JP7284124B2 - 冷却システム及び冷却システムの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却システム及び冷却システムの制御方法に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車の駆動源として搭載された電動モータは、複数の電池モジュールが電気的に接続された組電池を動力源としている。電池モジュールは、充放電などに伴う温度上昇によりその性能が低下する。このため、組電池には、組電池を冷却するための冷却システムが併設されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された冷却システムは、組電池を収容したケース内に空気を送り込む送風機が設けられている。ケース内を通過した空気は排気用ダクトから排出され車室に戻される。
特開2015-015151号公報
上記冷却システムは、電池を冷却した空気を車室に戻すものであるため、車室内の空気の清浄度に影響を及ぼす。電池を冷却する目的で設置された冷却システムを、車室内の空気の清浄度を高めるものとしても積極的に利用することができれば、車室の快適性が高められ、冷却システムに対するユーザの満足度を高めることができる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池性能を良好に維持するとともに車室内の快適性を高めることを可能とする冷却システム及び冷却システムの制御方法を提供することにある。
上記課題を解決する冷却システムは、車両に搭載され且つケースに収容された電池を冷却する空冷式の冷却システムであって、車室内の空気を前記ケースに形成された吸気口を介して吸入し、前記電池を冷却した空気を排気口から車室に戻す冷却ファンと、前記吸気口に設けられ前記ケース内に吸入される空気を浄化するフィルタと、前記冷却ファンの回転数の調整をユーザが行うための入力操作部と、前記入力操作部への入力操作に応じて前記冷却ファンの回転数を上昇又は低下させる制御装置と、を備える。
上記構成によれば、電池の冷却システムは、車室内の空気を浄化する機能を備え、ユーザは、入力操作部への入力操作により冷却ファンの回転数を調整することができる。このため、車室の空気の浄化機能を高めたい場合には冷却ファンの回転数を上昇させることができる。よって、冷却システムを、ユーザの要望に応じて車室6の快適性を高めることのできるシステムとしても有効に利用することができる。
上記冷却システムについて、前記制御装置が、電池温度を取得し、当該電池温度に基づき第1目標回転数を特定し、前記入力操作部の入力操作に基づき第2目標回転数を特定し、前記第1目標回転数が、前記第2目標回転数よりも高い場合に、前記第1目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力し、前記第2目標回転数が前記第1目標回転数よりも高い場合に、前記第2目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力することが好ましい。
電池温度を適温にするために必要な風量はその時々の電池温度に応じて異なる一方で、ユーザの要望に応えるために必要な風量はユーザ毎又は車室の環境によって異なる。上記構成によれば、冷却ファンの回転数を制御する要因が複数存在する複雑な状況下において、それぞれの要因に基づく目標回転数を比較することで、優先すべき状況を容易に判断することが可能となる。
上記冷却システムについて、前記車室内を浮遊する浮遊物の量について検出する検出部をさらに備え、前記制御装置が、前記検出部の検出結果に基づき第3目標回転数をさらに特定し、前記第1目標回転数が、前記第2目標回転数及び前記第3目標回転数よりも高い場合に前記第1目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力し、前記第2目標回転数又は前記第3目標回転数が前記第1目標回転数よりも高い場合に、その目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力することが好ましい。
上記構成によれば、電池温度に基づき第1目標回転数が設定されるので、第1目標回転数が、入力操作に基づき特定される第2目標回転数及び車室内の浮遊物の量に基づき第3目標回転数よりも高いか否かの比較により、電池の冷却を優先させるか否かを判定することができる。
上記冷却システムについて、前記制御装置は、前記電池温度及び車速に基づき前記第1目標回転数を特定することが好ましい。
上記構成によれば、車両が高速で走行する走行状態では、電池温度が上昇することが予測される。このため、車速が増大した場合に冷却ファンの回転数を増加させるように第1目標回転数を設定することができる。
