JP7274940B2 - 配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、配管構造に関する。
従来より、被覆管を軸方向に短縮可能な複合管を有する配管構造が知られている(特許文献1参照。)。
特開2017-219149号公報
この配管構造に係る複合管は、管体を複数層重ねて形成するものである。
上記特許文献1に記載された配管構造を、例えば、寒冷地で使用することで、被覆管が軸方向に縮んだり、内管に高温の湯が通ることで、軸方向に伸びたりする。このため、内管が被覆管から露出し、外部環境にさらされてしまうという問題点があった。
すなわち、従来の配管構造では、内管を紫外線等から守るために、内管の外側に被覆管等により内管の外周表面を被覆した状態で配管継手等に接続されていたが、内管の内部を通る高温の湯からの熱による内管の長手方向の伸びや、外部環境の寒さによる被覆管等の長手方向の縮みによって、内管の外周表面が外部環境に露出してしまうという問題点があった。
本発明は、上記事実を考慮して、外部環境の影響や、内管内部を流れる高温の湯の熱の影響を受けても、内管が露出せず、紫外線劣化や外部環境の影響等を防ぐことが可能な配管構造を提供することを目的とする。
第1の態様は、配管継手と、前記配管継手の接続部と接続される内管と、径方向内側へ凹んだ窪みがあり、前記窪みが無い部分の内径は、前記配管継手の前記接続部の外径より大きいと共に、前記内管の外周を覆う被覆管と、を有する配管構造である。
この配管構造では、被覆管の窪みが無い部分の内径は、配管継手の接続部の外径より大きいことで、被覆管の窪みが無い部分を配管継手の接続部の一部を覆うように配置することができる。このため、被覆管や内管が温度変化で、軸方向に縮んだり伸びたりしても、配管継手の接続部の上まで覆った部分で、その軸方向の変形分を吸収することができる。
すなわち、内管と被覆管との軸方向の変形量が異なっても、その異なる変形量のずれを、配管継手の接続部の一部を覆った部分の軸方向の長さで吸収することができる。このように、被覆管と内管との間で軸方向の変形量のずれが生じても、被覆管の端部を配管継手の接続部の上に留まらせることが可能となり、被覆管の端部が、配管継手から離れてしまうことを防止することができ、内管の周囲を被覆管で常に覆うことが可能となる。結果として、内管の周囲を被覆管が覆わないような箇所が発生することを抑えることができ、内管の一部が、被覆管で覆われずに外部に直接露出してしまうようなことを抑えることが可能となる。
これにより、配管継手と被覆管との間に隙間が発生しないため、当該隙間が発生しないように両者間を養生する必要がなく、配管構造の施工作業を容易なものにすることができる。
また、内管が外部に露出しないため、内管に紫外線等の影響を受けることが少なく、当該配管構造を屋外に配置しても紫外線劣化を防ぐことができる。
また、内管が外部環境に露出しないため、当該配管構造を土中に埋設しても、内管に直接、影響を受けることは無く、当該配管構造を土中埋設配管としても適用することが可能となる。
第2の態様は、第1の態様に係る配管構造において、前記窪みは、前記被覆管の軸方向に同一のものが、間隔を空けて複数設けられている。
この配管構造では、窪みは、被覆管の軸方向に同一のものが、間隔をあけて複数設けられていることで、内管との接触面積を小さくすることができ、摩擦力を小さくすることができる。このため、被覆管を軸方向に伸縮させやすい。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る配管構造において、前記窪みは、前記被覆管の周方向に、一周に渡って設けられている。
この配管構造では、窪みが、被覆管の周方向に一周に渡って設けられていることで、被覆管の内部に位置する内管を、内管の外周表面の全周に渡って径方向内側へ凹んだ窪みにより支えることが可能となる。これにより、この配管構造では、被覆管の中心側に内管を常に安定して支えて保持することが可能となる。
第4の態様は、第1又は第2の態様に係る配管構造において、前記窪みは、前記被覆管の周方向の一部に設けられている。
この配管構造では、窪みが被覆管の周方向の一部に設けられていることで、被覆管の周方向の一周に渡って設けられるものと比較して、被覆管と内管とが接触する場合にも、被覆管と、内管との接触面積を小さくすることができ、両者間の摩擦力を小さくすることができ、被覆管を内管の軸方向に簡単に移動することが可能となり、被覆管を内管の軸方向に簡単に伸縮させて捲り上げることが可能となる。
第5の態様は、第1、第2、第3又は第4の態様に係る配管構造において、前記窪みにより形成される支持部の径方向内側の先端は、前記内管に接している。
この配管構造では、窪みにより形成される支持部の径方向内側の先端が、内管に接していることで、被覆管の内部において、内管を常時、被覆管の断面の所定位置に保持することができる。
