JP7273684B2 - ヘッジトリマ - Google Patents

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Description

本開示は、ヘッジトリマに関する。
特許文献1に、本体ハウジングと、本体ハウジングの前部から前方に延びるブレードと、本体ハウジングに収容され、ブレードを駆動させる原動機と、本体ハウジングの前方に設けられており、ブレードが取付けられているグリップ支持部と、グリップ支持部に接続されているフロントグリップと、を備えるフロントグリップと、ハウジングの後部に接続されているリアグリップを備えるリアハンドルと、を備えるヘッジトリマが開示されている。このヘッジトリマでは、グリップ支持部は、ブレードが取付けられている左側の支持部と、フロントグリップが接続されている右側の支持部で構成されている。そして、左側の支持部と右側の支持部の間に防振部材が設けられている。
特開2001-16980号公報
特許文献1のヘッジトリマでは、左側の支持部と右側の支持部の間に設けられている防振部材によって、ブレードが駆動されているときの振動が、左側の支持部から右側の支持部、即ちフロントグリップに伝わることが抑制されている。しかしながら、左側の支持部と右側の支持部の連結部等において、左側の支持部から右側の支持部に振動が伝達され得る。左側の支持部から右側の支持部に振動が伝達されると、右側の支持部に接続されているフロントグリップにも振動が伝わってしまう。
本明細書は、一対のブレードからフロントグリップに伝わる振動をより抑制することができる技術を提供する。
本明細書に開示されるヘッジトリマは、本体ハウジングと、前記本体ハウジングの前部から前方に延びるブレードと、前記本体ハウジングに収容され、前記ブレードを駆動させる原動機と、前記本体ハウジングの前方に設けられており、前記ブレードが取付けられているグリップ支持部と、前記グリップ支持部に接続されているフロントグリップと、を備えるフロントハンドルと、前記本体ハウジングの後部に接続されており、リアグリップを備えるリアハンドルと、を備え、前記グリップ支持部と前記ブレードの間に第1防振部材が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、ブレードが駆動されているときに発生する振動は、グリップ支持部とブレードの間に設けられている第1防振部材によって吸収される。このため、ブレードが駆動されているときに発生する振動が、グリップ支持部に伝わることを抑制することができる。従って、グリップ支持部からフロントグリップに伝わる振動をより抑制することができる。
本実施例のヘッジトリマ2の前方右方上方から見た斜視図である。 本実施例のヘッジトリマ2を前方右方下方から見た斜視図である。 本実施例のブレードユニット12の分解図である。 本実施例の本体ハウジング50の断面図である。 本実施例のフロントハンドル52の断面図である。 本実施例において、載置面Pに載置されているヘッジトリマ2を右方から見た右側面図である。 本実施例のヘッジトリマ2を上方から見た上面図である。
1又はそれ以上の実施形態において、本体ハウジングの前部にグリップ支持部が接続されており、本体ハウジングとグリップ支持部の間に第2防振部材が設けられていてもよい。
本体ハウジングにブレードが取付けられているため、ブレードが駆動されているときの振動が、本体ハウジングにも伝わる。そして、ブレードから本体ハウジングに伝わった振動が、本体ハウジングの前部に接続されているグリップ支持部に伝わる。上記の構成によれば、本体ハウジングとグリップ支持部の間に設けられている第2防振部材によって、ブレードから本体ハウジングに伝わった振動がグリップ支持部に伝わることを抑制することができる。
1又はそれ以上の実施形態において、フロントグリップがグリップ支持部に一体に形成されていてもよい。
上記の構成によれば、フロントグリップとグリップ支持部が別体である場合と比較して、フロントハンドルを容易に形成することができる。また、ヘッジトリマの部品点数を少なくすることができる。
1又はそれ以上の実施形態において、原動機は、電力によって駆動されるモータであってもよい。
原動機がエンジンである場合、エンジンの駆動に起因する振動が大きいため、ブレードの駆動に起因する振動が発生して、フロントグリップに伝わる振動に大きな影響を与えない。一方、原動機がモータである場合、モータの駆動に起因する振動が小さいため、ブレードに起因する振動が発生すると、フロントグリップに伝わる振動に大きな影響を与える。上記の構成によれば、ブレードの駆動に起因する振動がフロントグリップに伝わることを抑制することができる。
(実施例)
