JP5193512B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像ローラの両端からの現像剤漏れの防止を向上させることができる現像装置および画像形成装置に関する。
上述した現像装置として、現像ローラに対し軸方向に沿って現像剤規制部材(ドクターブレード)が設けられるとともに、現像ローラの両端部にそれぞれ端部シールが、現像領域外への現像剤の侵入を防止するように配設された構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この現像装置による場合には、現像ローラとドクターブレードとの間を通過する現像剤(トナー)が現像領域外へ侵入することを端部シールにより抑制することが一応可能になる。
実開昭55−167239号公報
しかしながら、上述した特許文献1の端部シールは、現像ローラを回動可能に支持する現像ハウジング側に取付けられているため、現像ローラと端部シールとの境界に侵入した現像剤を確実に堰き止めることができず、現像領域外への現像剤の侵入防止を確実なものにすることが困難であった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、現像ローラと端部シールとの境界に侵入した現像剤を確実に堰き止めることができる現像装置およびその現像装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置における現像装置は、現像剤を収容する現像ハウジングと、該現像ハウジングに、相互に離間して設けられた現像ローラおよび現像剤規制部材と、前記現像ハウジングに、前記現像ローラの両端部に対応して取付けられた端部シールと、前記現像ローラと前記現像剤規制部材との間であって前記端部シール相当部位に設けられた現像剤堰止手段とを具備し、前記現像剤堰止手段は弾性を有する現像剤堰止部材を備え、この現像剤堰止部材は、その幅方向の内側端が前記端部シールにおける幅方向の内側端にほぼ一致するように、又は、前記端部シールの内側端よりも外側に位置するようにして、前記現像ローラと前記現像剤規制部材との間に弾性変形状態で挟持されていることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置における現像装置は、請求項記載の画像形成装置における現像装置において、前記現像剤堰止部材が、フッ素樹脂製不織布であることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置における現像装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置における現像装置において、前記現像剤堰止部材が、前記端部シールと一体的に構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置における現像装置は、請求項1乃至のいずれか
に記載の画像形成装置における現像装置において、前記現像剤堰止部材が、現像剤規制部材に接着されていることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置における現像装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置における現像装置において、前記現像ローラの表面を荒くする表面処理が施される範囲に前記現像剤堰止部材が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の現像装置を具備することを特徴とする。
本発明の現像装置および画像形成装置にあっては、現像剤堰止手段が、現像ローラと現像剤規制部材との間であって端部シール相当部位に設けられているので、端部シールと現像ローラとの間に入り込んだ現像剤が確実に堰き止められ、これにより現像領域外への現像剤の侵入を防ぐことができる。
又、現像剤堰止部材が弾性を有するもので、現像ローラと現像剤規制部材との間に挟持されて弾性変形状態になっているので、端部シールと現像ローラとの間に入込んだ現像剤が確実に堰き止められる。
請求項の現像装置による場合には、現像剤堰止部材が摺動性や強度に優れるとともにシール性も良好なフッ素樹脂製不織布であるので、現像ローラの回転に要するトルクが必要以上に大きくなるのを抑制することができる。また、最初の頃は不織布の目を縫って現像剤が若干漏れるものの、暫くすると、不織布で堰き止められた現像剤は端部シールの摩擦熱により凝集し、不織布の目を埋めることになり、現像剤の漏れを完全に阻止する状態になる。なお、本発明において、不織布としてはフェルトを含むものとする。
請求項の現像装置による場合には、現像剤堰止部材が端部シールと一体的に構成されているので、現像剤堰止部材と端部シールとの位置合わせを不要にすることが可能になる。