また、窪みにより形成される支持部の径方向内側の先端が内管に接することで、窪み以外の被覆管の内周表面は、内管の外周表面に接触しないようにすることができ、両者の接触面積を小さくすることができ、両者間の摩擦力を低減させ、被覆管を簡単に内管に対して移動させることが可能となる。
第6の態様は、第1、第2、第3、第4又は第5の態様に係る配管構造において、前記被覆管の外周面のうち、周方向において前記窪みがない部分は、径方向外側に凸となるように形成され、軸方向に短縮可能に形成されている。
この複合管では、外周面のうち周方向のいずれにも窪みが無い部分は、径方向外側に凸となるように形成され、軸方向に短縮可能となっている。また、窪みは、径方向内側へ凹んでいることで、窪みの先端が内管に接して内管を支えることが可能となる。
これにより、被覆管を軸方向に短縮すると、周方向のいずれにも窪みが無い部分は、さらに径方向外側に向かって凸となるように変形し、窪みが有る部分は、径方向内側に凹んだ窪みの間隔が狭くなるように変形する。これにより、被覆管全体として、軸方向に短縮するように容易に変形することができる。一方、被覆管を軸方向に伸ばす場合には、短縮する場合と逆の変形をすることで、容易に軸方向に延びる変形が可能となる。
すなわち、窪みが無い部分は、径方向外側に向かって凸となっているものが凸方向とは逆方向に変形し、より平らな状態へ変形し、窪みが有る部分は、径方向内側に凹んだ窪みの軸方向の間隔(開口量)が開くように変形する。これにより、被覆管全体として、軸方向に伸びるように容易に変形することができる。
結果として、当該被覆管を、軸方向に容易に伸縮しやすいものにすることができる。
本発明によれば、外部環境の影響や、内管内部を流れる高温水の熱の影響を受けても、内管が露出せず、紫外線劣化や外部環境の影響等を防ぐことが可能な配管構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る配管構造を示す一部断面図を含む斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る配管構造管を示す縦断面図である。 (A)(B)は被覆管の内径が配管継手の接続部の外径より小さい場合の配管構造を示す縦断面図であって、(B)は内管と被覆管との間で軸方向に変形差が生じて、内管が露出している状態を示す縦断面図、(C)は本発明の第1の実施の形態に係る配管構造を示す縦断面図、(D)は本発明の第1の実施の形態に係る配管構造であって、内管と被覆管との間で軸方向に変形差が生じても、内管が露出していない状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る配管構造を示す一部断面図を含む斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る配管構造を示す一部断面図を含む斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る配管構造を示す一部断面図を含む斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る配管構造を示す縦断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る配管構造を示す説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る配管構造を示す縦断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る配管構造の変形例を示す縦断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る複合管の一例である実施形態について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。なお、以下に説明する実施形態において重複する説明及び符号については、省略する場合がある。なお、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本明細書において、組成物中の各成分の量は、各成分に該当する物質が組成物中に複数存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する複数の物質の合計量を意味する。本明細書において、「主成分」とは、特に断りがない限り、混合物中における質量基準の含有量が最も多い成分をいう。
図1に示すように、本実施の形態に係る配管構造70は、配管継手80と、配管継手80の接続部と接続される管状の内管20と、径方向内側へ凹んだ窪み40の先端側に形成され内管20に接して内管20を支える支え部50を有すると共に、内管20の外周を覆う被覆管30とを有する複合管10を備えている。
さらに、被覆管30は、窪み40が無い部分の内径は、配管継手80の接続部の外径より大きいように形成されている。
内管20は、樹脂材料で構成される。
