JP7285749B2 - コネクタ及びモータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ及びモータ装置に関する。
例えば自動二輪車等で用いられる燃料ポンプは、モータ装置とポンプ部とが一体化されて小型化が図られている。この種の燃料ポンプは、レイアウトの都合上、モータ装置のポンプ部とは反対側の端部に複数の雄端子が集約されている。これら雄端子は、モータ装置の軸方向に突出されている。また、モータ装置は、外部電源から延びる外部コネクタが装着されるコネクタ部を有している。このコネクタ部と雄端子とは、コネクタ部から延びるリード線、及びリード線に接続された雌端子を介して接続される。雌端子は雄端子に嵌合される。これにより、モータ装置に外部電源の電力が供給される。
特開2019-105247号公報
ところで、上述の従来技術にあっては、各雄端子に雌端子を嵌合させる際、組み立て作業者が手作業で行う場合が多い。このため、モータ装置の組み立て作業が煩わしく、組み立て作業の時間を短縮することが困難であるという課題があった。
そこで、本発明は、組み立て作業を簡素化でき、かつ組み立て作業の時間を短縮できるコネクタ及びモータ装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係るコネクタは、複数の第1端子に各々別々に嵌合される複数の第2端子と、複数の前記第2端子を一体に保持し、治具が当接され前記治具によって前記第1端子側へと押圧される押圧部を有するホルダと、を備え、前記ホルダは、前記第2端子が各々別々に前記ホルダを押圧する方向とは反対側から挿入される筒部と、前記筒部内に設けられ、前記第2端子を前記筒部の内側面に向かって押圧するとともに前記第2端子の前記筒部内での位置決めを行う端子位置決め突起を有する舌片部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成において、前記舌片部は、前記ホルダを押圧する方向の先端部に配置されており、前記筒部は、前記第2端子の前記第1端子と嵌合する嵌合部のうち、前記舌片部が配置された側面を除いた側面を覆ってもよい。
上記構成において、前記筒部は、前記第1端子を受け入れる側の端面に、前記端面に向かうに従って前記筒部の開口が漸次大きくなるように形成されたガイド面を有してもよい。
上記構成において、前記ホルダは、前記治具の位置決め用の治具位置決め部を有してもよい。
本発明に係るモータ装置は、上記に記載のコネクタと、前記コネクタが取り付けられる前記第1端子を有するモータと、を備え、前記第1端子は、前記モータの軸方向の端部から前記軸方向に沿って突出する雄端子であり、前記第2端子は、前記雄端子に嵌合される雌端子であることを特徴とする。
上記構成において、複数の前記第1端子及び複数の前記第2端子は、前記モータの外周部に沿って並んで配置されてもよい。
本発明によれば、モータ装置の組み立て作業を簡素化でき、かつ組み立て作業の時間を短縮できる。
本発明の実施形態における燃料ポンプの斜視図。 本発明の実施形態における燃料ポンプのポンプケースを取り外した斜視図。 本発明の実施形態におけるコネクタユニットをポンプカバー側からみた斜視図。 本発明の実施形態におけるコネクタユニットの斜視図であり、雌端子を取り外した状態を示す。 本発明の実施形態におけるコネクタユニットをモータ側からみた斜視図。 本発明の実施形態におけるモータ側コネクタ及び外部側コネクタの予備組み立ての説明図。 本発明の実施形態における自動組み立てロボットによるモータ側コネクタの把持動作を示す説明図。 本発明の実施形態における第1チャックの斜視図。 本発明の実施形態における自動組み立てロボットによる外部側コネクタの把持動作を示す説明図。 図9を側面からみた図。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<燃料ポンプ>
図1は、燃料ポンプ1の斜視図である。図2は、燃料ポンプ1のポンプケース2を取り外した斜視図である。図1と図2との燃料ポンプ1の姿勢は同一である。
燃料ポンプ1は、例えば自動二輪車等の鞍乗型車両の燃料タンク(図示しない)の外部に配置され、燃料タンク内の液体燃料を図示しない内燃機関に向けて圧送する用途に適用される。しかしながら、それ以外の自動四輪車等の車両に搭載されてもよい。
図1、図2に示すように、燃料ポンプ1は、ポンプケース2内に、ポンプ本体3とフィルタ4とが収納されたものである。
ポンプケース2は、略円筒状のケース本体5と、ケース本体5におけるポンプ本体3が配置されている側の端部(図1における上側の端部)に設けられ、ケース本体5の開口を閉塞するポンプカバー6と、ケース本体5におけるフィルタ4が配置されている側の端部(図1における下側の端部)に設けられ、ケース本体5の開口を閉塞するフィルタカバー7と、を備えている。なお、以下の説明では、ケース本体5の軸方向を単に軸方向と称する。
ケース本体5の外周面には、図示しない燃料タンクから液体燃料を吸入する燃料吸入管8と、吸入した液体燃料を外部に(内燃機関に向けて)吐出する燃料吐出管9と、余剰燃料を燃料タンクに戻す燃料リターン管10と、図示しない外部電源に接続される外部コネクタ11と、が一体成形されている。燃料吸入管8、燃料吐出管9、及び燃料リターン管10は、ケース本体5のフィルタ4側にケース本体5の周方向に並んで配置されている。
