JP6714368B2 - ダストカバー - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車のサスペンション機構を構成するショックアブソーバのピストンロッドなどを覆って、砂塵や水などの付着を防止するダストカバーに関するものである。
従来から、砂塵や水などといった異物の付着を防止するダストカバーが知られており、例えば、ショックアブソーバに装着されて、ピストンロッドのシリンダからの突出部分を覆うことで、ピストンロッドへの異物の付着を防止するため等に用いられている。ダストカバーは、例えば特開平10−331897号公報(特許文献1)に示されているように、全体として薄肉筒状とされており、外周に向けて凸となる環状の山部を複数連設してなる蛇腹部を備えることで、ピストンロッドのシリンダからの突出量に応じて軸方向に伸縮可能とされている。
ところで、ダストカバーは、ショックアブソーバの大きな伸縮に追従するために、蛇腹部の伸縮変形のストロークが大きいことが望ましく、伸長時の軸方向最大長さが長いとともに収縮時の軸方向最小長さが短いことが望ましい。
しかし、蛇腹部の伸縮変形のストロークを大きく確保しようとすると、蛇腹部の厚さや形状の誤差などに起因して、蛇腹部の圧縮時に蛇腹部に横力が作用し易くなって、蛇腹部の中間部分が径方向へ撓んで湾曲する胴曲がりが問題になる。特に、蛇腹部が樹脂で形成されている場合には、ゴム弾性体で形成されている場合に比して、圧縮に対する反力が大きくなり易く、作用する横力も大きくなり易いことから、胴曲がりが大きく生じ易くなる。
そこで、特許文献1のダストカバーでは、蛇腹部が各複数の山部を相互に異なるピッチで配した大ピッチ部と小ピッチ部を備えている。これによれば、圧縮時に小ピッチ部と大ピッチ部が段階的に収縮変形することにより、蛇腹部において変形する部分の実質的な長さが短くなって、胴曲がりが低減されるものと期待された。
しかしながら、特許文献1のように相互にピッチ寸法が異なる大ピッチ部と小ピッチ部を蛇腹部に設けて、それら大ピッチ部と小ピッチ部を段階的に変形させるだけでは、未だ十分ではなかった。即ち、小ピッチ部を蛇腹部全体に対して小さな軸方向寸法で設けると、大ピッチ部が長くなり過ぎて、大ピッチ部の変形時に蛇腹部の胴曲がりが発生し易くなるおそれがあった。一方、小ピッチ部を蛇腹部全体に対して大きな軸方向寸法で設けると、要求される蛇腹部の軸方向最大長さを実現するために必要な山部の数が多くなって、蛇腹部の軸方向最小長さが長くなってしまうという不具合があった。
特開平10−331897号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、蛇腹部の胴曲がりを防ぐことができる、新規な構造のダストカバーを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
すなわち、本発明の第一の態様は、外周へ向けて凸となる環状の山部を軸方向に複数連設した蛇腹部を備えていると共に、該山部が内周へ行くに従って軸方向外側へ傾斜する一組の傾斜壁部を備えているダストカバーであって、前記蛇腹部が中間領域の軸方向両側に上領域と下領域を連続して設けた構造を有しており、全ての前記山部における前記一組の傾斜壁部の傾斜角度が互いに同一とされていると共に、該中間領域の全ての前記山部において互いに同一とされた前記一組の傾斜壁部の該傾斜角度θ,θが、該上領域の全ての前記山部において互いに同一とされた前記一組の前記傾斜壁部の該傾斜角度α,αおよび該下領域の全ての前記山部において互いに同一とされた前記一組の前記傾斜壁部の該傾斜角度β,βよりも小さくされて、該中間領域の全ての前記山部における前記一組の傾斜壁部の該傾斜角度θ,θが、該上領域の全ての前記山部における前記一組の前記傾斜壁部の該傾斜角度α,αおよび該下領域の全ての前記山部における前記一組の前記傾斜壁部の該傾斜角度β,βよりも小さくされて、該蛇腹部に対する軸方向の圧縮入力時に該中間領域が該上領域および該下領域よりも優先的に軸方向で収縮するようにしたことを、特徴とする。
本発明の第一の態様に従う構造とされたダストカバーによれば、蛇腹部の軸方向中間に設けられる中間領域において山部の傾斜壁部の傾斜角度が小さくされていることにより、蛇腹部の収縮変形時の胴曲がりが中間領域において生じ難くなっている。
さらに、中間領域が上領域および下領域よりも優先的に収縮して、優先的に収縮した中間領域の撓み変形(胴曲がり)が小さくなることにより、中間領域における上領域および下領域との接続端の傾斜角度が小さくなる。これにより、上領域および下領域は、ショックアブソーバなどで支持される軸方向外端だけでなく、蛇腹部の軸方向外端から離れた中間領域との接続端においても、軸直平面に対する傾斜を制限されることから、上領域および下領域の胴曲がりが低減される。
