JP6945430B2 - 複合管 - Google Patents

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Description

本発明は、複合管に関する。
従来より、管体を複数層重ねて形成する複合管が知られている。例えば下記特許文献1には、管体と管体の外周を覆う保持層との間に保護層を形成した複合管が記載されている。
特開2013−231490号公報
上記特許文献1に示された複合管では、保護層を設けることで、管体を保持層の内部に保持している。また、保護層の内周面に凹凸をつけて、管体の外周面と保護層との間の摩擦抵抗を小さくしている。これにより、管継手に管体を接続するために保持層及び保護層を管体の軸方向へたくし寄せる際に、管体の端部が露出しやすくなっている。しかし、保護層は管体の外周面を覆っているため、保持層を伸縮させる際に抵抗となり、伸縮させ難い場合がある可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、管体を被覆層の内部に保持しつつ、被覆層を伸縮させやすい複合管を提供することを目的とする。
請求項1の複合管は、管状の管体と、管状とされて前記管体の外周を覆い、径方向外側へ凸となる環状の山部と径方向外側が凹となる環状の谷部とが、前記管体の軸方向に交互に形成されて軸方向に伸縮可能な蛇腹状とされた、樹脂材料で構成された被覆層と、前記被覆層の周方向又は軸方向の何れか一方に沿って延設され、他方に沿って間隔を開けて複数配置され、前記管体を前記被覆層の内部に保持する保持機構と、を有し、前記保持機構は、前記谷部が径方向内側へ突出した縮径部である
請求項1の複合管によると、管体は保持機構によって被覆層の内部に保持される。この保持機構は、被覆層の周方向に沿って延設され、軸方向に沿って間隔を空けて配置されている。又は、被覆層の軸方向に沿って延設され、周方向に沿って間隔を開けて配置されている。
このため、被覆層の周方向と軸方向の双方に沿って延設されている保持機構、換言すると、管体の外周を覆う保持機構と比較して、管体と保持機構との間の摩擦、または被覆層と保持機構との間の摩擦が小さく、被覆層を軸方向に伸縮させ易い。
請求項2の複合管は、管状の管体と、管状とされて前記管体の外周を覆い、径方向外側へ凸となる環状の山部と径方向外側が凹となる環状の谷部とが、前記管体の軸方向に交互に形成されて軸方向に伸縮可能な蛇腹状とされた、樹脂材料で構成された被覆層と、前記被覆層の周方向又は軸方向の何れか一方に沿って延設され、他方に沿って間隔を空けて複数配置され、前記管体を前記被覆層の内部に保持する保持機構と、を有し、前記保持機構は、前記谷部と前記管体との間に軸方向に沿って配置され、前記被覆層の周方向に振幅を持つ波状に形成された弾性体である。
一態様の複合管は、請求項1に記載の複合管において、前記保持機構は前記谷部が径方向内側へ突出した縮径部である。
一態様の複合管では、被覆層の谷部が径方向内側へ突出して縮径部が形成されている。そして、この縮径部により、管体が被覆層の内部に保持されている。縮径部は、被覆層の伸縮に伴って軸方向に動くことができる。また、縮径部は軸方向に沿って間隔を開けて配置されているため、管体との接触面積が小さく、摩擦力が小さい。このため、被覆層を伸縮させやすい。
一態様の複合管は、請求項1に記載の複合管において、前記保持機構は、前記谷部と前記管体との間に軸方向に沿って配置された弾性体である。
一態様の複合管では、被覆層の谷部と管体との間に、軸方向に沿って弾性体が配置されている。また、この弾性体は、周方向に沿って間隔を開けて配置されている。このため、被覆層と弾性体との接触面積が小さく、摩擦力が小さい。このため、被覆層を伸縮させやすい。
一態様の複合管は、請求項3に記載の複合管において、前記弾性体は、前記被覆層の周方向に振幅を持つ波状に形成されている。
一態様の複合管では、被覆層の軸方向に沿って延設された弾性体が、被覆層の周方向に振幅を持っている。このため、弾性体が軸方向に沿って変形し易い。このため、被覆層をさらに伸縮させやすい。
本発明によれば、管体を被覆層の内部に保持しつつ、被覆層を伸縮させやすい複合管を提供することができる。