請求項の現像装置による場合には、現像剤堰止部材が現像剤規制部材に接着されているので、余分な部材を用いることなく、現像剤堰止部材を取付けることが可能になる。
請求項の現像装置による場合には、現像ローラの表面を荒くする表面処理が施される範囲に現像剤堰止部材が設けられているので、シール性と搬送性との両方を確保することができる。即ち、現像ローラの表面は、現像領域では現像剤の搬送性を向上させるべく表面を荒くする表面処理、例えばブラスト処理等が施され、一方端部シールに相当する部分ではシール性の向上のために滑らかな表面状態にされ、現像剤の搬送性とシール性とを確保するようにしている。しかし、表面を荒くした領域と滑らかな表面状態の領域との境界に端部シールの端を一致させることが難しく、その位置関係は必ずしも一致していないため、ずれによる現像剤層の乱れや現像剤漏れが発生する場合がある。そこで、現像ローラスリーブの表面を荒くする表面処理が施される範囲に現像剤堰止部材を設けるようにすることで、現像剤堰止部材が設けられた表面の荒い部分が現像剤堰止部材により滑らかな表面状態となる結果、表面の荒れた部分と滑らかな表面部分との境界に端部シールの端が一致し、シール性と搬送性との両方を確保することができるようになるからである。
以下に、本発明を具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を示す図であり、図2は図1の画像形成装置における回転現像ユニットの近傍部分を示す図である。
この画像形成装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信ネットワークを介して1台または複数台の端末装置(不図示)と接続されている。そして、この画像形成装置は、端末装置より送られてくる画像データに基づきカラー画像またはモノクロ画像を出力するプリンタAとして利用される。
このプリンタAは、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面全体を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にレーザ光を照射する露光ユニット12と、感光体ドラム10の表面に形成される静電潜像にトナーを付着させることで現像を行う回転現像ユニット13と、回転現像ユニット13に供給するためのトナーが収容されるトナー収容部14と、トナー収容部14に収容されたトナーを回転現像ユニット13に供給するためのトナー供給ユニット15と、記録紙に転写されたトナーを記録紙に定着させる定着ユニット16と、感光体ドラム10の表面に残留するトナー等の付着物を除去するドラムクリーニングユニット17とを備えている。上記回転現像ユニット13は、本発明の要部である現像装置を構成するものである。
このように構成されたプリンタAにおいて、感光体ドラム10は、図1に示すように、プリンタA内部の中央付近に回転自在に設置されており、その回転軸がプリンタAの手前側から見てプリンタAの設置面と水平な方向に、即ち、紙面に対して垂直な方向に延びている。この感光体ドラム10の表面は、アモルファスシリコン(a−Si)によって形成されている。
また、帯電ローラ11は、図1に示すように、感光体ドラム10の上方であって、この感光体ドラム10と近接する位置に設置されている。そして、帯電ローラ11に所定の大きさの電圧を印加すると、帯電ローラ11の放電により感光体ドラム10の表面が一様に帯電する。
また、露光ユニット12は、プリンタAに接続される端末装置より送られてきた画像データに基づき、半導体レーザ(不図示)より感光体ドラム10へ向けてレーザ光を照射するものである。図1に示すように、この露光ユニット12は、感光体ドラム10の上方であって、回転現像ユニット13の回転軸よりも奥側に設置されている。また、図1に示すように、露光ユニット12から感光体ドラム10へ至るレーザ光の光路に反射ミラー18が設置されている。そして、図1に一点鎖線で示すように、露光ユニット12より出射されたレーザ光が、反射ミラー18で所定の角度に反射した後に感光体ドラム10へ向けて照射されることで、感光体ドラム10のうちレーザ光が当たった部分に静電潜像が形成される。
尚、この露光ユニット12としては、上述のような半導体レーザより出射されるレーザ光を感光体ドラム10の表面に照射するものに代えて、LEDヘッド(不図示)にライン状に配列された多数のLED(不図示)より出射される光を感光体ドラム10の表面に照射するものとしても構わない。
