JP2014191991A - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル Download PDF

Info

Publication number
JP2014191991A
JP2014191991A JP2013066456A JP2013066456A JP2014191991A JP 2014191991 A JP2014191991 A JP 2014191991A JP 2013066456 A JP2013066456 A JP 2013066456A JP 2013066456 A JP2013066456 A JP 2013066456A JP 2014191991 A JP2014191991 A JP 2014191991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
tensile
flat cable
side fusion
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013066456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5857993B2 (ja
Inventor
Tokuten Ko
得天 黄
Masanori Kobayashi
正則 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2013066456A priority Critical patent/JP5857993B2/ja
Priority to CN201410119832.5A priority patent/CN104078141A/zh
Publication of JP2014191991A publication Critical patent/JP2014191991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5857993B2 publication Critical patent/JP5857993B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】U字屈曲された際の局部的な応力集中を緩和し、耐U字屈曲性を向上させることが可能なフラットケーブルを提供する。
【解決手段】並列して配置された絶縁電線11と抗張力線12とを備えるフラットケーブル10において、絶縁電線11は、撚線導体13と、撚線導体13の周囲に形成された絶縁層14と、絶縁層14の周囲に形成されると共に絶縁層14よりも融点が低い電線側融着層15と、を備え、抗張力線12は、抗張力繊維16と、抗張力繊維16の周囲に形成されると共に絶縁層14よりも融点が低い抗張力線側融着層17と、を備え、絶縁電線11と抗張力線12は、電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを介して互いに融着されているものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、U字屈曲(スライド)を伴う部分に配線されるフラットケーブルに関する。
半導体装置の製造ラインにおいては、上下動動作等によって半導体装置を搬送するための搬送用ロボットが用いられている。搬送用ロボットに配線されるフラットケーブルは、搬送用ロボットが半導体装置を搬送する度に荷重を受けながらU字屈曲されることになるので、耐U字屈曲性に優れていることが要求される。
図5に示すように、従来技術に係るフラットケーブル50としては、耐U字屈曲性に優れた撚線導体51の周囲に絶縁層52が形成された複数の絶縁電線53を並列に配置すると共に隣接する絶縁電線53の絶縁層52同士を互いに融着させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−011769号公報
しかしながら、従来技術に係るフラットケーブル50では、撚線導体51と絶縁層52との間に空間を確保し、フラットケーブル50がU字屈曲されたときに撚線導体51が空間内を移動して撚線導体51に加わる応力を逃がすことができるように、チューブ押出によって撚線導体51の周囲に絶縁層52を形成しているので、絶縁電線53の断面形状が真円にならず、絶縁電線53の外径がどうしてもばらついてしまう。
絶縁電線53の外径がばらついていると、隣接する絶縁電線53の絶縁層52同士を互いに融着させたときに、絶縁電線53の外径のばらつきに起因する応力がフラットケーブル50に残存することになるので、フラットケーブル50がU字屈曲された際に局部的な応力集中が発生し、フラットケーブル50の耐U字屈曲性を低下させる要因となっていた。
そこで、本発明の目的は、U字屈曲された際の局部的な応力集中を緩和し、耐U字屈曲性を向上させることが可能なフラットケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、並列して配置された絶縁電線と抗張力線とを備えるフラットケーブルにおいて、前記絶縁電線は、撚線導体と、前記撚線導体の周囲に形成された絶縁層と、前記絶縁層の周囲に形成されると共に前記絶縁層よりも融点が低い電線側融着層と、を備え、前記抗張力線は、抗張力繊維と、前記抗張力繊維の周囲に形成されると共に前記絶縁層よりも融点が低い抗張力線側融着層と、を備え、前記絶縁電線と前記抗張力線は、前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層とを介して互いに融着されているフラットケーブルである。
前記抗張力線は、ケーブル横断面の両端に配置されていると良い。
前記抗張力線は、ケーブル横断面の中心を境にして対称となるように配置されていると良い。
前記絶縁層は、フッ素樹脂からなり、前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、又はポリウレタン樹脂からなると良い。
前記抗張力繊維は、伸びが10%以下で撚り合わされており、断面形状が略真円であると良い。
前記抗張力繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維からなると良い。
