JP6743533B2 - タイヤの試験方法 - Google Patents

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本発明は、タイヤの試験方法に関する。詳細には、本発明は、タイヤの耐損傷試験方法に関する。
道路整備が十分に整っていない国も多く、車両は十分に整備されていない道路を走行することがある。アスファルト等で舗装された路面でも、路面の一部が陥没して穴が形成されていることがある。この穴は、所謂ポットホールと称される。この様な道路を走行しポットホールを乗り越えるときに、ピンチカット等のカーカスの損傷が生じることがある。この様なカーカスの損傷に対する耐性は、タイヤの重要な性能の一つである。
この種の耐損傷性を評価する方法として、実車走行試験が行われている。タイヤを車両に装着し、この車両がポットホールが形成された路面を走行する。タイヤに損傷が生じるまで段階的に速度を上げて走行を繰り返す。損傷が生じた速度で耐損傷性が評価される。特許第4445289号公報には、錘を自由落下させてタイヤに衝突させて、タイヤの耐損傷性を評価する方法が記載されている。特開2015−17913公報では、路面に先鋭部を有する突起体が配設されている。この路面をタイヤが走行して、タイヤが先鋭部に押し当てられる。先鋭部が押し当てられることで、タイヤの耐損傷性が評価されている。
特許第4445289号公報 特開2015−17913号公報
実車走行試験では、タイヤが破損するまで試験を繰り返す。この試験では、ポットホールを乗り越えるタイヤの周方向位置を毎回ずらす必要がある。この試験方法は評価に手間がかかる。また、天候などの影響を受けやすく評価結果にバラツキを生じ易い。錘をタイヤに衝突させてタイヤの耐損傷性を評価する方法では、錘をタイヤの同じ位置に衝突させることが容易でない。この評価結果はバラツキを生じ易い。タイヤが先鋭部に押し当てられる方法は、ポットホールを乗り越える走行での損傷と損傷の仕方が相違する。この試験方法での評価結果は、実車走行でのポットホールの耐損傷性の評価結果とズレを生じ易い。
本発明の目的は、ポットホールに対する耐損傷性において実車走行に近い評価が得られるタイヤの試験方法の提供にある。
本発明に係るタイヤの損傷試験方法は、
タイヤがリムに組み込まれたタイヤ組立体と、路面と路面から凹んでいるポットホールとを備えるポットホール治具とが準備される準備工程と、
上記タイヤに荷重が負荷されて上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられ、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入される試験工程とを備えている。
好ましくは、上記試験工程において、上記タイヤのカーカスコードが破断したときの上記荷重が測定される。
好ましくは、上記ポットホール治具は、金属からなる。
好ましくは、上記ポットホール周りの路面縁はR面取されている。このR面取の曲率半径は5mm以上にされている。
好ましくは、上記ポットホールの幅は、リム幅より大きい。
好ましくは、上記ポットホールの深さは、タイヤの断面高さからリムフランジ高さを引いた高さより大きい。
好ましくは、上記ポットホールの奥行きは、上記リムのリム径より大きい。
好ましくは、上記試験工程において、スリップ角が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられている。上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって、他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で、上記タイヤの転動が制動されている。この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして、上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている。
好ましくは、上記試験工程において、キャンバー角が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられている。上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって、他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で、上記タイヤの転動が制動されている。この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている。