被覆管30は、樹脂材料で構成される。図1に示すように、径方向内側へ凹んだ窪み40は、被覆管30の全周に渡って形成されている。この窪み40の先端が、内管20の外周表面に接して、内管20を支える支え部50として機能している。
被覆管30は、径方向内側へ凹んだ窪み40の先端の径方向内側に内管20を挿入可能な空間を形成している。当該空間に、内管20を挿入すると、窪み40の先端が内管20の外周表面に当接して、当該内管20を被覆管30の内部に保持することができる。これにより、当該内管20が、被覆管30の窪み40以外の内周面と接しないように形成されている。
この支え部50は、被覆管30の軸方向に同一のものが、所定の間隔を空けて複数設けられている。
本実施の形態に係る支え部50は、被覆管30の周方向に一周に渡って設けられている。図1に示すように、被覆管30は、外周面のうち周方向のいずれにも窪み40(支え部50)が無い部分は、径方向外側に凸となるように形成され、窪み40(支え部50)が有る部分は、径方向内側へ凹んだ状態となるように形成されている。
この径方向内側へ凹んだ窪み40の開口幅が容易に変動することで、被覆管30は、軸方向に簡単に短縮可能となっている。具体的には、径方向内側へ凹んだ窪み40が、軸方向に間隔を明けている分だけ、その窪み40の間隔が縮まって、被覆管30が軸方向に移動することで、軸方向に短縮可能に形成されているものである。
なお、本実施の形態に係る被覆管30では、窪み40と、これに隣接する窪み40との間の外周表面は、凹凸のない円柱状の外周表面になっているが、とくにこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、この窪み40と、この窪み40に隣接する窪み40との間の外周表面の形状を、径方向外側へ凸となる環状の山部と、径方向外側が凹となる環状の谷部とが、被覆管30の軸方向に交互に形成されて蛇腹状、いわゆるコルゲート状とされ、軸方向にさらに短縮可能となるような形状にしてもよいものである。
本実施の形態に係る配管構造70における複合管10は、内管20、被覆管30を備えている。
内管20は、管状とされ、樹脂材料で構成される樹脂管である。樹脂材料における樹脂としては、特に限定されるものでないが、例えば、ポリブテン、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、及びポリプロピレン等のポリオレフィン、並びに塩化ビニル等が挙げられ、樹脂は1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。中でも、ポリブテンが好適に用いられ、ポリブテンを主成分として含むことが好ましく、例えば管体を構成する樹脂材料中において85質量%以上含むことがより好ましい。また、管体を構成する樹脂材料には、他の添加剤を含有してもよい。
内管20の径(外径)としては、特に限定されるものではないが、例えば10mm以上100mm以下の範囲とすることができ、12mm以上35mm以下の範囲が好ましい。
また、内管20の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば1.0mm以上5.0mm以下が挙げられ、1.4mm以上3.2mm以下が好ましい。
被覆管30は、管状とされ、内管20の外周を覆っている。被覆管30は、樹脂材料で構成される。被覆管30を構成する樹脂材料における樹脂としては、特に限定されるものではないが、具体的には、例えば、ポリブテン、ポリエチレン、ポリプロピレン、及び架橋ポリエチレン等のポリオレフィン、並びに塩化ビニル等が挙げられ、樹脂は1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。中でも、低密度ポリエチレンが好適に用いられ、低密度ポリエチレンを主成分として含むことが好ましく、例えば被覆管30を構成する樹脂材料中において80質量%以上含むことがより好ましく、90質量%以上含むことがさらに好ましい。
図2に示すように、被覆管30の窪み40部分を軸方向に平行に切り取った断面形状は、径方向外側へ向かって開くような台形状に形成されている。径方向内側へ凹んだ窪み40の先端は、内管20の外周表面に当接するように形成されることで内管20を支える支え部50を形成している。
被覆管30に対して軸方向Sに圧縮する方向に力が加わると、この径方向内側へ凹んだ窪み40の開口する両壁の間隔が狭まることで、さらに窪み40の無い部分が径方向外側に凸状に変形することで、被覆管30全体が軸方向に短縮可能に形成されている。
また、被覆管30に対して軸方向に引っ張る方向に力が加わると、この径方向内側へ凹んだ窪み40の開口する両壁の間隔が拡がることで、また、窪み40が無い部分で凸状に変形していたものが元に戻ることで、被覆管30全体が軸方向に伸びることができるように形成されている。
すなわち、被覆管の周囲に窪み40を有することで、被覆管全体を容易に伸縮することが可能となる。