図面を参照して、実施例のヘッジトリマ2について説明する。ヘッジトリマ2は、園芸用の電動工具であり、生垣の選定等に用いられる。図1に示すように、ヘッジトリマ2は、本体10と、本体10に取付けられたブレードユニット12と、ブレードユニット12に取付けられたチップレシーバ14を備えている。チップレシーバ14は、受け皿状の部材であり、ブレードユニット12によって刈り取られた枝葉を受け止める。チップレシーバ14は、特に限定されないが、樹脂材料によって形成されている。以下の説明では、ブレードユニット12の長手方向を、前後方向といい、図6の上下方向を上下方向といい、前後方向及び上下方向に直交する方向を左右方向という。
(ブレードユニット12の構成)
ブレードユニット12は、本体10から前方に向かって直線的に延びている。図3に示すように、ブレードユニット12は、上側ブレード22及び下側ブレード24を有する一対のブレード20と、ガイドプレート26と、ガイドバー28と、ガード30を備えている。図5に示すように、ガイドプレート26及びガイドバー28は、後述する本体10のクランクハウジング62に固定されている。一対のブレード20は、ガイドバー28によって支持されている。ガイドプレート26は、ガイドバー28と上側ブレード22の間に設けられている。
上側ブレード22には、前後方向に沿って複数の刃先22aが設けられている。複数の刃先22aは、上側ブレード22の左側にのみ設けられている。即ち、上側ブレード22は、片刃ブレードである。上側ブレード22には、複数の長穴23が設けられている。複数の長穴23は、前後に沿って配列されており、各々の長穴23の長手方向は、前後方向に沿って延びている。また、各々の長穴23は、上側ブレード22を上下方向に貫通している。各々の長穴23には、上側ブレード22の往復運動をガイドするために、ガイド部材32が挿入されている。ガイド部材32の左右方向の長さは、長穴23の左右方向の長さと略一致する。上側ブレード22の後部には、上側コネクティングロッド102が連結されている。上側コネクティングロッド102は、クランクカム100に接続されている。クランクカム100、上側コネクティングロッド102については、後で詳しく説明する。
下側ブレード24には、前後方向に沿って複数の刃先24aが設けられている。複数の刃先24aは、下側ブレード24の左側にのみ設けられている。即ち、下側ブレード24も、片刃ブレードである。下側ブレード24にも、複数の長穴25が設けられている。複数の長穴25についても、前後に沿って配列されており、各々の長穴25の長手方向は、前後方向に沿って延びている。また、各々の長穴25は、下側ブレード24を上下方向に貫通している。また、各々の長穴25には、下側ブレード24の往復運動をガイドするために、ガイド部材32が挿入されている。ガイド部材32の左右方向の長さは、長穴25の左右方向の長さと略一致する。下側ブレード24の後部には、下側コネクティングロッド104が連結されている。下側コネクティングロッド104も、クランクカム100に接続されている。下側コネクティングロッド104については、後で詳しく説明する。
ガード30は、ガイドバー28上に設けられている。ガード30は、比較的に大きな物体が、上側ブレード22の複数の刃先22a及び下側ブレード24の複数の刃先24aに接触することを防止する。ガード30には、前後方向に沿って複数のガード部材30aが設けられている。ガード部材30aの左端は、上側ブレード22の複数の刃先22aの左端、及び、下側ブレード24の複数の刃先24aの左端よりも左方に位置している。これにより、前後に並ぶ2つのガード部材30aの間に比較的に大きな物体が入り込み、複数の刃先22a、24aに接触することを防止することができる。
(本体10の構成)
図1に示すように、本体10は、本体ハウジング50と、フロントハンドル52と、リアハンドル54を備えている。
本体ハウジング50は、モータハウジング60と、クランクハウジング62を備えている。図2に示すように、クランクハウジング62は、モータハウジング60の下部に連結されている。モータハウジング60は、右側の右側モータハウジング60aと、左側の左側モータハウジング60bで構成されている。図4に示すように、モータハウジング60には、モータ80と、コントローラ84が収容されている。モータ80は、例えばブラシレスDCモータである。モータハウジング60の後部には、バッテリ取付部86が設けられている。図6に示すように、バッテリBをバッテリ取付部86に対して下方向にスライドさせることでバッテリBをバッテリ取付部86に取付けることができ、バッテリ取付部86に取付けられているバッテリBを上方向にスライドさせることで、バッテリBをバッテリ取付部86から取り外すことができる。図4に示すように、バッテリBの後端は、モータハウジング60の後端よりも後方側に位置する。このため、ユーザは、モータハウジング60に取付けられている状態のバッテリBの底面を押し上げることができる。従って、ユーザは、バッテリBをバッテリ取付部86から容易に取り外すことができる。コントローラ84は、バッテリBからモータ80に供給される電力を制御することで、モータ80の動作を制御する。コントローラ84は、モータ80よりも前方に配置されている。
