JP7277071B2 - 回転体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

回転体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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本発明は、記録媒体に画像を形成するために用いられる回転体と、感光ドラムに現像剤像を形成するとともに画像形成装置に装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジと、現像剤を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真画像形成装置では、感光ドラムと、感光ドラムに作用するプロセス手段をプロセスカートリッジとして一体的にカートリッジ化するプロセスカートリッジ方式が採用されている。このようなプロセスカートリッジ方式では、プロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に着脱可能となっている。このプロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザ自身で行うことができるため、画像形成装置を容易にメンテナンスすることができた。そのため、このプロセスカートリッジ方式は画像形成装置に多く用いられている。プロセスカートリッジは、感光ドラムと、感光ドラムを帯電する帯電ローラと、感光ドラムに形成された静電潜像を現像する現像装置と、記録材に転写されずに感光ドラム表面に残ったトナーを清掃するクリーニング部材とを有する場合が多い。
帯電ローラは、導電性の弾性ローラであって、感光ドラムの表面に当接する。そして、その状態で帯電ローラに電圧が印加されることで、帯電ローラが感光ドラムの表面を帯電する。ここで、特許文献1に開示される技術では、帯電ローラは、金属製の回転軸と、回転軸を被覆する弾性層とを有している。具体的には、回転軸の両端は露出されており、両端以外の部分が弾性層に被覆されている。
また、特許文献2に開示される技術では、帯電ローラの金属製の回転軸は、中空状に形成されている。具体的には、1枚の金属板の両端が連続した凸凹状になっており、一端の凸部を他端の凹部に嵌め、他端の凸部を一端の凹部に嵌めることで、1枚の金属板の両端同士を繋ぎ合わせ、中空状の回転軸を形成していた。また、特許文献2に開示される技術では、金属板の両端における凸部と凹部は台形の形状をしている。
ここで、金属板の両端の合わせ目が凸凹状でなく直線状となっている場合、中空状の回転軸にたわみやねじれが生じることで、帯電ローラの弾性層が感光ドラムの表面に均一に接触せず、感光ドラムの表面が一様に帯電されなくなることがある。その結果、画像不良が発生してしまう場合がある。そのため、特許文献2に開示される技術では、金属板の両端同士の合わせ目を連続した凸凹形状とし、中空状の回転軸の強度を向上させている。金属板の両端同士の合わせ目を連続した凸凹形状とすることで、金属板における一端と他端との摩擦力を大きくし、中空状の回転軸のねじれ剛性が向上する。しかしながら、特許文献2に開示される技術では、凸部と凹部が矩形・台形形状であった場合であって、凸部と凹部の寸法に誤差が生じた場合、凸部における矩形・台形の角部と、それに対応する凹部の角部とが正確に接触しないおそれがある。その場合、凸部と凹部とが正確に嵌らず、中空状の回転軸のねじれ剛性が低下してしまう。
特開2013-109209号公報 特開2010-230748号公報
本発明の目的は、合わせ目を有する中空状の回転軸において、回転軸の強度が低下することを抑制することである。
上記目的を達成するために、本発明である回転体は、
記録媒体に画像を形成するために用いられる回転体であって、
円筒状の回転軸を有し、
前記回転軸は、前記回転軸の回転軸線方向に沿って延びる第1端部と、前記回転軸線方向に沿って延び、かつ前記第1端部と前記回転軸の周方向において対向する第2端部と、を有し、
前記第1端部は、前記周方向において前記第2端部の方に突出した凸部を有し、
前記凸部は、
円弧状の丸みを有する凸形状の角部と、
前記第2端部と前記周方向において接触する第1直線部と、
前記回転軸線方向において前記第1直線部の一端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第2直線部と、
前記回転軸線方向において前記第1直線部の他端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第3直線部と、
を有し、
前記第2端部は、前記周方向において前記第1端部から離れる凹部を有し、
前記凹部は、
円弧状の丸みを有する凹形状の角部と、
前記第1端部と前記周方向において接触する第4直線部と、
前記回転軸線方向において前記第4直線部の一端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第5直線部と、
前記回転軸線方向において前記第4直線部の他端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第6直線部と、
を有し、
前記凸部と前記凹部は、互いに係合し、
前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、かつ、
前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、
i)前記第1直線部と前記第4直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
ii)前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
iii)前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
iv)前記第1端部において、前記凸部を第1凸部としたとき前記第1凸部と隣り合う第2凸部との間の第7直線部と、前記第2端部において、前記凹部を第1凹部としたとき前記第1凹部と隣り合い前記第2凸部と対向する第2凹部との間の第8直線部と、が前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、互いに接触し、
v)前記凸形状の角部は、前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、前記凹形状
の角部と隙間を介して対向し、前記凸形状の角部の曲率半径は、前記凹形状の角部の曲率半径よりも大きいことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明である回転体は、
