JP7271208B2 - プログラム、および情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷周辺の任意の機能を実行するための技術に関する。
昨今、タブレット型コンピュータや携帯型コンピュータの普及により、デスクトップPCのみならずタブレット端末や携帯端末向けのモバイルPCにも対応する新たなオペレーティングシステム(以降、OS)が発表されている。そして、デスクトップコンピュータと携帯型・タブレット型コンピュータの両方での使用を想定した、Universal Windows Platformアプリケーション(以降、UWPアプリ)も登場している。
このUWPアプリから印刷を行う場合、従来提供されてきた多くの印刷機能を提供するためにはV4アーキテクチャを使用したプリンタドライバ(以降、V4プリンタドライバ)を使用する必要がある。しかしながら、V4プリンタドライバは、従来のV3プリンタドライバと比較して機能が制限されている。そこで、V4プリンタドライバを使用するプリンタと紐づけたアプリケーションであるWindowsStoreDeviceアプリケーション(以降、WSDA)を用いることで、従来の印刷機能を実現することができる。
従来の印刷機能の1つに、PCやサーバなどの記憶領域のユーザが指定した記憶領域に保存された画像データを描画データに付加して印刷する機能がある。例えば、印刷しようとする描画データに対して、指定した画像や文字を付加画像として重ねて印刷を行うスタンプ機能(ウォータマーク機能とも呼ぶ)などがある。特許文献1では、スタンプ機能を実行するホストコンピュータと、プリンタに実行命令を発行するサーバコンピュータとを用いて、プリンタドライバにおいてスタンプ機能を実現している。
特開2010-277246号公報
V4プリンタドライバにおいて、従来のスタンプ機能を実現するため、WSDA等のUIアプリケーションを用いることが考えられる。しかしながら、WSDAはセキュリティ強化を目的としてファイルアクセスが制限されている。よって、任意の記憶領域に保存された画像ファイルを読み込んで、任意のスタンプ画像等を使用する機能を実現することができない場合がある。
そこで本発明は、WSDA等のUIアプリケーションがアクセスできない記憶領域に保存された画像データを表示可能にすることを目的とする。
本発明は、UI(User Interface)を提供する機能を有していないドライバが選択された場合にUIを提供可能なUIアプリケーションのプログラムであって、コンピュータを、前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存された画像データを取得する取得手段、所定の画面を表示手段に表示させる表示制御手段、として機能させ、前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記UIアプリケーションとは異なる拡張UIアプリケーションが、前記UIアプリケーションがアクセスできない第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に所定の形式で保存した画像データであり、前記表示制御手段は、前記所定の画面内に、前記第1記憶領域から取得された画像データに基づく画像を付加用画像として表示させ、前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記拡張UIアプリケーションが、前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に圧縮して所定の形式で保存した画像データであり、前記取得手段は、前記第1記憶領域から前記圧縮された所定の形式の画像データを取得することを特徴とする。
本発明によれば、UIアプリケーションにおいて、そのアプリケーションがアクセスできない記憶領域に保存された画像データを表示可能にすることができる。
本発明を適用できる印刷システムのハードウエア構成を示すブロック図。 V4プリンタドライバによる一般的な印刷システムのモジュール構成を示す図。 実施形態1における拡張UIモジュールによるスタンプ画像登録処理のフローチャート。 実施形態1における拡張UIモジュールのスタンプ設定タブシートを示す図。 実施形態1における拡張UIモジュール224のスタンプ登録タブシートを示す図。 実施例1および2で使用されるQPBに格納される識別情報の記載例を示す図。 実施例1および2で使用されるUPBに格納される識別情報の記載例を示す図。 実施形態1におけるWSDA上でのスタンプ設定UIを示す図。 実施形態1におけるWSDAが実行するスタンプ画像読み込み処理のフローチャート。 実施形態1におけるWSDAが実行する印刷処理のフローチャート。 実施形態1におけるレイアウトフィルターの処理フローチャート。 実施形態2における拡張UIモジュールのスタンプ画像登録処理のフローチャート。 実施形態2におけるレイアウトフィルターの処理のフローチャート。 実施形態1における印刷設定時に表示される具体的な画面の例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
実施形態1
(ハードウエア構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る印刷システムの全体構成例を示すブロック図である。情報処理装置110は、入力インターフェース(以降、インターフェースをI/F)111、CPU112、ROM113、出力I/F114、外部記憶装置115、RAM116、入力装置117、出力装置118、入出力I/F119を有する。
ROM113は、初期化プログラムを保存する。外部記憶装置115は、OS、プリンタドライバ、アプリケーションといったプログラムやその他各種のデータを保存する。RAM116は、外部記憶装置115に保存される各種プログラムがワークメモリーとして使用する。
入力装置117は、マウスやキーボードのほかに、タッチパネル等で構成され、データ入力や動作指示に使用され、入力I/F111に接続される。出力装置118は、データ表示や状態の通知に使用され、出力I/F114に接続される。
印刷装置120は、入出力I/F121、CPU122、プリントエンジン123、ROM124、RAM125を有する。情報処理装置110と印刷装置120は、USBケーブルやネットワークケーブル等により接続されている。RAM125はCPU122のワーキングメモリとして使用され、受信したデータの一時保存用バッファとしても利用される。ROM124は、制御命令を保存している。プリントエンジン123は、RAM125に保存されたデータに基づき印刷を行う。CPU122は、ROM124に保存されている制御命令に従い印刷装置120を制御する。