図2に示すように、クランクハウジング62は、上側の上側クランクハウジング62aと、下側の下側クランクハウジング62bで構成されている。図4に示すように、クランクハウジング62には、クランクカム100と、上側コネクティングロッド102と、下側コネクティングロッド104が収容されている。クランクカム100は、モータ80の出力シャフト82に接続されている。図5に示すように、上側クランクハウジング62aには、ボルト106a、106bによって、ブレードユニット12の上側ブレード22、下側ブレード24、ガイドプレート26、及び、ガイドバー28が取付けられている。なお、ブレードユニット12のうち、ガード30は、上側クランクハウジング62aに取付けられていない。また、上述のように、上側コネクティングロッド102は、クランクカム100及び上側ブレード22に連結されており、下側コネクティングロッド104は、クランクカム100及び下側ブレード24に連結されている。モータ80が回転駆動すると、クランクカム100が回転する。そして、クランクカム100が回転すると、上側コネクティングロッド102及び下側コネクティングロッド104によって、上側ブレード22及び下側ブレード24が前後方向に往復運動する。本実施例では、上側ブレード22と下側ブレード24は、逆位相で往復運動するように構成されている。なお、変形例では、上側ブレード22及び下側ブレード24の一方のみが往復運動するように構成されていてもよい。
図1に示すように、フロントハンドル52は、グリップ支持部120と、フロントグリップ126を備えている。グリップ支持部120は、上側の上側支持ハウジング122と、下側の下側支持ハウジング124で構成されている。上側支持ハウジング122の前部122aは、右方から見た場合に上方が突出する半円形状を有する。上側支持ハウジング122には、上側支持ハウジング122の前部122aの右側面から右方に延びる断面が半円形状の上側グリップハウジング126aが設けられている。また、下側支持ハウジング124には、下側支持ハウジング124の前部124aの右側面から右方に延びる断面が半円形状の下側グリップハウジング126bが形成されている。上側グリップハウジング126a及び下側グリップハウジング126bによって、フロントグリップ126が構成される。本実施例では、上側支持ハウジング122及び上側グリップハウジング126aは一体的に形成されており、下側支持ハウジング124及び下側グリップハウジング126bは一体的に形成されている。フロントグリップ126には、第1トリガレバー128が設けられている。第1トリガレバー128は、図5のグリップ支持部120内に収容されているスイッチ機構129に接続されている。スイッチ機構129は、グリップ支持部120内、及び、モータハウジング60内を通過する信号配線(図示省略)によって、コントローラ84に接続されている。フロントハンドル52がモータハウジング60に接続されているため、グリップ支持部120内、及び、モータハウジング60内を通過する信号配線の経路が確保される。ユーザがフロントグリップ126を把持して第1トリガレバー128を押し上げると、スイッチ機構129からコントローラ84にフロントグリップ126が把持されていることを示す信号が伝達される。一方、第1トリガレバー128を押し上げられていない場合、スイッチ機構129からコントローラ84にフロントグリップ126が把持されていることを示す信号は伝達されない。即ち、スイッチ機構129は、フロントグリップ126が把持されていることを検出するためのスイッチである。
