JP7279520B2 - 配線部材 - Google Patents

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Description

本開示は、配線部材に関する。
特許文献1にはシート状に形成された機能性外装部材に電線が溶着されたワイヤーハーネスが開示されている。
特開2018-137208号公報
特許文献1に記載のワイヤーハーネスのような扁平な配線部材を車両へ組付ける作業の容易化が望まれている。
そこで、車両へ組付ける作業が容易となる配線部材を提供することを目的とする。
本開示の配線部材は、幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、を備え、前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されている、配線部材である。
本開示によれば、車両へ組付ける作業が容易となる配線部材を提供することができる。
図1は実施形態1にかかる配線部材を示す概略平面図である。 図2は図1におけるII-II線に沿った断面図である。 図3は図2におけるIII-III線に沿った断面図である。 図4は配線部材が持ち上げられる様子を示す説明図である。 図5は実施形態2にかかる配線部材を示す概略平面図である。 図6は分岐線支持部とシート材との固定態様の変形例を示す断面図である。 図7は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。 図8は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。 図9は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。 図10は分岐線支持部とシート材との固定態様の別の変形例を示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線部材は、次の通りである。
(1)幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、を備え、前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されている、配線部材である。これにより、分岐線部分が分岐線支持部に支持され、配線部材が第1の作業箇所ら第2の作業箇所へ移し替えられたときに分岐線部分の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材を車両へ組付ける作業が容易となる。
(2)前記分岐線支持部は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形可能に形成されていてもよい。これにより、配線部材が、製造時、輸送時、車両組付け時にそれぞれ適切な形態となることができる。例えば、分岐線支持部が直線状態で配線部材が製造された後、分岐線支持部が曲がった状態で配線部材が輸送される。そして、配線部材の輸送後に再び分岐線支持部が直線状態で配線部材が車両に組付けられる。
(3)前記分岐線支持部は磁性体であってもよい。これにより、分岐線支持部付きの配線部材が磁石によって吸着されることが可能となる。
(4)前記分岐線支持部が前記幹線固定部と重なる位置まで延びていてもよい。これにより、幹線固定部から分岐線固定部が分岐する部分における分岐線部分の折れ曲がりが抑制される。
(5)前記幹線固定部に幹線支持部が設けられており、前記幹線支持部は、前記幹線部分の長手方向に沿って延びており、前記幹線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されていてもよい。これにより、配線部材における幹線部が、幹線支持部材によって支持され、配線部材が第1の作業箇所から第2の作業箇所へ移し替えられたときに幹線部分の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材を車両へ組付ける作業が容易となる。
(6)前記幹線固定部には複数の前記幹線支持部材が前記幹線部分の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている箇所が存在していてもよい。これにより、配線部材における幹線部が、幹線支持部の間の部分を境に曲げられることができる。
(7)前記分岐線支持部は前記幹線支持部と接するように設けられていてもよい。これにより、分岐線支持部と幹線支持部との間で配線部材が折れ曲がることが抑制される。
(8)前記幹線支持部は前記分岐線支持部よりも剛性が高く構成されていてもよい。これにより、分岐線部分よりも重くなることが多い幹線部分を幹線支持部がしっかり支持することができる。
(9)前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材よりも並列方向に沿って外側に設けられている外側分岐線支持部を含んでいてもよい。これにより、分岐線部分における並列方向に沿った外側部分が外側分岐線支持部によって支持される。
(10)前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材に重なる位置又はその間に設けられている内側分岐線支持部を含んでいてもよい。これにより、分岐線部分における並列方向に沿った内側部分が内側分岐線支持部によって支持される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る配線部材について説明する。図1は実施形態1にかかる配線部材10を示す概略平面図である。図2は図1におけるII-II線に沿った断面図である。図3は図2におけるIII-III線に沿った断面図である。図4は配線部材10が持ち上げられる様子を示す説明図である。
