JP3511574B2 - 単心光ファイバコードおよび光テープコード - Google Patents

単心光ファイバコードおよび光テープコード

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JP3511574B2
JP3511574B2 JP16034298A JP16034298A JP3511574B2 JP 3511574 B2 JP3511574 B2 JP 3511574B2 JP 16034298 A JP16034298 A JP 16034298A JP 16034298 A JP16034298 A JP 16034298A JP 3511574 B2 JP3511574 B2 JP 3511574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用の光ファイ
バコードおよび光テープコードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年光通信技術の進展により、一般家庭
を合む加入者系への光ファイバケーブルの導入に関する
検討が盛んに行われており、今後、局内で十万心に近い
光ファイバ配線が必要になると予測されている。
【0003】このような局内配線では、作業者が取扱う
際における破損を防止するため光ファイバ素線または光
ファイバ心線に高弾性の抗張力体を縦添えして合成樹脂
で被覆したもの、即ち光ファイバコードが必要とされて
いる。ここで、光ファイバ素線と光ファイバ心線の用語
はいずれも光ファイバに合成樹脂の被覆を施したものを
指し、それらの区別は暖昧なので、ここでは用語として
「光ファイバ素線」のみを用いる。
【0004】図17は従来の光ファイバコードの断面構
造を説明する図である。図17は単心型の光ファイバコ
ードを示す。図18はテープ型の光ファイバコードを示
す。図17の単心型の光ファイバコードでは、光ファイ
バ11および光ファイバ被覆32が一体となって光ファ
イバ素線33を構成し、その外側に補強材としての抗張
力線材34および外被35を被覆して光ファイバコード
3を構成する。現在、標準的な光ファイバ素線の外径は
0.25mmまたは0.9mmであり、光ファイバコー
ド3の外径は、最も細いもので1.7mmである。抗張
力線材34にはアラミド繊維が多用されている。このよ
うに、光ファイバコードは素線に比較して著しく太くな
っている。従来の局内配線では単心の光ファイバコード
を集合したケーブルが使用されているが、コードの数を
増やすとケーブル自体が著しく太くなるため、多くの配
線スペースを必要とするという問題があった。
【0005】図18のテープ型の光ファイバコードは、
光ファイバ11および光ファイバ被覆32からなる単心
光ファイバ素線33を(図示の場合は)4本並べ、それ
を光ファイバ素線33の周りに一体的に一括被覆4lを
施して光ファイバテープを構成し、その外側に抗張力線
材42としてアラミド繊維を縦添えし、更に合成樹脂に
よる外被43を施して光テープコード4を構成したもの
である。このような光テープコードにおいては、一般に
4心または8心の光ファイバテープが用いられる。一
方、光テープコード4は従来の単心コードに比較すると
1心当たりの断面積は小さいので、局内光ケーブルとし
て用いればより高密度に光ファイバを収容できるという
利点がある。しかし、局内の本配線盤では1心毎にコネ
クタで接続替えを行っているので、光テープコードを単
心光ファイバコードに変換しなければならないという
がある。
【0006】この単心−多心変換には従来2つの方法が
採られている。1つの方法は接続部を設ける方法である
が、これには接続作業および接続部品のコストが必要で
あり、更に、接続部の収容、接続部での光損失等の間題
がある。他の方法は光テープコードの先端を切り開いて
単心の光ファイバ素線に分離し、それぞれにチューブを
被せて単心の光ファイバコードにする方法である。この
方法では、接続部がないので光損失の増加の間題は発生
しないが、単心に分離する作業に緻密な手作業を必要と
する上に、1心でも破損した時には、テープ全体につい
てその部分を含む長さを切り取って再度作業をやり直す
必要があるため、所定の長さの光コードを指定した際に
は極めて高価になるという問題がある。
【0007】このような、単心光ファイバコードが太い
という間題および多心光ファイバコードにおける単心へ
の変換の間題の解決を目的とした新規な構造の光ファイ
バコードの試作結果が、武本一、立蔵正男による講演論
文「曲げ剛性を高めた細径光コード」(1997年電子
情報通信学会総合大会講演論文集、通信第2分冊、第5
85頁、講演番号B−10−76、1997年3月6日
発行)に記載されている。この文献に記載されている構
