JP7273982B2 - 共役ジエン系グラフト重合体、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
[1](A-1)下記式(I)で表される活性末端重合体(以下、この重合体を活性末端重合体(I)と称する。)と
P-X (I)
(式(I)中、Pは共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体鎖を示し、Xはアニオン重合の活性末端を示す)、
下記式(II)で示される官能基を含む部分を分岐鎖として有する官能基変性共役ジエン系重合体(以下、この重合体を官能基変性共役ジエン系重合体(F)と称する。)とを反応させて共役ジエン系グラフト重合体を作製する工程
1≦n≦N-1 (1)
nが2以上の場合、Vは同一でも異なっていてもよく、N-n-1が2以上の場合、R1は同一でも異なっていてもよく、分岐鎖が主鎖に対し、複数含まれる場合には、Zは同一でも異なっていてもよい。);および
(B)得られた共役ジエン系グラフト重合体を回収する工程;
を含む、共役ジエン単位を含む重合体からなる主鎖(a)に、分岐点である価数が3以上のヘテロ原子Zを介して、共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体からなる側鎖(b)が結合した共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
[2]さらに、工程(B)の前において、
(A-2)前記共役ジエン系グラフト重合体中のアルコキシ基および水酸基からなる群より選ばれる少なくとも1つの残存する官能基の少なくとも一部を不活性化する工程;を含む、[1]に記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
[3]前記式(II)中のZがSiである、[1]または[2]に記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
[4]前記式(II)中の官能基Vがアルコキシ基である、[1]~[3]のいずれかに記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
[5]1つの分岐点に対して結合する側鎖(b)の平均本数が0.5本以上である、[1]~[4]のいずれかに記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
分岐点である価数が3以上のヘテロ原子1つを介して、共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体からなる側鎖(b)が結合した共役ジエン系グラフト重合体であり、
前記主鎖(a)は、直接または連結鎖を通じて分岐点と結合し、
前記側鎖(b)は直接分岐点に結合しており、
前記ヘテロ原子がSi、およびBからなる群より選ばれる少なくとも1つであり、
ハロゲン含有量が1000ppm以下である共役ジエン系グラフト重合体。
[7][1]~[5]のいずれかに記載の製造方法により得られる[6]に記載の共役ジエン系グラフト重合体。
[8]前記分岐点のヘテロ原子がSiである、[6]または[7]に記載の共役ジエン系グラフト重合体。
[9]1つの分岐点に対して直接結合する側鎖(b)の平均本数が0.5本以上である、[6]~[8]のいずれかに記載の共役ジエン系グラフト重合体。
[10][6]~[9]のいずれかに記載の共役ジエン系グラフト重合体を含有する、重合体組成物。
[11][10]に記載の重合体組成物を成形してなる成形品。
(式(I)中、Pは共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体鎖を示し、Xはアニオン重合の活性末端を示す。)
1≦n≦N-1 (1)
nが2以上の場合、Vは同一でも異なっていてもよく、N-n-1が2以上の場合、R1は同一でも異なっていてもよく、分岐鎖が主鎖に対し、複数含まれる場合には、Zは同一でも異なっていてもよい。);および
(B)得られた共役ジエン系グラフト重合体を回収する工程
上記工程(A-1)で活性末端重合体(I)は、公知の重合方法を用いて製造することができる。例えば、重合末端に不活性な溶媒中、アニオン重合可能な活性金属または活性金属化合物を開始剤として、必要に応じて極性化合物の存在下で、単量体をアニオン重合させることにより、活性末端重合体(I)を得ることができる。
活性末端重合体(I)のPを構成し得る共役ジエン単位の比率は特に制限されず、目的に応じて設計することが可能であるが、50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましく、70質量%以上であることが特に好ましく、100質量%であってもよい。共役ジエン単位の比率が50質量%以上であると、得られる共役ジエン系グラフト重合体の加工性が向上する傾向にある。
上記ラジカル発生剤は、1種単独で用いられても、2種以上併用されてもよい。
上記有機溶媒は、1種単独で用いられても、2種以上併用されてもよい。