画像形成装置または画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる回転体であって、
円筒状の回転軸を有し、
前記回転軸は、前記回転軸の回転軸線方向に沿って延びる第1端部と、前記回転軸線方向に沿って延び、かつ前記第1端部と前記回転軸の周方向において対向する第2端部と、を有し、
前記第1端部は、前記周方向において前記第2端部の方に突出した凸部を有し、
前記凸部は、
円弧状の丸みを有する凸形状の2つの角部と、
前記第2端部と前記周方向において接触する第1直線部と、
前記回転軸線方向において前記第1直線部の一端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第2直線部と、
前記回転軸線方向において前記第1直線部の他端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第3直線部と、
を有し、
前記第2端部は、前記周方向において前記第1端部から離れる凹部を有し、
前記凹部は、
円弧状の丸みを有する凹形状の2つの角部と、
前記第1端部と前記周方向において接触する第4直線部と、
前記回転軸線方向において前記第4直線部の一端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第5直線部と、
前記回転軸線方向において前記第4直線部の他端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第6直線部と、
を有し、
前記凸部と前記凹部は、互いに係合し、
前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、かつ、
前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、
i)前記第1直線部と前記第4直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
ii)前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
iii)前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
iv)前記第1端部において、前記凸部を第1凸部としたとき前記第1凸部と隣り合う第2凸部との間の第7直線部と、前記第2端部において、前記凹部を第1凹部としたとき前記第1凹部と隣り合い前記第2凸部と対向する第2凹部との間の第8直線部と、が前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、互いに接触し、
v)前記凸形状の角部は、前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、前記凹形状
の角部と隙間を介して対向することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明であるプロセスカートリッジは、
現像剤像を形成するためのプロセスカートリッジであって、画像形成装置の装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
上記回転体と、
現像剤像が形成される像担持体と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を有し、
前記像担持体は前記回転体によって帯電し、
帯電した前記像担持体が露光されることで前記像担持体に静電潜像が形成され、
前記像担持体に形成された静電潜像が前記現像装置によって現像されることで、前記像担持体に現像剤像が形成されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明である画像形成装置は、
記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
上記回転体と、
現像剤像が形成される像担持体と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を有し、
前記像担持体は前記回転体によって帯電し、
帯電した前記像担持体が露光されることで前記像担持体に静電潜像が形成され、
前記像担持体に形成された静電潜像が前記現像装置によって現像されることで、前記像担持体に現像剤像が形成され、
前記像担持体に形成された現像剤像が記録媒体に転写されることで記録媒体に画像が形成されることを特徴とする。
本発明は、合わせ目を有する中空状の回転軸において、回転軸の強度が低下することを抑制することができる。
実施例に係る帯電ローラと帯電ローラ軸受の斜視図 実施例に係る画像形成装置の概略断面図 実施例に係るカートリッジの概略断面図 画像形成装置の装置本体にカートリッジを装着する様子を示す図 実施例に係るカートリッジの構成を示す分解斜視図 実施例に係るクリーニングユニットの構成を説明する分解斜視図 実施例に係るクリーニングユニットの構成を示す図 実施例に係る帯電ローラが加工される工程を説明する断面図 実施例に係る帯電ローラの軸部の構成を示す図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金を示す図 軸部を成形するための金属板金が円筒状に成形される様子を示す図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る帯電ローラの軸部を示す図 実施例に係る帯電ローラの変形例を示す図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図 実施例に係る軸部を成形するための金属板金の部分拡大図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を例示する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
(実施例)
以下、実施例について図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例では、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラム62とする)の回転中心軸線方向を長手方向とする。また、長手方向において、画像形成装置Sの装置本体Aからドラム62が駆動力を受ける側を駆動側(図6における駆動力受け部63a側)とし、その反対側を非駆動側とする。
図2、図3、図4を用いて全体構成および画像形成プロセスについて説明する。図2は、実施例に係る画像形成装置Sの概略断面図である。図3は、実施例に係るプロセスカートリッジとしてのカートリッジBの概略断面図である。図4は、画像形成装置Sの装置本体AにカートリッジBを装着する様子を示す図である。ここで、画像形成装置Sの装置本体Aとは、画像形成装置SにおけるカートリッジBを除いた部分である。