造のうち外径0.25mmのものの構造を図22に示
す。このコードは細径化の目的を達成しているが、光フ
ァイバの周囲に鋼線が入っているため、被覆を除去する
作業が困難になる。また、光ファイバ素線の外径を標準
の0.25mmより小さくしているので、被覆が薄く損
傷を受け易いという間題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の間題
に鑑み、外径を細くすることができ、単心多心変換が容
易であり、且つ多心一括接続に適した光ファイバコード
および光テープコードを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の単心光ファイバコードは、光ファイバと
該光ファイバを被覆する光ファイバ被覆とを有する光フ
ァイバ素線と、前記光ファイバ素線を被覆した、断面が
ほぼ矩形形状の単心コード被覆と、前記単心コード被覆
の矩形断面の一方の短辺に沿って平行に延在し、かつ当
該一方の短辺に沿って前記単心コード被覆内に埋め込ま
れ、前記単心コード被覆の矩形断面の他方の短辺に沿っ
て平行に延在する前記光ファイバ素線に縦添えされた少
なくとも2本の抗張力線材とを備え、前記抗張力線材の
各々は、前記光ファイバ素線に近接し、かつ前記単心コ
ード被覆の矩形断面の長辺に平行な中心軸に対して対称
に配置されていることを特徴とする。本発明の単心光フ
ァイバコードは、単心コード被覆を被覆して保護被膜を
具えてもよい。
【0010】また、本発明の光テープコードは、複数本
の単心光ファイバコードが一括被覆によって一体的に被
覆されている光テープコードであって、前記単心光ファ
イバコードは、光ファイバと該光ファイバを被覆する光
ファイバ被覆とを有する光ファイバ素線と、前記光ファ
イバ素線を被覆した、断面がほぼ矩形形状の単心コード
被覆と、前記単心コード被覆の矩形断面の一方の短辺に
沿って平行に延在し、かつ当該一方の短辺に沿って前記
単心コード被覆内に埋め込まれ、前記単心コード被覆の
矩形断面の他方の短辺に沿って平行に延在する前記光フ
ァイバ素線に縦添えされた少なくとも2本の抗張力線材
とを備え、前記抗張力線材の各々は、前記光ファイバ素
線に近接し、かつ前記単心コード被覆の矩形断面の長辺
に平行な中心軸に対して対称に配置されていることを特
徴とする単心光ファイバコードであり、当該複数本の単
心光ファイバコードは、当該単心コード被覆の矩形断面
の各々の長辺同士が互いに当接し、かつ前記複数本の単
心光ファイバコードの各抗張力線材が整列するように並
置して一体的に被覆されていることを特徴とする。本発
明の光テープコードは、一括被覆を被覆した保護被覆を
さらに具えてもよい。
【0011】この場合、単心光ファィバコード被覆材お
よび光テープ用被覆材が共に紫外線硬化性樹脂であっ
て、後者の被覆が前者の被覆より破壊し易く構成されて
いることが望ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、複数本の弾性率の高い抗張力
線材を縦添えしたことによって、単心光ファイバコード
をより小さくし、それだけ軽量化しても、曲げ変形によ
る破断を防止することができる。
【0013】しかも、本発明単心光ファイバコードで
は、抗張力部材が光ファイバ素線の一方の側にのみ偏在
しているので、単心光ファイバコードを複数組合わせる
ことによって光テープコードを構成することができる。
従って、本発明の光テープコードによれば、抗張力部材
が一辺に偏在しているので、光ファイバの接続を行う際
に、この抗張力部材を容易に除去することができる。
【0014】本発明の光テープコードによれば、外側の
被覆を除去するだけで多心から単心へ変換することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。
【0016】図1は、本発明による単心光ファイバコー
ド1の構造例の断面を示す図である。図1において、光
ファイバ11と、この光ファイバ11を被覆した合成樹
脂の光ファイバ被覆12とによって光ファイバ素線13
を構成する。光ファイバ素線13と抗張力部材を構成す
る2本の抗張力線材14とが断面ほぼ矩形状の単心コー
ド被覆15で被覆されて、光ファイバコード1を構成す
る。ここで、抗張力部材14は、単心コード被覆15の
短辺に沿って平行に延在し、かつその短辺に沿って単心
コード被覆15内に埋め込まれ、光ファイバ素線13に
縦添されている。ここで抗張力線材は、図1、図3〜図
7に示すように複数本の線材を並置して全体として偏平
な部材を構成する場合、および図14〜図16のように
1本の偏平な線材で偏平な部材を構成する場合の双方を
包含するものである。AおよびBはそれぞれ光ファィバ
コード1の断面の短辺および長辺を示す。2本の抗張力
線材14は、光ファイバ素線13に外接し、かつ光ファ