この時に用いる好ましい老化防止剤としては、例えば、2,6-ジt-ブチル-4-メチルフェノール(BHT)、2,2'-メチレンビス(4-メチル-6-t-ブチルフェノール)、4,4'-チオビス(3-メチル-6-t-ブチルフェノール)、4,4'-ブチリデンビス(3-メチル-6-t-ブチルフェノール)(AO-40)、3,9-ビス[1,1-ジメチル-2-[3-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]-2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン(AO-80)、2,4-ビス[(オクチルチオ)メチル]-6-メチルフェノール(Irganox1520L)、2,4-ビス[(ドデシルチオ)メチル]-6-メチルフェノール(Irganox1726)、2-[1-(2-ヒドロキシ-3,5-ジt-ペンチルフェニル)エチル]-4,6-ジt-ペンチルフェニルアクリレート(SumilizerGS)、2-tブチル-6-(3-t-ブチル-2-ヒドロキシ-5-メチルベンジル)-4-メチルフェニルアクリレート(SumilizerGM)、6-t-ブチル-4-[3-(2,4,8,10-テトラ-t-ブチルジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン-6-イルオキシ)プロピル]-2-メチルフェノール(SumilizerGP)、亜りん酸トリス(2,4-ジt-ブチルフェニル)(Irgafos168)、ジオクタデシル3,3'-ジチオビスプロピオネート、ヒドロキノン、p-メトキシフェノール、N-フェニル-N'-(1,3-ジメチルブチル)-p-フェニレンジアミン(ノクラック6C)、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート(LA-77Y)、N,N-ジオクタデシルヒドロキシルアミン(IrgastabFS042)、ビス(4-t-オクチルフェニル)アミン(Irganox5057)などが挙げられる。上記老化防止剤は、1種単独で用いられても、2種以上併用されてもよい。
ヒドロシリル化の際の選択性の面から、0価の白金錯体が好ましく、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン錯体のトルエンまたはキシレン溶液がより好ましい。
(官能基変性共役ジエン系重合体(F)1分子あたりの上記式(II)中の官能基Vの平均個数)=[(数平均分子量Mn)/(スチレン単位の分子量)×(共役ジエンおよび必要に応じて含まれる共役ジエン以外の他の単量体単位の平均分子量)]/(官能基Vの官能基当量) (3)
また、カップリング反応の際に添加剤としてルイス塩基を加えてもよい。ルイス塩基としては、例えば、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル類;トリエチルアミン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン、N-メチルモルホリン等のアミン類などが挙げられる。これらルイス塩基は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(カップリング率(%))=[{(全てのピーク面積の総和)-(活性末端重合体(I)に由来する成分のピーク面積)}/(全てのピーク面積の総和)]×100 (4)
本発明の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法は、上記分岐点に直接結合する官能基(c)の個数を所望の範囲に調整するために、工程(A-1)の後に、
(A-2)前記共役ジエン系グラフト重合体中のアルコキシ基および水酸基からなる群より選ばれる少なくとも1つの残存する官能基(未反応で存在する官能基V)の少なくとも一部を不活性化する工程(以下、不活性化工程と称する);
を含むことが好ましい一態様である。
回収工程(B)で加えられる水や酸により、得られる共役ジエン系グラフト重合体に含まれるアルコキシ基が反応して水酸基を生成し比較的多くの水酸基が含まれるようになると、これら多量の水酸基同士が縮合反応を起こしやすくなると考えられるため、不活性化工程(A-2)は、回収工程(B)よりも前に行うことが好ましい。
本発明の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法は、
(B)得られた共役ジエン系グラフト重合体を回収する工程;
を含む。
本発明の共役ジエン系グラフト重合体は、共役ジエン単位を含む重合体からなる主鎖(a)を有する。なお、本発明の共役ジエン系グラフト重合体に含まれる主鎖とは、官能基変性共役ジエン系重合体(F)における主鎖と同様、主鎖を構成する共役ジエン単位を含む全単量体単位に由来する部分全体を指す。
本発明の共役ジエン系グラフト重合体は、共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体からなる側鎖(b)を有する。
本発明で得られる共役ジエン系グラフト重合体は、主鎖(a)に、分岐点である価数が3以上のヘテロ原子1つを介して、側鎖(b)が結合している。
0≦m≦N-1, 0≦n≦N-1 (5)
mが2以上の場合、Pは同一でも異なっていてもよく、nが2以上の場合、Vは同一でも異なっていてもよく、N-m-n-1が2以上の場合、R3は同一でも異なっていてもよく、側鎖が主鎖に対し、複数含まれる場合には、Z1は同一でも異なっていてもよい。ただし、本発明の共役ジエン系グラフト重合体に含まれる少なくとも1つの分岐点(Z1)においてはP(側鎖(b))が結合している必要がある。この場合、共役ジエン系グラフト重合体は、後述する式(2)の関係を満たす。また、本発明の共役ジエン系グラフト重合体では、主鎖1本に対して1本以上の側鎖があればよいため、側鎖が結合していないZ1(mが0であるZ1)が含まれ得るが、その場合もZ1を分岐点と定義する。
N-1≧B+C, B>0 (2)
N-1≧B+C, B>0, C>0 (2')
(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの上記分岐点に直接結合する官能基(c)の平均個数X)=(共役ジエン系グラフト重合体に含まれる分岐点1つあたりの官能基(c)の平均個数)×(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの分岐点の平均個数Y) (6)
(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの分岐点の平均個数Y)=[(ヘテロ原子の含量(wt%))/100]×[(数平均分子量Mn)/(スチレン単位の分子量)×(共役ジエンおよび必要に応じて含まれる共役ジエン以外の他の単量体単位の平均分子量)]/(ヘテロ原子の原子量) (7)