また、本発明は、チューブ押出によって撚線導体の周囲に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層の周囲に前記絶縁層よりも融点が低い電線側融着層を形成して絶縁電線を作製する工程と、充実押出によって抗張力繊維の周囲に前記絶縁層よりも融点が低い抗張力線側融着層を形成して抗張力線を作製する工程と、前記絶縁電線と前記抗張力線とを並列して配置すると共に前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層の融点以上且つ前記絶縁層の融点未満の温度で加熱して前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層とを介して互いに融着させる工程と、を備えるフラットケーブルの製造方法である。
前記絶縁層は、フッ素樹脂からなり、前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、又はポリウレタン樹脂からなると良い。
前記抗張力繊維は、伸びが10%以下で撚り合わされており、断面形状が略真円であると良い。
前記抗張力繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維からなると良い。
本発明によれば、U字屈曲された際の局部的な応力集中を緩和し、耐U字屈曲性を向上させることが可能なフラットケーブルを提供することができる。
本発明に係るフラットケーブルを示す断面模式図である。 本発明の変形例に係るフラットケーブルを示す断面模式図である。 (a)から(c)は本発明の変形例に係るフラットケーブルを示す断面模式図である。 (a)及び(b)はU字屈曲試験について説明する図である。 従来技術に係るフラットケーブルを示す断面模式図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るフラットケーブル10は、並列して配置された絶縁電線11と抗張力線12とを備えるものであり、絶縁電線11は、撚線導体13と、撚線導体13の周囲に形成された絶縁層14と、絶縁層14の周囲に形成されると共に絶縁層14よりも融点が低い電線側融着層15と、を備え、抗張力線12は、抗張力繊維16と、抗張力繊維16の周囲に形成されると共に絶縁層14よりも融点が低い抗張力線側融着層17と、を備え、絶縁電線11と抗張力線12は、電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを介して互いに融着されていることを特徴とする。
撚線導体13は、例えば、伸びが10%以上、引張強度が190MPa以上の軟銅線、又は伸びが5%以上、引張強度が300MPa以上の軟質銅合金線を撚り合わせてなる。これにより、絶縁電線11の耐屈曲性が良好となる。
絶縁層14は、機械的特性に優れたエチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、又はテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂からなることが好ましい。搬送用ロボットに配線されるフラットケーブル10には、繰り返しU字屈曲されても絶縁層14が劣化し難いことが要求されるからである。
また、絶縁層14は、撚線導体13の周囲にチューブ状に形成されていることが好ましい。これにより、撚線導体13と絶縁層14との間に空間を確保し、フラットケーブル10がU字屈曲されたときに撚線導体13が空間内を移動して撚線導体13に加わる力を逃がすことができる。
電線側融着層15は、フッ素樹脂に比べて融点が低いポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、又はポリウレタン樹脂からなることが好ましい。電線側融着層15を融着させたときに絶縁層14までもが溶融して電気的な短絡や絶縁不良といった問題が生じないように、電線側融着層15の融点を絶縁層14の融点よりも低くする必要があるからである。また、ポリ塩化ビニル樹脂等はフッ素樹脂に比べて軟らかいため、ポリ塩化ビニル樹脂等で電線側融着層15を形成することで、端末部において、融着された電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを割いて分離し、抗張力線12の不要な部分を切断して絶縁電線11のみを引き出すことができ、端末接続作業性を向上させることができるからである。
抗張力繊維16は、伸びが10%以下で撚り合わされており、その断面形状が略真円である繊維、例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維からなることが好ましい。伸びが10%以下と小さいため、フラットケーブル10に加わる応力を抗張力線12に加わり易くし、絶縁電線11の応力負担を軽減することができる。また、撚り合わされているため、後述する抗張力線側融着層17が撚目に入り込み易く、抗張力線側融着層17により抗張力繊維16を強固に保持することができる。更に、断面形状が略真円であるため、抗張力繊維16の周囲に抗張力線側融着層17を形成することで、外径が均一でばらつきの殆どない抗張力線12を作製することができる。そのため、抗張力線12に加わる応力を均一に分散することができる。
抗張力線側融着層17は、電線側融着層15と同種材料、即ちフッ素樹脂に比べて融点が低いポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、又はポリウレタン樹脂からなることが好ましい。電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを同種材料で形成することで、電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを容易に融着することができるからである。
また、抗張力線側融着層17は、抗張力繊維16の周囲に押出により形成されていることが好ましい。これにより、抗張力線側融着層17により抗張力繊維16が保持されるため、抗張力線12の伸びを低く抑えることができる。そのため、チューブ状に形成されてなる絶縁層14を有する絶縁電線11と比較して、押出により形成されてなる抗張力線側融着層17を有する抗張力線12は、その伸びが同等若しくは絶縁電線11以下となるので、フラットケーブル10に加わる応力を抗張力線12に加わり易くし、絶縁電線11の応力負担を軽減することができる。
