JP2011239747A - 手持ち式動力作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の体格や好みの作業姿勢などへの適応性が高い手持ち式動力作業機を提供する。
【解決手段】駆動部を備えた本体部100と、本体部の前側に設けられた、駆動部の動力が伝導する刈取部120と、本体部前側右方に設けられたガード150と、ガード150に設けられたフロントハンドル160と、本体部の後側に設けられたリアハンドル140とを有するヘッジトリマ1において、フロントハンドル160の取付を変更することにより、フロントグリップ161の位置を調整することが可能になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、手持ち式動力作業機に関し、特にハンドル位置調整機構に関する。
手持ち式動力作業機には、作業者がハンドルを把持しながら操作して刈取部の刈取刃によって刈取作業を行うヘッジトリマが知られている。このようなヘッジトリマには、エンジン等の駆動部が内蔵された本体部の前側に該駆動部によって駆動する刈取刃が設けられる。そして、作業者によって刈取刃を作動させて作業を行う際に、ヘッジトリマを支えながら操作するためのフロントハンドルとリアハンドルが設けられている。
例えば、リアハンドルは本体部の後方(作業者に近い側)に設けられ、フロントハンドルは、本体部の前側(作業者に遠い側)に設けられる。そして、リアハンドルとフロントハンドルとをそれぞれ片手で握った作業者は、リアハンドルを握った手を軸にし、フロントハンドルを握った手を動かすことによってヘッジトリマを動かし、刈取刃によって刈り取る位置を調整する(特許文献1参照)。
特開2006−20550号公報
ここで、一般的に、フロントハンドルは、刈取刃によって刈り取る位置をより正確に調整しやすくするために、刈取刃の近くに設けられる。例えば、作業者から見て左側にのみ刈取刃が取り付けられたヘッジトリマ(いわゆる片刃タイプ)の場合、刈取刃の背面側にガードを設け、該ガードにフロントハンドルが設けられている。これにより、刈取刃の至近位置で安全にヘッジトリマを支えることができるので、細かく刈取位置を調整することができる。
しかしながら、作業者の体格や好みの作業姿勢などは様々である。例えば、腕が長い作業者の場合はフロントハンドルが作業者に近すぎたり、腕が短い作業者の場合はフロントハンドルが作業者から遠すぎたりするため、腕が縮まりすぎた状態や伸びすぎた状態で作業を行うことになり、操作性が低下してしまうおそれがある。
そのため、ヘッジトリマをより快適に操作可能にするために、作業者の体格や作業姿勢などへの適応性を向上させることにより、改善の余地があると考えられる。
そこで、本発明は、作業者の体格や好みに合わせてフロントハンドルの位置を調整することを可能とすることで、作業者の体格や好みの作業姿勢などへの適応性を向上させることが可能な手持ち式動力作業機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明による手持ち式動力作業機は、駆動部を備えた本体部と、前記本体部の前側に設けられ、前記本体部の左右方向一方側に刃先が形成された刈取刃を有する刈取部と、前記本体部の前側であって、前記本体部の左右方向の前記刃先が形成された他方側に設けられたガードと、前記ガードに取り付けられて、前記刃先の他方側に延びるフロントハンドルと、前記本体部の後側に設けられたリアハンドルと、を備え、前記ガードにおける前記フロントハンドルの取り付け位置は変更可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本体部の前側には、刈取部とガードとが設けられ、本体部の後側にはリアハンドルが設けられている。この刈取部は、左右方向の一方側に刈取刃の刃先が形成され、他方側にガードを有している。そして、ガードには、フロントハンドルが設けられており、ガードにおけるフロントハンドルの取り付け位置は変更可能となっている。
これにより、本体の前側に設けられたハンドルの前後の位置調整が可能になり、作業者による操作性の差異が生じにくくなっている。
