JP2020194134A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数及び作業工数を増加させることなく、安価な構成によって定着装置の定着ベルトの寿命を向上させる。【解決手段】用紙に転写された未定着のトナー像を用紙に定着させる定着装置(33)が、用紙の搬送に伴って回転する無端状の定着ベルト(41)と、定着ベルトの回転を内側からガイドするガイド板(46)と、用紙の搬送経路(L)に沿って定着ベルトを内側から支持する支持部材(45)と、支持部材に対して定着ベルトを外側から押し付ける加圧ローラー(42)と、を備え、定着ベルトの回転軸方向において、定着ベルトのベルト幅がガイド板のガイド幅よりも大きく形成されており、回転軸方向におけるガイド板の両端縁は、定着ベルトの回転方向に非平行な縁形状を含む構成にした。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真式の画像形成装置には、未定着のトナー像を用紙に定着させる定着装置が設けられている。定着装置としては、加熱状態の定着ベルトと加圧ローラーの間を用紙が通過することで、トナー像を用紙に熱定着させるベルト定着式を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。定着ベルトの内側には、定着ベルトをガイドするガイド板と、用紙の搬送経路に沿って定着ベルトを支持する支持部材とが設けられている。定着装置には、ガイド板に沿って定着ベルトが回転し、加圧ローラーによって定着ベルトが支持部材に押し付けられることで定着ニップが形成されている。
特開2014−149446号公報
ところで、ベルト定着式の定着装置では、定着ベルトの回転軸方向において、ガイド板のガイド幅よりも定着ベルトのベルト幅が大きく形成され、回転軸方向においてガイド板の端縁から定着ベルトが食み出している。ガイド板の端縁は定着ベルトの回転方向に平行なストレート形状であるため、定着ベルトが回転するとガイド板の端縁によって定着ベルトの内周面が局所的に削られて破損する恐れがある。定着ベルトの破損を防止するために、ガイド板の端縁に保護シールを貼り付けることも考えられるが、部品点数及び作業工数が増加するという問題があった。
そこで、本発明は、部品点数及び作業工数を増加させることなく、安価な構成によって定着装置の定着ベルトの寿命を向上させることを目的とする。
本発明の一態様の定着装置は、用紙に転写された未定着のトナー像を前記用紙に定着させる定着装置であって、前記用紙の搬送に伴って回転する無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの回転を内側からガイドするガイド板と、前記用紙の搬送経路に沿って前記定着ベルトを内側から支持する支持部材と、前記支持部材に対して前記定着ベルトを外側から押し付ける加圧ローラーと、を備え、前記定着ベルトの回転軸方向において、前記定着ベルトのベルト幅が前記ガイド板のガイド幅よりも大きく形成されており、前記回転軸方向における前記ガイド板の両端縁は、前記定着ベルトの回転方向に非平行な縁形状を含んでいる。
前記非平行な縁形状は、斜線形状でもよい。
前記非平行な縁形状は、波型形状でもよい。
前記非平行な縁形状は、前記回転方向の上流から下流に向かって前記軸方向内側に傾斜してもよい。
本発明の一態様の画像形成装置は、前記用紙に対して前記トナー像を形成する画像形成部と、前記定着装置と、を備えている。
本発明によれば、ガイド板の端縁と定着ベルトの内面の接触による定着ベルトの局所的な摩耗が抑えられて定着ベルトの耐久性が向上される。また、ガイド板の端縁に高価な保護シールが不要になるため、部品点数及び作業工数を増加させることなく、安価な構成によって定着装置の定着ベルトの寿命を向上させることができる。
本実施の形態のプリンターの模式図である。 本実施の形態の定着装置の模式図である。 比較例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。 比較例の定着装置の斜視図である。 本実施の形態のガイド板の縁部分の斜視図である。 本実施の形態のガイド板及び定着ベルトの平面図である。 本実施の形態のガイド板の縁部分の拡大図である。 第1の変形例のガイド板の縁部分の斜視図である。 第1の変形例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。 第2の変形例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。 第3の変形例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。 第4の変形例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態の定着装置を適用した画像形成装置について説明する。なお、以下の説明では、画像形成装置としてプリンターを例示して説明する。図1は、本実施の形態のプリンターの模式図である。説明の便宜上、図1における紙面前側をプリンターの正面側(前側)とし、左右の向きはプリンターを正面から見た方向を基準として説明する。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれプリンターの前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