配線部材10は、複数の線状伝送部材20とシート材30とを備える。ここでは配線部材10は、分岐線支持部材40をさらに備える。分岐線支持部材40は、配線部材10に設けられる分岐線支持部の一例である。分岐線支持部材40は、シート材30とは別体に設けられた分岐線支持部の一例である。分岐線支持部がシート材と一体である例は後述される。シート材とは別体に設けられた分岐線支持部材の構成は、矛盾等がない限り、シート材と一体に設けられた分岐線支持部に適用することができる。
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材20は、芯線21と芯線21の周囲の被覆22とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
電気を伝送する線状伝送部材20としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材20は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する伝送線本体と、伝送線本体を覆う被覆とを含む。線状伝送部材20が一般電線である場合、伝送線本体は芯線21であり、被覆は絶縁被覆22である。芯線21は複数の素線21aによって構成されていてもよい。複数の素線21aは撚られていてもよい。図2に示す例では、一のシート材30に同じ径、構造の線状伝送部材20が複数本配設されているが、複数本の線状伝送部材20の径、構造等は適宜設定されていればよく、径、構造等の異なる線状伝送部材20が同じシート材30に配設されていてもよい。
線状伝送部材20は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。線状伝送部材20の端部には、線状伝送部材20と相手部材との接続形態に応じて、適宜端子、コネクタC等が設けられる。
複数の線状伝送部材20は、幹線部分24と分岐線部分26とを含む形態に配線されている。ここでは、分岐線部分26が2つ設けられている。以下では、2つの分岐線部分26について分岐線部分26A、26Bと区別されることがある。
分岐線部分26Aは、幹線部分24における一側部から分岐し、分岐線部分26Bは、幹線部分24における他側部から分岐している。分岐線部分26A、26Bは、幹線部分24の長手方向に沿って相互に異なる位置から分岐している。分岐線部分26Aの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して直交している。分岐線部分26Bの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して平行も直交もしていない。つまり、分岐線部分26Bの長手方向は幹線部分24の長手方向に対して0度より大きく90度より小さい角度で交差している。もちろん、幹線部分24及び分岐線部分26の経路は上記したものに限られない。例えば、分岐線部分26は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また例えば、2つの分岐線部分26が幹線部分24における一側部から分岐していてもよい。また例えば、2つの分岐線部分26が幹線部分24の長手方向に沿って同じ位置から分岐していてもよい。
図1に示す例では、シート材30上に7本の線状伝送部材20が配設されている。7本の線状伝送部材20はそれぞれ所定の経路に沿って配線されている。以下では、7本の線状伝送部材20について線状伝送部材20A、20B、20C、20D、20E、20F、20Gと区別されることがある。具体的には、線状伝送部材20A、20Bは、シート材30上において幹線部分24のみを構成するように配線される。線状伝送部材20C、20Dは、シート材30上において一部が幹線部分24を構成し、他の一部が分岐線部分26Aを構成するように配線される。線状伝送部材20E、20Fは、シート材30上において一部が幹線部分24を構成し、他の一部が分岐線部分26Bを構成するように配線される。線状伝送部材20Gは、シート材30上において中間部が幹線部分24を構成し、一端部が分岐線部分26Aを構成し、他端部が分岐線部分26Bを構成するように配線される。
シート材30には、線状伝送部材20が固定される。シート材30は線状伝送部材20の配線形態を保つ。ここではシート材30は、第1シート材31と第2シート材32とを含む。なお図1では、第2シート材32が省略されている。第1シート材31は線状伝送部材20の一方を覆う。第2シート材32は線状伝送部材20の他方(第1シート材31とは反対側)を覆う。線状伝送部材20における中間部は第1シート材31及び第2シート材32に包まれている。これにより、線状伝送部材20における中間部が露出することが抑制されている。
ここでは線状伝送部材20は第1シート材31及び第2シート材32のうち第1シート材31のみに固定されている。線状伝送部材20と第1シート材31との固定態様は特に限定されるものではなく、接着、溶着などであってもよい。接着とは、接着剤、両面粘着テープなどの介在物を介して2つの部材がくっつくことを言う。溶着とは、介在物を介さずに、2つの部材のうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶けて2つの部材がくっつくことを言う。ここでは線状伝送部材20の被覆22に含まれる樹脂と、第1シート材31に含まれる樹脂とのうち少なくとも一方が溶けて相手側の部材にくっつくことによって、線状伝送部材20と第1シート材31とが固定される。