イバコード1の長辺方向の中心軸線Cに対して対称に配
置するのが好ましい。
【0017】光ファイバ被覆12および単心コード被覆
15の材料としては、現在最も一般的な紫外線硬化性樹
脂を採用することができる。この樹脂は、ウレタンアク
リル系のものが多用され、容易に弾性率の調整を行うこ
とが可能である。光ファイバ被覆12はクッション層と
して機能し、これにより、温度変化に伴う外被の伸縮、
外圧等による光ファイバの微小曲がりを防止し、光の損
失を防ぐことができる。
【0018】抗張力線材14としては、鋼線、ガラス素
線または繊維強化プラスチック(FRP)等を用いるこ
とができる。鋼線は他の材料に比べて弾性係数が高いの
で、抗張力性および曲げ剛性の確保に有利である。単純
なモノフィラメント構造であってもまた複数の微細な線
を撚り合わせた撚り線であってもよいが、前者の方が曲
げ剛性が大きくかつ圧縮にも強いので、本発明における
抗張力線材14として好適である。抗張力線材14とし
て一般の鋼線を用いるときには、例えばエナメル塗装、
メッキ等の錆防止のための処理を施しておくことが望ま
しい。抗張力線材14としてステンレス鋼線を用いると
きはこのような処理は不要である。
【0019】抗張力線材14としてガラス素線を用いる
場合には、光ファイバと同様にして製作された石英ガラ
スが最も好適である。石英ガラスは化学的に合成される
ので、不純物および欠陥が少なく、従って強度が高い。
但し、石英ガラスの表面を保護するために被覆を施して
おくことが必要である。その被覆は数ミクロン程度の薄
いものでよく、例えばエポキシ樹脂のような弾性率の高
い材料を用いてもよい。この被覆のための材料として、
外側の被覆材15との接着性を高めるような材料を選ぶ
ことによって、ガラス線の補強特性を高めることができ
る。勿論、抗張力線材14としてのガラス素線の被覆は
光ファイバ被覆と同一材料としてもよい。この場合は製
造しやすい利点がある。このガラス素線は、抗張力線材
14として機能すればよいので、光ファィバと異なり、
光を導波するためのコア構造が不要であり、また寸法精
度も一桁程度悪くてもよく、従って安価に製造できる。
【0020】さらにまた、抗張力線材14としては、例
えばアラミド繊維、PBO(ポリパラフェニレンベンゾ
ビスオキサゾール)繊維、ガラス繊維、またはカーボン
繊維を、エポキシ樹脂で固めたFRPを用いることがで
きる。
【0021】なお、図1では抗張力線材14自体の被覆
は図示していない。上述のとおり、ガラス素線のように
被覆が不可欠な場合もあり、また、ステンレス鋼線のよ
うに不必要な場合もある。或いは、耐久性確保のための
被覆は不要であっても、光ファイバコードの識別のため
に色付きの被覆を抗張力線材に設けてもよい。
【0022】従来の光ファイバコードの構造は光ファイ
バ素線の周囲に補強材を配置し、その構成に更にPVC
(ポリ塩化ビニール)等を被覆するのに対し、本発明に
よる光ファイバコードは、従来のものと構造が大きく異
なり、光ファイバ素線の周囲全体を取り巻いて補強材を
配置せず、しかも単心光ファイバコードを一つのユニッ
トとして複数組合わせることによって光テープコードに
も適した形態とすることができ、かつ各ユニットの断面
積を可及的に小さくできるように構成したので、著しく
細径化および軽量化を図ることができる。なお、図19
に示した従来の外径0.25mmの光ファィバコードの
方が本発明のものより断面積は小さいが、本発明による
光ファイバコードは、被覆の除去性に優れ、構造が簡単
であり、標準的素線を使うことができるので低価格化に
も適する。
【0023】図2は本発明による光テープコード2の構
造例を示す断面図である。
【0024】図2において、図1に示す単心光ファイバ
コード1を1ユニットとし、複数ユニットを用いる。こ
こで光ファイバコード1の長辺Bを相互に接合して一体
化し、その一体化した構造に一括して一括被覆21を設
けて、テープ状とする。ここで、複数ユニットの単心光
ファイバコードを、それらの断面の各長辺が互いに当接
し、かつ複数の単心光ファイバコード1の各抗張力部材
14が整列するように並置する。なお、一括被覆する代
わりに、単心光ファイバコードの相互の接触面のみを接
着してもよい。また、これら接触面の接着を行い、かつ
一括被覆した構成であってもよい。
【0025】この実施例においては、単心光ファイバコ
ード1をそれらの各長辺Bが相互に接するように並べた
時の単心光ファイバコード1の並び間隔が、一般の光フ
ァイバテープのファイバ並び間隔P(図18)に等しく
なるように、単心光ファイバコード1の短辺Aの寸法を
設計する。通常の光ファイバテープではこのPは0.2
5mmであるから、これを前提にすると単心光ファイバ
コード1の断面積は、短辺×長辺=0.25mm×0.