すなわち、刈取刃の至近にフロントハンドルが取り付けられているため、フロントハンドルを握った腕を動かすことで刈取刃による刈取位置を調整することが容易となるが、該フロントハンドルは前後に調整可能なため、作業姿勢を調整することが可能になっている。つまり、リアハンドルは作業者の至近に位置し、リアハンドルを持つ腕の角度などは、作業者による差異はほとんど生じない。しかし、刈取刃と作業者の体とは、本体部を介して離れている。したがって、フロントハンドルは、刈取刃の至近であるため作業者の体からは離れており、フロントハンドルを持つ腕の状態は作業者の体格によって異なる。また、作業者の至近にあるリアハンドルとは異なり、フロントハンドルの位置は作業者によって多様な好みがあり、より刈取刃の先端に近い位置を好む場合や、作業者の体に近い位置を好む場合などがある。そのため、フロントハンドルの位置によっては、作業者が刈取位置をうまく調整できなかったり、作業負担が大きくなってしまったりする場合がある。
しかし、本発明によるフロントハンドルは、本体の前後方向に移動できるので、刈取刃の先端に近い位置や作業者の体に近い位置に調整することにより、作業者の体格や作業姿勢の好みなどに合わせることができる。そのため、作業者の体格や好みの作業姿勢などによる操作性の差異が生じにくくなっており、いずれの作業者も適当な作業姿勢で作業を行うことが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の手持ち式動力作業機であって、前記フロントハンドルは、前記ガードに着脱可能なジョイント部と、該ジョイント部に固定された把持部とから構成され、前記把持部は、前記ジョイント部における前記本体部の左右方向に延びる中心軸から外れた位置に固定されており、前記ジョイント部は、前記中心軸を回転軸として半回転させて取り付け可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、フロントハンドルはガードから着脱が可能になっている。また、フロントハンドルは、ジョイント部と把持部とから構成されており、把持部は、ジョイント部の中心軸(本体部の左右方向に延びている中心軸)から偏った位置に固定されている。また、ジョイント部は、この中心軸を回転軸として180度回転させてガードに取り付けることができる。
つまり、平面視におけるフロントハンドルは、ジョイント部を横線、把持部を縦線とするT字型となっており、当該縦線は、横線の中点より右または左にずれた位置から垂下している。そして、当該T字の横線部分がガードに装着されることにより、フロントハンドルはガードに固定される。さらに、当該T字を左右反転させることもできるようになっている。すなわち、縦線が横線の中点より右側に偏った位置から垂下したT字を左右反転させることにより、縦線が横線の中点より左側に偏った位置から垂下したT字とすることが可能となっている。
このように、把持部はジョイント部の中心ではない位置に固定されているため、ジョイント部を半回転させて装着し直すことにより、把持部の位置を変更することができる。すなわち、ジョイント部を半回転させて装着し直すことにより、本体部の前方寄り(リアハンドルから遠い位置)であった把持部の位置を、本体部の後方寄り(リアハンドルに近い位置)に容易に変更することができる。
これにより、リアハンドルと把持部との距離を変更することが可能となる。すなわち、フロントハンドルを半回転して装着し直すことにより把持部の位置を変更できるため、リアハンドルと把持部との距離を選択することが可能になる。また、把持部とジョイント部とは固定されているので、把持部が不安定となるなどの問題も発生しにくくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の手持ち式動力作業機であって、前記ガードには、互いに前記リアハンドルからの距離が異なる複数の螺旋穴が形成され、前記ガードに脱着可能な前記フロントハンドルには、先端部に前記螺旋穴に螺合可能な一つの螺旋部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、フロントハンドルの先端に一つ形成されている螺合部が、ガードに形成された螺合穴に螺合することで、ガードにフロントハンドルが取り付けられる。また、ガードには螺合穴が複数形成されており、これらの螺合穴は互いにリアハンドルからの距離が異なっている。
すなわち、フロントハンドルの螺合部をいずれの螺合穴に螺合させるかによって、フロントハンドルの取り付け位置を変更してフロントハンドルとリアハンドルとの距離を調整することが可能となる。これにより、作業者は作業姿勢の調整を行うことができ、手持ち式動力作業機の操作性が作業者の体格等によって損なわれにくくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の手持ち式動力作業機であって、前記ガードに設けられ、前記フロントハンドルを前記本体部の前後方向に摺動可能に支持するガイド部と、前記フロントハンドルを、摺動可能な第1の状態と、前記ガードに固定された第2の状態とに切り替える固定部材とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によると、フロントハンドルは、ガードに設けられたガイド部を本体部の前後方向に摺動する。また、固定部材によって、フロントハンドルを摺動させたり(第1の状態)、固定させたり(第2の状態)することができる。