第1シート材31及び第2シート材32を構成する材料は特に限定されるものではないが、第1シート材31及び第2シート材32は、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、ナイロンなどの樹脂を含む材料によって形成される。第1シート材31及び第2シート材32は、不織布、織地、編地など繊維を有する繊維材等であってもよいし、非繊維材であってもよい。非繊維材としては、内部が一様に埋った充実状の部材、または樹脂が発泡成形された発泡体などであってもよい。第1シート材31及び第2シート材32は、金属などの材料を含むこともあり得る。
第1シート材31及び第2シート材32は、単層であってもよいし、複数層積層されていてもよい。複数層積層されている場合、例えば、樹脂層と樹脂層とが積層されていることが考えられる。また例えば、樹脂層と金属層とが積層されていることが考えられる。また、第1シート材31及び第2シート材32は、非繊維材層と非繊維材層とが重ねられたものであってもよいし、非繊維材層と繊維材層が重ねられたものであってもよいし、繊維材層と繊維材層とが重ねられたものであってもよい。
第1シート材31は、例えば、2層構造とされる。第1シート材31における第1層は線状伝送部材20との固定に向いた層である。例えば第1層は、線状伝送部材20の被覆22と同じ樹脂を材料として、内部が一様に埋った充実状の部材に形成される。線状伝送部材20は第1層上に固定される。第2層は、シート材30の機能を高める層である。例えば第2層は、不織布である。第1層は第2層に対して全体的に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。例えば第1層は第2層における幅方向(線状伝送部材20の並列方向)に沿って中間部にのみ設けられ、側縁部に設けられていなくてもよい。また例えば第1層は第2層における長手方向(線状伝送部材20の長手方向)に沿って、間隔をあけて設けられていてもよい。
第2シート材32は、例えば、1層構造とされる。第2シート材32は第1シート材31よりも剛性が高く形成されている。第2シート材32は、例えば、ナイロンを材料として、内部が一様に埋った充実状の部材に形成される。線状伝送部材20は第2シート材32には固定されていない。第2シート材32の縁部が第1シート材31と固定される。第1シート材31と第2シート材32との固定態様は特に限定されるものではなく、溶着、接着などであってもよい。第2シート材32は、第1シート材31における第1層に固定されていてもよいし、第2層に固定されていてもよい。
シート材30は、幹線固定部34と分岐線固定部36とを含む。幹線固定部34は幹線部分24が固定された部分である。分岐線固定部36は分岐線部分26が固定された部分である。分岐線固定部36は、幹線固定部34から分岐している。つまり分岐線固定部36は幹線固定部34とつながっている。ここでは、分岐線固定部36は、幹線固定部34の長手方向中間部において分岐している。
分岐線支持部材40は、棒状に形成されている。分岐線支持部材40は、分岐線部分26の長手方向に沿って延びている。分岐線支持部材40の横断面形状は、円形状である。分岐線支持部材40の横断面形状は、角形状などであってもよい。分岐線支持部材40は、同一の横断面形状が長手方向に連続するように形成されている。分岐線支持部材40は、長手方向に沿った中間部で横断面形状が変わるように形成されていてもよい。分岐線部分26の基端側部分に分岐線支持部材40は、分岐線固定部36に固定されている。
分岐線支持部材40は、分岐線部分26を構成する線状伝送部材20よりも剛性が高く形成されている。分岐線支持部材40は、分岐線部分26が途中で屈曲した状態に垂れ下がることを抑制可能な剛性を有していれば良い。分岐線支持部材40は、分岐線部分26を支持した状態で、分岐線部分26の先端側に向けて緩やかに撓む程度の剛性を有していればよい。本例では、一の分岐線部分26に対して分岐線支持部材40が2つ設けられている。分岐線支持部材40が複数設けられている場合、複数の分岐線支持部材40に鑑みた剛性が分岐線部分26の剛性よりも高くなっていればよい。一の分岐線部分26に対して分岐線支持部材40は1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
2つの分岐線支持部材40は線状伝送部材20の両側それぞれにおいて外側に位置している。換言すると、線状伝送部材20の並列方向において、2つの分岐線支持部材40によってすべての線状伝送部材20が挟まれている。これにより、分岐線部分26がねじられにくくなる。分岐線支持部材40は、線状伝送部材20の間に位置していてもよい。
分岐線支持部材40は幹線固定部34と重なる位置まで延びている。帯状に延びる幹線固定部34の側縁部を延長した線を分岐線固定部36と幹線固定部34との境界線Lとする。分岐線支持部材40の一端は、境界線Lを越えて幹線固定部34に達している。なお分岐線支持部材40の他端は分岐線固定部36の先端に達している。分岐線支持部材40は分岐線固定部36の全長にわたって延びている。分岐線支持部材40の他端は分岐線固定部36の先端を越えていない。分岐線支持部材40の他端はコネクタCに達しておらず、コネクタCに接続されていない。分岐線支持部材40の他端はコネクタハウジングのキャビティに収められていない。
