JP2001291532A - バッテリ温度制御装置 - Google Patents

バッテリ温度制御装置

Info

Publication number
JP2001291532A
JP2001291532A JP2000106665A JP2000106665A JP2001291532A JP 2001291532 A JP2001291532 A JP 2001291532A JP 2000106665 A JP2000106665 A JP 2000106665A JP 2000106665 A JP2000106665 A JP 2000106665A JP 2001291532 A JP2001291532 A JP 2001291532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
battery
outside
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000106665A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tsunoda
隆 角田
Mototatsu Isaji
元達 伊佐治
Shizuo Ishikawa
静夫 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000106665A priority Critical patent/JP2001291532A/ja
Publication of JP2001291532A publication Critical patent/JP2001291532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車室内の快適性に影響を与えることなく、バッ
テリ設置環境の温度制御を可能にしてバッテリの各種性
能を確保するバッテリ温度制御装置を得ること。 【解決手段】車外の空気若しくは空調装置が設けられた
車室内の空気を導入することによってバッテリ集合体B
が収納されるバッテリケース内の温度を制御するバッテ
リ温度制御装置は、空調装置が内気循環モードにおい
て、空調負荷が大、空調負荷が小でかつバッテリ温度TB
が標準温度範囲内(Tlwr≦TB≦Tupr)、空調負荷が小で
かつバッテリ温度TBがバッテリ上限温度Temgよりも高
い、空調負荷が小でかつバッテリ温度TBが標準温度範囲
内(Tlwr≦TB≦Tupr)よりも低い、のいずれかであると
きはバッテリケース10内に外気を導入し、空調負荷が
小でかつバッテリ温度TBがバッテリ上限温度Temg以下で
標準温度範囲(Tlwr≦TB≦Tupr)よりも高いときは、車
内温Tincと外気温Tambのいずれか低い方の空気をバッテ
リケース10内に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ温度制御
装置に関し、特に車室内が空調装置によって空調される
車両に設けられたバッテリを冷却してバッテリの温度を
制御するバッテリ温度制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、電動モータの駆動力によって走行す
る電気自動車や、電動モータとガソリンエンジン等の内
燃機関を組み合わせた、いわゆるハイブリット車(本明
細書においては、電気自動車及びハイブリット車を総称
して電気自動車という)が実用化されている。電気自動
車は、電動モータを駆動するためのバッテリを搭載して
おり、バッテリから供給される電力によって電動モータ
を駆動して走行する。
【0003】電気自動車に搭載されるバッテリは、外部
より受け入れた電気エネルギを化学エネルギとして蓄え
る充電、及び必要に応じて蓄えられた化学エネルギを電
気エネルギに再び変換して放出する放電が繰り返される
ものである。
【0004】従って、その作用が電気化学的であるため
温度などの影響を受けやすく、バッテリ温度が高すぎる
とバッテリの容量が減少するなどのバッテリ寿命の低下
や充電不良を招くことになる。
【0005】このため、従来より電気自動車に用いられ
るバッテリを冷却して最適温度に調整するバッテリ温度
調整装置が種々提案されている。特開平10−3067
22号公報には、電気自動車のバッテリ温度調整装置が
示されている。図9は、前記公報に示されたバッテリ温
度調整装置の概略図である。
【0006】バッテリ温度調整装置101は、図9に示
すように、バッテリ102を内部に収納したバッテリケ
ース103と、バッテリケース103と車室内を連通す
る吸気通路104と、吸気通路104途中に設けられ車
室内の空気をバッテリケース103内に供給する冷却フ
ァン105と、バッテリ冷却後の空気を車外に排出する
排出通路106と、バッテリ冷却後の空気を再び車室内
に案内する循環通路107と、排出通路106と循環通
路107を切り換える切換手段108を有し、バッテリ
102の温度状態に基づいて車室内で空調に利用した空
気をバッテリケース103に導入することによりバッテ
リ102を冷却し、バッテリ温度を調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−30
6722号公報によると、空調された車室内の空気によ
りバッテリケース103内のバッテリ102を冷却する
ことから熱利用効率の向上が得られる。
【0008】しかしながら、吸気通路104が車室内に
開口するため、例えば夏季等の環境温度が高い状況で空
調装置が停止されて車室内が高温となった場合に、バッ
テリ102の冷却が困難な状況となる。
【0009】また、空調された車室内の環境温度は、一
般に25℃程度であるため、例えば冬季等において高負
荷走行によりバッテリ102の温度が上昇し、そのバッ
テリ102を強力かつ迅速に冷却しようとする際に、車
室内の空気が既に加温されているためバッテリ102の
冷却効率が低く、車室内からバッテリケース103内へ
の送風量の増加が要求される。
【0010】また、冷却ファン105は、車室内に連通
する吸気通路104内に設けられているため、送風量の
増大に伴い冷却ファン105による車室内騒音の増大が
懸念されると共に、車室内の温度を維持するためには空
調装置の負荷増加を誘発する要因となる。
【0011】更に、近年の気密性が高い車両において、
車室内から空気を迅速かつ大量にバッテリケース103
内に送風するためには、車室用の空調装置(図示せず)
の空調モードを外気導入モードにする必要が生じ、例え
ば車外と車室内の気温差が大きいときに車室内に大量の
外気が導入され車室内空気が排気通路から車外に排出さ
れると、車室内の快適性が損なわれることになる。
【0012】また、車外の空気は車室内を通過してから
バッテリケース103内に導入されるため、例えば外気
に埃や臭気が含まれる場合には、車室内の快適性が損な
われることになる。
【0013】そして、吸気通路104にシャッタがなく
車室内とバッテリケース103内とが常に連通状態とさ
れることから、冷却ファン105の停止時にバッテリ1
02に異常が生じてガスが発生した場合に、吸気通路1
04を逆流したガスが車室内に進入することが懸念され
る。
【0014】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、車室内の快適性に影響を与えることなく、バッ
テリ設置環境の温度制御を可能にしてバッテリの各種性
能を確保して車両の性能向上が確保される電気自動車の
バッテリ温度制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明によるバッテリ温度制御装置
は、空調装置を備えた車両に搭載されたバッテリの温度
を制御するバッテリ温度制御装置において、バッテリを
収納するバッテリケースと、バッテリケース内に車室内
の空気を導入する車内吸気通路と外気を導入する車外吸
気通路を有する吸気通路と、車外吸気通路を閉塞する内
気導入位置と車室内吸気通路を閉塞する外気導入位置と
に切換動作するエアダンパと、バッテリケース内の空気
を車外に排出する排気通路と、車室内の温度を検出する