<画像形成装置Sの全体構成>
図2に示す画像形成装置Sは、カートリッジBが装置本体Aに着脱自在となっている電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。画像形成装置Sには、カートリッジBにおけるドラム62に静電潜像を形成するための露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置される。また、カートリッジBの下側には、記録媒体であるシートPが収納されるシートトレイ4が配置されている。また、装置本体Aには、シートPの搬送方向Jに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9aおよび加圧ローラ9bにより構成されている。
<画像形成プロセスについて>
次に、画像形成プロセスについて説明する。画像プロセスが実行される場合、まず、プリントスタート信号に基づいて、ドラム62が矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動する。また、バイアス電圧が印加された回転体としての帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様に帯電する。露光装置3は、画像情報に応じてレーザ光Lを出力する。そのレーザ光Lは、カートリッジBにおける露光窓部74を通り、ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像装置ユニット20においては、トナー室29内のトナーTは、第1搬送部材43の回転によって撹拌・搬送され、トナー供給室28に送り出される。そして、トナーTは、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像ローラ32の表面に担持される。トナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されるとともに、現像ローラ32の外周面においてその層厚が規制される。そのトナーTは、ドラム62に形成された静電潜像に付着し、ドラム62上の静電潜像が現像剤像としてのトナー像として現像される。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力のタイミングに合わせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納されたシートPがシートトレイ4から送り出される。そして、そのシートPは、転写ガイド6にガイドされ、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置に搬送される。この転写位置において、トナー像はドラム62からシートPに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシートPは、ドラム62から分離され、搬送ガイド8にガイドされて定着装置9に搬送される。そして、シートPは、定着装置9における加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部において、シートPが加圧・加熱されることでトナー像がシートPに定着する。トナー像が定着されたシートPは、排出ローラ対10に向かって搬送され、排出ローラ対10によって排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、トナー像がシートPに転写された後にドラム62表面に残留した残留トナーは、クリーニングブレード77によって除去されて、再び、画像形成プロ
セスに使用される。なお、ドラム62から除去された残留トナーはクリーニングユニット60における廃トナー室71bに貯蔵される。なお、上述した説明において、帯電ローラ66、現像ローラ32、転写ローラ7、クリーニングブレード77などが、ドラム62に作用するプロセス手段である。
<カートリッジBの全体の構成>
次に、カートリッジBの全体構成について図3、図5を用いて説明する。図5は、本実施例に係るカートリッジBの構成を示す分解斜視図である。カートリッジBは、クリーニングユニット60と現像装置ユニット20を合体することで構成される。また、クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、ドラム62、帯電ローラ66およびクリーニングブレード77等から構成される。一方、現像装置ユニット20は、底部材22、現像容器23、第1サイド部材26L、第2サイド部材26R、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、搬送部材43、トナーT、付勢部材46等から構成される。
これらのクリーニングユニット60と現像装置ユニット20を、結合部材75によって互いに回動可能に結合することによって、カートリッジBは構成される。具体的には、現像装置ユニット20の長手方向(現像ローラ32の回転中心軸線方向)の両端部にある第1サイド部材26Lおよび第2サイド部材26Rに、アーム部26aLおよびアーム部26aRが形成されている。そして、アーム部26aLおよびアーム部26aRの先端に、長手方向と平行な方向に延びる回動穴26bLおよび回動穴26bRが設けられている。また、クリーニング枠体71の長手方向の両端部には、結合部材75を嵌入するための嵌入穴71aが形成されている。
そして、アーム部26aLとアーム部26aRをクリーニング枠体71に対して所定の位置に合わせた状態で、結合部材75は、回動穴26bLと回動穴26bRと嵌入穴71aに挿入されている。これにより、クリーニングユニット60と現像装置ユニット20が結合部材75を中心に回動可能に結合される。このとき、アーム部26aLとアーム部26aRの根元に取り付けられた付勢部材46がクリーニング枠体71に当たることで、結合部材75を回動中心として、現像装置ユニット20がクリーニングユニット60に付勢される。これにより、現像ローラ32は、ドラム62に向かう方向に確実に押し付けられる。そして、現像ローラ32の両端部に取り付けられた間隔保持部材(不図示)によって、現像ローラ32とドラム62との間に所定の間隔が維持される。
<クリーニングユニット60の構成>
次に、クリーニングユニット60の構成について図1、図6、図7、図8を用いて説明する。図1は帯電ローラ66と帯電ローラ軸受67Lの構成を示す図である。図6は、実