上記冷却システムについて、前記冷却システムは、エンジン及び電動モータを駆動源とするハイブリッド車両に搭載され、前記制御装置は、前記電池温度と、前記エンジンの出力又は前記電動モータの出力に応じて前記第1目標回転数を特定することが好ましい。
上記構成によれば、エンジンの出力が低く電動モータの出力が高い走行状態では、電池温度が上昇することが予測される。このため、電動モータの出力が高い走行状態において冷却ファンの回転数を増加させるような第1目標回転数を設定することができる。
上記冷却システムについて、前記制御装置は、前記ケース内に吸入される吸気温度がよりも予め定められた低温範囲内であり、且つ電池温度が予め定められた低温範囲内である場合に、前記冷却ファンの回転を停止又は前記冷却ファンを低回転数で作動させることが好ましい。
上記構成によれば、吸気温度が低く及び電池温度も低い場合には、電池を冷却しないか又は冷却ファンから送られる風量を最低限とすることで電池の充放電により電池が適温まで昇温するように促すことができる。
上記冷却システムについて、前記制御装置は、前記ケース内に吸入される吸気温度がよりも予め定められた高温域であり、且つ電池温度が予め定められた適温域である場合に、前記冷却ファンの回転を停止又は前記冷却ファンを低回転数で作動させることが好ましい。
上記構成によれば、吸気温度が高く及び電池温度が適温である場合には、電池を高温の空気に接触させないか又は高温の空気の接触を極力低減することで、電池が適温を維持するようにすることができる。
上記課題を解決する冷却システムの制御方法は、車両に搭載され且つケースに収容された電池を冷却する空冷式の冷却システムの制御方法であって、前記冷却システムは、車室内の空気を前記ケースに形成された吸気口を介して吸入し、前記電池を冷却した空気を排気口から車室に戻す冷却ファンと、前記吸気口に設けられ前記ケース内に吸入される空気を浄化するフィルタと、前記冷却ファンの回転数の調整をユーザが行うための入力操作部と、前記冷却ファンを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置が、前記入力操作部への入力操作に応じて前記冷却ファンの回転数を上昇又は低下させる。
上記構成によれば、電池性能を良好に維持するとともに車室内の快適性を高めることを可能とすることができる。
冷却システムを具体化した一実施形態について、冷却システムが搭載された車両の模式図。 同実施形態における冷却システムの模式図。 同実施形態の電池温度とモードとの関係を示すマップ。 同実施形態の各モードに対応するエンジン出力と冷却ファンの目標回転数との関係を示すマップ。 同実施形態の入力操作と冷却ファンの目標回転数との関係を示すマップ。 同実施形態の塵埃浮遊量との目標回転数との関係を示すマップ。 同実施形態の電池温度及び吸気温度と冷却ファンの作動の要否との関係を示す図。 同実施形態の冷却システムの制御方法の全体手順を示すフローチャート。 同実施形態の第1目標回転数の特定手順を示すフローチャート。 同実施形態の第2目標回転数の特定手順を示すフローチャート。 同実施形態の第3目標回転数の特定手順を示すフローチャート。 同実施形態の回転数決定処理の手順を示すフローチャート。
図1~図12を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両1は、駆動源としてエンジン2と電動モータ3とを備えるハイブリッド車両である。車両1の後部座席4の下方には、電池パック10が設けられている。電池パック10は、電動モータ3に電力を供給する電源装置として用いられる。電池パック10には、空冷式の冷却システム5が連結されている。冷却システム5は、図1中矢印で示すように、吸入した車室6の空気を電池パック10内に通過させた後、車室6に戻す。
図2に示すように、電池パック10は、金属材料などにより形成されたケース12を備えている。ケース12は、車室6の空気を吸入する吸気口13と、電池を冷却した空気を車室に戻す排気口14とを備えている。ケース12には、組電池15が収容されている。組電池15は複数の電池モジュール11を電気的に接続することにより構成されている。電池モジュール11は、リチウムイオン二次電池等の非水系電解質の二次電池、又はニッケル水素二次電池等のアルカリ二次電池である。
冷却システム5は、冷却ファン16を備えている。冷却ファン16は、吸気口13側に設けられ、ファン駆動モータ17と、ファン駆動モータ17の回転軸に連結された羽根車18とを備えている。冷却ファン16は、吸気口13から車室6内の空気を吸入し、ケース12内で空気を循環させて排気口14から排出する流れを形成できるものであればよい。また、冷却ファン16よりも上流側にはフィルタ19が設けられている。フィルタ19は、電池モジュール11への異物の混入を抑制するために設けられており、空気に含まれる塵埃の少なくとも一部を除去できる機能を有していればよい。さらに、フィルタ19は、花粉や化学物質の少なくとも一部を物理的又は化学的に除去できる機能を有していてもよい。また、フィルタ19を介してケース12に吸入された空気は、電池モジュール11の熱を吸収するもののケース12内で異物が混入することは殆どなく、清浄な状態を保って排気口14から車室6に戻される。このため、車室6の空気は、冷却システム5を通過することによって浄化されることとなる。