分岐線支持部材40は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形可能に形成されている(図3参照)。なお、塑性変形を伴う曲げ変形は1回のみ可能であってもよいし、複数回可能であってもよい。複数回の回数は、2回、3回、又はそれ以上であってもよい。かかる分岐線支持部材40は、例えば、針金状の部材である。ここで直線状態とは、分岐線支持部材40が配線部材10の自重により撓んだ状態を含む。また曲がった状態とは、屈曲した状態を含む。特に、曲がった状態は、折り返されるように曲がった状態を含む。
ここでは分岐線支持部材40は芯棒41と被覆42とを含む。芯棒41は、分岐線部分26を構成する線状伝送部材20よりも剛性が高く形成されている。芯棒41は、直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形が複数回可能に形成されている。芯棒41を構成する材料は特に限定されるものではないが、芯棒41は、例えば鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属を含む材料によって形成される。例えば、芯棒41は線状伝送部材20の芯線21における素線21aよりも太く形成されてもよいし、素線21aが集合した芯線21よりも太く形成されてもよい。被覆42は芯棒41の周囲を覆う。被覆42は芯棒41よりも柔らかい。被覆42を構成する材料は特に限定されるものではないが、被覆42は、例えば樹脂を含む材料によって形成される。被覆42は、線状伝送部材20の被覆22と同じ材料であってもよい。
分岐線支持部材40は分岐線部分26を支持可能な剛性を有していればよい。分岐線支持部材40の太さは特に限定されるものではない。1本の分岐線支持部材40の太さは、分岐線部分26を構成する線状伝送部材20のうち最も太い線状伝送部材20の太さと同じかそれより細いことが好ましい。これにより、分岐線部分26における配線部材10の厚みが大きくなることを抑制できる。
分岐線支持部材40は磁性体である。これにより図4に示すように、ロボットアーム90の先端に設けられた磁石92によって、台80の上に載せられた分岐線支持部材40付きの配線部材10が吸着される。この結果、分岐線支持部材40付きの配線部材10の搬送が容易となる。ここでは芯棒41が磁性体である。例えば、芯棒41の材料がステンレス鋼である場合、かかるステンレス鋼は、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼などであってもよい。
分岐線支持部材40は第1シート材31と第2シート材32とのいずれに固定されていてもよい。分岐線支持部材40と、第1シート材31、第2シート材32との固定態様は特に限定されるものではなく、溶着、接着などであってもよい。ここでは分岐線支持部材40は第1シート材31に溶着されている。被覆42と第1シート材31とが溶着されている。
分岐線支持部材40は第1シート材31及び第2シート材32に包まれている。第2シート材32は、分岐線支持部材40よりも外側で第1シート材31に固定されている。線状伝送部材20の並列方向において、分岐線支持部材40の収容空間は線状伝送部材20の収容空間と仕切られておらず、連通している。
ここでは分岐線支持部材40の剛性は、長手方向に沿って同一とされている。分岐線部分26の基端側における分岐線支持部材40(以下、基端側支持部と称する)の剛性が、分岐線部分26の先端側における分岐線支持部材40(以下、先端側支持部と称する)の剛性よりも高くてもよい。これにより、分岐線支持部材40が分岐線部分26の基端側をしっかり支持することができる。
例えば、基端側支持部の太さ、材質、数などが、先端側支持部の太さ、材質、数などと異なることによって、基端側支持部が先端側支持部よりも高剛性となり得る。具体的には、例えば、太さ以外の性状が同じ場合に基端側支持部の太さが先端側支持部の太さよりも太いことによって、基端側支持部が先端側支持部よりも高剛性となり得る。また例えば、材質以外の性状が同じ場合に基端側支持部の材質が先端側支持部の材質よりも高剛性である(ヤング率が大きい)ことによって、基端側支持部が先端側支持部よりも高剛性となり得る。また例えば、数以外の性状が同じ場合に並行する基端側支持部の数が並行する先端側支持部の数よりも多いことによって、基端側支持部が先端側支持部よりも高剛性となり得る。
<実施形態1の効果等>
以上のように構成された配線部材10によると、分岐線部分26が分岐線支持部材40に支持されることによって、配線部材10が第1の作業箇所ら第2の作業箇所へ移し替えられたときに分岐線部分26の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材10を車両へ組付ける作業が容易となる。