好ましくは、上記試験工程において、前後力が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられている。上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって、他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で、上記タイヤの転動が制動されている。この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている。
本発明に係るタイヤの損傷試験方法では、ポットホールに対する耐損傷性において、実車走行に近い評価が得られる。本発明に係るタイヤの損傷試験方法は、室内で試験装置粗使用して実施できるので、バラツキの少ない評価結果を得られやすい。
図1は、本発明の実施形態に係る試験方法のための試験装置が示された概念図である。 図2は、図1の試験装置のポットホール治具の平面図である。 図3は、図1のタイヤ組立体の部分断面図である。 図4は、図1の試験装置の使用状態の説明図である。 図5は、本発明の実施形態に係る試験方法のための他の試験装置が示された正面概念図である。 図6は、図5の試験装置の側面概念図である。 図7は、本発明の実施形態に係る試験方法の評価結果と、従来の耐ピンチカット性能試験の評価結果との相関が示されたグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、試験装置2がタイヤ組立体4と共に示されている。この試験装置2は、ポットホール治具6、ベース8、天板10、一対のスライドバー12、一対の上下移動部14及び回転軸16を備えている。更に図示されないが、試験装置2はロードセルを備えている。図1の矢印Yは試験装置2の左右方向左向きを表し、矢印Zは上下方向上向きを表している。この試験設備4の前後方向は、図1の紙面に垂直な方向である。
この試験装置2では、ベース8と天板10との間で、一対スライドバー12が上下方向に延びている。それぞれのスライドバー12には、上下移動部14が上下方向に移動可能に支持されている。回転軸16は、一対の上下移動部14に回転可能に支持されている。図示されないが、この上下移動部14は、上下方向に移動可能とする上下駆動部を備えている。更に、この上下移動部14は、回転軸16を回転させる回転駆動部と、回転軸16の回転を制止させる制動部とを備えている。
図2の矢印Xは試験装置2の前後方向前向きを表している。図1及び図2に示されるポットホール治具6は、ベース8に載置され固定されている。ポットホール治具6は、路面18とポットホール20とを備えている。路面18は、天板10に対向している。路面18は、水平方向の広がる平面として形成されている。ポットホール20は、この路面18から凹んで形成されている。ポットホール20は、路面18から凹んだ凹部である。このポットホール20の開口形状は、矩形である。このポットホール治具は、例えば鋼からなっている。図示されないが、ポットホール20の壁面20aと路面18とが交差する路面縁18aはR面取されている。
図1の両矢印Dpは、ポットホール20の深さを表している。図2の両矢印Wpは、ポットホール20の左右方向の幅を表している。両矢印Lpは、ポットホール20の奥行きを表している。
ロードセルは、前後方向の力、左右方向の力及び上下方向の力を測定可能にしている。ロードセルは、回転軸16を介して、タイヤ22が受ける荷重方向(上下方向)の力Fzと、軸方向(左右方向)の力Fyと、周方向(前後方向)の力Fxとを測定可能にしている。
図3に示される様に、タイヤ組立体4は、タイヤ22とタイヤ22が組み込まれたリム24とからなっている。このタイヤ22は、空気入りタイヤである。このタイヤ組立体4には、所定の空気が充填されている。例えば、このタイヤ組立体4は、タイヤ22の正規内圧にされている。図3において、左右方向方向がタイヤ22に軸方向であり、上下方向がタイヤ22の半径方向であり、紙面に垂直な方向がタイヤ22の周方向である。
タイヤ22は、トレッド部26、一対のバットレス部28、一対のサイドウォール部30及び一対のビード部32を備えている。トレッド部26は、路面18に接地するトレッド面34を形成する。それぞれのサイドウォール部30は、トレッド部26の軸方向端から半径方向内向きに延びている。それぞれのビード部32は、サイドウォール部30の半径方向内端から半径方向内向きに延びている。それぞれのバットレス部28は、トレッド部28とサイドウォール部30との間に位置して、タイヤ22の外面の一部を形成している。一点鎖線CLは、タイヤ22の赤道面を表している。