施例に係るクリーニングユニット60の構成を説明する分解斜視図である。また、図7は、実施例に係るクリーニングユニット60の構成を示す図である。図8は、実施例に係る帯電ローラ66が加工される工程を説明する断面図である。なお、図7(a)は、クリーニングユニット60の構成を説明する正面図である。また、図7(b)は、帯電ローラ66が支持される部分を、図7(a)のH方向から見た図である。
図6に示すように、クリーニングブレード77は、板金からなる支持部材77aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材77bからなる。また、クリーニングブレード77において、支持部材77aの両端がビス91で固定されることで、支持部材77aがクリーニング枠体71に対して所定の位置で固定される。また、弾性部材77bがドラム62と当接することで、ドラム62の外周面上から残留トナーが除去される。除去されたトナーは、クリーニングユニット60の廃トナー室71b(図3を参照)に貯蔵される。
また、図3に示すように、第1シール部材82(図3を参照)、第2シール部材83、第3シール部材84、第4シール部材85は、クリーニング枠体71に対して所定の位置に両面テープ等で固定されている。第1シール部材82は、長手方向に亘って設けられ、クリーニングブレード77の支持部材77aの裏側から廃トナーが漏出するのを防ぐ。また、第2シール部材83は、クリーニングブレード77の弾性部材77bの長手方向の両端から廃トナーが漏出するのを防ぐ。第3シール部材84は、クリーニングブレード77における弾性部材77bの長手方向の両端からの廃トナーが漏出するのを防止しつつ、ドラム62上のトナー等の付着物を拭き取る。第4シール部材85は、長手方向に亘ってドラム62に接して設けられ、ドラム62の回転方向の上流側から廃トナーが漏出するのを防ぐ。
また、電極板81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、帯電ローラ軸受67Rは、クリーニング枠体71に取り付けられている。帯電ローラ66の金属軸(以下、軸部66aとする)は、帯電ローラ軸受67Lと帯電ローラ軸受67Rにはめ込まれている。また、帯電ローラ66は、図7に示すように付勢部材68によって、ドラム62に向かって付勢されるとともに、帯電ローラ軸受67L、帯電ローラ軸受67Rによって回転可能に支持されている。そして、帯電ローラ66は、ドラム62の回転に従動して回転する。
また、帯電ローラ66の中空の軸部66aは、長手方向において、両端部以外の全域が、導電性の弾性層66bによって被覆されている。なお、弾性層66bと軸部66aは、接着剤により接合されている。軸部66aは、ステンレス鋼板やSUM22の表面にNiメッキを施した金属板金をプレス加工によって円筒形状に成形することで形成される。ここで、プレス加工で成形した中空の軸部66aを用いるのは、カートリッジBと画像形成装置Sの軽量化・低コスト化を図るためである。
なお、電極板81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、軸部66aは導電性を有する。また、電極板81は、装置本体Aの給電部(不図示)に接触している。そして、これらを給電経路として帯電ローラ66に給電する。また、ドラム62は、フランジ64およびフランジ63と一体的に結合されることでドラムユニット61を構成する。なお、この結合方法は、カシメ、接着、溶着等を用いている。
フランジ64には、アース接点等(不図示)が結合されている。また、フランジ63には、装置本体Aから駆動力を受ける駆動力受け部63aと、現像ローラ32に駆動を伝えるためのフランジギア部63bとが設けられている。また、軸受部材76は、ビス90によってクリーニング枠体71の駆動側に一体的に固定され、ドラム軸78は、クリーニング枠体71の非駆動側に圧入固定される。そして、軸受部材76はフランジ63と嵌合し、ドラム軸78はフランジ64の穴64aと嵌合する。
これにより、ドラムユニット61は、クリーニング枠体71に回転可能に支持される。また、保護部材79は、ドラム62の保護(遮光)および露出が可能となるように、クリーニング枠体71に回動可能に支持される。付勢部材80は、保護部材79の駆動側の軸部79aRに取り付けられ、保護部材79がドラム62を保護するように保護部材79を付勢する。また、保護部材79における非駆動側の軸部79aLと駆動側の軸部79aRは、クリーニング枠体71における軸受部71cLと軸受部71cRにそれぞれ嵌合される。
<帯電ローラ66の構成>
次に、帯電ローラ66の構成について図1および図8から図14を用いて説明する。図1は、帯電ローラ66と帯電ローラ軸受67Lの斜視図である。図9は、実施例に係る帯電ローラ66の軸部66aの構成を示す図である。図10は、実施例に係る軸部66aを
成形するための金属板金を示す図である。図11は、軸部66aを成形するための金属板金が円筒状に成形される様子を示す図である。図12は、実施例に係る軸部66aを成形するための金属板金の図であり、図10のDT2の部分拡大図である。図13は、実施例に係る帯電ローラ66の軸部66aを示す図であり、図9(a)のDT1の部分拡大図である。図14は、実施例に係る帯電ローラ66の変形例を示す図である。なお、図9(a)は、軸部66aの構成を説明するための図である。図9(b)は、帯電ローラ66の軸部66aにおける端部66dの構成を示す図である。
図6で示すように、帯電ローラ66は、軸部66aと軸部66aを覆う弾性層66bから構成される。また、図8で示すように、帯電ローラ66の軸部66aは、導電性を有する金属製の平板66a1がプレス加工によって円筒形状に成形されることで形成される。帯電ローラ66の軸部66aは、金属製の平板を円筒状に曲げることで成形されているため、軸部66aには、軸部66aの軸線方向C(図9を参照)に沿って、金属板金の端部同士が対向し接触した合わせ目(合わせ目部)66cが形成される。つまり、本実施例では、軸部66aの外周面は、軸部66aの軸線方向における軸部66aの一端から他端に亘って、軸部66aの周方向において途切れている。ここで、本実施例では、軸部66aの外径はφ6mmとなっており、軸部66aの軸線方向Cにおける全長は252.5mmとなっている。
上述したように、一般的に、円筒状の金属軸は、同じ直径の無垢の円柱状の金属軸と比べるとねじり強度が劣ってしまう。そこで、本実施例では、帯電ローラ66の軸部66aの強度を確保するために、合わせ目66cに複数の凹凸部66c1が設けられている。合わせ目66cおよび凹凸部66c1の詳細については後述する。