この抗張力線12は、ケーブル横断面の両端に配置されていることが好ましい。これは、フラットケーブル10が滑車の溝に挿入された状態で荷重を受けてU字屈曲されると、フラットケーブル10の両端と滑車の溝側面とが擦れて、フラットケーブル10の両端が摩耗し易いためである。また、このように摩耗や傷が生じ易く、応力が集中し易い両端に抗張力線12を配置することで、屈曲寿命を延ばすことができる。
更に、抗張力線12は、ケーブル横断面の中心を境にしてフラットケーブル10を対称構造となるように配置されることが好ましい。これにより、フラットケーブル10に加わる応力を均一に分散することができるからである。
次に、フラットケーブルの製造方法について説明する。
本実施の形態に係るフラットケーブル10の製造方法は、チューブ押出によって撚線導体13の周囲に絶縁層14を形成する工程と、絶縁層14の周囲に絶縁層14よりも融点が低い電線側融着層15を形成して絶縁電線11を作製する工程と、充実押出によって抗張力繊維16の周囲に絶縁層14よりも融点が低い抗張力線側融着層17を形成して抗張力線12を作製する工程と、絶縁電線11と抗張力線12とを並列して配置すると共に電線側融着層15と抗張力線側融着層17の融点以上且つ絶縁層14の融点未満の温度で加熱して電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを介して互いに融着させる工程と、を備えることを特徴とする。
チューブ押出によって撚線導体13の周囲に絶縁層14を形成する工程では、撚線導体13と絶縁層14との間に空間を確保し、フラットケーブル10がU字屈曲されたときに撚線導体13が空間内を移動して撚線導体13に加わる応力を逃がすことができるように、チューブ押出を採用している。
絶縁層14の周囲に絶縁層14よりも融点が低い電線側融着層15を形成して絶縁電線11を作製する工程では、特に押出方式を限定する必要が無いので、チューブ押出又は充実押出を採用することができるが、絶縁電線11の外径を出来る限り均一に近づけるために、充実押出を採用することが好ましい。
充実押出によって抗張力繊維16の周囲に絶縁層14よりも融点が低い抗張力線側融着層17を形成して抗張力線12を作製する工程では、フラットケーブル10がU字屈曲されたときに加わる応力を抗張力繊維16に加わり易くして絶縁電線11の応力負担を軽減し、また抗張力線12の外径を均一にしてばらつきを無くす観点から、充実押出を採用している。
これまでの工程により、外径にある程度の不均一さを残した絶縁電線11と外径が均一でばらつきの無い抗張力線12とが得られる。
そして、絶縁電線11と抗張力線12とを並列して配置すると共に電線側融着層15と抗張力線側融着層17の融点以上且つ絶縁層14の融点未満の温度で加熱して電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを介して互いに融着させる工程では、電線側融着層15と抗張力線側融着層17の融点以上且つ絶縁層14の融点未満の温度で加熱して電線側融着層15と抗張力線側融着層17のみを溶融させる。これにより、絶縁層14は溶融しないため、絶縁層14と電線側融着層15の独立性が保たれる。
これまで説明してきたフラットケーブル10によれば、両端及び絶縁電線11の間に、疲労破断とは無縁であり、且つ外径が均一で癖の無い柔軟性に優れた抗張力線12が配置されているので、絶縁電線11の外径のばらつきに起因する、フラットケーブル10がU字屈曲された際の局部的な応力集中を抗張力線12によって吸収することができ、U字屈曲による撚線導体13の断線を効果的に防止することが可能となる。
また、絶縁電線11と抗張力線12とを融着する際に抗張力線12が絶縁電線11の外径の不均一さや癖を吸収するので、フラットケーブル10の外観形状が安定して平滑となり、融着された部分の形状も安定し易い。
更に、フラットケーブル10がU字屈曲された際に絶縁電線11に掛かる荷重を抗張力線12が分担して受けることで、絶縁電線11に掛かる荷重を緩和することができ、疲労破断寿命を向上することが可能となる。
また、絶縁電線11と抗張力線12とが絶縁層14よりも融点が低い電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを介して互いに融着されているので、絶縁層14と電線側融着層15とが融着しておらず独立した2層構造となっており、融着された電線側融着層15と抗張力線側融着層17とを割いても絶縁層14に亀裂が進展することは無い。そのため、フラットケーブル10は、端末加工時に絶縁層14が裂けることが無く絶縁電線11を引き出すことができ、端末加工作業性に優れている。
以上の通り、本発明によれば、U字屈曲された際の局部的な応力集中を緩和し、耐U字屈曲性を向上させることが可能なフラットケーブル10を提供することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものでは無く、種々に変形を加えることが可能である。例えば、前述した実施の形態では、絶縁電線11と抗張力線12とを1本ずつ交互に配置したが、図2に示すように、絶縁電線11を2本ずつ隣接して配置し、その両端と間に抗張力線12を配置しても良い。
これにより、フラットケーブル10がU字屈曲された際に掛かる荷重を抗張力線12が均一に分担して受けることができ、両端の摩耗や応力集中から絶縁電線11を保護することができると共に、抗張力線12の本数を減らすことでフラットケーブル10の幅が大きくなり過ぎるのを抑えることができる。
特に、絶縁電線11の本数が多い場合には、抗張力線12が1本当たりに分担する応力も小さくなるので、絶縁電線11が複数本ずつの配置となるように抗張力線12を間引いても耐U字屈曲性への影響は非常に小さく、寧ろフラットケーブル10の幅を小さくし、配線スペースを狭小化できる利徳の方が大きい。