これにより、フロントハンドルを第1の状態にすることで、ガードにおけるフロントハンドルの取り付け位置を変更し、フロントハンドルを第2の状態に切り替えることで、フロントハンドルをガードに固定して取り付けることができる。そのため、フロントハンドルを第1の状態から第2の状態へ切り替えるときのフロントハンドルの位置によって、フロントハンドルとリアハンドルとの距離を調整することが可能となる。これにより、作業者は作業姿勢の調整を行うことができ、手持ち式動力作業機の操作性が作業者の体格等によって損なわれにくくなる。
また、フロントハンドルの位置調整は、フロントハンドルを取り外さずに摺動させるだけであるので、フロントハンドルを喪失してしまったりすることもなく、また、簡易的であるので、作業者は短時間で調整を行うことが可能になる。
本発明によれば、フロントハンドルの取り付け位置を変更することにより、作業者の体格や好みに合わせてリアハンドルとの距離を調整することが可能になるので、作業者がより快適に操作することができる手持ち式動力作業機を提供することが可能になる。
本発明の一実施の形態であるヘッジトリマの平面図である。 本発明の一実施の形態であるヘッジトリマの右側面図である。 本発明の一実施の形態であるヘッジトリマにおけるフロントハンドルおよびガードを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態であるヘッジトリマにおけるガード部分を示す右側面図である。 本発明の一実施の形態であるヘッジトリマにおけるフロントハンドルの平面図である。 本発明の他の実施の形態である2のヘッジトリマにおけるフロントハンドルおよびガードを示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態であるヘッジトリマにおけるガード部分を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態であるヘッジトリマにおけるフロントハンドルを示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態であるヘッジトリマにおけるフロントハンドルおよびガードを示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態であるヘッジトリマにおけるフロントハンドルおよびガードを示す他方向からの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本実施の形態は、手持ち式動力作業機のうち、生け垣や植え込みの高さ、形状等を整えるヘッジトリマを例にして説明する。なお、説明の都合上、図1に示す矢印の方向を前後方向及び左右方向として以下に説明する。また、本実施の形態におけるヘッジトリマは、いわゆる右利き用であり、右手にて刈り込み位置を調整するのに適したものである。しかし、これに限らず、左右の配置が反対となる左利き用に適用してもよい。
図1および図2に示すように、ヘッジトリマ1は、駆動部等が収容されたハウジング110等から構成される本体部100と、該本体部100の前方(作業者と反対側)に向かって延在する刈取部120と、本体部100の後部に設けられるリアハンドル140と、本体部100の前側であって刈取部100の右方に設けられるガード150と、該ガード150に設けられ、右方(刈取部120の反対側)に向かって延在するフロントハンドル160とからなる。
図示例による本体部100は、駆動部がエンジン101であり、外観上はハウジング110からスタータハンドル103、燃料タンク105、エアクリーナカバー107、マフラ109を収納するマフラカバー111等が露出している。ハウジング110の底面にはエンジン101の動力を刈取部120に伝動する伝動機構(図示省略)が収容される。伝動機構については周知技術であるため詳細は省略するが、例えば、エンジン101の動力を受けて回転するギヤに偏心カムを設けて、回転運動を刈取刃の往復運動に変換するものである。なお、駆動部としてエンジン101を例示したが、駆動部はエンジン、モータ等を広く含む概念であり、作業部の駆動に用いられるものである。