(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの上記分岐点に直接結合する側鎖(b)の平均本数W)=(側鎖(b)となる活性末端重合体(I)の活性末端あたりの仕込み量(モル数))/(官能基変性共役ジエン系重合体(F)の仕込み量(モル数)) (8)
上記(W/Y)が1以下であると、共役ジエン系グラフト重合体の流動性が低下し、加工性と力学特性のバランスに劣る傾向がある。
(i)主鎖(a)となる重合体の分子量が、側鎖(b)となる重合体の分子量と異なる。
(ii)主鎖(a)となる重合体の単量体単位の種類または種類の組み合わせが、側鎖(b)となる重合体の単量体単位の種類または種類の組み合わせと異なる。
(iii)主鎖(a)および側鎖(b)が、それぞれ複数の同一種の単量体単位を含んでいる場合、主鎖(a)となる重合体の単量体単位組成比が側鎖(b)となる重合体の単量体単位組成比と異なる。
(iv)主鎖(a)および側鎖(b)が、それぞれ共役ジエン単位を含んでいる場合、主鎖(a)となる重合体の共役ジエン単位のビニル含量が、側鎖(b)となる重合体の共役ジエン単位のビニル含量と異なる。
本発明の重合体組成物は、本発明の共役ジエン系グラフト重合体(以下共役ジエン系グラフト重合体(α)とも称する。)を含む。また上記重合体組成物は、さらに共役ジエン系グラフト重合体(α)以外の他の重合体(β)を含んでもよい。他の重合体(β)は、熱可塑性重合体(β1)であっても、硬化性重合体(β2)であってもよい。
例えば、他の重合体(β)が硬化性重合体(β2)の場合、かかる添加剤としては、硬化剤、硬化促進剤、公知のゴム、熱可塑性エラストマー、コア-シェル粒子等の衝撃改質剤、充填剤(シリカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等の無機粒子など)、難燃剤、消泡剤、顔料、染料、酸化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤などが挙げられる。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって、共役ジエン系グラフト重合体、およびその製造の各段階における重合体の重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)、および分子量分布(Mw/Mn)を標準ポリスチレン換算で求めた。
装置:東ソー株式会社製 GPC装置「HLC-8220」
分離カラム:東ソー株式会社製 「TSKgel SuperMultiporeHZ-M(カラム径=4.6mm、カラム長=15cm)」(2本を直列に繋いで使用)
溶離液:テトラヒドロフラン
溶離液流量:0.35mL/分
カラム温度:40℃
検出方法:示差屈折率(RI)
注入量:10μl
濃度:1mg/1cc(共役ジエン系グラフト重合体/THF)
1H-NMRによって、共役ジエン系グラフト重合体、およびその製造の各段階における重合体のビニル含量、およびスチレン単位含有量を算出した。得られたスペクトルのビニル化された共役ジエン単位由来の二重結合のピークと、ビニル化されていない共役ジエン単位由来の二重結合のピークとの面積比からビニル含量を算出し、スチレン単位に由来する芳香環のピークと、共役ジエン単位由来の二重結合のピークとの面積比からスチレン単位含有量を算出した。
装置:日本電子株式会社製核磁気共鳴装置 「JNM-ECX400」
溶媒:重クロロホルム
測定温度:50℃
積算回数:1024回
共役ジエン系グラフト重合体、および官能基変性共役ジエン系重合体(F)1分子あたりのSi原子(分岐点)の平均個数Yは、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)により測定した重合体のSi含量(質量%)と標準ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)を用いて下式より求める。
(重合体1分子あたりのSi原子の平均個数)=[(Si含量(質量%))/100]×[(数平均分子量Mn)/(スチレン単位の分子量)×(共役ジエンおよび必要に応じて含まれる共役ジエン以外の他の単量体単位の平均分子量)]/Siの原子量
実施例15に関しては、同様の手法により重合体1分子あたりのB原子(分岐点)の平均個数Yを求めた。
共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの側鎖(b)の平均本数Wは、上述したカップリング工程における、共役ジエン系グラフト重合体の側鎖(b)の構成要素となる活性末端重合体(I)の活性末端あたりの仕込み量(モル数)と官能基変性共役ジエン系重合体(F)の仕込み量(モル数)を用いて下式より求める。
(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの側鎖(b)の平均本数W)=(側鎖(b)の構成要素となる活性末端重合体(I)の活性末端あたりの仕込み量(モル数))/(官能基変性共役ジエン系重合体(F)の仕込み量(モル数))
共役ジエン系グラフト重合体に含まれる1つのSi原子(分岐点)に対する側鎖(b)の平均本数(W/Y)は、上記共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの側鎖(b)の平均本数Wと上記共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりのSi原子の平均個数Yを用いて下式より求める。
(共役ジエン系グラフト重合体に含まれるSi原子あたりの側鎖(b)の平均本数(W/Y))=(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの側鎖(b)の平均本数W)/(共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりのSi原子の平均個数Y)