被覆管30の厚さは、被覆管30を短縮させるために、最も薄い部分で0.1mm以上、最も厚い部分で0.4mm以下であることが好ましい。被覆管30の外側の壁の厚さH1は、内側の壁の厚さH2よりも薄くなっている。厚さH1は、短縮変形時の外側の壁の変形しやすさを確保するため、厚さH2の0.9倍以下であることが好ましい。
被覆管30の径(最外部の外径)としては、特に限定されるものではないが、例えば13mm以上130mm以下の範囲とすることができる。
図2に示すように、被覆管30には、内管20を支えるための支え部50としての窪み40が形成されている。本実施の形態に係る支え部50は、径方向内側へ突出して形成された環状の窪み40であり、被覆管30の周方向に沿って延設されている。
支え部50は、被覆管30の軸方向に沿って所定の間隔を開けて複数配置されている。
図2に示すように、支え部50の内管20に臨む先端側の軸方向の半径は、内管20の外周面の半径と略一致している。なお、ここで、半径とは、被覆管30に軸方向の中心軸からの距離を意味する。これにより、内管20は支え部50によって被覆管30の内部に支えられ保持される。
なお、「略一致している」態様には、支え部50の先端の半径と内管20の外周面の半径とが一致している場合の他、支え部50の先端の半径が内管20の外周面の半径より若干大きく、支え部50の先端と、内管20の外周面との間に隙間が形成されている場合を含む。
本実施形態に係る複合管10と配管継手とを接続する際には、図1に示す状態の被覆管30に対し、被覆管30を軸方向に短縮させて内管20を露出させる方向の力を作用させる。これにより、一端部の被覆管30は、支え部50によって内管20を保持した状態を保ちながら、内管20が露出される方向へ移動する。
このように、本実施形態における複合管10によると、内管20は支え部50によって被覆管30の内部に保持されている。この支え部50は、被覆管30の周方向に沿って延設されている。このため、内管20を確実に保持できる。内管20を保持することにより、例えば内管20の内部を流れる液体によりウォーターハンマー現象が発生した場合においても、内管20が振動することを抑制し、騒音の発生を抑制できる。
また、支え部50は、被覆管30の外周表面に接しているが、接着はされていないため、被覆管30の伸縮に伴って軸方向に動くことができる。支え部50は軸方向に沿って間隔を開けて配置されているため、内管20の外周表面との接触面積が小さい。このため、被覆管30を軸方向に簡単に伸縮させやすい。
これに対して、例えば、被覆管30と、内管20との間に中間層を充填しているようなものがある。そのようなものは、換言すると、中間層は内管20の外周の全体を覆っていることになる。このため、内管20との接触面積が支え部50より大きい。このため、被覆管30を軸方向に伸縮させた際に、内管20と中間層との間に比較的大きな摩擦力が作用して、抵抗力となる可能性がある。また、中間層は内管20の外周の全体に配置されているため、軸方向に縮めようとした際の剛性が高く変形し難いため、被覆管30を伸縮させ難い可能性がある。
また、本実施形態に係る複合管10によると、図1に示すように、支え部50は被覆管30の窪み40を内管20の外周表面に当接するまで径方向内側へ突出させて形成されている。このため、隣接する窪み40(支え部50)と、当該隣接する窪み40(支え部50)間の内管20の外周表面との間には、空気溜まりVが形成される。換言すると、内管20が空気溜まりVによって被覆される。空気の熱伝導率は、非常に小さく、一般的な技術として複層ガラスのように断熱材として利用されているが、本実施の形態に係る配管構造70においても、被覆管30と内管20との間の空気溜まりV内の空気を断熱材として利用しているものである。このため、被覆管30と内管20との間に別材質からなる中間層を充填するようなものと比較して、当該中間層の材料コストを必要とすることなく、内管20の保温性を確保することができる。
なお、図1、図2に示すように、被覆管30の外側の外周表面の軸方向に隣接する窪み40間の長さL1は、窪み40の軸方向に開口する開口長さL2よりも長く、厚さH1は厚さH2よりも薄いことが好ましい。これにより、被覆管30の窪み40間の長さL1に相当する部分は、窪み40の先端であって前記L2に含まれ内管20に当接する部分よりも変形し易く、L1に相当する部分は、径方向外側に膨出するように変形可能となる。
このようにして、一端部の被覆管30は、内管20が露出される方向へより移動し易くなる。このように、被覆管30を軸方向に短縮させる際に、被覆管30の外周表面が膨出するように変形するため、被覆管30の厚さ等に多少のバラツキがあっても、特定の一箇所が膨出したり、歪んだ変形状態となったりすることを抑制できる。これにより、短縮させた被覆管30の外観の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では、図2に示す被覆管30の外周表面のL1(図1参照)に相当する部分の厚さH1を、支え部50としての窪み40の先端部分に相当する部分の厚さH2よりも薄くしたが、厚さH1は厚さH2と同じであってもよい。