また、図3(a)から(c)に示すように、絶縁電線11が複数本である場合は、配置する絶縁電線11の本数が同じでなくても良く、ケーブル横断面の中心を境にして対称の配置になっていれば良い。これにより、フラットケーブル10の左右に均等に荷重が掛かるため、フラットケーブル10の使用中に捻れたり、片端に摩耗や応力が集中することが無い。
次に、本発明の実施例を説明する。
実施例1として図1に示したフラットケーブル10を準備し、比較例1として図5に示したフラットケーブル50を準備した。
具体的には、外径が0.08mmの素線を撚り合わせた23AWG(American Wire Gauge)の撚線導体13、31を用いて4芯のフラットケーブル10、30を作製した。フラットケーブル10では、4芯の絶縁電線11に加えて5芯の抗張力線12を絶縁電線11と交互に配置し、高さが2mm、幅が17.2mmとなるようにし、フラットケーブル50では、4芯の絶縁電線53のみを並列に配置し、高さが2mm、幅が7.8mmとなるようにした。
これらフラットケーブル10、30について、図4(a)に示すように、ケーブル長が1.0mとなるように切断し、絶縁電線11、53を導体41を用いて直列に接続すると共に、両端の端子A、Bを断線検知器に接続した後、図4(b)に示すように、フラットケーブル10、30の一端に2kgの錘42を取り付けると共に、他端を半径が40mmのマンドレル43に取り付け、マンドレル43を所定の周期で回転・反回転させてフラットケーブル10、30を繰り返しU字屈曲させるU字屈曲試験を実施した。このU字屈曲試験においては、断線検知器で測定される導体抵抗値が20%上昇した時点で断線と判断することとした。
その結果、フラットケーブル10ではU字屈曲を1000万回以上繰り返しても断線は生じなかったが、フラットケーブル50では120万回程度で断線が生じた。
以上の結果から、本発明によれば、U字屈曲された際の局部的な応力集中を緩和し、耐U字屈曲性を向上させることが可能なフラットケーブル10を提供することができる旨が実証された。
10 フラットケーブル
11 絶縁電線
12 抗張力線
13 撚線導体
14 絶縁層
15 電線側融着層
16 抗張力繊維
17 抗張力線側融着層

Claims (10)

  1. 並列して配置された絶縁電線と抗張力線とを備えるフラットケーブルにおいて、
    前記絶縁電線は、撚線導体と、前記撚線導体の周囲に形成された絶縁層と、前記絶縁層の周囲に形成されると共に前記絶縁層よりも融点が低い電線側融着層と、を備え、
    前記抗張力線は、抗張力繊維と、前記抗張力繊維の周囲に形成されると共に前記絶縁層よりも融点が低い抗張力線側融着層と、を備え、
    前記絶縁電線と前記抗張力線は、前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層とを介して互いに融着されていることを特徴とするフラットケーブル。
  2. 前記抗張力線は、ケーブル横断面の両端に配置されている請求項1に記載のフラットケーブル。
  3. 前記抗張力線は、ケーブル横断面の中心を境にして対称となるように配置されている請求項1又は2に記載のフラットケーブル。
  4. 前記絶縁層は、フッ素樹脂からなり、前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、又はポリウレタン樹脂からなる請求項1から3の何れか一項に記載のフラットケーブル。
  5. 前記抗張力繊維は、伸びが10%以下で撚り合わされており、断面形状が略真円である請求項1から4の何れか一項に記載のフラットケーブル。
  6. 前記抗張力繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維からなる請求項1から5の何れか一項に記載のフラットケーブル。
  7. チューブ押出によって撚線導体の周囲に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層の周囲に前記絶縁層よりも融点が低い電線側融着層を形成して絶縁電線を作製する工程と、
    充実押出によって抗張力繊維の周囲に前記絶縁層よりも融点が低い抗張力線側融着層を形成して抗張力線を作製する工程と、
    前記絶縁電線と前記抗張力線とを並列して配置すると共に前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層の融点以上且つ前記絶縁層の融点未満の温度で加熱して前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層とを介して互いに融着させる工程と、
    を備えることを特徴とするフラットケーブルの製造方法。
  8. 前記絶縁層は、フッ素樹脂からなり、前記電線側融着層と前記抗張力線側融着層は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、又はポリウレタン樹脂からなる請求項7に記載のフラットケーブルの製造方法。
  9. 前記抗張力繊維は、伸びが10%以下で撚り合わされており、断面形状が略真円である請求項7又は8に記載のフラットケーブルの製造方法。
  10. 前記抗張力繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維からなる請求項7から9の何れか一項に記載のフラットケーブル。
JP2013066456A 2013-03-27 2013-03-27 フラットケーブル Active JP5857993B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066456A JP5857993B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 フラットケーブル
CN201410119832.5A CN104078141A (zh) 2013-03-27 2014-03-27 扁平电缆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066456A JP5857993B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 フラットケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014191991A true JP2014191991A (ja) 2014-10-06