外部コネクタ11は、外部電源から延びる図示しないコネクタが装着されるコネクタハウジング12を有している。コネクタハウジング12は、開口がケース本体5の径方向外側を向くように形成されている。コネクタハウジング12内には、外部端子(請求項における第1端子の一例)13の一端13aが突出されている。外部端子13の図示しない他端は、コネクタハウジング12の内側面側に突出されている。
ケース本体5内に収納されたフィルタ4は、ポンプ本体3における液体燃料の流れ方向の上流側に位置され、ポンプ本体3に結合されている。フィルタ4は、図示しない燃料タンクから導入される液体燃料を濾過してポンプ本体3に導出する。
図2に詳示するように、ポンプ本体3は、モータ装置14と、モータ装置14のフィルタ4側の端部に連結されたポンプ部15と、を備え、これらモータ装置14及びポンプ部15の外周面が略円筒状のカバー16によって覆われている。ポンプ部15としては、例えば図示しないインペラを有する非容積型のポンプが用いられる。ポンプ部15のモータ装置14とは反対側の端面で、かつ外周部に、カバー16の軸方向一端がかしめ固定される。ポンプ部15のインペラが、モータ装置14によって回転されることにより、燃料吸入管8を介して液体燃料が汲み上げられる。汲み上げられた液体燃料は、モータ装置14内に圧送される。
<モータ装置>
モータ装置14は、モータ17と、モータ17のポンプ部15とは反対側端を覆うアウトレットカバー18と、を備えている。モータ17としては、例えばいわゆる3相(U相、V相、W相)ブラシレスモータが用いられる。すなわち、モータ17は、図示しないコイルが巻回される複数のティースを有する略円筒状のステータと、ステータの径方向中央に回転自在に配置された図示しないロータと、を備えている。ロータは、図示しない回転軸が軸方向に沿っている。このロータの回転軸が、ポンプ部15の図示しないインペラに連結されている。ポンプ部15によってモータ装置14内に圧送された液体燃料は、図示しないステータとロータとの間の隙間を通ってアウトレットカバー18側に流れる。
なお、以下の説明において、単に径方向という場合はモータ17の径方向いい、単に周方向という場合は、モータ17の周方向(ロータの回転方向)をいうものとする。
アウトレットカバー18は、略有底筒状のカバー本体19を有している。アウトレットカバー18は、カバー本体19の開口をモータ17側に向けて配置されている。カバー本体19における底部19aの外周部に、カバー16の軸方向他端がかしめ固定される。
カバー本体19の底部19aには、モータ17とは反対側に向かって突出する吐出ポート20が一体成形されている。この吐出ポート20を介してポンプ部15によってモータ装置14内に圧送された液体燃料が、モータ装置14側へと吐出される。吐出された液体燃料は、ケース本体5に一体成形された燃料吐出管9を介して外部に(内燃機関に向けて)吐出される。
また、アウトレットカバー18におけるカバー本体19の底部19aには、モータ17から軸方向に沿って突出された3相(3つ)の雄端子(請求項における第1端子の一例)21a,21b,21cが挿通される貫通孔22が形成されている。各雄端子21a,21b,21cには、それぞれ対応する相の図示しないコイルの端末部が接続されている。
雄端子21a,21b,21c及び貫通孔22は、モータ17(モータ装置14)の外周部に沿って並んで配置されている。具体的には、雄端子21a,21b,21cは、軸方向に長い板状で導電性を有する。雄端子21a,21b,21cは、厚さ方向が径方向となるように配置され、かつ周方向に並んで配置されている。貫通孔22は、雄端子21a,21b,21cの形状に対応するように、軸方向からみて周方向に長い長方形状に形成されている。このような雄端子21a,21b,21cは、コネクタユニット23を介して外部端子13に接続されている。
<コネクタユニット>
図3は、コネクタユニット23をポンプカバー6(図1参照)側からみた斜視図である。図4は、コネクタユニット23の斜視図であり、雌端子(請求項における第2端子の一例)26を取り外した状態を示す。図4は、図3の斜視図に対応している。図5は、コネクタユニット23をモータ17側からみた斜視図である。
図2から図5に示すように、コネクタユニット23は、モータ装置14側に配置されるモータ側コネクタ(請求項におけるコネクタの一例)24と、外部端子13側に配置される外部側コネクタ(請求項におけるコネクタの一例)25と、これらコネクタ24,25に取り付けられる雌端子26と、モータ側コネクタ24に取り付けられる雌端子26と外部側コネクタ25に取り付けられる雌端子26とに跨るリード線27と、を備えている。
<雌端子>
雌端子26は、導電性を有する金属板にプレス加工を施して形成されている。雌端子26は、雄端子21a,21b,21cが差し込まれる(嵌合される)嵌合部26aを有している。嵌合部26aの雄端子21a,21b,21cへの差し込み方向は軸方向と一致している。以下の雌端子26の説明においては、嵌合部26aが差し込み方向(軸方向)に沿う方向を向いているものとして説明する。
嵌合部26aは、軸方向に長い板状の板部26cと、板部26cの短手方向両側から短手方向中央に向かって折り返すように屈曲形成された一対の押さえ部26dと、を有している。板部26cの向きは、雄端子21a,21b,21cの向きに対応するように厚さ方向が径方向となる。板部26cと押さえ部26dとの間に雄端子21a,21b,21cが差し込まれ、これら雄端子21a,21b,21cと嵌合部26aとが嵌合される。また、板部26cの長手方向略中央に、切り起こすことで押さえ部26dとは反対側に突出された切り起こし部26eが形成されている。