また、本実施形態では、被覆管30の外周表面のL1(図1、図2参照)に相当する部分を軸方向Sに沿った略直線状としたが、径方向外側へ膨出する弧状としてもよい。さらに、支え部50としての窪み40の径方向内側の先端の部分について、径方向外側へ膨出する弧状としてもよい。これにより、被覆管30をさらに軸方向に伸縮させ易くできる。
また、本実施形態においては、内管20を被覆管30の内部で支えて保持するために、被覆管30の窪み40を支え部50として用いている。このように、内管20を支える機構を被覆管30と一体化することにより、部品点数が少なくなる。これにより複合管を製造しやすくできる。
なお、被覆管30の内部に内管20を支えて保持する機構は、被覆管30と別体で構成してもよい。例えば、被覆管30と内管20との間に、棒状(円柱状)に形成された樹脂製の弾性体を配置してもよい。弾性体は、被覆管30の軸方向に沿って延設され、被覆管30の周方向に沿って間隔を開けて複数配置されるようなものが含まれる。
また、被覆管30と内管20との間に、波状に形成された樹脂製の弾性体を配置してもよい。弾性体は、被覆管30の軸方向に沿って延設され、周方向に振幅を備えて波状に形成されるようなものが含まれる。
本実施の形態に係る配管構造70の被覆管30は、内管20の外周を覆うものであって、上述したように径方向内側へ凹んだ窪み40があり、この窪み40が無い部分の内径は、配管継手80の接続部の外径より大きいように形成されている。
この配管構造70では、被覆管30の窪み40が無い部分の内径は、配管継手80の外径より大きいことで、被覆管30の窪み40が無い部分を配管継手80の一部を覆うように配置することができる。このため、被覆管30や内管20が温度変化で、軸方向Sに縮んだり伸びたりしても、配管継手80の端部の上まで覆った部分で、その軸方向の変形分を吸収することができる。
図3を用いて、具体的に説明する。
図3(A)(B)は、被覆管の内径が配管継手の接続部の外径より小さい場合の配管構造であって、図3(C)(D)は、本実施の形態に係る配管構造70を示している。
図3(A)(B)は被覆管の内径が配管継手の接続部の外径より小さい場合の配管構造を示すものである。
図3(A)に示すように、被覆管30の窪み40を有していない部分の内径が、配管継手80の接続部より小さいような場合には、被覆管30の端部は、配管継手80の接続部に重ねて覆うように配置することができない、そして、この状態において、内管20の内部に高音の流体が通ることにより、また、外部環境が低温状態となること等により、内管20と、被覆管30との熱膨張率の違いにより、軸方向S(長手方向)に対しての伸び変形量又は縮み変形量の相違Xが生じ、図3(B)に示すように、配管継手80に接続される内管20の端部において、被覆管30によって覆われずに外部に露出してしまう箇所が発生する。
それに対して、図3(C)(D)に示すように、本実施の形態に係る配管構造70においては、図3(C)に示すように、被覆管30の窪み40を有していない部分の内径が、配管継手80の接続部の外径より大きいことで、予め配管継手80の端部に軸方向Sにおいて距離Yだけ重なるように配置することができる。
これにより、この状態において、内管20の内部に高音の流体が通ることにより、また、外部環境が低温状態となること等により、内管20と、被覆管30との熱膨張率の違いにより、軸方向S(長手方向)に対しての伸び変形量又は縮み変形量の相違Xが生じても、予め、重なる距離Yよりも、距離Xが小さくなるように、距離Yを設定することにより、伸び又は縮みの変形量Xを配管継手80の端部上の距離Yの中で吸収することができるようにすることができる。これにより、そのような伸び又は縮みの変形量Xが発生しても、内管20は、図3(D)に示すように被覆管30により覆われた状態を維持することができ、図3(B)に示すような内管20が外部に露出してしますようなことを防止することができる。
すなわち、内管20と被覆管30との温度変化による軸方向の変形量が異なっても、その異なる変形量のずれXを、配管継手80の端部を覆った部分の軸方向の長さYで吸収することができる。このように、被覆管30と内管20との間で軸方向の変形量のずれXが生じても、被覆管30の端部を配管継手80の端部の上に留まらせることが可能となり、被覆管30の端部が、配管継手80から離れてしまうことを防止することができ、内管20の周囲を被覆管30で常に覆うことが可能となる。
結果として、内管20の周囲を被覆管30が覆わないような箇所が発生することを抑えることができ、内管20の一部が、被覆管30で覆われずに外部に直接露出してしまうようなことを抑えることが可能となる。
これにより、配管継手80と被覆管30との間に隙間が発生しないため、当該隙間が発生しないように両者間を養生テープ等で養生する必要がなく、配管構造70の施工作業を容易なものにすることができる。
