JP7279307B2 - 車両制御装置および車両制御方法 - Google Patents

車両制御装置および車両制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両制御装置および車両制御方法に関し、特に操舵アシスト技術に関する。
自動車等の車両には、事故未然防止技術の一種として、車線逸脱回避のための操舵アシスト技術が適用されたものがある。例えば、車両において、車線を逸脱しそうになった場合に、操舵力を付与して車両が車線から逸脱するのを防止する技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の技術では、車載カメラにより検出した区画線や路端により、当該車両が走行する車線の車線縁部を規定し、当該車線縁部を車両が逸脱しないように操舵力を付与することとしている。
特許文献1に開示の技術では、当該車両が走行する車線の両側に区画線があり、両区画線が車載カメラで検出できている場合に、車両が両区画線を逸脱しないように操舵アシストすることができるように構成されているので、車両が路外や隣接車線へと逸脱してしまうことを抑制することができる。
特表2017-510491号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術では、当該車両が走行する車線の幅を考慮することなく操舵アシストすることとしているので、運転者が煩わしさや違和感を覚える場合が生じ得る。即ち、幅が比較的狭い車線を走行している場合において、頻繁に操舵力が付与されるような場合には、運転者が煩わしさおよび違和感を覚えることとなる。
よって、上記のような状態においてまで操舵アシストを介入させることとしている上記特許文献1に開示の技術では、運転者に煩わしさや違和感を覚えさせ、ストレスを与える原因ともなる。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる車両制御装置および車両制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両制御装置は、車線(レーン)における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御装置であって、前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とし、前記路外との境界となる端部を路端とするとき、前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成部と、前記区画線を検出する区画線検出部と、前記路端を検出する路端検出部と、前記区画線検出部からの検出結果および前記路端検出部からの検出結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅に基づき、前記車両への前記操舵力の付与の許可または禁止を、前記操舵力生成部に対して選択的に指令する車両制御部と、を備え、前記車両制御部は、前記車両の左右方向の一方側で、前記区画線が検出されず且つ前記路端が検出され、前記車両の左右方向の他方側で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、前記車両の左右方向における前記一方側および前記他方側の両側方で前記区画線が検出されず且つ前記両側方で前記路端が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記路端とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成部に対して、前記車両の左右方向における前記一方側の側端が前記車線内における前記一方側の前記路端よりも内側に位置する所定箇所よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力を付与することを許可する旨の指令を発し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定した場合には、前記操舵力生成部に対して前記操舵力の付与を禁止する旨の指令を発する。
上記態様に係る車両制御装置では、車線の幅が所定幅よりも狭いと判定した場合に、車両に対する操舵力の付与を禁止することとしているので、狭い道路を走行中に運転者の意思とは異なるような操舵アシストが行われるのを抑制することができる。
一方、車線の幅が所定幅以上であると判定した場合には、車両に対して操舵力の付与の準備をし、区画線を逸脱した場合に操舵力を付与することとしているので、高い安全性も確保することができる。
また、上記態様に係る車両制御装置では、一方側の側方の区画線が検出できず、路端は検出できる場合において、一方側の側方の路端と他方側の側方の区画線との間の幅を“車線の幅”として算出することとしている。そして、上記車両制御装置では、当該算出した車線の幅に基づいて、車両への操舵力の付与を許可するか禁止するかを決めることとしているので、幅の狭い車線を走行している場合の操舵アシストの介入を抑制することで、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
また、上記態様に係る車両制御装置では、車両の両側方において、路端だけが検出された場合に、当該検出された路端同士の間の幅を“車線の幅”とすることとしている。そして、上記車両制御装置では、当該算出した車線の幅に基づいて、車両への操舵力の付与を許可するか禁止するかを決めることとしているので、区画線がないような幅の狭い車線(道路)を走行している場合での操舵アシストの介入を抑制することで、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
従って、上記態様に係る車両制御装置では、運転者の意思に反するような操舵アシストの介入を抑制することで、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
上記態様に係る車両制御装置において、前記車両が走行する前記車線の幅を含む地図情報が格納された地図情報格納部を、さらに備え、前記車両制御部は、前記地図情報格納部からの前記車線の幅に関する情報も用いて前記車両が走行する前記車線の幅を算出する、とすることもできる。
上記構成を採用する車両制御装置では、自車両が走行する車線の幅を算出するのに際して、地図情報も用いることとしているので、車線幅算出部による車線の幅の算出において、周囲の環境(降雨や積雪、あるいは明るさなど)に影響され難い。よって、上記車両制御装置では、より運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