嵌合部26aの軸方向(長手方向)一端には、リード線27の端末部が接続されるリード線接続部26bが一体成形されている。リード線27の両端に、それぞれリード線接続部26bが接続される。リード線27の一端に接続された雌端子26は、モータ側コネクタ24に取り付けられる。リード線27の他端に接続された雌端子26は、外部側コネクタ25に取り付けられる。
<モータ側コネクタ>
モータ側コネクタ24は、3つの雄端子21a,21b,21cに対応するように周方向に並んだ3つのホルダ28a,28b,28c(第1ホルダ28a、第2ホルダ28b、第3ホルダ28c、請求項におけるホルダの一例)を有している。3つのホルダ28a,28b,28cは樹脂で形成されている。3つのホルダ28a,28b,28cは、それぞれ対応する雌端子26の嵌合部26aが挿入される筒部29a,29b,29c(第1筒部29a、第2筒部29b、第3筒部29c)を有する。各筒部29a,29b,29cは、嵌合部26aの形状に対応するように角筒状に形成されており、一体化されている。
筒部29a,29b,29cのアウトレットカバー18側(図3、図4における下側)の下端面(請求項における第1端子を受け入れる側の端面の一例)29dには、ガイド面31が形成されている。ガイド面31は、下端面29dのやや手前から下端面29dに向かうに従って筒部29の開口が漸次大きくなるように傾斜形成されている。ガイド面31は、雄端子21a,21b,21cに雌端子26を差し込む際のガイドとして機能する(詳細は後述する)。
筒部29a,29b,29cの側面のうち、径方向内側を向く側面29eには、側面29eの内外を連通する凹部32が形成されている。凹部32は、下端面29dから筒部29の軸方向略中央よりも下端面29dからやや離間した位置に至る間に形成されている。筒部29a,29b,29cに挿入された嵌合部26aは、嵌合部26aの外側面のうち凹部32を除いた側面を筒部29a,29b,29cによって覆われた形になる。
凹部32の軸方向の上端面32aには、周方向中央に、下端面29d側に向かって突出する舌片部33が突出形成されている。舌片部33は、径方向に沿って弾性変形するように形成されている。舌片部33は、筒部29a,29b,29cに挿入された嵌合部26aを径方向外側に向かって押圧する。換言すれば、舌片部33は、筒部29a,29b,29cに挿入された嵌合部26aを凹部32が形成されている側面29eと対向する内側面に向かって押圧する。
舌片部33の先端には、径方向外側に向かって突出する位置決め突起(請求項における端子位置決め突起の一例)33aが一体成形されている。位置決め突起33aは、筒部29a,29b,29c内での雌端子26の位置決めを行う。位置決め突起33aは、軸方向からみて径方向外側に向かうに従って先細りとなる三角形状に形成されている。
3つの筒部29a,29b,29cのうち、第1ホルダ28aの第1筒部29aには、径方向外側の側面に、ブロック状の第1押圧部(請求項における押圧部の一例)30aが一体成形されている。3つの筒部29a,29b,29cのうち、第2ホルダ28bの第2筒部29bには、径方向内側の側面で、かつ筒部29の下端面29d側に、ブロック状の第2押圧部(請求項における押圧部の一例)30bが形成されている。3つの筒部29a,29b,29cのうち、第3ホルダ28cの第3筒部29cには、第2ホルダ28bとは反対側の側面に、ブロック状の第3押圧部(請求項における押圧部の一例)30cが形成されている。
第1押圧部30aの軸方向の高さH1及び第3押圧部30cの軸方向の高さH3は、ほぼ同一である。第1押圧部30aの内側面には、第1筒部29aに挿入された嵌合部26aの切り起こし部26eを受け入れる凹部36が形成されている。凹部36を形成することによって形成される図示しない段差面に嵌合部26aの切り起こし部26eが係合される。これによって、第1筒部29aからの嵌合部26aの抜けが防止される。このような凹部36は、第2筒部29b及び第3筒部29cにも形成されている。すなわち、第2筒部29b及び第3筒部29cには、これら筒部29b,29cにおける径方向外側の側面に、凸部37が形成されている。これら凸部37の内側面に凹部36が形成されている。
第2押圧部30bの軸方向の高さH2は、第1押圧部30aの軸方向の高さH1及び第3押圧部30cの軸方向の高さH3と比較して低い。第2押圧部30bは、モータ側コネクタ24を組み付ける際にこのモータ側コネクタ24を自動組み立てロボット60の第1チャック61(図7、図8参照)によって押圧される部位である(詳細は後述する)。
第2押圧部30bには、筒部29側に軸方向に貫通する開口部34が形成されている。開口部34によって、筒部29に形成された凹部32が第2押圧部30bで一部埋まってしまうことが防止されている。つまり、開口部34によって、第2ホルダ28bに形成されている舌片部33の弾性変形が許容される。
第2押圧部30bの下端面29dとは反対側の上面30dには、開口部34を避けた位置でかつ周方向中央に、モータ17とは反対側に向かって突出するチャック位置決め凸部(請求項における位置決め部の一例)35が一体成形されている。チャック位置決め凸部35は、モータ17の雄端子21a,21b,21cにモータ側コネクタ24を組み付ける際にこのモータ側コネクタ24に対する第1チャック61の位置決めを行うためのものである(詳細は後述する)。
