JP2014096282A - シールドケーブル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シールドケーブル1は、中心導体11に絶縁被覆を施してなる少なくとも1本の絶縁電線10を含む絶縁電線部100と、絶縁電線部100の外周側に螺旋状に横巻きされた第1の導線20からなる第1の横巻きシールド層2と、第1の横巻きシールド層2の外周側に螺旋状に横巻きされた第2の導線40からなる第2の横巻きシールド層4と第1の横巻きシールド層2と第2の横巻きシールド層4との間に配置された絶縁体からなる緩衝層3と、第2の横巻きシールド層4の外周側に設けられたシース5とを備え、絶縁電線部100の周方向における第1の導線20の巻き方向と第2の導線40の巻き方向とは互いに逆方向であり、第1の導線20及び第2の導線40のうち少なくとも何れかの導線は、複数の素線200,400を撚り合わせた撚線からなる。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシールドケーブルを示し、(a)は説明のために一部の層を部分的に除去してその内側を示した斜視図、(b)はシールドケーブルにおける絶縁電線部の中心軸に直交する(a)のA−A線断面図である。
本実施の形態によれば、以下に示す作用及び効果が得られる。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るシールドケーブル1Aを示し、(a)は説明のために一部の層を部分的に除去してその内側を示した斜視図、(b)はこのシールドケーブル1Aにおける絶縁電線部100Aの中心軸に直交する(a)のB−B線断面図である。
本実施の形態によっても、第1の実施の形態について説明した(1)〜(5)及び(7)の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。また、絶縁電線10Aの複数の素線110の撚り方向と第1の導線20の横巻きの巻き方向とが同方向であるので、シールドケーブル1が外力を受けない自然状態におけるシールドケーブル1Aの湾曲を抑制することができる。つまり、第2の導線40は、第1の導線20よりも外周側に配置されているので、第1の導線20よりもシールドケーブル1Aを湾曲させる作用が強くなるが、絶縁電線10Aの複数の素線110の撚り方向を第2の導線40の巻き方向と逆方向にすることにより、第1の導線20がシールドケーブル1Aを湾曲させる作用と複数の素線110がシールドケーブル1Aを湾曲させる作用とが相俟って、第2の導線40がシールドケーブル1Aを湾曲させる作用と打ち消し合い、シールドケーブル1Aの湾曲を抑制することができる。
実施例1に係るシールドケーブル(以下、このシールドケーブルを「第1のシールドケーブル」という)は、図6に示したシールドケーブル1Aと同様に構成されたものである。すなわち、第1のシールドケーブルは、第1の導線20及び第2の導線40が撚線からなり、第1の横巻きシールド層2と第2の横巻きシールド層4との間に緩衝層3が介在している。第1の導線20及び第2の導線40の外径は0.1mmとし、第1の導線20における素線200の本数、及び第2の導線40における素線400の本数は、それぞれ100本とした。また、絶縁電線10Aのそれぞれの中心導体11Aの断面積は3mm2であり、テープ30の材料としてはフッ素樹脂を用いた。
比較例1に係るシールドケーブル(以下、このシールドケーブルを「第2のシールドケーブル」という)は、第1のシールドケーブルにおける緩衝層3を省略したものであり、第2の横巻きシールド層4が第1の横巻きシールド層2の外周に設けられている。その他の構成や材質は、第1のシールドケーブルと同じである。
比較例2に係るシールドケーブル(以下、このシールドケーブルを「第3のシールドケーブル」という)は、第1のシールドケーブルにおける第1の導線20及び第2の導線40を撚線ではなく、外径が0.1mmの単線(1本の金属素線)としたものである。その他の構成や材質は、第1のシールドケーブルと同じである。
比較例3に係るシールドケーブル(以下、このシールドケーブルを「第4のシールドケーブル」という)は、第3のシールドケーブルにおける緩衝層3を省略したものであり、第2の横巻きシールド層4が第1の横巻きシールド層2の外周に設けられている。その他の構成や材質は、第3のシールドケーブルと同じである。
これらの実施例1及び比較例1〜3に係る第1乃至第4のシールドケーブルを用いて屈曲耐久試験及び捩じれ耐久試験を行った。第1乃至第4のシールドケーブルのサンプル数は、それぞれ5本とした。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
Claims (6)
- 中心導体に絶縁被覆を施してなる少なくとも1本の絶縁電線を含む絶縁電線部と、
前記絶縁電線部の外周側に螺旋状に横巻きされた第1の導線からなる第1の横巻きシールド層と、
前記第1の横巻きシールド層の外周側に螺旋状に横巻きされた第2の導線からなる第2の横巻きシールド層と、
前記第1の横巻きシールド層と前記第2の横巻きシールド層との間に配置された絶縁体からなる緩衝層と、
前記第2の横巻きシールド層の外周側に設けられたシースとを備え、
前記絶縁電線部の周方向における前記第1の導線の巻き方向と前記第2の導線の巻き方向とは互いに逆方向であり、
前記第1の導線及び前記第2の導線のうち少なくとも何れかの導線は、複数の素線を撚り合わせた撚線からなる
シールドケーブル。 - 前記第1の導線は、複数の素線を撚り合わせた撚線からなり、
前記絶縁電線部の中心軸に直交する断面において前記第1の横巻きシールド層を見た場合に、前記第1の導線の横巻きの巻き方向と、前記第1の導線における複数の素線の撚り方向とが同方向である、
請求項1に記載のシールドケーブル。 - 前記第2の導線は、複数の素線を撚り合わせた撚線からなり、
前記絶縁電線部の中心軸に直交する断面において前記第2の横巻きシールド層を見た場合に、前記第2の導線の横巻きの巻き方向と、前記第2の導線における複数の素線の撚り方向とが同方向である、
請求項1又は2に記載のシールドケーブル。 - 前記絶縁電線部は、互いに撚り合された複数の絶縁電線を含み、
前記絶縁電線部の中心軸に直交する断面において、前記複数の絶縁電線の撚り方向と前記第1の導線の横巻きの巻き方向とが同方向である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載のシールドケーブル。 - 前記絶縁電線は、複数の素線を撚り合わせた撚線からなり、
前記絶縁電線部の中心軸に直交する断面において、前記絶縁電線の前記複数の素線の撚り方向と前記第1の導線の横巻きの巻き方向とが同方向である、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のシールドケーブル。 - 前記緩衝層は、絶縁体からなる帯状のテープを前記第1の横巻きシールド層の外周に螺旋巻きして形成され、
前記絶縁電線部の中心軸に直交する断面において前記第1の横巻きシールド層及び前記緩衝層を見た場合に、前記第1の導線の横巻きの巻き方向と、前記緩衝層の巻き方向とが同方向である、
請求項1乃至5の何れか1項に記載のシールドケーブル。
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