4mm程度である。図17に示した構成であって、市販
の外径2mmの光ファイバコードと比べて本発明による
光ファィバコード1の断面積は1/30である。
【0026】本発明の構成ユニットである単心光ファイ
バコード1においては、光ファイバ11がコード断面の
幅方向(短辺Aの方向)の中央、すなわち中心線Cに位
置することが望ましい。このように対称性を持たせてお
くと、テープ化の際の整列が簡単になる。現在日本国内
で使用されている光ファイバテープは4心および8心で
あり、16心のものが開発中である。また、日本以外の
国では12心のものも使用されている。本発明による多
心光ファイバコードに収容される単心光ファイバコード
の本数を、接続相手となる光ファイバテープのファイバ
心数と一致させておくのが好適である。
【0027】ファイバの並び間隔は、0.25mmから
ずれて0.27mm程度になっても、実際には問題なく
光ファイバテープと接続できるので、光ファイバとして
標準の外径0.25mmの光ファイバ素線を用い、単心
コード被覆12を含めて外径0.27mm以下として本
発明の光ファイバコードを構成することが可能である。
このようにすれば、光ファイバ素線を従来の光ファイバ
テープと共通に用いることができるので量産効果を発揮
でき、特殊寸法の場合より安価に製造できる利点があ
る。
【0028】一方、外径0.25mmの標準素線でも、
通常、光ファイバ被覆は弾性率の異なる2層からなって
いるので、例えば外側の層を設けない状態の光ファイバ
素線を利用して光ファイバ並び問隔を0.25mm以下
にすることが可能である。例えば、ファイバの並び間隔
が0.23mm程度までならば、並び間隔0.25mm
の光ファイバテープとの接続に間題はない。
【0029】図3〜図7は、本発明における抗張力部材
のさらに5つの実施の形態を示したものであり、その各
々において複数本の抗張力線材の形状が異なる以外は、
図1の構造と同じである。図3では矩形、もしくは矩形
の四隅に丸みをつけた略矩形の断面を持つ抗張力線材1
6を用いる。図4では断面が楕円形または長円形の2本
の抗張力線材17を用いる。図5では断面が直角三角
形、もしくは直角三角形の各角に丸みをつけた略直角三
角形であり、かつ各斜辺が光ファイバに近接している2
本の抗張力線材18を用いる。図6では、図3に示した
矩形において光ファイバに近接する隅部を削除して形成
した略五角形の断面をもつ抗張力線材19を用いる。図
7では、断面が円形の3本の抗張力線材20、22を使
用する。この場合、中央の線材22は他の2本の線材2
0より細径にすることによって、これら3本の線材の外
側表面がほぼ面一になるようにするのが好適である。
【0030】さて、本発明による光ファイバコードを接
続する場合には、抗張力線材および被覆を除去する必要
がある。これをわかりやすく説明するために、図1の構
造を有する光ファイバを例にとって示すことにする。最
初に、抗張力線材14が鋼線またはFRPの場合につい
て、光テープコード2を例にとって、この除去方法を説
明する。先ず、光テープコード2の先端から適宜の長さ
の部分で、光ファイバが位置する面から刃を押しつける
かまたは刃で引っかくことにより光ファイバ素線13に
傷を付け、この傷が外側になるように曲げる。こうする
と光ファイバ素線13は図8に示すように破断部31に
おいて折れるが抗張力線材14は折れない。図8に示す
ように、この光テープコード2を平面30上に載置し
て、光ファイバ素線13が平面30に近い側となるよう
にする。ついで破断部31の近くにおいてテープコード
2上に平板36を載せ、この平板36でテープコード2
を軽く押さえながら、折れた光ファイバコード1の先端
を矢印37で示す方向に引張る。このようにすると、ー
括被覆21および単心コード被覆15が破れて、抗張力
線材14と光ファイバ素線13とが引き離される。更に
引張ると図9に示すように光テープコード2が平板36
の下を滑って引き出されて抗張力線材14と光ファィバ
素線l3とが分離するので、分離部分が適当な長さにな
ったときに、その分離の根元38で抗張力線材14を鋏
またはニッパー等で切り離す。光ファイバ被覆12の除
去は通常の心線被覆除去のとおり、根元39に上下から
刃を入れて剥取る。
【0031】次に抗張力線材14がガラス素線の場合に
ついて、同様に光テープコード2を例にとって抗張力線
材および被覆の除去方法を鋭明する。先ず、光テープコ
ード2の先端から所定の長さの部分のガラス素線14が
位置する側面から、刃を押しつけるかまたは刃で引っか
くことによりガラス素線14に傷を付け、この傷が外側
になるように曲げる。こうするとガラス素線14は折れ
るが光ファイバ11は折れない。この位置で反対側から
も被覆に切り込みを入れ、長尺側を固定しておいて刃を