本実施形態においては、情報処理装置110および印刷装置120の処理分担を上記のように示したが、処理の分担形態はこれに限らない。
(V4プリンタドライバの印刷システム)
ここでは、図2を用いて、情報処理装置110でMicrosoft社のWindows(登録商標)8以降のOSを用い、ドライバアーキテクチャとしてV4アーキテクチャを使用したV4プリンタドライバを用いた一般的な印刷システムについて説明する。
ユーザが描画アプリケーション201から印刷を指示すると、OSの印刷サポート機能211を介して、標準UIモジュール221による表示制御により簡易的な設定画面が表示される。標準UIモジュール221は、OSのMPD(Modern Print Dialog)により実現される。なお、標準UIモジュール211は、図2ではV4プリンタドライバ220の持つ機能として記載しているが、元々OSが提供するモジュールである。ベンダー独自のV4プリンタドライバ自体がUI機能を有していないため、OSの構成物である標準UIモジュール211をドライバの機能として利用している。
描画アプリケーション201は、描画データ(紙面上に印刷を形成する元となる画像やテキスト情報等)および後述する中間データを生成するための描画アプリケーションである。描画アプリケーション201としては、画像処理、ワードプロセッサ、ウェブブラウザなどのソフトウエアが含まれる。また、描画アプリケーション201には、他のアプリケーションへのI/Fを備え、他のアプリケーションからの要求に応じた印刷装置やプリンタドライバへの命令を生成するソフトウエアも含まれる。標準UIモジュール221により提供される設定画面は、印刷結果を画面上で確認できる印刷プレビュー機能と、基本的な印刷設定をユーザが選択可能な機能と、を有する。
ここで、図14に印刷設定時に表示される具体的な画面の例を示す。図14(a)では、描画アプリケーション201が提供する画面1401において、印刷の指示がなされると、OSの標準UIモジュール221により図14(b)に示す設定画面1402が表示される。この設定画面1402において、ユーザは、使用するドライバの選択を行うことができる。さらに、設定画面1402において、基本的な印刷設定を指示することもできる。
さらに、標準UIモジュール221は、ユーザからの指示を受け、詳細な印刷設定をユーザが選択可能なWindows Store Device Application(以後、WSDA)200を起動する。具体的には、図14(b)の設定画面1402において「その他の設定」ボタン1403が指定されると、図14(c)に示すWSDA200が提供する詳細設定画面1404が表示される。この詳細設定画面1404でユーザは更に詳細な印刷設定を指示することができる。WSDA200は印刷装置を提供するベンダ(以後、プリンタベンダ)が提供するプリンタドライバ220の機能を拡張するためのアプリケーションである。WSDA200は、V4プリンタドライバのようにGraphical User Interface(以下、「GUI」又は単に「UI」とも呼ぶ)を提供する機能を有していないドライバが選択された場合に、印刷設定画面等のUIを提供することができる。つまり、WSDA200はドライバに代わって所定のUIを提供可能なUIアプリケーションである。
WSDA200は、OSの印刷サポート機能211を介して、標準UIモジュール221から印刷設定を示す情報を受け取り、ユーザによる設定に応じてその設定情報を変更し、標準UIモジュール221に返却する。ここで、印刷設定を示す情報は、OSの定義する書式に基づきXML形式で記述されたものであり、PrintTicket(以下、PT)と呼ばれるデータ内に含まれる。WSDA200はPTを参照及び変更することができる。PTには、例えば、用紙サイズや用紙の種類、画像処理パラメータ等が含まれる。PTは、標準UIモジュール221の設定が完了すると、OSの印刷サポート機能211を介して描画アプリケーション201に送られる。
なお、PTは、選択されたプリンタドライバ220のコンフィグレーションモジュール(不図示)によって生成される。WSDA200は、コンフィグレーションモジュールを呼び出すことで、ユーザの指定を反映したPTを生成(編集)する。また、コンフィグレーションモジュールは、選択されたプリンタドライバ220で設定可能な機能と選択項目をOSの定義する書式に基づきXML形式で記述したPrintCapabilitiesを生成する機能も有する。WSDA200や後述するPrinterExtensionは、このPrintCapabilitiesに記述された情報に基づきUIを提供する。
図14で示した印刷設定の後に、OSの標準UIモジュール221が提供する設定画面1402において、「印刷」ボタンが指示されると、印刷要求(描画命令)がなされる。標準UIモジュール221上でユーザにより印刷が指示されると、描画アプリケーション201は、標準UIモジュール221から印刷要求を受け、印刷に必要な中間データを生成する。この中間データは、XML Paper Specification(以後、XPS)という書式で記述されたXPS文書である。本実施形態の中間データは、前述のPTと、描画アプリケーションにより生成された描画データと、を有する。なお、WSDA200は、中間データを参照及び変更することができる場合もある。このような中間データの参照及び変更機能を有する場合、WSDA200は、描画データの参照及び編集が可能なため、描画データに基づく印刷プレビュー機能を提供することができる。
描画アプリケーション201は、種々の描画命令を含む描画命令群をOSに発行する。描画命令には、例えばテキスト描画命令、グラフィクス描画命令、イメージ描画命令があげられる。
OSは、描画アプリケーション201から発行される各種描画命令に応じて、中間データをOSの印刷サポート機能211を介してスプールデータに変換する。変換後のスプールデータは、スプーラ212のプリントキュー213に一時的に蓄えられ、印刷ジョブ214としてスプーラ212により管理される。印刷ジョブ214は、V4プリンタドライバ220によって印刷装置120が解析可能な印刷データに変換された後、印刷装置120に送信される。印刷装置120は、印刷データに基づき印刷を行う。