本発明の一態様に係る車両制御装置は、車線(レーン)における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御装置であって、前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とするとき、前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成部と、前記区画線を検出する区画線検出部と、前記車線において、当該車両に対して対向する方向に進行する対向車両の有無を検出する対向車両検出部と、前記区画線検出部からの検出結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅および前記対向車両検出部からの検出結果に基づき、前記車両への前記操舵力の付与の許可または禁止を、前記操舵力生成部に対して選択的に指令する車両制御部と、を備え、前記車両制御部は、前記車両の左右方向における一方側および他方側の両側方で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記区画線と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成部に対して、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力を付与することを許可する旨の指令を発し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在しないと判定した場合に、前記操舵力生成部に対して、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力を付与することを許可する旨の指令を発し、前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在すると判定した場合には、前記操舵力生成部に対して前記操舵力の付与を禁止する旨の指令を発する。
上記態様に係る車両制御装置では、車両制御部が算出する車線の幅と、対向車両検出部で検出の対向車両の有無と、によって車両への操舵力の付与を許可するか禁止するかを決めることとしているので、運転者が煩わしさや違和感を覚えにくくできるとともに、高い安全性を確保することができる。即ち、上記態様に係る車両制御装置は、狭い車線(道路)であっても対向車両が検出できないような場合には、操舵アシストの介入を許可しても運転者が煩わしさや違和感を覚え難いことを基に操舵制御がなされるので、安全性の確保と運転者が煩わしさや違和感を覚えるのを抑制することができるという効果を得ることができる。
上記態様に係る車両制御装置において、前記区画線検出部により前記他方側で前記区画線が検出され、且つ、前記車両制御部が前記操舵力生成部に対して前記操舵力の付与を許可する場合に、前記車両制御部は、前記他方側の側端が前記区画線における前記車線の幅方向における外側の縁辺である区画線外端よりも前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力の付与を開始するように前記操舵力生成部に指令を発する、とすることもできる。
本発明の一態様に係る車両制御方法は、車線における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御方法であって、前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とし、前記路外との境界となる端部を路端とするとき、前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成ステップと、前記区画線を検出する区画線検出ステップと、前記路端を検出する路端検出ステップと、前記区画線検出ステップで検出された結果および前記路端検出ステップで検出された結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅に基づき、前記車両への前記操舵力の付与を許可するか禁止するかを判定する判定ステップと、を備え、前記判定ステップでは、前記車両の左右方向の一方側前記区画線が検出されず且つ前記路端が検出され、前記車両の左右方向の他方側前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、前記車両の左右方向における前記一方側および前記他方側の両側方で前記区画線が検出されず且つ前記両側方で前記路端が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記路端とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、前記判定ステップでは、前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成ステップにおいて、前記一方側の側端が前記車線内における前記一方側の前記路端よりも内側に位置する所定箇所よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力付与することを許可し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定した場合には、前記操舵力生成ステップでの前記操舵力の付与を禁止する。
上記態様に係る車両制御方法では、判定ステップにおいて車線の幅が所定幅よりも狭いと判定した場合に、操舵力生成ステップでの操舵力の付与を禁止することとしているので、狭い道路を走行中に運転者の意思とは異なるような操舵アシストが行われるのを抑制することができる。
一方、判定ステップにおいて車線の幅が所定幅以上であると判定した場合には、操舵力生成ステップでの操舵力の付与の準備をし、区画線を逸脱した場合に操舵力を付与することとしているので、高い安全性も確保することができる。
また、上記態様に係る車両制御方法では、判定ステップにおいて一方側の側方の区画線が検出できず、路端は検出できると判定された場合において一方側の側方の路端と他方側の側方の区画線との間の幅を“車線の幅”として算出することとしている。そして、上記車両制御方法では算出した車線の幅に基づいて、判定ステップで操舵力の付与を許可するか禁止するかを決めることとしているので、幅の狭い車線を走行している場合の操舵アシストの介入を抑制することで、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
また、上記態様に係る車両制御方法では、判定ステップで、車両の両側方において、路端だけが検出されたと判定された場合に、当該検出された路端同士の間の幅を“車線の幅”とすることとしている。そして、上記車両制御方法では算出された車線の幅に基づいて、判定ステップで操舵力の付与を許可するか禁止するかを決めることとしているので、区画線がないような幅の狭い車線(道路)を走行している場合での操舵アシストの介入を抑制することで、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
従って、上記態様に係る車両制御方法では、運転者の意思に反するような操舵アシストの介入を抑制することで、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
上記態様に係る車両制御方法において、前記車両が走行する前記車線に関する情報を含む地図情報を取得する地図情報取得ステップをさらに備え、前記判定ステップでは、前記地図情報取得ステップで取得した前記車線の幅に関する情報も用いて前記車両が走行する前記車線の幅を算出する、とすることもできる。
上記方法を採用する車両制御方法では、自車両が走行する車線の幅を算出するのに際して、地図情報取得ステップで取得された地図情報も用いることとしているので、車線幅算出サブステップでの車線の幅の算出において、周囲の環境(降雨や積雪、あるいは明るさなど)に影響され難い。よって、上記車両制御方法では、より運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
なお、上記において、地図情報については必ずしも車両のメモリなどに格納されている必要はなく、外部のサーバなどとの通信などにより適宜必要な情報が取り込まれるとすることもできる。