刈取部120の左部には、例えば2枚の櫛刃状に形成された刈取刃121,122が上下に重なって構成され、各刈取刃121,122は伝動機構によってそれぞれ前後に往復運動を行い作業がなされる。刈取刃121,122は上側にガイドレール123が重ねられた状態で伝動機構に接続される。刈取刃121,122は左に略水平に刃が突出した状態で配置されるため、作業者が本体部100を水平に構えた場合には、作業の進行方向は水平方向となる。また、作業によって対象(生け垣など)を刈り取る位置は、刈取部120の左側水平方向となる。
リアハンドル140は、一般的には作業者の利き手ではない方の手によって把持されるもので、例えばハウジング110の底面後端部とボルト等によって固定されることにより、本体部100の後端(作業者側)に配置される。
リアハンドル140には、リアグリップ142、スロットルレバー141、ストップスイッチ143、ロックレバー145が配置され、エンジン始動後にエンジン101の回転等を調整することができる。なお、リアハンドル140はリング形状などの様々な形状を採用することができる。また、リアハンドル140とハウジング110とは制振部材によって固定してもよく、この場合リアハンドル140に伝わる振動を軽減することができる。
本実施形態では、作業者は左手でリアハンドル140を把持し、右手でフロントハンドル160を把持する。そして、リアハンドル140を持った手で本体部100の重量を支えつつ、フロントハンドル160を持つ手を動かして刈取位置を調整する。すなわち、作業時は、リアハンドル140を中心点として、フロントハンドル140を水平方向に回して、刈取位置を変更していくことになる。
(実施例1)
次に、図3〜図5を用いて、フロントハンドル160のガード150への取付構造の実施例1について説明する
図3に示すように、ガード150は、本体部100の前側に設けられ、側面視において略半円形状をなしている。このガード150によって、フロントハンドル160を握る作業者の手を、刈取刃121,122から保護している。また、図4に示すように、ガード150の右側面の前部と後部とにはそれぞれ同一の直径を有する取付穴151、取付穴152が形成されている。
フロントハンドル160は、ガード150の右側面に取り付けられ、把持部に相当するフロントグリップ161とジョイント部162とからなる。作業時は、作業者はリアハンドル140のリアグリップ142を左手で握り、フロントハンドル160のフロントグリップ161を右手で握ってヘッジトリマ1を操作する。
また、図5に示すように、円柱形状のフロントグリップ161は板形状のジョイント部162に垂直に一体として固定されており、フロントハンドル160は平面視においてT字型を形成している。ここで、フロントグリップ161はジョイント部162の中心軸から外れた位置に固定されている。つまり、フロントハンドル160は縦線が中心にはないT字型であり、縦線を軸にして反転することにより、縦線が右に偏ったT字型または縦線が左偏ったT字型となる。これにより、フロントハンドル160がガード150に取り付けられたとき、フロントグリップ161の位置はガード150の前寄り側または後寄り側になる(図3ではガード150前寄り側)。
また、図5に示すように、ジョイント部162の前部と後部とには、取付穴163,164が形成されており、この取付穴163と取付穴164の直径は、ガード150に形成された取付穴151,152と同一であり、また、取付穴163と取付穴164との距離は、取付穴151と取付穴152との距離と同一である。
本実施形態では、取付穴151,152,163,164の内壁は螺旋形状になっており、取付部材165,166が螺合可能になっている。そして、取付穴163,164のいずれかと螺合した取付部材165がさらに取付穴151,152のいずれかと螺合し、一方で取付部材165と螺合していない取付穴151,152のいずれかと取付穴163,164のいずれかとに取付部材166が螺合することによって、ジョイント部162とガード150が密着し、フロントハンドル160はガード150に取り付けられる。
すなわち、取付穴151と取付穴163とに取付部材165が螺合した場合、取付穴152と取付穴164とに取付部材166が螺合する。このような場合は、本実施形態では、フロントグリップ161は取付穴163付近に設けられているため、図5(a)に示すように、フロントグリップ161の設置位置はガード150の前側になり、リアハンドル140のリアグリップ142とは比較的離れた位置関係になる。一方、取付穴151と取付穴164とに取付部材165が螺合した場合、取付穴152と取付穴163とに取付部材166が螺合する。すなわち、フロントハンドル160が180度回転して上下が逆になってガード150に取り付けられた状態となる。この場合、図5(b)に示すように、フロントグリップ161の設置位置はガード150の後側になり、リアハンドル140のリアグリップ142とは比較的近い位置関係になる。