本発明の実施形態に係る複合管を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合管を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る複合管の縦断面一部拡大図である。 (A)は本発明の実施形態に係る複合管における保持機構の変形例を示す斜視図であり、(B)は(A)の複合管の管体の端部が露出された状態を示す斜視図であり、(C)は被覆層の短縮変形に伴って弾性体も短縮変形した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合管の管体の端部が露出された状態を示す縦断面図である。 図3の縦断面部分において、被覆層が短縮変形される過程を示す図である。 図3の縦断面部分において、被覆層が短縮変形された状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る複合管の管体の端部が露出された状態を示す斜視図である。 (A)は本発明の実施形態に係る複合管における保持機構の変形例を示す斜視図であり、(B)は(A)の複合管の管体の端部が露出された状態を示す斜視図であり、(C)は被覆層の短縮変形に伴って弾性体も短縮変形した状態を示す斜視図である。 比較例に係る複合管を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る複合管の一例である実施形態について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。なお、以下に説明する実施形態において重複する説明及び符号については、省略する場合がある。なお、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本明細書において「工程」との語には、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても、その目的が達成されるものであれば、当該工程も本用語に含まれる。本明細書において、組成物中の各成分の量は、各成分に該当する物質が組成物中に複数存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する複数の物質の合計量を意味する。本明細書において、「主成分」とは、特に断りがない限り、混合物中における質量基準の含有量が最も多い成分をいう。
<複合管>
本発明に係る複合管は、管状の管体と、管状とされて管体の外周を覆う被覆層と、管体を被覆層の内部に保持する保持機構と、を有する。管体は、樹脂材料で構成される。被覆層は、樹脂材料で構成される。また、その形状は、径方向外側へ凸となる環状の山部と、径方向外側が凹となる環状の谷部とが、管体の軸方向に交互に形成されて蛇腹状とされ、管体の外周にガイドされつつ軸方向に短縮可能とされる。保持機構は、被覆層と一体的に形成される。
次いで、本発明の複合管を実施するための形態を、一例を挙げ図面に基づき説明する。図1に示される本実施形態に係る複合管10は、管体12、被覆層20を備えている。
(管体)
管体12は、管状とされ、樹脂材料で構成される樹脂管である。樹脂材料における樹脂としては、例えば、ポリブテン、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、及びポリプロピレン等のポリオレフィン、並びに塩化ビニル等が挙げられ、樹脂は1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。中でも、ポリブテンが好適に用いられ、ポリブテンを主成分として含むことが好ましく、例えば管体を構成する樹脂材料中において85質量%以上含むことがより好ましい。また、管体を構成する樹脂材料には、他の添加剤を含有してもよい。
管体12の径(外径)としては、特に限定されるものではないが、例えば10mm以上100mm以下の範囲とすることができ、12mm以上35mm以下の範囲が好ましい。
また、管体12の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば1.0mm以上5.0mm以下が挙げられ、1.4mm以上3.2mm以下が好ましい。
(被覆層)
被覆層20は、管状とされ、管体12の外周を覆っている。被覆層20は、樹脂材料で構成される。被覆層20を構成する樹脂材料における樹脂としては、ポリブテン、ポリエチレン、ポリプロピレン、及び架橋ポリエチレン等のポリオレフィン、並びに塩化ビニル等が挙げられ、樹脂は1種のみを用いても2種以上を併用してもよい。中でも、低密度ポリエチレンが好適に用いられ、低密度ポリエチレンを主成分として含むことが好ましく、例えば被覆層を構成する樹脂材料中において80質量%以上含むことがより好ましく、90質量%以上含むことがさらに好ましい。