本発明の一態様に係る車両制御方法は、車線における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御方法であって、前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とするとき、前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成ステップと、前記区画線を検出する区画線検出ステップと、前記車線において、当該車両に対して対向する方向に進行する対向車両の有無を検出する対向車両検出ステップと、前記区画線検出ステップで検出された結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅および前記対向車両検出ステップで検出された結果に基づき、前記車両への前記操舵力の付与を許可するか禁止するかを判定する判定ステップと、を備え、前記判定ステップでは、前記車両の左右方向における一方側および他方側の両側方で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記区画線と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成ステップにおいて、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力付与することを許可し、前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在しないと判定した場合に、前記操舵力生成ステップにおいて、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力付与することを許可し、前記車線の幅が前記所定幅よりも狭いと判定し、且つ、前記対向車両が存在すると判定した場合には、前記操舵力生成ステップでの前記操舵力の付与を禁止する。
上記態様に係る車両制御方法では算出され車線の幅と、対向車両検出ステップでの対向車両の検出の有無(対向車両が存在するか否か)と、によって判定ステップでの操舵力の付与の許可と禁止との選択することとしているので、運転者が煩わしさや違和感を覚えにくくできるとともに、高い安全性を確保することができる。即ち、上記態様に係る車両制御方法は、狭い車線(道路)であっても対向車両が検出できないような場合には、操舵アシストの介入を許可しても運転者が煩わしさや違和感を覚え難いことを基に操舵制御がなされるので、安全性の確保と運転者が煩わしさや違和感を覚えるのを抑制することができるという効果を得ることができる。
上記態様に係る車両制御方法において、前記区画線検出ステップで前記他方側で前記区画線が検出され、且つ、前記判定ステップで前記操舵力生成ステップでの前記操舵力の付与を許可する場合に、前記操舵力生成ステップでは、前記他方側の側端が前記区画線における前記車線の幅方向における外側の縁辺である区画線外端よりも前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力の付与を開始するとすることもできる。
上記の各態様では、運転者が煩わしさや違和感、さらにはストレスを感じるのを抑制することができる。
実施形態に係る車両の概略構成を示す模式図である。 車両の制御構成を示すブロック図である。 車室外カメラによる区画線および路端の検出を説明するための模式図である。 車両と区画線および路端との位置を示す模式図である。 コントロールユニットが実行する操舵制御方法を示すフローチャートの一部である。 コントロールユニットが実行する操舵制御方法を示すフローチャートの残部である。 (a)は、第1操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図であり、(b)は、第2操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図である。 (a)は、第3操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図であり、(b)は、第4操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図である。 変形例1に係る操舵制御方法を示す模式図である。 変形例2に係る操舵制御方法を説明するための模式図であって、(a)は、対向車両が検出されない状態、(b)は、対向車両が検出された状態をそれぞれ示す。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一例であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施形態]
1.車両1の概略構成
本実施形態に係る車両1の概略構成について、図1および図2を用いて説明する。
図1に示すように、車両1は、動力源としてのエンジン2を備える。本実施形態に係る車両1では、エンジン2の一例として、多気筒のガソリンエンジンを採用している。
エンジン2には変速機3が接続されており、変速機3にはデファレンシャルギヤ4が接続されている。デファレンシャルギヤ4からは、左右方向に向けてドライブシャフト5が延びている。ドライブシャフト5の端部には、左右の前輪6l,6rが取り付けられている。
ドライブシャフト5には、左前輪6lに近い部分に左前ブレーキ7lが設けられ、右前輪6rに近い部分に右前ブレーキ7rが設けられている。
車両1の後方には、左右の後輪8l,8rが配置されている。左右の後輪8l,8rのそれぞれは、図示を省略するリヤアームに取り付けられている。そして、左後輪8lを軸支するシャフト(図示を省略)には左後ブレーキ9lが設けられ、右後輪8rを軸支するシャフト(図示を省略)には右後ブレーキ9rが設けられている。
図1に示すように、車両1の車室内における運転席の前方部分には、ステアリングハンドル10が配置されている。ステアリングハンドル10は、ステアリングシャフト11の先端部分に取り付けられている。ステアリングシャフト11の他端は、ステアリングギヤ12に接続されている。また、ステアリングシャフト11には、ステアリングアクチュエータ14が接続されており、ステアリングシャフト11に対して操舵トルク(操舵力)を付与可能となっている。即ち、車両1では、ステアリングアクチュエータ14が操舵力を生成する操舵力生成部として機能する。
ステアリングギヤ12には、タイロッド13が接続されている。タイロッド13の左右への移動に伴い、前輪6l,6rの向きが変更される。
図1に示すように、車両1には、3つのレーダ15,16,17と車室外カメラ(撮像装置)18とが設けられている。3つのレーダ15,16,17の内、レーダ15は、車両1の前方部分に配置され、残りの2つのレーダ16,17は、車両1の側部に配置されている。これらレーダ15,16,17は、自車両(車両1)の周囲の車両の検出や、車両1と周囲の車両(対向車両など)との相対速度および相対距離を検出する機能を有する。
なお、車室外カメラ18については、車両1の前方における区画線および路端の検出を行う。即ち、本実施形態に係る車両1において、走行する車線の両側の区画線(車道外側線、車道中央線など)を検出する区画線検出部であり、且つ、区画線の路外側に位置する路端を検出する路端検出部である。
図1および図2に示すように、車両1には、地図情報格納部19が設けられている。地図情報格納部19は、車両1が走行する道路に関する情報などが格納されている。地図情報格納部19に格納された地図情報には、道路における車線情報も含まれている。
なお、本実施形態に係る地図情報格納部19には、車線の幅に関する情報も含む地図情報が格納されている。具体的には、地図情報格納部19には、先進運転支援システム(ADAS;Advanced Driver Assistance System)用の地図情報(例えば、3次元マップ)が格納されている。そして、詳細な図示を省略しているが、地図情報格納部19は、外部のサーバなどとの送受信が可能な通信機能を有することとしてもよい。この場合、地図情報格納部19には、車両1の走行場所に応じた地図情報が適宜取り込むことが可能であり、当該情報には車線の幅に関する情報も含まれる。