各筒部29a,29b,29cには、下端面29dとは反対側の上端面29fから軸方向に沿ってそれぞれ突出する仕切壁37a,37b,37c(第1仕切壁37a、第2仕切壁37b、第3仕切壁37c)が一体成形されている。
3つの仕切壁37a,37b,37cのうち、第1筒部29aの第1仕切壁37aは、第1筒部29aの開口周縁に沿い、かつ径方向内側と第2ホルダ28b側とが仕切られるように、軸方向からみて略L字状に形成されている。
3つの仕切壁37a,37b,37cのうち、第2筒部29bの第2仕切壁37bは、第2筒部29bの開口周縁に沿い、かつ径方向内側と第1ホルダ28a側及び第3ホルダ28c側とが仕切られるように、軸方向からみて略C字状に形成されている。3つの仕切壁37a,37b,37cのうち、第3筒部29cの第3仕切壁37cは、第3筒部29cの開口周縁に沿い、かつ径方向内側と第2ホルダ28b側とが仕切られるように、軸方向からみて略L字状に形成されている。これら仕切壁37a,37b,37cは、各筒部29a,29b,29cに挿入された雌端子26のリード線接続部26bの間を仕切るとともに、リード線接続部26bの周囲を保護している。また、各筒部29a,29b,29cに雌端子26を組み付ける際のガイドとして機能する(詳細は後述する)。
<外部側コネクタ>
外部側コネクタ25の構成は、基本的にはモータ側コネクタ24の構成と同一である。このため、外部側コネクタ25の各部の説明は、モータ側コネクタ24の各部の名称と同一名称を用い、符号のみを変更して説明を簡略する。
外部側コネクタ25は、外部端子13の図示しない他端に対応するように、一列に並んだ3つのホルダ38a,38b,38c(第1ホルダ38a、第2ホルダ38b、第3ホルダ38c、請求項におけるホルダの一例)を有している。
なお、以下の説明では、3つのホルダホルダ38a,38b,38cが並ぶ方向を一列方向と称して説明する。また、外部端子13の他端は、軸方向に沿ってポンプカバー6(図1参照)側に向かって突出されている。
3つのホルダ38a,38b,38cは、それぞれ対応する雌端子26の嵌合部26aが挿入される筒部39a,39b,39c(第1筒部39a、第2筒部39b、第3筒部39c)を有する。筒部39a,39b,39cの下端面39dには、径方向の両側に、ガイド面41が形成されている。各筒部39a,39b,39cの間を仕切る側面には、各筒部39a,39b,39c同士を連通する凹部42が形成されている。凹部42に、一列方向に弾性変形する舌片部43が突出形成されている。各筒部39a,39b,39cのうち、対応する舌片部43が形成されている側とは反対側の内側面には、各筒部39a,39b,39cに挿入された嵌合部26aの切り起こし部26eを受け入れる凹部46が形成されている。
3つの筒部39a,39b,39cのうち、第1ホルダ38aの第1筒部39a及び第2ホルダ38bの第2筒部39bには、径方向外側の側面に、ブロック状の押圧部(請求項における押圧部の一例)40が一体成形されている。押圧部40には、軸方向に貫通する2つのピン挿入孔(請求項における位置決め部の一例)40aが一列方向に並んで形成されている。2つのピン挿入孔40aには、外部端子13の他端に外部側コネクタ25を組み付ける際に自動組み立てロボット60の第2チャック62(図9、図10参照)が挿入される。
各筒部39a,39b,39cには、下端面39dとは反対側の上端面39fから軸方向に沿ってそれぞれ突出する仕切壁47が一体成形されている。仕切壁は、各筒部39a,39b,39cの間を仕切るとともに、各筒部39a,39b,39cの径方向内側及び径方向外側に立ち上がるように形成されている。
<モータ側コネクタ及び外部側コネクタの組み付け方法>
次に、図2から図5を援用し、図6から図10に基づいてモータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25の組み付け方法について説明する。
図6は、モータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25の予備組み立ての説明図である。
図6に示すように、まずモータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25の予備組み立てを行う。
具体的には、予め用意されたパレット50に、モータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25をセットする。パレット50には、モータ側コネクタ24の外郭形状に対応する第1凹部51と、外部側コネクタ25の外郭形状に対応する第2凹部52とが所定の向き、及び所定の位置に複数形成されている。第1凹部51にモータ側コネクタ24の各筒部29a,29b,29c側を向け、これら筒部29a,29b,29cを第1凹部51に挿入する。また、第2凹部52に外部側コネクタ25の各筒部39a,39b,39c側を向け、これら筒部39a,39b,39cを第2凹部52に挿入する。これにより、パレット50に、モータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25がセットされる。このセットした状態では、パレット50から各コネクタ24,25の仕切壁37a~37c,47が突出されている。