しかも、中間領域が優先的に収縮することによって、上領域および下領域が大きく収縮する際には蛇腹部の実質的な有効長さが短くなっており、上領域および下領域の変形時に胴曲がりが生じ難くなると共に、胴曲がりの量も低減される。
このように、蛇腹部を構成する上中下の各領域でそれぞれ胴曲がりが低減されることから、蛇腹部全体の胴曲がりが効果的に低減されて、蛇腹部の他部材への干渉などが低減される。
また、上領域および下領域の中間領域との接続端において傾斜角度を制限することによる胴曲がりの低減効果は、中間領域を蛇腹部の狭い範囲に設けることによっても有効に発揮される。それ故、例えば軸方向幅寸法が大きな山部で構成される上領域と下領域を、蛇腹部の全長に対して大きな割合で設けることもできて、蛇腹部の伸縮ストロークを大きく確保することも可能となる。なお、本発明の第二の態様は、第一の態様に記載されたダストカバーにおいて、前記中間領域が、軸方向で互いに離れた複数箇所に設けられていると共に、各該中間領域の軸方向両側に連続して前記上領域と前記下領域が各々設けられているものである。
本発明の第の態様は、第一又は第二の態様に記載されたダストカバーにおいて、前記蛇腹部の最小内径寸法が前記中間領域と前記上領域と前記下領域において相互に同じとされていると共に、該蛇腹部の最大外径寸法が該中間領域と該上領域と該下領域において相互に同じとされているものである。
の態様によれば、蛇腹部に特別な厚さの変化などを設けることなく、傾斜壁部の傾斜角度が小さい中間領域を上領域および下領域に対して優先的に収縮させて、胴曲がりの低減効果を得ることができる。
本発明の第の態様は、第一〜第三の何れか一つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記中間領域における前記傾斜壁部の傾斜角度が25°以上且つ35°以下とされているものである。
の態様によれば、中間領域の伸縮ストロークを確保しながら、中間領域の胴曲がりを抑えた優先的な収縮を実現することができる。
本発明の第の態様は、第一〜第の何れか一つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記上領域における前記傾斜壁部の傾斜角度が35°以上且つ50°以下とされていると共に、前記下領域における前記傾斜壁部の傾斜角度が35°以上且つ50°以下とされているものである。
の態様によれば、上領域と下領域において伸縮ストロークを大きく確保しながら、上領域と下領域の伸縮変形を安定して生じさせることができる。
本発明の第の態様は、第一〜第の何れか一つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記中間領域が1つの前記山部によって構成されているものである。
の態様によれば、中間領域を最小数の山部で構成することにより、上領域および下領域を大きな割合で蛇腹部に設けることができて、蛇腹部の伸縮ストロークを大きく得ることができる。
本発明の第の態様は、第一〜第の何れか一つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記上領域の前記山部と前記下領域の前記山部が相互に同じとされているものである。
の態様によれば、上領域と下領域の各山部が伸縮変形時に同様の径寸法変化を生じることから、蛇腹部の内周のスペースと外周のスペースが他部材によって制限されている場合などにも各山部をスペース効率よく設けることができて、蛇腹部の伸縮ストロークを大きく得ることができる。
本発明の第の態様は、第一〜第の何れか一つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記山部の外周端部には外周へ向けて凹状に開口する環状の小谷部が形成されているものである。
の態様によれば、小谷部の変形によって蛇腹部の伸長状態での軸方向寸法をより大きく得ることができる。しかも、小谷部の径方向深さ寸法を軸方向で隣り合う山部間の谷の深さ寸法よりも小さくすれば、小谷部の内周端と山部の内周端との重なり合いによって蛇腹部の収縮状態での軸方向寸法が大きくなるのを防ぐことができて、蛇腹部の伸縮ストロークを大きく得ることができる。
本発明の第の態様は、第一〜第の何れか一つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記中間領域が前記蛇腹部を軸方向に3等分した中央部分の少なくとも一部に位置して設けられているものである。