次に、軸部66aの製造方法について、一般的なプレス加工である順送プレス加工を例に説明する。図10に示すように、軸部66aの製造にあたっては、厚さ0.6mm程度の冷間圧延鋼板、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板等の金属板金を用いる。また、この金属板金の幅は、軸線方向Cの全長よりも広くなっている。そして、この金属板金をプレス加工(抜き加工)して、搬送方向Hと交差する方向に延びる帯状の平板66a1(円筒を成形する部位)と、搬送方向Hに連続する桟66a4と、帯状の平板66a1と桟66a4とを繋ぐ繋ぎ部66a3とが形成される。
なお、桟66a4には、H方向と直交する方向における一対の繋ぎ部66a3の外側であって、帯状の平板66a1の中心線上に、平板66a1を順送する際に平板66a1を位置決めするための位置決め孔66a2が設けられている。また、図8および図11に示すように、桟66a4を用いて、金属板金を間欠的に搬送しながら繰り返しプレス加工を行うことにより、円筒に成形される部位(平板66a1)が工程毎に順次円筒状に成形される。そして、平板66a1の成形が完了した後、繋ぎ部66a3を切断することにより、円筒に成形された部位(帯状の平板66a1)は桟66a4と分断される。このようにして、帯電ローラ66の軸部66aが形成される。
ここで、本実施例における金属板金の合わせ目66cの形状について詳細に説明する。図10に示すように、帯状の平板66a1は略長方形である。帯電ローラ66の軸部66aの短辺66a5は、搬送方向Hと平行になっており、合わせ目66cを形成する長辺66y1および長辺66y2は、搬送方向Hと直交している(軸線方向Cに平行となっている)。また、長辺66y1および長辺66y2には凹凸が形成されており、この凹凸形状は交互に配置されている。また、本実施例では、凹凸は、軸部66aの軸線方向における軸部66aの一端から他端に亘って連続して形成されている。また、本実施例において、凹凸の形状は矩形となっている。ここで、図12は、平板66a1における凹凸部分を拡大した図(図10のDT2部の拡大図)である。本実施例では、この平板66a1を円筒
状に曲げて、凹部66hと凸部66tとを嵌合させることで合わせ目部66c10(図9、図13を参照)が形成される。
次に、図12および図13を用いて、平板66a1における凹凸部分形状について詳細に説明する。平板66a1の切断面の一方側である凹部66hは、軸部66aの周方向と直交する面である対向円周面66h1および対向円周面66h3を有している。また、凹部66hは、軸部66aの軸線方向と直交する面である対向側面66h2を有している。また、軸部66aは、対向円周面66h1と対向側面66h2とが連結される部分に形成される角部hr2(第2角部に対応)と、対向円周面66h3と対向側面66h2とが連結される部分に形成される角部hr1とを有している。
一方、平板66a1の切断面の他方側である凸部66tは、軸部66aの周方向と直交する面である対向円周面66t1および対向円周面66t3を有している。また、凸部66tは、軸部66aの軸線方向と直交する面である対向側面66t2を有している。また、凸部66tは、対向円周面66t1と対向側面66t2とが連結される部分に形成される角部tr1(第1角部に対応)と、対向円周面66t3と対向側面66t2とが連結される部分に形成される角部tr2とを有している。なお、本実施例では、対向側面66h2と対向側面66t2の長さであるE寸法=2mmとなっており、対向円周面66h1と対向円周面66t1の長さであるF寸法=10.5mmとなっている。
図13に示すように、平板66a1を円筒状にしたときに、対向円周面66t1と対向円周面66h1とによって第1の合わせ目部66c10が形成されるとともに、対向側面66t2と対向側面66h2とによって第2の合わせ目部66c20が形成される。そして、それぞれの合わせ目(第1の合わせ目部66c10および第2の合わせ目部66c20)において金属板同士が密着している。本実施例では、このように、軸部66aの周方向と軸線方向において平板66a1同士が密着することで、軸部66aのねじれ剛性を高めている。
ここで、本実施例では、角部hr2、角部tr2、角部hr1、角部tr1には、円弧状の丸みが形成されている。そして、それぞれ角部に設けられた円弧状の丸みの曲率半径とねじれ剛性との関係を実験によって確認した。実験結果を表1に示す。
Figure 0007277071000001
表1に示すように、角部hr1と角部tr1の曲率半径を角部hr2と角部tr2の曲率半径よりも大きくすることで、角部hr1と角部tr2との間、角部tr1と角部hr2との間にそれぞれ空間(隙間)66c201が形成される。これにより、ねじれ剛性が約1.6倍となることが分かった。パターン1のように、角部hr1と角部tr1の曲率半径と、角部hr2と角部tr2の曲率半径とが部が同じ径である場合、製造上の寸法のバラツキにより、角部tr1と角部hr2とが干渉し、また、角部hr1と角部tr2とが干渉してしまう。これにより、軸部66aの周方向および軸線方向において、合わせ目部66c10および合わせ目部66c20で、凸部66tと凹部66hとの密着具合が低下してしまう。一方、パターン2のように、角部hr1と角部tr1の曲率半径が、角部hr2と角部tr2の曲率半径よりも大きい場合、空間66c201を形成し、角部tr1と角部hr2(角部hr1と角部tr2)が干渉してしまうことを抑制することができる。つまり、軸部66aの軸線方向Cと周方向Dとにおいて、凸部66tと凹部66hとの密着具合に悪影響を及ぼさないため、結果として軸部66aのねじれ剛性が高くなる。
上述したように、本実施例では、平板66a1を円筒状に成形することで形成された金属製の軸部66aの合わせ目を凹凸形状にしている。また、軸部66aの凹凸部の角部は円弧状の丸みを有している。そして、その凸部における円弧状の丸みの曲率半径を、凹部における円弧状の丸みの曲率半径よりも若干大きく設定している。これにより、角部hr1と角部tr2との間、角部tr1と角部hr2との間にそれぞれ空間66c201が形成され、軸部66aのねじれ剛性が確保され、軸部66aは、帯電ローラ66の軸部66aとして必要な強度を得ることができる。このように、第1の合わせ目部66c10を挟んで軸部66aの軸線方向の両側に、それぞれ第2の合わせ目部66c20が形成されている。そして、第1の合わせ目部66c10と二つの合わせ目部66c20とは凸部66tに設けられた第1角部tr1及び凹部66hに設けられた第2角部hr2を介して連結される。また、二つの第2の合わせ目部66c20の一端には、対向側面66h2と対向円周面66h3とが連結される角部hr1と対向側面66t2と対向円周面66t3とが連結される角部tr2がそれぞれ形成される。すなわち、二つの第2の合わせ目部66c20の、第1の合わせ目部66c10に連結する側とは反対側の端部には、第1角部に対応する角部hr1と第2角部に対応する角部tr2が形成されている。
また対向する角部と角部の間に空間を設けた他の例として、まず角部の形状を対向する角部との干渉を避ける別の構成について以下に述べる。