図示されないが、タイヤ22はカーカスを備えている。このカーカスは、カーカスプライを備えている。カーカスプライは、コードとコードを覆うトッピングゴムとからなっている。カーカスプライは、トレッド部26及び一対のサイドウォール30に沿って、軸方向一方のビード部32から他方のビード部32まで架け渡されている。このカーカスは、タイヤ22の骨格を構成する。
リム24は、一対のシート部36及び一対のリムフランジ38を備えている。このタイヤ組立体4では、ビード部32の半径方向内向き底面が、シート部36に当接している。ビード部32の軸方向外面がリムフランジ38に当接している。この様にして、このビード部32がリム24に嵌合して、タイヤ22がリム24に組み込まれている。
図3の両矢印Wtは、トレッド幅を表す。このトレッド幅Wtは、一方のトレッド端から他方のトレッド端までの幅である。トレッド端は、空気が充填されて正規内圧にされて、正規荷重が負荷された状態で、路面18に接地するトレッド面34の軸方向外端である。両矢印Wmは、タイヤ22の最大幅を表す。この最大幅Wmは、軸方向においてタイヤ22の一方の外端から他方の外端までの幅である。両矢印Wrは、リム幅を表す。リム幅Wrは、一方のリムフランジ38と他方のリムフランジ38との間の幅である。このリム幅Wrは、リムフランジ38においてタイヤ22の軸方向一方の外面が当接する面から他方の外面が当接する面までの距離として測定される。このトレッド幅Wt、最大幅Wm及びリム幅Wrは、軸方向の直線距離として測定される。
片矢印Dtは、タイヤ外径を表す。直線BLは、ビードベースラインを表す。このビードベースラインは、リム24のリム径を規定する線である。片矢印Drは、このリム径を表す。両矢印Htは、タイヤ高さを表す。このタイヤ高さHtは、以下の式で表される。
Ht = (Dt−Dr)/2
両矢印Hfはフランジ高さを表す。このフランジ高さHfは、半径方向においてビードベースラインからリムフランジ38の外端までの距離として測定される。両矢印Hdは、タイヤ高さHtとフランジ高さHfとの差の高さを表す。この高さHdは、以下の式で表される。
Hd = Ht − Hr
図1の試験装置2を用いた試験方法が説明される。この試験方法は、準備工程、試験工程及び評価工程を備えている。
準備工程において、ポットホール治具6及びタイヤ組立体4が準備される。図1に示される様に、試験装置2のベース8に、ポットホール治具6が固定される。タイヤ組立体4が試験装置2の回転軸16に取り付けられる。このタイヤ組立体4の内圧が所定の内圧にされる。
図1及び図2に示される様に、タイヤ組立体4の軸方向一方のサイドウォール部30(図3参照)は、路面18の上方に配置される。軸方向一方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28(図3参照)は、上下方向においてリム24と路面18との間に位置させられている。タイヤ組立体4の軸方向他方のサイドウォール部30は、ポットホール20の上方に配置される。タイヤ組立体4の赤道面は、ポットホール20の上方に配置される。
試験工程において、回転軸16の回転が制動されて固定される。一対の上下移動部14が下降する。これにより、タイヤ組立体4がポットホール治具6に向かって下降する。タイヤ22は、赤道面より軸方向一方側で路面18に接地する。このタイヤ組立体4では、トレッド面34の軸方向一方側の一部が路面18に接地する。更に、一対の上下移動部14が下降する。軸方向一方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28を間にして、リム24が路面18に押し付けられる。
図4の矢印Fは、下方向きの荷重を表している。矢印Rは、ポットホール20の壁面20aと路面18と交差する路面縁18aのR面取の曲率半径を表している。図4に示される様に、リム24と路面18とが、一方のバットレス部28、サイドウォール部30及びビード部32を挟み込む。このリム24は、路面18に向かって荷重Fで押し付けられている。サイドウォール部30が屈曲させられる。この荷重Fが漸増されて、更に、リム24が路面18に押し付けられる。この様にして、カーカスに損傷が生じるまで、荷重Fが漸増される。このカーカスの損傷は、カーカスコードの破断として現れる。このカーカスコードの破断は、サイドウォール部30の膨れやエアー洩れによって確認される。カーカスに損傷が確認されたときの、荷重Fが測定される。