先端に向けて動かすことにより被覆を剥取る。
【0032】このような方法で被覆および抗張力線材を
除去した後の接続手順は、従来の光ファイバテープ相互
の接続の場合と同じである。また、この光テープコード
と単心光ファイバコードとの接続も、その光テープコー
ドを単心の各ユニットに分離した後に同様の手順で行え
ばよい。また、本発明による光ファイバコードではユニ
ット毎に分離できるので、心線を1心ずつに分離でき、
従って単心線へ変換する際に接続部を設ける必要がない
という利点がある。単心に分岐した後、端部に光コネク
タを取付けることにすれば、配線途中でのファィバ接続
点を少なくすることができる。
【0033】次に、本発明の単心光ファイバコードにお
いて抗張力線材を2本用いることの利点について説明す
る。この構造は、曲げ剛性についての考察から決定され
たものであり、および、この構造が例えば抗張力線材を
1本用いる構造に比べて優れた特性を有することを本発
明者が発見し、その知見に基づいて発明したものであ
る。
【0034】図10および図11は、そのための解析モ
デルを示す図である。
【0035】図10は1本の抗張力線材14を使用した
場合、図11は2本の抗張力線材を使用した本発明の場
合のモデルである。尚、この解析では、標準の光ファイ
バ素線(光ファイバの外径0.125mm、光ファイバ
被覆外径0.25mm)を使用するものとし、図10お
よび図11のように抗張力線材14が光ファィバ素線と
接触するように配置されているものと仮定する。
【0036】縦弾性係数(ヤング率)の値としては、光
ファイバについて7200kgf/mm2 、モノフィラ
メントの鋼線について21000kgf/mm2 を用い
た。被覆(光ファイバ被覆および単心コード被覆)は縦
弾性係数が小さく曲げ剛性に殆ど寄与しないのでモデル
では無視した。図10および図11において、xおよび
yで示した線が曲げの中立面である。図10に示した単
心の場合は、曲げ剛性の小さい方、即ち通常yが中立面
である。図11に示したテープコードの曲げにおいては
xが中立面である。これらの値を用いれば、材料力学に
基づいてそれぞれの曲げ剛性を計算することができる。
【0037】図10および図11に示した構造の光ファ
イバコードについて、抗張力線材(鋼線)の直径と光フ
ァイバコードの曲げ剛性との関係についての計算結果
を、それぞれ、図12および図13に示す。図12にお
いて、H1x、H1yは鋼線が1本の場合におけるそれ
ぞれの中立面xおよびyについての曲げ剛性を示し、図
13において、H2x、H2yは鋼線が2本の場合にお
けるそれぞれの中立面xおよびyについての曲げ剛性を
示す。この計算モデルでは、鋼線の直径の上限は、1本
の場合は0.25mm、2本の場合は0.125mmで
ある。
【0038】単心光ファイバコードとしては曲げ剛性を
大きくすることが望ましい。ところが鋼線1本の場合で
はH1xとH1yの値が著しく異なっており、鋼線の直
径を大きくした場合、H1yの値はさほど増えないのに
対してH1xの値はかなり増加する。例えば、単心光フ
ァイバコードの曲げ剛性を1kgf.mm2 とするに
は、H1yの曲線から鋼線の直径を0.17mmとしな
ければならない。ところが、このときのH1xの値は
4.3kgf.mm2 になるので、8心光テープコード
にしたときの曲げ剛性はその8倍で35kgf.mm2
程度になり、必要以上に曲がり難くなって取扱う上で支
障を生じることになる。
【0039】一方、鋼線2本の場合はH2xとH2yの
値は比較的近い。単心光ファイバコードの曲げ剛性を1
kgf.mm2 としたときの鋼線の直径はH2yの曲線
から約0.085mmになるが、このときのH2xの値
は1.55kgf.mm2 程度であり、8心光テープコ
ードにしたときの曲げ剛性は約12.4kgf.mm2
になる。
【0040】この鋼線2本を抗張力線材14として用い
た本発明の場合を従来の場合と比較する。外径1.7m
mあるいは2.0mmの従来の単心光ファイバコードの
曲げ剛性は約3〜5kgf.mm2 程度である。上記の
単心光ファイバコードの曲げ剛性1kgf.mm2 はこ
れより小さいが、外径0.9mmの従来のナイロン被覆
光ファイバ心線と同等であるので満足できる。また、光
ファイバテープはナイロンの保護用チューブを被せた状
態で配線に用いられることがあるが、この場合の被覆部
の曲げ剛性は10〜15kgf.mm2 程度であり、上
記鋼線2本の場合の計算結果はそれに合致するので安心
できる。
【0041】このように、本発明による抗張力線材を2
本使用した光ファイバコードは、単心光ファイバコード
および単心光ファイバコードをユニットとして構成した
光テープコードのいずれの場合にも適切であることがわ