また、内管20が外部に露出しないため、内管20に紫外線等の影響を受けることが少なく、当該配管構造70を屋外に配置しても紫外線劣化を防ぐことができる。
また、内管20が外部環境に露出しないため、当該配管構造70を土中に埋設しても、内管20に直接、影響を受けることは無く、当該配管構造70を土中埋設配管としても適用することが可能となる。
本実施の形態に係る配管構造70では、内管20は、支え部50としての窪み40によって、被覆管30の内部に支えられる。この支え部50は、被覆管30において、径方向内側へ凹んだ窪み40の先端が内管20の外周表面に接して内管20を支えている。これにより、当該複合管10では、内管20と被覆管30との間に別部材である中間層を設けることなく、内管20を被覆管30の内部に保持することができる。
このように、内管20の外周表面は、被覆管30の径方向内側へ凹んだ窪み40の先端である支え部50が接していることで、内管20の外周表面は、被覆管30の内周面とは接していない。
例えば、内管20と被覆管30との間に、内管20の外周表面の全周を覆う中間層を設けるようなものや、あるいは、被覆管30自体の内周面が内管20の外周表面の全周に密着して保持するようなものと比較して、被覆管30は、内管20との接触面積が小さく、摩擦力が小さい。
すなわち、本実施の形態によれば、被覆管30の径方向内側へ凹んだ窪み40の先端である支え部50が内管20の外周表面と接することで、内管20と被覆管30との間に、内管20を保持するための中間層を設ける必要がなく、中間層が不要であり、中間層として使用する材料が一切必要なく、中間層としての材料費を要せず、材料コストを抑えることができる。
さらに、被覆管30は、内管20との接触面積が小さく、摩擦力が小さいことで、内管20と被覆管30との間の摩擦を小さくすることができ、被覆管30を軸方向に簡単に伸縮させ易い。
本実施の形態に係る配管構造70では、支え部50としての窪み40は、被覆管30の軸方向に同一のものが、間隔をあけて複数設けられていることで、内管20との接触面積を小さくすることができ、摩擦力を小さくすることができる。このため、被覆管30を軸方向に伸縮させやすい。
本実施の形態に係る配管構造70では、支え部50が、被覆管30の周方向に一周に渡って設けられていることで、この支え部50を設けた箇所では、被覆管30の内部に位置する内管20の外周表面を一周(360度)に渡って、全方向から支えることができ、内管20を被覆管30の内部に確実に支えて保持することができる。
本実施の形態に係る配管構造70では、外周面のうち周方向のいずれにも支え部50が無い部分は、径方向外側に凸となるように形成され、軸方向Sに短縮可能となっている。また、支え部50は、径方向内側へ凹んだ窪み40の先端が内管20に接して内管20を支えている。
これにより、被覆管30を軸方向に短縮すると、周方向のいずれにも支え部50が無い部分は、さらに径方向外側に向かって凸となるように変形し、支え部50が有る部分は、径方向内側に凹んだ窪み40の開口する間隔が狭くなるように変形する。これにより、被覆管30全体として、軸方向に短縮するように容易に変形することができる。
一方、短縮された被覆管30を軸方向Sに伸ばす場合には、短縮する場合と逆の変形が行われることで、容易に軸方向Sに延ばす変形が可能となる。すなわち、支え部50が無い部分は、径方向外側に向かって凸となっているものが凸方向とは逆方向に変形し、より平らな状態へ変形し、支え部50が有る部分は、径方向内側に凹んだ窪み40の開口する間隔が開くように変形する。これにより、被覆管30全体として、軸方向Sに伸びるように容易に変形することができる。
結果として、当該被覆管30を、軸方向Sに容易に伸縮しやすいものにすることができる。
本実施の形態に係る被覆管30では、径方向内側へ凹んだ窪み40の先端の径方向内側に内管20を挿入可能な空間を形成していることで、当該空間に内管20を挿入すると、前記窪み40の先端が内管20に接して被覆管30の内部で内管20を支えて保持することができる。
このように、被覆管30の径方向内側へ凹んだ窪み40の先端が内管20に接することで、内管20の外周表面は、被覆管30の窪み40以外の内周面とは接しないようにすることができる。
例えば、内管20と被覆管30との間に、内管20の外周表面の全周を覆う中間層を設けるようなものや、或いは、被覆管30自体の内周面が内管20の外周表面の全周に密着して保持するようなものと比較して、本実施の形態に係る被覆管30は、窪み40の先端だけが内管20と接することにより、内管20との接触面積が小さく、摩擦力が小さい。
すなわち、本実施の形態によれば、被覆管30の径方向内側へ凹んだ窪み40の先端が内管20の外周表面と接することで、内管20と被覆管30との間に中間層を設けておらず、中間層が不要であり、中間層として使用する材料が一切必要ない。
さらに、被覆管30は、内管20との接触面積が小さく、摩擦力が小さいことで、内管20と被覆管30との間の摩擦を小さくすることができ、被覆管30を軸方向Sに簡単に伸縮させ易い。