また、予めリード線27の両端に、それぞれ雌端子26のリード線接続部26bを接続する。
次に、パレット50の上方から、各コネクタ24,25の各筒部29a~39cに、リード線27が接続された雌端子26を取り付ける。具体的には、各コネクタ24,25側に雌端子26の嵌合部26a(図4参照)を向け、この嵌合部26aを対応する筒部29a~39cにパレット50の上方から挿入する(図3も併せて参照)。
この際、各コネクタ24,25の仕切壁37a~37c,47が対応する筒部29a~39cに嵌合部26aを案内するガイドとして機能する。また、各筒部29a~39cには、舌片部33,43が形成されているので、各筒部29a~39cに嵌合部26aを誤った向きで挿入しようとすると、舌片部33,43が邪魔で挿入できない。このため、舌片部33,43は、嵌合部26aの誤組み防止として機能する。
また、舌片部33,43には、位置決め突起33aが一体成形されている。このため、各筒部29a~39cに嵌合部26aを挿入する際、嵌合部26aの一対の押さえ部26dの間に位置決め突起33aが介在するように嵌合部26aが導かれながら挿入される。つまり、位置決め突起33aは、各筒部29a~39c内での嵌合部26aの位置決め用の突起として機能する。
各筒部29a~39cに嵌合部26aを完全に押し込むことにより、モータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25の予備組み立てが完了する(図4も併せて参照)。
ここで、各筒部29a~39cに嵌合部26aを完全に押し込むと、各筒部29a~39cに形成されている凹部32,42の上端面32aに嵌合部26aの切り起こし部26eが係合される。このため、各筒部29a~39cから嵌合部26aの抜けが防止される。
なお、リード線27の長さは、各筒部29a~39cに無理なく嵌合部26aを挿入できる長さで、かつできる限り短い長さである。
次に、パレット50上で姿勢が規制された各コネクタ24,25を自動組み立てロボット60(図7から図10参照)によって把持し、雄端子21a,21b,21cや外部端子13に各コネクタ24,25を組み付ける。以下の説明では、パレット50は水平面上に載置されており、パレット50にセットされたモータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25の雌端子26は、上下方向に沿って延びているものとして説明する。
図7は、自動組み立てロボット60によるモータ側コネクタ24の把持動作を示す説明図である。図8は、自動組み立てロボット60のモータ側コネクタ24に用いられる第1チャック(請求項における治具の一例)61の斜視図である。図9は、自動組み立てロボット60による外部側コネクタ25の把持動作を示す説明図である。図10は、図9を側面からみた図である。
図7から図10に示すように、自動組み立てロボット60は、モータ17の雄端子21a,21b,21cにモータ側コネクタ24を組み付けるための一対の第1チャック61、及び外部端子13に外部側コネクタ25を組み付けるための一対の第2チャック(請求項における治具の一例)62を備えている。また、自動組み立てロボット60は、図示しないアームを備えている。このアームは、一対の第1チャック61や一対の第2チャック62を上下、水平方向に移動させる。
また、アームは、一対の第1チャック61を互いに接近、離間させたり一対の第2チャック62を互いに接近、離間させたりする。このようなアームによって、第1チャック61や第2チャック62を動作させることにより、パレット50上から各コネクタ24,25を拾い上げ、モータ17の雄端子21a,21b,21c及び外部端子13にそれぞれコネクタ24,25を組み付ける。
まず、自動組み立てロボット60によるモータ側コネクタ24の雄端子21a,21b,21cへの組み付け動作について説明する。
図7、図8に示すように、各第1チャック61は、上下方向に長い四角棒状に形成されている。一対の第1チャック61は、水平方向に並んで配置されており、図示しないアームによって水平方向に沿って互いに接近、離間する(図7における矢印Y1参照)。一対の第1チャック61は、これら第1チャック61の間を挟んで対称に形成されている。
各第1チャック61の対向する側面61aには、先端面61bから上下方向に延びる位置決め凹部64が形成されている。位置決め凹部64は、モータ側コネクタ24における第2押圧部30bのチャック位置決め凸部35に対応するように形成されている。位置決め凹部64に、チャック位置決め凸部35が嵌る。
第1チャック61の先端面61bは、平坦に形成されている。また、第1チャック61の先端面61bの形状は、第2押圧部30の上面30dの形状とほぼ同一である。
このような構成のもと、一対の第1チャック61を互いに接近させ、これら第1チャック61によってチャック位置決め凸部35を水平方向両側から挟み込むようにして把持する。この際、各第1チャック61の位置決め凹部64にチャック位置決め凸部35が嵌る。これにより、モータ側コネクタ24に対する第1チャック61の位置決めが行われる。
そして、自動組み立てロボット60は、第1チャック61によってチャック位置決め凸部35を把持したままモータ17の雄端子21a,21b,21cの上方にモータ側コネクタ24を移動する。このとき、モータ側コネクタ24の各筒部29a,29b,29cは、雄端子21a,21b,21c側を向いている。