の態様によれば、上領域および下領域の中間領域への接続端が、上領域および下領域の上下外端から離れた蛇腹部の軸方向中央部分に位置することで、上領域および下領域の胴曲がりがより効果的に低減される。
本発明によれば、中間領域における傾斜壁部の傾斜角度が、上領域における傾斜壁部の傾斜角度および下領域における傾斜壁部の傾斜角度よりも小さくされていると共に、中間領域が上領域および下領域に対して優先的に収縮するようになっていることから、蛇腹部の胴曲がりが低減される。
本発明の第一の実施形態としてのダストカバーの縦断面図。 図1のA部を示す要部拡大断面図。 図1に示すダストカバーの車両への装着状態の縦断面図。 本発明に係るダストカバーにおける胴曲がりの低減効果を説明する図であって、(a)が従来構造の蛇腹部を、(b)が本発明に係る蛇腹部を、それぞれ示す。 本発明の第二の実施形態としてのダストカバーの縦断面図。 本発明の第三の実施形態としてのダストカバーの縦断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の第一の実施形態としてのダストカバー10が示されている。以下の説明において、上下方向とは、原則として軸方向である図1中の上下方向を言う。
ダストカバー10は、全体として薄肉の筒形状を有しており、本実施形態では樹脂製とされている。ダストカバー10の形成材料としては、例えば、熱可塑性樹脂であるポリプロピレン(PP)にエチレン・プロピレンゴム(EPDM)を混合して分散化させたものが、耐候性や成形性等に優れることから好適に採用される。尤も、熱可塑性樹脂で形成する場合には、例えばポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂などが何れも採用され得る。また、ダストカバー10の成形方法としては、ブロー成形が好適に採用されるが、インジェクション成形も採用可能である。
また、ダストカバー10は、蛇腹部12を備えている。蛇腹部12は、外周へ向けて凸の山部14が軸方向上下に複数連続して一体形成された構造を有している。この山部14は、内周へ行くに従って軸方向外側へ傾斜するテーパ形状とされた一組の傾斜壁部16,16を備えており、略横転V字断面で全周に亘って連続して環状とされている。なお、本実施形態の蛇腹部12は、外周へ行くに従って次第に薄肉となっており、かかる肉厚の差がダストカバー10のブロー成形によって実現されている。
さらに、山部14の先端部分には、外周へ向けて開口する小谷部18が形成されている。小谷部18は、蛇腹部12の外周部分に形成されて、外周へ向けて拡開する略横転V字断面で全周に連続して設けられている。なお、小谷部18は、軸方向で隣り合う山部14,14の間に形成される谷部に比して、狭幅且つ浅底とされている。
ここにおいて、蛇腹部12は、上領域12aと下領域12bと中間領域12cの3つの領域で構成されている。上領域12aが複数の山部14aを一体で連設して構成されていると共に、下領域12bが複数の山部14bを一体で連設して構成されており、本実施形態では、上領域12aが略3.5個の山部14aで構成されていると共に、下領域12bが5個の山部14bで構成されている。なお、本実施形態において、上領域12aを構成する山部14aと下領域12bを構成する山部14bは、相互に略同じとされている。
一方、中間領域12cは、1つの山部14cによって構成されている。山部14cは、上領域12aの山部14aおよび下領域12bの山部14bに対して、最小内径寸法rおよび最大外径寸法Rが同じとされていると共に、軸方向の幅寸法pが山部14a,14bの軸方向幅寸法Pよりも小さくされている。そして、図2に示す中間領域12cの山部14cを構成する傾斜壁部16c,16cの軸直平面に対する傾斜角度θが、上領域12aの山部14aを構成する傾斜壁部16a,16aの軸直平面に対する傾斜角度αおよび下領域12bの山部14bを構成する傾斜壁部16b,16bの軸直平面に対する傾斜角度βよりも小さくされている(θ<α,θ<β)。
より好適には、中間領域12cの山部14cを構成する傾斜壁部16c,16cの軸直平面に対する傾斜角度θが、25°≦θ≦35°の範囲に設定される。また、山部14aを構成する傾斜壁部16a,16aの軸直平面に対する傾斜角度αが、好適には35°≦α≦50°の範囲に設定されると共に、山部14bを構成する傾斜壁部16b,16bの軸直平面に対する傾斜角度βが、好適には35°≦β≦50°の範囲に設定される。本実施形態では、上領域12aの山部14aと下領域12bの山部14bが互いに同じであることから、山部14aを構成する傾斜壁部16a,16aの傾斜角度αと山部14bを構成する傾斜壁部16b,16bの傾斜角度βが互いに同じ大きさとされている(α=β)。