このように、フロントグリップ161の位置を変更することによってとリアグリップ142との距離を容易に調節することが可能になっている。すなわち、フロントハンドル160をガード150に取り付ける際、フロントグリップ161が本体部100の前方寄りに位置するか、後方寄りに位置するかを、フロントハンドル160を半回転させるだけで選択することができる。そのため、作業者の体格や好みの作業姿勢などによる操作性の差異が生じにくくすることができる。
また、フロントグリップ161はジョイント部162に一体として固定されており、さらに、フロントハンドル160がガード150に取り付けられる際は、2カ所を取付部材によって固定される。そのため、ガード150に取り付けられたフロントハンドル160は、ぐらつきが少なく、作業の振動によって取付位置がずれてしまうことない。
なお、本実施の形態においては、ガード150とジョイント部162とには、2カ所ずつの取付穴が形成されているが、これに限らず、それぞれさらに多くの取付穴が形成されており、少なくとも二組の取付穴に取付部材が螺合するようにしてもよい。この場合は、取付部材が螺合するガード150とジョイント部162とに形成された取付穴の組み合わせの幅が広がり、フロントグリップ161の位置調節をさらに細かく行うことができるようになる。
例えば、ガード150とジョイント部162とに前後に並んだ3カ所(前部、中部、後部とする)の取付穴がそれぞれ形成された場合は、ガード150の中部の取付穴と共に取付部材が螺合するジョイント部162の取付穴は、前部、中部および後部の3通りがあり、さらにフロントハンドル160を半回転させると、合わせて6通りの組み合わせがある。すなわち、この場合、フロントグリップ161の位置は6通りから選択することができることになる。
また、本実施の形態では、取付穴151,152,163,164の内壁は螺旋形状になっており、取付部材165,166が螺合可能になっているが、これに限らず、例えば、取付穴151,152,163,164の内壁に凹凸はなく、取付部材165,166の直径は、取付穴151,152,163,164の直径よりもわずかに大きく、かつ膨縮可能になっていてもよい。これにより、取付部材を収縮させて取付穴に挿入し、膨張させることで嵌合される。その他、ガード150に形成された取付穴とジョイント部162に形成された取付穴に取付部材を挿入することで、ガード150にジョイント部162を固定させるものであればよい。
(実施例2)
次に、図6〜図8を用いて、フロントハンドル260のガード250への取付構造の実施例2について説明する。なお、上記実施例と重複または同一の部分の説明については省略する。
図6に示すように、ガード250は、本体部100の前側に設けられ、側面視において略半円形状をなしている。このガード250によって、フロントハンドル260を握る作業者の手を、刈取刃121,122から保護している。また、図7に示すように、ガード250の右側面の前部と後部とにはそれぞれ同一の直径を有する螺旋穴251、螺旋穴252が形成されている。
フロントハンドル260は、ガード250の右側面に取り付けられ、図8に示すように、把持部に相当するフロントグリップ261と、フロントグリップ261の先端に設けられた螺旋部262とからなる。螺旋部262は、略円筒状のフロントグリップ261の底面中心部に突起状に設けられており、螺旋部262を螺旋穴251または螺旋穴252に螺合させることによって、フロントハンドル260がガード250に取り付けられる構造になっている。螺旋部262はフロントグリップ261に先端に固定されているため、螺旋穴251または螺旋穴252への着脱は、フロントグリップ260を周方向に回転させる。図6に示すフロントハンドル260は、螺旋穴251に螺旋部262が螺合している。