(第2の実施の形態)
次に図4を用いて、第2の実施の形態に係る配管構造70について説明する。
第1の実施の形態では、支え部50としての窪み40が、被覆管30の周方向に一周に渡って設けられていたが、本実施の形態に係る支え部50としての窪み40は、図4に示すように、被覆管30の周方向の一部に設けられている。
なお、特に図示していないが、内管20の端部において、配管継手80と接続されるとともに、被覆管30の窪み40が無い部分の内径は、配管継手80の接続部の外径より大きいと共に、図1及び図3(C)に示すように、前記内管の外周を覆う被覆管30の端部と、配管継手80の端部とが重なるように配置されていることは、第1の実施の形態と同様に形成されているものである。
本実施の形態に係る配管構造70では、具体的には、図4に示すように、支え部50としての窪み40が被覆管30の周方向に一周に渡って延設されておらず、周方向の一部の扇状部分に支え部50としての窪み40が設けられていない部分を有する。
そして、支え部50としての窪み40が設けられていない領域、すなわち被覆管30の内部のうち支え部50を形成していない部分に、軸方向Sに沿ってヒーター線(図示せず)が挿通可能なガイド管60が挿入されているものである。
その他の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
本実施の形態に係る配管構造70では、支え部50は、被覆管30の周方向の全周ではなく、設けていない箇所を有している。すなわち、支え部50は、被覆管30の全周の一部に設けられていることで、被覆管30の周方向に一周に渡って設けられているようなものと比較して、被覆管30と、内管20との接触面積を小さくすることができ、両者間の摩擦力を小さくすることができ、被覆管30を軸方向にさらに簡単に伸縮させ易くすることができる。
さらに本実施の形態に係る配管構造70では、被覆管30の内部のうち、支え部50を形成していない部分に、ヒーター線を挿通可能なガイド管60が挿入されることで、当該ガイド管60の内部にヒーター線を簡単に被覆管30内部に挿通させることができる。
これにより、当該ヒーター線を用いて内管20を加温することにより、寒冷地における内管20内の水の凍結の防止や、逆に凍結してしまった内管20内の水の解凍をすることができる。
また、ガイド管60は、被覆管30の内部に位置すると共に、被覆管30と内管20との間の空気溜まりV内の空間と連通しているため、空気溜まりV内の空気も加温することで、内管20の周囲を加温することができ、内管20と外気との間の断熱性を向上させることができ、ガイド管60内部のヒーター線の加温をより効果的なものにすることができる。
(第3の実施の形態)
図5、図6を用いて、第3の実施の形態に係る配管構造70について説明する。
本実施の形態に係る配管構造70では、扇状の支え部50としての窪み30が、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で、3個設けられ、この同一円周上の3個の支え部50としての窪み40が、被覆管30の軸方向に間隔L1を空けて複数設けられているものである。
なお、支え部50としての窪み30の軸方向の開口長さは、第1及び第2の実施の形態と同様にL2に設定されている。被覆管30の外側の外周表面の軸方向に隣接する窪み40間の長さL1は、窪み40の軸方向に開口する開口長さL2よりも長くなるように設定されている。また、支え部50としての窪み40の断面形状は、第1の実施の形態で、図2を用いて説明したものと同一内容であり、同様に厚さH1は厚さH2よりも薄くなるように設定されている。
本実施の形態に係る被覆管30の3個の支え部50は、軸方向Sに対して距離L1毎に複数設けられているが、各支え部50の軸方向Sを回転中心とした鉛直方向からの回転角度は、常に同一回転角度の位置に形成されている。すなわち、同一円周上に3個設けられている各支え部50は、軸方向Sに対して、平行かつ直線上に並んで配置されている。
本実施の形態に係る配管構造70では、支え部50は、被覆管30の同一円周上の3箇所にだけ設けられている。すなわち、本実施の形態に係る支え部50は、周方向の一部にだけ設けられていることで、第1の実施の形態のように被覆管30の周方向に一周に渡って設けられている第1の実施の形態や、さらに第2の実施の形態と比較しても、さらに、被覆管30と、内管20との接触面積を小さくすることができ、両者間の摩擦力を小さくすることができ、被覆管30を軸方向にさらに簡単に伸縮させ易くすることができる。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同様の作用及び効果を奏する。
なお、本実施の形態では、支え部50を同一円周上に3個設けているが、特に当該3個に限定されるものではなく、4個、又は4個以上の個数に設定してもよいものである。
(第4の実施の形態)