評価工程において、ポットホールに対する耐損傷性が評価される。この評価は、カーカスに損傷が生じたときの荷重Fに基づいて評価される。この荷重Fが大きいほど、耐損傷性に優れている。この評価工程では、基準荷重Fsが設定されていてもよい。この荷重Fが、基準荷重Fs以上であれば合格判定され、基準荷重Fs未満であれば不合格判定がされてもよい。
この試験方法は、更に、試験工程が複数回繰り返されてもよい。試験工程を繰り返す場合には、タイヤ22が周方向に回転させられる。路面18に当接するタイヤ22の周方向位置がずらされて、回転軸16の回転が制動されて固定される。試験工程において、耐損傷性を評価する位置を周方向にずらして、損傷が生じる荷重Fが複数回測定されて、その平均値が求められてもよい。評価工程において、この平均値に基づいて評価することで、よりバラツキの少ない評価結果を得られうる。
この試験方法では、タイヤ22の軸方向一方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28を、リム24が路面18に押し付けている。他方のサイドウォール部30及びバットレス部28はポットホール20に挿入されている。このとき、他方のビード部32もポットホール20に挿入されてもよい。軸方向一方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28だけを挟み込み、軸方向他方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28を挟み込まないことで、ポットホール20に対するカーカスの耐損傷性をより高精度に評価しうる。
タイヤ22のカーカスコードが破断したときの荷重Fが測定されているので、このカーカスの耐損傷性が定量的に評価される。この試験方法は、定量的に評価するので耐損傷性について、他のタイヤと比較評価がし易い。この試験方法は、耐損傷性について、基準値と比較することで、合否判定を定量的にしうる。
実車走行では、タイヤ22は高速で転動する。この転動するタイヤ22がポットホールを乗り越えることで損傷を生じる。試験装置2では、実車走行のタイヤ22に作用する加速度や外力を発生させることが容易でない。このため、この試験装置2では、実車走行でタイヤ22が受ける荷重より大きな荷重Fを作用させている。この荷重Fによって、カーカスコードが損傷している。
ポットホール治具6は鋼からなっているので、リム24が路面18に大きな荷重Fで押し付けられても、ポットホール治具6が破損しない。このポットホール治具6は、耐久性に優れている。また、万一破損してもガラスなどの様に飛び散らない。このポットホール治具は、安全性に優れている。このポットホール治具は、この試験方法に適している。この観点から、ポットホール治具6は、鋼以外の金属からなってもよい。ポットホール治具6は、リム24より硬い金属からなることが好ましい。
このポットホール治具6では、ポットホール20周りの路面18の路面縁18aがR面取されている。これにより、この路面縁18aに当接するタイヤ2の部分に応力集中が生じることが抑制されている。これにより、リム24と路面18との挟み込みに対する、タイヤ22の耐損傷を精度よく評価しうる。この観点から、このR面取の曲率半径は、好ましくは5mm以上であり、更に好ましくは10mm以上である。
このポットホール治具6では、ポットホール20の幅Wpはリム幅Wrより大きい。このポットホール治具6では、リム24の軸方向一方の部分と路面18とがタイヤ22を挟み込むときに、軸方向他方でリム24と路面18とがタイヤ22を挟み込むことを抑制しうる。
ポットホール20の幅Wpがトレッド幅Wtに対して小さ過ぎると、リム24の軸方向一方の部分と路面18とがタイヤ22を挟み込むときに、トレッド部26の軸方向他方の部分がポットホール20の壁面に当接することがある。このトレッド部26とポットホール20の壁面との当接は、タイヤ22の耐損傷性の評価精度を低下させる。この耐損傷性の評価精度の観点から、ポットホール20の幅Wpはトレッド幅Wtより大きいことが好ましい。
ポットホール20の幅Wpがタイヤ22の最大幅Wmに対して小さ過ぎると、リム24の軸方向一方の部分と路面18とがタイヤ22を挟み込むときに、軸方向他方のサイドウォール部30がポットホール20の壁面20aに当接することがある。このサイドウォール30と壁面20aとの当接は、タイヤ22の耐損傷性の評価精度を低下させる。この耐損傷性の評価精度の観点から、ポットホール20の幅Wpはタイヤ22の最大幅Wmより大きいことが好ましい。