さらに冷却システム5は、電池制御装置20を備えている。電池制御装置20は、制御部30及び記憶部31を備えている。制御部30は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1又は複数のプロセッサ、又は各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1又は複数の専用のハードウェア回路、又はそれらの組み合わせを含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU、MPU等であって、専用のハードウェア回路は、ASIC(特定用途向け集積回路)等である。記憶部31は、コンピュータプログラムを格納するHDD,SSD等の記憶媒体である。記憶部31には、冷却ファン16の目標回転数を特定するためのマップ情報32が記憶されている。
また、ケース12内には、電池モジュール11の温度を検出する電池温度センサ21が設けられている。電池温度センサ21は、電池モジュール11内に設けられていてもよいし、電池モジュール11の外側に設けられていてもよい。電池温度センサ21は、電池制御装置20に検出温度を出力する。
また、電池制御装置20は、車速センサ22、吸気温センサ23、塵埃センサ24、及びエンジンECU25から各種の検出情報を取得する。車速センサ22は、単位時間当たりの車輪の回転数を検出するセンサ等である。吸気温センサ23は、車両1に設けられ、電池パック10のケース12内に導入される車室6内の空気の温度を検出するセンサである。吸気温センサは車室6から空気をケース12に導入するための導入通路に設けても良いし、車室6内に設けても良い。
塵埃センサ24は、少なくとも車室6に浮遊する塵埃の量の度合いを検出可能なセンサである。塵埃センサ24は、「多い」、「少ない」等の塵埃量の傾向を少なくとも検出できればよいが、塵埃の濃度を検出できるものであってもよく、検出方法は特に限定されない。塵埃センサ24は、例えば、レーザ又はLEDからなる発光素子と受光素子とからなる光学式センサ等である。塵埃センサ24は、検出センサに対応する。
エンジンECU25は、エンジン2を制御する制御装置であって、電池制御装置20にエンジン2の出力に関するパラメータの値を出力する。例えば、エンジンECU25は、エンジン回転数及びトルクを乗算したエンジン出力を出力する。
さらに、冷却システム5は、ユーザ(乗員)によって操作が可能な入力操作部26を備える。入力操作部26は、冷却システム5から送り出される風量を調整可能とするものである。入力操作部26は、例えばユーザが冷却システム5を通過する風量を多くして車室6の空気の浄化効果を高めたい場合や、冷却システム5から生じる音を抑制したい場合等に操作される。入力操作部26は、ユーザの接触位置を検知するタッチパネル、スイッチ、ダイヤル等である。また、電池制御装置20は、冷却システム5の状態を報知部27に出力する。報知部27は、インストルメントパネル、冷却システム5、又は後部座席の近傍等に設けられたディスプレイやランプである。なお、入力操作部26がタッチパネルであって報知部27がディスプレイである場合、これらが一体化されていてもよい。
電池制御装置20は、マップ情報32等に基づき特定した目標回転数を、冷却ファン16のファン駆動モータ17に出力する。ファン駆動モータ17は、回転軸の実回転数が命令された目標回転数となるように駆動して羽根車18を回転させる。
図3及び図4を参照して、マップ情報32について詳述する。
図3は、第1マップ情報321を示す。第1マップ情報321は、電池温度と「モードA」~「モードD」等の各モードとを対応付けた情報である。電池温度のうち低い温度範囲は「モードA」に関連付けられている。また、電池温度のうち高い温度範囲は「モードD」に関連付けられている。「モードA」から「モードD」に向かうにつれて、対応する電池温度が高くなる。
図4は、第2マップ情報322を示す。第2マップ情報322は、第1マップ情報321に基づいて特定されたモード毎に、第2マップ情報322A,322B等を有している。第2マップ情報322は、エンジン出力(W)及び車速(km/時)に対応させて冷却ファン16の目標回転数(rpm)を定めたマップである。第2マップ情報322には、エンジン出力が一定のとき、車速が大きくなるほど高い目標回転数が定められ、車速が一定のとき、エンジン出力が大きくなるほど高い目標回転数が定められている。また、車速及びエンジン出力が一定のとき、「モードA」から「モードD」に向かうにつれて、高い回転数が設定されている。電池制御装置20は、電池温度、車速及びエンジン出力値に基づき、第1マップ情報321及び第2マップ情報322を参照して、目標回転数を設定する。