また、回転現像ユニット13は、円筒状に形成されており、図1に示すように、感光体ドラム10に隣接すると共にこの感光体ドラム10の奥側に設置されている。図2にも示すように、この回転現像ユニット13は、周方向に90゜間隔で回転軸より放射状に延びる回転枠19と、回転枠19に支持されると共にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の各トナーが収容される4つの現像器20とを備えている。ここで、各現像器20に収容されるトナーの色に応じて4つの現像器20のそれぞれをシアン現像器20a、マゼンタ現像器20b、イエロー現像器20c、及びブラック現像器20dとする。そして、上記回転枠19は、感光体ドラム10の回転軸と平行な軸の回りに回転自在に形成されており、モータやギアから成る駆動機構(不図示)によって駆動される。また、各現像器20は、回転枠19によって回転現像ユニット13の周方向に4等分された4つの区画のそれぞれに配置されている。
このようにシアン現像器20a、マゼンタ現像器20b、イエロー現像器20c、及びブラック現像器20dが構成されるとき、回転現像ユニット13が回転し、各現像器20に収容されたトナーが感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像に付着することによって現像が行われる。
また、トナー収容部14は、回転現像ユニット13の各現像器20に供給する4色のトナーのそれぞれを収容する部分であり、図1に示すように、プリンタA内部の最も手前側に設置されている。このトナー収容部14には、プリンタAの手前側から見てプリンタAの設置面と水平な方向に、即ち、紙面に対して垂直な方向に並べて配置された各色のトナーに対応する4つのトナーカートリッジ(不図示)が装着されており、4つのトナーカートリッジのそれぞれがプリンタAの手前側に取り出し可能となっている。
また、トナー供給ユニット15は、トナー収容部14の各トナーカートリッジに収容された4色のトナーのそれぞれをトナーの色に対応する各現像器20に供給するためのものである。
定着ユニット16は、図1に示すように、円筒状に形成される定着ローラ32と、定着ローラ32の内部に設置されると共に当該定着ローラ32を加熱するための定着ヒータ33と、定着ローラ32と圧接する加圧ローラ34と、を備えており、この定着ローラ32と加圧ローラ34の間に記録紙を挟むニップ部が形成されている。そして、定着ローラ32と加圧ローラ34の間のニップ部を記録紙が通過する際に、定着ローラ32の熱によって記録紙に付着したトナーを溶解させると共に加圧ローラ34によって記録紙に圧力を加えることで、トナーが記録紙に定着する。
また、ドラムクリーニングユニット17は、図1及び図2に示すように、感光体ドラム10の手前側であって感光体ドラム10に隣接すると共に、後述する中間転写ベルト37の上方に設置されている。このドラムクリーニングユニット17は、感光体ドラム10に当接するドラムクリーニング部材としての研磨ローラ35と、研磨ローラ35によって研磨された感光体ドラム10の表面の一部とこの感光体ドラム10の表面に残留するトナー等の付着物を搬送する回収スパイラル36と、を備えている。また、図1の紙面と垂直な方向における回収スパイラル36の奥側には、この回収スパイラル36によって図1の紙面と垂直な方向に搬送された付着物を回収する回収部(不図示)が設置されている。
そして、印刷動作時において、感光体ドラム10の表面に付着したトナーが中間転写ベルト37に転写された後、感光体ドラム10の表面が研磨ローラ35によって研磨されることにより、感光体ドラム10の付着物が削り取られる。研磨ローラ35によって削り取られた感光体ドラム10の付着物は、回収スパイラル36によって図1の紙面と垂直な方向に搬送され、回収部に回収される。
また、このプリンタAは、図1に示すように、感光体ドラム10の表面に形成された各トナーに対応する画像が重ねて転写される中間転写ベルト37と、中間転写ベルト37の裏面(即ち、画像が転写される面と反対側の面)に当接すると共に中間転写ベルト37を図1に矢印で示す方向に移動させる従動ローラ38及び駆動ローラ39と、中間転写ベルト37を介して感光体ドラム10に圧接すると共に感光体ドラム10の表面に形成された画像を中間転写ベルト37の表面に転写するための1次転写ローラ40と、中間転写ベルト37を介して駆動ローラ39に圧接すると共に中間転写ベルト37の表面に形成された画像を記録紙に転写するための2次転写ローラ41と、中間転写ベルト37の表面に残留するトナー等の付着物を除去するベルトクリーニングユニット42と、を備えている。