(角部に面取りをつけた例)
図15で示した例は角部hr1、tr1に面取り形状(C面形状)を設けた例である。
図15(a)は軸部を成形するための平板66a1の部分拡大図であり、図15(b)は平板66a1を円筒状にしたときの部分拡大図である。角部hr2、tr2には円弧状の丸みを有している。また角部hr1、tr1には面取り形状が設けられている。ここで角部hr2、tr2の曲率半径tr22よりも大きな面取り形状(面取り長さhr11、hr12)を角部hr1、tr1に設けることで角部hr1、tr1と角部hr2、tr2との間に空間66c201を設けることができる。
(角部に凹部を設けた例)
図16と図17は角部hr1、tr1に凹形状(へこみ形状)を設けた例である。
図16(a)と図17(a)は軸部を成形するための平板66a1の部分拡大図であり、図16(b)と図17(b)は平板66a1を円筒状にしたときの部分拡大図である。
図16に示すように角部hr1、tr1には角部hr2、tr2から離れる方向に凹形状が設けられており、角部hr2、tr2には円弧状の丸みを有している。ここで角部hr2、tr2の曲率半径tr22の大きさよりも、軸方向Cおよび周方向Dの距離hr11、hr12を大きくした凹形状を角部hr1、tr1に設けている。これにより角部hr1、tr1と角部hr2、tr2との間に空間66c201を設けることができる。
なお凹形状は図17で示すような円弧状の丸みを有した曲面でもよい。ここで角部hr2、tr2の曲率半径tr22とする。また軸方向Cで角部hr2、tr2から離れる方向に曲率半径tr22より大きな距離hr11のポイントhr101とする。また周方向Dで角部hr2、tr2から離れる方向に曲率半径tr22より大きな距離hr12のポイントhr102とする。そしてポイントhr101とポイントhr102を通り角部hr2、tr2から離れる方向に円弧状の丸みを有した曲面とすることで空間66c201を設けることができる。またポイントhr101とポイントhr102を通り角部hr2、tr2から離れる方向に多角形にへこんでいても良く、所望の凹形状を選択すればよい(不図示)。
次に角部と角部の干渉を防ぐ構成を以下に述べる。
(角部に円弧状凹部を設けた例)
図18、図19、図20、図21に角部に円弧状の凹形状を設けた例を示す。
図18(a)、図19(a)、図20(a)、図21(a)は軸部を成形するための平板66a1の部分拡大図であり、図18(b)、図19(b)、図20(b)、図21(b)は平板66a1を円筒状にしたときの部分拡大図である。
図18と図21は角部に円弧状の干渉防止形状を軸方向Cに設けた例であり、図19は
角部に円弧状の干渉防止形状を周方向Dに設けた例であり、図20は角部に円弧状の干渉
防止形状を軸方向C及び周方向Dに設けた例である。
図18、図19、図20に示すように、角部hr2、tr2に円弧状の干渉防止形状を軸方向Cと周方向Dのどちらか片方向、もしくは両方向に設けている。このように円弧状の干渉防止形状を角部hr2、tr2に設けることで空間66c201を設けることができる。なおこの場合は、角部hr1、tr1の曲率半径hr11と、角部hr2、tr2の曲率半径tr22とは、どちらが大きくても空間66c201を設けることができる。例えば、図18は角部hr2、tr2の曲率半径tr22は角部hr1、tr1の曲率半径hr11より大きい例であり、図21は角部hr1、tr1の曲率半径hr11が角部hr2、tr2の曲率半径tr22より大きい例である。
(角部に多角形状凹部を設けた例)
図22、図23、図24に角部に凹形状を設けた例を示す。
図22(a)、図23(a)、図24(a)は軸部を成形するための平板66a1の部分拡大図であり、図22(b)、図23(b)、図24(b)は平板66a1を円筒状にしたときの部分拡大図である。
図22は角部に多角形状凹部の干渉防止形状を軸方向Cに設けた例であり、図23は角
部に多角形状凹部の干渉防止形状を周方向Dに設けた例であり、図24は角部に多角形状
凹部の干渉防止形状を軸方向C及び周方向Dに設けた例である。
図22、図23、図24に示すように、角部hr2、tr2に多角形状凹部の干渉防止形状を設けている。ここで、角部hr2、tr2に干渉防止形状を軸方向Cと周方向Dのどちらか片方向、もしくは両方向に設けることで角部hr2、tr2と角部hr1、tr1との間に空間66c201を設けることができる。
また角部hr2、tr2に干渉防止形状を、軸方向Cと周方向Dの少なくともひとつに設けることで、角部hr2、tr2に干渉防止形状の大小に関係なく空間66c201を設けることができる(不図示)。
なお前述した角部の干渉防止構成を組み合わせた構成としても良い。
図25に対向する角部同士の双方に凹形状を設けた例を示す。
図25(a)は軸部を成形するための平板66a1の部分拡大図であり、図25(b)は平板66a1を円筒状にしたときの部分拡大図である。
例えば図25に示すように角部hr1、tr1に面取り形状を設けて、角部hr2、tr2にも多角形状凹部の干渉防止構成を設けた構成として合わせ目部66c20に空間66c201を設けることができる。このように角部hr1、tr1に角形状凹部の干渉防止構成を設けて、角部hr2、tr2にも多角形状凹部の干渉防止構成を設けた構成に限らない。各種の角部の干渉防止構成をそれぞれ角部hr2、tr2と角部hr1、tr1に適用し、空間66c201を設けることができる。
また、本実施例の変形例として、図14(a)に示すように、第1の合わせ目部66c10および第2の合わせ目部66c20に形成される凹凸の数を適宜増加させてもよい。これにより、凸部66tと凹部66hとが密着する領域の面積が増えるため、凸部66tと凹部66hとの摩擦力が増加し、軸部66aのねじれ剛性がさらに向上する。また、図14(b)に示すように、本実施例における対向側面66t2および対向側面66h2を傾斜させて、軸部66aの周方向Dに対して傾斜角Gを設けることで、凸部66tと凹部66hとがより密着しやすくしてもよい。具体的には、図14(b)では、凸部66tの形状は、2つの角部を有する台形の形状であって、凸部66tが突き出す方向に向かうに
つれてその幅が狭くなっている。また、凹部66hは2つの角部を2つ有し、凹部66hの形状は、凸部66tが嵌る台形の形状となっている。この場合には、軸部66aの軸線方向に形成される第1の合わせ目部66c10に対して、第2の合わせ目部66c20は、軸線方向に対して斜めに交差している。そして、この場合も同様に、上述したように、角部hr1と角部tr1の曲率半径を、角部hr2と角部tr2の曲率半径よりも大きくする。これにより、軸部66aが安価となるとともに、軸部66aの剛性がさらに高くなる。
