JP7284407B2 - 換気システム - Google Patents
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Description
対象空間の換気を行う換気装置と、前記対象空間内の湿度を検出する第1検出部と、前記換気装置の運転を制御するコントローラと、を備え、
前記換気装置が、熱交換器と、前記対象空間外の空気を前記熱交換器を経由して前記対象空間内に給気する給気ファンと、前記対象空間内の空気を前記熱交換器を経由して前記対象空間外に排気する排気ファンと、を備え、
前記コントローラが、前記給気ファン及び前記排気ファンの双方を運転させる第1モード、及び、前記給気ファンを停止、間欠運転、又は平均給気風量を前記第1モードよりも低下させた状態で前記給気ファンを運転させる第2モード、又は、前記排気ファンを停止、間欠運転、若しくは平均排気風量を前記第1モードよりも低下させた状態で前記排気ファンを運転させる第3モード、を実行可能であり、
前記第1モードの実行中、前記第1検出部の第1検出値が第1所定値以上になった場合に、前記コントローラが、前記第1モードから前記第2モード又は前記第3モードに切り替える。
この構成によれば、対象空間内の湿度だけが一時的に上昇したような場合に、第1モードから第2モード又は第3モードに切り替わるのを抑制することができる。これにより、換気装置における運転モードの不要な切り替えを抑制することができる。
前記コントローラが、前記第2モード又は前記第3モードから前記第1モードに切り替える。
この構成によれば、対象空間内の空気が高湿でなくなった場合に、運転モードの不要な切り替えを抑制しつつ、換気装置の運転モードを第1モードに切り替えることで、対象空間内の換気量を通常の量へ戻すことができる。
前記第1モードの実行中、前記第1検出値が前記第1所定値以上であり、かつ、前記第2検出部の第2検出値が第2所定値以上である場合に、前記コントローラが、前記第1モードから前記第2モード又は第3モードに切り替える。
この構成によれば、対象空間内と対象空間外の両方の湿度に基づき換気装置の運転を制御することで、湿度の高い空気が熱交換器に流入するのをより確実に抑制することができる。
対象空間の換気を行う換気装置と、前記対象空間内の湿度を検出する第1検出部と、前記換気装置の運転を制御するコントローラと、を備え、
前記換気装置が、熱交換器と、前記対象空間外の空気を前記熱交換器を経由して前記対象空間内に給気する給気ファンと、前記対象空間内の空気を前記熱交換器を経由して前記対象空間外に排気する排気ファンと、を備え、
前記コントローラが、前記給気ファン及び前記排気ファンの双方を運転させる第1モード、前記給気ファンを停止、間欠運転、又は平均給気風量を前記第1モードよりも低下させた状態で前記給気ファンを運転させる第2モード、及び、前記排気ファンを停止、間欠運転、若しくは平均排気風量を前記第1モードよりも低下させた状態で前記排気ファンを運転させる第3モード、を実行可能であり、
前記第1モードの実行中、前記第1検出部の第1検出値が第1所定値以上になった場合に、前記コントローラが、前記第1モードから前記第2モード及び前記第3モードに切り替える。
前記第1モードの実行中、前記第1検出値が前記第1所定値以上であり、かつ、前記第2検出部の第2検出値が第2所定値以上である場合に、前記コントローラが、前記第1モードから前記第2モード及び前記第3モードに切り替える。
この構成によれば、対象空間内と対象空間外の両方の湿度に基づき換気装置の運転を制御することで、湿度の高い空気が熱交換器に流入するのをより確実に抑制することができる。
前記空気調和機が、前記対象空間内に調和空気を供給する室内機と、前記対象空間外に設置される室外機と、前記室内機と前記室外機との間をつなぐ冷媒配管とを含み、前記第2検出部が、前記室外機に設けられている。
この構成によれば、空気調和機を備えた換気システムにおいて、第2検出部を簡易に設けることができる。空気調和機及び換気システムで第2検出部を共用することで、換気システムの製造コストを抑制することができる。
前記第1検出値が前記第1所定値以上である場合に、前記コントローラが、前記報知部により前記換気装置の異常を報知する。
この構成によれば、対象空間内の湿度が高くなっていることを、換気システムの管理者やユーザに対して報知することができ、管理者等による手動操作で換気装置の運転モードを切り替えることが可能になる。これにより、熱交換器を備えた換気システムを対象空間内の湿度が高い条件下で使用した場合において、熱交換器の水分含有量をより確実に抑制することができる。