車内温センサと、外気の温度を検出する車外温センサ
と、バッテリの温度を検出するバッテリ温度センサと、
空調装置を制御する制御手段からの信号に基づいて空調
装置の空調負荷の大小を判断する空調負荷判断手段と、
空調装置の空調モードが外気導入モードであるか内気循
環モードであるかを検出する空調モード検出手段と、エ
アダンパを切換制御するエアダンパ制御手段とを有す
る。
【0016】そして、エアダンパ制御手段が、空調装置
の空調モードが内気循環モードの場合に、空調負荷が
大、空調負荷が小でかつバッテリ温度が標準温度範囲
内、空調負荷が小でかつバッテリ温度がバッテリ上限温
度よりも高い、空調負荷が小でかつバッテリ温度が標準
温度範囲よりも低い、のいずれかであるときは、エアダ
ンパを外気導入位置に切換制御する。
【0017】また、空調負荷が小でかつバッテリ温度が
バッテリ上限温度以下で標準温度範囲よりも高いとき
は、車内温と外気温のいずれか低い方の空気がバッテリ
ケース内に導入されるようにエアダンパを外気導入位置
又は内気導入位置に切換制御する。
【0018】請求項1の発明は、エアダンパ制御手段
が、空調装置の空調モードが内気循環モードの場合に、
空調負荷が大、空調負荷が小でかつバッテリ温度が標準
温度範囲内、空調負荷が小でかつバッテリ温度がバッテ
リ上限温度よりも高い、空調負荷が小でかつバッテリ温
度が標準温度範囲よりも低い、のいずれかであるとき
は、エアダンパが外気導入位置に切換制御されるため、
バッテリケースには外気が導入され、外気によるバッテ
リ冷却が行われる。
【0019】空調装置の空調モードが内気循環モードで
空調負荷が大のときは、車室内と車外との気温差が大き
いと予想され、車室内とバッテリケースが連結されて車
室内の空気がバッテリケースを介して車外に排出される
と、空調装置の負荷増大や、車室内の快適性を損なうお
それがある。
【0020】また、空調負荷が小でかつバッテリ温度が
標準温度範囲内のとき、或いは空調負荷が小でかつバッ
テリ温度が標準温度範囲よりも低いときは、車室内の空
調された空気をバッテリケース内に積極的に供給してバ
ッテリ温度を低下させる必要性が少ない。
【0021】更に、空調負荷が小でかつバッテリ温度が
バッテリ上限温度よりも高いときは、バッテリ異常によ
りバッテリから発生したガスが車内吸気通路を逆流して
車室内に流入するおそれがある。
【0022】従って、上記条件に該当するときは、エア
ダンパを外気導入位置に切換制御して、車内吸気通路を
閉塞し、バッテリケース内に外気を導入することによっ
て、バッテリ冷却を行い、空調装置の負荷増大を防止
し、車室内環境の維持を図る。
【0023】また、エアダンパ制御手段は、空調負荷が
小でかつバッテリ温度がバッテリ上限温度以下で標準温
度範囲よりも高いときは、車内温と外気温のいずれか低
い方の空気がバッテリケース内に導入されるようにエア
ダンパを外気導入位置又は内気導入位置に切換制御す
る。これにより、バッテリケース内により低い温度の方
の空気を導入してバッテリ冷却を行い、バッテリ温度を
速やかに低下させることができる。
【0024】請求項2に記載の発明によるバッテリ温度
制御装置は、エアダンパ制御手段が、空調装置の空調モ
ードが外気導入モードの場合に、バッテリ温度がバッテ
リ上限温度よりも高いときは、エアダンパを外気導入位
置に切換制御する。
【0025】また、バッテリ温度が標準温度範囲内にあ
るとき、又は標準温度範囲よりも低いときは、エアダン
パを内気導入位置に切換制御する。
【0026】更に、バッテリ温度がバッテリ上限温度以
下で標準温度範囲よりも高いときは、車室内の空気と外
気のいずれか低い温度の方がバッテリケース内に導入さ
れるようにエアダンパを外気導入位置又は内気導入位置
に切換制御することを特徴とする。
【0027】請求項2の発明は、エアダンパ制御手段
が、空調装置の空調モードが外気導入モードの場合に、
バッテリ温度がバッテリ上限温度よりも高いときは、エ
アダンパを外気導入位置に切換制御して車内吸気通路を
閉塞することにより、バッテリケース内に外気を導入し
てバッテリ冷却を行い、バッテリ異常によりガスがバッ
テリケース内に生じた場合に、バッテリケース内から車
内吸気通路を逆流して車室内に流入することを防止す
る。
【0028】また、バッテリ温度が標準温度範囲内にあ
るとき、又は標準温度範囲よりも低いときは、エアダン
パを内気導入位置に切換制御することによって、車室内
の空気を車内吸気通路を介してバッテリケースに積極的
に導入させ、排気通路から車外に排出させ、バッテリ冷
却を行う。
【0029】かかる状況においては、空調装置によって
車外から車室内に導入された空気をバッテリケース内を
通気して車外に排出するので、空調装置の負荷を増大さ
せず、また車室内環境に影響を与えるおそれもなく、バ
ッテリ冷却を行うことができる。
【0030】更に、バッテリ温度がバッテリ上限温度以
下で標準温度範囲よりも高いときは、車室内の空気と外
気のいずれか低い温度の方がバッテリケース内に導入さ
れるようにエアダンパを外気導入位置又は内気導入位置
に切換制御する。これにより、バッテリケース内により
低い温度の方の空気を導入してバッテリ冷却を行い、バ
ッテリ温度を速やかに低下させることができる。
【0031】請求項3に記載の発明によるバッテリ温度
制御装置は、エアダンパ制御手段が、空調装置の空調モ
ードが外気導入モードの場合に、バッテリ温度が前記標
準温度範囲内にあるときは、エアダンパを外気導入位置
と内気導入位置との間の中間位置に切換制御し、内気導
入通路と外気導入通路の流路開口面積の比率を調整する
ことを特徴とする。
【0032】請求項3の発明によれば、エアダンパ制御
手段は、吸気切換手段により内気導入通路と外気導入通
路の流路開口面積を調整して車室内から流入される空気
と外気とを混合し吸入空気の吸気温をバッテリの冷却に
最適な温度に制御する。
【0033】空調装置の空調モードが外気導入モードの
場合に、バッテリ温が標準温度範囲内にあるときは、車
室内の空気をバッテリケースを介して車外に排出しても
空調装置の負荷は増大せず、車室内環境に影響を与える
おそれもなく、更に外気温の方が車内温よりも低温であ
る場合には車室内から流入される空気と外気とを混合す
ることによって、吸入空気の温度を上昇させてバッテリ
の冷却に適した吸気温とすることができる。
【0034】請求項4に記載の発明によるバッテリ温度
制御装置は、バッテリケース内の空気を排気通路から車
外に排出するブロワファンと、吸気温とバッテリ温度に
基づいてブロワファンの風量を制御するブロワファン制
御手段とを有することを特徴とする。
【0035】請求項4の発明によれば、ブロワファン制
御手段は、吸気温とバッテリ温度に基づいてブロワファ
ンの風量を制御するため、ブロワファンを駆動するため
の電気負荷を低減することができる。
【0036】例えば、吸気温とバッテリ温度の両方が低
い場合にはバッテリを冷却する必要性が少ないため、ブ
ロワファンの風量を低下させ、電気負荷を低減すること
ができる。
【0037】また、ブロワファンの風量低下によってブ
ロワファンの駆動により生ずる騒音も抑制することがで
きる。特に、外気導入位置の場合には吸気切換手段によ
って車室内との間が閉鎖されるため、駆動音の車室内へ
の侵入を抑制することができ、車室内の静寂性を向上さ
せることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。図1は、本実施の形態におけ
るバッテリ温度制御装置を概略的に示す図である。図中
符号10は、図示していない車体の中央部乃至後部に配
設されて複数のバッテリセルからなるバッテリ集合体B
を収容するバッテリケースである。
【0039】バッテリケース10は、遮熱材料によって
形成されたボックス形状をなし、バッテリケース10の
バッテリ集合体より上流側にはバッテリケース10内に
外気或いは車室内の空気を導入する吸気通路11が設け
られる一方、バッテリケースのバッテリ集合体より下流
側にはバッテリケース10内の空気を車外に導く排気通
路15が設けられている。
【0040】吸気通路11は、主吸気通路12と、車外
吸気通路13と、車内吸気通路14を有し、主吸気通路
