JP7281640B2 - 電気標準器 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の検査装置等を校正するために使用される電気標準器に関する。
従来より、抵抗を測定する計測用回路を備えた基板検査装置において、計測用回路の校正に用いるために既知の抵抗を有する標準器(基準抵抗器)を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、計測部(計測用回路)は四端子法による電気抵抗値の測定が可能であること、標準となる基準抵抗器の一端にピン端子を接続し、基準抵抗器の他端にピン端子を接続すること、及びピン端子を介して計測用回路に基準抵抗器を接続して、その電気抵抗値を測定し、この測定値と既知の電気抵抗値との差を演算することにより、計測用回路の校正を行うことが記載されている。
特開2015―55516号公報
ところで、検査装置の検査対象が、画面に指で触れると発生する静電容量の変化をセンサーで感知して、タッチした位置を把握する静電容量方式のタッチパネルである場合や、基板内層にコンデンサが内蔵された部品内蔵基板である場合等には、検査対象の電気抵抗値に対応した電気抵抗値を有する基準抵抗器と、検査対象に対応した静電容量を有する基準キャパシタとを備えた電気標準器を用いる必要がある。
しかしながら、上述の基準抵抗器と基準キャパシタとを組み合わせることにより、検査対象に対応した電気抵抗値と静電容量とを有する電気標準器を作成するには、種々の電気抵抗値を有する基準抵抗器と、種々の静電容量を有する基準キャパシタとを予め取り揃えて、これらを様々に組み合わせる試行錯誤を行わなければならない。そのため、適正な電気抵抗値と静電容量とを有する電気標準器を作成することが極めて困難であった。
本発明の目的は、適正な電気抵抗値と静電容量とを得ることが容易な電気標準器を提供することである。
本発明の一例に係る電気標準器は、芯線と外部導体とを有する同軸ケーブルと、前記芯線に一端が直列接続された抵抗器と、前記芯線が挿通される開口部を有するベース板とを備え、当該ベース板の第一面側には、前記同軸ケーブルを囲繞する導体管が配設され、前記芯線は、前記ベース板の第二面側から前記開口部を挿通して前記導体管内に導入され、前記抵抗器は、前記ベース板の第二面側に配設され、前記導体管は、前記ベース板の第二面側に位置する前記抵抗器の他端に導通接続され、前記外部導体は、前記導体管の先端側から当該導体管内に導入されるとともに、前記ベース板の第一面側に位置する前記芯線に外嵌されるように設置され、前記ベース板及び導体管が、前記同軸ケーブルの軸線方向に沿って位置調整可能に構成されている。
本発明に係る電気標準器の構成を簡略的に示す斜視図である。 図1に示す電気標準器の構成を簡略的に示す概念図である。 図2に示す電気標準器のIII-III線断面図である。 図2に示す電気標準器の電気回路を等価的に示す等価回路図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、本発明に係る電気標準器の構成を簡略的に示す斜視図である。図2は、図1に示す電気標準器10の構成を簡略的に示す概念図、図3は、図2に示す電気標準器10のIII-III線断面図、図4は、図2に示す電気標準器10の電気回路を等価的に示す等価回路図である。図2及び図4は、電気標準器10の電気特性を測定するための測定装置100が、電気標準器10に対して接続されている状態を示している。
電気標準器10は、芯線11と外部導体12とを有する同軸ケーブル1と、芯線11に一端2aが直列接続された抵抗器2と、芯線11が挿通される開口部31を有するベース板3と、同軸ケーブル1、抵抗器2及びベース板3を収容する収容ケース4を備えている。
収容ケース4は、図2及び図3に示すように、同軸ケーブル1の設置方向に延びる所定幅の底板41と、その側辺部に立設された一対の側板42と、底板41の両端部に立設された一対の端板43とを有するケース本体と、その上面部を覆う図外の蓋体とを有している。
図2の右側に位置する底板41の一端部には、同軸ケーブル1の外部導体12が接続される第一BNCコネクタ45が設けられている。また、図2の左側に位置する底板41の他端部には、抵抗器2の他端2bが後述の接続線13を介して接続される第二BNCコネクタ46が設けられている。なお、BNCコネクタとは、バイヨネットロック接続方式の同軸コネクタを意味している。
ベース板3は、電気絶縁性を有する素材により、収容ケース4の側板42間に立設された状態で配設されるとともに、収容ケース4の底板41に沿ってスライド可能な幅寸法を有している。ベース板3に形成された開口部31は、芯線11の外径よりも所定値以上大きい開口径を有している。これにより、開口部31に挿通された芯線11が、図2の矢印Aに示すように、開口部31内において芯線11の軸心方向と直交する方向に変位可能に構成されている。