JP5857993B2 JP5857993B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=51599353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013066456A Active JP5857993B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 フラットケーブル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5857993B2 (ja)
CN (1) CN104078141A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020195272A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材
US20210313090A1 (en) * 2018-11-26 2021-10-07 Hitachi Metals, Ltd. Cable and harness

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107564609A (zh) * 2017-08-18 2018-01-09 安徽飞纯特种电缆有限公司 一种耐屈曲拖链扁平型机器人电缆

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60110927U (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 富士通株式会社 フラツトケ−ブル
JPH08180743A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Fujikura Ltd 多芯平行接着線
JP2011253633A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Hitachi Cable Fine Tech Ltd フラットケーブル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60110927U (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 富士通株式会社 フラツトケ−ブル
JPH08180743A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Fujikura Ltd 多芯平行接着線
JP2011253633A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Hitachi Cable Fine Tech Ltd フラットケーブル

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210313090A1 (en) * 2018-11-26 2021-10-07 Hitachi Metals, Ltd. Cable and harness
US11854713B2 (en) * 2018-11-26 2023-12-26 Proterial, Ltd. Cable and harness
JP2020195272A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材
WO2020241220A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材
JP7279520B2 (ja) 2019-05-30 2023-05-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP5857993B2 (ja) 2016-02-10
CN104078141A (zh) 2014-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109841314B (zh) 带有编织屏蔽的电缆
WO2013108895A1 (ja) ケーブル
JP6783550B2 (ja) 高屈曲ヒータ線及び面状発熱体
JP2019096628A (ja) 同軸ケーブル
JP5857993B2 (ja) フラットケーブル
JP2011124117A (ja) 可動部用ケーブル
JP2019061776A (ja) 多心ケーブル
JP4618536B2 (ja) 平坦状ケーブル
CN101883885B (zh) 编织的化纤绳索和用于制造该编织的化纤绳索的方法
JP2014096282A (ja) シールドケーブル
US20020129969A1 (en) Electrical cable
JP6893496B2 (ja) 同軸ケーブル
JP6403098B2 (ja) 可動部配線用フラットケーブル
JP2012146591A (ja) 多心ケーブル及びその製造方法
JP2011009097A (ja) 耐捻回性ケーブル
JP2019021596A (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP2022037771A (ja) 多心ケーブル
CN106782809B (zh) 导电线材、数据线及该导电线材的制作方法
CN110783026A (zh) 绝缘电线和电缆
KR102579741B1 (ko) 절연전선 및 다심 케이블
JP6713712B2 (ja) 多芯ケーブル
JP6774462B2 (ja) 多芯通信ケーブル
JP2016162490A (ja) 固定配線用給電ケーブル
JP7412126B2 (ja) 耐屈曲絶縁電線
JP6766928B1 (ja) 可動部用ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5857993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350