以下、V4プリンタドライバ220における処理をより詳細に説明する。印刷ジョブ214は、スプーラ212からデスプールされてV4プリンタドライバ220に送信されると、先ずレイアウトフィルター222によって処理される。レイアウトフィルター222は、PTに従って、各印刷ジョブ214の描画データに対してページを並べ替えたり、複数のページを1つのページにまとめたりするページ構成処理を行う。
ここでフィルターとは、入力されたデータをもとに、加工、変換、無変換、生成等の工程を介して、何らかのデータを出力する機能を有するプログラム又はモジュールのことである。各フィルターは、印刷ジョブ214のデスプール時に不図示のOSのフィルター管理機能から呼び出され、初期化が行なわれる。
次に印刷ジョブ214は、レンダーフィルター223によって処理される。レンダーフィルター223は、PTに従って印刷ジョブ214を変換し、印刷装置120が解釈可能な印刷データを生成する。そして、レンダーフィルター223が生成した印刷データは、V4プリンタドライバ220からポートモニタ231を介して印刷装置120へ送信される。
拡張UIモジュール224は、V4プリンタドライバ220の機能を拡張する拡張UIアプリケーションであり、PrinterExtensionとも呼ばれる。拡張UIモジュール224は、WSDA200と同様にドライバに代わってUIを提供可能である。具体的には、描画アプリケーション201がWin32アプリケーション等のLegacyアプリケーションの場合には、印刷設定を設定するために、WSDA200ではなく、拡張UIモジュール224が起動される。つまり、拡張UIモジュール224は、OSの印刷サポート機能211および標準UIモジュール221を介して起動され、ユーザが印刷設定を指定可能なUIを提供することができる。拡張UIモジュール224は、WSDA200同様に、PTを参照及び変更することができる。
Legacyアプリケーションは、印刷が指示されると拡張UIモジュール224を起動し、拡張UIモジュール224から取得したPTに基づき中間データとしてXPS文書を生成する。以後の流れは、前述の描画アプリケーション201からの印刷処理時と同等であるため省略する。なお、図2では、拡張UIモジュール224はV4プリンタドライバ220の持つ機能として記載しているが、元々はV4プリンタドライバと紐付く別個のアプリケーションである。ただし拡張UIモジュール224は、V4プリンタドライバと同じパッケージとして提供されることが好ましく、本実施形態ではV4プリンタドライバの一機能として利用されるものとしている。
また、WSDA200では、OSによる制限のため、特定の記憶領域を除いて任意の記憶領域(ローカルストレージ)に格納されたファイルにアクセスすることができない。一方で拡張UIモジュール224は、WSDA200がアクセスできないこのような記憶領域にアクセスすることができる。
キュープロパティバッグ215(以降、QPB)は、システム全体のドライバに関する設定値を保持する記憶領域であり、コンピュータに登録されている全てのユーザが参照可能である。QPB215には拡張UIモジュール224で設定された値が書き込まれ、QPB215に書き込まれた設定値は、WSDA200や拡張UIモジュール224、レンダーフィルター223により読み出すことができる。
ドライバプロパティバッグ216(以降、DPB)は、印刷装置120の機種に依存する情報を保存する記憶領域である。
ユーザプロパティバッグ217(以降、UPB)は、OSのユーザのアカウントに依存する設定値を保存する記憶領域である。
以上がV4プリンタドライバにおける印刷フローである。なお、WSDA200は、通常、OSが、不図示のアプリケーション配布システム(Microsoft(登録商標)が管理するサーバ)からインターネットを経由して取得する。また、プリンタベンダは、事前にMicrosoft(登録商標)が管理するMetadata用サーバに、Metadataを提供している。よって、適切なWSDA200が情報処理装置110に自動的にインストールされる。より詳細には、Metadata内には、デバイスである印刷装置のデバイス識別情報(Hardware ID)と、WSDA200のソフトウエア識別情報(Identity Name)とが記載されている。また、プリンタドライバのInfファイルには、デバイス識別情報(Hardware ID)が記載されている。よって、OSは、プリンタドライバがインストールされると、デバイス識別情報を基に対応するMetadataをダウンロードする。そして、OSは、そのMetadata内を参照し、対応するデバイス識別情報(Hardware ID)に関連づけられたソフトウエア識別情報(Identity Name)を特定し、対応するWSDA200を取得することができる。よって、プリンタドライバと、WSDA200と、は関連づけられている。
(WSDA利用時のスタンプ機能の処理フロー)
ここでは、本発明の実施形態1に係る印刷システムにおいて、WSDA200で課される制限の下でスタンプ機能を実現する処理方法について説明する。なお、本実施形態において、スタンプ機能とは、描画アプリケーションにより生成された描画データに基づく画像上に、特定の画像を付加する機能である。以下、スタンプ画像を付加用画像とも呼ぶ。
前述したように、WSDA200では、OSによる制限のため、特定の記憶領域を除いて任意の記憶領域に格納されたファイルにアクセスすることができない。そこで、本発明では、WSDA200がアクセスできる記憶領域であり、ドライバに関する設定値を保存するための記憶領域であるQPB215およびUPB217を利用する。すなわち、WSDA200は、拡張UIモジュール224に対してQPB215にスタンプ画像ファイルと、そのスタンプ画像ファイルに1対1で対応する識別情報とを保存させる。またWSDA200は、拡張UIモジュール224に対してUPB217に読み込んだ全てのスタンプ画像ファイルの識別情報を含む一覧を保存させる。
WSDA200は、まずUPB217からスタンプ画像ファイルの識別情報一覧を読み込む。WSDA200は、読み込んだ識別情報に基づきQPB215から識別情報に対応するスタンプ画像ファイルをバイナリデータで読み込む。そしてWSDA200は、WSDA200が提供するUI上(例えば、図14(c)に示す設定画面1404内の一形態であるスタンプ設定画面)に表示する。このようにQPB215およびUPB217を利用することで、任意の記憶領域へのアクセスが制限された状況においても、WSDA200はUIの画面内に任意のスタンプ画像を表示できる。また、WSDA200が印刷プレビュー機能を有する場合は、ユーザは、印刷を行う前に描画データに基づく画像上にスタンプ画像を付加した印刷プレビューを確認することが可能となる。