[第1実施形態]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る換気システムの概略的な構成図である。図1に示す換気システム10は、本開示の換気システムの第1の実施形態であり、換気装置11と、コントローラ36と、第1湿度センサ38とを備えている。以下の説明では、換気システム10を構成する換気装置11を、第1換気装置11Aともいう。以下の説明で単に「換気装置11」という場合には、各実施形態の換気装置に共通の構成を説明している。
換気装置11は、室内空間S1の換気を行う。室内空間S1は、換気システム10により換気を行う対象空間の一例であり、部屋Rの内部の空間である。部屋Rの外部の空間を室外空間S2という。本実施形態では、室外空間S2を屋外としている。室外空間S2は、室内空間S1の外部であって屋外との間で直接空気の行き来が可能な空間であればよく、例えば建屋内の空間であってもよい。換気装置11は、部屋Rの天井裏のスペースS3に設置されており、ダクト45a~45dを介して室内空間S1及び室外空間S2と接続されている。
コントローラ36(以下、「換気コントローラ」ともいう)は、換気装置11の動作を制御する装置であり、換気装置11に備えられたファンの動作を制御する。換気コントローラ36は、例えば、CPU等のプロセッサ、RAM、ROM等のメモリを備えたマイクロコンピュータにより構成される。換気コントローラ36は、LSI、ASIC、FPGA等を用いてハードウェアとして実現されるものであってもよい。換気コントローラ36は、メモリにインストールされたプログラムをプロセッサが実行することによって、所定の機能を発揮する。なお、換気コントローラ36は、換気装置11の一部として当該換気装置11と一体で設けてもよいし、換気装置11とは別の装置として別体で設けてもよい。
図1に示すように、換気装置11は、さらにリモートコントローラ25を備えている。リモートコントローラ25は、換気装置11の運転開始/運転停止の操作や、室内の湿度、送風の強弱等の動作設定を行うために用いられる。リモートコントローラ25は、換気コントローラ36に有線又は無線で通信可能に接続されている。ユーザは、リモートコントローラ25を使用することによって、遠隔で換気装置11を操作することができる。
図1~図4に示すように、還気取入口41は、室内空間S1からの空気(還気)RAをケーシング31内に取り入れるために用いられる。排気吹出口42は、ケーシング31内に取り入れられた還気RAを、排気EAとして室外空間S2に排出するために用いられる。外気取入口43は、室外空間S2からの空気(外気)OAをケーシング31内に取り入れるために用いられる。給気吹出口44は、ケーシング31内に取り入れられた外気OAを、給気SAとして室内空間S1に供給するために用いられる。
図5は、熱交換器の斜視図である。本実施形態における熱交換器32は、第1の空気流F1と、第2の空気流F2とがほぼ直交するように構成された直交型の全熱交換器である。この熱交換器32は、仕切板32aと、隔壁板32bとを有している。仕切板32aと隔壁板32bとは適宜の接着剤により交互に積層されている。熱交換器32は、全体としてほぼ四角柱形状に形成されている。
図2及び図3に示すように、上流側排気通路46aにおいて、還気取入口41の近傍には第1湿度センサ38が配置されている。この第1湿度センサ38は、上流側排気通路46aを通る還気RAの湿度を検出する。言い換えると、第1湿度センサ38は、室内空間S1の空気の湿度を検出する。なお、本実施形態では、第1湿度センサ38を、ケーシング31内の上流側排気通路46aに設けているが、第1湿度センサ38の設置位置はこれに限定されない。第1湿度センサ38は、室内空間S1の空気の湿度を検出可能な位置に設置することができ、例えば、室内空間S1やダクト45cの内部に設置してもよい。
換気システム10は、第1換気装置11Aの運転モードとして「第1モード」と「第2モード」とを備えている。第1モードは、通常時の運転モードであり、第2モードは、室内空間S1の湿度が高い場合に適した運転モードである。換気システム10では、通常時は第1換気装置11Aを第1モードで運転し、室内空間S1の湿度が高い場合に、運転モードを第1モードから第2モードに切り替えて運転する。換気システム10では、換気コントローラ36が、排気ファン33及び給気ファン34の動作を制御することによって、第1モードと第2モードとを切り替えて実行する。
図6A~図6Cには、第1モード及び第2モードにおける給気ファン34の運転状態を模式的に示している。図6A~図6Cでは、第1換気装置11Aを、時刻t1から時刻t2の間は第1モードで運転し、時刻t2に第1モードから第2モードに切り替えて、時刻t2から時刻t3の間は第2モードで運転した場合を示している。