ベース板3の第一面3a、つまり図2の右側に位置する壁面には、真鍮パイプ等の導電体からなる導体管5の基端部が取り付けられている。この導体管5は、先端部が開口した筒状体からなり、導体管5の基端部に設けられた図略のフランジ部がベース板3の第一面3aにボルト止めされる等の手段で取り付けられることにより、同軸ケーブル1を囲繞するように設置されている。なお、導体管5は、ベース板3から離間して配設され、例えば細い金属棒等でベース板3と導体管5とが接続されていてもよい。
同軸ケーブル1は、銅線等からなる芯線11と、小径の銅パイプ等からなる外部導体12と、両者の間に配設されたフッ素樹脂等からなる絶縁体とを備えたセミリジッドケーブルからなっている。このセミリジッドケーブルは、例えば林栄精機株式会社製の商品名「SUCOFLEX100シリーズ」等からなり、折り曲げ可能な柔軟性と、折り曲げられた形状を維持する剛性とを有している。
同軸ケーブル1の芯線11は、抵抗器2の一端2aから収容ケース4内を底板41の一端部側、つまりベース板3の第一面3a側に位置する端部側に向けて延びるように設置されている。そして、芯線11の先端は、ベース板3の開口部31を貫通して、ベース板3の第一面3a側に位置する後述の外部導体12内に挿入されている。
抵抗器2は、抵抗器本体の両端からリード線が導出されたリード線タイプの抵抗器等からなり、ベース板3の第二面3b側において芯線11に抵抗器2の一端2aが直列接続されている。この抵抗器2により、予め定められた電気抵抗値Rを有する基準抵抗器が構成されている。また、抵抗器2の他端2bは、接続線13を介して収容ケース4の他端部側に設けられた第二BNCコネクタ46に接続されている。
同軸ケーブル1の外部導体12は、収容ケース4の底板41の一端部側に設けられた第一BNCコネクタ45から立ち上がる立上り部12aと、その上端部から収容ケース4の他端部側に向けて延びる延出部12bとを有している。
そして、外部導体12の延出部12bは、導体管5の先端部側から導体管5内に導入されるとともに、ベース板3の第一面3a側に位置する芯線11に外嵌されるように設置されている。この芯線11と、外部導体12の延出部12bとにより、一定の静電容量C1を有する第一キャパシタが構成されている。
また、ベース板3の第二面3b、つまり図2の左側に位置する壁面には、開口部31を囲繞する円環状の電極32が設置されている。この電極32は、接続線33を介して回路グランドに接続されている。
そして、ベース板3の開口部31を挿通するように設置された芯線11と、円環状の電極32とにより、静電容量C2を調節することができる第二キャパシタが形成されている。すなわち、キャパシタの静電容量は、対向距離に反比例するため、作業者が、芯線11の延出部11bを、その軸心方向と直交する方向に変位させることにより、芯線11と電極32との間に生じる静電容量C2が調節可能に構成されている。
さらに、抵抗器2の他端2bには、接続線51を介して導体管5が導通接続されている。そして、導体管5と、この導体管5内に挿入された外部導体12の延出部12bとにより、静電容量C3を調節可能な第三キャパシタが形成されている。また、導体管5と、芯線11とにより、静電容量C4を調節可能な第四キャパシタが形成されている。
すなわち、キャパシタの静電容量は、対向面積に比例するため、作業者が、ベース板3を収容ケース4の内壁面に沿ってスライド変位させて、図2の矢印Bに示すように、導体管5を同軸ケーブル1の軸心方向に変位させることにより、外部導体12の延出部12bと導体管5との間に生じる静電容量C3と、芯線11と導体管5との間に生じる静電容量C4とが調節可能に構成されている。
測定装置100は、交流電源61及び電流計62を含む検出回路6と、測定部7とを備えている。測定部7は、例えば基板に設けられた導体パターンの抵抗や、導体パターン間の静電容量等の電気的特性を測定するインピーダンス測定器等から構成されている。
次に、電気標準器10の電気特性を適正値とするための調節方法を、以下に説明する。
まず、測定装置100の検出回路6と、抵抗器2を備えた電気標準器10とを、端部にBNCコネクタが設けられたBNC同軸ケーブル63,64を介して接続する。次いで、交流電源61から電気標準器10の接続線13と外部導体12との間に所定電圧の交流信号を流すとともに、その電流値を電流計62により検出する。
測定部7は、交流信号の電圧と電流計62の検出値に基づき、電気標準器10と等価なRC直列回路の抵抗値Rと、静電容量Cとを測定し、その測定値を図略の表示装置に表示する。
作業者は、測定部7によって測定される電気抵抗値Rと、静電容量Cとが、所望の値になるように、芯線11をその軸心方向と直交する方向に変位させて静電容量C2を変化させたり、ベース板3を収容ケース4の内壁面に沿ってスライド変位させて静電容量C3,C4を変化させたりする。このようにして、電気標準器10の電気特性を、所望の値に調節することができる。