図5は、第3マップ情報323を示す。第3マップ情報323は、入力操作部26において選択されたレベル又は操作された操作量等に応じて冷却ファン16の目標回転数を設定したマップである。例えば入力操作部26が、例えば「風量:小」、「風量:大」等の風量のレベルを調整するものである場合、それらのレベルに目標回転数が設定されている。冷却システム5に対して要求される風量が大きくなるほど、高い目標回転数が設定されている。
図6は、第4マップ情報324を示す。第4マップ情報324は、塵埃センサ24によって検出された塵埃浮遊量の度合い又は濃度に対応付けて目標回転数を設定したマップである。塵埃浮遊量が少ない場合には、低い目標回転数が設定され、塵埃浮遊量が多くなるほど、高い目標回転数が設定される。
図7は、冷却ファン16が作動する吸気温度範囲及び電池温度範囲を模式的に示す表である。縦方向が吸気温度TAの変化に対応し、下方向に向かうにつれ吸気温度TAが高くなる(TA1<TA2)。また、横方向が電池温度TBの変化に対応し、右方向に向かうにつれ電池温度TBが高くなる(TB1<TB2)。電池モジュール11には電池性能を良好にするための適温範囲があるため、電池温度TBが適温範囲よりも低い場合には電池温度TBを昇温させることが好ましい。したがって、電池温度TBが所定温度TB1より低く、且つ吸気温度TAも所定温度TA1より低い場合には、冷却ファン16を動作させるとかえって電池温度TBが下がるため、冷却ファン16を停止するか、又は目標回転数を低い値にして、冷却ファン16を低速回転させる。ここで設定される目標回転数を、最低目標回転数Nmin1とする。
また、電池温度TBが適温範囲内であって、吸気温度TAが高温である場合(TA≧TA2)には、電池モジュール11を冷却する必要が無く、高温の空気を送るとかえって温度が上昇してしまう可能性がある。よって、この場合には、制御部30は冷却ファン16を停止させるか、又は目標回転数を低い値にして、冷却ファン16を低速回転させる。ここで設定される目標回転数を、最低目標回転数Nmin2とする。なお、最低目標回転数Nmin1,Nmin2は同じ値であってもよく、一方が他方よりも高い値であってもよい。
次に、図8~図12を参照して、電池制御装置20の制御方法について説明する。
図8に示す手順は、車両1のイグニッションスイッチがオンとされたとき等、所定の開始条件が満たされた場合に開始され、イグニッションスイッチがオフとされたとき等、所定の終了条件が満たされるまで、所定のタイミングで繰り返し行われる。
まず、制御部30は、記憶部31等に格納され、冷却システム5を制御するためのパラメータを初期化する(ステップS1)。
次に、制御部30は、吸気温度が低温且つ電池温度が低温であるか否かを判断する(ステップS2)。具体的には、電池温度TBが所定温度TB1よりも低く、且つ吸気温度TAも所定温度TA1よりも低いか否かを判断する。吸気温度が低温であり且つ電池温度が低温であると判断した場合(ステップS2:YES)、制御部30は、冷却ファンを停止するか、又は冷却ファン16を最低目標回転数Nmin1に基づいて低速回転させる。(ステップS5)。
一方、吸気温度が低温且つ電池温度が低温ではないと判断した場合には(ステップS2:NO)、制御部30は、吸気温度TAが高温であるか否かを判断する(ステップS3)。具体的には、吸気温度TAが所定温度TA2以上であるか否かを判断する。吸気温度TAが高温であると判断すると(ステップS3:YES)、制御部30は、電池温度TBが適温であるか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、電池温度TBが、所定温度TB1以上であって所定温度TB2未満であるか否かを判断する。
制御部30は電池温度TBが適温であると判定すると(ステップS4:YES)、冷却ファン16を停止又は最低目標回転数Nmin2に基づいて低速回転させる(ステップS5)。
一方、制御部30は電池温度TBが適温ではないと判定すると(ステップS4:NO)、ステップS6に進む。ステップS6では制御部30は、冷却ファンの目標回転数を決定する回転数決定処理を行う(ステップS6)。目標回転数を決定すると、制御部30は、目標回転数を冷却ファン16に出力し、目標回転数での冷却ファン16を駆動する(ステップS7)。そして、上述したよう所定の終了条件が満たされない場合には、上記した処理を繰り返す。なお、2巡目以降は、各パラメータの値が更新されるので、ステップS1のパラメータの初期化を省略してもよい。