図1に示すように、プリンター1は、各種機器が収容された箱型形状のハウジング10を備えている。ハウジング10の下部には複数毎の用紙がセットされる給紙カセット11が収容され、ハウジング10の上部には画像形成済みの用紙が積み重ねられる排紙トレイ12が設けられている。排紙トレイ12の下方にはトナーを貯留したトナーコンテナ13がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)毎に着脱可能にセットされている。複数のトナーコンテナ13の下方には、左右一対のローラー14、15に掛け渡された中間転写ベルト16が設けられている。
中間転写ベルト16の下側に沿って、トナーの色毎に画像形成部17が左右一列に設けられている。各画像形成部17には中間転写ベルト16に転接する感光体ドラム21が回転可能に設けられており、感光体ドラム21の周囲には帯電器22と、現像器23と、一時転写部24と、クリーニング装置25と、徐電器26とが一次転写のプロセス順に配置されている。各現像器23には、不図示の供給路を通じてトナーコンテナ13からトナーが供給されている。各画像形成部17の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)によって構成される露光装置18が設けられている。
ハウジング10内の右側部には、複数のローラーによって給紙カセット11から排紙トレイ12に向かう用紙の搬送経路Lが形成されている。搬送経路Lの上流端(下端)には給紙部31が設けられ、搬送経路Lにおいて給紙部31よりも下流には中間転写ベルト16の右端側に二次転写部32が設けられている。搬送経路Lにおいて二次転写部32の下流には定着装置33が設けられ、搬送経路Lの下流端(上端)には排紙口34が設けられている。また、用紙は、画像の形成対象となるシート状のものであればよく、例えば、普通紙、コート紙、トレーシングペーパー、OHP(Over Head Projector)シートでもよい。
プリンター1の画像形成時には、帯電器22によって感光体ドラム21の表面が帯電された後、露光装置18からのレーザー光によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。次に、現像器23から感光体ドラム21の表面の静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成され、感光体ドラム21の表面から中間転写ベルト16の表面にトナー像が一次転写される。トナーの色毎の画像形成部17によって一次転写されることで、中間転写ベルト16の表面にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム21に残留したトナーと電荷は、クリーニング装置25と徐電器26によって除去される。
一方で、給紙部31によって給紙カセット11又は手差しトレイ(不図示)から用紙が取り出され、上記の画像形成動作にタイミングを合わせて二次転写部32に向けて用紙が搬送される。二次転写部32において中間転写ベルト16の表面から用紙の表面にフルカラーのトナー像が二次転写され、二次転写部32の下流の定着装置33に向けて転写済みの用紙が搬送される。定着装置33において用紙にトナー像が定着され、定着済みの用紙が排紙口34から排紙トレイ12上に排出される。このように、用紙に転写されたトナー像が定着装置33を通過することによって用紙の表面に画像が形成される。
次に、図2から図4を参照して、定着装置について説明する。図2は、本実施の形態の定着装置の模式図である。図3は、比較例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。図4は、比較例の定着装置の斜視図である。なお、図2の矢印Dは、用紙の搬送方向(本実施の形態では下側から上側に向かう方向)を示している。また、図3では説明の便宜上、定着ベルトを断面で示し、図4では定着ベルトを省略している。
図2に示すように、本実施の形態のプリンター1(図1参照)には、無端状の定着ベルト41を用いて、未定着のトナー像を用紙に定着させるベルト定着方式の定着装置33が採用されている。定着装置33は、用紙の搬送経路Lを挟んで定着ベルト41と加圧ローラー42とを対向配置させており、定着ベルト41と加圧ローラー42の間に定着ニップNを形成している。定着ベルト41の内側には、定着ベルト41の回転軸方向(前後方向)に長い断面略角型C字状のセンターフレーム43と、センターフレーム43の溝を覆う断面角型U字状の補助フレーム44とが設けられている。