電気標準器10の電気特性が、所望の値となったら、作業者は、ベース板3を収容ケース4に接着、又はビス止めする等により、電気標準器10の静電容量Cが変化しないように固定する。
上述の構成を有する電気標準器10によれば、種々の電気抵抗値を有する基準抵抗器と、種々の静電容量を有する基準キャパシタとを予め取り揃えて、これらを様々に組み合わせる等の試行錯誤を行うことなく、適正な電気抵抗値Rと静電容量Cとを有する電気標準器10を容易に得ることができる。
すなわち、芯線11と外部導体12とを有する同軸ケーブル1と、芯線11に一端2aが直列接続された抵抗器2と、芯線11が挿通される開口部31を有するベース板3とを設ける。ベース板3の第一面3a側には、同軸ケーブル1を囲繞する導体管5の基端部が取り付けられ、芯線11が、ベース板3の第二面3b側から開口部31を挿通して導体管5内に導入された構造とする。
これにより、作業者が、ベース板3及び導体管5を、同軸ケーブル1の軸線方向に沿ってスライド変位させることにより、外部導体12及び芯線11と導体管5との間に生じる静電容量C3,C4を調節し得るように構成したため、電気標準器10の静電容量Cを検査対象に適合した値に容易に調節することができる。したがって、所望の電気抵抗値Rと、静電容量Cとを有する電気標準器10を容易に得ることができる。
また、上述のように開口部31を囲繞する電極32がベース板3に設置された構造とした。その結果、作業者が、芯線11をその軸心方向と直交する方向に変位させることにより、芯線11と電極32との間に生じる静電容量C2を調節可能とされている。この静電容量C2、C3、C4を変化させることで、電気標準器10の静電容量Cを、より広範囲に調節できるという利点がある。
また、上述の実施形態のように、折り曲げ可能な柔軟性と、折り曲げられた形状を維持する剛性とを有するセミリジッドケーブルにより同軸ケーブル1を構成した場合には、作業者が、工具等を使用することなく手作業で、同軸ケーブル1を容易に折り曲げることができる。その結果、同軸ケーブル1の芯線11と電極32との間に生じる静電容量C2を容易に調節できるという利点がある。しかも、静電容量C2の調節後には、保形具等を使用した保形作業を要することなく、上述の折り曲げ形状を容易かつ適正に保持できるという利点もある。
さらに、ベース板3に形成された開口部31の開口径を、芯線11の外径よりも所定値以上大きい値に設定した場合には、作業者が、芯線11をその軸心方向と直交する方向に変位させて静電容量C2を調節する際に、芯線11の変位量を十分に確保することができる。その結果、芯線11と電極32との間に生じる静電容量C2を広範囲に調節することができる。
また、上述のように収容ケース4の内壁面に沿ってベース板3をスライド可能に支持した構成によれば、作業者が、ベース板3をスライド変位させることにより、外部導体12と導体管5との間に生じる静電容量C3と、芯線11と導体管5との間に生じる静電容量C4とを調節する作業を容易に行うことができる。しかも、静電容量C3,C4の調節後には、ベース板3を収容ケース4に固定することにより、静電容量C3,C4の値を安定して保持できるという利点がある。
上述の構成を有する電気標準器10は、例えばタッチパネル用の基板、プリント配線基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリア等からなる基板等の、抵抗値と静電容量値とを有する測定対象の検査を行う検査装置や測定装置を校正するための基準器として、好適に用いることができる。
すなわち、本発明の一例に係る電気標準器は、芯線と外部導体とを有する同軸ケーブルと、前記芯線に一端が直列接続された抵抗器と、前記芯線が挿通される開口部を有するベース板とを備え、当該ベース板の第一面側には、前記同軸ケーブルを囲繞する導体管が配設され、前記芯線は、前記ベース板の第二面側から前記開口部を挿通して前記導体管内に導入され、前記抵抗器は、前記ベース板の第二面側に配設され、前記導体管は、前記ベース板の第二面側に位置する前記抵抗器の他端に導通接続され、前記外部導体は、前記導体管の先端側から当該導体管内に導入されるとともに、前記ベース板の第一面側に位置する前記芯線に外嵌されるように設置され、前記ベース板及び導体管が、前記同軸ケーブルの軸線方向に沿って位置調整可能に構成されている。
この構成によれば、作業者が、ベース板及び導体管を、同軸ケーブルの軸線方向に沿ってスライド変位させることにより、芯線等と導体管との間に生じる静電容量を調節することができる。その結果、電気標準器の静電容量を検査対象に適合した値に調節することができる。従って、上述の抵抗器に対応した電気抵抗値と、所定の静電容量とを有する電気標準器を容易に得ることができる。