なお、本実施例では、帯電ローラ66がカートリッジBに組み込まれていたが、必ずしもこれに限られない。例えば、帯電ローラ66は、カートリッジ方式を採用しない画像形成装置の装置本体に組み込まれていてもよい。また、帯電ローラ66のみが、カートリッジBまたは画像形成装置Sの装置本体に着脱可能となっていてもよい。
また、本実施例において、軸部66aは、必ずしも帯電ローラ66の回転軸でなくてもよい。例えば、軸部66aは、現像ローラ32や転写ローラ7等の回転軸であってもよい。その場合、軸部66aの構成は、必要とされる機能に応じて、外径・全長・凹凸の数を適宜変更すればよい。
以上のように、本実施例では、軸部66aに形成された合わせ目には凹凸が形成されており、その合わせ目において、一方側の凸部66tが他方側の凹部66hに嵌り、他方側の凸部66tが一方側の凹部66hに嵌っている。また、凸部66tには、円弧状の丸みを有する角部tr1が設けられており、凹部66hには、円弧状の丸みを有し、角部tr1が嵌る角部hr2が設けられている。そして、本実施例では、角部tr1の曲率半径は、角部hr2の曲率半径よりも大きくなっている。これにより、空間66c201を形成し、合わせ目を有する円筒状の軸部66aにおいて、軸部66aの強度が低下することを抑制することができる。
また、本実施例では、凸部66tと凹部66hは、軸部66aの軸線方向における軸部66aの一端から他端に亘って連続して形成されている。これにより、凸部66tと凹部66hの数が多くなり、軸部66aの強度をより向上させることができる。
また、本実施例では、凸部66tの形状は、角部tr1を2つ有する台形の形状であって、凸部66tが突き出す方向に向かうにつれて幅が狭くなる台形の形状であり、凹部66hの形状は、角部hr2を2つ有し、凸部66tが嵌る台形の形状となっている。これにより、軸部66aに形成された合わせ目が密着しやすくなり、軸部66aの強度をより向上させることができる。製造時に凹部66hと凸部66tが嵌り易くできるので、製造工程の複雑化を抑えられ、その結果として軸部66aを安価に形成することができる。
このように、軸部66aの軸線方向に形成される第1の合わせ目部に対して、第2の合わせ目部66c20は、図13に示すような、周方向すなわち軸部66aの軸線方向に対して直角に交差する方向に形成される場合に限られない。図14に示すように、第1の合わせ目部に対して、第2の合わせ目部が、軸部66aの軸線方向に対して斜めに交差する方向に形成されてもよい。すなわち、軸部66aの軸線方向に形成される第1の合わせ目部に対して、第2の合わせ目部は、軸部66aの軸線方向に対して交差する方向に形成され、直角に交差してもよいし、斜めに交差するようにしてもよい。
なお、本実施例において、凸部66tと凹部66hの形状は必ずしも矩形や台形に限られない。例えば、凸部66tと凹部66hの形状は五角形や六角形でもよい。軸部66aの強度を向上させることができれば、凸部66tと凹部66hの形状は特に限定されることはない。
また、本実施例において、凸部66tと凹部66hは、軸部66aの軸線方向における軸部66aの一端から他端に亘って連続して形成されている必要はない。例えば、凸部66tと凹部66hは、軸部66aの軸線方向における軸部66aの一端から他端までの一
部分に形成されていてもよい。
66…帯電ローラ、66a…軸部、66h…凹部、66t…凸部、hr1…角部、hr2…角部、tr1…角部、tr2…角部、C…軸線方向、D…周方向、P…シート

Claims (12)

  1. 記録媒体に画像を形成するために用いられる回転体であって、
    円筒状の回転軸を有し、
    前記回転軸は、前記回転軸の回転軸線方向に沿って延びる第1端部と、前記回転軸線方向に沿って延び、かつ前記第1端部と前記回転軸の周方向において対向する第2端部と、を有し、
    前記第1端部は、前記周方向において前記第2端部の方に突出した凸部を有し、
    前記凸部は、
    円弧状の丸みを有する凸形状の角部と、
    前記第2端部と前記周方向において接触する第1直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第1直線部の一端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第2直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第1直線部の他端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第3直線部と、
    を有し、
    前記第2端部は、前記周方向において前記第1端部から離れる凹部を有し、
    前記凹部は、
    円弧状の丸みを有する凹形状の角部と、
    前記第1端部と前記周方向において接触する第4直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第4直線部の一端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第5直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第4直線部の他端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第6直線部と、
    を有し、
    前記凸部と前記凹部は、互いに係合し、
    前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、かつ、
    前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、
    i)前記第1直線部と前記第4直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互い
    に接触し、
    ii)前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    iii)前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    iv)前記第1端部において、前記凸部を第1凸部としたとき前記第1凸部と隣り合う第2凸部との間の第7直線部と、前記第2端部において、前記凹部を第1凹部としたとき前記第1凹部と隣り合い前記第2凸部と対向する第2凹部との間の第8直線部と、が前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    v)前記凸形状の角部は、前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、前記凹形状の角部と隙間を介して対向し、前記凸形状の角部の曲率半径は、前記凹形状の角部の曲率半径よりも大きいことを特徴とする回転体。