このような構造によって、フロントハンドル260は、ガード250に形成された螺旋穴251と螺旋穴252とのいずれかの位置に取り付けられる。すなわち、いずれの螺旋穴の位置にフロントハンドル260を取り付けるかによって、ガード250の前寄りと後寄りとのいずれに取り付けるかを、作業者が任意に選択することができるようになっている。そのため、フロントグリップ261の位置を変更することによってとリアグリップ142との距離を容易に調節することが可能になっている。したがって、作業者の体格や好みの作業姿勢などによる操作性の差異が生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態においては、ガード250には、2カ所の螺旋穴が形成されているが、これに限らず、さらに多くの螺旋穴が形成されていてもよい。この場合、ガード250にフロントハンドル260を取り付ける位置の選択肢はさらに広がり、作業者はより細かくフロントグリップ261の位置調整を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、フロントハンドル260はガード250に、フロントグリップ261の先端に設けられた螺旋部262をガード250に形成された螺旋穴251,252に螺合させることにより取り付けられるが、これに限らず、例えば、ガード250の右側面が鉄製となっており、フロントグリップ261の円筒底面が磁石となっており、任意に取付位置を選択できるようになってもよい。また、ガード250の右側面と、フロントグリップ261の円筒底面に面ファスナーを設け、これにより、ガード250の右側面の任意の位置にフロントハンドル260を取り付けられるようにしてもよい。
(実施例3)
次に、図9および図10を用いて、フロントハンドル360のガード350への取付構造の実施例3について説明する。なお、上記実施例と重複または同一の部分の説明については省略する。
ガード350は、本体部100の前側に設けられ、側面視において略半円形状をなしている。このガード350によって、フロントハンドル360を握る作業者の手を、刈取刃121,122から保護している。また、図9および図10に示すように、ガード350には、前後方向に延びるガイドレール351が形成されており、このガイドレール351がガイド部に相当する。ガイドレール351は、ガード350の側面を貫通した前後方向に長い長穴形状となっている。
フロントハンドル360は、ガード350の右側面に取り付けられ、把持部に相当するフロントグリップ361と、フロントグリップ361の先端に設けられた突起部362と、突起部362の先端に設けられた固定部材363とから構成されている。
そして、ガイドレール351に突起部362が摺動自在に支持されることによって、フロントハンドル360はガード350に取り付けられている。また、円筒形状のフロントグリップ361の底面部と、固定部材363とでガード350を挟み込んでいるため、フロントハンドル360はガード350から取り外し不可能となっている。
さらに、固定部材363を操作することにより、ガイドレール351に支持されている突起部362を摺動可能な状態(第1の状態)と摺動不可能な状態(第2の状態)とに切り替えることができる。具体的には、固定部材363は、板部材363aとクリップ363bとから構成されており、板部材363aは、突起部362の先端に図示しない弾性材を介して取り付けられている。本実施形態においてこの弾性部材はコイルバネであるが、その他の弾力性を有する部材を用いてもよい。そして、クリップ363bの板部材363aと接する部分は、図10に示すように側面視において略楕円形状をなしており、クリップ363bのつまみ部分を手前に倒すと、前記コイルバネが伸びた状態となり、ガイドレール351と板部材363aとの間に隙間が生じる。一方、クリップ363bのつまみ部分を持ち上げると、前記コイルバネが縮んだ状態となり、ガイドレール351と板部材363aとが密着する。
このように、クリップ363bを操作することにより、ガイドレール351と板部材363aとを密着させたり離したりすることがすることが可能になっている。そして、ガイドレール351と板部材363aとの間に隙間があるときは、ガイドレール351を突起部362が摺動可能となり、ガイドレール351と板部材363aとが密着すると、突起部362は摺動不可能となる。
これにより、ガイドレール351に突起部362が摺動可能に支持されていることでガード350に取り付けられているフロントハンドル360は、クリップ363bを操作して、ガイドレール351の任意の位置に移動させて固定することが可能になっている。そのため、ガード350におけるフロントハンドル360の位置を、作業者が任意に選択することができるようになっている。そのため、フロントグリップ361とリアグリップ142との距離を容易に調節することが可能になっている。したがって、作業者の体格や好みの作業姿勢などによる操作性の差異が生じにくくすることができる。また、ガイドレール351の任意の位置にフロントハンドル360を固定することができるので、細かな位置調節が可能になっている。さらに、フロントハンドル360が摺動可能な状態であっても摺動不可能な状態であってもガイドレール351に支持されているため、フロントハンドル360を取り外して喪失してしまう虞もない。