さらに、中間領域12cは、蛇腹部12の軸方向中間に設けられていれば良いが、好適には、蛇腹部12を軸方向に3等分した中央部分に設けられている。要するに、中間領域12cは、蛇腹部12の軸方向両端から十分に離れた位置に設けられることが望ましく、特に蛇腹部12の胴曲がりにおいて大きく側方へ突出する蛇腹部12の軸方向中央に近い位置に設けられることが望ましい。
なお、中間領域12cの山部14cに形成された小谷部18cは、上領域12aの山部14aに形成された小谷部18aおよび下領域12bの山部14bに形成された小谷部18bに対して、径方向の深さ寸法が同じとされていると共に、軸方向の幅寸法が小さくされている。これにより、小谷部18cの軸方向両側の壁部は、小谷部18aおよび小谷部18bの軸方向両側の壁部よりも小さな傾斜角度で広がっている。
そして、中間領域12cの軸方向上方に上領域12aが連続して設けられていると共に、中間領域12cの軸方向下方に下領域12bが連続して設けられており、上領域12aの下端と下領域12bの上端が中間領域12cに一体で接続されている。
また、蛇腹部12の軸方向上方には、上取付部26が連続して設けられている。上取付部26は、全体として略円筒形状とされていると共に、軸方向中間部分には係合溝28が形成されている。係合溝28は、外周面に開口して全周に亘って延びる凹溝であって、上取付部26が係合溝28の形成部分で部分的に小径となっている。
一方、蛇腹部12の軸方向下方には、下取付部30が形成されている。下取付部30は、全体として略円筒形状とされており、軸方向の中間部分において内周面に開口する周溝32が形成されている。更に、下取付部30の周方向の複数箇所には、拡径部34が形成されている。拡径部34は、外周へ向けて突出しており、突出先端に向けて次第に周方向狭幅となる山形断面で軸方向に略直線的に延びている。本実施形態の拡径部34は、周方向で略等間隔に配置されて放射状に設けられている。
そして、ダストカバー10は、図3に示すように、上取付部26がコイルスプリング36の上端部を支持する図示しないスプリング受部材に取り付けられると共に、下取付部30がショックアブソーバ38に取り付けられて、車両に装着されるようになっている。
スプリング受部材の構造は、特に限定されるものではなく、各種の公知構造が適用されることから、ここではスプリング受部材全体の図示を省略したが、例えば、ショックアブソーバ38のピストンロッド44(後述)に取り付けられて、コイルスプリング36の上端を支持する図示しないスプリングシートと、コイルスプリング36とスプリングシートの間に配される同じく図示しないシートラバーとを、備えている。そして、スプリング受部材に設けられた取付金具40が、ダストカバー10の上取付部26に形成された係合溝28に差し入れられて係合されることにより、ダストカバー10の上端部がスプリング受部材に取り付けられるようになっている。
ショックアブソーバ38は、シリンダ42からピストンロッド44が上方へ延び出した構造を有しており、シリンダ42の上端部を構成するシリンダキャップ46を備えている。このシリンダキャップ46には外周へ向けて突出する係止突部48が設けられており、係止突部48がダストカバー10の下取付部30に形成された周溝32に嵌め入れられることにより、ダストカバー10の下端部がシリンダ42に取り付けられるようになっている。
このように、ダストカバー10は、上端部がスプリング受部材を介してピストンロッド44に取り付けられるようになっていると共に、下端部がシリンダ42に取り付けられるようになっており、ショックアブソーバ38の伸縮(ピストンロッド44のシリンダ42からの露出長さの変化)に応じてダストカバー10が伸縮変形せしめられるようになっている。
すなわち、ダストカバー10の蛇腹部12は、傾斜壁部16,16の傾斜角度が変化するように各山部14が変形することにより、軸方向に伸縮可能とされている。更に、本実施形態では、小谷部18が軸方向両側壁部の傾斜角度が変化するように変形することによっても、蛇腹部12の伸縮変形が生じるようになっており、蛇腹部12の伸縮変形量(伸縮ストローク)がより大きく確保されている。また、小谷部18の内周端部が山部14の内周端部よりも径方向外側に位置しており、それら小谷部18の内周端部と山部14の内周端部が軸方向で重なり合うのが回避されることから、蛇腹部12の最収縮状態での軸方向寸法(最小軸方向寸法)が小さくなっている。