ポットホール20の深さDpがタイヤ22の断面高さHtからリムフランジ高さHfを引いた高さHdに対して小さ過ぎると、リム24の軸方向一方の部分と路面18とがタイヤ22を挟み込むときに、タイヤ22の一部がポットホール20の底面20bに当接することがある。この当接は、タイヤ22の耐損傷性の評価精度を低下させる。この耐損傷性の評価精度の観点から、ポットホール20の深さDpは高さHdより大きいことが好ましい。
ポットホール20の奥行きLpがリム径Drに対して小さ過ぎると、リム24の軸方向一方の部分と路面18とがタイヤ22を挟み込むときに、トレッド面34がポットホール20の前後方向の路面18に当接することがある。また、リム24がタイヤ22の一部をポットホール20の前後方向の路面18との間で挟み込むことがある。これらは、タイヤ22の耐損傷性の評価精度を低下させる。耐損傷性の評価精度の観点から、ポットホール20の奥行きLpは、リム径Drより大きいことが好ましく、タイヤ22の外径Dtより大きいことが更に好ましい。
ここでは、ポットホール20の開口形状は矩形にされたが、この形状に限られない。ポットホール20の開口形状は、円形であってもよいし、楕円形であってもよいし、矩形以外の多角形であってもよい。この円形や楕円形等の矩形以外の開口形状の場合には、ポットホール20の幅Wpは、ポットホール20の左右方向の最大幅として測定される。ポットホール20の奥行きLpは、ポットホール20の前後方向の最大奥行きとして測定される。
本発明では、タイヤ22の各部材の寸法及び角度は、タイヤ22がリム24に組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ22に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ22には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ22が依拠する規格において定められたリム24を意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ22が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。本明細書において正規荷重とは、タイヤ22が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
図5及び図6には、本発明の試験方法のための他の試験装置40が、タイヤ組立体4と共に示されている。ここでは、図1の試験機2と異なる構成について主に説明がされる。試験機2と同様の構成について、その説明は省略される。また、試験機2と同様の構成については、同じ符号を用いて説明がされる。
この試験機40は、ポットホール治具6、ベース42、走行台44、支持台46、昇降部48、スリップ角付与部50、キャンバー角付与部52、図示されないタイヤ支持部及びロードセルを備えている。ここでは、説明の便宜上、図5の矢印Xの向きを前後方向前向きとし、矢印Zの向きを上下方向上向きとし、図6の矢印Yの向きを左右方向左向きとして説明がされる。この試験機40の前後方向は、タイヤ組立体4が移動する方向である。この左右方向は、タイヤ22の軸方向である。
ベース42は、ベース本体54とレール56とを備えている。レール56は、前後方向に延在している。走行台44は、その上面に路面58を備えている。走行台44はベース42に載置されている。走行台44は、レール56に沿って移動可能にされている。この走行台44には、ポットホール治具6が取り付けられている。ポットホール治具6の路面18と、走行台44の路面58とが同一平面にされている。
図5及び図6の支持台46は、ベース本体54に固定されている。昇降部48は、支持台46に上下方向に移動可能に支持されている。スリップ角付与部50は、昇降部48に上下方向を回転軸にして回動可能に支持されている。図5及び図6において、キャンバー角付与部52は、スリップ角付与部50に前後方向を回転軸にして回動可能に支持されている。タイヤ支持部は、キャンバー角付与部52に取り付けられている。タイヤ支持部は、タイヤ組立体4が取り付けられる回転軸と、この回転軸の回転を制止させる制動部と、この回転軸を回転駆動する駆動部とを備えている。
試験装置40を用いた試験方法が説明される。この試験方法は、準備工程、試験工程及び評価工程を備えている。この試験方法は、試験装置2を用いた試験方法と試験工程が異なる。この試験方法の準備工程及び評価工程は、試験装置2を用いた試験方法のそれらと同様にされる。