図7を用いて、第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る配管構造70は、第3の実施の形態に係る複合管10の被覆管30と同一であって、扇状の支え部50としての窪み30が、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で3個設けられ、これらの支え部50としての窪み30が軸方向に距離L1の間隔で複数設けられている。
さらに、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で3個設けられている支え部50であって、支え部50を形成していない部分に、第2の実施の形態で説明したヒーター線を挿通可能なガイド管60が挿入されているものである。
本実施の形態に係る配管構造70でも、被覆管30の内部のうち、支え部50を形成していない部分に、ヒーター線を挿通可能なガイド管60が挿入されることで、当該ガイド管60の内部にヒーター線を簡単に被覆管30内部に挿通させることができる。
これにより、当該ヒーター線を用いて内管20を加温することにより、寒冷地における内管20内の水の凍結の防止や、逆に凍結してしまった内管20内の水の解凍をすることができる。
また、ガイド管60は、被覆管30の内部に位置するため、内管20と外気との間の断熱性を向上させることができ、ガイド管60内部のヒーター線の加温をより効果的なものにすることができる。
(第5の実施の形態)
図8、図9を用いて、第5の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態に係る配管構造70では、扇状の支え部50としての窪み30が、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で、3個設けられ、この同一円周上の3個の支え部50としての窪み40が、被覆管30の軸方向に間隔L1を空けて、軸方向Sに対して平行であって、同一直線上に並ぶように複数配置されていた。
それに対して、本実施の形態に係る支え部50が設けられる位置は、軸方向Sに対して、距離L1ずつ離れて隣接する支え部50が軸方向Sの中心軸を回転の中心として40度ずつ回転した位置に形成されている。全体として支え部50だけの配置を見ると、図8に示すように、支え部50の配置が同一直線上に並ぶのではなく、螺旋状に配置されているものである。
支え部50が軸方向Sに対して螺旋状に配置されていることで、内管20を円周の周囲から支えることができる。
その他の構成は第1の実施の形態と同様の構成を有し、第1の実施の形態で説明したものと同様の作用及び効果を奏する。
ここで、本実施の形態に係る配管構造70を軸方向Sに垂直に切断すると、図9に示すようになる。このような複合管10に第2の実施の形態で説明したようなヒーター線を挿通可能なガイド管60を挿入する場合には、当該ガイド管60も、螺旋状に配置された支え部50に沿って、特に図示していないが、同様に内管20の周囲を螺旋状に配置することで形成することができる。
また、図10に示すように、支え部50の円周方向の巾を狭くすることで、支え部50と、この支え部50に隣接する支え部50との間の軸方向Sに対して平行かつ直線上の空間を設けることができ、当該空間に軸方向Sに対して平行に直線上のガイド管60を挿入して配置することができる。ガイド管60を挿入することで、第2の実施の形態で説明したものと同様の作用及び効果を奏することができる。
10 複合管、 20 内管、 30 被覆管、 40 窪み、 50 支え部、 60 ガイド管、70 配管構造、80 配管継手

Claims (6)

  1. 配管継手と、
    前記配管継手の接続部と接続される内管と、
    径方向内側へ凹んだ窪みがあり、前記窪みが無い部分の内径は、前記配管継手の前記接続部の外径より大きいと共に、前記内管の外周を覆い、外側の外周表面の軸方向に隣接する前記窪み間の長さL1が、前記窪みの軸方向に開口する開口長さL2よりも長い被覆管と、
    を有する配管構造。
  2. 前記窪みは、前記被覆管の軸方向に同一のものが、間隔を空けて複数設けられている請求項1に記載の配管構造。
  3. 前記窪みは、前記被覆管の周方向に、一周に渡って設けられている請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
  4. 前記窪みは、前記被覆管の周方向の一部に設けられている請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
  5. 前記窪みにより形成される支持部の径方向内側の先端は、前記内管と接している請求項1から4の何れか1項に記載の配管構造。
  6. 前記被覆管の外周面のうち、周方向において前記窪みがない部分は、径方向外側に凸となるように形成され、軸方向に短縮可能に形成されている請求項1から5の何れか1項に記載の配管構造。
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