このように構成されたプリンタAにおいて、中間転写ベルト37は、図1に示すように、感光体ドラム10及びトナー収容部14の下方に設置されており、この中間転写ベルト37の裏面に当接する従動ローラ38と駆動ローラ39との間に掛け渡されている。また、図1に示すように、感光体ドラム10の下方であって中間転写ベルト37を介して感光体ドラム10と対向する部分には1次転写ローラ40が設置されており、この1次転写ローラ40は感光体ドラム10と圧接している。また、従動ローラ38は、図1に示すバネ43によって駆動ローラ39から離れる方向に付勢されており、バネ43の押圧力によって中間転写ベルト37に所定の張力が与えられている。
また、2次転写ローラ41は、図1に示すように、駆動ローラ39の下方であって中間転写ベルト37を介して駆動ローラ39と対向する位置に設置されており、この中間転写ベルト37と圧接している。そして、印刷動作時において、駆動ローラ39と2次転写ローラ41の間に形成されるニップ部を記録紙が通過する際に、中間転写ベルト37の表面に形成された画像が記録紙に転写される。
また、ベルトクリーニングユニット42は、図1及び図2に示すように、駆動ローラ39の奥側であって駆動ローラ39に隣接すると共に、回転現像ユニット13の下方に設置されている。そして、このベルトクリーニングユニット42は、中間転写ベルト37を介して駆動ローラ39と対向する位置に設置されると共にこの中間転写ベルト37に当接するベルトクリーニング部材としてのブラシローラ44と、ブラシローラ44の上方にブラシローラ44と接触するように設置されたクリーニングローラ45と、上端部分がクリーニングローラ45の表面に当接するように設置されたブレード46と、ブレード46の下
方であってベルトクリーニングユニット42内部の左端に設置される回収スパイラル47と、を備えている。また、図1の紙面と垂直な方向における回収スパイラル47の奥側には、この回収スパイラル47によって図1の紙面と垂直な方向に搬送された付着物を回収する回収部(不図示)が設置されている。
そして、印刷動作時において、記録紙が駆動ローラ39と2次転写ローラ41の間のニップ部を通過することによって中間転写ベルト37の表面に形成された画像が記録紙に転写された後、中間転写ベルト37の表面に残留するトナー等の付着物が、ベルトクリーニングユニット42のブラシローラ44によって掻き取られ、クリーニングローラ45の表面に付着する。クリーニングローラ45の表面に付着した中間転写ベルト37の付着物は、ブレード46によってクリーニングローラ45の表面から掻き落とされた後、回収スパイラル47によって図1の紙面と垂直な方向に搬送され、回収部に回収される。
また、このプリンタAは、図1に示すように、多数の記録紙が収容可能に構成されると共に記録紙を1枚ずつ給紙する給紙部48と、給紙部48より給紙された記録紙をプリンタAの内部を搬送する搬送部49と、搬送部49を搬送される間に画像が印刷された記録紙が排出される排紙部50と、を備えている。
このように構成されたプリンタAにおいて、給紙部48は、図1に示すように、多数の記録紙が載置されるリフト板51が取り付けられた給紙カセット52と、リフト板51に載置された記録紙に当接すると共に給紙カセット52より記録紙を送り出す給紙コロ53と、を備えている。そして、この給紙カセット52は、プリンタAの手前側に取り出し可能となっている。
また、搬送部49は、図1に示すように、給紙部48と排紙部50の間に設置されている。この搬送部49は、給紙部48から2次転写ローラ41へ至る第1搬送路54と、2次転写ローラ41から定着ユニット16へ至る第2搬送路55と、定着ユニット16から排紙部50へ至る第3搬送路56と、から構成されている。また、図1に示すように、第3搬送路56における定着ユニット16の下流側に分岐爪57が設置されると共に、第2搬送路55の下方には、両面印刷モードにおいて定着ユニット16を通過した記録紙をこの分岐爪57によって第1搬送路54へ戻すための戻し搬送路58が設置されている。
このような構成の搬送部49において、第1〜第3搬送路54,55,56のそれぞれには、記録紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対(何れも不図示)が設置されている。また、第1搬送路54には、図1に示すように、給紙カセット52より給紙された記録紙を後述する一対のレジストローラ60へ向けて搬送する搬送ローラ59と、搬送ローラ59を通過した記録紙の向きを矯正すると共に記録紙が搬送されるタイミングを調整する一対のレジストローラ60と、が設置されている。そして、この第1搬送路54は、搬送ローラ59に沿って形成される湾曲路61と、湾曲路61から2次転写ローラ41へ至る直線路62と、から構成されている。
また、第2搬送路55は、図1に示すように、概ね直線状に形成されており、プリンタAの手前側から奥側へ向かってプリンタAの設置面と水平な方向に延びている。また、第3搬送路56は、図1に示すように、定着ユニット16から分岐爪57へと至る部分が概ね直線状に形成され、プリンタAの手前側から奥側へ向かってプリンタAの設置面と水平な方向に延びると共に、分岐爪57から排紙部50へと至る部分がプリンタAの上方へ向かってプリンタAの設置面と垂直な方向に延びている。