12の下流端はバッテリケース10のバッテリ集合体B
より上流側に接続されている。
【0041】主吸気通路12の上流端は、車外吸気通路
13と車内吸気通路14に分岐しており、車外吸気通路
13の外気吸気口13aは、例えばフレームを有する車
体ではサイドフレーム、モノコックの車体ではサイドシ
ルなどの閉断面形状の車体部材(図示せず)を介して車
両走行に伴う走行風による正圧発生部位でかつ走行時に
塵埃や雨水等の影響が比較的少ない例えば車体前部に開
口し、車内吸気通路14の内気吸気口14aは、車室内
に開口している。
【0042】一方、排気通路15の上流端はバッテリケ
ース10のバッテリ集合体Bより下流側に接続されてお
り、排気通路15の下流端である車外排気口15aは、
車両走行に伴う走行風による負圧発生部位、例えば車体
後部において車外に開放されている。
【0043】また、排気通路15の途中には、バッテリ
ケース10内の空気を排出するブロワファン16が設け
られている。ブロワファン16は、供給電圧に応じて回
転数が変更されるブロワファンモータ17によって回転
駆動され、回転数の上昇に応じてその送風量が増大され
る。ブロワファン16を排気通路15の途中に設けたこ
とによって、内気吸気口14aとの距離を離すことがで
き、回転駆動による騒音の車室内への侵入を防止し、車
室内の静寂性を確保することができる。
【0044】また、吸気通路11の車外吸気通路13と
車内吸気通路14との分岐部18には、車外吸気通路1
3又は車内吸気通路14のいずれか一方を選択的に閉塞
可能であると共に、車外吸気通路13と車内吸気通路1
4の両方を開放する中間位置に位置して両通路の開口面
積の比率を変更可能なエアダンパ21が配設されてい
る。
【0045】エアダンパ21は、車外吸気通路13と車
内吸気通路14との分岐部18に支軸19によって揺動
可能に支持されており、エアダンパ21にはアクチュエ
ータ22が設けられている。
【0046】アクチュエータ22は、エアダンパ21を
揺動させ、その停止位置を制御可能な、例えばステップ
モータ等により構成されており、エアダンパ21を車外
吸気通路を閉塞して車内吸気通路を開放する内気導入位
置Nと車内吸気通路を閉塞して車外吸気通路を開放する
外気導入位置Gとの間で自在に移動させ、停止させる切
換動作を行う。
【0047】アクチュエータ22によりエアダンパ21
が外気導入位置Gに切り換えられることによって、車外
吸気通路13から外気が導入されて主吸気通路12を介
してバッテリケース10内に供給され、バッテリ集合体
Bの各バッテリセル間を通気してバッテリケース10か
ら排気通路15を介して車外排気口15aより車外に排
出される通気経路が形成される。
【0048】また、エアダンパ21が内気導入位置Nに
切り換えられることによって、車内吸気通路14から車
室内の空気が導入されて主吸気通路12を介してバッテ
リケース10内に供給され、バッテリ集合体Bの各バッ
テリセル間を通気してバッテリケース10から排気通路
15を介して車外排気口15aより車外に排出される通
気経路が形成される。
【0049】一方、図示していない車室内の前部には、
車室内の空調を行う空調装置、いわゆるエアコンが設け
られている。エアコンは、車内温を設定温度に自動調整
するオートエアコンであり、エアコン制御部によって制
御される。
【0050】エアコン制御部には操作パネルが接続され
ており、乗員が操作パネルを操作することにより、エア
コンの運転条件が設定される。例えば、操作パネルのス
イッチ操作によって、車室内の設定温度、空調モード
(外気導入モードか内気循環モードか)、空調ブロワの
吹き出し風量等の設定をすることができる。
【0051】図2は、バッテリ温度制御装置の制御回路
の概要を示す制御ブロック図である。図中符号30は、
マイクロコンピュータを備え各センサから入力した検出
信号に基づいてアクチュエータ22やブロワファンモー
タ17を制御する電子制御装置(以下、バッテリ温度E
CUという)である。
【0052】バッテリ温度ECU30は、入力側にバッ
テリ集合体Bの温度を検出するバッテリ温度センサ3
1、吸気通路内を通過する吸入空気の温度(以下、吸気
温)を検出する吸気温センサ32、エアダンパ21の位
置を検出するダンパポジションセンサ33、バッテリ集
合体Bからのガスの放出を検出するバッテリ異常検出セ
ンサ34、イグニッションスイッチセンサ35が接続さ
れており、出力側にはアクチュエータ22とブロワファ
ンモータ17が接続されている。
【0053】また、バッテリ温度ECU30は、エアコ
ンを制御する電子制御装置(以下、エアコンECUとい
う)40と接続されており、空調情報を入力すると共に
エアコンの制御を指示する信号を出力することができ
る。
【0054】エアコンECU40には、車外の外気温度
を検出する外気温センサ41、車室内の温度を検出する
車内温センサ42、日射量を検出する日射量センサ4
3、空調装置の空調モードが外気を導入する外気導入モ
ードか内気を循環する内気循環モードかを判断する空調
モード検出手段44、エアコンの吹き出し風量設定値を
検出するエアコン風量センサ45が接続されている。
【0055】エアコンECU40内では、これらセンサ
の検出信号に基づいて空調負荷判断値Taoが求められ
る。空調負荷判断値Taoは、具体的には以下の式によ
って算出される。
【0056】 Tao=K1・Tset-K2・Tinc−K3・Tamb−K4・Tsun+C … (但し、Tset:設定温度、Tinc:車内温、Tamb:外気
温、Tsun:日射量 K1,K2,K3,K4,Cは、定数) 上記式によれば、空調負荷判断値Taoは、各センサの
検出値にゲインKを乗じて加算することによって求めら
れる。このようにして求められた空調負荷判断値Tao
は、エアコンECU40によってエアコンの吹き出し風
温や風量の制御に用いられると共に、空調情報の一つと
して各センサの検出値と共にバッテリ温度ECU30に
出力され、バッテリ温度ECU30によってアクチュエ
ータ22とブロワーファンモータ17の制御に用いられ
る。
【0057】次に、上記構成を有するバッテリ温度制御
装置の作動について図3乃至図8に基づいて説明する。
図3は、バッテリ温度ECU30にて実行されるメイン
プログラムを示すフローチャートである。最初にステッ
プS1でダンパ制御処理が実行されて吸入空気の吸気温
が制御され、次に、ステップS2でブロワ制御処理が実
行されてブロワファン16がバッテリ冷却性能を維持で
きる範囲内で可能な限り低回転に制御される。
【0058】図4は、図3のステップS1で実行される
ダンパ制御処理方法を示すフローチャートである。まず
ステップS3では、イグニッションスイッチセンサ35
からの入力信号に基づいてイグニッションスイッチのO
N・OFFが判断される。
【0059】ここで、イグニッションスイッチOFFと
判断されたとき(Yes)は、ステップS9に移行し、
ステップS9では、エアダンパ21が外気導入位置Gに
切換制御される。
【0060】これにより、バッテリケース10は、上流
が車外吸気通路13に連通され、下流が排気通路15に
連通された状態となり、バッテリケース10内の熱気を
放出するための熱気抜き通路が確保される。
【0061】従って、夏季等の走行後に車室内が高温に
至る状況下であってもバッテリケース10内の熱気を車
外に放出することができ、バッテリ集合体Bを熱から保
護することができる。
【0062】また、エアダンパ21によって車内吸気通
路14が閉鎖されるため、イグニッションOFF後にバ
ッテリ異常によりバッテリ集合体Bのバッテリセルから
発生したガスが車内吸気通路14を逆流して車室内に流
入することが防止され、ガスによる車室内環境の悪化が
防止される。
【0063】ステップS3でイグニッションスイッチO
Nである(No)と判断されたときは、ステップS4に
移行し、ステップS4でブロワファン16が正常に作動
するか否かが判断される。ここで、ブロワファン16が
正常に作動しない(No)と判断されたときは、かかる
非常事態に対応すべくステップS8に移行する。
【0064】ステップS8では、エアダンパ21を内気
導入位置Nに切り換える制御が行われる。これにより、