なお、本実施形態においては、クリップ363の操作によって、フロントハンドル360を摺動可能な状態と固定された状態とに切り替えるが、これに限らず、例えば、突起部362が螺旋形状になっているとともに、板部材363aに螺旋穴が形成されていてもよい。この場合、フロントグリップ361を回転させて、板状部材363aに螺合させることによって摺動不可能に固定され、逆に回転させることによって、摺動可能な状態とすることができる。また、板部材363aは突起部362にコイルバネを介して取り付けられているが、これに限らず、例えば、板部材363aは突起部362に直接取り付けられ、板部材363aが弾性部材であるスプリングワッシャーであってもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いに技術を流用することができる。
なお、以上の本実施の形態においては、ガードにおけるフロントハンドルの固定位置を調整できるようにすることで、フロントグリップとリアグリップ142との距離を容易に調節できるようにしている。しかしこれに限らず、例えば、ガードが本体部100に着脱可能に設けられるとともに、フロントハンドルの取付位置が異なる複数のガードのうちいずれのガードを本体部100に接続するかによって、フロントグリップとリアグリップ142との距離を調節できるようにしてもよい。
1 ヘッジトリマ
100 本体部
101 エンジン
103 スタータハンドル
105 燃料タンク
107 エアクリーナカバー
109 マフラ
110 ハウジング
120 刈取部
121 刈取刃
122 刈取刃
123 ガイドレール
140 リアハンドル
141 スロットルレバー
142 リアグリップ
143 ストップスイッチ
145 ロックレバー
150 ガード
151 取付穴
152 取付穴
160 フロントハンドル
161 フロントグリップ
162 ジョイント部
163 取付穴
164 取付穴
165 取付部材
166 取付部材
250 ガード
251 螺旋穴
252 螺旋穴
260 フロントハンドル
261 フロントグリップ
262 螺旋部
350 ガード
351 ガイドレール
360 フロントハンドル
361 フロントグリップ
362 突起部
363 固定部材
363a 板部材
363b クリップ

Claims (4)

  1. 駆動部を備えた本体部と、
    前記本体部の前側に設けられ、前記本体部の左右方向一方側に刃先が形成された刈取刃を有する刈取部と、
    前記本体部の前側であって、前記本体部の左右方向の前記刃先が形成された他方側に設けられたガードと、
    前記ガードに取り付けられて、前記刃先の他方側に延びるフロントハンドルと、
    前記本体部の後側に設けられたリアハンドルと、を備え、
    前記ガードにおける前記フロントハンドルの取り付け位置は変更可能であることを特徴とする手持ち式動力作業機。
  2. 前記フロントハンドルは、前記ガードに着脱可能なジョイント部と、該ジョイント部に固定された把持部とから構成され、
    前記把持部は、前記ジョイント部における前記本体部の左右方向に延びる中心軸から外れた位置に固定されており、
    前記ジョイント部は、前記中心軸を回転軸として半回転させて取り付け可能であることを特徴とする請求項1に記載の手持ち式動力作業機。
  3. 前記ガードには、互いに前記リアハンドルからの距離が異なる複数の螺旋穴が形成され、
    前記ガードに脱着可能な前記フロントハンドルには、先端部に前記螺旋穴に螺合可能な一つの螺旋部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の手持ち式動力作業機。
  4. 前記ガードに設けられ、前記フロントハンドルを前記本体部の前後方向に摺動可能に支持するガイド部と、
    前記フロントハンドルを、摺動可能な第1の状態と、前記ガードに固定された第2の状態とに切り替える固定部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の手持ち式動力作業機。
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