図5に示すように、フロントハンドル52(詳細には、下側支持ハウジング124)の下部に、ブレードユニット12が取付けられている。下側支持ハウジング124の前部の下部には、2個のボルト132a、132b、ボルト132a、132bの雄ねじに対応する雌ねじが内側側面に形成されているスリーブ133a、及び、ワッシャ133bによって、ブレードユニット12のガイドプレート26、ガイドバー28、及び、ガード30が取付けられている。上下方向において、上側のボルト132a(詳細にはワッシャ133b)と下側支持ハウジング124の間、及び、下側支持ハウジング124とブレードユニット12の間には、それぞれ、防振ゴム130a、130bが設けられている。図2に示すように、ボルト132bは、フロントグリップ126よりも前方に位置している。また、ボルト132bは、前後方向において、下側ブレード24のうち、複数の刃先24aが設けられている範囲に設けられている。変形例では、ボルト132bは、前後方向において、下側ブレード24のうち、複数の刃先24aが設けられていない範囲、即ち下側ブレード24の後部側に設けられていてもよい。即ち、前後方向において、下側ブレード24のうち、複数の刃先24aが設けられていない範囲において、ブレードユニット12のガイドプレート26、ガイドバー28、及び、ガード30が下側支持ハウジング124に取付けられていてもよい。
図5に示すように、下側支持ハウジング124の後部の下部には、クランクハウジング62を介して、ブレードユニット12が連結されている。上述のように、上側クランクハウジング62aには、ボルト106a、106bによって、ブレードユニット12が取付けられている。そして、上側クランクハウジング62aと下側支持ハウジング124は、ボルト134、内側側面に雌ねじが形成されていない円筒状のスリーブ135a、及び、ワッシャ135bによって固定されている。上下方向において、ボルト134(詳細にはワッシャ135b)と下側支持ハウジング124の間、及び、下側支持ハウジング124と上側クランクハウジング62aの間には、それぞれ、防振ゴム136a、136bが設けられている。また、防振ゴム136a、136bは、スリーブ135aの外側に設けられている。
図1、図2に示すように、リアハンドル54は、リアグリップ接続部140と、リアグリップ部142を備えている。
リアグリップ接続部140は、モータハウジング60の下部に接続されている。リアグリップ接続部140は、モータハウジング60の右側面側において、ブレードユニット12の長手方向軸A(図7参照)に平行に後方に延びる第1延伸部150と、第1延伸部150の後端150aから後方上方に延びる第2延伸部152で構成されている。図6に示すように、第1延伸部150の後端150aは、バッテリBの後端部よりも後方に位置している。図7に示すように、第2延伸部152の後部には、リアグリップ部142が接続されている。左右方向において、第1延伸部150とバッテリBの間には、隙間L1が設けられている。
リアグリップ部142は、第2延伸部152の左側面の後部から左方に伸びている。リアグリップ部142は、バッテリBの後端よりも後方に設けられている。前後方向において、リアグリップ部142とバッテリBの間には、隙間L2が設けられている。隙間L2は、ユーザの手が通過するのに十分な大きさである。
図1に示すように、リアグリップ部142は、リアグリップ160と、操作部162を備えている。リアグリップ160には、第2トリガレバー170と、駆動レバー172が設けられている。ユーザがフロントグリップ126を把持して第1トリガレバー128を押し上げており、かつ、リアグリップ160を把持して第2トリガレバー170を押し下げている状態において、リアグリップ160を把持した手の指によって駆動レバー172が押し上げられると、バッテリBからモータ80に電力が供給され、モータ80が一対のブレード20を駆動する。一方、ユーザがフロントグリップ126を把持していない状態、即ち、第1トリガレバー128を押し上げていない状態において、リアグリップ160を把持して第2トリガレバー170が押し下げられ、リアグリップ160を把持した手の指によって駆動レバー172が押し上げられても、バッテリBからモータ80に電力が供給されない。即ち、モータ80が駆動されず、一対のブレード20は駆動しない。また、ユーザがフロントグリップ126を把持して第1トリガレバー128を押し上げているが、リアグリップ160を把持していない(即ち第2トリガレバー170が押し下げられていない)状態において、駆動レバー172が押し上げられても、バッテリBからモータ80に電力が供給されない。従って、ユーザがフロントグリップ126とリアグリップ160を把持していない状態において、一対のブレード20が駆動されることが防止される。
操作部162には、電源ボタン180と、噛み込み解除ボタン182と、電源ランプ184と、速度表示部186が設けられている。操作部162の電源ボタン180及び噛み込み解除ボタン182が設けられている面は、右側が下方に傾斜している。電源ボタン180、及び、噛み込み解除ボタン182は、ユーザがリアグリップ160を把持している状態において、リアグリップ160を把持している手の親指が届く範囲に設けられている。従って、ユーザは、リアグリップ160を把持しながら、電源ボタン180、及び、噛み込み解除ボタン182を操作することができる。