車内吸気通路14から主吸気通路12、バッテリケース
10、排気通路15に至る通気通路が形成される。
【0065】そして、バッテリ温度ECU30からエア
コンECU40に対して、空調装置の空調モードを外気
導入モードとし空調ブロワの吹き出し風量を最大とする
指示信号が出力される。
【0066】かかる指示信号を入力したエアコンECU
40によって、空調装置の空調モードが外気導入モード
とされ、エアコンの吹き出し風量が最大に制御される
と、空調装置によって車外から車室内に大量に空気が導
入されるとともに、車室内の空気が車内吸気通路14を
介してバッテリケース10内に強制的に導入され、排気
通路15から車外に排出される。従って、バッテリケー
ス10内のバッテリ集合体Bを冷却することができ、ブ
ロワファン異常時におけるバッテリ集合体Bの冷却不足
を回避することができる。
【0067】ステップS4でブロワファン16の作動が
正常である(Yes)と判断された場合、車室内環境の
快適性を損なうことなくバッテリ集合体Bの温度制御を
行うべくステップS5以降に移行する。
【0068】ステップS5では、空調装置の空調モード
が外気導入モードであるか内気循環モードであるかが空
調モード検出手段44によって検知され、内気循環モー
ドである(Yes)場合はステップS6に移行し、外気
導入モードである(No)場合はステップS7に移行す
る。
【0069】図5は、図4のステップS6において行わ
れる制御処理Iを説明するフローチャートであり、図6
は、図4のステップS7において行われる制御処理IIを
説明するフローチャートである。
【0070】最初に図5を用いて図4のステップS6の
制御処理Iについて説明する。ステップS11では、バ
ッテリECU30による空調情報の読み込みが行われ、
ステップS12では、空調情報の空調負荷判断値Taoに
基づいてエアコンの空調負荷の大小が判断される(請求
項1の空調負荷判断手段に対応)。
【0071】図8は、空調負荷判断値Taoとエアコンの
吹き出し風温及び風量の特性図である。空調負荷判断値
Taoが0付近の時は設定温度Tsetに対して偏差が最も小
さいため、エアコンの空調負荷は最も小さくなり、ま
た、空調負荷判断値Taoが図中でプラス側又はマイナス
側に移行すると設定温度Tsetに対する偏差が大きくなる
ため、プラス側では高温側に空調負荷が増加し(吹き出
し風温はCool側になる)、マイナス側では低温側に空調
負荷が増加する(吹き出し風温はHot側になる)。
【0072】ここで、空調負荷判断値Taoが、プラス側
とマイナス側にそれぞれ設けられたプラス側閾値α或い
はマイナス側閾値βを越える場合(Tao≧α或いはTao≦
β)は空調負荷大と判断され、プラス側閾値αとマイナ
ス側閾値βとの間にある場合(α>Tao>β)は空調負
荷小と判断される。
【0073】ステップS12で空調負荷小ではない(N
o)と判断された場合、即ち空調負荷が大である場合
は、車室内と車外との気温差が大きく、車室内の空気が
バッテリ温度制御装置を介して車外に排出されると、空
調装置の負荷増大や、車室内の快適性を損なうおそれが
あるため、これを防止すべくステップS15に移行す
る。ステップS15では、エアダンパ21が外気導入位
置Gに切換制御される。
【0074】エアダンパ21が外気導入位置Gに切換制
御されると、車外吸気通路13から主吸気通路12、バ
ッテリケース10、排気通路15に至る通気通路が形成
され、外気を取り入れる車外吸気通路13の外気吸気口
13aが車体部材を介して走行風による正圧発生部位に
開口し、かつ排気通路15の車外排気口15aが走行風
による負圧発生部位に開口することから、走行に伴って
外気が外気吸気口13aから車外吸気通路13に積極的
に導入される一方、排気通路15の車外排気口15aか
らバッテリケース10内の空気が積極的に排出される。
【0075】従って、バッテリケース10内に外気を通
気させてバッテリ集合体Bを冷却し、バッテリ設置環境
であるバッテリケース10内の温度を制御することがで
きる。また、エアダンパ21により車内吸気通路14が
閉鎖され、車室内の空気の排出が防止されるため、車室
内の空気の排出に起因した空調負荷の増大を防止するこ
とができると共に、空調された車室内に影響を及ぼすこ
とが未然に回避されて車室内の居住環境を維持すること
ができる。
【0076】一方、ステップS12で空調負荷小である
(Yes)と判断された場合は、ステップS13に移行
し、ステップS13ではバッテリ温度センサ31により
検出されたバッテリ温度TBの読み込みが行われる。
【0077】そして、バッテリ温度TBを予め設定された
温度と比較すべくステップS14に移行する。尚、以下
に登場するバッテリ上限温度Temgと標準上限温度Tuprと
標準下限温度Tlwrは、バッテリ上限温度Temgが最も温度
が高く、次に標準上限温度Tuprであり、標準下限温度Tl
wrが最も温度が低くなるようにバッテリECU30内に
予め設定されている(Temg>Tupr>Tlwr)。
【0078】ステップS14では、ステップS13で読
み込んだバッテリ温度TBが予め設定されている標準上限
温度Tuprよりも高温でかつバッテリ上限温度Temg以下
(Temg≧TB>Tupr)であるか否かが判断され、バッテリ
温度TBが上記温度範囲外であるとき(No)はステップ
S15に移行する。
【0079】ステップS15では上述のようにエアダン
パ21を外気導入位置Gに切り換える制御が行われる。
従って、外気によりバッテリ集合体Bを冷却して、バッ
テリ設置環境であるバッテリケース10内の温度を制御
し、空調負荷の増大防止、及び車室内の居住環境維持を
図ることができる。
【0080】特に、バッテリ温度TBがバッテリ上限温
度Temgよりも高温である(TB>Temg)場合は、バッテリ
異常によりガスの発生が懸念されるが、エアダンパ21
により車内吸気通路14が閉鎖され、車室内とバッテリ
ケース10内との連通が完全に遮断されることから、バ
ッテリケース10内から車室内へのガスの侵入を防止す
ることができる。
【0081】エアダンパ21の外気導入位置Gへの切換
制御は、バッテリ温度TBがバッテリ上限温度Temg以下と
なり、バッテリ異常検出センサ34がバッテリケース1
0内のガスを検出しているときはガスが検出されなくな
るまで継続される。
【0082】また、バッテリ温度TBが標準上限温度Tu
prと標準下限温度Tlwrの範囲内(以下、標準温度範囲と
いう)にある場合(Tlwr≦TB≦Tupr)は、バッテリ温度
TBは適切な状態に保たれており、また、標準下限より
も低温である場合(TB<Tlwr)は、バッテリケース10
内に車室内の空気を積極的に導入してバッテリ集合体B
を冷却する必要性が少ない。
【0083】従って、ステップS15によりエアダンパ
21を外気導入位置Gに切換制御してバッテリケース1
0内に外気を導入することによって、車室内の空気の車
室外への排出を防止し、空調された車室内への影響を回
避し、車室内の居住環境を維持することができる。
【0084】ステップS14で、バッテリ温度TBが標準
上限温度Tuprよりも高温でかつバッテリ上限温度Temg以
下(Temg≧TB>Tupr)である(Yes)と判断された場
合、車室内の空気と外気のいずれか低い温度の方をバッ
テリケース10内に導入すべくステップS16に移行す
る。
【0085】ステップS16では、ステップS11で読
み込んだ空調情報に含まれる車内温Tincと外気温Tambと
が比較され、より低い方の空気がバッテリケース10内
に導入されるようにエアダンパ21が外気導入位置G若
しくは内気導入位置Nのいずれか一方に切り換えられる
切換制御が行われる。
【0086】これにより、より低い温度を有する空気を
バッテリケース10内に導入することができ、速やかに
バッテリ温度TBを低下させることができる。ステップS
15若しくはステップS16でエアダンパ21を切換制
御した後、本ルーチンを抜ける(リターン)。
【0087】次に、図6を用いて図4のステップS7の
制御処理IIについて説明する。ステップS21では、バ
ッテリECU30による空調情報の読み込みが行われ、