補助フレーム44の右側壁には、定着ベルト41を内側から支持する支持部材45が取り付けられている。補助フレーム44の上壁及び下壁には、定着ベルト41の回転をガイドする断面略円弧状のガイド板46が支持片47、48を介して取り付けられている。センターフレーム43の左側壁には、定着ベルト41の温度を測定する温度センサー49が取り付けられている。定着ベルト41の外側には、加圧ローラー42と逆側(左側)から定着ベルト41を加熱する励磁コイル51が設けられている。定着ベルト41の端部には、定着ベルト41の回転を検知するためのキャップ52(図6A参照)が設けられている。
定着ベルト41は、回転軸方向に長い筒状に形成されており、用紙の搬送に伴って回転するように配置されている。定着ベルト41は、可撓性を有する薄肉ベルトであり、例えば内側から外側に向かって積層された摺動層、基材層、弾性層、離型層によって形成されている。摺動層はポリイミド又はフッ素系樹脂等、基材層はニッケル又はポリイミド等、弾性層はシリコーンゴム等、離型層はフッ素系樹脂等によってそれぞれ形成されている。基材層をポリイミドによって樹脂成形する場合には、ポリイミド内にCu(銅)、Ag(銀)、Al(アルミニウム)等の金属粉末が混合されていてもよい。
加圧ローラー42は、円柱状に形成されており、支持部材45に対して定着ベルト41を外側から押し付けている。加圧ローラー42は、例えば回転軸C1を中心に回転可能な円柱状のコア材53と、コア材53の外周に設けられた弾性層54と、弾性層54の外面を覆う離型層(不図示)とによって形成されている。コア材53はステンレス又はアルミニウム等の金属によって形成され、弾性層54はシリコーンゴム又はシリコーンスポンジによって形成され、離型層はフッ素系樹脂によって形成されている。また、加圧ローラー42には、モーター等の駆動源55が接続されている。
支持部材45は、LCP(液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって長尺の細板状に形成されている。支持部材45は、定着ベルト41を挟んで加圧ローラー42に対向しており、搬送経路Lに沿って定着ベルト41を内側から支持している。支持部材45の支持面56は加圧ローラー42の外周面に対応した凹面状に形成されている。支持面56は、搬送経路Lの上流から下流(下から上)に向かって、支持部材45の厚みが薄くなるように僅かに傾斜している。加圧ローラー42によって定着ベルト41が支持部材45の支持面56に押し付けられることで、定着ベルト41が支持面56に倣って凹状に変形されている。
ガイド板46は、ステンレス等の長尺の金属薄板(例えば0.1[mm]−0.5[mm])によって断面略円弧状に形成されている。ガイド板46は、回転軸C2を挟んで支持部材45とは逆側において、定着ベルト41の回転を内側からガイドしている。この場合、ガイド板46のバネ性によって、定着ベルト41に対してテンションが付与されている。なお、ガイド板46の端縁形状の詳細については後述する。温度センサー49は、サーミスタ等の検知素子(不図示)を有しており、検知素子を定着ベルト41の内面に接触させることで定着ベルト41の温度を検知している。
励磁コイル51は、定着ベルト41を挟んでガイド板46に対向しており、定着ベルト41の外面に沿って円弧状に形成されている。励磁コイル51には電源57が接続されており、電源57から励磁コイル51に高周波電流が通電される。励磁コイル51の通電によって磁束が発生し、磁束が定着ベルト41に吸収されることで定着ベルト41が誘導加熱されている。キャップ52(図6A参照)は定着ベルト41の端部に設けられ、キャップ52の外周に複数の検知片58が突設されている。検知片58がフォトインタラプタ(不図示)等によって検知されることで定着ベルト41の回転が検知される。
ところで、図3の比較例に示す定着装置では、定着ベルト92の回転軸方向D2の両端部にキャップ95を取り付けるために、回転軸方向D2に沿った定着ベルト92のベルト幅がガイド板91のガイド幅よりも大きく形成されている。このため、回転軸方向D2において定着ベルト92がガイド板91の両端縁93から食み出している。定着ベルト92の内面にはガイド板91が押し付けられているため、定着ベルト92の内面に対してガイド板91の両端縁93が強く当たっている。定着ベルト92の内面よりもガイド板91の硬度が高いため、ガイド板91に対して定着ベルト92が摺動することで、定着ベルト92の内面が局所的に摩耗する。