また、前記ベース板には、前記開口部を囲繞する電極が設置され、前記芯線がその軸心方向と直交する方向に変位することにより、前記芯線と前記電極との間に生じる静電容量が調節可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、作業者が、同軸ケーブルの芯線を、その軸心方向と直交する方向に変位させることにより、芯線とベース板の電極との間に生じる静電容量を調節することができる。従って、この静電容量と、芯線等と導体管との間に生じる静電容量との両方を変化させることで、電気標準器の静電容量を、より広範囲に調節できるという利点がある。
また、前記同軸ケーブルは、セミリジッドケーブルにより構成されていることが好ましい。
この構成によれば、作業者が、工具等を使用することなく手作業で、同軸ケーブルを容易に折り曲げることができる。従って、芯線と電極との間に生じる静電容量を容易に調節できるとともに、静電容量の調節後には、保形具等を使用した保形作業を要することなく、上述の折り曲げ形状を容易かつ適正に保持できるという利点がある。
また、前記開口部は、前記芯線の外径よりも所定値以上大きい開口径を有していることが好ましい。
この構成によれば、作業者が、芯線をその軸心方向と直交する方向に変位させて、芯線と電極との間に生じる静電容量を調節する際に、芯線の変位量を十分に確保することができる。従って、芯線と電極との間に生じる静電容量を広範囲に調節できるという利点がある。
また、前記同軸ケーブル、前記抵抗器及び前記ベース板を収容する収容ケースを、さらに備え、前記ベース板は、前記収容ケースの内壁面に沿ってスライド可能に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、作業者が、ベース板を収容ケースの内壁面に沿ってスライド変位させることにより、芯線等と導体管との間に生じる静電容量を調節する作業を容易に行うことができる。しかも、静電容量の調節後には、ベース板を収容ケースに固定することにより、静電容量の値を安定して保持できるという利点がある。
このような構成の電気標準器は、その電気抵抗値と静電容量とを容易かつ適正に調節することができる。
この出願は、2018年3月30日に出願された日本国特許出願特願2018-069716を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。なお、発明を実施するための形態の項においてなされた具体的な実施態様又は実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明は、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではない。
1 同軸ケーブル
2 抵抗器
3 ベース板
4 収容ケース
5 導体管
6 検出回路
7 測定部
10 電気標準器
11 芯線
12 外部導体
13 接続線
31 開口部
32 電極
33 配線ケーブル
41 底板
42 側板
43 端板
45 第一BNCコネクタ
46 第二BNCコネクタ
51 接続線
61 交流電源
62 電流計
63,64 同軸ケーブル
100 測定装置

Claims (5)

  1. 芯線と外部導体とを有する同軸ケーブルと、
    前記芯線に一端が直列接続された抵抗器と、
    前記芯線が挿通される開口部を有するベース板とを備え、
    当該ベース板の第一面側には、前記同軸ケーブルを囲繞する導体管が配設され、
    前記芯線は、前記ベース板の第二面側から前記開口部を挿通して前記導体管内に導入され、
    前記抵抗器は、前記ベース板の第二面側に配設され、
    前記導体管は、前記ベース板の第二面側に位置する前記抵抗器の他端に導通接続され、
    前記外部導体は、前記導体管の先端側から当該導体管内に導入されるとともに、前記ベース板の第一面側に位置する前記芯線に外嵌されるように設置され、
    前記ベース板及び導体管が、前記同軸ケーブルの軸線方向に沿って位置調整可能に構成されている電気標準器。
  2. 前記ベース板には、前記開口部を囲繞する電極が設置され、
    前記芯線がその軸心方向と直交する方向に変位することにより、前記芯線と前記電極との間に生じる静電容量が調節可能に構成された請求項1記載の電気標準器。
  3. 前記同軸ケーブルは、セミリジッドケーブルにより構成されている請求項2記載の電気標準器。
  4. 前記開口部は、前記芯線の外径よりも所定値以上大きい開口径を有している請求項2又は3記載の電気標準器。
  5. 前記同軸ケーブル、前記抵抗器及び前記ベース板を収容する収容ケースを、さらに備え、
    前記ベース板は、前記収容ケースの内壁面に沿ってスライド可能に支持されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電気標準器。
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