実施例15に関しては、上記共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりの側鎖(b)の平均本数Wと上記共役ジエン系グラフト重合体1分子あたりのB原子の平均個数Yを用いて共役ジエン系グラフト重合体に含まれるB原子(分岐点)あたりの側鎖(b)の平均本数(W/Y)を求めた。
共役ジエン系グラフト重合体のカップリング率は、上記GPC測定で得られたカップリング未反応のポリマー成分のピーク面積と全てのピーク面積の総和を用いて下式より求める。
(カップリング率(%))=[{((全てのピーク面積の総和)-(活性末端重合体(I)に由来する成分のピーク面積)}/(全てのピーク面積の総和)]×100
自動燃焼イオンクロマトグラフィーによって、共役ジエン系グラフト重合体に含まれる塩素の含有量を算出した。
<燃焼装置>
・装置:株式会社三菱化学アナリテック製自動試料燃焼装置 「AQF-2100H」
・燃焼温度:1000℃
・吸収液:イオン交換水
<イオンクロマトグラフィー>
・装置:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製 イオンクロマトグラフ「ICS-2100」
・分離カラム:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製 「IonPac AS20」
・溶離液:KOH水溶液
・カラム温度:40℃
共役ジエン系グラフト重合体の透明性は、曇り度(HAZE)により評価した。共役ジエン系グラフト重合体を重合体の濃度が30wt%となるようにシクロヘキサンに溶解し、光路長10mmの液体用セルを用いて、日本電色工業株式会社製分光ヘーズメーター 「SH7000」を用いて曇り度(HAZE)を測定し、以下の指標で透明性を評価した。
A:曇り度(HAZE)が80%未満
B:曇り度(HAZE)が80%以上
共役ジエン系グラフト重合体の熱安定性は、目視による加熱時の外観変化により評価した。共役ジエン系グラフト重合体をスライドガラスに塗工し、大気下において120℃、または100℃にて12h加熱した後の外観より、以下の指標で耐熱性を評価した。
A:外観変化無し
B:ゲル化、または黄変
(工程(1))
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン1580gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)56gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、テトラヒドロフラン2.9gと、ブタジエン1250gを逐次添加して、1時間重合した。その後メタノール3.3gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、未変性共役ジエン系重合体(F'-1)を得た。
続いて、容量1Lのオートクレーブ中に、工程(1)で得られた未変性共役ジエン系重合体(F'-1)700gを仕込み、60℃で3時間撹拌をしながら窒素脱気をした。t-ブチルパーオキシピバレート0.9gと3-メルカプトプロピルトリエトキシシラン51gを添加し、80℃で8時間反応させて、官能基変性共役ジエン系重合体(F-1)を得た。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-1)の分析により、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-1)の主鎖(a)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-1)の重量平均分子量は26,000、ビニル含量は30モル%、スチレン単位含有量は0質量%、重合体1分子あたりのSi原子の平均個数は4個であった。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-1)にシクロヘキサン1750gを加えて濃度30質量%に希釈し、後述のカップリング反応で使用する官能基変性共役ジエン系重合体(F-1)の希釈溶液を得た。
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン700gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)78gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、ブタジエン340gを逐次添加して、1時間重合し活性末端重合体(I-1)を得た。工程(3)における重合体溶液をサンプリングして分析することで、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-1)の側鎖(b)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた活性末端重合体(I-1)の重量平均分子量は5,000、ビニル含量は10モル%、スチレン単位含有量は0質量%であった。
続いて、工程(3)で得た活性末端重合体(I-1)を含む溶液に、テトラヒドロフラン7.0gおよび工程(2)で得た官能基変性共役ジエン系重合体(F-1)の希釈溶液1480gを添加し50℃で2時間カップリング反応をさせた。その後、sec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)190gを添加し6時間反応させて残存するアルコキシ基の一部を封止した。その後メタノール21gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、共役ジエン系グラフト重合体(G-1)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-1)の重量平均分子量は46,000、Mw/Mnは1.5、スチレン単位含有量は0質量%、カップリング率は95%、重合体1分子あたりのSi原子(分岐点)の平均個数は4個、重合体一分子あたりの側鎖(b)の平均本数は4本、Si原子(分岐点)あたりの側鎖(b)の平均本数は1本、塩素の含有量は3ppmであった。実施例1において使用した各試薬の種類、量を表1に、得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-1)の分子仕様、物性を表3に示す。