また、図3に示すダストカバー10の車両への装着状態において、蛇腹部12は、車体重量の分担支持荷重によるショックアブソーバ38の収縮によって、図1に示す単体での非荷重入力状態に比して軸方向に圧縮されている。
この図3にも示されているように、蛇腹部12では、軸方向の圧縮荷重入力に対して、中間領域12cが上領域12aおよび下領域12bよりも優先的に収縮するようになっている。即ち、中間領域12cを構成する山部14cの傾斜壁部16c,16cは、上領域12aを構成する山部14aの傾斜壁部16a,16aおよび下領域12bを構成する山部14bの傾斜壁部16b,16bよりも傾斜角度が小さくされていると共に、厚さなどが略同じとされており、軸方向の圧縮荷重入力に対してより変形し易くなっている。これにより、ショックアブソーバ38の収縮時には、山部14cが山部14a,14bよりも優先的に折り畳まれて中間領域12cの座屈(胴曲がり)が防止された状態で、上領域12aと下領域12bが更に収縮するようになっている。特に、大きな圧縮に対しては、中間領域12cが上領域12aおよび下領域12bよりも先に最収縮状態まで収縮して、中間領域12cの伸縮が略阻止された状態で上領域12aおよび下領域12bが収縮するようになっている。
このように中間領域12cが上領域12aおよび下領域12bよりも優先的に収縮することにより、蛇腹部12の座屈状の撓み変形(胴曲がり)が低減乃至は防止されるようになっている。即ち、中間領域12cが優先的に収縮した状態では中間領域12cの変形が制限されることから、ショックアブソーバ38による拘束部分から離れた上領域12aの下端および下領域12bの上端が、中間領域12cによって拘束される。それ故、中間領域の変形が許容された従来構造に比して、上領域12aおよび下領域12bの側方への撓み変形量が制限されて、蛇腹部12の胴曲がりが小さくなる。
特に、中間領域12cが上領域12aおよび下領域12bよりも先に最収縮状態まで圧縮されると、中間領域12cの伸縮変形がそれ以上はほとんど許容されなくなって形状が安定することから、上領域12aの下端と下領域12bの上端が中間領域12cによって有効に拘束されて、胴曲がりが効果的に防止される。
なお、このような本実施形態に係るダストカバー10の胴曲がりの低減効果は、山部14の形状が上領域12aおよび下領域12bとは異なる中間領域12cを設けたことによる蛇腹部12の変形態様の変化に基づいて発揮されると考えられる。そこで、比較例としての従来構造の蛇腹部100の変形態様と、実施例としての本発明に係る蛇腹部12の変形態様との違いについて、それら蛇腹部100,12を概略的に示した図4を参照しながら以下に説明する。なお、比較例の蛇腹部100は、全長に亘って一定形状の山部が連続して設けられた構造とされており、上領域100aおよび下領域100bの山部と中間領域100cの山部が相互に同じとされている。また、図4では、見易さのために小谷部18が省略されている。さらに、図4では、変形態様を理解し易いように、収縮変形前の初期状態の蛇腹部100,12が二点鎖線で仮想的に図示されている。
すなわち、図4(a)に示す従来構造の蛇腹部100では、軸方向の圧縮力が作用すると、上領域100aと下領域100bだけでなく、上領域100aおよび下領域100bと同じ山部で構成された中間領域100cも側方へ撓むように変形し得る。従って、蛇腹部100では、中間領域100cの撓み変形によっても胴曲がりが生じると共に、中間領域100cの軸方向両端が軸直平面に対して大きく傾斜して、上領域100aと下領域100bの撓み変形による胴曲がりがより大きくなるおそれがある。一方、図4(b)に示す本実施形態に係る蛇腹部12では、軸方向の圧縮力が作用すると、中間領域12cが大きく撓むことなく上下に収縮すると共に、中間領域12cの軸方向両端が軸直平面に対する傾斜を抑えられて、上領域12aの下端と下領域12bの上端の各傾斜が中間領域12cによって制限される。このようにして、実施例に係る蛇腹部12の側方への撓み変形量dが、比較例に係る蛇腹部100の側方への撓み変形量Dに比して小さくなる。
このように、本実施形態に従う構造とされたダストカバー10では、中間領域12cが上領域12aおよび下領域12bよりも優先的に収縮すると共に、中間領域12cの傾斜壁部16cの傾斜角度θが、上領域12aの傾斜壁部16aの傾斜角度αおよび下領域12bの傾斜壁部16bの傾斜角度βよりも小さくされていることによって、上領域12aおよび下領域12bの撓み変形による胴曲がりが低減される。しかも、中間領域12cは、小さな反力で容易に収縮することから、中間領域12cの胴曲がりも回避される。