また、使用する樹脂のMFR(Melt Flow Rate)は、0.25以上であることが好ましく、0.3以上であることがより好ましく、0.4以上1.2以下であることがさらに好ましい。MFRを1.2以下にすることにより、バリが発生しにくくなる。MFRが1.2より大きい場合は、被覆層20を形成するための金型のパーティング面に溶融樹脂が流れ込み易くなり、バリが発生しやすくなる。なお、被覆層を構成する樹脂材料には、他の添加剤を含有してもよい。
図2にも示されるように、被覆層20は、蛇腹状とされており、径方向外側へ凸となる環状の山部22と、径方向外側が凹となる環状の谷部24とが、管体12の軸方向Sに交互に連続して形成されている。山部22は、谷部24よりも径方向Rの外側に配置されている。図3に示されるように、被覆層20の蛇腹状の最も径方向外側の部分を外側壁22A、最も径方向内側の部分を内側壁24Aとすると、径方向における外側壁22Aと内側壁24Aの中間部Mを境界として、径方向外側を山部22とし、径方向内側を谷部24とする。
山部22は、軸方向Sに延びる外側壁22Aと、外側壁22Aの両端から径方向Rに沿って延びる側壁22Bを有している。外側壁22Aと側壁22Bの間には、外屈曲部22Cが形成されている。谷部24は、軸方向Sに延びる内側壁24Aと、内側壁24Aの両端から径方向Rに延びる側壁24Bを有している。内側壁24Aと側壁24Bの間には、内屈曲部24Cが形成されている。
また、特に限定されるものではないが、山部22の軸方向Sの長さL1は、谷部24の軸方向Sの長さL2よりも長く設定されていることが好ましい。長さL1は、後述する短縮変形時の外側壁22Aの変形しやすさを確保するため、長さL2の1.2倍以上であることが好ましい。
また、長さL2は、0.8mm以上であることが好ましい。これは、長さL2が0.8mm未満では、被覆層20を製造する金型の谷部の幅が小さすぎて、被覆層20の製造時において、被覆層20を構成する樹脂を押し出した後に、金型で当該樹脂に凹凸をつける時に、当該樹脂の金型の谷部に対応する部分が細く壊れやすくなり、被覆層20の成形が難しくなるからである。一方、長さL1は、長さL2の5倍以下であることが好ましい。これは、長さL1を長さL2の5倍以下にすることにより、複合管10の可撓性を保つことができるからである。また、長さL1が長すぎると、複合管10を敷設する際に、地面との接触面積が大きくなって施工しにくくなるためでもある。
なお、図3に示されるように、長さL1は、被覆層20における中間部Mと交差する部分において、被覆層20の径方向Rの外側から見た表面における軸方向S外側間の距離(被覆層20の径方向Rの外側に凸となる部分の軸方向S一方側の表面と軸方向S他方側の表面との距離)である。また、長さL2は、被覆層20における中間部Mと交差する部分において、被覆層20の径方向Rの内側から見た表面における軸方向S外側間の距離(被覆層20の径方向Rの内側に凸となる部分の軸方向S一方側の表面と軸方向S他方側の表面との距離)である。
被覆層20の厚さは、被覆層20を短縮させるために、最も薄い部分で0.1mm以上、最も厚い部分で0.4mm以下であることが好ましい。外側壁22Aの厚さH1は、内側壁24Aの厚さH2よりも薄くなっている。厚さH1は、後述する短縮変形時の外側壁22Aの変形しやすさを確保するため、厚さH2の0.9倍以下であることが好ましい。
山部22と谷部24の外表面での半径差ΔRは、被覆層20の厚さの平均の800%以下であることが好ましい。半径差ΔRが大きければ、山部22の軸方向Sに沿った部分が変形しなくても、短縮のときに谷部24が径方向外側へ膨出したり、隣り合う山部22同士が近づかないで歪んだ変形状態となったりしにくい。半径差ΔRが、被覆層20の厚さの平均の800%以下となる場合に、上記の変形状態となることを抑制するために、山部22の軸方向Sの長さを谷部24の軸方向の長さよりも長くすることが、効果的である。なお、600%以下である場合に、より効果的である。
被覆層20の径(最外部の外径)としては、特に限定されるものではないが、例えば13mm以上130mm以下の範囲とすることができる。
(保持機構)
図2に示すように、被覆層20には、部分的に管体12を保持するための保持機構としての縮径部26が形成されている。縮径部26は、谷部24が径方向内側へ突出して形成された環状の支持体であり、被覆層20の周方向に沿って延設されている。縮径部26は、被覆層20の軸方向に沿って間隔を開けて複数配置されている。本実施形態においては、例えば縮径部26ではない谷部24が3つと縮径部26が1つとが、軸方向に交互に連続するように配置されている。