更に、戻し搬送路58は、図1に示すように、第3搬送路56における分岐爪57が設置される部分から下方に分岐すると共に、定着ユニット16、第2搬送路55、2次転写ローラ41.及びレジストローラ60の下方をプリンタAの奥側から手前側へ向かってプリンタAの設置面と水平な方向に延びている。そして、この戻し搬送路58は、第1搬送路54の直線路62におけるレジストローラ60の直ぐ上流側に接続している。尚、戻し搬送路58にも、第1〜第3搬送路54,55,56と同様、記録紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対(何れも不図示)が設置されている。
また、排紙部50は、図1に示すように、プリンタAの外側面における上面に形成されている。そして、定着ユニット16を通過した記録紙は、第3搬送路56を通ってプリンタAの外部へ送り出され、排紙部50に排出される。
図3は4つの現像器20のうちの1つを示す外観斜視図であり、図4は現像器20の一端部を示す分解斜視図、図5は現像器20の一端部を示す斜視図、図6は図5のVI−VI線による断面図である。なお、現像器20の他端部は、図4、図5とは対称になっている。
各現像器20は、本実施形態では同一構成となっていて、前記回転枠19に取付けられる現像ハウジング200と、現像ハウジング200に回動可能に支持された現像ローラ201と、現像ハウジング200に現像ローラ201とは離間して設けられた現像剤規制部材としてのドクターブレード202と、現像ハウジング200に現像ローラ201の両端部に対応して取付けられた一対の端部シール203と、現像ローラ201とドクターブレード202との間であって、各端部シール203が設けられた位置に配設された現像剤堰止手段204とを備える。なお、図4、図5中の202aは、ドクターブレード202に取付けられたブレードマグネットである。
上記現像ハウジング200は、円柱の軸心を通り4分割された枠状のもので、回転枠19の4等分の1つに取付けられる。この現像ハウジング200の内部に、前記トナー供給ユニット15から供給されたトナーが収容される。また、現像ハウジング200は両端に軸受部200aを有し、各軸受部200aの内側に設けた固着部200dにはドクターブレード202の長手方向両端部がそれぞれ着脱可能に固着される。両軸受部200aの間には現像ローラ201が入るように湾曲状となった凹部200bが形成されており、その凹部200bの両側の軸受部200a寄りの箇所はそれぞれ下部取付け部200cとして用いられる。各下部取付け部200cの上側であって、前記固着部200dよりも内側には平面状の上部取付け部200eがそれぞれ形成されている。そして、両側にあって上下に繋がっている上部取付け部200eおよび下部取付け部200cの部分には、端部シール203がそれぞれ取付けられており、両側の端部シール203の間が最大画像幅(または最大現像幅)となるように設定されている。
端部シール203は、下部取付け部200cに対応する部分が、下部取付け部200cと現像ローラ201の端部とで挟まれて概略半円形状の部分203aとなっており、上部取付け部200eに対応する部分が上部取付け部200eとドクターブレード202の端部とで挟まれて平面状の部分203bとなっている。
端部シール203の構成は、弾性部材と摺動性部材とを重ねたものであり、現像ローラ201側に摺動性部材が配されていて、現像ローラ201に対する摺動性を確保している。また、端部シール203は現像ローラ201を押圧している。上記摺動性部材としては、例えばフッ素繊維の不織布などが用いられ、弾性部材としては、例えばマイクロセルポリウレタンフォームやポリウレタンのスポンジなどが用いられる。
現像ローラ201は、両端部に小径の軸部201aが設けられ、この軸部201aは前記軸受部200aに軸受205を介して取付けられる。また、軸部201aには、リング状をしたローラ206が嵌め込まれる。このローラ206は、感光体ドラム10と現像ローラ201との隙間を一定に保持するためのものである。
ドクターブレード202は、細長い板状のもので、長手方向に沿った複数箇所をねじ等で現像ハウジング200に締結して取付けられていて、現像ローラ201に対し離間した位置関係としてある。
上記現像剤堰止手段204としては、弾性を有する現像剤堰止部材、例えば本実施形態ではフッ素樹脂製フェルトを用いている。この現像剤堰止部材204は、例えば短冊状のもので、その長手方向の途中に、ドクターブレード202と現像ローラ201との間で挟持された被挟持部204aを有していて、その被挟持部204aの両側がドクターブレード202の表裏面に接着されて概略U字状になっている。また、ドクターブレード202と現像ローラ201との隙間寸法が現像剤堰止部材204の本来の厚み寸法よりも狭いために、被挟持部204aは変形した状態となっている。