工程(1)~(6)で使用する各試薬の種類、量を表1および2に記載されるように変更したこと以外は、実施例1と同じ方法によって、共役ジエン系グラフト重合体(G-2)~(G-13)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-2)~(G-13)の分子仕様、物性を表3および4に示す。
(工程(1))
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン1580gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)56gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、テトラヒドロフラン2.9gと、ブタジエン1250gを逐次添加して、1時間重合した。その後メタノール3.3gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、未変性共役ジエン系重合体(F'-14)を得た。
続いて、撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた5Lセパラブルフラスコに、工程(1)で得られた未変性共役ジエン系重合体(F'-14)700g、トルエン1400g、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金原子として2.1×10 -5 モル)、および酢酸0.12gを仕込んだ。この中に、トリエトキシシラン34gを内温75~85℃で2時間かけて滴下した後、80℃で1時間撹拌した。撹拌終了後、減圧濃縮および濾過し、官能基変性共役ジエン系重合体(F-14)を得た。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-14)の分析により、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-14)の主鎖(a)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-14)の重量平均分子量は26,000、ビニル含量は30モル%、スチレン単位含有量は0質量%、重合体1分子あたりのSi原子の平均個数は4個であった。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-14)にシクロヘキサン1710gを加えて濃度30質量%に希釈し、後述のカップリング反応で使用する官能基変性共役ジエン系重合体(F-14)の希釈溶液を得た。
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン700gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)78gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、ブタジエン340gを逐次添加して、1時間重合し活性末端重合体(I-14)を得た。工程(3)における重合体溶液をサンプリングして分析することで、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-14)の側鎖(b)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた活性末端重合体(I-14)の重量平均分子量は5,000、ビニル含量は10モル%、スチレン単位含有量は0質量%であった。
続いて、工程(3)で得た活性末端重合体(I-14)を含む溶液に、テトラヒドロフラン7.0gおよび工程(2)で得た官能基変性共役ジエン系重合体(F-14)の希釈溶液1480gを添加し50℃で2時間カップリング反応をさせた。その後、sec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)195gを添加し6時間反応させて残存するアルコキシ基の一部を封止した。その後メタノール21gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、共役ジエン系グラフト重合体(G-14)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-14)の重量平均分子量は46,000、Mw/Mnは1.5、スチレン単位含有量は0質量%、カップリング率は95%、重合体1分子あたりのSi原子(分岐点)の平均個数は4個、重合体一分子あたりの側鎖(b)の平均本数は4本、Si原子(分岐点)あたりの側鎖(b)の平均本数は1本、塩素の含有量は3ppmであった。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-14)の分子仕様、物性を表4に示す。
(工程(1))
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン1580gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)56gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、テトラヒドロフラン2.9gと、ブタジエン1250gを逐次添加して、1時間重合した。その後メタノール3.3gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、未変性共役ジエン系重合体(F'-15)を得た。