ステップS22では、バッテリ温度TBが読み込まれ、こ
れらに基づいてエアダンパ21の位置を制御すべくステ
ップS23以降に移行する。
【0088】ステップS23では、バッテリ温度TBがバ
ッテリ上限温度Temgよりも高温であるか否かが判断さ
れ、バッテリ上限温度Temg以上である(Yes)と判断
された場合は、バッテリ異常によりガスの発生が懸念さ
れるため、ガスが主吸気通路12と車内吸気通路14を
逆流して車室内に侵入することを防止すべく、ステップ
S27へ移行する。
【0089】ステップS27では、エアダンパ21が外
気導入位置Gに切換制御される。これにより、車内吸気
通路14は閉鎖され、バッテリケース10内でバッテリ
異常によってガスが発生した場合に車室内への侵入を防
止することができる。従って、車室内への影響を回避
し、車室内の居住環境を維持することができる。そし
て、本ルーチンを抜ける(リターン)。
【0090】ステップS23でバッテリ温度TBがバッテ
リ上限温度Temgよりも高温ではない(No)、即ちバッ
テリ上限温度Temg以下であると判断された場合は、ステ
ップS24に移行し、ステップS24でバッテリ温度TB
が標準上限温度Tuprよりも高温でかつバッテリ上限温度
Temg以下(Temg≧TB>Tupr)であるか否かが判断され
る。
【0091】ステップS24でバッテリ温度TBが標準上
限温度Tuprよりも高温でかつバッテリ上限温度Temg以下
(Temg≧TB>Tupr)である(Yes)と判断された場合
は、速やかにバッテリ温度TBを低下させるべくステップ
S28に移行する。
【0092】ステップS28では、ステップS21で読
み込んだ空調情報に含まれる車内温Tincと外気温Tambと
の比較がなされ、車室内の空気か外気のいずれか低い温
度の方をバッテリケース内に導入するようにエアダンパ
21を外気導入位置G若しくは内気導入位置Nに切り換
える制御が行われる。これにより、より低い温度を有す
る空気をバッテリケース10内に導入することができ、
バッテリ集合体Bを迅速に冷却し、バッテリ温度TBを速
やかに低下させることができる。そして、本ルーチンを
抜ける(リターン)。
【0093】ステップS24でバッテリ温度TBが標準上
限温度Tuprよりも高温でかつバッテリ上限温度Temg以下
(Temg≧TB>Tupr)でない(No)、即ち標準上限温度
Tupr以下であると判断された場合は、ステップS25に
移行し、バッテリ温度TBが標準温度範囲よりも低温であ
る(TB<Tlwr)か否かが判断される。
【0094】ステップS25でバッテリ温度TBが標準下
限温度Tlwrよりも低温(TB<Tlwr)である(Yes)と
判断された場合は、空調装置の空調モードが外気導入モ
ードであるため、エアダンパ21を内気導入位置Nに切
換制御しても車室内環境に対する影響は少なく、空調装
置の空調負荷も増大させることもないことから、バッテ
リケース10内に車室内の空調された空気によってバッ
テリ集合体Bを冷却すべく、ステップS29に移行す
る。
【0095】ステップS29では、エアダンパ21が内
気導入位置Nに切換制御され、車内吸気通路14から主
吸気通路12、バッテリケース10、排気通路15に至
る通気通路が形成される。
【0096】従って、外気導入モードにより、車室内の
空気は車内吸気口14aから車内吸気通路14に積極的
に導入されるとともに、車外排気口15aからはバッテ
リケース10内の空気が積極的に排出され、バッテリケ
ース10内を通気させることができ、車室内の空調され
た空気によってバッテリ集合体Bを冷却することができ
る。そして、本ルーチンを抜ける(リターン)。
【0097】ステップS25でバッテリ温度TBが標準下
限温度Tlwrよりも低温(TB<Tlwr)ではない(Ye
s)、即ち標準温度範囲内(Tlwr≦TB≦Tupr)にあると
判断された場合は、任意のバッテリ最適温度Tiにバッテ
リ温度TBを調整すべく、ステップS26に移行する。
【0098】ステップS26では、ステップS21で読
み込んだ空調負荷情報の車内温Tincと外気温Tambに基づ
いてエアダンパ21を中間位置に切り換える切換制御が
行われる。これにより、例えばエアダンパ21は内気導
入位置Nと外気導入位置Gの中間位置に制御され、車室
内の空気と車外の空気を分岐部18で混合することによ
って、吸入空気の吸気温を任意温度に調整することがで
きる。
【0099】従って、例えば外気の方が車室内の空気よ
りも低温である場合には、空調された車室内の空気と混
合することによって主吸気通路12を通過する吸入空気
の吸気温を上昇させ、バッテリ温度TBをバッテリ集合体
Bの能力を最も発揮できるバッテリ最適温度Tiに調整す
ることができる。従って、バッテリ集合体Bの能力を十
分に発揮させることができ、また、バッテリ集合体Bを
長寿命化させることができる。
【0100】また、空調装置の空調モードが外気導入モ
ードであるため、ステップS29で説明したように、車
内吸気通路14を開放しても車室内環境に対する影響は
少なく、空調負荷を増大させることもない。
【0101】図7は、図3のステップS2にて実行され
るブロワファン16の制御処理を示すフローチャートで
ある。まずステップS31では、吸気温センサ32によ
り検出された吸気温の読み込みと、バッテリ温度センサ
31により検出されたバッテリ温度TBの読み込みが行わ
れ、ステップS32では、図3のステップS1で制御さ
れたエアダンパ21の制御状態が切換制御情報として読
み込まれる。
【0102】そして、ステップS33では、吸気温、バ
ッテリ温度TB、切換制御情報に基づいてブロワファンモ
ータ17への回転数の制御が行われる。ブロワファンモ
ータ17は、バッテリ冷却性能を維持できる範囲内で可
能な限り低回転に制御される。
【0103】例えば、吸気温とバッテリ温度TBとが共に
低温でかつエアダンパ21が外気導入位置Gに切換制御
されている場合には、走行風によりバッテリケース10
内を通気させることによってバッテリ冷却性能を維持で
きるため、ブロワファンモータ17の回転数を低下させ
ることができる。
【0104】また、空調モードが外気導入モードでかつ
エアダンパ21が内気導入位置Nに制御されている場合
は、車室内の空気が車内吸気口14aから車内吸気通路
14に積極的に導入される一方、車外排気口15aから
バッテリケース10内の空気が積極的に排出されて所定
量の冷却風を確保することができるため、ブロワファン
モータ17の回転を停止させる制御がなされる。
【0105】従って、ブロワファンモータ17を駆動す
るための消費電力を低減することができるとともに、ブ
ロワファン16の駆動による騒音の発生を防止すること
ができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバッ
テリ温度制御装置によれば、空調装置の空調モードが内
気循環モードでかつ空調負荷が大の場合は外気を導入す
ることによって、バッテリ温度を適温に制御しつつ、空
調装置の負荷増大を防止し、車室内環境の維持を図るこ
とができる。
【0107】また、空調負荷が小でかつバッテリ温度が
予め設定されているバッテリ上限温度よりも高温である
ときは、バッテリケース内に外気を導入し車室内との連
通を遮断することによって、バッテリ温度を適温に制御
しつつ、バッテリ異常によりバッテリから発生したガス
の車室内への流入を防止することができる。
【0108】そして、空調負荷が小でバッテリ温度が標
準温度範囲内であるとき及び標準温度範囲よりも低い温
度であるときも、バッテリケース内に外気を導入し車室
内との連通を遮断することによって、バッテリ温度を適
温に制御しつつ、空調装置の負荷増大を防止し、車室内
環境の維持を図ることができる。
【0109】更に、空調負荷が小でバッテリ温度が標準
温度範囲よりも高温でかつバッテリ上限温度以下である
ときは、車内温と外気温とを比較しいずれか低い温度の
方の空気をバッテリケース内に導入することによって、
バッテリ温度を速やかに低下させ、バッテリを熱から保
護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリ温度制御装置の概略図である。