上記現像剤堰止部材204は、本実施形態では図5に示すように、現像剤堰止部材204における幅方向(ドクターブレード202の長手方向)の両端のうちの内側端204bを端部シール203における幅方向(ドクターブレード202の長手方向)の両端のうちの内側端203cとほぼ一致させて設けられていて、図6に示すように端部シール203の平面状の部分203bと現像剤堰止部材204とが重なっている。なお、現像剤堰止部材204の位置は、端部シール203の内側端203cが最大画像幅を決定するため、その端部シール203の内側端203cよりも現像剤堰止部材204の内側端204bが外側に位置する方がよい。また、現像剤堰止部材204を配する位置と、現像ローラ201の表面を荒くする表面処理を施す箇所との関係については、現像剤堰止部材204の内側端が現像ローラ201における表面の荒い範囲にあればよい。その理由は、前述の発明の効果の欄で説明した通りである。
各現像器20は、以下のようにして作製される。現像ローラ201の両端部に対応する現像ハウジング200の上下に繋がった上部取付け部200eおよび下部取付け部200cに端部シール203を配し、その端部シール203に対し、軸部201aにローラ206を取付けた現像ローラ201を押し当てるとともに、軸部201aを軸受部200aに入れる。そして、軸部201aに軸受205を取付けることで現像ローラ201が現像ハウジング200に回動可能に支持される。
続いて、ドクターブレード202を現像ハウジング200の固着部200dに端部シール203を挟むように取付ける。このとき、ドクターブレード202の現像ローラ201と対向する側には現像剤堰止部材204が取付けられていて、ドクターブレード202の表裏面に接着された状態となっている。そして、ドクターブレード202を現像ハウジング200に取付けると、上述したように現像剤堰止部材204の被挟持部204aが変形した状態となる。
このように構成された各現像器20に収容されるトナーの色に応じて4つの現像器20のそれぞれを、上述したようにシアン現像器20a、マゼンタ現像器20b、イエロー現像器20c、及びブラック現像器20dとするとき、シアン現像器20a、マゼンタ現像器20b、イエロー現像器20cおよびブラック現像器20dには、例えば2成分現像剤などが収容される。なお、各現像器20a〜20dとしては、磁性1成分現像剤を使用するものであっても好適に用いられる。
したがって、このプリンタAの回転現像ユニット(現像装置)13においては、現像剤堰止部材204が、現像ローラ201とドクターブレード202との間であって端部シール203の配置された部位に設けられており、かつ、弾性を有していて弾性変形状態に挟持されているので、端部シール203と現像ローラ201との間に入り込んだトナーを現像剤堰止部材204が確実に堰き止めることが可能になる。これにより現像領域外へのトナーの侵入を防ぐことができる。また、現像剤堰止部材204が摺動性や強度に優れるとともにシール性も良好なフッ素樹脂製フェルトであるので、前述した発明の効果の欄で説明したように現像ローラ201の回転に要するトルクが必要以上に大きくなるのを抑制することができる。また、最初の頃はフェルトの目を縫ってトナーが若干漏れるものの、暫くすると、フェルトで堰き止められたトナーは端部シール203の摩擦熱により凝集し、フェルトの目を埋めることになり、トナーの漏れを完全に阻止する状態になる。
図7は、本発明の別の実施形態に係る現像剤堰止部材を示す図であり、図7(a)はその現像剤堰止部材を示す外観斜視図で、図7(b)は現像剤堰止部材の取付け状態を示す。
この現像剤堰止部材210は、端部シールとしての機能を兼ねるもので、同一幅の外部材211と内部材212とが各端面を揃えて貼着されている。外部材211は例えばスポンジ状の樹脂製のもので、内部材212は例えばフッ素樹脂製フェルトからなるものである。
この現像剤堰止部材210は、その外部材211側が、前記上下に繋がった上部取付け部200eおよび下部取付け部200cに接着されていて、下部取付け部200cと現像ローラ201とで挟まれた部分は、外部材211の半円形部211aと内部材212の半円形部212aとが形成されている。上部取付け部200eとドクターブレード202との間には、外部材211が挟まれていて、その外部材211の上部取付け部200eとドクターブレード202とで挟まれた部分は直線部211bとなっている。ドクターブレード202の上部取付け部200eとは反対側には内部材212の端部212bが接着されており、内部材212の端部212bと半円形部212aとの境界部分212cがドクターブレード202と現像ローラ201とで挟まれている。上記境界部分212cは、現像剤の堰止部として機能する。