かる。また、このような2本の抗張力線材は、従来の1
本の抗張力線材場合より直径を小さくすることができる
ので、テープコードにしたとき、曲げ変形の際の中立面
と光ファイバ軸との距離が小さくなることも本発明の利
点である。テープコードについては半径30mmで曲げ
たときに、光ファイバ表面に発生する歪みは、前述の数
値を用いた計算によれば、1本の抗張力線材の場合では
0.81%、抗張力線材2本の場合では0.56%にな
るため、本発明においては曲げ変形部の破断が生じ難い
という利点がある。
【0042】更に曲げ変形による破断防止の効果を上げ
るためには、カーボンコート光ファイバを採用すればよ
い。この光ファイバは表面に0.1ミクロン未満のよう
な極く薄いカーボン層を形成したもので、静疲労を生じ
難いという特長があり、海底光ケーブルに多く使用され
ている。また、曲げ変形による表面歪み自体を小さくす
るには、光ファィバ被覆を薄くすればよい。本発明のよ
うに抗張力線材を偏在させる構造では、曲げ変形による
光ファイバ表面歪みが大きくなるのが欠点であるが、上
述のように充分対処が可能である。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】また、前述した各種の実施の形態の単心光
ファイバコード、または複数ユニットの単心光ファイバ
コードを並置して構成した光テープコードの周囲を、た
とえば、図14、図15、および図16に示すように、
紫外線硬化樹脂を用いた保護被覆で被覆することもでき
る。
【0049】この樹脂は、光ファイバ素線の被覆材とし
ても多用されており、ウレタンアクリル系である。紫外
線照射により非常に短時間で硬化する。組成を調整する
ことで、柔軟な塗膜から強靭な保護膜まで、幅広い物性
に対応できる特徴がある。商品としては、たとえば東京
に本社があるJSR株式会社(JSR Corporation, Toky
o)のデソライト(Desolite:登録商標)がある。
【0050】テープの状態から単心に分離しやすくする
ためには、単心光ファイバコード被覆材と光テープコー
ド被覆材の物性を違えたほうがよい。この分離操作の際
は、光テープコード用被覆材が破れ、単心光ファイバコ
ード被覆材は損傷を受けない事が必要であるから、前者
は後者よりも破壊しやすいことが望ましい。この物性
は、引っ張り試験における破断強度で評価できる。つま
り前者より後者の方が破断強度が大きいことが望まし
い。この構造においても、接続のための被覆の除去性は
上記した実施の形態、例えば図1の構造における場合よ
りも少し厚めに切り込みを入れるのみで、後は同様の容
易な作業が可能である。
【0051】このような保護被覆を用いた構造として、
図14は、単心型ファイバコード50の構造例を示す断
面図であり、図1に示した光ファイバコード1の周囲を
断面ほぼ矩形の保護被覆51で被覆している。これによ
り擦過による損傷が防止できるほか、側面が平面になる
ため、光ファイバコード番号や識別記号、識別色等の印
刷が容易になるという効果がある。
【0052】図15では、図14の保護被覆51の代わ
りに断面円形の保護被覆52を用いる。この実施例によ
れば、擦過による損傷を防止できると共に、断面が円形
であるから、ケーブル化やコネクタの取り付けが容易に
なる効果がある。
【0053】図16においては、図2に示した複数ユニ
ットの単心光ファイバコード1の長辺を相互に接合して
構成した光テープコード2における一括被覆21の周囲
に、さらに保護被覆53を設けて光テープコード60を
構成する。この実施例によれば、やはり同様の擦過によ
る損傷を防止でき、およびファイバコード番号や識別記
号、識別色等の印刷が容易になるという効果がある。
【0054】保護被覆51、52および53の材料とし
ては、ポリ塩化ビニール、ポリアミド、ポリエチレン、
およびイソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム
等の合成ゴム、あるいは熱可塑性エラストマを用いるこ
とができる。熱可塑性エラストマの商品例としては、米
国デュポン社のハイトレル(Hytrel:登録商標)があ
り、これはポリエステル系である。保護被覆51、5
2、または53の材料は、単心コード被覆15または一
括被覆21の材料と同一であってもよいし、あるいは異
なる材料としてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、複数本の弾性率の
高い抗張力線材を縦添えしたことによって、単心光ファ
イバコードをより小さくし、それだけ軽量化しても、曲
げ変形による破断を防止することができる。
【0056】しかも、本発明単心光ファイバコードで
は、抗張力部材が光ファイバ素線の一方の側にのみ偏在
