66に当接した状態から、バイアスばね62の付勢力が大きくなり、第1支持ケース66から離間すると、湯導入流路Raと吐水流路Rcとが連通し、湯が吐水流路Rcに流入する。
弁体63は、第1支持ケース66から離間した状態では、感温ばね61の付勢力とバイアスばね62の付勢力とが釣り合う位置に保持される。弁体63と第1支持ケース66との距離が長くなるほど、吐水流路Rcに流入する湯量が多くなる。また、弁体63と第1支持ケース66との距離が長くなるほど、弁体63と第2支持ケース67との距離が短くなり、吐水流路Rcに流入する水量が少なくなる。
ライナ64は、バイアスばね62の弁体63とは反対側の端部に当接し、スピンドル65を介して温度調整ハンドル3に接続される。スピンドル65は、第2支持ケース67に回動可能に支持され、温度調整ハンドル3の回動運動をライナ64の左右方向における直進運動に変換する。このため、ライナ64は、温度調整ハンドル3の回動に応じて左右方向に移動する。
湯水混合部60では、温度調整ハンドル3の回動位置にあわせて、ライナ64が左右方向に移動する。すなわち、湯水混合部60は、温度調整ハンドル3の回動位置にあわせて、感温ばね61の付勢力とバイアスばね62の付勢力とが釣り合う位置に弁体の位置を変更することができる。これにより、湯水混合部60は、混合水を吐水する場合に、混合水の温度を温度調整ハンドル3の回動位置に応じた設定温度とすることができる。
また、混合水を吐水する場合に、たとえば、湯の温度が変わり混合水の温度が変化すると、混合水の温度に応じて感温ばね61が伸縮し、弁体63が左右方向に移動し、弁体63の釣り合い位置が自動的に変更される。これにより、吐水流路Rcに流入する湯量および水量が調整され、混合水の温度が自動的に調整される。
流量調整部70は、切替弁ユニットU(図5参照)を備える。切替弁ユニットUは、軸部71と、切替弁72とを備える。軸部71は、支持ケース73に収容され、支持ケース73に回動可能に支持される。軸部71は、左右いずれか一方の端部が(右端部)が流量調整ハンドル4に接続され、他方の端部が切替弁72に接続される。
切替弁72は、吐水流路Rcに設けられる。切替弁72は、有底の円筒状であり、流量調整ハンドル4の回動にあわせて回動し、本体51の内周面51bにおいて摺動する。切替弁72は、本体51に形成された2つの開口511、すなわち、第1開口511aおよび第2開口511b(いずれも、図7参照)へ向かうように設けられる。ここで、第1開口511aは、たとえば、シャワーホース7へ通じる開口であり、第2開口511bは、たとえば、吐水管6へ通じる開口である。
また、切替弁72には、開口部723(図5参照)が形成される。流量調整ハンドル4の回動にあわせて切替弁72が回動することで、開口部723は、第1開口511aまたは第2開口511bと連通する。
流量調整ハンドル4が所定の止水位置にある場合には、開口部723は、第1開口511aおよび第2開口511bとは連通しない。このため、流量調整ハンドル4が所定の止水位置にある場合には、水または混合水は、吐水管6およびハンドシャワーから吐水されない。
また、流量調整ハンドル4が、止水位置から後方に向けて回動した場合には、たとえば、開口部723が第1開口511a(シャワーホース7へ通じる開口)と連通する。これにより、水または混合水は、第1開口511aからシャワーホース7に流入し、ハンドシャワーから吐水される。以下では、ハンドシャワーを湯水混合水栓1の「第1吐水口」という場合がある。
また、流量調整ハンドル4が、止水位置から前方に向けて回動した場合には、たとえば、開口部723が第2開口511b(吐水管6へ通じる開口)と連通する。これにより、水または混合水は、第2開口511bから吐水管6に流入し、吐水管6から吐水される。以下では、吐水管6を湯水混合水栓1の「第2吐水口」という場合がある。
切替弁72は、流量調整ハンドル4の回動位置に応じて開口部723と、第1開口511aまたは第2開口511bとが連通する面積を変更することができる。すなわち、流量調整部70は、流量調整ハンドル4の回動位置にあわせて、吐水管6またはハンドシャワーから吐水される水または混合水の流量を調整することができる。なお、切替弁ユニットUの構成については、図5を用いて後述する。また、切替弁72の構成などについては、図6~図8を用いて後述する。