電源ボタン180は、ヘッジトリマ2の電源のオン/オフを切り替えるためのボタンであり、かつ、モータ80の回転速度を切り替えるためのボタンでもある。ユーザが電源ボタン180を長押しすると、コントローラ84が起動し、ユーザが電源ボタン180を再び長押しすると、コントローラ84がシャットダウンされる。コントローラ84が起動している間は、電源ランプ184が点灯する。コントローラ84が起動している間に、ユーザが電源ボタン180を短押しすると、モータ80の目標回転速度が切り替えられる。本実施例では、モータ80は、「高速」、「中速」、「低速」の3段階の速度で動作可能に構成されている。電源ボタン180が操作されるたびに、モータ80の目標回転速度が、低速、中速、高速、低速・・・の順に変更される。速度表示部186は、現在設定されているモータ80の目標回転速度を表示する。なお、速度表示部186は、バッテリBの温度が高温になったことによるモータ80の停止、バッテリBの容量が少なくなったことによるモータ80の停止等をユーザに知らせるための表示部としても機能する。
噛み込み解除ボタン182は、上側ブレード22の刃先22aと下側ブレード24の刃先24aの間に枝などが噛み込まれた場合に使用されるボタンである。噛み込み解除ボタン182が操作されると、所定回転数(例えば、1/4回転)だけモータ80が逆回転する。上側ブレード22と下側ブレード24の間への枝などの噛み込みは、上側ブレード22の刃先22aと下側ブレード24の刃先24aが近づく際に発生する。上側ブレード22の刃先22aと下側ブレード24の刃先24aの間に枝などが噛み込まれた状態において、噛み込み解除ボタン182が操作され、モータ80が逆回転すると、上側ブレード22の刃先22aと下側ブレード24の刃先24aが遠ざかるように一対のブレード20が動作する。これにより、上側ブレード22の刃先22aと下側ブレード24の刃先24aの間に噛み込まれている枝などを取り除くことができる。
図7に示すように、本実施例のヘッジトリマ2は、重量物であるバッテリBがモータハウジング60の後部のバッテリ取付部86に取付けられている。このような構成によれば、バッテリBが取付けられている状態のヘッジトリマ2の重心Gが、フロントグリップ126よりも後方に位置しており、かつ、リアグリップ160よりも前方に位置するようになる。なお、ヘッジトリマ2には、刃先部分の長さが異なる一対のブレードが取付けられ得る。本実施例では、刃先部分の長さが500[mm]~750[mm]の一対のブレードが取付けられることを想定している。本実施例のヘッジトリマ2は、刃先部分の長さが500[mm]~750[mm]の一対のブレードが取付けられても、ヘッジトリマ2の重心Gが、フロントグリップ126よりも後方に位置しており、かつ、リアグリップ160よりも前方に位置するように、バッテリB、モータ80等の配置が設計されている。
1またはそれ以上の実施形態において、図1~図5に示すように、ヘッジトリマ2は、本体ハウジング50と、本体ハウジング50の前部から前方に延びる一対のブレード20と、本体ハウジング50に収容され、一対のブレード20を駆動させるモータ80と、本体ハウジング50の前方に設けられており、一対のブレード20が取付けられているグリップ支持部120と、グリップ支持部120に接続されているフロントグリップ126と、を備えるフロントハンドル52と、本体ハウジング50の後部に接続されており、リアグリップ160を備えるリアハンドル54と、を備える。図5に示すように、グリップ支持部120と一対のブレード20の間に防振ゴム130a、130bが設けられている。上記の構成によれば、一対のブレード20が駆動されているときに発生する振動は、グリップ支持部120と一対のブレード20の間に設けられている防振ゴム130a、130bによって吸収される。このため、一対のブレード20が駆動されているときに発生する振動が、グリップ支持部120に伝わることを抑制することができる。従って、グリップ支持部120からフロントグリップ126に伝わる振動をより抑制することができる。
1またはそれ以上の実施形態において、図4、図5に示すように、本体ハウジング50の前部にグリップ支持部120が接続されており、本体ハウジング50とグリップ支持部120の間に防振ゴム136a、136bが設けられている。上記の構成によれば、本体ハウジング50とグリップ支持部120の間に設けられている防振ゴム136a、136bによって、一対のブレード20から本体ハウジング50に伝わった振動がグリップ支持部120に伝わることを抑制することができる。