この現像剤堰止部材210による場合には、外部材211が端部シールとして機能し、内部材212が現像剤堰止部材自身として機能し、つまり現像剤堰止部材210が端部シールと一体的に構成されているので、現像剤堰止部材と端部シールとの位置合わせを不要にすることが可能になる。
なお、上述した実施形態では現像剤堰止部材204、210をドクターブレードに接着するとともに、ドクターブレードと現像ローラとの間で挟持する構成としているが、本発明はこれに限らない。例えば、現像剤堰止部材をドクターブレード以外の部材に接着し、かつドクターブレード以外の部材と現像ローラとの間で挟持する構成としてもよいことは勿論である。但し、現像剤堰止部材をドクターブレードに接着するとともに、ドクターブレードと現像ローラとの間で挟持する構成とした場合には、余分な部材を用いることなく、現像剤堰止部材を取付けることが可能になる。
また、上述した実施形態では現像剤堰止部材204、現像剤堰止部材210の内部材212にフッ素樹脂製フェルトを用いているが、これに代えてフッ素樹脂製不織布を用いてもよい。
更に、上述した実施形態ではプリンタの現像装置に適用しているが、本発明はこれに限らず、複写機やファクシミリ等の現像装置、或いはプリンタ、複写機およびファクシミリ等の複合機の現像装置にも同様に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す図である。 図1の画像形成装置における回転現像ユニットの近傍部分を示す図である。 現像器を示す外観斜視図である。 現像器の一端部を示す分解斜視図である。 現像器の一端部を示す斜視図である。 図5のVI−VI線による断面図である。 本発明の別の実施形態に係る現像剤堰止部材を示す図であり、(a)はその現像剤堰止部材を示す外観斜視図で、(b)は現像剤堰止部材の取付け状態を示す。
符号の説明
A プリンタ
10 感光体ドラム
13 回転現像ユニット(現像装置)
20 現像器
200 現像ハウジング
201 現像ローラ
202 ドクターブレード(現像剤規制部材)
203 端部シール
204 現像剤堰止手段(現像剤堰止部材)
210 現像剤堰止部材
211 外部材(端部シール)
212 内部材(現像剤堰止部材)

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像ハウジングと、
    該現像ハウジングに、相互に離間して設けられた現像ローラおよび現像剤規制部材と、
    前記現像ハウジングに、前記現像ローラの両端部に対応して取付けられた端部シールと、
    前記現像ローラと前記現像剤規制部材との間であって前記端部シール相当部位に設けられた現像剤堰止手段とを具備し、
    前記現像剤堰止手段は弾性を有する現像剤堰止部材を備え、この現像剤堰止部材は、その幅方向の内側端が前記端部シールにおける幅方向の内側端にほぼ一致するように、又は、前記端部シールの内側端よりも外側に位置するようにして、前記現像ローラと前記現像剤規制部材との間に弾性変形状態で挟持されていることを特徴とする画像形成装置における現像装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置における現像装置において、
    前記現像剤堰止部材が、フッ素樹脂製不織布であることを特徴とする画像形成装置における現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置における現像装置において、
    前記現像剤堰止部材が、前記端部シールと一体的に構成されていることを特徴とする画像形成装置における現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置における現像装置において、
    前記現像剤堰止部材が、現像剤規制部材に接着されていることを特徴とする画像形成装置における現像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置における現像装置において、
    前記現像ローラの表面を荒くする表面処理が施される範囲に前記現像剤堰止部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置における現像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置を具備することを特徴とする画像形成装置
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