より詳細には、車両へ配線部材10が組付けられる際、第1の作業箇所から第2の作業箇所へ配線部材10が載せ替えられることがある。この際、第1の作業箇所に載せられた配線部材10が持ち上げられて宙ずりになる。そして配線部材10は宙ずり状態から、第2の作業箇所に降ろされる。このとき分岐線部分の剛性が低いと、第2の作業箇所に降ろされたときに分岐線部分が折れ曲がり、配線部材の形態が車両における配線形態と異なった状態になり得る。これに対して、本開示の配線部材10では、分岐線部分26が分岐線支持部材40に支持されていることによって、配線部材10が第2の作業箇所に降ろされたときに分岐線部分26の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材10が第2の作業箇所に降ろされたときに配線部材10の形態が車両における配線形態を保つことができ、配線部材10における端末部、中間部を車両へ固定する作業(例えば、コネクタCの接続作業、クリップの固定作業)へスムーズに移行することができる。また配線部材10の載せ替え作業から配線部材10における端末部、中間部を車両へ固定する作業までの一連の作業が自動化された場合、分岐線部分26の折れ曲がりによる固定ミスを抑制することができる。
分岐線支持部としてシート材30とは別体の分岐線支持部材40が設けられているため、シート材30とは異なる部材によって分岐線支持部を設けることができる。これにより、分岐線支持部をシート材30よりも高剛性とすることが容易となる。また分岐線の設計変更などに対応容易となる。
また分岐線支持部材40は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形が複数回可能に形成されているため、配線部材10が、製造時、輸送時、車両組付け時にそれぞれ適切な形態となることができる。例えば、分岐線支持部材40が直線状態で配線部材10が製造された後、分岐線支持部材40が曲がった状態で配線部材10が輸送される。そして、配線部材10の輸送後に再び分岐線支持部材40が直線状態で配線部材10が車両に組付けられる。
また分岐線支持部材40は磁性体であるため、分岐線支持部材40付きの配線部材10が磁石92によって吸着されることが可能となる。これにより、配線部材10が第1の作業箇所から第2の作業箇所に搬送される際、磁石92によって配線部材10が吸着されて搬送可能となる。
また分岐線支持部材40が幹線固定部34と重なる位置まで延びているため、幹線固定部34から分岐線固定部36が分岐する部分における分岐線部分26の折れ曲がりが抑制される。
[実施形態2]
実施形態2に係る配線部材について説明する。図5は実施形態2にかかる配線部材110を示す概略平面図である。図5は、図1と同様に第2シート材32が省略されて描かれている。なお、本実施の形態の説明において、これまで説明されたものと同様構成要素については同一符号が付されてその説明が省略される。
配線部材110は、幹線支持部材50をさらに備える点で上記配線部材10とは異なる。上記配線部材10は幹線部分24に沿う支持部を備えておらず分岐線部分26に沿う支持部のみを備えていた。これに対して配線部材110は、幹線部分24に沿う支持部をさらに備えている。幹線支持部材50は、配線部材10に設けられる幹線支持部の一例である。幹線支持部材50は、シート材30とは別体に設けられた幹線支持部の一例である。幹線支持部はシート材と一体であってもよい。シート材とは別体に設けられた幹線支持部材50の構成は、矛盾等がない限り、シート材と一体に設けられた幹線支持部に適用することができる。
幹線支持部材50は、棒状に形成されている。幹線支持部材50は幹線部分24の長手方向に沿って延びている。幹線支持部材50の横断面形状は、円形状である。幹線支持部材50の横断面形状は、角形状などであってもよい。幹線支持部材50は、同一の横断面形状が長手方向に連続するように形成されている。幹線支持部材50は、長手方向に沿った中間部で横断面形状が変わるように形成されていてもよい。幹線支持部材50は幹線固定部34に固定されている。
幹線支持部材50は、幹線部分24を構成する線状伝送部材20よりも剛性が高く形成されている。幹線支持部材50は、幹線部分24が途中で屈曲した状態に垂れ下がることを抑制可能な剛性を有していれば良い。幹線支持部材50は、幹線部分24を支持した状態で、幹線部分24の先端側に向けて緩やかに撓む程度の剛性を有していればよい。なお、幹線支持部材50が複数設けられている場合、複数の幹線支持部材50に鑑みた剛性が幹線部分24の剛性よりも高くなっていればよい。
幹線部分24は、分岐線部分26よりも線状伝送部材20の数が多くなりやすい。このため、幹線部分24は、分岐線部分26よりも重量も重くなりやすい。幹線支持部材50、分岐線支持部材40が、それぞれ幹線部分24、分岐線部分26に応じた剛性を有している場合、幹線支持部材50は分岐線支持部材40よりも高剛性であるとよい。この場合、分岐線支持部材40の剛性が過多になることを抑制できる。
例えば、幹線支持部材50の太さ、材質、数などが分岐線支持部材40の太さ、材質、数などと異なることによって、幹線支持部材50が分岐線支持部材40よりも高剛性となり得る。具体的には、例えば、太さ以外の性状が同じ場合に幹線支持部材50の太さが分岐線支持部材40の太さよりも太いことによって、幹線支持部材50が分岐線支持部材40よりも高剛性となり得る。また例えば、材質以外の性状が同じ場合に幹線支持部材50の材質が分岐線支持部材40の材質よりも高剛性である(ヤング率が大きい)ことによって、幹線支持部材50が分岐線支持部材40よりも高剛性となり得る。また例えば、数以外の性状が同じ場合に並行する幹線支持部材50の数が並行する分岐線支持部材40の数よりも多いことによって、幹線支持部材50が分岐線支持部材40よりも高剛性となり得る。
分岐線支持部材40として幹線支持部材50と同じ種類の部材が採用されてもよい。この場合、幹線支持部材50、分岐線支持部材40に共通の部品が用いられることによって、部品の種類が少なくなる。