図3に示すように、縮径部26の内側壁26Aの半径は、管体12の外周面12Aの半径と略一致している。これにより、管体12は縮径部26によって被覆層20の内部に保持される。なお、「略一致している」態様には、図3に二点鎖線で示すように径方向外側へ変形させた状態の縮径部26の内側壁26Aの半径と管体12の外周面12Aの半径とが一致している場合の他、縮径部26の内側壁26Aの半径が管体12の外周面12Aの半径より若干大きく、内側壁26Aと外周面12Aとの間に隙間が形成されている場合を含む。
(作用・効果)
本実施形態に係る複合管10と継手とを接続する際には、図2に示す状態の被覆層20に対し、被覆層20を軸方向Sに短縮させて管体12を露出させる方向の力を作用させる。これにより、図5に示されるように、一端部の被覆層20は、縮径部26によって管体12を保持した状態を保ちながら、管体12が露出される方向へ移動する。
このように、本実施形態における複合管10によると、管体12は縮径部26によって被覆層20の内部に保持されている。この縮径部26は、被覆層20の周方向に沿って延設されている。このため、管体12を確実に保持できる。管体12を保持することにより、例えば管体12の内部を流れる液体によりウォーターハンマー現象が発生した場合においても、管体12が振動することを抑制し、騒音の発生を抑制できる。
また、縮径部26は、被覆層20の伸縮に伴って軸方向に動くことができる。縮径部26は軸方向に沿って間隔を開けて配置されているため、管体12との接触面積が小さい。このため、被覆層20を伸縮させやすい。
これに対して、例えば図10に示す比較例に係る保持機構(中間層14)は、被覆層20の周方向と軸方向の双方に沿って延設されている。換言すると、中間層14は管体12の外周の全体を覆っている。このため、管体12との接触面積が縮径部26より大きい。このため、被覆層20を伸縮させた際に、管体12と中間層14との間に比較的大きな摩擦力が作用して、抵抗力となる可能性がある。また、中間層14は管体12の外周の全体に配置されているため、軸方向に縮めようとした際の剛性が高く変形し難いため、被覆層20を伸縮させ難い可能性がある。
また、本実施形態に係る複合管10によると、図3に示すように、縮径部26は谷部24を径方向内側へ突出させて形成されている。このため、谷部24の内側壁24Aと管体12の外周面12Aとの間には、空気溜まりVが形成される。換言すると、管体12が空気溜まりVによって被覆される。このため、管体12の保温性を確保できる。
なお、山部22の外側壁22Aと谷部24の内側壁24Aにおいて、軸方向Sの長さL1はL2よりも長く、厚さH1はH2よりも薄いことが好ましい。これにより、外側壁22Aは内側壁24Aよりも変形しやすく、図6に示されるように、径方向外側へ膨出するように変形する。続いて、図7に示されるように、隣り合う山部22同士が近づくように、山部22の外屈曲部22Cと谷部24の内屈曲部24Cが変形する。
このようにして、図5に示されるように、一端部の被覆層20は、管体12が露出される方向へより移動し易くなる。このように、被覆層20を短縮させる際に、外側壁22Aが膨出するように変形するため、被覆層20の屈曲角度や厚さに多少のバラツキがあっても、谷部24が径方向外側へ膨出したり、隣り合う山部22同士が近づかないで歪んだ変形状態となったりすることを抑制できる。これにより、短縮させた被覆層20の外観の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では、外側壁22Aの厚さH1を内側壁24Aの厚さH2よりも薄くしたが、厚さH1は厚さH2と同じであってもよい。
また、本実施形態では、外側壁22Aを軸方向Sに沿った略直線状としたが、径方向外側へ膨出する弧状としてもよい。さらに、内側壁24Aについて、径方向内側へ膨出する弧状としてもよい。またさらに、縮径部26の内側壁26Aについて、径方向内側へ膨出形状としてもよい。これにより、被覆層20をさらに伸縮させ易くできる。
また、本実施形態においては、管体12を被覆層20の内部に保持する保持機構として、被覆層20の谷部24を変形させた縮径部26を用いている。このように、保持機構を被覆層20と一体化することにより、部品点数が少なくなる。これにより複合管を製造しやすくできる。