また、車両1には、乗車する乗員に警報の発報が可能な警報機20が設けられている。さらに、車両1には、コントロールユニット(車両制御部)21も設けられている。コントロールユニット21は、CPU、ROM、RAMなどから構成されたマイクロプロセッサを有して構成されているとともに、図1および図2に示すように、レーダ15,16,17、車室外カメラ18、および地図情報格納部19などと接続されており、各種情報を受け付ける構成となっている。
また、コントロールユニット21は、受け付けた情報を基に、エンジン2、ステアリングアクチュエータ14、警報機20、およびブレーキ7l,7r,9l,9rに対して指令することができるようになっている。
さらに、図2に示すように、コントロールユニット21は、第1操舵トルク付与部(第1操舵力付与部)211、第2操舵トルク付与部(第2操舵力付与部)212、および車線幅算出部213を有する。これらについては、後述する。
2.車室外カメラ18による区画線DL,DL,DLRRおよび路端ERLの検出
車室外カメラ18による区画線DL,DL,DLRRおよび路端ERLの検出について、図3および図4を用いて説明する。図3は、車室外カメラ18による区画線DL,DL,DLRRおよび路端ERLの検出を説明するための模式図であり、図4は、車両1を後方から見た状態で、車両1と区画線DL,DL,DLRRおよび路端ERLとの位置を示す模式図である。
図3に示すように、車両1のフロントウインドシールドの車室内側に設けられた車室外カメラ18は、車両1の前方側の範囲θ18の検出が可能となっている。
ここで、本実施形態では、一例として、車両1は左側の走行車線(レーン)LN1を走行している。そして、車線LN1の左側には、左側区画線(車道外側線)DLが設けられ、車線LN1の右側には、右側区画線(車道中央線)DLが設けられている。また、車道外側線DLのさらに左側には、路端ERLが存在する。
一方、車線LN1の右側には、車道中央線DLを挟んで車線(対向車線)LN2が設けられている。車線LN2の右側には、区画線(車道外側線)DLRRが存在する。
車室外カメラ18は、車道外側線DLおよび車道中央線DLとおよび路端ERLと、車道外側線DLRRと、の4つの識別線を検出することができる。即ち、本実施形態に係る車室外カメラ18は、区画線検出部としての機能と、路端検出部としての機能と、を兼ね備える。
次に、図4に示すように、車両1が走行している車線LN1は、車道外側線DLと車道中央線DLとにより両側が画定されている。車室外カメラ18は、車道外側線EDLの左側区画線外端EDLLと、車道中央線DLの右側区画線外端EDLRと、を検出できる。
本実施形態では、一例として、路端ERLよりも外側の路外ORが、縁石により車線LN1,LN2や路側帯よりも一段高くなっている。
本実施形態において、車室外カメラ18で撮像された車道外側線EDLの左側区画線外端EDLLと、車道中央線DLの右側区画線外端EDLRと、の幅(車線LN1の幅)が幅WLNである。幅WLNの算出は、車室外カメラ18からの画像情報や、地図情報格納部19からの地図情報などを基に、コントロールユニット21における車線幅算出部213が行う。
ただし、車線幅算出部213による幅WLNの算出に際しては、車室外カメラ18からの画像情報だけを用いることも、地図情報格納部19からの地図情報だけを用いることなども可能である。
また、コントロールユニット21は、車室外カメラ18からの画像情報や、レーダ15~17からの検出結果等を基に、車両1の車両左側端EVCLと車道外側線DLや路端ERLとの間隔、車両右側端EVCRと車道中央線DLとの間隔についての算出も可能となっている。
3.コントロールユニット21が実行する操舵制御方法
コントロールユニット21が実行する操舵制御方法について、図5から図8を用いて説明する。図5は、コントロールユニット21が実行する操舵制御方法を示すフローチャートの一部であり、図6は、その残部である。また、図7(a)は、第1操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図であり、図7(b)は、第2操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図であり、図8(a)は、第3操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図であり、図8(b)は、第4操舵制御モードでの操舵制御方法を示す模式図である。
図5に示すように、コントロールユニット21は、操舵制御において、車室外カメラ18からの検出結果(区画線の検出結果、路端の検出結果)を取得する(ステップS1)。なお、図示を省略しているが、上述のように、ステップS1では、レーダ15~17による検出結果や地図情報格納部19からの地図情報なども併せて取得することとしてもよい。
次に、コントロールユニット21は、車室外カメラ18などからの取得情報を基に、自車両1の両側の区画線DL、DLが検出されているか否かを判定する(ステップS2)。コントロールユニット21は、両側の区画線DL、DLが検出されていると判定した場合には、車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出を実行する(ステップS3)。
車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出は、図7(a)に示すように、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLと右側区画線DLの右側区画線外端EDLRとの間の幅を、取得した画像情報を解析して行う。
図5に戻って、コントロールユニット21は、算出された幅WLNが予め設定された閾値(所定幅)WTH以上であるか否かを判定する(ステップS4)。ここで、閾値WTHについては、例えば、3.5m~4.2mの範囲内で設定された値であり、本実施形態では、一例として3.5mとしている。
コントロールユニット21は、ステップS4において、幅WLNが閾値WTH以上であると判定した場合には(ステップS4:Yes)、ステアリングアクチュエータ14に対して第1操舵制御モードの設定を行う(ステップS5)。
一方、コントロールユニット21は、ステップS4において、幅WLNが閾値WTH未満であると判定した場合には(ステップS4:No)、ステアリングアクチュエータ14に対して操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する(ステップS6)。
図7(a)に示すように、ステップS5で設定される第1操舵制御モードでは、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLおよび右側区画線DLの右側区画線外端EDLRをそれぞれに基準に第1操舵特性CH1,CH1に基づく操舵トルク(操舵力)の付与の準備をステアリングアクチュエータ14に対して指令する。
第1操舵特性CH1は、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLを基点に、左側(路端側)に向けて設定された操舵トルクの特性である。具体的には、第1操舵特性CH1は、左側区画線外端EDLLから箇所P1までの範囲において第1トルク値TO1まで漸増するトルク上昇部L1と、箇所P1よりも左側(路端側)の範囲において第1トルク値TO1が維持されるトルク維持部L2と、を有する。