【図2】制御回路ブロック図である。
【図3】バッテリ温度制御装置の制御フローを示すフロ
ーチャートである。
【図4】ダンパ制御手段の制御フローを示すフローチャ
ートである。
【図5】図4のステップS6における制御処理Iを示す
フローチャートである。
【図6】図4のステップS7における制御処理IIを示す
フローチャートである。
【図7】ブロワ制御手段の制御フローを示すフローチャ
ートである。
【図8】空調負荷判断値Taoとエアコンの吹き出し風温
及び風量の特性図である。
【図9】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 バッテリケース 11 吸気通路 12 主吸気通路 13 車外吸気通路 14 車内吸気通路 15 排気通路 16 ブロワファン 17 ブロワファンモータ 21 エアダンパ 22 アクチュエータ 30 バッテリ温度ECU 31 バッテリ温度センサ 32 吸気温センサ 33 ダンパポジションセンサ 40 エアコンECU 41 外気温センサ 42 車内温センサ 43 日射量センサ 44 空調モード検出手段 45 エアコン風量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 16/04 B60K 9/00 C (72)発明者 石川 静夫 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 3D035 AA03 3D038 AA07 AA09 AC02 AC03 AC22 5H031 AA09 KK08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調装置を備えた車両に搭載されたバッ
    テリの温度を制御するバッテリ温度制御装置において、 前記バッテリを収納するバッテリケースと、 該バッテリケース内に車室内の空気を導入する車内吸気
    通路と外気を導入する車外吸気通路を有する吸気通路
    と、 前記車外吸気通路を閉塞する内気導入位置と車室内吸気
    通路を閉塞する外気導入位置とに切換動作するエアダン
    パと、 前記バッテリケース内の空気を車外に排出する排気通路
    と、 車室内の温度を検出する車内温センサと、 外気の温度を検出する車外温センサと、 前記バッテリの温度を検出するバッテリ温度センサと、 前記空調装置を制御する制御手段からの信号に基づいて
    前記空調装置の空調負荷の大小を判断する空調負荷判断
    手段と、 前記空調装置の空調モードが外気導入モードであるか内
    気循環モードであるかを検出する空調モード検出手段
    と、 前記エアダンパを切換制御するエアダンパ制御手段とを
    有し、 前記エアダンパ制御手段は、 前記空調装置の空調モードが前記内気循環モードの場合
    に、 前記空調負荷が大、前記空調負荷が小でかつ前記バッテ
    リ温度が標準温度範囲内、前記空調負荷が小でかつ前記
    バッテリ温度がバッテリ上限温度よりも高い、前記空調
    負荷が小でかつ前記バッテリ温度が前記標準温度範囲よ
    りも低い、のいずれかであるときは、前記エアダンパを
    前記外気導入位置に切換制御し、 前記空調負荷が小でかつ前記バッテリ温度が前記バッテ
    リ上限温度以下で前記標準温度範囲よりも高いときは、
    前記車内温と外気温のいずれか低い方の空気が前記バッ
    テリケース内に導入されるように前記エアダンパを前記
    外気導入位置又は前記内気導入位置に切換制御すること
    を特徴とするバッテリ温度制御装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記エアダンパ制御手段は、 前記空調装置の空調モードが前記外気導入モードの場合
    に、 前記バッテリ温度が前記バッテリ上限温度よりも高いと
    きは、前記エアダンパを前記外気導入位置に切換制御
    し、 前記バッテリ温度が前記標準温度範囲内にあるとき、又
    は前記標準温度範囲よりも低いときは、前記エアダンパ
    を前記内気導入位置に切換制御し、 前記バッテリ温度が前記バッテリ上限温度以下で前記標
    準温度範囲よりも高いときは、前記車室内の空気と外気
    のいずれか低い温度の方が前記バッテリケース内に導入
    されるように前記エアダンパを前記外気導入位置又は前
    記内気導入位置に切換制御することを特徴とする請求項
    1に記載のバッテリ温度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記エアダンパ制御手段は、 前記空調装置の空調モードが前記外気導入モードの場合
    に、 前記バッテリ温度が前記標準温度範囲内にあるときは、 前記エアダンパを前記外気導入位置と前記内気導入位置
    との間の中間位置に切換制御し、前記内気導入通路と前
    記外気導入通路の流路開口面積の比率を調整することを
    特徴とする請求項2に記載のバッテリ温度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記バッテリケース内の空気を前記排気
    通路から前記車外に排出するブロワファンと、 吸気温と前記バッテリ温度に基づいて前記ブロワファン
    の風量を制御するブロワファン制御手段とを有すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバッテリ
    温度制御装置。
JP2000106665A 2000-04-07 2000-04-07 バッテリ温度制御装置 Pending JP2001291532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000106665A JP2001291532A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 バッテリ温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000106665A JP2001291532A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 バッテリ温度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001291532A true JP2001291532A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18619798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000106665A Pending JP2001291532A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 バッテリ温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001291532A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003064199A1 (fr) * 2002-01-25 2003-08-07 Zexel Valeo Climate Control Corporation Refroidisseur de batterie de vehicule
JP2004146237A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Denso Corp バッテリ温度管理装置
JP2005276591A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 車両用のバッテリーパック
JP2006015862A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Nissan Motor Co Ltd 車両のバッテリ冷却システム