図4Aおよび図4Bに示すように、内部流路ユニット5には、湯W1、水W2または混合水W3が流れる流路R(図3参照)が形成される。すなわち、流路Rは、湯導入流路Raと、水導入流路Rbと、吐水流路Rcとを備える。
湯導入流路Raは、第1接続部材11を介して給湯管8から供給された湯W1が流れる。湯導入流路Raは、本体51と、湯水混合部60の弁体63と、第1支持ケース66と、第2支持ケース67と、隔離壁68(いずれも、図3参照)とによって形成される。
水導入流路Rbは、第2接続部材12を介して給水管9から供給された水W2が流れる。水導入流路Rbは、第1流路Rb1と、第2流路Rb2と、第3流路Rb3とを備える。第1流路Rb1は、本体51と、流量調整部70の支持ケース73(いずれも、図3参照)とによって形成され、第2接続部材12から水W2が流入する。
第2流路Rb2は、第1流路Rb1および第3流路Rb3と連通する。第2流路Rb2は、本体51の外周面51aにおける前方の中央付近に形成された凹部512と、凹部512を覆う蓋体52の内周面52aとによって形成される。
第2流路Rb2は、凹部512の左右いずれか一方(右方)の底部に形成された流入孔513を介して第1流路Rb1と連通し、第1流路Rb1から水W2が流入する。また、第2流路Rb2は、凹部512の左右いずれか他方(左方)の底部に形成された流出孔514を介して第3流路Rb3と連通し、第3流路Rb3に水W2を流出させる。
第3流路Rb3は、本体51と、湯水混合部60の第1支持ケース66と、弁体63と、隔離壁68(いずれも、図3参照)とによって形成される。第3流路Rb3は、左右方向において隔離壁68を挟んで湯導入流路Raと隣り合うように形成される。
吐水流路Rcは、湯導入流路Raや水導入流路Rbよりも本体51の径方向の内側に、湯水混合部60の第1支持ケース66、第2支持ケース67などによって形成される。吐水流路Rcは、水導入流路Rbの第3流路Rb3と連通し、第3流路Rb3から水が流入する。
また、吐水流路Rcは、温度調整ハンドル3の回動に応じた湯水混合部60の弁の移動によって湯導入流路Raと連通可能である。吐水流路Rcは、湯導入流路Raと連通し、湯導入流路Raから湯W1が流入した場合には、水W2と湯W1とを混合し、混合水W3を生成する。
吐水流路Rcは、左右方向の中央付近で本体51に形成された第1開口511a(図7参照)を介して湯水混合水栓1の第1吐水口であるシャワーホース7と連通可能である。また、吐水流路Rcは、左右方向の中央付近で本体51に形成された第2開口511b(図7参照)を介して湯水混合水栓1の第2吐水口である吐水管6と連通可能である。また、吐水流路Rcには、第1開口511aや第2開口511bを開閉する切替弁72が設けられる。
なお、湯導入流路Ra、水導入流路Rbおよび吐水流路Rcを構成する部材には、各流路Ra,Rb,Rcから水などが漏れないようにシール部材が設けられている。
また、図5に示すように、内部流路ユニット5は、外郭部材2に挿入される。ここで、「挿入」とは、内部流路ユニット5を、外郭部材2の内周面2aから摩擦抵抗を受けながら外郭部材2の軸方向に押し込むことをいう。蓋体52は、内部流路ユニット5が外郭部材2に挿入された状態では、内部流路部材50の本体51の外周面51a上において外郭部材2の内周面2aによって本体51の径方向の内側に向けて押さえ付けられ、本体51の径方向の外側への移動が規制されている。
<切替弁ユニットU>
次に、図5を参照して切替弁ユニットについて説明する。図5は、切替弁ユニットUの斜視図である。図5に示し、かつ、上記したように、切替弁ユニットUは、軸部71と、切替弁72とを備える。軸部71は、左右いずれか一方の端部(右端部)に、切替弁ユニットUの操作部である流量調整ハンドル4(図3参照)を接続するための一方の接続部711を備える。一方の接続部711は、スプライン軸によって構成される。
また、軸部71は、左右いずれか他方の端部(左端部)に、切替弁72の弁本体721を接続するための他方の接続部712を備える。他方の接続部712には、スナップリングなどの規制部材714が取り付けられる。規制部材714は、軸部71に接続された切替弁72の軸方向の移動を規制する。軸部71には、複数の凹部713が形成される。すなわち、軸部71は、軽量化や材料コストの低減化のために、いわゆる肉抜きされている。