同様に、第2操舵特性CH1は、右側区画線DLの右側区画線外端EDLRを基点に、右側(対向車線側)に向けて設定された操舵トルクの特性である。具体的には、第1操舵特性CH1は、右側区画線外端EDLRから箇所P1までの範囲において第1トルク値TO1まで漸増するトルク上昇部L3と、箇所P1よりも右側(対向車線側)の範囲において第1トルク値TO1が維持されるトルク維持部L4と、を有する。
コントロールユニット21の第1操舵トルク付与部211は、車両1の車両左側端EVCLが左側区画線DLの左側区画線外端EDLLを逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクを付与するように指令を発し、車両1の車両右側端EVCRが右側区画線DLの右側区画線外端EDLRを逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクを付与するように指令を発する。
なお、本実施形態では、第1操舵特性CH1,CH1において、付与する操舵トルクの上限値(第1トルク値)TO1を同一としているが、路端側と対向車線側とで相互に異なるように設定することも可能である。
コントロールユニット21がステップS4の判定の結果、ステップS6において操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発するのは、車線LN1の幅WLNが狭いため当該状態で操舵アシスト制御を実行すると頻繁な操舵アシスト制御が介入することとなり、運転者に煩わしさや違和感を覚えさせるため、敢えて操舵アシスト制御を行わないものである。
図5に戻って、コントロールユニット21は、ステップS2において両側の区画線は検出されていないと判定した場合には(ステップS2:No)、次に、左側区画線DLが検出されているか否かを判定する(ステップS7)。コントロールユニット21は、右側区画線DLは検出されておらず、左側区画線DLが検出されていると判定した場合には(ステップS7:Yes)、車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出を実行する(ステップS8)。
ステップS8における車線幅算出部213車線LN1の幅WLNの算出は、図7(b)に示すように、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLと右路端ERRとの間の幅を、取得した画像情報を解析して行う。
図5に戻って、コントロールユニット21は、算出された幅WLNが予め設定された閾値(所定幅)WTH以上であるか否かを判定する(ステップS9)。そして、コントロールユニット21は、ステップS9において、幅WLNが閾値WTH以上であると判定した場合には(ステップS9:Yes)、ステアリングアクチュエータ14に対して第2操舵制御モードの設定を行う(ステップS10)。
一方、コントロールユニット21は、ステップS9において、幅WLNが閾値WTH未満であると判定した場合には(ステップS9:No)、ステアリングアクチュエータ14に対して操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する(ステップS11)。
なお、図5では図示を省略しているが、コントロールユニット21は、ステップS8の車線の幅WLNの算出に際して、右路端が検出されていない場合には、ステアリングアクチュエータ14にして操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する。
図7(b)に示すように、ステップS10で設定される第2操舵制御モードでは、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLを基準に第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクの付与の準備と、右路端ERRを基準に第2操舵特性CH2に基づく操舵トルク(操舵力)の付与の準備と、をステアリングアクチュエータ14に対して指令する。
第2操舵特性CH2は、右路端ERRよりも内側(車線LN1の内側)に設定された箇所P2を基点に、右側(対向車線側)に向けて設定された操舵トルクの特性である。具体的には、第2操舵特性CH2は、箇所P2から右路端ERRまでの範囲において第2トルク値TO2まで漸増するトルク上昇部L5と、右路端ERRよりも右側(路外OR側)の範囲において第2トルク値TO2が維持されるトルク維持部L6と、を有する。
ここで、第2トルク値TO2は、第1トルク値TO1よりも大きい値に設定されている。
コントロールユニット21の第1操舵トルク付与部211は、車両1の車両左側端EVCLが左側区画線DLの左側区画線外端EDLLを逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクを付与するように指令を発し、車両1の車両右側端EVCRが箇所P2を逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクを付与するように指令を発する。
ステップS11においても操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発するのも、車線LN1の幅WLNが狭いため、当該状態で操舵アシスト制御を実行すると頻繁な操舵アシスト制御が介入すると運転者に煩わしさや違和感を覚えさせることとなるためである。
図6に示すように、コントロールユニット21は、ステップS7において左側区画線は検出されていないと判定した場合には(ステップS7:No)、次に、右側区画線DLが検出されているか否かを判定する(ステップS12)。コントロールユニット21は、左側区画線DLは検出されておらず、右側区画線DLが検出されていると判定した場合には(ステップS12:Yes)、車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出を実行する(ステップS13)。
ステップS13における車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出は、図8(a)に示すように、左路端ERLと右側区画線DLの右側区画線外端EDLRとの間の幅を、取得した画像情報を解析して行う。
図6に戻って、コントロールユニット21は、算出された幅WLNが予め設定された閾値(所定幅)WTH以上であるか否かを判定する(ステップS14)。そして、コントロールユニット21は、ステップS14において、幅WLNが閾値WTH以上であると判定した場合には(ステップS14:Yes)、ステアリングアクチュエータ14に対して第3操舵制御モードの設定を行う(ステップS15)。
一方、コントロールユニット21は、ステップS14において、幅WLNが閾値WTH未満であると判定した場合には(ステップS14:No)、ステアリングアクチュエータ14に対して操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する(ステップS16)。
なお、図6でも図示を省略しているが、コントロールユニット21は、ステップS13の車線の幅WLNの算出に際して、左路端が検出されていない場合には、ステアリングアクチュエータ14にして操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する。
図8(a)に示すように、ステップS15で設定される第3操舵制御モードでは、左路端ERLを基準に第2操舵特性CH2に基づく操舵トルク(操舵力)の付与の準備と、右側区画線DLの右側区画線外端EDLRを基準に第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクの付与の準備と、をステアリングアクチュエータ14に対して指令する。