また、上領域12aの傾斜壁部16aと下領域12bの傾斜壁部16bは、中間領域12cの傾斜壁部16cよりも軸直平面に対する傾斜角度を大きくされていることから、上領域12aと下領域12bでは少ない山部14によって軸方向の長さが長く確保されている。これにより、上領域12aと下領域12bでは、伸長時の軸方向最大長さが長くされていると共に、傾斜壁部16の軸方向への重なりによって設定される収縮時の軸方向最小長さが短くされており、大きな伸縮ストロークが実現されている。
しかも、本実施形態では、中間領域12cを構成する軸方向寸法の小さい山部14cが1つだけ設けられた構造とされており、蛇腹部12において上領域12aと下領域12bの割合が大きくされていることから、蛇腹部12の伸縮ストロークがより効率的に大きくされている。
また、本実施形態では、上領域12aの山部14aと下領域12bの山部14bが相互に同じ形状とされていることから、蛇腹部12の内周と外周の各スペースが他部材によって制限されている場合などにも、上領域12aの山部14aおよび下領域12bの山部14bの伸縮ストロークや変形特性などを、何れも最も効率的に設定することができる。
また、中間領域12cが蛇腹部12の軸方向全長に対して中央の1/3の領域に配されていることから、ショックアブソーバ38によって拘束される蛇腹部12の上下端から離れた位置で、上領域12aおよび下領域12bが優先的に変形した中間領域12cによって拘束され得て、上領域12aおよび下領域12bの撓みによる胴曲がりを防止する効果が有利に発揮される。
また、中間領域12cの山部14cを構成する傾斜壁部16c,16cの傾斜角度θが25°≦θ≦35°の範囲に設定されることにより、中間領域12cにおいて軸方向圧縮入力に対する変形を容易に生ぜしめながら、中間領域12cの伸縮ストロークを大きく確保することができる。
さらに、上領域12aの山部14aを構成する傾斜壁部16a,16aの傾斜角度αが35°≦α≦50°の範囲に設定されると共に、下領域12bの山部14bを構成する傾斜壁部16b,16bの傾斜角度βが35°≦β≦50°の範囲に設定されることにより、それら上領域12aと下領域12bの伸縮ストロークを大きく確保しながら、上領域12aと下領域12bの伸縮変形を安定して生じさせることができると共に、上領域12aと下領域12bの伸縮時の内外径寸法の変化量が大きくなり過ぎるのも回避される。
図5には、本発明の第二の実施形態としてのダストカバー50が示されている。このダストカバー50は蛇腹部52を備えており、蛇腹部52が上領域52aと下領域52bと中間領域52cによって構成されている。なお、以下の説明において、第一の実施形態と実質的に同一であると把握される部材および部位については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
より詳細には、上領域52aは、第一の実施形態の上領域12aと略同じであって、複数の山部14aが軸方向に連続して設けられた構造とされている。一方、下領域52bは、第一の実施形態の下領域12bに比して山部14bの数が少なくされており、3つの山部14b,14b,14bが軸方向に連続して設けられた構造とされている。
中間領域52cは、複数の山部14cが軸方向に連続して設けられた構造とされており、本実施形態では4つの山部14c,14c,14c,14cを軸方向に連設した構造とされている。要するに、本実施形態の蛇腹部52は、第一の実施形態の蛇腹部12に比して、軸方向で中間領域52cの割合が大きくされていると共に、下領域52bの割合が小さくされている。
このような本実施形態に係るダストカバー50によれば、中間領域52cの優先的な収縮によって蛇腹部52の有効長さがより短くなることから、上領域12aおよび下領域52bの収縮時に蛇腹部52の胴曲がりが発生し難くなる。更に、第一の実施形態に比して軸方向の広い範囲に設けられた中間領域52cは、山部14cを構成する傾斜壁部16cの傾斜角度θが小さくされて容易に収縮するようになっていることから、中間領域52cの収縮時にも胴曲がりは発生し難い。
図6には、本発明の第三の実施形態としてのダストカバー60が示されている。このダストカバー60は、蛇腹部62を備えている。
より詳細には、蛇腹部62は、第一の領域62dと第二の領域62eと第三の領域62fを備えており、第一の領域62dと第二の領域62eの間に第一の中間領域62gが設けられていると共に、第二の領域62eと第三の領域62fの間に第二の中間領域62hが設けられている。