US7152417B2 (en) 2003-02-25 2006-12-26 Denso Corporation Battery cooling apparatus with sufficient cooling capacity
JP2007185997A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Denso Corp 車両用電池冷却装置
WO2007111209A1 (ja) * 2006-03-28 2007-10-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法
JP2007276696A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Calsonic Kansei Corp 車両用蓄電源空調システム
WO2007145258A1 (ja) * 2006-06-15 2007-12-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 冷却システムおよび冷却システムの制御方法
JP2008132855A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Nissan Motor Co Ltd 車両用電池冷却装置
JP2008247341A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Denso Corp 車載発熱体の冷却装置
WO2009150965A1 (ja) * 2008-06-12 2009-12-17 トヨタ自動車株式会社 電動車両
JP2010006153A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車
JP2010036723A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Mazda Motor Corp 車両のバッテリ冷却システム
JP2010070009A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車用バッテリケースの空調装置
JP2011025723A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Toyota Motor Corp 車載蓄電機構の温度制御装置
JP2011042357A (ja) * 2009-07-30 2011-03-03 Dr Ing Hcf Porsche Ag 自動車
JP4831845B2 (ja) * 2008-08-19 2011-12-07 三菱重工業株式会社 ハイブリッド型産業車両のバッテリ冷却構造
US8182936B2 (en) 2007-09-24 2012-05-22 Denso Corporation Temperature control device for on-board battery pack
JP2013175390A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Toshiba Corp バッテリパック、二次電池装置および電動車両
JP2013184562A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Honda Motor Co Ltd 電動車両高電圧機器冷却システムおよび電動車両高電圧機器の冷却方法
JP2013203190A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Denso Corp バッテリの温度調節装置
WO2015141057A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 カルソニックカンセイ株式会社 温調装置、及びその制御方法
JP2017004849A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 富士重工業株式会社 車載二次電池の冷却装置
JP2019216045A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 株式会社Subaru 車両用電池の冷却構造
JP2021157876A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 プライムアースEvエナジー株式会社 冷却システム及び冷却システムの制御方法
US20210408617A1 (en) * 2020-06-24 2021-12-30 Sungrow Power Supply Co., Ltd. Temperature control method for energy storage system, and energy management system

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003064199A1 (fr) * 2002-01-25 2003-08-07 Zexel Valeo Climate Control Corporation Refroidisseur de batterie de vehicule
JP2004146237A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Denso Corp バッテリ温度管理装置
US7152417B2 (en) 2003-02-25 2006-12-26 Denso Corporation Battery cooling apparatus with sufficient cooling capacity
JP2005276591A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sanyo Electric Co Ltd 車両用のバッテリーパック
JP4592312B2 (ja) * 2004-03-24 2010-12-01 三洋電機株式会社 車両用のバッテリーパック
JP2006015862A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Nissan Motor Co Ltd 車両のバッテリ冷却システム
JP4710616B2 (ja) * 2006-01-11 2011-06-29 株式会社デンソー 車両用電池冷却装置
JP2007185997A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Denso Corp 車両用電池冷却装置
WO2007111209A1 (ja) * 2006-03-28 2007-10-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 冷却システムおよびこれを搭載する自動車並びに冷却システムの制御方法
JP2007276696A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Calsonic Kansei Corp 車両用蓄電源空調システム
US8527095B2 (en) 2006-06-15 2013-09-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling system and control method of cooling system
CN101479144B (zh) * 2006-06-15 2012-01-11 丰田自动车株式会社 冷却系统及冷却系统的控制方法
WO2007145258A1 (ja) * 2006-06-15 2007-12-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 冷却システムおよび冷却システムの制御方法
JP4670797B2 (ja) * 2006-11-28 2011-04-13 日産自動車株式会社 車両用電池冷却装置