以下では、図3、9~11に示すフローチャートを用いて発明の実施形態1に係るスタンプ画像ファイルの登録処理、読み込み処理、印刷処理、およびフィルター処理の詳細について説明する。
(拡張UIモジュールによるスタンプ画像ファイルの登録処理)
図3は、本発明の実施形態1に係る印刷システムにおける拡張UIモジュール224がローカルストレージ内の任意の記憶領域に格納された任意の画像をスタンプ画像として登録する登録処理を表すフローチャートである。
図4、5に、任意の記憶領域に格納された画像ファイルをスタンプ画像ファイルとして登録する際の拡張UIモジュール224により生成されるスタンプ登録UIの一例を示す。本実施形態におけるスタンプ登録UI400は、スタンプタブ401、配置タブ402、設定登録タブ403、OKボタン408、CANCELボタン409およびHELPボタン410を備え、出力装置118の表示装置に表示される設定画面である。
図4に示すスタンプタブ401のシートでは、スタンプの種類選択ボックス404で「ビットマップ」を選択することで未登録のビットマップ画像ファイルの使用することができる。この場合、ファイル名入力ボックス405を表示してローカルストレージ内の画像ファイルの保存場所情報であるファイルパスを入力できるようにする。ファイルパスは、ファイル選択ボタン406を押下することにより表示されるOS標準のファイル選択ダイアログによって指定してもよい。スタンプの種類選択ボックス404では、未登録のビットマップ画像ファイルの使用を表す「ビットマップ」以外に、例えば文字列や、V4プリンタドライバ220に登録済みのスタンプ画像ファイルの名称などのスタンプの種類を選択することができる。
使用するスタンプ画像ファイルが決定すると、サンプル表示領域407にサンプル画像に対してスタンプ画像を重畳した結果を表示することができる。なお、サンプル画像とは、ユーザが描画アプリケーション201を用いて作成した描画データに基づく画像とは異なり、元々組み込まれた見本画像である。
図5に示す設定登録タブ403のシートでは、読み込んだ画像ファイルをスタンプ画像ファイルとして登録するためのスタンプ設定を行う。設定登録タブ403では、新規保存ボタン503を押下することで、任意の記憶領域から読み込んだ画像ファイルを、タイトル入力部501に入力した名称を持つスタンプ画像ファイルとして、プリンタQPB215に保存することができる。また、すでに保存されているスタンプ画像ファイルの名称を表示欄502に一覧表示することができる。さらに表示欄502に表示された名称のうちいずれかを選択して削除ボタン504を押下することで、すでに保存されているスタンプ画像ファイルをプリンタQPB215から削除することができる。
ここで図3に戻り、拡張UIモジュール224がスタンプ画像ファイルを登録する際の拡張UIモジュール224の処理について説明する。まず、拡張UIモジュール224がスタンプ登録UI400のスタンプタブ401を表示すると、図3に示すスタンプ画像ファイルの読み込み処理を実行する。
S301において拡張UIモジュール224は、ファイル名入力ボックス405のテキスト入力領域もしくはファイル選択ボタン406のファイル選択ダイアログを表示して、ユーザからの所望の画像ファイルの保存場所情報(ファイルパス)の入力を待つ。つまり、S301において、拡張UIモジュール224は、ユーザからの指示に基づき、所望の画像ファイルの指定を受け付ける。
S302において拡張UIモジュール224は、ユーザが指定した画像ファイルの保存場所情報(ファイルパス)を取得し、そこに画像ファイルが存在するか否かを判定する。画像ファイルが存在する場合はS303に移行し、画像ファイルが存在しない場合は処理を終了する。
S303において拡張UIモジュール224は、ユーザが指定した保存場所から画像ファイルを読み込む。そして、拡張UIモジュール224の保存制御により、読み込んだ画像ファイルをバイナリ形式でスタンプ画像ファイルとしてQPB215に保存する。また、そのスタンプ画像ファイルに関連付けられた識別情報を生成して、スタンプ画像ファイルとともに、識別情報をQPB215に保存する。図6に、QPB215に保存される識別情報の記載例を示す。識別情報は、XML形式で記述され、各スタンプ画像ファイルの識別情報が属性情報を示すタグと、タグで囲まれた要素とによって表現される。図6の3行目のタグはスタンプ画像ファイルのリストの開始を表し、16行目はリストの終了を表す。4行目はスタンプ画像ファイル(ビットマップ)のリスト上の並び順、5行目9行目および13行目はスタンプ画像ファイルに対するユニークなIDであるスタンプ画像ファイルの識別情報(例えば、「0000000000」)を表している。また、6行目10行目および14行目はスタンプ画像ファイルのビットマップのデータをバイト列で表現した文字列(例えば、「XXX~(中略)~YYS」)を表している。
S304において拡張UIモジュール224は、読み込んだスタンプ画像ファイルを管理するために、全てのスタンプ画像ファイルの識別情報をUPB217に保存する。UPB217には、登録された全てのスタンプ画像ファイルの識別情報の一覧が保存される。図7に、UPB217に保存される識別情報一覧の記載例を示す。識別情報一覧もXML形式で記述され、各スタンプ画像ファイルの識別情報が属性情報を示すタグと、タグで囲まれた要素とによって表現される。UPB217から特定の指定されたスタンプ画像ファイルの識別情報を取得する場合、タグの属性情報に基づいて探索を行うことにより、指定されたスタンプ画像ファイルの識別情報を取得できる。図7の3行目のタグはスタンプ画像ファイルのリストの開始を表し、16行目はリストの終了を表す。4行目はスタンプ画像ファイルのリスト上の並び順を示す。5行目9行目および13行目は、図6の5行目9行目および13行目に対応し、スタンプ画像ファイルの識別情報を表している。また、6行目10行目および14行目は名称情報であり、図5の表示欄502上に表示するスタンプ画像ファイルの名称を文字列(例えば、「UserBMP000」)で表している。
本実施例において、WSDA200と拡張UIモジュール224の両方がアクセス可能な記憶領域としてQPB215、UPB217を使用している。しかし、WSDA200と拡張UIモジュール224の両方がアクセス可能な記憶領域であれば、これらQPB215、UPB217に限定されないことは言うまでもない。
(WSDA上でのスタンプ画像ファイルの読み込み処理)
