JP6743533B2 - タイヤの試験方法 - Google Patents
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タイヤがリムに組み込まれたタイヤ組立体と、路面と路面から凹んでいるポットホールとを備えるポットホール治具とが準備される準備工程と、
上記タイヤに荷重が負荷されて上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられ、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入される試験工程とを備えている。
Ht = (Dt−Dr)/2
両矢印Hfはフランジ高さを表す。このフランジ高さHfは、半径方向においてビードベースラインからリムフランジ38の外端までの距離として測定される。両矢印Hdは、タイヤ高さHtとフランジ高さHfとの差の高さを表す。この高さHdは、以下の式で表される。
Hd = Ht − Hr
本発明に係るカーカス耐損傷性試験と、従来の耐ピンチカット性能試験との比較評価テストが実施された。このテストでは、AからDの4種類の仕様のタイヤが準備された。これらのタイヤが正規リム(17x7J)に組み込まれて、このタイヤ組立体が得られた。これらのタイヤ組立体に230(kPa)になる様に空気が充填された。これらのタイヤサイズは、215/55R17であった。タイヤ外径Dt、トレッド幅Wt、タイヤ高さHt、リム径Dr、リム幅Wr及び高さHdは、表1に示す通りであった。
A及びBの2種類の仕様のポットホール治具と、図1の試験装置と図5の試験装置とが準備された。ポットホール治具A及びBの開口形状、幅Wp、奥行きLp及び深さDpは、表1に示される通りであった。また、表では、図1の試験装置をAと記載し、図5の試験装置をBと記載している。表1に示される様に、ポットホール治具及び試験装置に、タイヤ組立体AからDを取り付けて、本発明に係るカーカス耐損傷性試験が実施された。このとき、カーカスに損傷が生じるまで荷重が段階的に上昇させられた。カーカスに損傷が生じたときの荷重が測定された。このときの荷重が、表1に破壊荷重として記載されている。この破壊荷重は、実施例2を100として指数化されている。この破壊荷重は大きいほど、カーカスの耐損傷性に優れている。
従来の耐ピンチカット性能試験で、これらのタイヤの耐ピンチカット性能が評価された。具体的には、これらのタイヤ組立体を装着した車両が準備された。試験路上の側方に鉄製突起が設けられた。この鉄製突起の高さは110mmであり、巾100mmであり、長さ1500mmであった。車両を、前記突起の長さ方向に対して15°の角度で進入させ該突起を乗り越す、突起乗越しテストを行った。このとき、パンクが発生するまで進入速度を15km/hから1km/hのステップで段階的に上昇させた。パンクが発生したときの速度が測定された。このときの速度が、表1にバースト速度として記載されている。この速度は、実施例2を100として指数化されている。この速度が大きいほど、耐ピンチカット性に優れている。
4・・・タイヤ組立体
6・・・ポットホール治具
18・・・路面
20・・・ポットホール
22・・・タイヤ
24・・・リム
26・・・トレッド部
28・・・バットレス部
30・・・サイドウォール部
32・・・ビード部
34・・・トレッド面
38・・・リムフランジ
58・・・路面
Claims (10)
- タイヤがリムに組み込まれたタイヤ組立体と、路面と路面から凹んでいるポットホールとを備えるポットホール治具とが準備される準備工程と、
上記タイヤに荷重が負荷されて上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられ、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入される試験工程とを備えるタイヤの損傷試験方法。 - 上記試験工程において、上記タイヤのカーカスコードが破断したときの上記荷重が測定される請求項1に記載の試験方法。
- 上記ポットホール治具が金属からなる請求項1又は2に記載の試験方法。
- 上記ポットホール周りの路面縁がR面取されており、このR面取の曲率半径は5mm以上にされている請求項1から3のいずれかに記載の試験方法。
- 上記ポットホールの幅がリム幅より大きい請求項1から4のいずれかに記載の試験方法。
- 上記ポットホールの深さが、タイヤの断面高さからリムフランジ高さを引いた高さより大きい請求項1から5のいずれかに記載の試験方法。
- 上記ポットホールの奥行きが上記リムのリム径より大きい請求項1から6のいずれかに記載の試験方法。
- 上記試験工程において、スリップ角が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられており、
上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で上記タイヤの転動が制動されており、
この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている請求項1から7のいずれかに記載の試験方法。 - 上記試験工程において、キャンバー角が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられており、
上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で上記タイヤの転動が制動されており、
この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている請求項1から8のいずれかに記載の試験方法。 - 上記試験工程において、前後力が付与された上記タイヤが上記ポットホールに向かって転動させられており、
上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記リムと上記路面との間にあって他方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホール上にある押圧位置で上記タイヤの転動が制動されており、
この転動が制動された上記タイヤの軸方向一方のビード部、サイドウォール部及びバットレス部を間にして上記リムが上記路面に押し付けられており、他方のサイドウォール部及びバットレス部が上記ポットホールに挿入されている請求項1から9のいずれかに記載の試験方法。
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