このように制御部30は、繰り返し冷却ファン16の作動の必要性を判定するので、車両1の走行環境が変化することによって電池温度や吸気温度が変わっても、電池温度を適温に保持するように冷却システム5が制御される。また、吸気温度TAが低温且つ電池温度TBが低温の場合(ステップS2:YES)、及び吸気温度TAが高温且つ電池温度TBが適温である場合(ステップS4:YES)には、回転数決定処理(ステップS6)を行わず、例外的に、冷却ファン16を停止又は低速回転させる。
次に図9~図12を参照して、回転数決定処理について説明する。制御部30は、第1目標回転数N1、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3を特定する。
図9は、第1目標回転数N1を特定する処理の手順を示す。制御部30は、電池温度センサ21から電池温度TBを取得する(ステップS11)。また、制御部30は、エンジンECU25から、エンジン出力PWRを取得し(ステップS12)、車速センサ22から車速Vを取得する(ステップS13)。さらに、制御部30は、電池温度TB、エンジン出力PWR及び車速Vに基づき、第1マップ情報321及び第2マップ情報322を用いて第1目標回転数N1を特定する(ステップS14)。なお、第1目標回転数N1は、最低目標回転数Nmin1,Nmin2以上の値である。
図10は、第2目標回転数N2を特定する処理の手順を示す。制御部30は、入力操作部26へユーザの入力操作を検知したか否かを判断する(ステップS15)。入力操作を検知していない場合には(ステップS15:NO)、第2目標回転数N2を特定しない。この場合、第2目標回転数N2は初期値のままになる。初期値は、「0」等、他の目標回転数との間で回転数の高低を比較したときに、他の目標回転数が高いと判定されるような値になっている。一方、入力操作を検知した場合には(ステップS15:YES)、制御部30は、ユーザ指示に基づき、第3マップ情報323を用いて第2目標回転数N2を特定する(ステップS16)。例えば、入力操作部26に対し、浄化機能を相対的に高めるような入力操作、すなわち冷却ファン16の回転数が高くするような入力操作が行われた場合には、第2目標回転数N2を高くする。また、入力操作部26に対し、浄化機能を相対的に低くするような入力操作、すなわち冷却ファン16の回転数が低くするような入力操作が行われた場合には、第2目標回転数N2を低くする。なお、回転数を低くするような入力操作は、例えばユーザが、冷却ファン16の音や排気口14からの排気音等を低減したい場合に行われる。なお、第2目標回転数N2は、最低目標回転数Nmin1,Nmin2以上の値である。
図11は、第3目標回転数N3を特定する処理の手順を示す。制御部30は、塵埃センサ24から塵埃浮遊度を取得する(ステップS18)。また、制御部30は、塵埃浮遊度に基づき、第4マップ情報324を用いて第3目標回転数N3を特定する(ステップS19)。なお、第3目標回転数N3は、最低目標回転数Nmin1,Nmin2以上の値である。
これらの第1目標回転数N1、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3の特定処理は、電池モジュール11の状態の変化が小さい期間内に行われればよく、並行して行われてもよいし、異なるタイミングで行われてもよく、そのタイミングは特に問わない。それらの処理は、それぞれの処理に設定された条件が満たされた場合に実行されてもよい。例えば、第1目標回転数N1の特定処理は、所定間隔、又は車速やエンジン出力が変化したときに行ってもよい。第2目標回転数N2の特定処理は、所定間隔、又は入力操作部26への入力操作を検知した場合に行われてもよい。第3目標回転数N3の特定処理は、所定間隔、又は塵埃センサ24から検知信号を入力した場合に行われてもよい。
図12に示すように、制御部30は、ステップS11~ステップS19で特定した第1目標回転数N1、第2目標回転数N2、及び第3目標回転数N3を用い、第1目標回転数N1が、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3よりも高いか否かを判断する(ステップS20)。第1目標回転数N1が、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3よりも高い場合(ステップS20:YES)、制御部30は、冷却ファン16の目標回転数Nを、第1目標回転数N1に設定する(ステップS21)。第1目標回転数N1を目標回転数Nとする場合の例として、電池温度が高い等、組電池15を急速に冷却すべき状態であると判定された場合がある。又は、車室6の浄化をユーザが要望せず且つ車室6の塵埃浮遊度が低い場合がある。