第一の領域62dは、複数の山部14dを軸方向に連続して設けた構造を有している。山部14dは、第一の実施形態における山部14a(14b)と略同じであって、傾斜壁部16a,16a(16b,16b)および小谷部18a(18b)と略同じ構造の傾斜壁部16d,16dおよび小谷部18dを備えている。また、第二の領域62eは、複数の山部14eを軸方向に連設した構造を有しており、山部14eは、山部14dと略同じとされて、傾斜壁部16d,16dおよび小谷部18dと略同じ構造の傾斜壁部16e,16eおよび小谷部18eを備えている。また、第三の領域62fは、複数の山部14fを軸方向に連設した構造を有しており、山部14fは、山部14dと略同じとされて、傾斜壁部16d,16dおよび小谷部18dと略同じ構造の傾斜壁部16f,16fおよび小谷部18fを備えている。
一方、第一の中間領域62gは、1つの山部14gによって構成されている。山部14gは、第一の実施形態における山部14cと略同じとされており、傾斜壁部16c,16cおよび小谷部18cと略同じ構造の傾斜壁部16g,16gおよび小谷部18gを備えている。第二の中間領域62hは、1つの山部14hによって構成されており、山部14hは、第一の中間領域62gの山部14gと略同じとされて、傾斜壁部16c,16cおよび小谷部18cと略同じ構造の傾斜壁部16h,16hおよび小谷部18hを備えている。
また、第一の領域62dが第一の中間領域62gに対する上領域とされていると共に、第二の領域62eが第一の中間領域62gに対する下領域とされており、第一の中間領域62gの傾斜壁部16gの傾斜角度θ1 は、第一の領域62dの傾斜壁部16dの傾斜角度α1 と、第二の領域62eの傾斜壁部16eの傾斜角度β1 の何れよりも小さくされている(θ1 <α1 ,θ1 <β1 )。
さらに、第二の領域62eが第二の中間領域62hに対する上領域とされていると共に、第三の領域62fが第二の中間領域62hに対する下領域とされており、第二の中間領域62hの傾斜壁部16hの傾斜角度θ2 は、第二の領域62eの傾斜壁部16eの傾斜角度α2 (=β1 )と、第三の領域62fの傾斜壁部16fの傾斜角度β2 の何れよりも小さくされている(θ2 <α2 =β1 ,θ2 <β2 )。なお、第二の領域62eは、第一の中間領域62gに対して下領域とされていると共に、第二の中間領域62hに対しては上領域とされている。
また、蛇腹部62の軸方向での圧縮時には、第一の中間領域62gが第一の領域62dおよび第二の領域62eよりも優先的に収縮するようになっていると共に、第二の中間領域62hが第二の領域62eおよび第三の領域62fよりも優先的に収縮するようになっている。
このような本実施形態に従う構造とされたダストカバー60においても、第一の実施形態に係るダストカバー10と同様に、圧縮時の胴曲がりが低減されている。
すなわち、第一の中間領域62gの傾斜壁部16gと、第二の中間領域62hの傾斜壁部16hが、第一〜第三の領域62d〜62fの傾斜壁部16d〜16fよりも傾斜角度を小さくされていることから、軸方向の圧縮力に対して第一,第二の中間領域62g,62hがスムーズに折り畳まれて胴曲がりを生じ難くなっている。
また、第一〜第三の領域62d〜62fの収縮変形時には、第一の領域62dの下端と第二の領域62eの上端および下端と第三の領域62fの上端とが、優先的に収縮した第一,第二の中間領域62g,62hによって拘束される。その結果、第一〜第三の領域62d〜62fの側方への撓み変形量がそれぞれ小さくなって、蛇腹部62の胴曲がりが低減される。
本実施形態のダストカバー60では、蛇腹部62の軸方向中間の2箇所に中間領域62g,62hが設けられていることから、それら中間領域62g,62hによって区分された第一〜第三の領域62d〜62fの各軸方向長さが短くなっており、それら第一〜第三の領域62d〜62fにおける側方への撓みがそれぞれ小さくされている。また、中間領域62g,62hが優先的に収縮することによって、第一〜第三の領域62d〜62fの収縮時には蛇腹部62の有効長さがより短くされることから、蛇腹部62の胴曲がりが低減される。
また、第一,第二の中間領域62g,62hの両方が蛇腹部62を軸方向で3等分した中央部分に設けられていれば、優先的に変形した第一,第二の中間領域62g,62hによって第一〜第三の領域62d〜62fの撓みが効果的に防止される。