1.室内空間S1においてユーザが所望する通常の換気量(換気回数)を確保することができる給気風量。
2.室内空間S1に対して設定された設計上の換気量(換気回数)を確保することができる給気風量。
3.第1モードについて設定された目標回転数で排気ファン33及び給気ファン34を運転して得られる給気風量。
1.室内空間S1においてユーザが所望する通常の換気量(換気回数)を確保することができる排気風量。
2.室内空間S1に対して設定された設計上の換気量(換気回数)を確保することができる排気風量。
3.第1モードについて設定された目標回転数で排気ファン33及び給気ファン34を運転して得られる排気風量。
第2モードでは、換気コントローラ36によって、給気ファン34の動作を第1モードにおける動作から変更する。
第3モードでは、換気コントローラ36によって、排気ファン33の動作を第1モードにおける動作から変更する。
換気システム10は、図8に示すフロー図に従って、第1モードと、第2モード又は第3モードとを切り替えて運転する。換気システム10では、リモートコントローラ25によって、ユーザが第1換気装置11Aを「ON」にすると、第1換気装置11Aが第1モードで運転すると共に、換気コントローラ36による第1換気装置11Aの制御が開始する。
換気システム10は、図9に示すフロー図に従って、第1モードと第2モード及び第3モードを切り替えて運転することができる。図9に示すフロー図では、図8に示すフロー図のステップ(ST102)に代えて、ステップ(ST105)を設けている。以下の説明では、図8に示すフロー図と異なるステップに関連する部分のみを説明する。なお、換気システム10では、以下で説明する第1から第4の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
換気システム10は、図10に示すフロー図に従って、第1モードと第2モード又は第3モードとを切り替えて運転することができる。図10に示すフロー図では、図8に示すフロー図に比べてステップ(ST111)がさらに加えられている。以下の説明では、図8に示すフロー図と異なるステップに関連する部分のみを説明する。
換気システム10は、図11に示すフロー図に従って、第1モードと第2モード又は第3モードとを切り替えて運転することができる。図11に示すフロー図では、図8に示すフロー図に比べてステップ(ST121)が加えられている。以下の説明では、図8に示すフロー図と異なるステップに関連する部分のみを説明する。
換気システム10は、図12に示すフロー図に従って、第1モードと第2モード又は第3モードとを切り替えて運転することができる。図12に示すフロー図では、図8に示すフロー図に比べてステップ(ST131)が加えられている。以下の説明では、図8に示すフロー図と異なるステップに関連する部分のみを説明する。
図13は、本開示の第2の実施形態に係る換気システムの概略的な構成図である。図13に示す換気システム15は、本開示の換気システムの第2の実施形態であり、第1換気装置11Aと、換気コントローラ36と、第1湿度センサ38と、第2湿度センサ39とを備えている。言い換えると、換気システム15は、換気システム10に比べて、室外空間S2に設けられた第2湿度センサ39が追加されている。図13に示す換気システム15では、図1から図12で説明した換気システム10と同じ構成については同じ符号が付されており、その説明を省略する。
図13に示すように、第2湿度センサ39は、室外空間S2の空気の相対湿度を検出する。第2湿度センサ39が室外空間S2の湿度を検出すると、その検出信号(第2検出値K2)は換気コントローラ36に入力される。換気システム15では、換気コントローラ36が、前述した第1湿度センサ38の第1検出値K1と第2湿度センサ39の第2検出値K2とに基づいて、排気ファン33及び給気ファン34の動作を制御する。
換気システム15は、図14に示すフロー図に従って、第1モードと第2モード又は第3モードとを切り替えて運転する。換気システム15では、リモートコントローラ25によって、ユーザが第1換気装置11Aを「ON」にすると、第1換気装置11Aが第1モードで運転すると共に、換気コントローラ36による第1換気装置11Aの制御が開始する。
換気システム15は、図15に示すフロー図に従って、第1モードと第2モード又は第3モードとを切り替えて運転することができる。図15に示すフロー図では、図14に示すフロー図に比べてステップ(ST211)、ステップ(ST212)、及びステップ(ST213)が加えられている。以下の説明では、図14に示すフロー図と異なるステップに関連する部分のみを説明する。