第2操舵特性CH2は、左路端ERLよりも内側(車線LN1の内側)に設定された箇所P2を基点に、左側(路外OR側)に向けて設定された操舵トルクの特性である。具体的には、第2操舵特性CH2は、箇所P2から左路端ERLまでの範囲において第2トルク値TO2まで漸増するトルク上昇部L7と、左路端ERLよりも左側(路外OR側)の範囲において第2トルク値TO2が維持されるトルク維持部L8と、を有する。
コントロールユニット21の第2操舵トルク付与部212は、車両1の車両左側端EVCLが箇所P2を逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクを付与するように指令を発し、第1操舵トルク付与部211は、車両1の車両右側端EVCRが右側区画線DLの右側区画線外端EDLRを逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクを付与するように指令を発する。
ステップS16において操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発するのも、車線LN1の幅WLNが狭いため、当該状態で操舵アシスト制御を実行すると頻繁な操舵アシスト制御が介入すると運転者に煩わしさや違和感を覚えさせることとなるためである。
図6に戻って、コントロールユニット21は、ステップS12において右側区画線も検出されていないと判定した場合には(ステップS12:No)、次に、両側の路端ERL,ERRが検出されているか否かを判定する(ステップS17)。コントロールユニット21は、両側の路端ERL,ERRが検出されていると判定した場合には(ステップS17:Yes)、車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出を実行する(ステップS18)。
ステップS18における車線幅算出部213による車線LN1の幅WLNの算出は、図8(b)に示すように、左路端ERLと右路端ERRとの間の幅を、取得した画像情報を解析して行う。
図6に戻って、コントロールユニット21は、算出された幅WLNが予め設定された閾値(所定幅)WTH以上であるか否かを判定する(ステップS19)。そして、コントロールユニット21は、ステップS19において、幅WLNが閾値WTH以上であると判定した場合には(ステップS19:Yes)、ステアリングアクチュエータ14に対して第4操舵制御モードの設定を行う(ステップS20)。
一方、コントロールユニット21は、ステップS19において、幅WLNが閾値WTH未満であると判定した場合には(ステップS19:No)、ステアリングアクチュエータ14に対して操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する(ステップS21)。なお、コントロールユニット21は、ステップS17において両側の路端が検出されなかったと判定した場合においても(ステップS17:No)、ステアリングアクチュエータ14に対して操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発する(ステップS21)。
図8(b)に示すように、ステップS20で設定される第4操舵制御モードでは、左路端ERLを基準に第2操舵特性CH2に基づく操舵トルク(操舵力)の付与の準備と、右路端ERRを基準に第2操舵特性CH2に基づく操舵トルク(操舵力)の付与の準備と、をステアリングアクチュエータ14に対して指令する。第2操舵特性CH2,CH2は、上記同様である。
コントロールユニット21の第2操舵トルク付与部212は、車両1の車両左側端EVCLが箇所P2を逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクを付与するように指令を発し、車両1の車両右側端EVCRが箇所P2を逸脱し始めたら、ステアリングアクチュエータ14に対して第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクを付与するように指令を発する。
ステップS21において操舵トルクの付与を禁止する旨の指令を発するのも、車線LN1の幅WLNが狭いため、当該状態で操舵アシスト制御を実行すると頻繁な操舵アシスト制御が介入すると運転者に煩わしさや違和感を覚えさせることとなるためである。
[変形例1]
変形例1に係る車両での操舵制御方法について、図9を用いて説明する。図9は、変形例1に係る操舵制御方法を示す模式図である。
上記実施形態に係る操舵制御方法では、車両の一方側の側方において、第1操舵特性CH1,CH1に基づく操舵トルクの付与か、第2操舵特性CH2,CH2に基づく操舵トルクの付与か、を選択的に行うこととしたが、本変形例では、図9に示すように車両の一方側の側方において第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクの付与と第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクの付与とを組み合わせることとしている。
具体的には、図9に示すように、本変形例に係る操舵制御では、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLと箇所(特性切換箇所)P3までの範囲で第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクの付与設定をし、特性切換箇所P3よりも左側(路外OR側)で第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクの付与設定を行う。
第1操舵特性CH1および第2操舵特性CH2は、それぞれ上述の通りである。また、車両の幅方向における特性切換箇所P3の位置設定は、路端ERLに対する間隔が一定になるように設定されることとしてもよいし、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLと路端ERLとの間の間隔に応じて設定されることとしてもよい。
なお、図9では、車両の左側のみを図示しているが、車両の右側についても同様とすることができる。
本変形例に係る操舵制御方法では、車両1が車線LN1内を走行している範囲では操舵力が付与されることはなく、制御の不必要な介入を防止し、運転者が違和感や煩わしさを覚えるのを抑制し、運転中でのストレスを与え難い。
また、本変形例に係る操舵制御方法では、車道外側線EDLLの側から路外ORの側に向けて、先ず第1操舵特性CH1に基づく操舵トルクが付与され、次に第2操舵特性CH2に基づく操舵トルクが付与することとしているので、車両1の逸脱度合に応じた最小限での制御の介入で高い安全性を確保することができる。
[変形例2]
変形例2に係る操舵制御方法について、図10を用いて説明する。図10は、変形例2に係る操舵制御方法を説明するための模式図であって、図10(a)は、対向車両が検出されない状態、図10(b)は、対向車両が検出された状態をそれぞれ示す。
図10(a)および図10(b)に示すように、自車両(車両)1は、車線LNを走行している。車線LNは、左側区画線DLと右側区画線DLとにより左右が画定されている。車両1では、車室外カメラ18により左側区画線DLと右側区画線DLとが検出されている。
本変形例において、車両1の車幅方向において、左側区画線DLの左側区画線外端EDLLと右側区画線DLの右側区画線外端EDLRとの間隔(車線LNの幅)は、幅WLNである。幅WLNは、上記実施形態と同様に、検出された撮像結果を基に車線幅算出部213が算出する。
ここで、本変形例において、幅WLNは上記閾値WTH未満であるとする。この場合に、上記実施形態に係る操舵制御方法では、図5のステップS6において、操舵トルクの付与を禁止することとしたが、本変形例では、図10(a)に示す状態では、操舵トルクの付与を許可し、図10(b)に示す状態では、操舵トルクの付与を禁止する。