軸部71は、自らの軸まわりに回転することで、切替弁72の開口部723を、仮想軸である所定の回動軸AXまわり(すなわち、軸部71の軸まわり)に回動させる。
<切替弁72>
次に、図6および図7を参照して切替弁72について説明する。図6は、切替弁72の分解斜視図である。図7は、切替弁72による吐水口(第1吐水口および第2吐水口)の切り替え動作の説明図である。なお、図7には、図中の左方に第1開口511aと開口部723との連通状態を示し、図中の右方に第2開口511bと開口部723との連通状態を示している。
図6に示すように、切替弁72は、弁本体721と、開口部形成部材722とを備える。弁本体721は、切替弁72の本体であり、上記したように、有底の円筒状である。弁本体721の底面721aには、挿通孔721bが形成される。挿通孔721bには、軸部71の他方の接続部712が挿通される。
弁本体721の側周面には、2つの取り付け開口721cが形成される。2つの取り付け開口721cには、開口部形成部材722がそれぞれ取り付けられる。開口部形成部材722は、第1枠部材722aと、第2枠部材722bとを備える。第1枠部材722aは、枠状の部材であり、弁本体721の取り付け開口721cに嵌め込まれる。第2枠部材722bは、枠状の部材であり、第1枠部材722aに嵌め込まれる。
また、切替弁72は、上記したように、開口部723を有する。開口部723は、第2枠部材722bによって形成され、かつ、第2枠部材722bによって開口範囲が規定される。開口部723は、第1開口部723aと、第2開口部723bとを備える。第1開口部723aは、たとえば、第1吐水口(ハンドシャワー)である第1開口511aに対して連通可能である。第2開口部723bは、たとえば、第2吐水口(吐水管6)である第2開口511bに対して連通可能である。
図7に示すように、開口部723は、切替弁72の操作部である流量調整ハンドル4(図3参照)によって回動軸AXまわりに回動されることで、第1開口511aまたは第2開口511bと連通する。具体的には、第1開口部723aと第2開口部723bとは、正面視において上下方向、平面視において前後方向に並んでいる。また、第1開口511aと第2開口511bとは、開口部723に対して共に連通可能な位置に配置される。すなわち、第1開口511aと第2開口511bとは、正面視において上下方向、平面視において前後方向に並んで配置され、第1開口511aは、第1開口部723aに対して連通可能な位置に配置され、第2開口511bは、第2開口部723bに対して連通可能な位置に配置される。
このように、開口部723(第1開口部723aおよび第2開口部723b)が第1開口511aおよび第2開口511bのそれぞれと連通可能であるため、開口部723の回動によって第1開口511aと連通、第2開口511bと連通、第1開口511aおよび第2開口511bの両方と連通、第1開口511aおよび第2開口511bの両方と非連通を切り替えることができる。
これにより、開口部723から第1開口511aおよび第2開口511bへ湯水を直接供給することができ、内部流路部材50で流路Rを完結させる場合に、外郭部材2の内周面2aに接しない流路を別途形成する必要がなくなり、内部流路部材50が大径となることがないため、水栓全体の大型化を抑えることができる。また、内部流路部材50の流路Rが複雑化することもないため、製造にかかるコスト増加を抑えることができる。
<切替弁72の変形例(切替弁72A)>
図8は、切替弁72の変形例(切替弁72A)の説明図である。以下で説明する変形例は、開口部723Aにおいて上記した切替弁72とは構成が異なる。図8に示すように、切替弁72Aにおいては、開口部723Aは、弁本体721Aの側周面に形成され、側周面において回動軸AXまわりに延びた、すなわち、弁本体721Aの側周面上において周方向に延びた1つの開口で構成される。
開口部723Aは、流量調整ハンドル4(図3参照)によって回動軸AXまわりに回動されることで、第1開口511aまたは第2開口511b(いずれも、図7参照)と連通する。開口部723Aは、たとえば、第1開口511aに対しては一方半部723Aaが連通し、第2開口511bに対しては他方半部723Abが連通する。第1開口511aは、開口部723Aの一方半部723Aaに対して連通可能な位置に配置され、第2開口511bは、開口部723Aの他方半部723Abに対して連通可能な位置に配置される。