一方、ステップS20において、第1目標回転数N1が、第2目標回転数N2以下、又は第3目標回転数N3以下である場合(ステップS20:NO)、制御部30は、ユーザの入力操作を検知しているか否かを判断する(ステップS22)。ユーザの入力操作を検知している場合(ステップS22:YES)、目標回転数Nに第2目標回転数N2を設定する(ステップS23)。つまり、ユーザの要望に応じた冷却ファン16の目標回転数が、電池モジュール11の状態に応じた目標回転数よりも高い場合には、ユーザの要望に応じた目標回転数で冷却ファン16を作動させる。
一方、ステップS22において、ユーザの入力操作を検知していないと判断すると(ステップS22:NO)、制御部30は、目標回転数Nに第3目標回転数N3を設定する(ステップS24)。
このように目標回転数Nを決定すると、制御部30は、目標回転数Nでの駆動の指令をファン駆動モータ17に出力する。
また、制御部30は、目標回転数Nに基づき報知を行う。例えば、報知部27がディスプレイである場合、特定した目標回転数Nを「高」、「中」、「低」又は「強」、「中」、「弱」等の段階に変換して、冷却ファン16の作動状態を報知してもよい。また、ユーザが入力操作部26を操作したにもかかわらず、第1目標回転数N1を目標回転数Nとした場合、ディスプレイに電池の冷却を優先していることを表示してもよい。また、冷却ファン16の作動状態を、塵埃浮遊量の度合いと合わせて表示してもよい。
上述した処理手順の作用について説明する。回転数決定処理(ステップS6)にて、目標回転数Nが、ユーザが指定した第2目標回転数N2になるのは、第2目標回転数N2が、電池温度に基づき設定される第1目標回転数N1よりも大きい場合のみである。そのため、冷却ファン16の目標回転数Nが、その時の組電池15にとって必要最低限の回転数である第1目標回転数N1を下回ることがない。よって、ユーザの目標回転数Nの指定が、組電池15に悪影響を与えることがない。
さらに、目標回転数Nとして第2目標回転数N2が設定される場合、組電池15に送られる風量は目標回転数Nとして第1目標回転数N1が設定される場合の風量よりも大きくなり、組電池15の冷却効果はより高められることとなる。第1目標回転数N1は、冷却ファン16の回転に伴う音や排気口14における排気音等の冷却システム5が発生する音のレベルが、ユーザに不快感を与えないようなレベルとなるような回転数に設定されている。しかし、ユーザ自ら指定した目標回転数N(第2目標回転数N2)であれば、冷却ファン16の実回転数が大きくなることにより冷却システム5から発生する音が大きくなってもユーザが不快感を覚えずにすむ。しかも、組電池15をより冷却することができ、ひいては電池の寿命も延ばすことができる。
また、吸気温度が低温であり且つ電池温度が低温であると判断した場合(ステップS2:YES)、吸気温度が高温であり且つ電池温度が適温であると判断した場合(ステップS4:YES)といった例外的な場合には、冷却ファン16を停止するか又は低速回転で作動させる(ステップS5)。このような組電池15の冷却を避けるべき例外的な場合に、電池温度やエンジン出力等に基づき第1目標回転数N1を設定してしまうと、その第1目標回転数N1よりも高い第2目標回転数N2が特定された場合に、ステップS20において目標回転数Nとして第2目標回転数N2が設定されることとなる。その結果、組電池15の冷却を避けるべき状況であっても、大きな風量で空気が組電池15に送られていまい、組電池15に悪影響を与えてしまう。このため、吸気温度及び電池温度が例外的な場合に該当する場合には、回転数決定処理(ステップS6)を行わないことによって、組電池15に悪影響を与えることを防ぐことができる。
上記実施形態の効果について説明する。
(1)組電池15の冷却システム5は、車室内の空気を浄化する機能を備え、ユーザは、入力操作部26への入力操作により冷却ファン16の回転数を調整することができる。このため、車室6の空気の浄化機能を高めたい場合には冷却ファン16の回転数を上昇させることができる。よって、冷却システム5を、ユーザの要望に応じて車室6の快適性を高めることのできるシステムとしても有効に利用することができる。
(2)電池温度を適温にするために必要な風量はその時々の電池温度に応じて異なる一方で、ユーザの要望に応えるために必要な風量はユーザ毎又は車室の環境によって異なる。上記実施形態によれば、冷却ファン16の回転数を制御する要因が複数存在する複雑な状況下において、それぞれの要因に基づく目標回転数を比較することで、優先すべき状況を容易に判断することが可能となる。つまり、目標回転数Nとして、ユーザが指定した第2目標回転数N2が設定されるのは、第2目標回転数N2が第1目標回転数N1よりも高い場合のみであるため、その時の組電池15にとって必要最低限の回転数である第1目標回転数N1を下回ることがなく、組電池15に悪影響を与えることがない。また、ユーザ自ら指定した回転数(第2目標回転数N2)に基づいて冷却ファン16が回転する場合、たとえ高い回転数でも、ユーザが不快感を覚えずにすみ、且つ組電池15をより冷却することができ、ひいては組電池15の寿命も延ばすことができる。