具体的には、図10(a)に示すよう状態では、自車両1が矢印Cの向きに走行しており、対向車両は検出されていない。なお、対向車両の検出は、車室外カメラ18およびレーダ15などにより行われる。即ち、車室外カメラ18およびレーダ15などは、対向車両検出部として機能する。
一方、図10(b)に示す状態では、自車両1が矢印Cの向きに走行しており、前方から対向車両500が自車両1とは反対向きの矢印Cの向きに走行している。
本変形例に係る操舵制御方法では、車線LNの幅WLNが閾値WTHよりも狭い場合であっても、図10(a)に示すように対向車両が検出できない場合には操舵トルクの付与設定を行う。
一方、車線LNの幅WLNが閾値WTHよりも狭い場合であって、且つ、図10(b)に示すように対向車両500が検出された場合には、操舵トルクの付与設定を禁止する。
本変形例では、上記のような操舵制御方法を実行することとしているので、狭い幅WLNの車線LNであっても対向車両が検出できないような場合には、操舵アシストの介入を許可しても運転者が煩わしさや違和感を覚え難いことを基に操舵制御がなされるので、安全性の確保と運転者が煩わしさや違和感を覚えるのを抑制することができるという効果を得ることができる。
一方、対向車両500が検出された場合には、操舵アシストの介入を禁止するので、運転者が煩わしさや違和感を覚えるのを抑制しながら、高い安全性を確保することができる。
[その他の変形例]
上記実施形態では、検出された区画線DL,DL,DLRRおよび路端ERL,ERRとの関係で、警報機20およびブレーキ7l,7r,9l,9rの作動については、特に言及しなかったが、区画線DL,DL,DLRRおよび路端ERL,ERRとの関係で、警報機20およびブレーキ7l,7r,9l,9rを作動させることとしてもよい。例えば、車両が区画線を逸脱した場合や路端に近接した場合においては、コントロールユニットが警報機やブレーキに指令を発して、警報の発報や車速の減速などを行うこととしてもよい。これにより、より高い安全性の確保が可能となる。
また、上記実施形態では、図9における特性切換箇所P3の規定について、自車両1の速度に応じて変化させることも可能である。
また、上記実施形態および変形例1では、第2操舵特性CH2,CH2についてもトルク維持部L6,L8を有することとしたが、これは必須のものではない。例えば、車両の車両左側端が左路端と接触する位置や超えてしまったような場合や、車両右側端が右路端と接触する位置に達した場合や当該位置を超えてしまったような場合には、操舵トルクを付与せずに車両を停車させることとしてもよい。
また、上記実施形態および変形例1,2では、車室外カメラ18が区画線検出部としての機能と路端検出部としての機能と対向車両検出部としての機能を兼ね備えることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、区画線検出部、路端検出部、および対向車両検出部の各機能を別々のデバイスで担うように構成することもできる。この場合において、カメラ以外にレーダや赤外線レーザ、さらには地図情報格納部などを採用することも可能である。
また、上記実施形態および変形例1,2では、車両1の動力源としてエンジン2を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、電動モータを駆動源とする場合も適用可能である。
また、上記実施形態では、車両1が左車線LN1を走行している場合を想定したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、右側通行の場合にも適用可能である。この場合には、右側の区画線と、それよりもさらに右側にある路端、さらには左側の区画線などの検出の有無を基準に、操舵トルクの付与の許可と禁止とを選択することが可能である。
1 車両
14 ステアリングアクチュエータ(操舵力生成部)
15~17 レーダ(対向車両検出部)
18 車室外カメラ(区画線検出部、路端検出部、対向車両検出部)
19 地図情報格納部
21 コントロールユニット(車両制御部)
211 第1操舵トルク付与部
212 第2操舵トルク付与部
213 車線幅算出部
DL,DL 区画線
RL,ERR 路端
LN,LN1,LN2 車線
OR,OR 路外
LN 車線の幅

Claims (8)

  1. 車線における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御装置であって、
    前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とし、前記路外との境界となる端部を路端とするとき、
    前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成部と、
    前記区画線を検出する区画線検出部と、
    前記路端を検出する路端検出部と、
    前記区画線検出部からの検出結果および前記路端検出部からの検出結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅に基づき、前記車両への前記操舵力の付与の許可または禁止を、前記操舵力生成部に対して選択的に指令する車両制御部と、
    を備え、
    前記車両制御部は、
    前記車両の左右方向の一方側で、前記区画線が検出されず且つ前記路端が検出され、前記車両の左右方向の他方側で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、
    前記車両の左右方向における前記一方側および前記他方側の両側方で前記区画線が検出されず且つ前記両側方で前記路端が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記路端とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し
    前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成部に対して、前記車両の左右方向における前記一方側の側端が前記車線内における前記一方側の前記路端よりも内側に位置する所定箇所よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力を付与することを許可する旨の指令を発し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定した場合には、前記操舵力生成部に対して前記操舵力の付与を禁止する旨の指令を発する、
    車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記車両が走行する前記車線の幅を含む地図情報が格納された地図情報格納部を、さらに備え、
    前記車両制御部は、前記地図情報格納部からの前記車線の幅に関する情報も用いて前記車両が走行する前記車線の幅を算出する
    車両制御装置。
  3. 車線における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御装置であって、
    前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とするとき、
    前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成部と、
    前記区画線を検出する区画線検出部と、
    前記車線において、当該車両に対して対向する方向に進行する対向車両の有無を検出する対向車両検出部と、