試験工程において、試験装置40の回転軸が自由に回転可能にされている。この回転軸は、駆動部に駆動されておらず、制動部に制動されていない状態にある。この回転軸に取り付けられたタイヤ組立体4が、ポットホール治具6より後方の路面58に所定の荷重Fnで押し付けられる。この荷重Fnは、例えば、タイヤ組立体4が装着される車両の前輪一輪分の荷重に設定される。走行台44が後方向き(矢印Xの逆向き)に移動する。これにより、荷重Fnが負荷されたタイヤ組立体4が路面58の前方に向かって転動する。
ここでは、この荷重Fnは車両の前輪一輪分の荷重に設定したがこれに限られない。この荷重Fnは、タイヤ22が車両に装着されて使用されるときに、タイヤ22が受ける荷重に設定されることが好ましい。例えば、この荷重Fnは、正規荷重以下の大きさでもよい。この荷重Fnは、正規荷重の0.5倍以上から0.9倍以下にされてもよい。この荷重Fnによって、タイヤ22は容易に転動しつつ変形する。
タイヤ22は、赤道面より軸方向一方側で路面18に接地する。このタイヤ組立体4では、トレッド面34の軸方向一方側の一部が路面18に接地する。試験機2と同様に、リム24と路面18とが、一方のバットレス部28、サイドウォール部30及びビード部32を挟み込む。この挟み込んだ状態で、回転軸の回転が制動されて固定される。このとき、タイヤ22は、路面18に向かって荷重Fnで押し付けられている。サイドウォール部30が屈曲させられる。荷重Fは、荷重Fnから漸増されて、更に、リム24が路面18に押し付けられる。この様にして、カーカスに損傷が生じるまで、荷重Fが漸増される。カーカスに損傷が確認されたときの、荷重Fが測定される。
実際の走行では、タイヤ22は転動して段差を乗り越える。試験装置2の様に、回転を制動されたタイヤ22をポットホール治具6に押し付けた状態と、転動するタイヤ22がポットホール治具6に押し付けられた状態とでは、タイヤ22の変形状態が異なる。この変形状態の相違は、タイヤ22の耐損傷性の評価結果に影響する。この試験装置40では、タイヤ22が転動してポットホール治具6に押し付けられている。ポットホール治具6に押し付けれて変形したタイヤ22で、荷重Fが漸増されている。この試験装置40を用いた試験方法は、タイヤ22を転動させてポットホール治具6に押し付けることで、実際の走行により近い評価結果を得られうる。
ポットホール治具6に押し付けれて変形したタイヤ22の回転を制動することで、大きな荷重Fを負荷してカーカスを押し切りことが容易にされている。タイヤ22の回転を制動して、荷重Fを負荷することで、耐損傷性を高精度に測定しうる。この試験装置40では、タイヤ組立体4がポットホール治具6に向かって下降させられたが、ポットホール治具6がタイヤ組立体4に向かって上昇させられてもよい。
実際の走行でのタイヤ22の変形を十分に再現する観点から、このタイヤ22が転動する距離は、好ましくはタイヤ22の外周の1/3以上であり、更に好ましくは1/2以上であり、特に好ましくは3/4以上である。
通常、コーナリング走行では、車両に横力が作用する。この横力によって車両に0G〜0.5Gの横加速度が作用する。例えば、所定の速度でコーナリング走行する車両で、0.5Gの横加速度が発生するときのスリップ角が測定される。この試験工程において、この測定されたスリップ角が予め準備されている。この測定されたスリップ角を、試験装置40でタイヤ22に付与してもよい。この試験工程ではスリップ角を付与することで、このタイヤ22が路面58をポットホール20に向かって転動して変形させられる。タイヤ22の軸方向一方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28はリム24と路面18との間にあって、他方のビード部32、サイドウォール部30及びバットレス部28がポットホール20上にある押圧位置まで転動する。このタイヤ22がこの押圧位置に到達すると、タイヤ22の転動が制動される。この制動されたタイヤ22で、荷重Fを漸増してタイヤ22のカーカスを押し切る。この試験工程によって、コーナリング走行時の耐損傷性を精度よく評価しうる。
同様に、通常、レーンチェンジでは、車両に0G〜0.3Gの横加速度が作用する。所定の速度でレーンチェンジする車両で、0.3Gの横加速度が発生するときのスリップ角が測定される。試験工程において、この測定されたスリップ角が予め準備されている。この測定されたスリップ角が、前述のコーナリング走行のスリップ角に代えて付与されてもよい。この試験工程によって、レーンチェンジの耐損傷性を精度よく評価しうる。また、通常、微少舵角での走行では、車両に0G〜0.1Gの横加速が作用する。所定の速度で微少舵角で走行する車両で、0.1Gの横加速度が発生するときのスリップ角が測定される。試験工程において、この測定されたスリップ角が予め準備されている。この測定されたスリップ角が、前述のコーナリング走行のスリップ角に代えて付与されてもよい。この試験工程によって、微少舵角での走行の耐損傷性を精度よく評価しうる。