幹線支持部材50は、分岐線支持部材40と同様に、直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形が複数回可能に形成されていてもよい。幹線支持部材50の剛性が高い場合、幹線支持部材50は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形が困難な場合もあり得る。この場合、図5に示すように、幹線固定部34の長手方向に沿った中間部に、幹線支持部材50が設けられていない箇所が設定されるとよい。つまり幹線固定部34には複数の幹線支持部材50が幹線部分24の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている箇所が存在しているとよい。これにより、複数の幹線支持部材50の間の部分で、幹線部分24を折り曲げることができる。
幹線支持部材50は芯棒と被覆とを含んでいてもよいし、芯棒のみを含んでいてもよい。幹線支持部材50は磁性体であってもよいし、磁性体でなくてもよい。幹線支持部材50の芯棒及び被覆については、分岐線支持部材40の上記芯棒41及び被覆42と同様の物を採用できる。
幹線支持部材50が幹線部分24を支持可能な剛性を有していれば、幹線支持部材50の太さは特に限定されるものではない。1本の幹線支持部材50の太さは、幹線部分24を構成する線状伝送部材20のうち最も太い線状伝送部材20の太さと同じかそれより細いことが好ましい。これにより、幹線部分24における配線部材10の厚みが大きくなることを抑制できる。
幹線支持部材50は幹線固定部34における第1シート材31と第2シート材32とのいずれに固定されていてもよい。幹線支持部材50と幹線固定部34との固定態様は、分岐線支持部材40と分岐線固定部36との固定態様と同様に、溶着、接着等であってもよい。幹線支持部材50と幹線固定部34との固定態様は、分岐線支持部材40と分岐線固定部36との固定態様と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
幹線支持部材50は第1シート材31及び第2シート材32に包まれている。第2シート材32は、幹線支持部材50よりも外側で第1シート材31に固定されている。
分岐線支持部材40は幹線支持部材50と接するように設けられている。これにより、分岐線支持部材40と幹線支持部材50との間で配線部材110が折れ曲がることが抑制される。分岐線支持部材40の端面が幹線支持部材50の側面に接するように設けられていてもよいし、幹線支持部材50の端面が分岐線支持部材40の側面に接するように設けられていてもよい。分岐線支持部材40は幹線支持部材50と離れて設けられていてもよい。
<実施形態2の効果等>
以上のように構成された配線部材110によっても、実施形態1にかかる配線部材10と同様の効果を得ることができる。
また配線部材110によると、幹線部分24が幹線支持部材50によって支持されていることによって、配線部材110が第1の作業箇所から第2の作業箇所へ移し替えられたときに幹線部分24の折れ曲がりが抑制される。このため、配線部材110を車両へ組付ける作業が容易となる。さらに配線部材110における幹線部分24が、幹線支持部材50の間の部分を境に曲げられることができる。
また分岐線支持部材40は幹線支持部材50と接するように設けられているため、分岐線支持部材40と幹線支持部材50との間で配線部材110が折れ曲がることが抑制される。
また幹線部分24は分岐線部分26よりも重くなることが多い。この場合でも、幹線支持部材50が分岐線支持部材40よりも剛性が高く構成されているため、幹線支持部材50が幹線部分24をしっかり支持することができる。
[変形例]
図6は分岐線支持部とシート材130との固定態様の変形例を示す断面図である。図6に示す例では、分岐線支持部材140は第1シート材131によって包まれている。つまり第1シート材131に分岐線支持部材140を線状伝送部材20から仕切りつつ包囲する包囲部138が形成されている。これにより、分岐線支持部材140が分岐線固定部36に固定される。かかる包囲部138は分岐線固定部36の長手方向に沿って全長にわたって一連に形成されていてもよいし、断続的に形成されてもよい。また包囲部138は分岐線固定部36の一端部と他端部とのみに形成されていてもよい。線状伝送部材20の並列方向において、包囲部138は第1シート材131の縁部によって形成されているが、第1シート材131の中間部によって形成されていてもよい。第2シート材132は線状伝送部材20を覆っているが、分岐線支持部材140は覆っていない。
図7は分岐線支持部とシート材230との固定態様の別の変形例を示す断面図である。図7に示す例では、分岐線支持部材140は第1シート材31と第2シート材232とによって包まれている。第2シート材232は、分岐線支持部材140と線状伝送部材20との間でも第1シート材31に固定されている。線状伝送部材20の並列方向において、分岐線支持部材140の収容空間が線状伝送部材20の収容空間と仕切られている。第1シート材31及び第2シート材232によって分岐線支持部材140を線状伝送部材20から仕切りつつ包囲する包囲部238が形成されている。これにより、分岐線支持部材140が分岐線固定部36に固定される。かかる包囲部238は分岐線固定部36の長手方向に沿って全長にわたって一連に形成されていてもよいし、断続的に形成されてもよい。また包囲部238は分岐線固定部36の一端部と他端部とのみに形成されていてもよい。