図8に、登録済みのスタンプ画像ファイルを選択した際のWSDA200により提供されるスタンプ設定UIの一例を示す。図8のスタンプ設定UIは、図14(c)に示す設定画面の一部であってもよく、別の設定画面でもよい。スタンプ設定UI800は、スタンプタブ801、位置タブ802、OKボタン805、CANCELボタン806およびHELPボタン807を備え、出力装置118の表示装置に表示される設定画面である。スタンプタブ801は、スタンプの種類選択ボックス803、およびサンプル画像に対してスタンプ画像808を付加した結果を表示することができる表示領域804を備える。
また図9に、本発明の実施形態1に係る印刷システムにおけるWSDA200が実行するスタンプ画像ファイルの読み込み処理のフローチャートを示す。
まずS901においてWSDA200は、UPB217にスタンプ画像ファイルとして登録された画像ファイルに関連付けられた識別情報が存在するか否かを判定する。
UPB217に識別情報が存在する場合、S902においてWSDA200は、UPB217から全ての識別情報を一覧として読み込み、識別情報が存在しない場合は処理を終了する。尚、UPB217に識別情報が存在しない場合はその旨を知らせるメッセージを表示してユーザに通知するなど、エラー処理を行ってもよい。
次にS903においてWSDA200は、読み込んだ識別情報一覧を用いて、QPB215の中に読み込んだ識別情報およびそれらに対応するスタンプ画像ファイルが存在するか否かを判定する。
QPB215に識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルが存在する場合は、S904においてWSDA200は、QPB215から識別情報に対応するスタンプ画像ファイルを読み込む。
S905においてWSDA200は、WSDA200の記憶領域に識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルを保存する。そして、それらスタンプ画像ファイルの名称をUI上のスタンプの種類選択ボックス803に表示する。スタンプ画像ファイルの名称は、図5において、タイトル入力部501に入力された名称に対応し、図7の6行目10行目および14行目に記載された名称情報に対応する。スタンプ画像ファイルが複数存在する場合、プルダウンメニュー等によりスタンプ画像ファイルの名称を選択可能に一覧表示してもよい。QPB215に識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルが存在しない場合は処理を終了する。尚、QPB215に識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルが存在しない場合においても、その旨を知らせるメッセージを表示してユーザに通知を行うといったエラー処理を行ってもよい。
(WSDA内でのスタンプ設定処理)
WSDA200上でのスタンプ画像ファイルの読み込み処理が終了すると、読み込んだスタンプ画像ファイルは、スタンプ設定UI800のスタンプタブ801のシートに表示される。スタンプ画像ファイルが複数存在する場合、ユーザは、プルダウンメニュー等により、スタンプ画像ファイルの名称をUI上のスタンプの種類ボックス803で選択することができる。図8では、表示領域804において、サンプル画像上に、選択されたスタンプ画像ファイルの名称(タイトル:ユーザ登録ビットマップ1)に対応するスタンプ画像808が表示されている。また、配置タブ802を選択することでスタンプ画像の印刷用紙に対する位置や角度に関する位置情報の設定を行うシートに遷移する。スタンプタブ801および配置タブ802での設定完了後、ユーザによりOKボタン805が押下されると、印刷時に使用されるスタンプ画像ファイルが決定され、スタンプ設定情報が登録される。すなわち、選択されたスタンプ画像ファイルの識別情報およびスタンプ画像の位置情報を、印刷時に使用するためにWSDA200内部にスタンプ設定情報として保存し、処理を終了する。
上記のように、拡張UIモジュール224を用いてQPB215およびUPB217にスタンプ画像ファイルを登録することにより、任意の記憶領域内に保存されたスタンプ画像ファイルをWSDA200が提供するUI上でプレビュー表示することができる。そのため、ユーザは印刷前にWSDA200が提供するUI上でスタンプ画像を確認することができる。なお、例えば、WSDA200が、中間データの参照及び編集が可能な場合、中間データに含まれる描画データの参照及び編集が可能になる。その場合、WSDA200は、ユーザが描画アプリケーション201を用いて作成した描画データに基づく画像上にスタンプ画像を付加した印刷プレビュー画像を表示することができる。
(WSDAからの印刷処理)
図10に、本発明の実施形態1に係る印刷システムにおけるWSDAが実行する印刷処理のフローチャートを示す。
まずS1001においてWSDA200は、スタンプ設定情報(スタンプ画像を配置する位置や向きに関する位置情報、スタンプ画像ファイルに対応する識別情報)が存在するか否かを判定する。スタンプ情報が存在する場合はS1002に移行し、存在しない場合はS1005に移行する。
S1002においてWSDA200は、スタンプ設定情報が存在する場合、PTをOSから取得する。
S1003においてWSDA200は、PTに対してスタンプ設定情報を記載する。つまり、スタンプ設定情報に基づき、PTを編集する。
S1004においてWSDA200は、上記情報を記載したPT(編集済みのPT)をOSに返却する。
S1005においてWSDA200は、通常の印刷処理を実行して処理を終了する。
(レイアウトフィルター222の処理)
図11に、本発明の実施形態1に係る印刷システムにおいて印刷処理時にレイアウトフィルター222が実行する処理のフローチャートを示す。
S1101においてレイアウトフィルター222は、印刷ジョブを取得する。
S1102においてレイアウトフィルター222は、印刷ジョブ内のPTを参照する。
S1103においてレイアウトフィルター222は、PTの中に、スタンプ設定情報が存在するか否かを判定する。PTにスタンプ設定情報が存在する場合はS1104に移行し、存在しない場合はS1107に移行する。
PTにスタンプ設定情報が存在する場合、S1104においてレイアウトフィルター222は、PTに記載されたスタンプ機能を表すタグに含まれる値を参照し、スタンプ設定情報を取得する。