(3)電池温度に基づき第1目標回転数N1が設定されるので、第1目標回転数N1が、入力操作に基づき特定される第2目標回転数N2及び車室内の浮遊物の量に基づき第3目標回転数N3よりも高いか否かの比較により組電池15の冷却を優先させるか否かを判定することができる。
(4)車両1が高速で走行する走行状態では、電池温度が上昇することが予測される。このため、車速が増大した場合に冷却ファン16の回転数を増加させるように第1目標回転数を設定することができる。
(5)エンジン2の出力が低く電動モータ3の出力が高い走行状態では、電池温度が上昇することが予測される。このため、電動モータ3の出力が高い走行状態において冷却ファン16の回転数を増加させるように第1目標回転数を設定することができる。
(6)吸気温度が低く及び電池温度も低い場合には、冷却ファン16を停止又は冷却ファン16を最低目標回転数Nmin1で作動させ、組電池15を冷却しないか又は冷却ファン16から送られる風量を最低限とすることで電池の充放電により電池が適温まで昇温するように促すことができる。
(7)吸気温度が高く及び電池温度が適温である場合には、冷却ファン16を停止又は冷却ファン16を最低目標回転数Nmin2で作動させ、組電池15を高温の空気に接触させないか又は組電池15と高温の空気との接触を極力低減することで、組電池15が適温を維持するようにすることができる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、吸気口13にフィルタ19を設けた。これに加え、排気口14にもフィルタを設けるようにしてもよい。
・電池パック10は後部座席4の下方に設けるようにしたが、その他の位置に設けるようにしてもよい。
・冷却システム5は、冷却ファン16を制御する電池制御装置20を備えるようにした。これに代えて、エンジン2及び電動モータ3の動作モード等を制御するパワーコントロールモジュール又はその他の制御装置等により冷却ファン16を制御してもよい。
・上記実施形態では、電池温度、車速及びエンジン出力に基づいて第1目標回転数N1を決定したが、電池温度、車速及びエンジン出力のうち、一つ又は二つのパラメータに基づいて、第1目標回転数N1を特定するようにしてもよい。これによれば、より簡易的に第1目標回転数N1を特定することができる。また、車両1が電気自動車の場合には、例えば電池温度及び車速のみを用いる等、エンジン出力を用いないで第1目標回転数N1を設定する。
・上記実施形態では、第1目標回転数N1、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3を比較して、目標回転数Nを決定した。これに代えて、第1目標回転数N1及び第2目標回転数N2のみに基づき、目標回転数Nを特定するようにしてもよい。この態様において、第1目標回転数N1が第2目標回転数N2以上である場合には、第1目標回転数N1を目標回転数Nに設定する。第2目標回転数N2が第1目標回転数N1以上である場合には、第2目標回転数N2を目標回転数Nに設定する。
・上記実施形態では、第1目標回転数N1、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3の比較を通じて、目標回転数Nを設定した。これに代えて、電池温度等の電池状態に関するパラメータ、入力操作の有無、車両の走行状態等と目標回転数とを対応付けたマップを用いて、それらのパラメータから直接的に目標回転数Nを設定するようにしてもよい。つまり、この態様においては、第1目標回転数N1、第2目標回転数N2及び第3目標回転数N3を特定せず、マップに基づき目標回転数Nを特定する。
・上記実施形態では、エンジン回転数及びトルクを乗算したエンジン出力を用いて第1目標回転数N1を特定した。第1目標回転数N1を特定するためのパラメータは、これに限らず、エンジン出力に関するものであればよい。例えば、エンジン回転数のみ、又はトルクのみを用いてもよい。また、エンジン出力を用いず、電動モータ3の回転数、トルク等の出力値に関するパラメータを用いて、第1目標回転数N1を特定してもよい。電動モータ3の回転数が高い場合には、電池温度が上昇することが予測されるため、電動モータ3の回転数が高くなるほど、目標回転数を高くするように設定してもよい。第1目標回転数N1の設定に電気モータ3の出力を用いる態様は、電気自動車に適用することが可能である。
・組電池15は、車両以外の移動体(船舶、航空機等)に用いられてもよく、移動体以外の各種の装置に用いられるものであってもよい。