しているので、単心光ファイバコードを複数組合わせる
ことによって光テープコードを構成することができる。
従って、本発明のテープコードによれば、抗張力部材が
一辺に偏在しているので、光ファイバの接続を行う際
に、この抗張力部材を容易に除去することができる。ま
た、本発明の光テープコードによれば、外側の被覆を除
去するだけで多心から単心へ変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単心光ファイバコードの構造例の
断面図である。
【図2】本発明による光テープコードの構造例の断面図
である。
【図3】本発明による単心光ファイバコードの他の構造
例の断面図である。
【図4】本発明による単心光ファイバコードの他の構造
例の断面図である。
【図5】本発明による単心光ファイバコードの他の構造
例の断面図である。
【図6】本発明による単心光ファイバコードの他の構造
例の断面図である。
【図7】本発明による単心光ファイバコードの他の構造
例の断面図である。
【図8】本発明による光ファイバテープから抗張力線材
と被覆を除去する方法を説明する図である。
【図9】本発明による光ファイバテープから抗張力線材
と被覆を除去する方法を説明する図である。
【図10】解析モデルを示す図である。
【図11】解析モデルを示す図である。
【図12】抗張力線材(鋼線)の直径と光ファイバコー
ドの曲げ剛性との関係の計算結果を示す特性図である。
【図13】抗張力線材(鋼線)の直径と光ファイバコー
ドの曲げ剛性との関係の計算結果を示す特性図である。
【図14】本発明による単心光ファイバコードの他の構
造例の断面図である。
【図15】本発明による単心光ファイバコードの他の構
造例の断面図である。
【図16】本発明による光テープコードの他の構造例の
断面図である。
【図17】従来の光ファイバコードの断面構造を説明す
る断面図である。
【図18】従来の光ファイバコードの断面構造を説明す
る断面図である。
【図19】従来の細径化光ファイバコードの断面構造を
説明する断面図である。
【符号の説明】
1、50、51 本発明による単心型ファイバコード 2、60 本発明による光テープコード 3 従来の光ファイバコード 4 従来の光テープコード 11 光ファイバ 12 光ファイバ被覆 13 光ファイバ素線 14 抗張力線材(抗張力部材) 15 単心コード被覆 16〜20 抗張力線材(抗張力部材) A 光ファイバコード1の断面の短辺 B 光ファイバコード1の断面の長辺 C 光ファイバコード1の長辺方向の中心線 21 一括被覆 22 抗張力線材(抗張力部材) 30 平面 31 破断部 32 光ファイバ被覆 33 光ファイバ素線 34 抗張力線材(抗張力部材) 35 外被 36 平板 41 一括被覆 42 抗張力線材 43 外被 51〜53 保護被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 功 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−189618(JP,A) 特開 平6−265762(JP,A) 特開 平8−211259(JP,A) 特開 平8−304675(JP,A) 特開 平8−327833(JP,A) 特開 昭57−172405(JP,A) 特開 昭60−86515(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバと該光ファイバを被覆する光
    ファイバ被覆とを有する光ファイバ素線と、 前記光ファイバ素線を被覆した、断面がほぼ矩形形状の
    単心コード被覆と、 前記単心コード被覆の矩形断面の一方の短辺に沿って平
    行に延在し、かつ当該一方の短辺に沿って前記単心コー
    ド被覆内に埋め込まれ、前記単心コード被覆の矩形断面
    他方の短辺に沿って平行に延在する前記光ファイバ素
    線に縦添えされた少なくとも2本の抗張力線材とを備
    え、前記抗張力線材の各々は、前記光ファイバ素線に近接
    し、かつ前記単心コード被覆の矩形断面の長辺に平行な
    中心軸に対して対称に配置されていることを特徴とする
    単心光ファイバコード。
  2. 【請求項2】 前記抗張力線材の各断面は円形であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の単心光ファイバコー
    ド。
  3. 【請求項3】 前記抗張力線材の各断面は矩形または四
    隅に丸みを有する略矩形であることを特徴とする請求項
    に記載の単心光ファイバコード。
  4. 【請求項4】 前記抗張力線材断面は、前記単心コ