通常、車両に装着されたタイヤ22は、トーインやトーアウト状態にされる。この車両の走行では、車両に横力が作用する。この横力によってタイヤ22が変形する。車両に装着されてトーインやトーアウト状態にされたタイヤ22のスリップ角が測定される。この試験工程において、この測定されたスリップ角を、試験装置40でタイヤ22に付与してもよい。この試験工程ではスリップ角を付与することで、このタイヤ22が路面58をポットホール20に向かって転動して変形させられる。このタイヤ22が前述の押圧位置に到達すると、タイヤ22の転動が制動される。この制動されたタイヤ22で、荷重Fを漸増してタイヤ22のカーカスを押し切る。この試験工程によって、トーインやトーアウト状態での走行時の耐損傷性を精度よく評価しうる。
通常、車両に装着されたタイヤ22は、ポジティブキャンバー状態やネガティブキャンバー状態にされる。車両に装着されたタイヤ22のキャンバー角が測定される。この試験工程において、測定されたキャンバー角を、試験装置40でタイヤ22に付与してもよい。この試験工程ではキャンバー角を付与することで、このタイヤ22が路面58をポットホール20に向かって転動して変形させられる。このタイヤ22が前述の押圧位置に到達すると、タイヤ22の転動が制動される。この制動されたタイヤ22で、荷重Fを漸増してタイヤ22のカーカスを押し切る。この試験工程によって、ポジティブキャンバーやネガティブキャンバー状態での走行時の耐損傷性を精度よく評価しうる。
通常、制動される車両や加速時や発進時の車両には、前後力が作用する。この前後力によって、車両に0G〜0.5Gの前後加速度が作用する。試験工程で、タイヤ22に制動力を付与して、走行台44を前後方向に移動させて、タイヤ22を変形させる。この様にして、前後加速度が作用した状態に近似させてタイヤ22を変形しうる。このタイヤ22が前述の押圧位置に到達すると、タイヤ22の転動が制動される。この転動が制動されたタイヤ22で、荷重Fを漸増してタイヤ22のカーカスを押し切る。この変形したタイヤ22の耐損傷性を評価する。この試験工程によって、制動時、発進時及び加速時の耐損傷性を精度よく評価しうる。この試験工程では、例えば、車両に0.5Gの前後加速度が作用したときに、タイヤ22に作用する前後加速度が作用させられる。ここでは、0.5Gの前後加速度が作用する車両を例に説明がされたが、0.3Gの前後力が作用する車両や、更には、0.1Gの前後加速度が作用する車両でタイヤ22に作用する前後加速度が作用させられてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[テスト1]
本発明に係るカーカス耐損傷性試験と、従来の耐ピンチカット性能試験との比較評価テストが実施された。このテストでは、AからDの4種類の仕様のタイヤが準備された。これらのタイヤが正規リム(17x7J)に組み込まれて、このタイヤ組立体が得られた。これらのタイヤ組立体に230(kPa)になる様に空気が充填された。これらのタイヤサイズは、215/55R17であった。タイヤ外径Dt、トレッド幅Wt、タイヤ高さHt、リム径Dr、リム幅Wr及び高さHdは、表1に示す通りであった。
[カーカス耐損傷性試験]
A及びBの2種類の仕様のポットホール治具と、図1の試験装置と図5の試験装置とが準備された。ポットホール治具A及びBの開口形状、幅Wp、奥行きLp及び深さDpは、表1に示される通りであった。また、表では、図1の試験装置をAと記載し、図5の試験装置をBと記載している。表1に示される様に、ポットホール治具及び試験装置に、タイヤ組立体AからDを取り付けて、本発明に係るカーカス耐損傷性試験が実施された。このとき、カーカスに損傷が生じるまで荷重が段階的に上昇させられた。カーカスに損傷が生じたときの荷重が測定された。このときの荷重が、表1に破壊荷重として記載されている。この破壊荷重は、実施例2を100として指数化されている。この破壊荷重は大きいほど、カーカスの耐損傷性に優れている。
[耐ピンチカット性能]