より詳細には、ガイド板91の長手方向の両端縁93が回転方向D1に平行なストレート形状に形成されている。このため、定着ベルト92が回転方向D1の上流から下流に回転する間に、定着ベルト92の内面の同じ位置にガイド板91の端縁93が当たり続けて、定着ベルト92が局所的に摩耗して破損するおそれがある。図4に示すように、ガイド板91の端縁93に保護シール94を貼り付けることで定着ベルト92の摩耗を回避できる。しかしながら、保護シール94には耐熱性、摺摩耗性、耐久性が求められるため、保護シール94が高価になると共に、保護シール94を貼り付けるため作業工数が増加する。
そこで、本実施の形態の定着装置33では、定着ベルト41の内面の同じ位置に対してガイド板46の端縁65が当たり続けないように、ガイド板46の端縁65が回転方向D1(摺動方向)に非平行な縁形状を含むように形成されている(図6A参照)。これにより、定着ベルト41がガイド板46を摺動する際に、定着ベルト41の内面とガイド板46の端縁65の接触による定着ベルト41の局所的な摩耗が抑えられて定着ベルト41の耐久性が向上される。また、保護シール94(図4参照)が不要になるため、コストを抑えつつ定着ベルト41の耐久性を向上することができる。
以下、図5及び図6を参照して、ガイド板の縁形状について説明する。図5は、本実施の形態のガイド板の縁部分の斜視図である。図6Aは、本実施の形態のガイド板及び定着ベルトの平面図である。図6Bは、ガイド板の縁部分の拡大図である。なお、図6Aでは、説明の便宜上、定着ベルトを断面で示している。
図5及び図6Aに示すように、ガイド板46は断面略円弧状に形成されており、定着ベルト41の内面に全体的に押し当てられている。ガイド板46の短手方向の一端部61は内向きに屈曲されており、ガイド板46の短手方向の他端部62は断面角型U字状になるように内向きに屈曲されている。ガイド板46の両端部61、62の端縁63、64がガイド板46の内側に入り込んでいるため、ガイド板46の短手方向の端縁63、64が定着ベルト41の内面に当たることがない。よって、ガイド板46の端縁63、64による定着ベルト41の内面の摩耗が抑えられている。
ガイド板46の長手方向の両端縁65の縁形状は、平面視にて定着ベルト41の回転方向D1に交差する斜線形状に形成されている。定着ベルト41の回転に伴って定着ベルト41の摺動方向とガイド板46の端縁65の延在方向が斜めに交差するため、定着ベルト41の内面の同じ位置がガイド板46の端縁65に当たり続けることがない。すなわち、定着ベルト41の任意の位置Pは回転方向D1に移動して、ガイド板46の端縁65を一時的に通過し、定着ベルト41の位置Pがガイド板46の端縁65上を移動することがない。よって、定着ベルト41の位置Pに端縁65が当たり続けることがなく、定着ベルト41の局所的な摩耗が抑えられている。
また、図6Bに示すように、ガイド板46の端縁65の縁形状は、定着ベルト41の回転方向D1の上流から下流に向かって回転軸方向D2の内側に傾斜している。このため、ガイド板46の端縁65を基準にして、端縁65より回転方向D1の上流側が定着ベルト41とガイド板46の当接領域A1になり、端縁65より回転方向D1の下流側が定着ベルト41とガイド板46の非当接領域A2になっている。定着ベルト41の内面がガイド板46の表面を摺動するときに、定着ベルト41の内面が当接領域A1から非当接領域A2に向かって端縁65を通過するため、定着ベルト41の内面の摩耗が抑えられている。
より詳細には、定着ベルト41が回転すると、定着ベルト41の位置P1−P3が当接領域A1から非当接領域A2に移動する。定着ベルト41の位置P1−P3が端縁65を通過したときに、ガイド板46に当たっていた各位置P1−P3がガイド板46から離間する。このため、定着ベルト41の内面がガイド板46に対して非当接領域A2から当接領域A1に向かって摺動する場合のように、ガイド板46に当たっていなかった箇所が端縁65に当たり始めることがない。よって、ガイド板46の端縁65によって定着ベルト41の内面が削られることがない。
以上、本実施の形態によれば、定着ベルト41のベルト幅よりもガイド板46のガイド幅が小さいため、定着ベルト41の回転軸方向D2におけるガイド板46の両端縁65が定着ベルト41の内面に接触する。このとき、ガイド板46の端縁65が定着ベルト41の回転方向D1に非平行な斜線形状を含むため、定着ベルト41の内面の同じ位置がガイド板46の端縁65に当たり続けることがない。よって、ガイド板46の端縁65と定着ベルト41の内面の当接による定着ベルト41の局所的な摩耗が抑えられて定着ベルト41の耐久性が向上される。また、ガイド板46の端縁65に高価な保護シール94が不要になるため、コスト及び作業工数を増加させることなく、定着装置33の定着ベルト41の寿命を向上させることができる。
さらに、プリンター1(図1参照)に本実施の形態の定着装置33を適用することで、定着装置33のメンテナンス作業や交換作業の作業頻度を低減することができる。