図16は、本開示の第3の実施形態に係る換気システムの概略的な構成図である。図16に示す換気システム16は、本開示の換気システムの第3の実施形態であり、換気装置11と、換気コントローラ36と、第1湿度センサ38と、第2湿度センサ39と、空気調和機12とを備えている。言い換えると、換気システム16は、換気システム15(図13参照)に比べて、空気調和機12がさらに追加されている。以下の説明では、換気システム16を構成する換気装置11を、第2換気装置11Bともいう。第2換気装置11Bは、ケーシング31内に第1湿度センサ38を有していない。なお、図16に示す換気システム16では、図1から図15で説明した各換気システム10、15と同じ構成については同じ符号が付されており、その説明を省略する。
空気調和機12は、圧縮機、熱交換器、膨張弁等を含む冷媒回路により蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、室内空間(空調対象空間)S1の空気の温度を調整する。室外機21と室内機22とは冷媒回路を構成する冷媒配管23で接続されている。室内機22は、室内空間S1の空気を取り込み、その空気と冷媒との間で熱交換を行い、温度調整された調和空気を再び室内空間S1に吹き出すことによって、室内空間S1の温度を所望に調整する。
上述した第1~第3の実施形態における各換気システム10、15、16は、室内空間S1の換気を行う換気装置11と、室内空間S1の湿度を検出する第1湿度センサ38と、換気装置11の運転を制御する換気コントローラ36と、を備えている。換気装置11が、熱交換器32と、室内空間S1外の空気を熱交換器32を経由して室内空間S1に給気する給気ファン34と、室内空間S1の空気を熱交換器32を経由して室外空間S2に排気する排気ファン33と、を備えている。換気コントローラ36が、給気ファン34及び排気ファン33の双方を運転させる第1モード、及び、給気ファン34を停止、間欠運転、又は弱運転させる第2モード、又は、排気ファン33を停止、間欠運転、又は弱運転させる第3モード、を実行可能である。各換気システム10、15、16は、第1モードの実行中、第1湿度センサ38の第1検出値K1が第1所定値H1以上になった場合に、換気コントローラ36が、第1モードから第2モード又は第3モードに切り替える。
このような構成によれば、室内空間S1の湿度が一時的に上昇したような場合に、第1モードから第2モード又は第3モードに切り替わるのを抑制することができる。これにより、換気装置11における運転モードの不要な切り替えを抑制することができる。
このような構成によれば、室内空間S1の空気が高湿でなくなった場合に、運転モードの不要な切り替えを抑制しつつ、換気装置11の運転モードを第1モードに切り替えることで、室内空間S1の換気量を通常の量へ戻すことができる。
このような構成によれば、室内空間S1と室外空間S2の両方の湿度に基づき換気装置11の運転を制御することで、湿度の高い空気が熱交換器32に流入するのをより確実に抑制することができる。
このような構成によれば、室内空間S1と室外空間S2の両方の湿度に基づき換気装置11の運転を制御することで、湿度の高い空気が熱交換器32に流入するのをより確実に抑制することができる。
このような構成によれば、空気調和機12を備えた換気システム16において、第2湿度センサ39を簡易に設けることができる。空気調和機12及び換気装置11で第2湿度センサ39を共用することで、換気システム16の製造コストを抑制することができる。
このような構成によれば、室内空間S1の湿度が高くなっていることを、各換気システム10、15、16の管理者やユーザに対して報知することができ、管理者等による手動操作で換気装置11の運転モードを切り替えることが可能になる。これにより、熱交換器32を備えた各換気システム10、15、16を室内空間S1の湿度が高い条件下で使用した場合において、熱交換器32の水分含有量が許容量を超えることによる換気装置11からの水漏れをより確実に抑制することができる。
11 :換気装置
11A :第1換気装置
11B :第2換気装置
12 :空気調和機
15 :換気システム(第2の実施形態)
16 :換気システム(第3の実施形態)
21 :室外機
22 :室内機
23 :冷媒配管
32 :熱交換器
33 :排気ファン
34 :給気ファン
36 :換気コントローラ(コントローラ)
38 :第1湿度センサ(第1検出部)
39 :第2湿度センサ(第2検出部)
46 :排気通路
47 :給気通路
S1 :室内空間(対象空間)