    ード被覆の矩形断面の短辺方向に長軸を有する長円形で
    あることを特徴とする請求項1に記載の単心光ファイバ
    コード。
  5. 【請求項5】 前記抗張力線材断面は、斜辺が前記
    ファイバ素線に近接するよう配置された直角三角形また
    は各隅に丸みを有する略三角形であることを特徴とする
    請求項1に記載の単心光ファイバコード。
  6. 【請求項6】 前記抗張力線材の各断面は、前記ファイ
    バ素線に近接する辺を有する略五角形であることを特徴
    とする請求項1に記載の単心光ファイバコード。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも2本の抗張力線材は、
    記単心コード被覆の矩形断面の長辺に平行な中心軸上に
    配置された1本の抗張力線材と、当該1本の抗張力線材
    より太径であり、かつ当該1本の抗張力線材を挟んで
    記中心軸に対して対称となる位置に配置された2本の抗
    張力線材との3本の抗張力線材であることを特徴とする
    請求項1に記載の単心光ファイバコード。
  8. 【請求項8】 前記単心コード被覆を被覆した保護被覆
    をさらに具えていることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の単心光ファイバコード。
  9. 【請求項9】 前記保護被覆は、断面円形または略長方
    形である請求項8に記載の単心光ファイバコード。
  10. 【請求項10】 前記抗張力線材は、識別用の色付き被
    覆を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに
    記載の単心光ファイバコード。
  11. 【請求項11】 前記光ファイバ被覆および前記保護被
    覆を紫外線硬化性樹脂で構成し、前記保護被覆が前記光
    ファイバ被覆よりも破壊され易く構成したことを特徴と
    する請求項8〜10のいずれかに記載の単心光ファイバ
    コード。
  12. 【請求項12】 前記保護被覆は、前記単心コード被覆
    とは異なる合成樹脂であることを特徴とする請求項8
    記載の単心光ファイバコード。
  13. 【請求項13】 複数本の単心光ファイバコードが一括
    被覆によって一体的に被覆されている光テープコードで
    あって、 前記単心光ファイバコードは、請求項1に記載の単心光
    ファイバコードであり、 当該複数本の単心光ファイバコードは、当該単心コード
    被覆の矩形断面の各々の長辺同士が互いに当接し、かつ
    前記複数本の単心光ファイバコードの各抗張力線材が整
    列するように並置して一体的に被覆されていることを特
    徴とする光テープコード。
  14. 【請求項14】 前記抗張力線材の各断面は円形である
    ことを特徴とする請求項13に記載の光テープコード。
  15. 【請求項15】 前記抗張力線材の各断面は矩形または
    四隅に丸みを有する略矩形であることを特徴とする請求
    項13に記載の光テープコード。
  16. 【請求項16】 前記抗張力線材断面は、前記単心
    コード被覆の矩形断面の短辺 方向に長軸を有する長円形
    であることを特徴とする請求項13に記載の光テープコ
    ード。
  17. 【請求項17】 前記抗張力線材断面は、斜辺が前
    記ファイバ素線に近接するよう配置された直角三角形ま
    たは各隅に丸みを有する略三角形であることを特徴とす
    請求項13に記載の光テープコード。
  18. 【請求項18】 前記抗張力線材の各断面は、前記ファ
    イバ素線に近接する辺を有する略五角形であることを特
    徴とする請求項13に記載の光テープコード。
  19. 【請求項19】 前記少なくとも2本の抗張力線材は、
    前記単心コード被覆の矩形断面の長辺に平行な中心軸
    に配置された1本の抗張力線材と、当該1本の抗張力線
    材より太径であり、かつ当該1本の抗張力線材を挟んで
    前記中心軸に対して対称となる位置に配置された2本の
    抗張力線材との3本の抗張力線材であることを特徴とす
    請求項13に記載の光テープコード。
  20. 【請求項20】 前記一括被覆を被覆した保護被覆をさ
    らに具えていることを特徴とする請求項13〜19のい
    ずれかに記載の光テープコード。
  21. 【請求項21】 前記保護被覆は、前記一括被覆とは異
    なる合成樹脂であることを特徴とする請求項20に記載
    の光テープコード。
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