続いて、第1チャック61の先端面61bによって、第2押圧部30の上面30dを押圧することにより、雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aを差し込む。各筒部29a,29b,29cは一体化されているので、各雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aが一度に差し込まれる。
この際、各筒部29a,29b,29cの下端面29dには、ガイド面31が形成されているので、雄端子21a,21b,21cの先端にガイド面31が沿いながら雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aが差し込まれる。つまり、ガイド面31によって、雄端子21a,21b,21cに対する差込位置に嵌合部26aが導かれる。ガイド面31は、雄端子21a,21b,21cに対する嵌合部26aの差込位置への案内として機能する。
各雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aを差し込んだ後、一対の第1チャック61を互いに離間させる。これにより、モータ側コネクタ24の雄端子21a,21b,21cへの組み付け動作が完了する。
次に、自動組み立てロボット60による外部側コネクタ25の外部端子13への組み付け動作について説明する。
図9、図10に示すように、各第2チャック62は、上下方向四角棒状に形成されている。一対の第2チャック62は、水平方向に並んで配置されており、図示しないアームによって水平方向に沿って互いに接近、離間する(図9における矢印Y2参照)。一対の第2チャック62は、これら第2チャック62の間を挟んで対称に形成されている。
第2チャック62の先端面62aは、平坦に形成されている。また、第2チャック62の先端面62a側の端部には、段差面63aを介して凹部63が形成されている。第2チャック62は、凹部63に仕切壁47における押圧部40側の側面が介在するように用いられる。
第2チャック62の先端面62aの形状は、押圧部40における下端面39dとは反対側の上面40bの形状とほぼ同一である。押圧部40の上面40bに第2チャック62の先端面62aを当接させた状態では、第2チャック62の段差面63aは、仕切壁47の先端47aに当接する。
また、第2チャック62の先端面62aには、押圧部40のピン挿入孔40aに対応する位置に、このピン挿入孔40aに挿入可能なエジェクタピン(請求項における治具の一例)65が突設されている。エジェクタピン65の直径は、ピン挿入孔40aの孔径よりも若干小さい。
このような構成のもと、一対の第2チャック62を互いに接近させた状態で、外部側コネクタ25の2つのピン挿入孔40aに各第2チャック62のエジェクタピン65を挿入する。そして、押圧部40の上面40bに第2チャック62の先端面62aを当接させるとともに、仕切壁47の先端47aに第2チャック62の段差面63aを当接させる。これにより、外部側コネクタ25に対する第2チャック62の位置決めが行われる。
続いて、一対の第2チャック62を互いに離間させ、これら第2チャック62によって押圧部40を把持する。そして、自動組み立てロボット60は、第2チャック62によって押圧部40を把持したまま外部端子13の他端の上方に外部側コネクタ25を移動する。このとき、外部側コネクタ25の各筒部39a,39b,39cは、外部端子13の他端側を向いている。
続いて、第2チャック62の先端面62aによって、押圧部40の上面40bを押圧することにより、外部端子13の他端に雌端子26の嵌合部26aを差し込む。各筒部39a,39b,39cは一体化されているので、外部端子13の他端に雌端子26の嵌合部26aが一度に差し込まれる。
この際、各筒部39a,39b,39cの下端面39dには、ガイド面41が形成されているので、外部端子13の他端にガイド面41が沿いながら外部端子13の他端に雌端子26の嵌合部26aが差し込まれる。つまり、ガイド面41によって、外部端子13の他端に対する差込位置に嵌合部26aが導かれる。ガイド面41は、外部端子13の他端に対する嵌合部26aの差込位置への案内として機能する。
外部端子13の他端に雌端子26の嵌合部26aを差し込んだ後、一対の第2チャック62を互いに接近させる。そして、押圧部40のピン挿入孔40aからエジェクタピン65を引き抜くことにより、外部側コネクタ25の外部端子13への組み付け動作が完了する。
なお、自動組み立てロボット60によるモータ側コネクタ24及び外部側コネクタ25の組み付け動作は、同時に行われる。
このように、上述の燃料ポンプ1のモータ装置14は、コネクタユニット23を備えている。コネクタユニット23は、雄端子21a,21b,21cや外部端子13に接続(嵌合)される雌端子26を一体に保持するモータ側コネクタ24、及び外部側コネクタ25を備えている。モータ側コネクタ24には、第2押圧部30bが形成されている。外部側コネクタ25には、押圧部40が形成されている。このため、自動組み立てロボット60を用い、この自動組み立てロボット60の第1チャック61や第2チャック62によって雄端子21a,21b,21cや外部端子13の他端に雌端子26を接続することができる。この結果、コネクタユニット23を介して雄端子21a,21b,21cと外部端子13とを電気的に接続できる。したがって、雄端子21a,21b,21cと外部端子13との接続作業を自動化できるので、モータ装置14の組み立て作業を簡素化でき、かつ組み立て作業の時間を短縮できる。また、自動組み立てロボット60を用いることができるので、雄端子21a,21b,21cや外部端子13の他端に雌端子26を確実に差し込むことができる。そして、雄端子21a,21b,21cや外部端子13の他端と雌端子26とを確実に接続できる。