S2 :室外空間(対象空間の外部)
K1 :第1検出値
K2 :第2検出値
H1 :第1所定値
H2 :第2所定値
H3 :第3所定値
X :所定時間
Z :所定時間
Claims (8)
- 対象空間(S1)の換気を行う換気装置(11)と、前記対象空間内(S1)の湿度を検出する第1検出部(38)と、前記換気装置(11)の運転を制御するコントローラ(36)と、を備え、
前記換気装置(11)が、熱交換器(32)と、前記対象空間外(S2)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間内(S1)に給気する給気ファン(34)と、 前記対象空間内(S1)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間外(S2)に排気する排気ファン(33)と、を備え、
前記コントローラ(36)が、前記給気ファン(34)及び前記排気ファン(33)の双方を運転させる第1モード、及び、前記給気ファン(34)を停止、間欠運転、又は平均給気風量(QS2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記給気ファン(34)を運転させる第2モード、又は、前記排気ファン(33)を停止、間欠運転、若しくは平均排気風量(QE2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記排気ファン(33)を運転させる第3モード、を実行可能であり、
前記コントローラ(36)は、前記第1検出部(38)が検出した前記対象空間内(S1)の湿度にのみ基づき、前記第1モードから前記第2モード又は前記第3モードへの切り替えを制御しており、前記第1モードの実行中、前記第1検出部(38)の第1検出値(K1)が第1所定値(H1)以上になった場合に、前記第1モードから前記第2モード又は前記第3モードに切り替える、換気システム(10、15、16)。 - 対象空間(S1)の換気を行う換気装置(11)と、前記対象空間内(S1)の湿度を検出する第1検出部(38)と、前記対象空間の外部(S2)の湿度を検出する第2検出部(39)と、前記換気装置(11)の運転を制御するコントローラ(36)と、を備え、
前記換気装置(11)が、熱交換器(32)と、前記対象空間外(S2)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間内(S1)に給気する給気ファン(34)と、前記対象空間内(S1)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間外(S2)に排気する排気ファン(33)と、を備え、
前記コントローラ(36)が、前記給気ファン(34)及び前記排気ファン(33)の双方を運転させる第1モード、及び、前記給気ファン(34)を停止、間欠運転、又は平均給気風量(QS2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記給気ファン(34)を運転させる第2モード、又は、前記排気ファン(33)を停止、間欠運転、若しくは平均排気風量(QE2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記排気ファン(33)を運転させる第3モード、を実行可能であり、
前記第1モードの実行中、前記第1検出部(38)の第1検出値(K1)が第1所定値(H1)以上であり、かつ、前記第2検出部(39)の第2検出値(K2)が第2所定値(H2)以上である場合に、前記コントローラ(36)が、前記第1モードから前記第2モード又は前記第3モードに切り替え、
前記第1モードの実行中、前記第1検出値(K1)が前記第1所定値(H1)以上であり、かつ、前記第2検出値(K2)が前記第2所定値(H2)を下回る場合は、前記コントローラ(36)は前記第1モードを維持する、換気システム(15、16)。 - 前記第1モードの実行中、前記第1検出値(K1)が前記第1所定値(H1)以上である状態が所定時間(X)以上続いた場合に、
前記コントローラ(36)が、
前記第1モードから前記第2モード又は前記第3モードに切り替える、請求項1又は請求項2に記載の換気システム(10,15、16)。 - 前記第2モード又は前記第3モードの実行中、前記第1検出値(K1)が前記第1所定値(H1)以下の第3所定値(H3)未満である状態が所定時間(Z)以上継続された場合、
