JP7275945B2 - スパイクタイヤの評価方法、及び、評価装置 - Google Patents
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Description
スパイクピンを模した形状の供試ピンが取り付けられたスパイクタイヤを固定する第1工程、
前記供試ピンに荷重測定器を接続する第2工程、
前記スパイクタイヤと前記荷重測定器とを離反させる第3工程、及び
前記第3工程において前記供試ピンに付与される荷重を前記荷重測定器により測定する第4工程、を含む。
このような構成によって、荷重測定器を容易に接続することができる。
この構成によれば、スパイクピンを加工することによって供試ピンを作製することができる。また、スパイクピンを加工した供試ピンを用いることによって、ピン保持性能の評価を正確に行うことができる。
このような構成によって、供試ピンを取り付けていないスパイクタイヤを用いてピン保持性能を評価することができる。
このような構成によって、スパイクタイヤのピン保持性能を種々の観点から評価することができる。
このような構成によって、荷重測定器を離反させる方向を一定とした場合であっても、供試ピンの引っ張り方向を所望に設定することができる。
前記第3工程が、前記ハンドルを手に持った人により行われる。
この構成によれば、人手により簡単にピン保持性能を評価することができる。
このような構成によって、既存の装置を利用してピン保持性能の評価を行うことができ、試験にかかるコストを低減することができる。
前記第1工程において、前記支持軸に前記スパイクタイヤが固定され、
前記第2工程において、前記荷重測定器が前記疑似路面に固定され、
前記第3工程において、前記移動機構により前記スパイクタイヤと前記荷重測定器とが離反される。
このような構成によって、既存の装置を利用してピン保持性能の評価を行うことができ、試験にかかるコストを低減することができる。さらに、スパイクタイヤと荷重測定器とを離反させる操作を、タイヤ剛性試験機を用いて自動的に行うことができ、試験に要する評価者の負担を軽減することができる。
スパイクタイヤを固定する固定部と、
前記スパイクタイヤに取り付けられているスパイクピンを模した形状の供試ピンに接続される荷重測定器と、
前記固定部に固定されたタイヤと、前記荷重測定器とを離反させる移動機構と、を備えている。
[第1の実施形態]
図1は、評価の対象となるスパイクタイヤのトレッドの展開図である。
図1に示されるように、本実施形態のスパイクタイヤ1のトレッド2には、複数の溝3と、溝3で区分された複数個のブロック4とが設けられている。
スパイクピン11は、金属製である。例えば、スパイクピン11は、タングステンカーバイト、スチール、又はアルミニウム合金等により形成される。スパイクピン11は、胴部12と、チップ部13と、フランジ部14とを有する。胴部12は、円筒形状に形成されている。チップ部13は、胴部12の先端に設けられている。チップ部13は、スパイクピン11の他の部分よりも硬質な材料により形成される。フランジ部14は、胴部12の基端部に設けられている。フランジ部14は、円板状に形成され、胴部12から径方向外側に突出している。
接続部材23は、例えば、アイボルトからなり、雄ねじ27と、接続部28とを有する。雄ねじ27は、雌ねじ26に締め付けられる。接続部28は、リング状に形成され、雄ねじ27の一端に一体に形成されている。
タイヤ剛性試験機30は、リム組された空気入りタイヤの剛性を測定するものである。スパイクタイヤ1には、正規リム53が組み込まれ、正規内圧で空気が充填される。スパイクタイヤ1には、正規内圧よりも所定だけ低い内圧(例えば、正規内圧よりも10%低い内圧)で空気が充填されてもよい。
試験機本体31は、支持軸33と、本体フレーム34とを有している。支持軸33は、軸心O1が水平方向(Y方向)に沿って配置されている。支持軸33の軸方向の一端は、本体フレーム34に支持され、支持軸33の軸方向の他端には、タイヤが取り付けられる。
ピン保持性能の評価にあたり、まず、スパイクタイヤ1に供試ピン21が取り付けられる。供試ピン21は、スパイクタイヤ1に形成された1又は複数の穴5に取り付けられる。
図4には、タイヤ剛性試験機30のテーブル36をX方向に移動させることで、スパイクタイヤ1と荷重測定器40とをX方向に離反させ、スパイクタイヤ1の周方向に沿った荷重を供試ピン21に付与する例(第1例)が示されている。
図7は、第2実施形態におけるピン保持性能の評価で用いられるリム組機及び荷重測定器を示す正面図である。図8は、リム組機及び荷重測定器を示す平面図である。
