JP2020193691A - 複合管及び被覆管 - Google Patents
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Abstract
Description
従来の複合管では、内管の外周表面に密着して内管を全周覆う中間層としての保護層を設けることで、保温性及びウォーターハンマー発生時の消音効果を得ることができる。
さらに、内管と、被覆管との間に、内管を全周覆う中間層としての保護層を設けているので、中間層として使用する材料が多くなるという問題点があった。
例えば、内管と被覆管との間に、内管の外周表面の全周を覆う中間層を設けるようなものや、或いは、被覆管自体の内周面が内管の外周表面の全周に密着して保持するようなものと比較して、被覆管は、窪みの先端側が内管と接することにより、内管との接触面積が小さく、内管に対する摩擦力が小さい。
さらに、被覆管は、内管との接触面積が小さく、内管に対する摩擦力が小さいことで、被覆管を軸方向に簡単に伸縮させ易い。
以下、本発明に係る複合管の一例である実施形態について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。なお、以下に説明する実施形態において重複する説明及び符号については、省略する場合がある。なお、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
被覆管30は、径方向内側へ凹んだ窪み40の先端の径方向内側に内管20を挿入可能な空間を形成している。当該空間に、内管20を挿入すると、窪み40の先端側が内管20の外周表面に当接して、当該内管20を被覆管30の内部に保持することができる。これにより、当該内管20が、被覆管30の窪み40以外の内周面と接しないように形成されている。
また、内管20の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば1.0mm以上5.0mm以下が挙げられ、1.4mm以上3.2mm以下が好ましい。
すなわち、被覆管の周囲に窪み40を有することで、被覆管全体を容易に伸縮することが可能となる。
支え部50は、被覆管30の軸方向に沿って所定の間隔を開けて複数配置されている。
さらに、被覆管30は、内管20との接触面積が小さく、内管20と被覆管30との間の摩擦力を小さくすることができ、被覆管30を軸方向に簡単に伸縮させ易い。
さらに、被覆管30は、内管20との接触面積が小さく、内管20と被覆管30との間の摩擦力を小さくすることができ、被覆管30を軸方向Sに簡単に伸縮させ易い。
次に図3を用いて、第2の実施の形態に係る複合管10について説明する。
第1の実施の形態では、支え部50としての窪み40が、被覆管30の周方向に一周に渡って設けられていたが、本実施の形態に係る支え部50としての窪み40は、図3に示すように、被覆管30の周方向の一部に設けられている。
その他の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
これにより、当該ヒーター線を用いて内管20を加温することにより、寒冷地における内管20内の水の凍結を防止することができる。
図4、図5を用いて、第3の実施の形態に係る複合管10について説明する。
本実施の形態に係る複合管10では、扇状の支え部50としての窪み30が、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で、3個設けられ、この同一円周上の3個の支え部50としての窪み40が、被覆管30の軸方向に間隔L1を空けて複数設けられているものである。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同様の作用及び効果を奏する。
なお、本実施の形態では、支え部50を同一円周上に3個設けているが、特に当該3個に限定されるものではなく、4個、又は4個以上の個数に設定してもよいものである。
図6を用いて、第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る複合管10は、第3の実施の形態に係る複合管10の被覆管30と同一であって、扇状の支え部50としての窪み30が、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で3個設けられ、これらの支え部50としての窪み30が軸方向に距離L1の間隔で複数設けられている。
さらに、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で3個設けられている支え部50であって、支え部50を形成していない部分に、第2の実施の形態で説明したヒーター線を挿通可能なガイド管60が挿入されているものである。
これにより、当該ヒーター線を用いて内管20を加温することにより、寒冷地における内管20内の水の凍結の防止や、逆に凍結してしまった内管20内の水の解凍をすることができる。
また、ガイド管60は、被覆管30の内部に位置するため、内管20と外気との間の断熱性を向上させることができ、ガイド管60内部のヒーター線の加温をより効果的なものにすることができる。
図7、図8を用いて、第5の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態に係る複合管10では、扇状の支え部50としての窪み30が、被覆管30の同一円周上の周方向に120度間隔で、3個設けられ、この同一円周上の3個の支え部50としての窪み40が、被覆管30の軸方向に間隔L1を空けて、軸方向Sに対して同一直線上に並ぶように複数配置されていた。
それに対して、本実施の形態に係る支え部50が設けられる位置は、軸方向Sに対して、距離L1ずつ離れて隣接する支え部50が軸方向Sの中心軸を回転の中心として40度ずつ回転した位置に形成されている。全体として支え部50だけの配置を見ると、図7に示すように、支え部50の配置が同一直線上に並ぶのではなく、螺旋状に配置されているものである。
その他の構成は第1の実施の形態と同様の構成を有し、第1の実施の形態で説明したものと同様の作用及び効果を奏する。
Claims (7)
- 内管と、
径方向内側へ凹んだ窪みの先端側に形成され前記内管に接して前記内管を支える支え部を有すると共に、前記内管の外周を覆う被覆管と、
を有する複合管。 - 前記支え部は、前記被覆管の軸方向に同一のものが、間隔を空けて複数設けられている請求項1に記載の複合管。
- 前記支え部は、前記被覆管の周方向に一周に渡って設けられている請求項1又は請求項2に記載の複合管。
- 前記支え部は、前記被覆管の周方向の一部に設けられている請求項1又は請求項2に記載の複合管。
- 前記被覆管の内部のうち、前記支え部を形成していない部分に、ヒーター線が挿通可能なガイド管が挿入されている請求項4に記載の複合管。
- 前記被覆管は、外周面のうち周方向のいずれにも前記支え部が無い部分は、径方向外側に凸となるように形成され、軸方向に短縮可能となっている請求項1から5の何れか1項に記載の複合管。
- 径方向内側へ凹んだ窪みの先端の径方向内側に内管を挿入可能な空間を形成することで、当該内管が、当該内管の外周を覆う被覆管の窪み以外の内周面と接しない被覆管。
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JP2019101239A JP2020193691A (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 複合管及び被覆管 |
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