自動組み立てロボット60を用いるにあたって、まず、パレット50上でコネクタユニット23の予備組み立てを行っている。このため、広い作業スペースで各コネクタ24,25への雌端子26の組み付け作業を行うことができる。よって、各コネクタ24,25への雌端子26の組み付け作業性を向上できる。
また、パレット50上でコネクタユニット23の姿勢を規制できるので、各チャック61,62によって対応するコネクタ24,25を確実に把持できる。このため、自動組み立てロボット60による組み付け作業の精度を向上できる。
各コネクタ24,25のホルダ28a~38cは、筒部29a~39cと、筒部29a~39c内に突出形成された舌片部33,43と、を備えている。舌片部33,43によって、筒部29a~39aの内側面に雌端子26の嵌合部26aが押圧される。このため、筒部29a~39c内での雌端子26の保持力を高めることができるとともに、筒部29a~39c内での雌端子26の位置決めを行うことができる。また、舌片部33,43によって、各コネクタ24,25に対する嵌合部26aの誤組みを防止できる。
また、舌片部33,43には、位置決め突起33aが一体成形されている。このため、各筒部29a~39cに嵌合部26aを挿入する際、嵌合部26aの一対の押さえ部26dの間に位置決め突起33aが介在するように嵌合部26aが導かれながら挿入される。よって、筒部29a~39c内での雌端子26の位置決めをより高精度に行うことができる。
また、舌片部33,43は、各筒部29a~39cの下端面29d,39d側に形成された凹部32,42から突出されている。そして、筒部29a~39cに挿入された嵌合部26aは、嵌合部26aの外側面のうち凹部32,42を除いた側面を筒部29a~39cによって覆われた形になる。このため、舌片部33,43の弾性変形を許容しつつ、筒部29a~39cの側面を利用して雄端子21a,21b,21cや外部端子13と嵌合部26aとの位置出しを容易に行うことができる。よって、雄端子21a,21b,21cや外部端子13と雌端子26との接続作業(嵌合作業)をより容易に行うことができるとともに、雄端子21a,21b,21cや外部端子13と誤った雌端子26とが接続されてしまうことを防止できる。
各筒部29a~39cの下端面29d,39dには、ガイド面31,41が形成されている。このため、ガイド面31,41によって、雄端子21a,21b,21cや外部端子13に対する差込位置に嵌合部26aを容易に導くことができる。よって、雄端子21a,21b,21cや外部端子13と雌端子26との接続作業(嵌合作業)をより容易に行うことができる。
モータ側コネクタ24の第2押圧部30bには、チャック位置決め凸部35が一体成形されている。このため、チャック位置決め凸部35を利用してモータ側コネクタ24と第1チャック61との位置決めを容易に行うことができる。また、チャック位置決め凸部35を利用して、第1チャック61によってモータ側コネクタ24を容易に把持できる。よって、自動組み立てロボット60による組み付け作業の精度を向上できる。
外部側コネクタ25の押圧部40には、ピン挿入孔40aが形成されている。このため、ピン挿入孔40aを利用して外部側コネクタ25と第2チャック62との位置決めを容易に行うことができる。また、ピン挿入孔40aを利用して、第2チャック62によって外部側コネクタ25を容易に把持できる。よって、自動組み立てロボット60による組み付け作業の精度をさらに向上できる。
モータ側コネクタ24の3つの筒部29a~29cは一体化されている。このため、第1チャック61によって第2押圧部30bを押圧するだけで、つまり、モータ側コネクタ24の一箇所を押圧するだけで、各雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aを一度に差し込むことができる。よって、モータ装置14の組み立て作業をさらに簡素化でき、かつ組み立て作業の時間をさらに短縮できる。
外部側コネクタ25の3つの筒部39a~39cは一体化されている。このため、第2チャック62によって押圧部40を押圧するだけで、つまり、外部側コネクタ25の一箇所を押圧するだけで、各外部端子13の他端に雌端子26の嵌合部26aを一度に差し込むことができる。よって、モータ装置14の組み立て作業をさらに簡素化でき、かつ組み立て作業の時間をさらに短縮できる。
雌端子26の嵌合部26aには、切り起こし部26eが形成されている。一方、各筒部29a~39cには、切り起こし部26eを受け入れ、かつ切り起こし部26eと係合される凹部32,42が形成されている。このため、各筒部29a~39cから嵌合部26aが抜け出てしまうことを確実に防止できる。