図8は分岐線支持部とシート材330との固定態様の別の変形例を示す断面図である。図8に示す例では、分岐線支持部材40は第2シート材332の外面側に設けられている。分岐線支持部材40は第2シート材332のうち第1シート材331との固定部分の外面側に設けられている。これにより分岐線支持部材40が第1シート材331に接することが抑制される。分岐線支持部材40は、第2シート材332のうち第1シート材331との固定部分の外面側の平坦面に接している。分岐線支持部材40は、第2シート材332のうち曲面にも接していてもよい。
分岐線支持部材40は第2シート材332に固定されている。分岐線支持部材40と第2シート材332との固定態様は特に限定されるものではなく、溶着、接着等が採用されてもよい。また分岐線支持部材40とシート材330とが接した状態で分岐線支持部材40とシート材330との周囲に粘着テープなどの結束部材が巻き付けられることによって、分岐線支持部材40と第2シート材332とが固定されていてもよい。
分岐線支持部材40は、厚み方向に沿って第2シート材332の最遠部よりも外方に突出しないことが好ましい。また分岐線支持部材40は、並列方向に沿って第2シート材332の外縁よりも外方に突出しないことが好ましい。
かかる分岐線支持部材40は、外側分岐線支持部の一例である。外側分岐線支持部は、分岐線部分26を構成する複数の線状伝送部材20よりも並列方向に沿って外側に設けられている。分岐線部分26における並列方向に沿った外側部分が外側分岐線支持部によって支持される。
図9は分岐線支持部材40とシート材30との固定態様の別の変形例を示す断面図である。図9に示す例では、分岐線支持部材40は線状伝送部材20の間に設けられている。かかる分岐線支持部材40は、内側分岐線支持部の一例である。内側分岐線支持部は、分岐線部分26を構成する複数の線状伝送部材20に重なる位置又はその間に設けられている。分岐線部分26における並列方向に沿った内側部分が内側分岐線支持部によって支持される。
分岐線支持部材40は複数の線状伝送部材20の中央に設けられている。分岐線支持部材40は複数の線状伝送部材20の中央以外の位置であってもよい。例えば、線状伝送部材20が奇数本の場合、分岐線支持部材40は中央に位置する線状伝送部材20の隣に設けられるとよい。また図9に示す例では、線状伝送部材20の間に設けられている分岐線支持部材40は1本のみであるが、複数本であってもよい。
図10は分岐線支持部の変形例を示す断面図である。図10に示す例では、シート材430は第1シート材431と第2シート材432とを含む。分岐線支持部432bは第2シート材432に一体に設けられている。第2シート材432は本体部432aと分岐線支持部432bとを有する。第2シート材432は本体部432aと分岐線支持部432bとを有する形状に一体成形されている。
本体部432aは、面状に広がる部分である。本体部432aは線状伝送部材20を覆う部分及び第1シート材431に固定される部分を有している。
分岐線支持部432bは、本体部432aから厚み方向に突出する。ここでは分岐線支持部432bは本体部432aの外面側に突出する。分岐線支持部432bは、線状伝送部材20の長手方向に沿って延びる。分岐線支持部432bは、複数形成されている。複数の分岐線支持部432bは、並列方向に沿って相互に間隔をあけて並んでいる。各分岐線支持部432bは、本体部432aよりも小さい幅寸法を有する。各分岐線支持部432bは、本体部432aのうち線状伝送部材20を覆う部分よりも小さい幅寸法を有する。各分岐線支持部432bの幅寸法は、線状伝送部材20の外径と同じであってもよいし、それより小さくてもよいし、それより大きくてもよい。一の分岐線部分に外径の異なる複数の線状伝送部材がある場合、各分岐線支持部432bの幅寸法は、最も大きい外径と最も小さい外径との間であってもよい。
分岐線支持部432bは第2シート材432のうち線状伝送部材20を覆う部分の外面側に設けられている。各分岐線支持部432bは、並列方向に沿って、線状伝送部材20と重なる位置又は線状伝送部材20の間に設けられている。各分岐線支持部432bは、内側分岐線支持部の一例である。内側分岐線支持部によって分岐線部分の内側が支持される。
各分岐線支持部432bは、並列方向に沿って、線状伝送部材20より外側に設けられていてもよい。つまり分岐線支持部432bは第2シート材432のうち第1シート材31に固定される部分の外面側に設けられていてもよい。この場合の分岐線支持部は、上記外側分岐線支持部の一例である。
各分岐線支持部432bの横断面は、方形状である。各分岐線支持部432bの角部は丸められていてもよい。各分岐線支持部432bの横断面は、半円形状などであってもよい。
図6、図7に示される分岐線支持部材140において分岐線支持部材40における被覆42が省略されている。これにより、分岐線支持部材40、140の剛性が同程度の場合、被覆42の分だけ、分岐線支持部材140が分岐線支持部材40よりも細くなる。また分岐線支持部材40、140の太さが同程度の場合、分岐線支持部材140の芯棒41を分岐線支持部材40の芯棒41よりも太くできるため、分岐線支持部材140の剛性が分岐線支持部材40の剛性よりも高くなる。
図6から図10に示される分岐線支持部材とシート材との固定態様は、幹線支持部材とシート材との固定態様に用いられてもよい。
また分岐線支持部は磁性体であるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。分岐線支持部は磁性体でなくてもよい。