    前記区画線検出部からの検出結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅および前記対向車両検出部からの検出結果に基づき、前記車両への前記操舵力の付与の許可または禁止を、前記操舵力生成部に対して選択的に指令する車両制御部と、
    を備え、
    前記車両制御部は、
    前記車両の左右方向における一方側および他方側の両側方で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記区画線と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、
    前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成部に対して、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力を付与することを許可する旨の指令を発し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在しないと判定した場合に、前記操舵力生成部に対して、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力を付与することを許可する旨の指令を発し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在すると判定した場合には、前記操舵力生成部に対して前記操舵力の付与を禁止する旨の指令を発する、
    車両制御装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の車両制御装置であって、
    前記区画線検出部により前記他方側で前記区画線が検出され、且つ、前記車両制御部が前記操舵力生成部に対して前記操舵力の付与を許可する場合に、前記車両制御部は、前記他方側の側端が前記区画線における前記車線の幅方向における外側の縁辺である区画線外端よりも前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力の付与を開始するように前記操舵力生成部に指令を発する
    車両制御装置。
  5. 車線における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御方法であって、
    前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とし、前記路外との境界となる端部を路端とするとき、
    前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成ステップと、
    前記区画線を検出する区画線検出ステップと、
    前記路端を検出する路端検出ステップと、
    前記区画線検出ステップで検出された結果および前記路端検出ステップで検出された結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅に基づき、前記車両への前記操舵力の付与を許可するか禁止するかを判定する判定ステップと、
    を備え、
    前記判定ステップでは、
    前記車両の左右方向の一方側前記区画線が検出されず且つ前記路端が検出され、前記車両の左右方向の他方側で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、
    前記車両の左右方向における前記一方側および前記他方側の両側方で前記区画線が検出されず且つ前記両側方で前記路端が検出された場合に、前記一方側の前記路端と前記他方側の前記路端とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し
    前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成ステップにおいて、前記車両の左右方向における前記一方側の側端が前記車線内における前記一方側の前記路端よりも内側に位置する所定箇所よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力付与することを許可し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定した場合には、前記操舵力生成ステップでの前記操舵力の付与を禁止する、
    車両制御方法。
  6. 請求項5に記載の車両制御方法であって、
    前記車両が走行する前記車線に関する情報を含む地図情報を取得する地図情報取得ステップをさらに備え、
    前記判定ステップでは、前記地図情報取得ステップで取得した前記車線の幅に関する情報をも用いて前記車両が走行する前記車線の幅を算出する
    車両制御方法。
  7. 車線における車両の走行状況に応じて、当該車両が路外に逸脱するのを抑制するための操舵力を前記車両に付与可能な車両制御方法であって、
    前記車両の左右方向において、前記車線における幅方向の端部を画定する線を区画線とするとき、
    前記車両への前記操舵力を生成する操舵力生成ステップと、
    前記区画線を検出する区画線検出ステップと、
    前記車線において、当該車両に対して対向する方向に進行する対向車両の有無を検出する対向車両検出ステップと、
    前記区画線検出ステップで検出された結果を用いて前記車両が走行する前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出するとともに、前記車線の幅および前記対向車両検出ステップで検出された結果に基づき、前記車両への前記操舵力の付与を許可するか禁止するかを判定する判定ステップと、
    を備え、
    前記判定ステップでは、
    前記車両の左右方向における一方側および他方側の両側方で、前記区画線が検出された場合に、前記一方側の前記区画線と前記他方側の前記区画線とで前記車線を特定し且つ当該車線の幅を算出し、
    前記算出された前記車線の幅が予め設定された所定幅以上であるか否かを判定し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅以上であると判定した場合に、前記操舵力生成ステップにおいて、前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力付与することを許可し、
    前記算出された前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在しないと判定した場合に、前記操舵力生成ステップにおいて、前記車両の左右方向における前記一方側の側端が前記区画線よりも前記一方側の前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力付与することを許可し、
    前記車線の幅が前記所定幅未満であると判定し且つ前記対向車両が存在すると判定した場合には、前記操舵力生成ステップでの前記操舵力の付与を禁止する、
    車両制御方法。
  8. 請求項5から請求項7の何れかに記載の車両制御方法であって、
    前記区画線検出ステップで前記他方側で前記区画線が検出され、且つ、前記判定ステップで前記操舵力生成ステップでの前記操舵力の付与を許可する場合に、前記操舵力生成ステップでは、前記他方側の側端が前記区画線における前記車線の幅方向における外側の縁辺である区画線外端よりも前記路外に向けて逸脱し始めてから前記操舵力の付与を開始する
    車両制御方法。
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