また、開口部723Aは、弁本体721Aの側周面が第1開口511aおよび第2開口511bの両方を塞ぐことで、第1開口511aおよび第2開口511bの両方に対して非連通となる。
このように、変形例に係る切替弁72Aにおいても、開口部723Aが第1開口511aおよび第2開口511bのそれぞれと連通可能であるため、開口部723Aの回動によって第1開口511aと連通、第2開口511bと連通、第1開口511aおよび第2開口511bの両方と連通、第1開口511aおよび第2開口511bの両方と非連通を切り替えることができる。
これにより、開口部723Aから第1開口511aおよび第2開口511bへ湯水を直接供給することができ、内部流路部材50で流路Rを完結させる場合に、上記した切替弁72と同様、内部流路部材50が大径となることがないため、水栓全体の大型化を抑えることができる。また、内部流路部材50の流路Rが複雑化することもないため、製造にかかるコスト増加を抑えることができる。
また、たとえば、第1吐水口および第2吐水口からそれぞれ吐出させる湯水の流量を確保するためには、第1開口511aと第2開口511bとが回動軸AXまわりにおいて離れている必要があるが、開口部723Aが回動軸AXまわりに延びた開口であるため、第1開口511aおよび第2開口511bのそれぞれまたは両方に対して、1つの開口の回動によって開口部723Aが連通可能となる。
また、開口部723Aを回動させる流量調整ハンドル4(図3参照)の回動角度(操作量)が小さくなるため、操作性を向上させることができる。
なお、上記した実施形態では、開口部723(開口部723A)は、単なる開口であるが、たとえば、メッシュ状またはスリット状に形成されたものでもよい。このような構成でも、上記した実施形態と同様、開口部723(開口部723A)から第1開口511aおよび第2開口511bへ湯水を直接供給することができる。
また、上記した実施形態では、開口部723(開口部723A)は、2つの開口(第1開口511aおよび第2開口511b)に対して連通するが、たとえば、3つ以上の開口に対して連通可能に構成されてもよい。なお、この場合も、開口は、正面視において上下方向、平面視において前後方向に並んで配置される。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 湯水混合水栓
2 外郭部材
4 操作部(流量調整ハンドル)
50 内部流路部材
51 本体
511a 第1開口
511b 第2開口
60 湯水混合部
70 流量調整部
72 切替弁
723 開口部
AX 回動軸
R 流路

Claims (2)

  1. 外郭を形成する金属製の筒状の外郭部材と、
    前記外郭部材に挿入され、内部に流路を有する樹脂製の内部流路部材と
    を備え、
    前記内部流路部材は、
    それぞれの供給源から供給される水および湯を混合する湯水混合部と、
    前記湯水混合部で混合された湯水の流量を調整する流量調整部と、
    第1吐水口に連通する第1開口および第2吐水口に連通する第2開口を有する本体と
    を備え、
    前記流量調整部は、開口部を有するとともに該開口部を所定の回動軸まわりに回動させる切替弁を備え、
    前記第1開口および前記第2開口は、正面視において上下方向に並んでいることで前記開口部に対して共に連通可能な位置に配置され
    前記切替弁は、側周面に取り付け開口が形成される弁本体と、前記開口部を有して前記取り付け開口に形成された凹状の溝部に嵌め込まれる開口部形成部材とを有し、
    前記開口部形成部材は、前記取り付け開口に嵌め込まれる第1枠部材と、前記開口部を有して前記第1枠部材に嵌め込まれる第2枠部材とを有することを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 前記開口部を回動させる操作部をさらに備え、
    前記開口部は、前記回動軸まわりに延びた1つの開口であることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
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