また分岐線支持部材40が幹線固定部34と重なる位置まで延びているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。分岐線支持部材40が幹線固定部34と重ならないように設けられていてもよい。例えば分岐線支持部材が境界線Lの位置まで延びていてもよいし、境界線Lの手前の位置まで延びていてもよい。
なお、分岐線支持部が分岐線固定部36の長手方向の一方側から他方側にわたって設けられる構成を例示したが、これに限定されないことは言うまでも無い。例えばコネクタCの嵌合をより容易にする観点では、分岐線固定部36の長手方向のコネクタC側の分岐線支持部を一部除いた構成としても良い。また、分岐線固定部36の長手方向のうち幹線固定部34側の分岐線固定部36において折り曲げる場合は、折り曲げを容易とする観点から分岐線固定部36の長手方向のうち幹線固定部34側の分岐線支持部の一部を除いた構成としても良い。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。例えば、分岐線固定部は第2シート材と一体である場合と、別体である場合とが例示されたが、一体の場合の例で説明された構成と別体の場合の例で説明された構成とのうち一方が他方に適宜適用可能である。
10、110 配線部材
20、20A、20B、20C、20D、20E、20F、20G 線状伝送部材
21 芯線
21a 素線
22 絶縁被覆
24 幹線部分
26、26A、26B 分岐線部分
30、130、230、330、430 シート材
31、131、331、431 第1シート材
32、132、232、332、432 第2シート材
432a 本体部
432b 分岐線支持部
34 幹線固定部
36 分岐線固定部
138、238 包囲部
40、140 分岐線支持部材
41 芯棒
42 被覆
50 幹線支持部材
80 台
90 ロボットアーム
92 磁石
C コネクタ

Claims (8)

  1. 幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、
    前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、
    を備え、
    前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、
    前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、
    前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されており、
    前記幹線固定部に幹線支持部が設けられており、
    前記幹線支持部は、前記幹線部分の長手方向に沿って延びており、前記幹線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されており、
    前記幹線固定部には複数の前記幹線支持部が前記幹線部分の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている箇所が存在する、配線部材。
  2. 幹線部分と分岐線部分とを含む形態に配線された複数の線状伝送部材と、
    前記幹線部分が固定された幹線固定部と、前記分岐線部分が固定された分岐線固定部とを含むシート材と、
    を備え、
    前記分岐線固定部は、前記幹線固定部から分岐しており、
    前記分岐線固定部に分岐線支持部が設けられており、
    前記分岐線支持部は、前記分岐線部分の長手方向に沿って延びており、前記分岐線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されており、
    前記幹線固定部に幹線支持部が設けられており、
    前記幹線支持部は、前記幹線部分の長手方向に沿って延びており、前記幹線部分を構成する前記線状伝送部材よりも剛性が高く形成されており、
    前記幹線支持部は前記分岐線支持部よりも剛性が高く構成されている、配線部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
    前記分岐線支持部は前記幹線支持部と接するように設けられる、配線部材。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記分岐線支持部は直線状態と曲がった状態との間での塑性変形を伴う曲げ変形可能に形成されている、配線部材。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記分岐線支持部は磁性体である、配線部材。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記分岐線支持部が前記幹線固定部と重なる位置まで延びている、配線部材。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材よりも並列方向に沿って外側に設けられている外側分岐線支持部を含む、配線部材。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記分岐線支持部は、前記分岐線部分を構成する前記複数の線状伝送部材に重なる位置又はその間に設けられている内側分岐線支持部を含む、配線部材。
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