続いて、撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた5Lセパラブルフラスコに、工程(1)で得られた未変性共役ジエン系重合体(F'-15)700g、シクロヘキサン1400gを仕込み、窒素置換を行った。ここに、ホウ酸トリメチル22gおよびトリエチルアミンボラン1.8gを加え80℃で10時間反応を行なった。反応終了後、減圧濃縮および濾過し、官能基変性共役ジエン系重合体(F-15)を得た。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-15)の分析により、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-15)の主鎖(a)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-15)の重量平均分子量は26,000、ビニル含量は30モル%、スチレン単位含有量は0質量%、重合体1分子あたりのB原子の平均個数は4個であった。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-15)にシクロヘキサン1680gを加えて濃度30質量%に希釈し、後述のカップリング反応で使用する官能基変性共役ジエン系重合体(F-15)の希釈溶液を得た。
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン700gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)78gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、ブタジエン340gを逐次添加して、1時間重合し活性末端重合体(I-15)を得た。工程(3)における重合体溶液をサンプリングして分析することで、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-15)の側鎖(b)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた活性末端重合体(I-15)の重量平均分子量は5,000、ビニル含量は10モル%、スチレン単位含有量は0質量%であった。
続いて、工程(3)で得た活性末端重合体(I-15)を含む溶液に、テトラヒドロフラン7.0gおよび工程(2)で得た官能基変性共役ジエン系重合体(F-15)の希釈溶液1480gを添加し50℃で2時間カップリング反応をさせた。その後、sec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)195gを添加し6時間反応させて残存するアルコキシ基の一部を封止した。その後メタノール21gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、共役ジエン系グラフト重合体(G-15)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-15)の重量平均分子量は46,000、Mw/Mnは1.5、スチレン単位含有量は0質量%、カップリング率は95%、重合体1分子あたりのB原子(分岐点)の平均個数は4個、重合体一分子あたりの側鎖(b)の平均本数は4本、B原子(分岐点)あたりの側鎖(b)の平均本数は1本、塩素の含有量は3ppmであった。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-15)の分子仕様、物性を表4に示す。
実施例1で得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-1)に、塩素の含有量が50ppmとなるように塩化リチウムを添加、混錬して、共役ジエン系グラフト重合体(G-16)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-16)の分子仕様、物性を表4に示す。
実施例1で得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-1)に、塩素の含有量が500ppmとなるように塩化リチウムを添加、混錬して、共役ジエン系グラフト重合体(G-17)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-17)の分子仕様、物性を表4に示す。
(工程(1))
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン1580gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)56gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、テトラヒドロフラン2.9gと、ブタジエン1250gを逐次添加して、1時間重合した。その後メタノール3.3gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、未変性共役ジエン系重合体(F'-18)を得た。