JP2008132855A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Nissan Motor Co Ltd 車両用電池冷却装置
JP2008247341A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Denso Corp 車載発熱体の冷却装置
US8182936B2 (en) 2007-09-24 2012-05-22 Denso Corporation Temperature control device for on-board battery pack
CN102056757A (zh) * 2008-06-12 2011-05-11 丰田自动车株式会社 电动车辆
EP2289720A4 (en) * 2008-06-12 2011-10-19 Toyota Motor Co Ltd ELECTRIC VEHICLE
EP2289720A1 (en) * 2008-06-12 2011-03-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric vehicle
JP2009303364A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Toyota Motor Corp 電動車両
US8563151B2 (en) 2008-06-12 2013-10-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric vehicle
RU2465156C2 (ru) * 2008-06-12 2012-10-27 Тойота Дзидося Кабусики Кайся Электрическое транспортное средство
WO2009150965A1 (ja) * 2008-06-12 2009-12-17 トヨタ自動車株式会社 電動車両
JP4582205B2 (ja) * 2008-06-12 2010-11-17 トヨタ自動車株式会社 電動車両
JP2010006153A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車
JP2010036723A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Mazda Motor Corp 車両のバッテリ冷却システム
JP4831845B2 (ja) * 2008-08-19 2011-12-07 三菱重工業株式会社 ハイブリッド型産業車両のバッテリ冷却構造
US8960346B2 (en) 2008-08-19 2015-02-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Battery cooling structure of hybrid industrial vehicle
JP2010070009A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車用バッテリケースの空調装置
JP2011025723A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Toyota Motor Corp 車載蓄電機構の温度制御装置
JP2011042357A (ja) * 2009-07-30 2011-03-03 Dr Ing Hcf Porsche Ag 自動車
JP2013175390A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Toshiba Corp バッテリパック、二次電池装置および電動車両
JP2013184562A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Honda Motor Co Ltd 電動車両高電圧機器冷却システムおよび電動車両高電圧機器の冷却方法
US9517678B2 (en) 2012-03-07 2016-12-13 Honda Motor Co., Ltd. High-voltage equipment cooling system for electric vehicle and high-voltage equipment cooling method for electric vehicle
JP2013203190A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Denso Corp バッテリの温度調節装置
WO2015141057A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 カルソニックカンセイ株式会社 温調装置、及びその制御方法
JP2017004849A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 富士重工業株式会社 車載二次電池の冷却装置
JP2019216045A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 株式会社Subaru 車両用電池の冷却構造
JP7036678B2 (ja) 2018-06-13 2022-03-15 株式会社Subaru 車両用電池の冷却構造
JP2021157876A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 プライムアースEvエナジー株式会社 冷却システム及び冷却システムの制御方法
JP7284124B2 (ja) 2020-03-25 2023-05-30 プライムアースEvエナジー株式会社 冷却システム及び冷却システムの制御方法
US20210408617A1 (en) * 2020-06-24 2021-12-30 Sungrow Power Supply Co., Ltd. Temperature control method for energy storage system, and energy management system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001291532A (ja) バッテリ温度制御装置
JP3125198B2 (ja) 電気自動車におけるバッテリ温度制御装置
US20090071178A1 (en) Vehicle HVAC and Battery Thermal Management
JP5368136B2 (ja) 車両用電池冷却システム
JP3240973B2 (ja) 車両用電池冷却システム
JP4710616B2 (ja) 車両用電池冷却装置
US8241097B2 (en) Environmental control system and method for a battery in a vehicle
JP7218989B2 (ja) 車両用電池冷却システム
JP5044985B2 (ja) 車両用空調制御装置
JP5124816B2 (ja) 電気自動車
JP2013095347A (ja) 車両の空調制御装置
WO2013005373A1 (ja) 車両用空調装置
JP6666429B2 (ja) 電動車両の高電圧機器冷却システム
JP2007137127A (ja) 車両用電池冷却・空調装置
JP5044309B2 (ja) 車室換気制御装置
JP2008247341A (ja) 車載発熱体の冷却装置
JP3189762B2 (ja) 車両用空調装置
JPWO2017158992A1 (ja) 電動車両の高電圧機器冷却システム
JP2012192867A (ja) 車両用蓄電体冷却システム
JP4626506B2 (ja) 車両に搭載された電気機器の冷却制御装置
JP2007153054A (ja) 車両に搭載された電気機器の冷却装置
JP2006050892A (ja) 車両におけるバッテリー環境の制御システム及び方法
JP2005349854A (ja) 車両換気装置
JP3912252B2 (ja) 駐車時換気又は空調装置
JP4340869B2 (ja) 車両用空調装置