前記コントローラ(36)が、前記第2モード又は前記第3モードから前記第1モードに切り替える、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の換気システム(10,15、16)。 - 対象空間(S1)の換気を行う換気装置(11)と、前記対象空間内(S1)の湿度を検出する第1検出部(38)と、前記換気装置(11)の運転を制御するコントローラ(36)と、を備え、
前記換気装置(11)が、熱交換器(32)と、前記対象空間外(S2)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間内(S1)に給気する給気ファン(34)と、前記対象空間内(S1)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間外(S2)に排気する排気ファン(33)と、を備え、
前記コントローラ(36)が、前記給気ファン(34)及び前記排気ファン(33)の双方を運転させる第1モード、前記給気ファン(34)を停止、間欠運転、又は平均給気風量(QS2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記給気ファン(34)を運転させる第2モード、及び、前記排気ファン(33)を停止、間欠運転、若しくは平均排気風量(QE2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記排気ファン(33)を運転させる第3モード、を実行可能であり、
前記コントローラ(36)は、前記第1検出部(38)が検出した前記対象空間内(S1)の湿度にのみ基づき、前記第1モードから前記第2モード及び前記第3モードへの切り替えを制御しており、前記第1モードの実行中、前記第1検出部(38)の第1検出値(K1)が第1所定値(H1)以上になった場合に、前記第1モードから前記第2モード及び前記第3モードに切り替える、換気システム(10、15、16)。 - 対象空間(S1)の換気を行う換気装置(11)と、前記対象空間内(S1)の湿度を検出する第1検出部(38)と、前記対象空間の外部(S2)の湿度を検出する第2検出部(39)と、前記換気装置(11)の運転を制御するコントローラ(36)と、を備え、
前記換気装置(11)が、熱交換器(32)と、前記対象空間外(S2)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間内(S1)に給気する給気ファン(34)と、前記対象空間内(S1)の空気を前記熱交換器(32)を経由して前記対象空間外(S2)に排気する排気ファン(33)と、を備え、
前記コントローラ(36)が、前記給気ファン(34)及び前記排気ファン(33)の双方を運転させる第1モード、前記給気ファン(34)を停止、間欠運転、又は平均給気風量(QS2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記給気ファン(34)を運転させる第2モード、及び、前記排気ファン(33)を停止、間欠運転、若しくは平均排気風量(QE2)を前記第1モードよりも低下させた状態で前記排気ファン(33)を運転させる第3モード、を実行可能であり、
前記第1モードの実行中、前記第1検出部(38)の第1検出値(K1)が第1所定値(H1)以上であり、かつ、前記第2検出部(39)の第2検出値(K2)が第2所定値(H2)以上である場合に、前記コントローラ(36)が、前記第1モードから前記第2モード及び前記第3モードに切り替え、
前記第1モードの実行中、前記第1検出値(K1)が前記第1所定値(H1)以上であり、かつ、前記第2検出値(K2)が前記第2所定値(H2)を下回る場合は、前記コントローラ(36)は前記第1モードを維持する、換気システム(15、16)。 - 冷媒との熱交換により調和空気を生成し前記対象空間(S1)に供給する空気調和機(12)をさらに備え、
前記空気調和機(12)が、前記対象空間内(S1)に調和空気を供給する室内機(22)と、前記対象空間外(S2)に設置される室外機(21)と、前記室内機(22)と前記室外機(21)との間をつなぐ冷媒配管(23)とを含み、
前記第2検出部(39)が、前記室外機(21)に設けられている、請求項2又は請求項6に記載の換気システム(16)。 - 前記換気装置(11)の異常を報知する報知部(28)をさらに備え、
前記第1検出値(K1)が前記第1所定値(H1)以上である場合に、
前記コントローラ(36)が、
前記報知部(28)により前記換気装置(11)の異常を報知する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の換気システム(10,15、16)。
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