次にS1105においてレイアウトフィルター222は、スタンプ設定情報に含まれるスタンプ画像ファイルに対応する識別情報と、その識別情報に対応するスタンプ画像ファイルがQPB215に存在するか否かを判定する。識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルがQPB215に存在する場合はS1106に移行し、それらのいずれか一方でもQPB215に存在しない場合はS1107に移行する。
識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルがQPB215に存在する場合、S1106においてレイアウトフィルター222は、QPB215から識別情報に対応するスタンプ画像ファイルを取得する。そして、レイアウトフィルター222は、印刷ジョブの描画データに対してスタンプ設定情報に基づき印刷ジョブで指定された位置にスタンプ画像データを付加する。
最後にS1107において、レイアウトフィルター222は、印刷ジョブをレンダーフィルター223に送信し、処理を終了する。
実施形態2
次に、本発明の実施形態2に係る印刷システムにおいて、スタンプ画像を付加する画像処理方法について説明する。実施形態1では、QPB215を用いることでWSDA200のような任意の記憶領域へのアクセスが制限されているアプリケーション上であっても、任意の記憶領域上の任意のスタンプ画像ファイルをアプリケーションに読み込み、使用することを実現した。しかしながら、OSの仕様によりQPB215の記憶容量には制限が設けられている。そのため、QPB215の記憶容量を超える大きさのデータを保存することはできない。
上記の課題を解決する方法として、格納するスタンプ画像ファイルに対して符号化によるデータ量の圧縮を行うことが考えられる。しかし、圧縮方法が不可逆である場合、高解像度のスタンプ画像ファイルを使用しようとすると、データの圧縮により画質が低下し、印刷品質の低下を生じさせてしまうという課題が残る。また、たとえ可逆の圧縮方法を採用して品質を維持できたとしても、必ずしもQPB215の記憶容量は十分とは言えない。例えば、商業印刷で用いるような高解像度でより大きな画像ファイルを大量に使用する場合などのおいては、データサイズの増大は不可避であり、それら全ての画像ファイルをQPB215に格納することができない場合もある。
これに対し本発明の実施形態2では、QPB215に格納したスタンプ画像ファイルとは異なるスタンプ画像ファイルを印刷時に任意の記憶領域から読み出して使用する。これにより、実施形態2では、QPB215の記憶容量を超えるサイズのスタンプ画像ファイルの使用も可能となる。本実施形態では、ユーザは、ファイルアクセス制限があるUIアプリケーションと記憶容量に制限のある記憶領域とを用いる場合でも、UIアプリケーションは記憶容量制限を超えるサイズの画像データをスタンプ画像として表示することができる。なお、以下では、実施形態1と異なる部分を主に説明し、実施形態1と共通する構成や処理は説明を省略する。
(拡張UIモジュールによるスタンプ画像ファイルの登録処理)
本実施形態においてユーザが、ローカルストレージ内の任意の記憶領域に格納された任意の画像をスタンプ画像ファイルとして登録する処理のフローについて、図4に示すスタンプ登録UI400を用いて説明する。
図12に、本発明の実施形態2に係る印刷システムにおいて、拡張UIモジュール224でのスタンプ画像ファイルの登録処理のフローチャートを示す。まず、図4に示す拡張UIモジュール224上のスタンプ登録UI400からスタンプ画像ファイルの読み込み処理を実行する。
S1201において拡張UIモジュール224は、スタンプ登録UI400のファイル名入力ボックス405又はファイル選択ボタン406を表示して、所望の画像ファイルの保存場所情報(ファイルパス)の入力を待つ。つまり、S1201において、拡張UIモジュール224は、ユーザからの指示に基づき、所望の画像ファイルの指定を受け付ける。
S1202において拡張UIモジュール224は、ユーザが指定した画像ファイルの保存場所(ファイルパス)を取得し、そこに画像ファイルが存在するか否かを、図3のS302と同様に判定する。
S1203において拡張UIモジュール224は、ユーザが指定した保存場所から画像ファイルを読み込む。そして拡張UIモジュール224は、読み込んだ画像ファイルをスタンプ画像ファイルとし、それに対応する識別情報を生成する。さらに、読み込んだ画像ファイルの解像度や色情報を落とすことによってデータ量を低減した圧縮データである圧縮画像データを作成する。
S1204において拡張UIモジュール224は、圧縮画像データをバイナリ形式でQPB215に保存する。さらに、この圧縮画像データに対応する識別情報と、圧縮画像データの元データで、無圧縮画像データである圧縮前の画像ファイルの保存先情報であるファイルパスと、をQPB215に保存する。
最後にS1205において拡張UIモジュール224は、読み込んだ画像ファイルの識別情報をUPB217に保存することにより、登録処理を終了する。UPB217には、登録された全てのスタンプ画像ファイルの識別情報の一覧が保存される。
なお、S1203において、拡張UIモジュール224は、圧縮画像データを生成する前に、読み込んだ画像ファイルを無圧縮で、ローカルストレージ内(典型的には読み込み元の記憶領域とは異なる記憶領域)に新たに保存してもよい。この場合、S1204において、拡張UIモジュール224は、圧縮前の画像ファイルのファイルパスとして、新たに保存した画像ファイルのファイルパスをQPB215に保存する。
本実施形態においても、WSDA200と拡張UIモジュール224との両方がアクセス可能な記憶領域としてQPB215およびUPB217を使用しているが、両アプリケーションが共にアクセス可能な記憶領域であれば、これらに限定されない。また、QPB215の空き容量が不足する場合は、圧縮画像データのデータサイズをQPB215の空き容量に収まるまで小さくすることができる。また、既存のデータを含む全データに対し、それらの合計のデータサイズがQPB215の記憶容量を下回るまで圧縮し直してもよい。
(WSDA上でのスタンプ画像の読み込み処理)
本実施形態におけるWSDA200上でのスタンプ画像ファイルの読み込み処理は、実施形態1の図9に示す処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。ただし、本実施形態の場合、S904では、WSDA200は、QPB215から識別情報に対応する圧縮画像データをスタンプ画像ファイルとして読み込む。そして、S905では、WSDA200は、WSDA200の記憶領域に、識別情報と、それに対応する圧縮画像データとを保存する。
(WSDA内でのスタンプ設定処理)