なお、保持機構は、被覆層20と別体で構成してもよい。例えば図4(A)に示すように、被覆層20と管体12との間に、棒状(円柱状)に形成された樹脂製の弾性体30を配置してもよい。弾性体30は、被覆層20の軸方向に沿って延設され、被覆層20の周方向に沿って間隔を開けて複数配置されている。本実施形態においては、周方向に沿って略90度毎に合計4本配置されているが、任意の本数配置することができる。例えば略120度毎に合計3本配置してもよい。但し、管体12の保持力を確保するためには、弾性体30は、3本以上設けることが好ましい。
弾性体30は、管体12の外周面12Aと被覆層20の谷部24の内側壁24Aとの間で、狭持されている。これにより、管体12が被覆層20の内部に保持される。
弾性体30を構成する樹脂としては、例えば、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びエチレンプロピレンジエンゴム、シリコーンゴム並びにこれらの樹脂の混合物が挙げられるが、その中でもシリコーンゴムが好ましい。あるいは、被覆層20の軸方向に沿って伸縮可能なスプリングコイル等を用いてもよい。なお、本実施形態においては、弾性体30は、エチレンプロピレンジエンゴムを用いたゴムチューブとされている。
弾性体30を用いた複合管によると、被覆層20と管体12との間に、棒状の弾性体30が、被覆層20の軸方向に沿って延設されている。このため、被覆層20を伸縮させようとした場合に、例えば図10に示す中間層14を被覆層20と管体12との間に設置した比較例と比べて、被覆層20と弾性体30との間に発生する摩擦力が小さい。このため、図4(B)に示すように、被覆層20を伸縮しやすい。
なお、弾性体30が被覆層20の谷部24の内側壁24Aに固定されている場合などは、図4(C)に示すように、被覆層20の伸縮に伴って弾性体30も弾性変形する場合がある。このような場合においても、図10の比較例と比べて、弾性体30と管体12との間に発生する摩擦力が小さいため、被覆層20を伸縮しやすい。
また、図9(A)に示すように、被覆層20と管体12との間に、波状に形成された樹脂製の弾性体40を配置してもよい。弾性体40は、被覆層20の軸方向に沿って延設され、周方向に振幅を備えて波状に形成されている。また、弾性体40は、被覆層20の周方向に沿って間隔を開けて複数配置されている。本実施形態においては、周方向に沿って略90度毎に合計4本配置されている。なお、弾性体40を構成する樹脂は、弾性体30を構成する樹脂と同様の物を用いることができる。
弾性体40を備えた複合管によると、被覆層20を伸縮させようとした場合に、例えば図10に示す中間層14を被覆層20と管体12との間に設置した比較例と比べて、被覆層20と弾性体40との間に発生する摩擦力が小さい。このため、図9(B)に示すように、被覆層20を伸縮しやすい。
また、図9(C)に示すように、被覆層20の伸縮に伴って弾性体40も弾性変形する場合がある。このような場合においても、図10の比較例と比べて、弾性体40と管体12との間に発生する摩擦力が小さいため、被覆層20を伸縮しやすい。さらに、弾性体40自体が、軸方向に波の間隔を狭める形で変形できるため、被覆層20がさらに変形し易い。
10 複合管、 12 管体、 20 被覆層、 22 山部、 24 谷部、
26 縮径部(保持機構)、 30 弾性体(保持機構)、 40 弾性体(保持機構)

Claims (2)

  1. 管状の管体と、
    管状とされて前記管体の外周を覆い、径方向外側へ凸となる環状の山部と径方向外側が凹となる環状の谷部とが、前記管体の軸方向に交互に形成されて軸方向に伸縮可能な蛇腹状とされた、樹脂材料で構成された被覆層と、
    前記被覆層の周方向又は軸方向の何れか一方に沿って延設され、他方に沿って間隔を空けて複数配置され、前記管体を前記被覆層の内部に保持する保持機構と、
    を有し、前記保持機構は、前記谷部が径方向内側へ突出した縮径部である、複合管。
  2. 管状の管体と、
    管状とされて前記管体の外周を覆い、径方向外側へ凸となる環状の山部と径方向外側が凹となる環状の谷部とが、前記管体の軸方向に交互に形成されて軸方向に伸縮可能な蛇腹状とされた、樹脂材料で構成された被覆層と、
    前記被覆層の周方向又は軸方向の何れか一方に沿って延設され、他方に沿って間隔を空けて複数配置され、前記管体を前記被覆層の内部に保持する保持機構と、
    を有し、前記保持機構は、前記谷部と前記管体との間に軸方向に沿って配置され、前記被覆層の周方向に振幅を持つ波状に形成された弾性体である、複合管。
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