続いて、撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた5Lセパラブルフラスコに、工程(1)で得られた未変性共役ジエン系重合体(F'-18)700g、シクロヘキサン1400g、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン錯体の2%キシレン溶液(Petrarch System社製「PC072」)5.6mL、トリメチルクロロシラン120gを仕込んで、終夜でこれらを撹拌した。その後、この中に、ジメチルクロロシラン20gを滴下した後に、内温が70℃になるまで徐々に加熱し、内温を70℃に保ったまま還流下で24時間撹拌した。撹拌終了後、減圧濃縮および濾過し、官能基変性共役ジエン系重合体(F-18)を得た。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-18)の分析により、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-18)の主鎖(a)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-18)の重量平均分子量は26,000、ビニル含量は30モル%、スチレン単位含有量は0質量%、重合体1分子あたりのSi原子の平均個数は4個であった。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-18)にシクロヘキサン1680gを加えて濃度30質量%に希釈し、後述のカップリング反応で使用する官能基変性共役ジエン系重合体(F-18)の希釈溶液を得た。
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン700gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)78gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、ブタジエン340gを逐次添加して、1時間重合し活性末端重合体(I-18)を得た。工程(3)における重合体溶液をサンプリングして分析することで、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-18)の側鎖(b)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた活性末端重合体(I-18)の重量平均分子量は5,000、ビニル含量は10モル%、スチレン単位含有量は0質量%であった。
続いて、工程(3)で得た活性末端重合体(I-18)を含む溶液に、テトラヒドロフラン7.0gおよび工程(2)で得た官能基変性共役ジエン系重合体(F-18)の希釈溶液1480gを添加し50℃で2時間カップリング反応をさせた。その後、sec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)195gを添加し6時間反応させた。その後メタノール21gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、共役ジエン系グラフト重合体(G-18)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-18)の重量平均分子量は46,000、Mw/Mnは1.5、スチレン単位含有量は0質量%、カップリング率は99%、重合体1分子あたりのSi原子(分岐点)の平均個数は4個、重合体一分子あたりの側鎖(b)の平均本数は4本、Si原子(分岐点)あたりの側鎖(b)の平均本数は1本、塩素の含有量は7,000ppmであった。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-18)の分子仕様、物性を表4に示す。
(工程(1))
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン1580gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)13gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、テトラヒドロフラン2.8gと、ブタジエン1170gを逐次添加して、1時間重合した。その後メタノール0.8gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、未変性共役ジエン系重合体(F'-19)を得た。
続いて、撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を備えた5Lセパラブルフラスコに、工程(1)で得られた未変性共役ジエン系重合体(F'-19)700g、シクロヘキサン1400g、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン錯体の2%キシレン溶液(Petrarch System社製「PC072」)5.6mL、トリメチルクロロシラン120gを仕込んで、終夜でこれらを撹拌した。その後、この中に、ジメチルクロロシラン5.1gを滴下した後に、内温が70℃になるまで徐々に加熱し、内温を70℃に保ったまま還流下で24時間撹拌した。撹拌終了後、減圧濃縮および濾過し、官能基変性共役ジエン系重合体(F-19)を得た。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-19)の分析により、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-19)の主鎖(a)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-19)の重量平均分子量は100,000、ビニル含量は30モル%、スチレン単位含有量は0質量%、重合体1分子あたりのSi原子の平均個数は4個であった。得られた官能基変性共役ジエン系重合体(F-19)にシクロヘキサン1650gを加えて濃度30質量%に希釈し、後述のカップリング反応で使用する官能基変性共役ジエン系重合体(F-19)の希釈溶液を得た。