本実施形態におけるWSDA200上でのスタンプ設定処理は、図8を用いて説明した実施形態1の処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。ただし、WSDA200が提供する図8のUIにおいて、表示領域804に表示されるスタンプ画像808は、圧縮画像データに基づく画像が表示される。
(WSDAからの印刷処理)
本実施形態におけるWSDA200からの印刷処理は、実施形態1の図10に示す処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(レイアウトフィルター222の処理)
図13に、本発明の実施形態2に係る印刷システムにおいて印刷処理時にレイアウトフィルター222が実行する処理のフローチャートを示す。
S1301においてレイアウトフィルター222は、印刷ジョブを取得する。
S1302においてレイアウトフィルター222は、取得した印刷ジョブが含むPTを参照する。
S1303においてレイアウトフィルター222は、PTの中に、スタンプ設定情報が存在するか否かを判定する。PTにスタンプ設定情報が存在する場合、S1304に移行し、それが存在しない場合、S1309に移行する。
スタンプ設定情報が存在する場合、S1304においてレイアウトフィルター222は、PTに記載されたスタンプ機能に関するタグに含まれる値を参照し、スタンプ設定情報を取得する。
次に、S1305においてレイアウトフィルター222は、スタンプ設定情報に含まれるスタンプ画像ファイルの識別情報に基づき、対応するスタンプ画像ファイルが保存されている記憶領域のファイルパスがQPB215に存在するか否かを判定する。識別情報およびそれに対応するスタンプ画像ファイルの保存場所情報であるファイルパスがQPB215に存在する場合、S1306に移行し、それが存在しない場合、S1309に移行する。
それらがQPB215に存在する場合、S1306においてレイアウトフィルター222は、PTのスタンプ設定情報に含まれる識別情報に対応するスタンプ画像ファイルの保存場所情報であるファイルパスをQPB215から読み込む。
次に、S1307においてレイアウトフィルター222は、ファイルパスにスタンプ画像ファイルが存在するか否かを判定する。ファイルパスにスタンプ画像ファイルが存在する場合、S1308に移行し、存在しない場合、S1309に移行する。
ファイルパスにスタンプ画像ファイルが存在する場合、S1308においてレイアウトフィルター222は、ファイルパスからスタンプ画像ファイルを読み込む。そしてレイアウトフィルター222は、PTのスタンプ設定情報に基づき、印刷ジョブの描画データに対して印刷ジョブで指定された位置にスタンプ画像データを付加する。
最後にS1309においてレイアウトフィルター222は、印刷ジョブをレンダーフィルター223に送信し、処理を終了する。
尚、実施形態1と実施形態2とは切り替え可能にすることもでき、ユーザが選択したり、QPB215の空き容量に応じて拡張UIモジュール224が選択したりすることも可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。なお、プロセッサーとしては、CPU、MPU、GPU等を含む。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、これまで、スタンプ機能、印刷プレビューについて説明してきたが、本発明を用いれば、スタンプ機能の実行や、ファイルアクセスが制限されたWSDA200が、QPB215を用いてその他多くの任意の機能を実行させることが可能である。また、描画命令を発行するアプリケーションとしてWSDAを使用する構成としたが、WSDA以外のアプリケーションを用いてもよい。さらに、これまでMicrosoftのV4アーキテクチャのドライバについて、主に説明してきたが、他OSや他アーキテクチャにおいても実施例の機能が実現される場合も含まれるのは言うまでもない。
110 情報処理装置
120 印刷装置
200 WSDA
215 QPB
217 UPB
220 プリンタドライバ
222 レイアウトフィルター
224 拡張UIモジュール

Claims (11)

  1. UI(User Interface)を提供する機能を有していないドライバが選択された場合にUIを提供可能なUIアプリケーションのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存された画像データを取得する取得手段、
    所定の画面を表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させ、
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記UIアプリケーションとは異なる拡張UIアプリケーションが、前記UIアプリケーションがアクセスできない第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に所定の形式で保存した画像データであり、
    前記表示制御手段は、前記所定の画面内に、前記第1記憶領域から取得された画像データに基づく画像を付加用画像として表示させ
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記拡張UIアプリケーションが、前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に圧縮して所定の形式で保存した画像データであり、
    前記取得手段は、前記第1記憶領域から前記圧縮された所定の形式の画像データを取得することを特徴とするプログラム。
  2. 前記取得手段は、前記拡張UIアプリケーションにより第3記憶領域に保存された識別情報を取得し、前記取得された識別情報に基づき、前記第1記憶領域から前記識別情報に関連付けられた画像データを取得することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記取得手段は、前記拡張UIアプリケーションにより前記第3記憶領域に保存された名称情報を取得し、
    前記表示制御手段は、前記取得された名称情報を前記所定の画面内に表示させることにより、ユーザから前記付加用画像の選択を受け付けることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータを、