雄端子21a,21b,21cは、モータ17(モータ装置14)の外周部に沿って並んで配置されている。これに対応するように、モータ側コネクタ24の各筒部29a,29b,29cもモータ17(モータ装置14)の外周部に沿って並んで配置されている。このため、モータ17上の無駄なスペースを極力省くことができ、モータ側コネクタ24も小型化できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、自動二輪車等の鞍乗型車両や自動四輪車等の車両に搭載される燃料ポンプ1について説明し、モータ装置14は燃料ポンプ1を構成している場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、モータ装置14は、さまざまな電動装置に適用することができる。
上述の実施形態では、モータ側コネクタ24と外部側コネクタ25とによりコネクタユニット23を構成している場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、モータ側コネクタ24や外部側コネクタ25を単体で使用してもよい。
上述の実施形態では、各コネクタ24,25は、3つのホルダ28a~38cを一体化させたものである場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、各ホルダ28a~38cを単体で使用してもよい。
上述の実施形態では、各コネクタ24,25において、弾性変形する舌片部33,43によって筒部29a~39cに対する雌端子26の位置決めを行う場合について説明した。舌片部33,43に位置決め突起33aを一体成形した場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、筒部29a~39cには、これら筒部29a~39cの内側面に向かって雌端子26を押圧するとともに、筒部29a~39c内での雌端子26の位置決めを行う位置決め突起が設けられていればよい。舌片部33,43のように弾性変形しなくてもよい。
上述の実施形態では、モータ側コネクタ24において、第1チャック61によって第2押圧部30bを押圧することにより、雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aを嵌合させる場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、モータ側コネクタ24の第1押圧部30aや第3押圧部30cを押圧することにより、雄端子21a,21b,21cに雌端子26の嵌合部26aを嵌合させてもよい。
上述の実施形態では、雄端子21a,21b,21cや外部端子13と雌端子26とを嵌合させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、端子の形状は、各々端子と端子とを嵌合させて接続可能な形状であればよい。
13…外部端子(第1端子)、14…モータ装置、17…モータ、21a,21b,21c…雄端子(第1端子)、24…モータ側コネクタ(コネクタ)、25…外部側コネクタ(コネクタ)、26…雌端子(第2端子)、26a…嵌合部、28a,38a…第1ホルダ(ホルダ)、28b,38b…第2ホルダ(ホルダ)、28c,38c…第3ホルダ(ホルダ)、29a,39a…第1筒部(筒部)、29b,39b…第2筒部(筒部)、29c,39c…第3筒部(筒部)、30a…第1押圧部(押圧部)、30b…第2押圧部(押圧部)、30c…第3押圧部(押圧部)、31,41…ガイド面、33,43…舌片部、33a…位置決め突起、35…チャック位置決め凸部(位置決め部)、40…押圧部、40a…ピン挿入孔(位置決め部)、61…第1チャック(治具)、62…第2チャック(治具)、65…エジェクタピン(治具)

Claims (6)

  1. 複数の第1端子に各々別々に嵌合される複数の第2端子と、
    複数の前記第2端子を一体に保持し、治具が当接され前記治具によって前記第1端子側へと押圧される押圧部を有するホルダと、
    を備え
    前記ホルダは、
    前記第2端子が各々別々に前記ホルダを押圧する方向とは反対側から挿入される筒部と、
    前記筒部内に設けられ、前記第2端子を前記筒部の内側面に向かって押圧するとともに前記第2端子の前記筒部内での位置決めを行う端子位置決め突起を有する舌片部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記舌片部は、前記ホルダを押圧する方向の先端部に配置されており、
    前記筒部は、前記第2端子の前記第1端子と嵌合する嵌合部のうち、前記舌片部が配置された側面を除いた側面を覆っている
    ことを特徴とする請求項に記載のコネクタ。
  3. 前記筒部は、前記第1端子を受け入れる側の端面に、前記端面に向かうに従って前記筒部の開口が漸次大きくなるように形成されたガイド面を有することを特徴とする請求項又は請求項に記載のコネクタ。
  4. 前記ホルダは、前記治具の位置決め用の治具位置決め部を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコネクタと、
    前記コネクタが取り付けられる前記第1端子を有するモータと、を備え、
    前記第1端子は、前記モータの軸方向の端部から前記軸方向に沿って突出する雄端子であり、
    前記第2端子は、前記雄端子に嵌合される雌端子であることを特徴とするモータ装置。
  6. 複数の前記第1端子及び複数の前記第2端子は、前記モータの外周部に沿って並んで配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ装置。
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