なお、ガイド板46の端縁65の縁形状が、平面視にて斜線形状である構成には限定されない。ガイド板46の端縁65の縁形状は、定着ベルト41の回転方向D1に非平行な縁形状を含む形状であればよい。以下、図7−図11を参照して、ガイド板の変形例について説明する。図7は、第1の変形例のガイド板の縁部分の斜視図である。図8−図11は、第1−第4の変形例のガイド板及び定着ベルトの平面図である。なお、図8−図11では、説明の便宜上、定着ベルトを断面で示している。また、本実施の形態と同様な構成については説明を省略する。
図7及び図8に示すように、ガイド板71の端縁72の縁形状が、平面視にて定着ベルト73の回転方向D1に交差する波型形状に形成されている。このような構成でも、定着ベルト73の内面の同じ位置がガイド板71の端縁72に当たり続けることがなく、定着ベルト73の局所的な摩耗が抑えられている。また、ガイド板71の端縁72の波型形状は、定着ベルト73の回転方向D1の上流から下流に向かって回転軸方向D2の内側に傾斜している。よって、定着ベルト73の内面がガイド板71の表面を摺動する際に、ガイド板71の端縁72によって定着ベルト73が削られることがない。
なお、図9に示すように、定着ベルト77の局所的な摩耗を抑えるだけであれば、ガイド板75の端縁76の縁形状が、定着ベルト77の回転方向D1の上流から下流に向かって回転軸方向D2の外側に傾斜した傾斜形状に形成されてもよい。また、図10に示すように、ガイド板81の端縁82の縁形状が、定着ベルト83の回転方向D1に沿った波型形状に形成されてもよい。さらに、図11に示すように、ガイド板85の端縁86の縁形状の全体が、定着ベルト87の回転方向D1に非平行な縁形状に形成されている必要はない。ガイド板85の端縁86の縁形状は、定着ベルト87の回転方向D1に平行な縁形状と非平行な縁形状によって形成されてもよい。
本実施の形態では、画像形成装置としてプリンター1を例示して説明したが、画像形成装置は、コピー機、ファクシミリ、複合機(プリント機能、コピー機能及びファックス機能等を複合的に備えた機器)等であってもよい。
なお、本実施の形態を説明したが、他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の技術は上記の実施の形態に限定されるものではなく、技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、技術的思想を別の仕方によって実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
1 :プリンター(画像形成装置)
17 :画像形成部
33 :定着装置
41 :定着ベルト
42 :加圧ローラー
45 :支持部材
46 :ガイド板
65 :端縁
71 :第1の変形例のガイド板
72 :第1の変形例の端縁
73 :第1の変形例の定着ベルト
75 :第2の変形例のガイド板
76 :第2の変形例の端縁
77 :第2の変形例の定着ベルト
81 :第3の変形例のガイド板
82 :第3の変形例の端縁
83 :第3の変形例の定着ベルト
85 :第4の変形例のガイド板
86 :第4の変形例の端縁
87 :第4の変形例の定着ベルト
D1 :回転方向
D2 :回転軸方向

Claims (5)

  1. 用紙に転写された未定着のトナー像を前記用紙に定着させる定着装置であって、
    前記用紙の搬送に伴って回転する無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの回転を内側からガイドするガイド板と、
    前記用紙の搬送経路に沿って前記定着ベルトを内側から支持する支持部材と、
    前記支持部材に対して前記定着ベルトを外側から押し付ける加圧ローラーと、を備え、
    前記定着ベルトの回転軸方向において、前記定着ベルトのベルト幅が前記ガイド板のガイド幅よりも大きく形成されており、
    前記回転軸方向における前記ガイド板の両端縁は、前記定着ベルトの回転方向に非平行な縁形状を含むことを特徴とする定着装置。
  2. 前記非平行な縁形状は、斜線形状であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記非平行な縁形状は、波型形状であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記非平行な縁形状は、前記回転方向の上流から下流に向かって前記回転軸方向の内側に傾斜することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記用紙に対して前記トナー像を形成する画像形成部と、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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