なお、第一〜第三の領域62d〜62fの山部14d〜14fは、互いに異なる形状や大きさであっても良く、山部14d〜14fの傾斜壁部16d〜16fの傾斜角度は相互に異なっていても良い。また、第一,第二の中間領域62g,62hの山部14g,14hは、互いに異なる形状や大きさであっても良く、山部14g,14hの傾斜壁部16g,16hの傾斜角度は相互に異なっていても良い。また、中間領域は、蛇腹部の3か所以上に設けられていても良い。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、上領域を構成する複数の山部は、全てが同じものではなくても良く、形や大きさ等が異なる複数種類の山部を組み合わせて上領域を構成することもできる。このことは、下領域および中間領域についても同様である。
また、各領域の具体的な山部の数や形状、大きさ等は、あくまでも例示であって、蛇腹部に要求される最大軸方向長さや最小軸方向長さなどに基づいて適宜に変更され得る。更に、山部において小谷部は必須ではなく、省略可能である。
また、傾斜壁部の全体が一様な傾斜角度で傾斜していなくても良く、例えば、特開2015−55298号公報に開示されているように、傾斜壁部の外周部分の傾斜角度が、傾斜壁部の内周部分の傾斜角度よりも小さくされ得る。この場合には、中間領域の傾斜壁部の最大傾斜角度が、上領域の傾斜壁部および下領域の傾斜壁部の最小傾斜角度よりも小さいことが望ましい。
また、中間領域における傾斜壁部の傾斜角度が上領域における傾斜壁部の傾斜角度および下領域における傾斜壁部の傾斜角度よりも小さくされていることに加えて、中間領域における傾斜壁部の厚さを上領域および下領域における傾斜壁部の厚さよりも小さくするなどして、中間領域が上領域および下領域よりも優先して収縮し易くなるようにしても良い。
10:ダストカバー、12,52,62:蛇腹部、12a,52a:上領域、12b,52b:下領域、12c,52c:中間領域、14:山部、16:傾斜壁部、18:小谷部、62d:第一の領域(上領域)、62e:第二の領域(上領域、下領域)、62f:第三の領域(下領域)、62g:第一の中間領域(中間領域)、62h:第二の中間領域(中間領域)

Claims (9)

  1. 外周へ向けて凸となる環状の山部を軸方向に複数連設した蛇腹部を備えていると共に、該山部が内周へ行くに従って軸方向外側へ傾斜する一組の傾斜壁部を備えているダストカバーであって、
    前記蛇腹部が中間領域の軸方向両側に上領域と下領域を連続して設けた構造を有しており、
    全ての前記山部における前記一組の傾斜壁部の傾斜角度が互いに同一とされていると共に、
    該中間領域の全ての前記山部において互いに同一とされた前記一組の傾斜壁部の該傾斜角度θ,θが、該上領域の全ての前記山部において互いに同一とされた前記一組の前記傾斜壁部の該傾斜角度α,αおよび該下領域の全ての前記山部において互いに同一とされた前記一組の前記傾斜壁部の該傾斜角度β,βよりも小さくされて、該蛇腹部に対する軸方向の圧縮入力時に該中間領域が該上領域および該下領域よりも優先的に軸方向で収縮するようにしたことを特徴とするダストカバー。
  2. 前記中間領域が、軸方向で互いに離れた複数箇所に設けられていると共に、各該中間領域の軸方向両側に連続して前記上領域と前記下領域が各々設けられている請求項1に記載のダストカバー。
  3. 前記蛇腹部の最小内径寸法が前記中間領域と前記上領域と前記下領域において相互に同じとされていると共に、該蛇腹部の最大外径寸法が該中間領域と該上領域と該下領域において相互に同じとされている請求項1又は2に記載のダストカバー。
  4. 前記中間領域における前記傾斜壁部の傾斜角度が25°以上且つ35°以下とされている請求項1〜3の何れか一項に記載のダストカバー。
  5. 前記上領域における前記傾斜壁部の傾斜角度が35°以上且つ50°以下とされていると共に、前記下領域における前記傾斜壁部の傾斜角度が35°以上且つ50°以下とされている請求項1〜4の何れか一項に記載のダストカバー。
  6. 前記中間領域が1つの前記山部によって構成されている請求項1〜5の何れか一項に記載のダストカバー。
  7. 前記上領域の前記山部と前記下領域の前記山部が相互に同じとされている請求項1〜6の何れか一項に記載のダストカバー。
  8. 前記山部の外周端部には外周へ向けて凹状に開口する環状の小谷部が形成されている請求項1〜7の何れか一項に記載のダストカバー。
  9. 前記中間領域が前記蛇腹部を軸方向に3等分した中央部分の少なくとも一部に位置して設けられている請求項1〜8の何れか一項に記載のダストカバー。
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