1またはそれ以上の実施形態において、フロントグリップ126がグリップ支持部120に形成されていてもよい。上記の構成によれば、フロントグリップ126とグリップ支持部120が別体である場合と比較して、フロントハンドル52を容易に形成することができる。また、ヘッジトリマ2の部品点数を少なくすることができる。
1またはそれ以上の実施形態において、一対のブレード20は、モータ80によって駆動される。上記の構成によれば、一対のブレード20がエンジンによって駆動される場合と比較して、一対のブレード20原動機の駆動に起因する振動を小さくすることができる。従って、本体ハウジング50からグリップ支持部120に伝わる振動を抑制することができる。
(対応関係)
一対のブレード20が、「ブレード」の一例である。モータ80が、「原動機」の一例である。防振ゴム130a、130bが、「第1防振部材」の一例である。防振ゴム136a、136bが、「第2防振部材」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(第1変形例)防振ゴム136a、136bが、本体ハウジング50とグリップ支持部120の間に設けられていなくてもよい。
(第2変形例)グリップ支持部120と、フロントグリップ126が別個に形成されていてもよい。
(第3変形例)「原動機」は、モータ80に限定されず、エンジンなどであってもよい。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
2:ヘッジトリマ、10:本体、12:ブレードユニット、14:チップレシーバ、20:ブレード、22:上側ブレード、22a:刃先、23:長穴、24:下側ブレード、24a:刃先、25:長穴、26:ガイドプレート、28:ガイドバー、30:ガード、30a:ガード部材、32:ガイド部材、50:本体ハウジング、52:フロントハンドル、54:リアハンドル、60:モータハウジング、60a:右側モータハウジング、60b:左側モータハウジング、62:クランクハウジング、62a:上側クランクハウジング、62b:下側クランクハウジング、80:モータ、82:出力シャフト、84:コントローラ、86:バッテリ取付部、100:クランクカム、102:上側コネクティングロッド、104:下側コネクティングロッド、106a:ボルト、106b:ボルト、120:グリップ支持部、122:上側支持ハウジング、122a:前部、124:下側支持ハウジング、124a:前部、126:フロントグリップ、126a:上側グリップハウジング、126b:下側グリップハウジング、128:第1トリガレバー、129:スイッチ機構、130a:防振ゴム、130b:防振ゴム、132a:ボルト、132b:ボルト、134:ボルト、136a:防振ゴム、136b:防振ゴム、140:リアグリップ接続部、142:リアグリップ部、150:第1延伸部、150a:後端、152:第2延伸部、160:リアグリップ、162:操作部、170:第2トリガレバー、172:駆動レバー、180:電源ボタン、182:噛み込み解除ボタン、184:電源ランプ、186:速度表示部、B:バッテリ、G:重心

Claims (4)

  1. 本体ハウジングと、
    前後方向に延びるとともに、前記本体ハウジングの前部から前方に延びるブレードと、
    前記本体ハウジングに収容され、前記ブレードを駆動させる原動機と、
    前記本体ハウジングの前方に設けられており、前記ブレードが取付けられているグリップ支持部と、前記グリップ支持部に接続されているフロントグリップと、を備えるフロントハンドルと、
    前記本体ハウジングの後部に接続されており、リアグリップを備えるリアハンドルと、を備え、
    前記ブレードは、前記前後方向に沿って設けられている複数の刃先を有しており、
    前記複数の刃先は、前記複数の刃先のうち最も前方側に設けられている前方側刃先と、前記複数の刃先のうち最も後方側に配置されている後方側刃先と、を有しており、
    前記前方側刃先と前記後方側刃先の間において、前記グリップ支持部と前記ブレードの間に第1防振部材が設けられている、ヘッジトリマ。
  2. 前記本体ハウジングの前部に前記グリップ支持部が接続されており、
    前記本体ハウジングと前記グリップ支持部の間に第2防振部材が設けられている、請求項1に記載のヘッジトリマ。
  3. 前記フロントグリップが前記グリップ支持部に一体に形成されている、請求項1又は2に記載のヘッジトリマ。
  4. 前記原動機は、電力によって駆動されるモータである、請求項1~3のいずれか一項に記載のヘッジトリマ。
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