十分に乾燥した5Lオートクレーブを窒素置換し、シクロヘキサン850gおよびsec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)8.7gを仕込み、50℃に昇温した後、撹拌条件下、重合温度を50℃となるように制御しながら、ブタジエン150gを逐次添加して、1時間重合し活性末端重合体(I-19)を得た。工程(3)における重合体溶液をサンプリングして分析することで、後述する共役ジエン系グラフト重合体(G-19)の側鎖(b)の重量平均分子量、ビニル含量、スチレン単位含有量を求めることができる。得られた活性末端重合体(I-19)の重量平均分子量は20,000、ビニル含量は10モル%、スチレン単位含有量は0質量%であった。
続いて、工程(3)で得た活性末端重合体(I-19)を含む溶液に、テトラヒドロフラン7.8gおよび工程(2)で得た官能基変性共役ジエン系重合体(F-19)の希釈溶液1460gを添加し50℃で2時間カップリング反応をさせた。その後、sec-ブチルリチウム(10.5質量%シクロヘキサン溶液)54gを添加し6時間反応させた。その後メタノール4.8gを添加して重合反応を停止させ、重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液に水を添加して撹拌し、水で重合体溶液を洗浄した。撹拌を終了し、重合体溶液相と水相とが分離していることを確認した後、水を分離した。洗浄終了後の重合体溶液を70℃で24時間真空乾燥することにより、共役ジエン系グラフト重合体(G-19)を得た。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-19)の重量平均分子量は180,000、Mw/Mnは1.5、スチレン単位含有量は0質量%、カップリング率は99%、重合体1分子あたりのSi原子(分岐点)の平均個数は4個、重合体一分子あたりの側鎖(b)の平均本数は4本、Si原子(分岐点)あたりの側鎖(b)の平均本数は1本、塩素の含有量は1,500ppmであった。得られた共役ジエン系グラフト重合体(G-19)の分子仕様、物性を表4に示す。
SBL:sec-ブチルリチウム
THF:テトラヒドロフラン
t-BPOP:t-ブチルパーオキシピバレート
Bd:1,3-ブタジエン
Ip:イソプレン
St:スチレン
MPTES:(3-メルカプトプロピル)トリエトキシシラン
MPTMS:(3-メルカプトプロピル)トリメトキシシラン
一方で、塩素の含有量が1000ppmより多い比較例1~2の共役ジエン系グラフト重合体は、透明性や耐熱性に劣ることがわかる。
Claims (11)
- (A-1)下記式(I)で表される活性末端重合体と
P-X (I)
(式(I)中、Pは共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体鎖を示し、Xはアニオン重合の活性末端を示す)、
下記式(II)で示される官能基を含む部分を分岐鎖として有する官能基変性共役ジエン系重合体とを反応させて共役ジエン系グラフト重合体を作製する工程
1≦n≦N-1 (1)
nが2以上の場合、Vは同一でも異なっていてもよく、N-n-1が2以上の場合、R1は同一でも異なっていてもよく、分岐鎖が主鎖に対し、複数含まれる場合には、Zは同一でも異なっていてもよい。);および
(B)得られた共役ジエン系グラフト重合体を回収する工程;
を含む、共役ジエン単位を含む重合体からなる主鎖(a)に、分岐点である価数が3以上のヘテロ原子Zを介して、共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体からなる側鎖(b)が結合した共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。 - さらに、工程(B)の前において、
(A-2)前記共役ジエン系グラフト重合体中のアルコキシ基および水酸基からなる群より選ばれる少なくとも1つの残存する官能基の少なくとも一部を不活性化する工程;
を含む、請求項1に記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。 - 前記式(II)中のZがSiである、請求項1または2に記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
- 前記式(II)中の官能基Vがアルコキシ基である、請求項1~3のいずれか1項に記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
- 1つの分岐点に対して結合する側鎖(b)の平均本数が0.5本以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の共役ジエン系グラフト重合体の製造方法。
- 共役ジエン単位を含む重合体からなる主鎖(a)に、
分岐点である価数が3以上のヘテロ原子1つを介して、共役ジエン単位および芳香族ビニル化合物単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体単位を含む重合体からなる側鎖(b)が結合した共役ジエン系グラフト重合体であり、
前記主鎖(a)は、直接または連結鎖を通じて分岐点と結合し、
前記側鎖(b)は直接分岐点に結合しており、
前記ヘテロ原子がSi、およびBからなる群より選ばれる少なくとも1つであり、
ハロゲン含有量が1000ppm以下である共役ジエン系グラフト重合体。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の製造方法により得られる請求項6に記載の共役ジエン系グラフト重合体。
- 前記分岐点のヘテロ原子がSiである、請求項6または7に記載の共役ジエン系グラフト重合体。
- 1つの分岐点に対して直接結合する側鎖(b)の平均本数が0.5本以上である、請求項6~8のいずれか1項に記載の共役ジエン系グラフト重合体。
- 請求項6~9のいずれか1項に記載の共役ジエン系グラフト重合体を含有する、重合体組成物。
- 請求項10に記載の重合体組成物を成形してなる成形品。
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