  2. 前記第1凸部の形状は、前記凸形状の角部を2つ有する矩形の形状であり、
    前記第1凹部の形状は、前記凹形状の角部を2つ有する矩形の形状であることを特徴とする請求項1に記載の回転体。
  3. 前記第1凸部の形状は、前記凸形状の角部を2つ有する台形の形状であって、前記第1凸部が突き出す方向に向かうにつれて幅が狭くなる台形の形状であり、
    前記第1凹部の形状は、前記凹形状の角部を2つ有し、前記第1凸部が嵌る台形の形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の回転体。
  4. 前記回転軸は金属製であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の回転体。
  5. 前記回転体は、記録媒体に画像を形成するための像担持体を帯電する帯電ローラであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の回転体。
  6. 現像剤像を形成するためのプロセスカートリッジであって、画像形成装置の装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、請求項5に記載の回転体と、
    現像剤像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を有し、
    前記像担持体は前記回転体によって帯電し、
    帯電した前記像担持体が露光されることで前記像担持体に静電潜像が形成され、
    前記像担持体に形成された静電潜像が前記現像装置によって現像されることで、前記像担持体に現像剤像が形成されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項5に記載の回転体と、
    現像剤像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を有し、
    前記像担持体は前記回転体によって帯電し、
    帯電した前記像担持体が露光されることで前記像担持体に静電潜像が形成され、
    前記像担持体に形成された静電潜像が前記現像装置によって現像されることで、前記像担持体に現像剤像が形成され、
    前記像担持体に形成された現像剤像が記録媒体に転写されることで記録媒体に画像が形成されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像形成装置または画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる回転体であって、
    円筒状の回転軸を有し、
    前記回転軸は、前記回転軸の回転軸線方向に沿って延びる第1端部と、前記回転軸線方向に沿って延び、かつ前記第1端部と前記回転軸の周方向において対向する第2端部と、を有し、
    前記第1端部は、前記周方向において前記第2端部の方に突出した凸部を有し、
    前記凸部は、
    円弧状の丸みを有する凸形状の2つの角部と、
    前記第2端部と前記周方向において接触する第1直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第1直線部の一端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第2直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第1直線部の他端側に設けられ、前記第2端部と前記回転軸線方向において接触する第3直線部と、
    を有し、
    前記第2端部は、前記周方向において前記第1端部から離れる凹部を有し、
    前記凹部は、
    円弧状の丸みを有する凹形状の2つの角部と、
    前記第1端部と前記周方向において接触する第4直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第4直線部の一端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第5直線部と、
    前記回転軸線方向において前記第4直線部の他端側に設けられ、前記第1端部と前記回転軸線方向において接触する第6直線部と、
    を有し、
    前記凸部と前記凹部は、互いに係合し、
    前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、かつ、
    前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合する際に、互いに対向するように配置され、
    i)前記第1直線部と前記第4直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    ii)前記第2直線部と前記第5直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    iii)前記第3直線部と前記第6直線部は、前記凸部と前記凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    iv)前記第1端部において、前記凸部を第1凸部としたとき前記第1凸部と隣り合う第2凸部との間の第7直線部と、前記第2端部において、前記凹部を第1凹部としたとき前記第1凹部と隣り合い前記第2凸部と対向する第2凹部との間の第8直線部と、が前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、互いに接触し、
    v)前記凸形状の角部は、前記第1凸部と前記第1凹部が係合した状態で、前記凹形状の角部と隙間を介して対向することを特徴とする回転体。
  9. 前記第1凸部の形状と前記第1凹部の形状と、は共に矩形の形状であることを特徴とする請求項8に記載の回転体。
  10. 前記第1凸部の形状は、台形の形状であって、前記第1凸部が突き出す方向に向かうにつれて幅が狭くなる台形の形状であり、
    前記第1凹部の形状は、前記第1凸部が嵌る台形の形状であることを特徴とする請求項8または9に記載の回転体。
  11. 前記回転軸は金属製であることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の回転体。
  12. 前記回転体は、記録媒体に画像を形成するための像担持体を帯電する帯電ローラであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1項に記載の回転体。
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