    ユーザからの指示に基づき、前記表示制御手段により前記所定の画面内において表示された前記付加用画像を、印刷時に使用する付加用画像として決定する決定手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記決定された付加用画像に関する情報に基づき、印刷設定を示す情報を編集する編集手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記取得手段は、前記圧縮された所定の形式の画像データの元データである無圧縮画像データの保存先に関する情報を取得し、
    前記取得された保存先から読み出された前記無圧縮画像データに基づく画像が、付加用画像として、描画アプリケーションにより生成された描画データに基づく画像上に付加されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記所定の画面はサンプル画像を含む画面であり、前記表示制御手段は、前記サンプル画像上に前記付加用画像を表示させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記所定の画面は、描画アプリケーションにより生成された描画データに基づく画像を含む画面であり、前記表示制御手段は、前記描画データに基づく画像上に前記付加用画像を表示させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム。
  9. UI(User Interface)を提供する機能を有していないドライバが選択された場合にUIを提供可能なUIアプリケーションがインストールされた情報処理装置であって、
    前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存された画像データを特定の画像データとして取得する取得手段と、
    所定の画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記UIアプリケーションとは異なる拡張UIアプリケーションが、前記UIアプリケーションがアクセスできない第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に所定の形式で保存した画像データであり、
    前記表示制御手段は、前記所定の画面内に、前記第1記憶領域から取得された画像データに基づく画像を付加用画像として表示させ
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記拡張UIアプリケーションが、前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に圧縮して所定の形式で保存した画像データであり、
    前記取得手段は、前記第1記憶領域から前記圧縮された所定の形式の画像データを取得することを特徴とする情報処理装置。
  10. UI(User Interface)を提供する機能を有していないドライバが選択された場合にUIを提供可能なUIアプリケーションおよび拡張UIアプリケーションがインストールされた情報処理装置であって、
    前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存された画像データを特定の画像データとして取得する取得手段と、
    所定の画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記拡張UIアプリケーションがアクセスでき、前記UIアプリケーションがアクセスできない第2記憶領域に保存された画像データを読み込む読み込み手段と、
    前記読み込んだ画像データに関連付けられた識別情報と共に、前記読み込んだ画像データを所定の形式で、前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存させる保存制御手段と、
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記読み込み手段が前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に所定の形式で保存した画像データであり、
    前記表示制御手段は、前記所定の画面内に、前記第1記憶領域から取得された画像データに基づく画像を付加用画像として表示させ
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記拡張UIアプリケーションが、前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に圧縮して所定の形式で保存した画像データであり、
    前記取得手段は、前記第1記憶領域から前記圧縮された所定の形式の画像データを取得することを特徴とする情報処理装置。
  11. UI(User Interface)を提供する機能を有していないドライバが選択された場合にUIを提供可能なUIアプリケーションおよび拡張UIアプリケーションのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存された画像データを特定の画像データとして取得する取得手段、
    所定の画面を表示手段に表示させる表示制御手段、
    前記拡張UIアプリケーションがアクセスでき、前記UIアプリケーションがアクセスできない第2記憶領域に保存された画像データを読み込む読み込み手段、
    前記読み込んだ画像データに関連付けられた識別情報と共に、前記読み込んだ画像データを所定の形式で、前記UIアプリケーションがアクセス可能な第1記憶領域に保存させる保存制御手段、
    として機能させ、
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記読み込み手段が前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に所定の形式で保存した画像データであり、
    前記表示制御手段は、前記所定の画面内に、前記第1記憶領域から取得された画像データに基づく画像を付加用画像として表示させ、
    前記第1記憶領域に保存された画像データは、前記拡張UIアプリケーションが、前記第2記憶領域から読み込んだ画像データを、前記第1記憶領域に圧縮して所定の形式で保存した画像データであり、
    前記取得手段は、前記第1記憶領域から前記圧縮された所定の形式の画像データを取得することを特徴とするプログラム。
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