従来の耐ピンチカット性能試験で、これらのタイヤの耐ピンチカット性能が評価された。具体的には、これらのタイヤ組立体を装着した車両が準備された。試験路上の側方に鉄製突起が設けられた。この鉄製突起の高さは110mmであり、巾100mmであり、長さ1500mmであった。車両を、前記突起の長さ方向に対して15°の角度で進入させ該突起を乗り越す、突起乗越しテストを行った。このとき、パンクが発生するまで進入速度を15km/hから1km/hのステップで段階的に上昇させた。パンクが発生したときの速度が測定された。このときの速度が、表1にバースト速度として記載されている。この速度は、実施例2を100として指数化されている。この速度が大きいほど、耐ピンチカット性に優れている。
Figure 0006743533
図7には、表1の実施例1から6について、本発明に係るカーカス耐損傷性試験と車両走行による耐ピンチカット性能試験との関係が示されている。この相関係数は、0.8524であった。この結果から明らかな様に、本発明にかかるカーカス耐損傷性試験で得られる評価結果は、車両走行による耐ピンチカット性能試験と高い相関関係がある。
このテスト1に示される様に、本発明にかかるカーカス耐損傷性試験で得られる評価は、実際の車両走行による評価結果に近い評価結果を精度よく得られうることは明らかである。
この試験方法は、二輪自動車、乗用車、ライトトラック、バス・トラック等の空気入りタイヤの耐損傷性試験に広く適用できる。
2、40・・・試験装置
4・・・タイヤ組立体
6・・・ポットホール治具
18・・・路面
20・・・ポットホール
22・・・タイヤ
24・・・リム
26・・・トレッド部
28・・・バットレス部
30・・・サイドウォール部
32・・・ビード部
34・・・トレッド面
38・・・リムフランジ
58・・・路面

Claims (10)

  1. タイヤがリムに組み込まれたタイヤ組立体と、路面と路面から凹んでいるポットホールとを備えるポットホール治具とが準備される準備工程と、
    上記タイヤに荷重が負荷されて上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられ、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入される試験工程とを備えるタイヤの損傷試験方法。
  2. 上記試験工程において、上記タイヤのカーカスコードが破断したときの上記荷重が測定される請求項1に記載の試験方法。
  3. 上記ポットホール治具が金属からなる請求項1又は2に記載の試験方法。
  4. 上記ポットホール周りの路面縁がR面取されており、このR面取の曲率半径は5mm以上にされている請求項1から3のいずれかに記載の試験方法。
  5. 上記ポットホールの幅がリム幅より大きい請求項1から4のいずれかに記載の試験方法。
  6. 上記ポットホールの深さが、タイヤの断面高さからリムフランジ高さを引いた高さより大きい請求項1から5のいずれかに記載の試験方法。
  7. 上記ポットホールの奥行きが上記リムのリム径より大きい請求項1から6のいずれかに記載の試験方法。
  8. 上記試験工程において、スリップ角が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられており、
    上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で上記タイヤの転動が制動されており、
    この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている請求項1から7のいずれかに記載の試験方法。
  9. 上記試験工程において、キャンバー角が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられており、
    上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で上記タイヤの転動が制動されており、
    この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている請求項1から8のいずれかに記載の試験方法。
  10. 上記試験工程において、前後力が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられており、
    上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で上記タイヤの転動が制動されており、
    この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている請求項1から9のいずれかに記載の試験方法。
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