1…車両、2…エンジン、3…電動モータ、4…後部座席、5…冷却システム、6…車室、10…電池パック、11…電池モジュール、12…ケース、13…吸気口、14…排気口、15…電池としての組電池、16…冷却ファン、17…ファン駆動モータ、18…羽根車、19…フィルタ、20…電池制御装置、21…電池温度センサ、22…車速センサ、23…吸気温センサ、24…検出部としての塵埃センサ、25…エンジンECU、26…入力操作部、27…報知部、30…制御部、31…記憶部、32…マップ情報、321…第1マップ情報、322,322A,322B…第2マップ情報、323…第3マップ情報、324…第4マップ情報。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され且つケースに収容された電池を冷却する空冷式の冷却システムであって、
    車室内の空気を前記ケースに形成された吸気口を介して吸入し、前記電池を冷却した空気を排気口から車室に戻す冷却ファンと、
    前記吸気口に設けられ前記ケース内に吸入される空気を浄化するフィルタと、
    前記冷却ファンの回転数の調整をユーザが行うための入力操作部と、
    前記入力操作部への入力操作に応じて前記冷却ファンの回転数を上昇又は低下させる制御装置と、を備え
    前記制御装置が、
    電池温度を取得し、当該電池温度に基づき第1目標回転数を特定し、
    前記入力操作部の入力操作に基づき第2目標回転数を特定し、
    前記第1目標回転数が、前記第2目標回転数よりも高い場合に、前記第1目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力し、前記第2目標回転数が前記第1目標回転数よりも高い場合に、前記第2目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力する
    冷却システム。
  2. 前記車室内を浮遊する浮遊物の量について検出する検出部をさらに備え、
    前記制御装置が、
    前記検出部の検出結果に基づき第3目標回転数をさらに特定し、
    前記第1目標回転数が、前記第2目標回転数及び前記第3目標回転数よりも高い場合に前記第1目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力し、前記第2目標回転数又は前記第3目標回転数が前記第1目標回転数よりも高い場合に、その目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力する
    請求項に記載の冷却システム。
  3. 前記制御装置は、前記電池温度及び車速に基づき前記第1目標回転数を特定する
    請求項又はに記載の冷却システム。
  4. 前記冷却システムは、エンジン及び電動モータを駆動源とするハイブリッド車両に搭載され、
    前記制御装置は、前記電池温度と、前記エンジンの出力又は前記電動モータの出力とに応じて前記第1目標回転数を特定する
    請求項又はに記載の冷却システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記ケース内に吸入される吸気温度が予め定められた低温範囲内であり、且つ電池温度が予め定められた低温範囲内である場合に、前記冷却ファンの回転を停止又は前記冷却ファンを低回転数で作動させる
    請求項のいずれか1項に記載の冷却システム。
  6. 車両に搭載され且つケースに収容された電池を冷却する空冷式の冷却システムの制御方法であって、
    前記冷却システムは、
    車室内の空気を前記ケースに形成された吸気口を介して吸入し、前記電池を冷却した空気を排気口から車室に戻す冷却ファンと、
    前記吸気口に設けられ前記ケース内に吸入される空気を浄化するフィルタと、
    前記冷却ファンの回転数の調整をユーザが行うための入力操作部と、
    前記冷却ファンを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    前記入力操作部への入力操作に応じて前記冷却ファンの回転数を上昇又は低下させるとともに、
    電池温度を取得し、当該電池温度に基づき第1目標回転数を特定し、
    前記入力操作部の入力操作に基づき第2目標回転数を特定し、
    前記第1目標回転数が、前記第2目標回転数よりも高い場合に、前記第1目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力し、前記第2目標回転数が前記第1目標回転数よりも高い場合に、前記第2目標回転数での回転指令を前記冷却ファンに出力する
    冷却システムの制御方法。
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