本実施形態では、タイヤにリムを組み込むためのリム組機50を用いてピン保持性能の評価が行われる。
具体的に、スパイクタイヤ1が、リム組機50によってリム組される。リム組機50は、回転テーブル51と、リム固定部52と、を備えている。回転テーブル51は、モータ等の駆動装置又は手動によって上下方向の軸心O2回りに回転させることができ、また、回転テーブル51は、任意の位置で回転を停止させて固定することができる。
なお、本実施形態では、図7に2点鎖線で示すように、荷重測定器40を斜め上方(又は下方)に引っ張ることで、スパイクタイヤ1の周方向、軸方向、又は径方向に対して傾斜した方向の荷重を供試ピン21に付与することができる。荷重測定器40を人手により引っ張るので、斜め方向の角度θ2は任意に設定することができる。
また、ピン保持性能の評価に、リム組機50が用いられるので、既存の装置を用いてスパイクタイヤ1を固定することができ、評価にかかるコストを低減することができる。
例えば、供試ピン21は、胴部24の先端に接続部28が一体に形成されたものであってもよい。
ピン保持性能の評価は、上述したタイヤ剛性試験機30を用いず、タイヤを固定する固定部と、荷重測定器40と、固定部に固定されたスパイクタイヤ1と荷重測定器40とを離反させる移動機構とを備えた専用の装置により行うこともできる。
また、リム組機50を用いず、タイヤを固定する固定部を備えた専用の固定装置を用い、この装置に固定されたスパイクタイヤ1の供試ピン21に荷重測定器40を接続して人手によりピン保持性能の評価を行うこともできる。
2 :トレッド
5 :穴
11 :スパイクピン
21 :供試ピン
23 :アイボルト
26 :雌ねじ
28 :接続部
30 :タイヤ剛性試験機
33 :支持軸
36 :テーブル
38 :移動機構
40 :荷重測定器
40a :ハンドル
50 :リム組機
53 :リム
Claims (10)
- スパイクピンを模した供試ピンが取り付けられたスパイクタイヤを固定する第1工程、
前記供試ピンに荷重測定器を接続する第2工程、
前記スパイクタイヤと前記荷重測定器とを離反させる第3工程、及び
前記第3工程において前記供試ピンに付与される荷重を荷重測定器により測定する第4工程、を含む、スパイクタイヤの評価方法。 - 前記供試ピンが、前記荷重測定器を接続するための接続部を有している、請求項1に記載のスパイクタイヤの評価方法。
- 前記供試ピンが、雌ねじが形成された前記スパイクピンと、前記接続部を有しかつ前記雌ねじに取り付けられるボルトと、を備えている、請求項2に記載のスパイクタイヤの評価方法。
- 前記第1工程の前に、前記スパイクタイヤに前記供試ピンを取り付ける工程を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のスパイクタイヤの評価方法。
- 前記第3工程において、前記スパイクタイヤと前記荷重測定器とを、前記スパイクタイヤの周方向、軸方向、及び径方向の少なくとも1つの方向に離反させる、請求項1~4のいずれか1項に記載のスパイクタイヤの評価方法。
- 前記第1工程において、前記スパイクタイヤが、周方向の任意の位置で固定される、請求項1~5のいずれか1項に記載のスパイクタイヤの評価方法。
- 前記荷重測定器がハンドルを備え、
前記第3工程が、前記ハンドルを手に持った人により行われる、請求項1~6のいずれか1項に記載のスパイクタイヤの評価方法。 - 前記第1工程において、前記スパイクタイヤにリムを組み込むためのリム組機によって前記スパイクタイヤが固定される、請求項1~7のいずれか1項に記載のスパイクタイヤの評価方法。
- タイヤが固定される支持軸と、前記支持軸の軸心に平行な疑似路面を有するテーブルと、前記疑似路面に沿う方向及び/又は直交する方向に前記支持軸と前記テーブルとを相対移動させる移動機構とを備えるタイヤ剛性試験機が用いられ、
前記第1工程において、前記支持軸に前記スパイクタイヤが固定され、
前記第2工程において、前記荷重測定器が前記疑似路面に固定され、
前記第3工程において、前記移動機構により前記スパイクタイヤと前記荷重測定器とが離反される、請求項1~6のいずれか1項に記載のスパイクタイヤの評価方法。 - スパイクタイヤを固定する固定部と、
前記スパイクタイヤに取り付けられているスパイクピンを模した形状の供試ピンに接続される荷重測定器と、
前記固定部に固定されたタイヤと、前記荷重測定器とを離反させる移動機構と、を備えている、スパイクタイヤの評価装置。
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